JP2024064307A - 足場板の固定具及びこれを用いるエレベータの作業用かご装置 - Google Patents

足場板の固定具及びこれを用いるエレベータの作業用かご装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来よりも作業性を向上することができる足場板の固定具及びこれを用いるエレベータの作業用かご装置を提供する。【解決手段】足場板の固定具1は、少なくとも一部に足場板の上面に当接する部分10Cを備える第1ブラケット10と、パイプ等の直状体に下方から係合する係合凹部11A及び係合凹部11Aに隣接する支持部11Bを備える第2ブラケット11と、第1ブラケット10から下方に突出して第2ブラケット11の支持部11Bを支持する支軸12であって、第2ブラケット11を支軸12の軸回りに回転可能かつ支軸12の軸方向に移動可能かつ支軸12の軸直交方向に対して傾動可能に支持する支軸12と、第2ブラケット11を第1ブラケット10側に付勢する付勢手段13とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、工事現場で作業床を構成するにあたり、パイプ(単管)等の直状体の上に載置される足場板を直状体に固定するための足場板の固定具に関する。また、本発明は、エレベータの据付工事でかご外枠に作業床を構成するにあたり、足場板の固定具を用いるエレベータの作業用かご装置に関する。
作業床の構成方法として、一対のパイプをそれぞれ横向きかつ互いに所定の間隔を有して平行に設置し、この上に複数本の足場板を横並びに載置した後、各足場板をパイプに固定して全体を一体化するという方法が多く用いられる。従来、固定手段としては、荷締めベルトや番線の使用が一般的であった(特許文献1の図12)
しかし、これらの場合、作業にある程度の熟練を要するため、作業者によって、完成度や所要時間に差が生じてしまう。また、まだ固定されていない足場板の上に乗らなければならない場合があり、安全性にも問題がある。そこで、これらの対策として、各種の足場板の固定具が提案されている(特許文献2,3)
特許文献2に記載された足場板の固定具は、固定具本体と、固定具本体に突設される足場用のパイプ把持部と、パイプ把持部側で固定具本体に互いに離間して逆L字状に立ち上げ突設される一対の足場板押さえ部とを備えるものである。
また、特許文献3に記載された1つの足場板の固定具は、パイプの下部を支える支持板と、支持板から水平方向に延びるナット固定部材と、ナット固定部材に固定されるナットと、ナット固定部材の端部から起立する足場板支持片と、足場板の上面に当接する押え板と、押え板を貫通してナットに螺合されるボルトとを備え、ボルトを回して支持板を引き上げながら支持板と押え板と足場支持片とでパイプ及び足場板を挟持するものである。
また、特許文献3に記載されたもう1つの足場板の固定具は、足場板の上面に当接する押え板と、押え板から垂下するナット固定板と、ナット固定板に固定されるナットと、パイプの下部を支える支持板と、支持板から水平方向に延びるボルトガイド板と、ボルトガイド板を貫通してナットに螺合されるボルトと、ボルトガイド板の端部から起立する足場板支持片とを備え、ボルトを回して支持板を引き上げながら支持板と押え板と足場支持片とでパイプ及び足場板を挟持するものである。
特開平7-109833号公報 実開昭61-9452号のマイクロフィルム 特開2017-115304号公報
しかし、特許文献2に記載された足場板の固定具にあっては、まず、パイプの上に1本の足場板を載置し、次に、固定具のパイプ把持部をパイプの下側から嵌着した後、固定具を足場板の側縁に当接するように軸方向にずらし、次に、新たに1本の足場板を横並びに載置し、これらの作業を足場板の本数だけ繰り返すという方法が採られる。このため、複数本の足場板が横並びに載置された状態では、固定具を取付け、取外しすることは困難であり、作業性が悪いという問題がある。
また、特許文献3に記載された足場板の固定具において、支持板は、ボルトを回すことにより上下に平行移動する。このため、支持板をパイプに係合し、又は支持板をパイプから係合解除するためには、ボルトを幾度も回転操作しなければならず、作業性が悪いという問題がある。これは、支持板をパイプに強固に係合させるために支持板の凹部の形状を深くすればするほど顕著となる。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、従来よりも作業性を向上することができる足場板の固定具及びこれを用いるエレベータの作業用かご装置を提供することを課題とする。
本発明に係る足場板の固定具は、
直状体の上に載置される足場板を直状体に固定するための足場板の固定具であって、
少なくとも一部に足場板の上面に当接する部分を備える第1ブラケットと、
直状体に下方から係合する係合凹部及び係合凹部に隣接する支持部を備える第2ブラケットと、
第1ブラケットから下方に突出して第2ブラケットの支持部を支持する支軸であって、第2ブラケットを支軸の軸回りに回転可能かつ支軸の軸方向に移動可能かつ支軸の軸直交方向に対して傾動可能に支持する支軸と、
第2ブラケットを第1ブラケット側に付勢する付勢手段とを備える
足場板の固定具である。
ここで、本発明に係る足場板の固定具の一態様として、
付勢手段は、支軸のうち第2ブラケットの支持部よりも下方に突出する部分に支軸の軸直交方向回りに回転可能に取り付けられ、回転中心から周面までの距離が回転角度の変化に応じて増加するカム面を有する操作部材である
との構成を採用することができる。
また、本発明に係る足場板の固定具の他態様として、
第1ブラケットは、足場板の下面側に配置される基部と、基部から上方に突出して隣り合う2本の足場板間の隙間を通る縦片部と、縦片部の上端部から横方向に突出して足場板の上面に当接する当接部とを備え、
支軸は、第1ブラケットの基部から下方に突出する
との構成を採用することができる。
また、この場合、
付勢手段は、支軸のうち第2ブラケットの支持部よりも下方に突出する部分に支軸の軸直交方向回りに回転可能に取り付けられ、回転中心から周面までの距離が回転角度の変化に応じて増加するカム面を有する操作部材である
との構成を採用することができる。
あるいは、
第1ブラケットの縦片部及び当接部は、隣り合う2本又は3本以上の足場板のそれぞれに対応して2組又は3組以上設けられる
との構成を採用することができる。
また、本発明に係る足場板の固定具の別の態様として、
第1ブラケットは、隣り合う2本又は3本以上の足場板に跨って足場板の上面に当接する基部を備え、
支軸は、第1ブラケットの基部から下方に突出して隣り合う2本の足場板間の隙間を通ってさらに足場板の下面よりも下方に突出する第1支軸であり、
第1支軸に加え、第1ブラケットの基部のうち第1支軸から基部の長手方向の直交方向に所定の間隔を有して離間する箇所から下方に突出して隣り合う2本の足場板間の隙間を通ってさらに足場板の下面よりも下方に突出する第2支軸を備え、
第2ブラケットの支持部は、係合凹部を挟んで1対設けられ、第1支軸に支持される第1支持部と、第1支軸の軸回りの第2ブラケットの回転を許容するスリットを備えて第2支軸に支持される第2支持部とを備え、
付勢手段は、第1支軸のうち第2ブラケットの第1支持部よりも下方に突出する部分に配置され、第2ブラケットを第1支軸の軸方向上方に弾性付勢する弾性部材である
との構成を採用することができる。
また、この場合、
第1ブラケットの基部は、基部の長手方向の直交方向における両側縁から直交方向に突出する1対の突片部を備え、
第1支軸は、一方の突片部に配置され、第2支軸は、他方の突片部に配置される
との構成を採用することができる。
また、本発明に係るエレベータの作業用かご装置は、
かご外枠に作業床を備え、作業床において直状体の上に載置される足場板を直状体に固定するために上記いずれかの足場板の固定具を用いる
エレベータの作業用かご装置である。
本発明によれば、第2ブラケットは、支軸の軸回りに回転可能かつ支軸の軸方向に移動可能かつ支軸の軸直交方向に対して傾動可能である。これにより、複数本の足場板が横並びに載置された状態であっても、固定具を取付け、取外しすることができる。また、第2ブラケットの傾動を利用することにより、第2ブラケットを直状体に係合し、又は、第2ブラケットを直状体から係合解除することが容易となる。そして、付勢手段により第2ブラケットを第1ブラケット側に付勢することにより、第1ブラケットと第2ブラケットとで直状体及び足場板を挟持し、足場板を直状体に固定することができる。このため、本発明によれば、従来よりも作業性を向上することができる。
図1(a)は、実施形態1に係る足場板の固定具の正面図である。図1(b)は、実施形態1に係る足場板の固定具の分解正面図である。図1(c)は、実施形態1に係る足場板の固定具の右側面図である。 図2(a)は、実施形態1に係る足場板の固定具の上面図である。図2(b)は、実施形態1に係る足場板の固定具の下面図である。 図3(a)は、実施形態1に係る足場板の固定具を用いて足場板をパイプに固定した状態を斜め下方から見た斜視図である。図3(b)は、その状態を斜め上方から見た斜視図である。 図4(a)は、他実施形態1-1に係る足場板の固定具の正面図である。図4(b)は、他実施形態1-2に係る足場板の固定具の正面図である。 図5(a)は、実施形態2に係る足場板の固定具の正面図である。図5(b)は、実施形態2に係る足場板の固定具の右側面図である。図5(c)は、実施形態2に係る足場板の固定具の分解右側面図である。 図6(a)は、実施形態2に係る足場板の固定具の上面図である。図6(b)は、実施形態2に係る足場板の固定具の下面図である。 図7(a)は、実施形態2に係る足場板の固定具を用いて足場板をパイプに固定した状態を斜め下方から見た斜視図である。図7(b)は、その状態を斜め上方から見た斜視図である。 図8(a)は、他実施形態2-1に係る足場板の固定具の上面図である。図8(b)は、他実施形態2-2に係る足場板の固定具の上面図である。図8(c)は、他実施形態2-3に係る足場板の固定具の上面図である。 図9は、実施形態1に係る足場板の固定具の適用例であるエレベータの作業用かご装置を斜め上方から見た斜視図である。 図10は、エレベータの作業用かご装置の上部作業場を斜め下方から見た斜視図である。 図11は、実施形態2に係る足場板の固定具の適用例であるエレベータの作業用かご装置を斜め上方から見た斜視図である。 図12は、エレベータの作業用かご装置の上部作業場を斜め下方から見た斜視図である。
<実施形態1>
以下、本発明に係る足場板の固定具の実施形態1について説明する。
図1及び図2に示すように、足場板の固定具1(以下、略して「固定具1」という)は、パイプの上に載置される足場板をパイプに固定するためのものであって、第1ブラケット10と、第2ブラケット11と、支軸12と、カムレバー13とを備える。第1ブラケット10は、少なくとも一部に足場板の上面に当接する部分10Cを備える。第2ブラケット11は、パイプに下方から係合する係合凹部11A及び係合凹部11Aに隣接する支持部11Bを備える。支軸12は、第1ブラケット10から下方に突出し、第2ブラケット11の支持部11Bを支持し、かつ、第2ブラケット11を支軸12の軸回りに回転可能かつ支軸12の軸方向に移動可能かつ支軸12の軸直交方向に対して傾動可能に支持する。カムレバー13は、回転操作により第2ブラケット11を第1ブラケット10側に付勢する(押し上げる)付勢手段である。
第1ブラケット10は、基部10Aと、縦片部10Bと、当接部10Cとを備える。基部10Aは、足場板の下面側に配置される。基部10Aは、足場板の幅方向である第1方向に長尺で、足場板の幅と同じ長さを有する帯板である。基部10Aは、長手方向の所定の箇所(本実施形態においては、中央部であるが、中央部からいずれかの端部に寄った箇所でもよい。)にネジ孔10Aaを備える。縦片部10Bは、基部10Aから上方に突出して隣り合う2本の足場板間の隙間を通る。縦片部10Bは、足場板の厚みよりも長い長さを有する帯板である。縦片部10Bは、基部10Aの各端部から上方に突出する。当接部10Cは、縦片部10Bの上端部から横方向に突出して足場板の上面に当接する。当接部10Cは、足場板の幅よりも短い長さを有する帯板である。当接部10Cは、各縦辺部10Bの上端部から同じ横方向に突出する。本実施形態においては、基部10A、2つの縦片部10B,10B及び2つの当接部10C,10Cは、所定の厚みを有して十分な剛性を有する1本の金属製の帯板を適宜の箇所で屈曲することにより形成される。
第2ブラケット11は、係合凹部11Aと、支持部11Bとを備える。係合凹部11Aは、V字状に屈曲され(半円弧状に湾曲される形態でもよい。)、パイプに下方から係合する。係合凹部11Aは、パイプの直径よりも長い長さを有する帯板である。支持部11Bは、係合凹部11Aの一方の端縁から突出し、水平面に沿う平坦な帯板である。支持部11Bは、支軸12の後述する軸部12Aよりも大きい通孔11Baを備える。通孔11Baは、円孔であり、支軸12の軸部12Aよりも大径である。本実施形態においては、係合凹部11A及び支持部11Bは、所定の厚みを有して十分な剛性を有しつつも第1ブラケット10の厚みよりは小さいためにある程度の弾性を有する1本の金属製の帯板を適宜の箇所で屈曲することにより形成される。
支軸12は、軸部12Aと、回転軸部12Bとを備える。軸部12Aは、ネジ軸であり、上端部が第1ブラケット10の基部10Aのネジ孔10Aaに螺合することにより、支軸12は、第1ブラケット10の基部10Aから下方に突出する。軸部12Aの突出部分が第2ブラケット11の支持部11Bの通孔11Ba及びワッシャ状の介装部材14の内孔を挿通することにより、軸部12Aの突出部分には、第2ブラケット11の支持部11B及び介装部材14が配置される。回転軸部12Bは、円柱体である。回転軸部12Bは、その軸直交方向に沿って形成されるネジ孔を備え、軸部12Aの下端部がこのネジ孔に螺合することにより、軸部12A及び回転軸部12Bは、一体化される。
カムレバー13は、カム部13Aと、レバー部13Bとを備える。カム部13Aは、軸孔13Aaを備え、軸孔13Aaに支軸12の回転軸部12Bが挿入されることにより、カムレバー13は、軸孔13Aaの中心(支軸12の回転軸部12Bの中心)を中心として支軸12の軸直交方向回りに回転自在となる。カム部13Aは、回転中心から周面までの距離が回転角度の変化に応じて増加するカム面を有する。より詳しくは、カムレバー13は、第1ブラケット10の基部10Aに対して起立した状態(第1回転角度)と基部10Aに沿う状態(第2回転角度)との間で揺動可能であるが、カム面は、第1回転角度から第2回転角度に向かうにつれて回転中心から周面までの距離が次第に大きくなるように設定される。これにより、カムレバー13を起こした状態では、第1ブラケット10の基部10Aとカム面との間隔が第2ブラケット11の支持部11B及び介装部材14の合計厚みよりも大きくなって隙間が生じ、第2ブラケット11は、支軸12の軸回りに回転可能かつ支軸12の軸方向に移動可能かつ支軸12の軸直交方向に対して傾動可能となる。これに対し、カムレバー13を倒した状態では、隙間が無くなり、介装部材14の面による締付力が付与され、第2ブラケット11の回転、移動及び傾動が規制(ロック)されて、第2ブラケット11は、第1ブラケット10に一体的に固定される。
実施形態1に係る固定具1の構成は、以上のとおりである。次に、この使用方法(足場板の固定方法)について説明する。
図3に示すように、固定具1は、隣り合う2本の足場板4,4をパイプ3に固定する。すなわち、第1ブラケット10の一方の当接部10Cが一方の足場板4の上面に当接し、他方の当接部10Cが他方の足場板4の上面に当接し、第2ブラケット11がパイプ3に下方から係合した状態で、カムレバー13を締めることにより、パイプ3及び2本の足場板4,4が第1ブラケット10と第2ブラケット11とに挟持され、2本の足場板4,4がパイプ3に固定される。
固定具1は、カムレバー13によるロックを解除した状態にして、(必要であれば、第2ブラケット11を第1ブラケット10と平行になるように回転しておき、)既に載置されている足場板4,4の端からスライドして装着する。このとき、第1ブラケット10がパイプ3よりも外側(足場板4の長手方向の端側)に位置するように装着するのではなく、第1ブラケット10がパイプ3よりも内側(足場板4の長手方向の中央側)に位置するように装着したい場合は、2本の足場板4,4を若干パイプ3から浮かし、固定具1がパイプ3を通過できるようにする必要がある。あるいは、固定具1は、予め2本の足場板4,4に装着し、カムレバー13によるロックを解除するとともに、第2ブラケット11を第1ブラケット10と平行になるように回転した状態にしてから、2本の足場板4,4をパイプ3の上に載置するようにしてもよい。
そして、第2ブラケット11を第1ブラケット10と平行になるように回転しておいた場合は、第2ブラケット11は、90度回転操作され、パイプ3と交差するように合わせられる。あるいは、そうでない場合は、第2ブラケット11は、固定具1のスライド動作により、パイプ3に対して直交方向から進入し、パイプ3と交差するように合わせられる。いずれの場合であっても、カムレバー13が緩められた状態において、第2ブラケット11は、支軸12の軸方向に移動可能かつ支軸12の軸直交方向に対して傾動可能である。このため、第2ブラケット11は、支障なくパイプ3を乗り越えることができる。
以上のとおり、実施形態1に係る固定具1によれば、第2ブラケット11は、支軸12の軸回りに回転可能かつ支軸12の軸方向に移動可能かつ支軸12の軸直交方向に対して傾動可能である。これにより、複数本の足場板4,…が横並びに載置された状態であっても、固定具1を取付け、取外しすることができる。また、第2ブラケット11の傾動を利用することにより、第2ブラケット11をパイプ3に係合し、又は、第2ブラケット11をパイプ3から係合解除することが容易となる。そして、ロックレバー13により第2ブラケット11を第1ブラケット10側に付勢することにより、第1ブラケット10と第2ブラケット11とでパイプ3及び足場板4,…を挟持し、足場板4,…をパイプ3に固定することができる。このため、実施形態1に係る固定具1によれば、操作が簡単となり、従来よりも作業性を向上することができる。
また、実施形態1に係る固定具1によれば、1つの固定具1で隣り合う2本の足場板4,4を固定することができる。このため、実施形態1に係る固定具1によれば、固定具1の使用個数を少なくし、作業時間を短縮することができる。
また、実施形態1に係る固定具1によれば、第2ブラケット11は、カムレバー13により第1ブラケット10側に付勢され、パイプ3に押し付けられる。このため、実施形態1に係る固定具1によれば、強固な固定力を得ることができる。
また、実施形態1に係る固定具1によれば、隣り合う2本の足場板4,4間の隙間に固定具1の構成の一部である第1ブラケット10の縦片部10Bが介在する。このため、実施形態1に係る固定具1によれば、足場板4の横ずれを防止することができる。
<実施形態1の他実施形態>
図4(a)に示す固定具1は、第1ブラケット10の一方の当接部10Cが他方の当接部10Cに向き、1本の足場板4を固定することができる。また、図4(b)に示す固定具1は、第1ブラケット10の基部10Aが隣り合う2本の足場板4,4の幅と同じ長さを有し、この中間部に縦片部10B及び当接部10Cが追加されることにより、3本の足場板4,4,4を固定することができる。なお、追加の縦片部10B及び当接部10Cは、縦片部10Bの下端部から横方向に突出する接合部10Dが基部10Aに溶接等の接合手段により接合されることにより、基部10Aと一体化される。
<実施形態2>
次に、本発明に係る足場板の固定具の実施形態2について説明する。
図5及び図6に示すように、足場板の固定具2(以下、略して「固定具2」という)は、パイプの上に載置される足場板をパイプに固定するためのものであって、第1ブラケット20と、第2ブラケット21と、第1支軸22と、第2支軸23とを備える。第1ブラケット20は、全体的に足場板の上面に当接する。第2ブラケット21は、パイプに下方から係合する係合凹部21A及び係合凹部21Aに隣接する第1支持部21B及び第2支持部21Cを備える。第1支軸22は、第1ブラケット20から下方に突出して隣り合う2本の足場板間の隙間を通ってさらに足場板の下面よりも下方に突出し、第2ブラケット21の第1支持部21Bを支持し、かつ、第2ブラケット21を第1支軸22の軸回りに回転可能かつ第1支軸22の軸方向に移動可能かつ第1支軸22の軸直交方向に対して傾動可能に支持する。第2支軸23は、第1ブラケット20から下方に突出して隣り合う2本の足場板間の隙間を通ってさらに足場板の下面よりも下方に突出し、第2ブラケット21の第2支持部21Cを支持する。
第1ブラケット20は、基部20Aと、第1縦片部20Bと、第2縦片部20Cとを備える。基部20Aは、足場板の上面に配置される。基部20Aは、足場板の幅方向である第1方向に長尺で、隣り合う2本の足場板の幅と同じ長さを有し、隣り合う2本の足場板に跨って足場板の上面に当接する帯板である。基部20Aは、長手方向の所定の箇所(本実施形態においては、中央部であるが、中央部からいずれかの端部に寄った箇所でもよい。)において長手方向の直交方向における両側縁から直交方向に突出する1対の突片部20Aa,20Aaを備える。各突片部20Aaは、通孔20Abを備える。第1縦片部20Bは、基部20Aの長手方向の一方の端縁の一部(本実施形態においては、中央部を除く左右端部)から下方に突出して隣り合う2本の足場板間の隙間に入る。第1縦片部20Bは、足場板の厚みと同じかこれよりも短い長さを有する帯板である。第2縦片部20Cは、基部20Aの長手方向の他方の端縁の一部(本実施形態においては、第1縦片部20Bが形成されない領域である中央部)から下方に突出して隣り合う2本の足場板間の隙間に入る。第2縦片部20Cは、足場板の厚みと同じかこれよりも短い長さを有する帯板である。本実施形態においては、基部20A、第1縦片部20B及び第2縦片部20Cは、所定の厚みを有して十分な剛性を有する1本の金属製の帯板を適宜の箇所で屈曲することにより形成される。
第2ブラケット21は、係合凹部21Aと、第1支持部21Bと、第2支持部21Cとを備える。係合凹部21Aは、V字状に屈曲され(半円弧状に湾曲される形態でもよい。)、パイプに下方から係合する。係合凹部21Aは、パイプの直径よりも長い長さを有する帯板である。第1支持部21Bは、係合凹部21Aの一方の端縁から突出し、水平面に沿う平坦な帯板である。第1支持部21Bは、第1支軸22の後述する軸部よりも大きい通孔21Baを備える。通孔21Baは、円孔であり、第1支軸22の軸部よりも大径である。第2支持部21Cは、係合凹部21Aの他方の端縁から突出し、水平面に沿う平坦な帯板である。第2支持部21Cは、第2支軸23の後述する軸部が出入りするスリット21Caを備える。第2支持部21Cは、第1支持部21Bよりも低位置となるように設けられる。本実施形態においては、係合凹部21A、第1支持部21B及び第2支持部21Cは、所定の厚みを有して十分な剛性を有しつつも第1ブラケット20の厚みよりは小さいためにある程度の弾性を有する1本の金属製の帯板を適宜の箇所で屈曲することにより形成される。
第1支軸22は、軸部と、係止部と、拡大部と、圧縮バネ22Bとを備える。軸部は、第1ブラケット20の一方の突片部20Aaの通孔20Abに挿通されるボルト22Aのネジ部により構成される。支持部は、軸部の上端側に設定され、ボルト22Aの頭部により構成され、第1ブラケット20の一方の突片部20Aaに係止され、必要に応じて溶接等の接合手段により接合される。拡大部は、軸部の下端側に設定され、ボルト22Aのネジ部に挿通される又は螺合するワッシャ22C及びナット(ダブルナット)22Dにより構成される。
圧縮バネ22Bは、第1支軸22の軸部のうち第2ブラケット21の第1支持部21Bよりも下方に突出する部分、すなわち、第2ブラケット21の第1支持部21Bと第1支軸22の拡大部との間に配置され、第2ブラケット21を第1支軸22の軸方向上方に弾性付勢する弾性部材であり、第2ブラケット21を第1ブラケット20側に付勢する(押し上げる)付勢手段である。
第2支軸23は、軸部と、係止部と、拡大部とを備える。軸部は、第1ブラケット20の他方の突片部20Aaの通孔20Abに挿通されるボルト23Aのネジ部により構成される。支持部は、軸部の上端側に設定され、ボルト23Aの頭部により構成され、第1ブラケット20の他方の突片部20Aaに係止される。拡大部は、軸部の下端側に設定され、ボルト23Aのネジ部に挿通される又は螺合するワッシャ23B及びナット23Cにより構成される。
実施形態2に係る固定具2の構成は、以上のとおりである。次に、この使用方法(足場板の固定方法)について説明する。
図7に示すように、固定具2は、隣り合う2本の足場板4,4をパイプ3に固定する。すなわち、第1ブラケット20が隣り合う2本の足場板4,4の上面に当接し、第2ブラケット21がパイプ3に下方から係合し、かつ、第2ブラケット21の第2支持部21Cが第2支軸23に支持された状態で、第2支軸23のナット23Cを締めることにより、パイプ3及び2本の足場板4,4が第1ブラケット20と第2ブラケット21とに挟持され、2本の足場板4,4がパイプ3に固定される。
固定具2は、(必要であれば、第2ブラケット21を第1ブラケット20と平行になるように回転しておき、)既に載置されている足場板4,4の端からスライドして装着する。このとき、第2支軸23がパイプ3よりも内側(足場板4の長手方向の中央側)に位置するように装着したい場合、又は、第1支軸22がパイプ3よりも内側に位置するように装着したい場合、のいずれの場合であっても、2本の足場板4,4を若干パイプ3から浮かし、固定具2がパイプ3を通過できるようにする必要がある。あるいは、固定具2は、予め2本の足場板4,4に装着し、第2ブラケット21を第1ブラケット20と平行になるように回転した状態にしてから、2本の足場板4,4をパイプ3の上に載置するようにしてもよい。
そして、第2ブラケット21を第1ブラケット20と平行になるように回転しておいた場合は、第2ブラケット21は、90度回転操作され、パイプ3と交差するように合わせられる。あるいは、そうでない場合は、第2ブラケット21は、固定具2のスライド動作により、パイプ3に対して直交方向から進入し、パイプ3と交差するように合わせられる。いずれの場合であっても、第2ブラケット21は、第1支軸22の軸方向に移動可能かつ第1支軸22の軸直交方向に対して傾動可能であり、しかも、圧縮バネ22Bを押し下げることにより、さらに移動量及び傾動量を大きくすることができる。このため、第2ブラケット21は、支障なくパイプ3を乗り越えることができる。
以上のとおり、実施形態2に係る固定具2によれば、第2ブラケット21は、第1支軸22の軸回りに回転可能かつ第1支軸22の軸方向に移動可能かつ第1支軸22の軸直交方向に対して傾動可能である。これにより、複数本の足場板4,…が横並びに載置された状態であっても、固定具2を取付け、取外しすることができる。また、第2ブラケット21の傾動を利用することにより、第2ブラケット21をパイプ3に係合し、又は、第2ブラケット21をパイプ3から係合解除することが容易となる。そして、圧縮バネ22Bにより第2ブラケット21を第1ブラケット20側に付勢することにより、第1ブラケット20と第2ブラケット21とでパイプ3及び足場板4,…を挟持し、足場板4,…をパイプ3に固定することができる。このため、実施形態2に係る固定具2によれば、操作が簡単となり、従来よりも作業性を向上することができる。
また、実施形態2に係る固定具2によれば、1つの固定具2で隣り合う2本の足場板4,4を固定することができる。このため、実施形態2に係る固定具2によれば、固定具2の使用個数を少なくし、作業時間を短縮することができる。
また、実施形態2に係る固定具2によれば、第2ブラケット21は、圧縮バネ22Bにより第1ブラケット20側に付勢され、パイプ3に押し付けられる。このため、実施形態2に係る固定具2によれば、強固な固定力を得ることができる。
また、実施形態2に係る固定具2によれば、隣り合う2本の足場板4,4間の隙間に固定具2の構成の一部である第1ブラケット20の第1縦片部20B及び第2縦片部20Cが介在する。このため、実施形態2に係る固定具2によれば、足場板4の横ずれを防止することができる。
しかも、実施形態2に係る固定具2によれば、隣り合う2つの固定具2,2において、一方の固定具2の第1ブラケット20の第1縦片部20Bと、他方の固定具2の第1ブラケット20の第2縦片部20Cとは、干渉せず、第1ブラケット20の長手方向の直交方向に沿って列をなすように配置される。このため、実施形態2に係る固定具2によれば、隣り合う2本の足場板4,4間の隙間を可能な限り小さくし、複数本の足場板4,…を密に配置することができる。
<実施形態2の他実施形態>
しかし、図8(a)及び(b)に示すように、第1ブラケット20の第1縦片部20B及び第2縦片部20Cは必須ではない。また、図8(b)に示すように、第1縦片部20B及び第2縦片部20Cを設けない場合、第1ブラケット20は短くてもよい。また、第1ブラケット20の突片部20Aaも必須ではない。
また、図8(c)に示す固定具2は、第1ブラケット20の基部20Aが隣り合う3本の足場板4,4,4の幅と同じ長さを有し、この1/3箇所に第1支軸22及び第2支軸23の位置が設定されることにより、3本の足場板4,4,4を固定することができる。なお、図8(c)は、図6、図8(a)及び(b)よりも小さい縮尺で記載している。
<実施形態1の適用例>
次に、実施形態1に係る固定具1の適用例として、エレベータの作業用かご装置について説明する。なお、エレベータの作業用かご装置(以下、略して「作業用かご装置」という)とは、エレベータの据付工事において、予め他の工法(足場、ゴンドラ等の使用)にてガイドレール工事及び機械室工事を施工し、本設(実際にエレベータの構成として使用される)の装置(かご外枠、かごシーブ、主ロープ、巻上機等)を駆動可能な状態にした後、かご外枠に作業場を構成し、昇降路内でかご外枠を昇降させて他の工事を施工する工法に用いられる装置のことをいう。
図9及び図10に示すように、作業用かご装置は、本設のかご外枠5と、本設のかごシーブケース6と、本設の主ロープ7と、仮設の下部作業場8と、仮設の上部作業場9とを備える。実施形態1に係る固定具1は、上部作業場9の上部作業床90においてパイプ3の上に載置される複数本の足場板4,…をパイプ3に固定するために用いられる。
かご外枠5は、左右の縦枠5a,5aと、下横枠5bと、上横枠5cとで構成される。各枠5a,5b,5cは、たとえばチャンネル鋼(溝形鋼)を用いて構成される。下横枠5bは、左右の縦枠5a,5aの下端部同士を連結する。上横枠5cは、左右の縦枠5a,5aの上端部同士を連結する。上横枠5cは、所定の間隔を空けて配置した2本の鋼材を用いて構成される。上横枠5cの中央部の下には、かごシーブケース6が取り付けられる。かごシーブケース6内には、かごシーブ(図示しない)が回転可能に収容される。主ロープ7は、上横枠5cの2本の鋼材間の隙間を通ってかごシーブに巻き掛けられる。巻上機(図示しない)の駆動シーブ(図示しない)が回転駆動することにより、主ロープ7が走行し、これに伴い、かごシーブが取り付けられている作業用かご装置が昇降路内を昇降可能となる。
下部作業場8は、下部作業床80と、墜落防止設備81とを備える。下部作業床80は、かご外枠5の下横枠5bの上に設置される本設のかご床を用いて構成される。墜落防止設備81は、下部作業床80を取り囲むようにして設置される防護パネル、手すり、中さん、幅木等で構成される。
上部作業場9は、上部作業床90と、墜落防止設備91,92,93と、防護天井95とを備える。上部作業床90は、上述のとおり、パイプ3及び複数本の足場板4,…で構成される。墜落防止設備91は、かご外枠5の左右の縦枠5a,5aに取り付けられる手すり、中さん等で構成される。墜落防止設備92は、上部作業床90の外周一辺に取り付けられる手すり、中さん等で構成される。墜落防止設備93は、幅木で構成される。幅木の対向2辺のそれぞれ両端部には、下方に突出するようにブラケット94が取り付けられ、2本のパイプ3,3の各パイプ3は、両端部にて1対のブラケット94,94に支持される。そして、2本のパイプ3,3に掛け渡されるように、複数本(本実施形態においては、8本)の足場板4,…が横並びかつ平面状に載置される。
足場板4の固定に、実施形態1に係る固定具1が用いられる。本実施形態においては、足場板4の数は8本なので、固定具1は、片側4つ、もう片側4つで合計8つ使用される。固定具1の使用要領は、上述のとおりである。
なお、固定具1の取付け方は、i)2本のパイプ3,3において、全ての第1ブラケット10,…がパイプ3よりも外側(足場板4の長手方向の端側)に位置するように装着する、ii)2本のパイプ3,3において、全ての第1ブラケット10,…がパイプ3よりも内側(足場板4の長手方向の中央側)に位置するように装着する、iii)一方のパイプ3において、全ての第1ブラケット10,…がパイプ3よりも外側に位置するように装着するとともに、他方のパイプ3において、全ての第1ブラケット10,…がパイプ3よりも内側に位置するように装着する、のいずれかのパターンを任意に選択することができる。あるいは、1本のパイプ3において、固定具1の向きが不揃い(一例として、向きが交互に逆になる)であってもよい。
<実施形態2の適用例>
図11及び図12に示す作業用かご装置は、実施形態1に係る固定具1の代わりに実施形態2に係る固定具2を用いたものである。同じく、固定具2は、片側4つ、もう片側4つで合計8つ使用される。固定具2の使用要領は、上述のとおりである。
なお、固定具2の取付け方は、i)2本のパイプ3,3において、全ての第1支軸22,…がパイプ3よりも外側(足場板4の長手方向の端側)に位置するように装着する、ii)2本のパイプ3,3において、全ての第1支軸22,…がパイプ3よりも内側(足場板4の長手方向の中央側)に位置するように装着する、iii)一方のパイプ3において、全ての第1支軸22,…がパイプ3よりも外側に位置するように装着するとともに、他方のパイプ3において、全ての第1支軸22,…がパイプ3よりも内側に位置するように装着する、のいずれかのパターンを任意に選択することができる。あるいは、1本のパイプ3において、固定具2の向きが不揃い(一例として、向きが交互に逆になる)であってもよい。
<他実施形態>
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態においては、足場板4,…を支持する直状体として、パイプ3が用いられる。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。直状体は、丸棒又は角棒等の中実体であってもよい。あるいは、直状体は、丸パイプでなく、角パイプであってもよい。あるいは、直状体は、アングル鋼(山形鋼)等の鋼材であってもよい。
また、物理的に干渉するものでない限り、以上に記載した技術要素を他の実施形態ないし例に適用すること、以上に記載した技術要素を他の実施形態ないし例に係る技術要素と置換すること、以上に記載した技術要素同士を組み合わせること等は、当然に可能であり、これは、本発明が当然に意図するところである。たとえば、実施形態2に係る固定具2において、第2支軸23を無くし、圧縮バネ22Bの代わりに実施形態1に係る固定具1のカムレバー13に関する構成を適用する形態であってもよい。また、実施形態2に係る固定具2において、圧縮バネ22Bを無くし、第1支軸22のナット22D及び第2支軸23のナット23Bのいずれか一方又は両方を締めることにより、第2ブラケット21を第1ブラケット20側に付勢するようにしてもよい。
1…固定具、10…第1ブラケット、10A…基部、10Aa…ネジ孔、10B…縦片部、10C…当接部、10D…接合部、11…第2ブラケット、11A…係合凹部、11B…支持部、11Ba…通孔、12…支軸、12A…軸部、12B…回転軸部、13…カムレバー(操作部材)、13A…カム部、13Aa…軸孔、13B…レバー部、14…介装部材、2…固定具、20…第1ブラケット、20A…基部、20Aa…突片部、20Ab…通孔、20B…第1縦片部、20C…第2縦片部、21…第2ブラケット、21A…係合凹部、21B…第1支持部、21Ba…通孔、21C…第2支持部、21Ca…スリット、22…第1支軸、22A…ボルト、22B…圧縮バネ(圧縮弾性部材)、22C…ワッシャ、22D…ナット、23…第2支軸、23A…ボルト、23B…ワッシャ、23C…ナット、3…パイプ(直状体)、4…足場板、5…かご外枠、5a…縦枠、5b…下横枠、5c…上横枠、6…かごシーブケース、7…主ロープ、8…下部作業場、80…下部作業床、81…墜落防止設備、9…上部作業場、90…上部作業床、91,92,93…墜落防止設備、94…ブラケット、95…防護天井

Claims (8)

  1. 直状体の上に載置される足場板を直状体に固定するための足場板の固定具であって、
    少なくとも一部に足場板の上面に当接する部分を備える第1ブラケットと、
    直状体に下方から係合する係合凹部及び係合凹部に隣接する支持部を備える第2ブラケットと、
    第1ブラケットから下方に突出して第2ブラケットの支持部を支持する支軸であって、第2ブラケットを支軸の軸回りに回転可能かつ支軸の軸方向に移動可能かつ支軸の軸直交方向に対して傾動可能に支持する支軸と、
    第2ブラケットを第1ブラケット側に付勢する付勢手段とを備える
    足場板の固定具。
  2. 付勢手段は、支軸のうち第2ブラケットの支持部よりも下方に突出する部分に支軸の軸直交方向回りに回転可能に取り付けられ、回転中心から周面までの距離が回転角度の変化に応じて増加するカム面を有する操作部材である
    請求項1に記載の足場板の固定具。
  3. 第1ブラケットは、足場板の下面側に配置される基部と、基部から上方に突出して隣り合う2本の足場板間の隙間を通る縦片部と、縦片部の上端部から横方向に突出して足場板の上面に当接する当接部とを備え、
    支軸は、第1ブラケットの基部から下方に突出する
    請求項1に記載の足場板の固定具。
  4. 付勢手段は、支軸のうち第2ブラケットの支持部よりも下方に突出する部分に支軸の軸直交方向回りに回転可能に取り付けられ、回転中心から周面までの距離が回転角度の変化に応じて増加するカム面を有する操作部材である
    請求項3に記載の足場板の固定具。
  5. 第1ブラケットの縦片部及び当接部は、隣り合う2本又は3本以上の足場板のそれぞれに対応して2組又は3組以上設けられる
    請求項3に記載の足場板の固定具。
  6. 第1ブラケットは、隣り合う2本又は3本以上の足場板に跨って足場板の上面に当接する基部を備え、
    支軸は、第1ブラケットの基部から下方に突出して隣り合う2本の足場板間の隙間を通ってさらに足場板の下面よりも下方に突出する第1支軸であり、
    第1支軸に加え、第1ブラケットの基部のうち第1支軸から基部の長手方向の直交方向に所定の間隔を有して離間する箇所から下方に突出して隣り合う2本の足場板間の隙間を通ってさらに足場板の下面よりも下方に突出する第2支軸を備え、
    第2ブラケットの支持部は、係合凹部を挟んで1対設けられ、第1支軸に支持される第1支持部と、第1支軸の軸回りの第2ブラケットの回転を許容するスリットを備えて第2支軸に支持される第2支持部とを備え、
    付勢手段は、第1支軸のうち第2ブラケットの第1支持部よりも下方に突出する部分に配置され、第2ブラケットを第1支軸の軸方向上方に弾性付勢する弾性部材である
    請求項1に記載の足場板の固定具。
  7. 第1ブラケットの基部は、基部の長手方向の直交方向における両側縁から直交方向に突出する1対の突片部を備え、
    第1支軸は、一方の突片部に配置され、第2支軸は、他方の突片部に配置される
    請求項6に記載の足場板の固定具。
  8. かご外枠に作業床を備え、作業床において直状体の上に載置される足場板を直状体に固定するために請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の足場板の固定具を用いる
    エレベータの作業用かご装置。
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