JP2000308921A - 剪断加工方法及びその装置 - Google Patents

剪断加工方法及びその装置

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JP2000308921A
JP2000308921A JP11120561A JP12056199A JP2000308921A JP 2000308921 A JP2000308921 A JP 2000308921A JP 11120561 A JP11120561 A JP 11120561A JP 12056199 A JP12056199 A JP 12056199A JP 2000308921 A JP2000308921 A JP 2000308921A
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Takeshi Kobayashi
丈士 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品前出し時に簡単な機構でバックゲージ装
置の回避を行う。 【解決手段】 ワーク位置決め時は第1検出LS43に
よりラム19を第1上死点に位置決めしてバックゲージ
装置27にワークWを突当てる。剪断加工時はラム19
が下降しリターンコンベア39も下降する。剪断された
製品はリターンコンベア39上に落下する。剪断加工後
のラム19の上昇時は第2検出LS45によりラム19
が第1上死点よりワークの厚さ以上の距離を隔てた上方
位置の第2上死点まで上昇されるので、バックゲージ装
置27と原位置に復帰したリターンコンベア39の上面
との間にワークWの厚さ以上の間隔が生じる。バックゲ
ージ装置27がラム19の下方に位置する場合であって
もリターンコンベア39上の製品がバックゲージ装置2
7にぶつからない。短冊のような幅狭の剪断加工も容易
に行え、製品前出しを容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剪断加工方法及び
その装置に関し、特にワークの切断長さの位置決めをす
るバックゲージ装置を備えた剪断加工方法及びその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、剪断加工装置としてのシャーリン
グマシン101は、図7に示されているように上下動自
在なラム105に上刃103が装着され、この上刃10
3と協働して板状のワークWを剪断する下刃107がテ
ーブル109の後方側(図7において右方向)の肩部に
設けられている。さらに、上刃103と下刃107の剪
断線の後方側にワークWの一端を突き当てて切断長さの
位置決めをするバックゲージ装置111が設けられてい
る。
【0003】また、バックゲージ装置111の下方位置
には剪断加工により形成された製品を搬出又は前出しす
るためのリターンコンベア113が設けられている。こ
のリターンコンベア113は正逆反転可能で且つほぼ水
平に上下動自在に構成されている。
【0004】ワークWがバックゲージ装置111の突当
て部115に突き当てられて位置決めされた後に、ラム
105が下降して上刃103と下刃107の協働で剪断
加工が行われるとき、リターンコンベア113も下降す
る。切断された製品はリターンコンベア113の上面へ
落下する。ラム105が下死点から上昇するときにリタ
ーンコンベア113も上昇し、図8に示されているよう
にリターンコンベア113の上面がテーブル109の面
とほぼ同じ高さに戻される。
【0005】ところで、リターンコンベア113が逆回
転して製品Gが前出しされる場合、製品Gの落下位置は
一定ではないので、リターンコンベア113上の製品G
はバックゲージ装置111に衝突する事態が生じる。こ
の事態を避けるために、図8に示されているようにバッ
クゲージ装置111を任意の位置で傾動回避させる機構
が用いられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のシャ
ーリングマシン101においては、バックゲージ装置1
11を傾動回避させる機構が複雑であるという問題点が
あった。
【0007】また、バックゲージ装置111の突当て部
115が図8における2点鎖線で示されているようにラ
ム105の下方に位置していると、突当て部115の上
部とラム105とのすき間が少ないためにバックゲージ
装置111を傾動回避できず、短冊切断などのように切
断幅が短い製品Gは前出しできないという問題点があっ
た。
【0008】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、製品前出し時に簡単な機構で
バックゲージ装置の回避を行える剪断加工方法及びその
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の剪断加工方法は、上下動自
在なラムの下端に上刃を設け、この上刃との協働でワー
クを剪断加工する下刃をテーブルの後端に設け、前記下
刃の後方側にワークの一端を突き当てて切断長さの位置
決めをするバックゲージ装置を前記ラムと一体的に上下
動自在に設けると共に前記下刃の後方側に正逆反転可能
で且つ上下動自在な製品前出し搬送装置を備えた剪断加
工装置において、ワーク位置決め時はラムを第1上死点
に位置決めして前記バックゲージ装置にワークを突当
て、剪断加工時はラムを下降せしめると共に製品前出し
搬送装置を下降せしめ、剪断加工後のラムの上昇時は前
記ラムを第1上死点よりワークの厚さ以上の距離を隔て
た上方位置の第2上死点に位置決めすると共に製品前出
し搬送装置を上昇せしめ、この製品前出し搬送装置によ
り製品を前出しすることを特徴とするものである。
【0010】したがって、剪断加工後にラムが第2上死
点まで上昇すると、バックゲージ装置は原位置に復帰し
た製品前出し搬送装置の上面よりワークの厚さ以上の間
隔を介して上方に位置するので、製品前出し搬送装置上
の製品はバックゲージ装置にぶつかることがない。しか
も、バックゲージ装置がラムの下方に位置する場合であ
っても同様にバックゲージ装置と製品前出し搬送装置の
上面に製品の厚さ以上の間隔が生じるので、短冊のよう
な幅狭の剪断加工も容易に行われ、製品前出し搬送装置
が逆回転されて製品前出しが容易に行われる。
【0011】請求項2によるこの発明の剪断加工装置
は、上下動自在なラムの下端に上刃を設け、この上刃と
の協働でワークを剪断加工する下刃をテーブルの後端に
設け、前記下刃の後方側にワークの一端を突き当てて切
断長さの位置決めをするバックゲージ装置を前記ラムと
一体的に上下動自在に設けると共に前記下刃の後方側に
正逆反転可能で且つ上下動自在な製品前出し搬送装置を
備えた剪断加工装置において、前記バックゲージ装置に
ワークを突当て可能な位置に位置するラムの第1上死点
を検出する第1検出装置と、前記第1上死点よりワーク
の厚さ以上の距離を隔てた上方位置の第2上死点を検出
する第2検出装置とを設け、ワーク位置決め時は前記第
1検出装置で検出する高さにラムを位置せしめると共に
剪断加工時は製品前出し搬送装置を下降せしめ、剪断加
工後のラムの上昇時はラムを前記第2検出装置で検出す
る高さまで上昇せしめると共に製品前出し搬送装置を上
昇せしめて製品を前出しすべく製品前出し搬送装置に指
令を与える制御装置を設けてなることを特徴とするもの
である。
【0012】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、剪断加工後にラムが第2上死点まで上昇すると、
バックゲージ装置は原位置に復帰した製品前出し搬送装
置の上面よりワークの厚さ以上の間隔を介して上方に位
置するので、製品前出し搬送装置上の製品はバックゲー
ジ装置にぶつかることがない。しかも、バックゲージ装
置がラムの下方に位置する場合であっても同様にバック
ゲージ装置と製品前出し搬送装置の上面に製品の厚さ以
上の間隔が生じるので、短冊のような幅狭の剪断加工も
容易に行われ、製品前出し搬送装置が逆回転されて製品
前出しが容易に行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の剪断加工装置の実
施の形態について、一般的なシャーリングマシンを例に
とって図面を参照して説明する。
【0014】図1を参照するに、本実施の形態に係わる
剪断加工装置としての例えばシャーリングマシン1は、
詳細にはギロチン式と呼ばれる剪断加工装置で、下部フ
レーム3の前方(図1の左側)にはテーブル5が設けら
れており、テーブル5の後方肩部には下刃7が設けられ
ている。
【0015】前記テーブル5の上には下刃7を越えてワ
ークWが突出される。このワークWは上部フレーム11
から下向きに昇降自在に設けられた板押え装置13によ
りテーブル5へ押圧されて固定される。
【0016】上部フレーム11の前上方には流体圧シリ
ンダとしての例えば油圧シリンダ17がシャーリングマ
シン1の長手方向の両端付近に設けられていて、ラム1
9が油圧シリンダ17に駆動されて昇降する。
【0017】ラム19は図示せざるガイド盤に案内さ
れ、ガイドローラ21にガイドされて上下に移動するも
ので、ラム19の前方側下端には上刃23が装着されて
いる。この上刃23の前方には複数個の板押え装置13
が適宜間隔を介して上部フレーム11のワーク送り方向
後方側の前板15に並設されている。
【0018】また、ラム19には後方側に突出した水平
補強板25Aや垂直補強板25Bが適宜設けられてい
る。また、下刃7の後方にはワークWの一端を突き当て
て作業能率を向上するためのバックゲージ装置27がラ
ム19と共に一体的に上下動するように設けられてい
る。
【0019】このバックゲージ装置27としては、水平
補強板25Aの下部における前後に軸受29A,29B
が取り付けられており、この軸受29A,29Bには前
後方向へ延伸したボールネジ31が回転自在に支承され
ている。ボールネジ31にはバックゲージ本体33が螺
合されており、このバックゲージ本体33の先端には突
当て部材35が備えられている。軸受29Bには駆動モ
ータ37が取り付けられており、この駆動モータ37の
出力軸は前記ボールネジ31に連結されている。
【0020】上記構成により、駆動モータ37を駆動せ
しめると、ボールネジ31が回転されることにより、バ
ックゲージ本体33が前後方向へ移動されて、このバッ
クゲージ本体33が所望の位置に位置決めされる。ワー
クWをテーブル5上に支持せしめた後に、ワークWを後
方向(図1において右方向)へ移動させて、ワークWの
端面がバックゲージ装置27の突当て部材35に突き当
てられて切断位置決めされる。
【0021】また、バックゲージ装置27の下方位置に
は剪断加工により形成された製品Gを搬出又は前出しす
るための製品前出し搬送装置としての例えばリターンコ
ンベア39が設けられている。このリターンコンベア3
9は正逆反転可能で上下動自在に構成されている。例え
ば、リターンコンベア39の前方側が図1に示されてい
るように後方側の回転駆動軸41を中心に上下動するよ
う回動自在に構成されている。
【0022】次に、この発明の実施の形態の主要部につ
いて詳細に説明する。
【0023】図1を参照するに、ラム19の前方には前
板15に図示せざるブラケットを介して上刃23のスト
ロークの第1上死点を検出する第1検出装置としての例
えば第1検出LS43(リミットスイッチ)が設けられ
ている。ラム19が第1上死点に位置するときは図1に
示されているようにラム19はワークWをバックゲージ
装置27の突当て部材35に突当て可能な高さ位置に位
置する。
【0024】さらに、第1上死点の上方に位置する第2
上死点を検出する第2検出装置としての例えば第2検出
LS45(リミットスイッチ)が第1検出LS43より
ワークWの厚さ以上の距離を隔てて設けられている。上
記の第1検出LS43と第2検出LS45は後述する制
御装置47に電気的に接続されている。なお、ラム19
には上記の第1検出LS43と第2検出LS45をON
/OFFせしめるためのドグ49が設けられている。
【0025】制御装置47としては、中央処理装置とし
ての例えばCPU51に加工プログラム等のデータを入
力する入力装置53と表示装置55と、入力されたデー
タを記憶するメモリ57が接続されている。さらに、ワ
ーク位置決め時は第1検出LS43で検出する高さにラ
ム19を位置せしめると共に剪断加工時はリターンコン
ベア39を下降せしめるよう指令を発生し、剪断加工後
のラム19の上昇時はラム19を第2検出LS45で検
出する高さまで上昇せしめるよう油圧シリンダ17に指
令を与えると共にリターンコンベア39を上昇せしめて
製品Gを前出しすべくリターンコンベア39を逆転せし
める指令を与える指令部59が設けられている。
【0026】上記構成により、ワーク位置決め時は、図
2に示されているようにラム19のドグ49が第1検出
LS43により検出される第1上死点に位置決めされて
おり、この状態でワークWがテーブル5上に支持された
後に、ワークWが後方向(図1において右方向)へ移動
され、ワークWの端面がバックゲージ本体33の突当て
部材35に突き当てられて切断位置決めされる。
【0027】剪断加工時は、図3に示されているように
油圧シリンダ17の作動によりラム19が下降するので
バックゲージ装置27も一緒に下降する。このとき制御
装置47の指令によりリターンコンベア39が後方側の
回転駆動軸41を中心にして図1において反時計回り方
向に回動されてリターンコンベア39の前方側が下降す
る。リターンコンベア39は前後方向に長いので傾斜角
は小さいものである。ワークWは上刃23と下刃7との
協働で剪断加工されて製品Gがリターンコンベア39上
に落下する。
【0028】ラム19がストロークの下死点から上昇す
る時は、図4に示されているようにラム19のドグ49
が第1上死点の第1検出LS43を通過し、上方位置の
第2上死点に位置する第2検出LS45により検出され
るまで上昇される。これに伴って、バックゲージ装置2
7もラム19と一体的に上昇される。
【0029】制御装置47によりリターンコンベア39
も図4において時計回り方向に回動し、リターンコンベ
ア39の上面が下刃7の上端とほぼ同じ位置に位置する
までリターンコンベア39の前方側が上昇されるが、ラ
ム19が第2上死点まで上昇するのでバックゲージ装置
27の突当て部材35とリターンコンベア39の上面と
の間に間隔が生じる。
【0030】したがって、リターンコンベア39の上面
に載置された製品Gは突当て部材35に衝突しない。し
かも、図4に示されているように突当て部材35がラム
19の下方位置に位置している場合であっても何ら問題
はなく、リターンコンベア39が逆回転することにより
製品Gは前出しされる。
【0031】次に、本発明の剪断加工方法及びその装置
の他の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0032】前述した図1におけるシャーリングマシン
1では油圧シリンダ17によりラム19を昇降駆動して
いるが、図5におけるシャーリングマシン61ではメカ
的伝達機構により昇降駆動される。図1のシャーリング
マシンと同じ部材は同じ符号を用いて説明する。
【0033】図5を参照するに、ラム19はメカ的伝達
機構としての例えばクランク機構63を介して昇降可能
に設けられている。クランク機構63としてはシャーリ
ングマシン61の長手方向の左右端付近でラム19の上
端部がコネクティングロッド65の先端部に設けられた
ピン等の連結部67にて連結されており、また前記左右
の各コネクティングロッド65の基端部は、モータ69
により回転駆動される偏心板71に連結されており、モ
ータ69は制御装置47に電気的に接続されている。
【0034】より詳しくは、偏心板71は左右の下部フ
レーム3に軸承された駆動軸73に偏心した位置にキー
を介して連結され、駆動軸73の軸端に設けた従動ギヤ
75にはモータ69の駆動軸に設けた駆動ギヤ77が噛
合されている。
【0035】従動ギヤ75及び駆動軸73の回転により
偏心板71が回転移動され、コネクティングロッド65
を介してラム19が上下動されるように構成されてい
る。従動ギヤ75が一回転することにより偏心板71の
上死点から下死点までの移動距離がラム19の最大のス
トローク量となる。
【0036】図6を参照するに、模式的に描いた駆動軸
73において頂点がラム19の実際の上死点に該当する
位置で、模式的な駆動軸73において底点がラム19の
下死点に該当する位置とすると、例えば駆動軸73にド
グ(図示省略)を設け、このドグを上記の上死点で検出
する第2検出LS45が設けられ、上死点から少し下降
した位置でドグを検出する第1検出LS43が設けられ
る。
【0037】第1検出LS43の位置が図1における第
1上死点と同様に通常の製品位置決め時の位置となり、
第2検出LS45の位置が図1における第2上死点と同
様に剪断加工後にラム19が上昇してバックゲージ装置
27の突当て部材35とリターンコンベア39の上面に
間隔が設けられる位置となる。
【0038】上記構成により、ワーク位置決め時は、ラ
ム19はドグが第1検出LS43により検出される第1
上死点に位置決めされており、この状態でワークWの端
面がバックゲージ本体33の突当て部材35に突き当て
られて切断位置決めされる。
【0039】剪断加工時は、モータ69の作動によりラ
ム19が下降するので、図5では図示していないが図1
に示されるバックゲージ装置27と同様のバックゲージ
装置も一緒に下降し、図1と同様のリターンコンベアも
制御装置47により指令が与えられて下降する。図3と
同じように、上刃23と下刃7との協働でワークWが剪
断加工されて製品Gがリータンコンベア上に落下する。
【0040】ラム19がストロークの下死点から上昇す
る時は、図6に示されているようにドグ49が第2上死
点に位置する第2検出LS45により検出されるまでラ
ム19が上昇され、バックゲージ装置もラム19と一体
的に上昇される。制御装置47によりリターンコンベア
も上面が下刃7の上端とほぼ同じ位置に位置するまで上
昇されるが、ラム19が第2上死点まで上昇するのでバ
ックゲージ装置の突当て部材とリターンコンベアの上面
との間に間隔が生じるので、図4と同じように、リター
ンコンベアの上面の製品は突当て部材には衝突せず、リ
ターンコンベアにより製品は前出しされる。
【0041】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0042】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、切断加
工後にラムが第2上死点まで上昇すると、バックゲージ
装置が原位置に復帰した製品前出し搬送装置の上面より
ワークの厚さ以上の間隔を介して上方に位置するので、
製品前出し搬送装置上の製品がバックゲージ装置にぶつ
かることを避けることができる。しかも、バックゲージ
装置がラムの下方に位置する場合であっても同様であ
り、バックゲージ装置と製品前出し搬送装置の上面に製
品の厚さ以上の間隔が生じるので、短冊のような幅狭の
剪断加工も容易に行うことができ、製品前出し搬送装置
の逆回転により製品前出しを容易に行うことができる。
【0043】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、切断加工後にラムが第2上死点まで
上昇すると、バックゲージ装置が原位置に復帰した製品
前出し搬送装置の上面よりワークの厚さ以上の間隔を介
して上方に位置するので、製品前出し搬送装置上の製品
がバックゲージ装置にぶつかることを避けることができ
る。しかも、バックゲージ装置がラムの下方に位置する
場合であっても同様であり、バックゲージ装置と製品前
出し搬送装置の上面に製品の厚み以上の間隔が生じるの
で、短冊のような幅狭の剪断加工も容易に行うことがで
き、製品前出し搬送装置の逆回転により製品前出しを容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、シャーリン
グマシンの全体的な側面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、製品位置決
め時のシャーリングマシンの動作説明図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、切断加工時
のシャーリングマシンの動作説明図である。
【図4】本発明の実施の形態を示すもので、切断加工後
にラム上昇時のシャーリングマシンの動作説明図であ
る。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すもので、シャー
リングマシンの全体的な側面図である。
【図6】図5のシャーリングマシンの偏心駆動軸の模式
的な説明図である。
【図7】従来例を示すもので、製品位置決め時のシャー
リングマシンの動作説明図である。
【図8】従来例を示すもので、切断加工後にラム上昇時
のシャーリングマシンの動作説明図である。
【符号の説明】
1 シャーリングマシン(剪断加工装置) 5 テーブル 7 下刃 15 前板 17 油圧シリンダ 19 ラム 23 上刃 27 バックゲージ装置 33 バックゲージ本体 35 突当て部材 39 リターンコンベア(製品前出し搬送装置) 41 回転駆動軸 43 第1検出LS(第1検出装置) 45 第2検出LS(第2検出装置) 47 制御装置 55 表示装置 59 指令部 61 シャーリングマシン 63 クランク機構 71 偏心板 73 駆動軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動自在なラムの下端に上刃を設け、
    この上刃との協働でワークを剪断加工する下刃をテーブ
    ルの後端に設け、前記下刃の後方側にワークの一端を突
    き当てて切断長さの位置決めをするバックゲージ装置を
    前記ラムと一体的に上下動自在に設けると共に前記下刃
    の後方側に正逆反転可能で且つ上下動自在な製品前出し
    搬送装置を備えた剪断加工装置において、 ワーク位置決め時はラムを第1上死点に位置決めして前
    記バックゲージ装置にワークを突当て、剪断加工時はラ
    ムを下降せしめると共に製品前出し搬送装置を下降せし
    め、剪断加工後のラムの上昇時は前記ラムを第1上死点
    よりワークの厚さ以上の距離を隔てた上方位置の第2上
    死点に位置決めすると共に製品前出し搬送装置を上昇せ
    しめ、この製品前出し搬送装置により製品を前出しする
    ことを特徴とする剪断加工方法。
  2. 【請求項2】 上下動自在なラムの下端に上刃を設け、
    この上刃との協働でワークを剪断加工する下刃をテーブ
    ルの後端に設け、前記下刃の後方側にワークの一端を突
    き当てて切断長さの位置決めをするバックゲージ装置を
    前記ラムと一体的に上下動自在に設けると共に前記下刃
    の後方側に正逆反転可能で且つ上下動自在な製品前出し
    搬送装置を備えた剪断加工装置において、 前記バックゲージ装置にワークを突当て可能な位置に位
    置するラムの第1上死点を検出する第1検出装置と、前
    記第1上死点よりワークの厚さ以上の距離を隔てた上方
    位置の第2上死点を検出する第2検出装置とを設け、ワ
    ーク位置決め時は前記第1検出装置で検出する高さにラ
    ムを位置せしめると共に剪断加工時は製品前出し搬送装
    置を下降せしめ、剪断加工後のラムの上昇時はラムを前
    記第2検出装置で検出する高さまで上昇せしめると共に
    製品前出し搬送装置を上昇せしめて製品を前出しすべく
    製品前出し搬送装置に指令を与える制御装置を設けてな
    ることを特徴とする剪断加工装置。
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Cited By (4)

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