JP2000309481A - エレベーター用のつり合いおもり - Google Patents

エレベーター用のつり合いおもり

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JP2000309481A JP11118154A JP11815499A JP2000309481A JP 2000309481 A JP2000309481 A JP 2000309481A JP 11118154 A JP11118154 A JP 11118154A JP 11815499 A JP11815499 A JP 11815499A JP 2000309481 A JP2000309481 A JP 2000309481A
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    • B66B17/00Hoistway equipment
    • B66B17/12Counterpoises

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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 おもりの形状精度が悪い場合でも、おもりが
容易に動かないよう複数点または面で押え付けることが
できるおもり押えを提供する。 【解決手段】 つり合いおもり1の縦枠4に係止される
コの字形の2つの金具30A,30Bを互いに共締めす
るための押えの一方を長孔にして、金具30A,30B
は、縦枠4に対する上下方向位置を互いに独立して調節
できるようにする。金具30A,30Bの下面にそれぞ
れ突起35を設けて、突起35により最上段のおもり2
を押え付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、エレベーターのつ
り合いおもりに設置し、つり合いおもりの急停止時等
に、おもりの飛上がりを防止するおもり押えに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図13は、エレベーターの全体構成を概
略的に示す図である。図13に示すように、エレベータ
ーの昇降路13上部の機械室14には巻上機(図示せ
ず)が設置されており、この巻上機のメインシーブ15
に吊り下げられた主索16の一端には乗りかご17が懸
架されている。一方、主索16の他端にはつり合いおも
り1が懸架されている。
【0003】図14は、図13のX方向から見たつり合
いおもり1の上部を示す図である。つり合いおもり1
は、溝形鋼や軟鋼板などを溶接で接合して枠状に形成し
たつり合いおもり枠1aと、つり合いおもり枠1aに保
持される複数枚のおもり2とを有している。
【0004】つり合いおもり枠1aには、その左右端に
上下方向に延びる一対の縦枠4が左右対称に設けられて
いる。縦枠4はおもり2側に溝が形成された溝形鋼から
なる。
【0005】縦枠4の上下端には、軟鋼の厚板から形成
された帯板状の横板5が横に溶接されている。縦枠4の
上下端には、小形の端板6がそれぞれ溶接されている。
また上側の横板5の中央には、接続板7が溶接されてい
る。接続板7には、主索16が接続される。
【0006】つり合いおもり1は、その縦枠4の外側に
設けられたガイドローラー(図示せず)と係合する昇降
路13に敷設された一対のガイドレール(図示せず)に
より上下方向に案内されている。つり合いおもり1は、
メインシーブ15を回転させることにより、乗りかご1
7とともにつるべ式に昇降路13を上下移動する。
【0007】また、左右の縦枠4、4の間には、複数の
おもり2が配置されている。これらおもり2は、縦枠4
の下端に溶接された横板(上側の横板6と略同一のも
の)上に順に積み重ねられている。各おもり2の左右端
には凸部が形成されており、各おもり2の凸部が縦枠4
の溝部に遊嵌されている。おもり2の枚数は、かご17
全体の重量に対応して調整される。
【0008】ところで、つり合いおもり1には、エレベ
ーターの急制動時または地震等により縦振動が生じた場
合に、おもり2があばれないように押えるおもり押え1
00が設けられている。おもり押え100はボルト及び
ナット101を介してつり合いおもり1の縦枠4に固定
され、その下面102で最上段のおもり2の上面を押え
付ける構成となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、つり合いおも
り1のおもり2として安価に製作可能な鋳物製のおもり
を用いた場合には、おもり2の厚さ寸法の精度の悪さ、
またはおもり2の表面の凸凹により、複数枚積重ねた場
合、最上段のおもり2の上面が縦枠4の長手方向と直角
(床面に対して水平)とはならない場合が多い(図15の
二点鎖線参照)。
【0010】このような場合に従来のおもり押え100
を用いると、図15に示すように、おもり押え100と
おもり2の接する部分の片側に隙間ができ、一点での接
触となってしまう。
【0011】このような状態では、エレベーター走行時
の振動によりおもり2が揺れてしまい、騒音を発生させ
る場合もある。また、エレベーターの急制動時や地震等
の縦振動により、おもり2の片方が飛び上がり、おもり
押え100に衝撃的に衝突することによりおもり押え1
00がずれてしまう可能性があり、この場合、復旧作業
に手間がかかる。
【0012】本発明は、上記実状に鑑みなされたもので
あり、おもりの形状精度が悪い場合でも、おもりが容易
に動かないよう複数点または面で押え付けることができ
るおもり押えを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、上下方向に延びる一対の縦枠と、前記一
対の縦枠間に配置されるとともにその両端が各縦枠にそ
れぞれ遊嵌されるおもりと、前記おもりを少なくとも上
下方向に関して前記縦枠に対して固定するための一対の
おもり押えと、を備えたエレベーター用のつり合いおも
りにおいて、前記各おもり押えは、前記おもりの奥行き
方向に関して互いに異なる位置で、前記おもりに接触し
て前記おもりを押え付ける第1の押付部材及び第2の押
付部材を含み、前記第1及び第2の押付部材は、前記お
もりとの接触面の上下方向に関する位置を、互いに独立
して調整可能となっていることを特徴としている。
【0014】また、本発明は、上下方向に延びる一対の
縦枠と、前記一対の縦枠間に配置されるとともにその両
端が各縦枠にそれぞれ遊嵌されるおもりと、前記おもり
を少なくとも上下方向に関して前記縦枠に対して固定す
るための一対のおもり押えと、を備えたエレベーター用
のつり合いおもりにおいて、前記各おもり押えは、前記
おもりの奥行き方向に関して互いに異なる位置で、前記
おもりに接触して前記おもりを押え付ける押付面を有す
る押付部材を有し、前記押付部材は、水平面に対する前
記押付面の傾斜角度を調節可能となっていることを特徴
としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。なお、以下の第1乃至第4の実施形
態に係るつり合いおもりは、従来技術に対しておもり押
えの部分のみが異なり、他の部分の構成は同一である。
第1乃至第4の実施形態において、従来技術と同一部分
については、同一符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0016】[第1の実施形態]まず、第1の実施形態
について説明する。図1乃至図3は、本実施形態に係る
おもり押え3Aの構成を詳細に示す図である。なお、従
来技術を説明する図15のおもり押え100を本実施形
態に係るおもり押え3Aに置換した場合に、図15のA
−A断面に相当する部位を表示する図が図1、図15の
領域Bに相当する部位を詳細に示す図が図2、図15の
矢印C方向からおもり押えを見た図が図3、である。
【0017】なお、以下、説明の簡略化のため、おもり
2の長手方向すなわちおもり2の幅方向(図1及び図2
における左右方向、図3の紙面法線方向)を左右方向と
言い、おもり2の奥行き方向(図1及び図2における上
下方向、図3の左右方向)を前後方向と言う(図4乃至
図12においても同じ)。
【0018】従来技術の説明においても述べたように、
各おもり2の左右端には凸部2aが形成されている。両
縦枠4の溝部4aは互いに対向しており、各おもり2の
左右方向両端の凸部2aは、両縦枠4の溝部4aにそれ
ぞれ遊嵌されている(図1参照)。
【0019】左右の縦枠4にはそれぞれ、おもり押え3
Aが取り付けられている。なお、つり合いおもり1は略
左右対称の構成を有し、両縦枠4に取り付けられるおも
り押え3Aは互いに同一のものであるため、以下、その
うち一方についてのみ説明することとする。
【0020】おもり押え3Aは、縦枠4に取り付けられ
る金具30A,30Bを有する。特に図1に詳細に示す
ように、金具30A,30Bは略コの字状に曲げ加工さ
れている。
【0021】なお、以下の説明において、金具30A,
30Bのコの字をなす各面のうち、図1おいて左側に位
置し図1の上下方向に延びる部分を第1部分31、図1
において右側に位置し図1の上下方向に延びる部分を第
3部分33、第1部分と第3部分とを連結するとともに
図1の左右方向に延びる部分を第2部分32ということ
とする。また、縦枠4のうち、図1において左側に位置
し図1の上下方向に延びる面を第1部分41、縦枠4の
部分のうち、図1において上側に位置し図1の左右方向
に延びる部分を第2部分42、図1において下側に位置
し図1の左右方向にに延びる部分を第3部分43という
こととする。なお、後に説明する第2乃至第4の実施形
態においても、これらの用語は同様の定義で用いられ
る。
【0022】金具30Aの第1部分31と第2部分32
とが接続される角部には、弧状の凸部34が形成されて
おり、これにより、金具30Aの第1部分31と第2部
分32とが、縦枠4の第1部分41及び第2部分42と
にそれぞれ密接できるようになっている。
【0023】なお、金具30Bも金具30Aと同形に曲
げ加工されているが、金具30Bの第1部分31と第3
部分33との距離が、金具30Aにおける第1部分31
と第3部分33との距離に対して板厚分だけ大きくなっ
ている。
【0024】金具30A,30Bは、図1に詳細形状が
示される座面が段付状に形成された特殊形状の座金8を
介して、固定用のボルト9及び固定用のナット10によ
り、縦枠4に固定されている。ボルト9及びナット10
をゆるめることにより、金具30A,30Bの上下方向
の位置を調整することができる。金具30Aは、縦枠4
の前側部分に固定され、金具30Bは、縦枠4の後側部
分に固定されている。金具30A,30Bの第3部分3
3は、後に詳述されるように共締めされ、これにより剛
性を高めている。
【0025】特に図3に詳細に示すように、金具30
A,30Bの第3部分33は、第2部分32から遠い側
が切り欠かかれており、これにより金具30A,30B
の第3部分33には、第2部分32側に、下方に突出す
る突起35が形成されている。
【0026】これらの金具30A,30Bの第3部分3
3同士は、おもり2側において互いに重ねられている。
金具30A,30Bの第3部分33には、孔36、37
がそれぞれ形成されている。金具30A,30Bのいず
れか一方の孔(本例では金具30Bの孔37)は、図4
に示すように長孔となっている。他方の孔は、長孔でも
正円の孔でもよい。これらの孔36,37には結合用の
ボルト11が挿通されており、ボルト11及びこれと螺
合する結合用のナット12により、金具30A,30B
が互いに結合される。
【0027】このように形成された金具30A,30B
は、金具30A,30Bのいずれか一方に長孔が形成さ
れているため、金具30A,30Bの上下方向に関する
相対位置を自在に調節することができる。このため、最
上段のおもり2の上面が縦枠4と直角(床面と水平)と
なっていなかった場合においても、金具30A,30B
を上下方向に関して段差を付けて取り付けることができ
る。
【0028】また、金具30A,30Bの第3部分33
の下面が切欠かれていることにより、おもり2の前後方
向に関して両端部分で、金具30A,30Bのそれぞれ
1箇所、計2箇所でおもりを押え付けることができる。
このため、最上段のおもり2の上面が水平面に対して傾
斜している場合でも、金具30A,30Bにより隙間な
くしっかりとおもり2を押えることができる。
【0029】なお、本実施形態においては、金具30
A,30Bの下部を切欠くことにより金具30A,30
Bに突起18を形成したが、金具30A,30Bに溶接
等により部材を接合することにより突起35を設けても
よい。
【0030】[第2の実施形態]次に、図4乃至図6を
参照して第2の実施形態について説明する。図4、図5
及び図6は、第1の実施形態の説明で参照した図1、図
2及び図3にそれぞれ対応する図である。なお、第2の
実施形態において、第1の実施形態と同一部分について
は、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0031】図4、図5及び図6に示すように、本実施
形態に係るおもり押え3Bは、おもり2を押し付けるた
めの金具50と、この金具50を支持するための基材と
してのコの字形の金具30C,30Dと、を有してい
る。
【0032】金具30C,30Dの全体形状及び金具3
0C,30Dを縦枠4に固定する手法は、第1の実施の
形態の金具30A,30Bのそれと略同一である。以
下、金具30A,30Bとの相違部分について説明す
る。
【0033】まず、金具30C,30Dの第3部分の下
面には、第1の実施の形態の金具30A,30Bに設け
られていた突起34は設けられていない。
【0034】また、コの字形の金具30Cの第3部分3
3には、上下方向に間隔をおいて形成された一対の孔3
6a,36bが形成されており、同様に、金具30Dの
第3部分333には、上下方向に間隔をおいて形成され
た一対の孔37a,37b(これらの孔36a,36
b、37a,37bは挿通されるボルト11の径に対応
した径の真円である)が形成されている。
【0035】次に金具50について説明する。金具50
は、金具30Dの第3部分33に密接する鉛直部分51
と、鉛直部分51と直交する方向に延びる水平部分52
とを有する。そして、この水平部分52の底面が最上段
のおもり2を押える押付面となっている。
【0036】また、特に図6に示すように、金具50に
は、その前後方向(図6左右方向)中央部に上下方向が
長手方向となる長孔53が形成されている。また、金具
50には、長孔53の上方に、長孔53の真上の位置を
基準として図6左右方向に対称に延びる長孔54が形成
されている。すなわち長孔53の長手方向と長孔54の
長手方向とは、互いに直交する関係にある。
【0037】金具30C,30Dの第3部分33の下側
に設けられた孔36b,37bと、金具50の下側に設
けられた長孔53には、ボルト11bが挿通されてい
る。金具30C,30Dの上側に設けられた孔36a,
37aと、金具50の上側に設けられた長孔54にも同
様に、ボルト11aが挿通されている。金具30C,3
0Dは、これら結合用のボルト11a,11bとこれら
にそれぞれ螺合する結合用のナット12a,12bを用
いて共締めされる。
【0038】ここで、金具50に長孔53、54が設け
られているため、金具50の底面の、水平面に対する傾
斜角度を調整することができる。このため、例えば、最
上段のおもり2の上面が縦枠4と直角(床面と水平)とな
っていなかった場合においても、面接触でおもりを押え
付けることができ、隙間なくしっかりおもりを押えるこ
とができる。
【0039】なお、上記実施形態においては、金具50
に形成された孔は縦方向及び横方向にそれぞれ延びる長
孔53、54であったが、これに代えて、一方の孔例え
ば下の孔を真円の孔とするとともに他方の孔(この場合
上の孔)を前記真円の孔を中心とする円弧状の長孔とし
てもよい。この場合も、同様の作用を持たせることがで
きる。
【0040】また、上記実施形態においては、金具50
を支持するための基材として、互いに結合されるコの字
形の金具30C,30Dを用いたが、これに限定される
ものではなく、金具50を支持するための基材は、縦枠
4に上下方向に位置調節可能に固定できるものならば、
他の構成のものを用いてもよい。
【0041】[第3の実施形態]次に、図7乃至図9を
参照して第3の実施形態について説明する。図7、図8
及び図9は、第1の実施形態の説明で参照した図1、図
2及び図3にそれぞれ対応する図である。なお、第3の
実施形態において、第2の実施形態と同一部分について
は、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0042】図8、図9及び図10に示すように、本実
施形態に係るおもり押え3Cは、おもり2を押し付ける
ための一対のボルト57,58と、ボルト57,58を
支持するための支持具としての金具50Aと、金具50
Aを支持する基材としてコの字形の金具30C,30D
(第2の実施形態の金具30C,30Dと全く同一のも
の)と、を有している。
【0043】金具50Aは、第2の実施形態に係る金具
50と略同一の全体形状を有する。以下、金具50Aと
金具50との相違点について説明する。金具50Aに
は、第2の実施形態の金具50に設けられていた長孔5
3,54に代えて、真円の孔55、56が形成されてい
る。従って、金具50自体の傾斜角度を調整することは
できない。
【0044】金具50Aの前後方向(図9左右方向)両
端には、雌ネジが形成されたネジ孔59a,59bが形
成されており、ネジ孔59a,59bにはボルト57、
58がそれぞれ螺合している。ボルト57、58の先端
は、最上段のおもり2の上面に当接する。
【0045】従って、最上段のおもり2の上端面が縦枠
4と直角(床面と水平)となっていなかった場合において
も、金具50Aのネジ孔に取り付けられたボルト57、
58の締め込み量を調節することにより、おもり2の上
面の前後方向(奥行き方向)端部を2点で押え付けるこ
とができ、隙間なくしっかりおもりを押えることができ
るようになる。
【0046】なお、上記実施形態においては、コの字形
の金具30C,30Dと金具50Aが別体に形成されボ
ルト結合されているが、これに限定されるものではな
く、金具50Aが金具30C若しくは金具30Dと一体
的に形成されていてもよい。
【0047】[第4の実施形態]次に、図10乃至図1
2を参照して第4の実施形態について説明する。図1
0、図11及び図12は、第1の実施形態の説明で参照
した図1、図2及び図3にそれぞれ対応する図である。
【0048】図10乃至図12に示すように、本実施形
態に係るおもり押え3Dは、おもりを押し付けるための
金具80すなわち押え金具と、一対の金具70A,70
Bと、一対のネジ棒91、92とを有する。
【0049】金具70A、70Bは、縦枠4の長手方向
(上下方向)の中央部より上部において、縦枠4の第3部
分43の前面及び第2部分42の後面にそれぞれ取り付
けられている。金具70A、70Bは、縦枠4から左右
方向におもり2側に向かって突出している。金具70
A、70Bは、上側から見た場合、おもり2の凸部2a
を、前後方向両側から挟む位置に配置されている。金具
70A、70Bのおもり2側の先端には、孔71、72
がそれぞれ形成されている。
【0050】金具80は、最上段おもり2の上に配設さ
れている。金具80は、最上段おもり2の凸部2aの上
を横切るように配置され、金具80の前後方向の長さ
は、おもり2の凸部2aの前後方向長さより大きい。金
具80の前後方向両端は、上側から見た場合、おもり2
の凸部2aからはみ出しており、その部分すなわち金具
80の両端部には、孔81、82が形成されている。
【0051】ネジ棒91、92の上下端には、雄ネジが
形成されている。ネジ棒91は、金具70Aの孔71と
その直上部にある金具80の孔81に挿通されている。
ネジ棒91の下側のネジ部には、ナット93a,93b
が螺合し、ナット93a,93bは金具80をその上下
両面から締め付けている。ネジ棒91の上側のネジ部に
は、ナット94a,94bが螺合し、金具80をその上
側から締め付けているなお、上側のナット94bはナッ
ト94aのゆるみ止めの役割を果たす。
【0052】同様に、ネジ棒92は、金具70Bの孔7
2とその直上部にある金具80の孔82に挿通されてお
り、ネジ棒91と同様にナット93a,93b、94
a,94bと螺合することにより、金具80と金具70
Bとを互いに結合している。
【0053】このため、例えば、最上段のおもり2の上
端面が縦枠4と直角(床面と水平)となっていなかった場
合においても、ナット94a,94bの締め込み量を調
節してネジ棒91,92による締結長さ(金具80と金
具70A若しくは金具70Bとの距離を意味する)を変
化させることにより、金具80の傾斜角度を調節するこ
とができる。このため、金具80の底面すなわち押付面
をおもり2に面接触させた状態でおもり2を金具80に
より押え付けることができ、隙間なくしっかりおもり2
を押えることができるようになる。
【0054】また、かごの仕様によりかごの重量が変化
し、つり合いおもりのおもり量が変化した場合において
も、長いのネジ棒91、92を用意しておけば、金具8
0の位置を容易に調整することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
おもりを確実に保持することができるため、おもり揺れ
による騒音の発生や、急制動を行う場合や縦振動が発生
した場合でもおもりの移動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるつり合いおもりの第1の実施形態
を示す図であって、つり合いおもり縦枠とこれに係止さ
れるおもり押えを拡大して示す図。
【図2】図1に示すおもり押えの前面図。
【図3】図1に示すおもり押えの側面図。
【図4】本発明によるつり合いおもりの第2の実施形態
を示す図であって、つり合いおもり縦枠とこれに係止さ
れるおもり押えを拡大して示す図。
【図5】図4に示すおもり押えの前面図。
【図6】図4に示すおもり押えの側面図。
【図7】本発明によるつり合いおもりの第3の実施形態
を示す図であって、つり合いおもり縦枠とこれに係止さ
れるおもり押えを拡大して示す図。
【図8】図7に示すおもり押えの前面図。
【図9】図7に示すおもり押えの側面図。
【図10】本発明によるつり合いおもりの第4の実施形
態を示す図であって、つり合いおもり縦枠とこれに係止
されるおもり押えを拡大して示す図。
【図11】図10に示すおもり押えの前面図。
【図12】図10に示すおもり押えの側面図。
【図13】エレベーター昇降路を概略的に示す図。
【図14】従来のつり合いおもりの上部を示す正面図。
【図15】図14に示すおもり押えの側面図。
【符号の説明】
1 つり合いおもり 2 おもり 3A,3B,3C,3D おもり押え 4 縦枠 30A 第1の金具 30B 第2の金具 30C,30D、70A,70B 基部 30A、57 第1の押付部材 30B、58 第2の押付部材 33 互いに重なり合う部分 37 長孔 50A ボルト保持具 57 第1のボルト 58 第2のボルト 50、80 押付部材 53 押付部材の第1の長孔 54 押付部材の第1の長孔 91、92 ネジ軸(ネジ棒)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に延びる一対の縦枠と、前記一対
    の縦枠間に配置されるとともにその両端が各縦枠にそれ
    ぞれ遊嵌されるおもりと、前記おもりを少なくとも上下
    方向に関して前記縦枠に対して固定するための一対のお
    もり押えと、を備えたエレベーター用のつり合いおもり
    において、 前記各おもり押えは、前記おもりの奥行き方向に関して
    互いに異なる位置で、前記おもりに接触して前記おもり
    を押え付ける第1の押付部材及び第2の押付部材を含
    み、 前記第1及び第2の押付部材は、前記おもりとの接触面
    の上下方向に関する位置を、互いに独立して調整可能と
    なっていることを特徴とする、つり合いおもり。
  2. 【請求項2】前記第1の押付部材は、縦枠の前記おもり
    の奥行き方向に関して前記縦枠の一側に固定されるとと
    もに前記縦枠に対して上下方向に関して位置調整が可能
    な第1の金具であって、前記おもりを押え付けるための
    下方に突設された押付部を有する第1の金具からなり、 前記第2の押付部材は、縦枠の前記おもりの奥行き方向
    に関して前記縦枠の他側に固定されるとともに前記縦枠
    に対して上下方向に関して位置調整が可能な第2の金具
    であって、下方に突設された前記おもりを押え付けるた
    めの押付部を有する第2の金具からなり、 前記第1及び第2の金具は互いに重なり合う部分を有
    し、前記第1及び第2の金具の互いに重なり合う部分に
    はそれぞれ孔が形成され、前記第1及び第2の金具は前
    記孔に挿通されるボルトにより互いに結合され、前記第
    1及び第2の金具の孔の少なくとも一方は上下方向が長
    手方向となる長孔となっていることを特徴とする、請求
    項1に記載のつり合いおもり。
  3. 【請求項3】前記各おもり押えは、 前記縦枠に固定される基部と、 前記基部に設けられるとともに、前記おもりの奥行き方
    向に関して互いに異なる位置に一対のボルト孔が形成さ
    れたボルト保持具と、 前記第1及び第2の押付部材として設けられた第1及び
    第2のボルトと、を有し、 前記第1及び第2のボルトは、前記ボルト保持具の各ボ
    ルト孔にそれぞれ螺着されるとともに、それぞれの先端
    部がそれぞれ前記おもりを押え付ける、ことを特徴とす
    る、請求項1に記載のつり合いおもり。
  4. 【請求項4】上下方向に延びる一対の縦枠と、前記一対
    の縦枠間に配置されるとともにその両端が各縦枠にそれ
    ぞれ遊嵌されるおもりと、前記おもりを少なくとも上下
    方向に関して前記縦枠に対して固定するための一対のお
    もり押えと、を備えたエレベーター用のつり合いおもり
    において、 前記各おもり押えは、前記おもりの奥行き方向に関して
    互いに異なる位置で、前記おもりに接触して前記おもり
    を押え付ける押付面を有する押付部材を有し、前記押付
    部材は、水平面に対する前記押付面の傾斜角度を調節可
    能となっていることを特徴とする、つり合いおもり。
  5. 【請求項5】前記各おもり押えは、前記縦枠に固定され
    た基部を更に有し、 前記押付部材は、上下方向に延びる第1の長孔と、水平
    方向に延びる第2の長孔と、を有し、 前記押付部材は、前記第1の長孔に挿入される第1のボ
    ルトと、前記第2の長孔に挿入される第2のボルトとに
    より前記基部に固定されている、ことを特徴とする、請
    求項4に記載のつり合いおもり。
  6. 【請求項6】前記各おもり押えは、 前記おもりをその奥行き方向両側から挟む位置に配置さ
    れるとともに、前記縦枠に固定された一対の基部と、 それぞれの一端側が前記各基部に結合されるとともに上
    下方向に延びる一対のネジ軸と、を更に有し、 前記押付部材は、前記おもりの奥行き方向に関して両側
    で、前記各ネジ軸とそれぞれ結合されており、 前記各ネジ軸の締結長さを調整することにより、前記押
    付部材の押付面の水平面に対する傾斜角度が調整可能と
    なっている、ことを特徴とする、請求項4に記載のつり
    合いおもり。
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