JPH02116446A - 鋼管等の送り込み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、鋼管等の円柱状長尺ワークを切断装置等へ軸
心方向に送り込むための送り込み装置に関するものであ
る。

（従来の技術及びその問題点） 鋼管等の円柱状長尺ワークを切断装置等へ軸心方向に送
り込む場合、当該ワークをその軸心と直交する方向に滑
動可能に支持する傾斜支持レール上から１本づつ送り込
み経路上に送り出し、送り込み経路上のワークをその軸
心方向に次段の切断装置等へ送り出すことになるが、取
り扱うワークの直径がロフト毎に変動する場合がある。

このような場合、前記傾斜支持レール上で並列状に支持
されているワークのピッチが変化し、送り込み経路上で
支持されるワークの軸心レベルが変化することになる。

従って、前記傾斜支持レール上でのワークピッチの変化
に関係なく当該傾斜支持レール上からワークを１本づつ
送り込み経路上へ送り出すことが出来なければならない
、又、送り込まれるワークを受け取る側の例えば切断装
置が、ワークの周囲を回転しながら求心方向に移動する
切断用刃物を有するタイプの切断装置である場合には、
ワークを、その直径に関係なく常に軸心を一定に保って
軸心方向に送り出す必要があり、従って、送り込み経路
上でのワークの支持レベルを、ワークの直径に関係なく
常に一定に保ち得ることが必要である。

従来、取り扱うワークの直径が変化した場合に、上記２
つの条件を簡単な操作で達成し得るような送り込み装置
はなかった。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記のような従来の問題点を解決するために、
鋼管等の円柱状長尺ワークをその軸心と直交する方向に
滑動可能に支持する傾斜支持レールと、この傾斜支持レ
ールの下端に設けられ且つ前記レールの長さ方向に位置
調整可能な可動ストッパーと、前記レール上から平行に
送り出された前記ワークをその軸心方向に移動可能に支
持するワーク支持ローラーと、前記可動ストッパーで受
け止められている先頭のワークを持ち上げて前記ワーク
支持ローラー上に移載する傾斜支持面を有する上下出退
自在なワーク移載具とを備え、前記ワーク支持ローラー
上に支持されたワークをその軸心方向に送り出す手段を
設けた装置であって、前記ワーク支持ローラーの高さ調
整手段を設け、前記ワーク支持ローラーを上昇させたと
き前記可動ストッパーが前記レールの上手方向に移動す
るように前記高さ調整手段と前記可動ストッパーとを一
つの操作手段に連動連結して成る送り込み装置を提案す
るものである。

（発明の作用） 鋼管等の円柱状長尺ワークは、前記傾斜支持レール上に
並列状に載置される。このとき前記可動ストッパーによ
って受け止められる先頭のワークのみが前記ワーク移載
具で持ち上げられるように、ワークの直径に応じて可動
ストッパーの位置が予め調整されている。

然して前記ワーク移載具を上動させることにより、前記
傾斜支持レール上の先頭のワークが前記可動ストッパー
よりも高い位置まで持ち上げられ、そして当該ワーク移
載具の傾斜支持面上をワーク支持ローラーの上方位置ま
で滑動する。従って当１亥ワーク移ｉ！！具を下動させ
ることにより、当１亥ワーク移載具上のワークが前記ワ
ーク支持ローラー上に移載される。このときのワークの
軸心レベルは、当工亥ワークを受け取る側の装置、例え
ば切断装置に於いて設定されているワーク受け取り軸心
と一致している。然してワーク支持ローラーによって支
持されたワークは、送り出し手段によってその軸心方向
に送り出されることになる。

取り扱うワークの直径が小さくなった場合は、前記操作
手段によりワーク支持ローラーの高さ調整手段を操作し
て、当該ワーク支持ローラーを、支持する小径ワークの
軸心が一定レベルに位置するように上昇させるのである
が、前記操作手段の操作に連動して前記可動ストッパー
も同時に【頃斜支持レールの上手側へ移動することにな
る。このときの可動ストッパーの移動量がワークの直径
差と略等しい距離となるように構成しておくことにより
、移動後の当該可動ストッパーで受け止められる先頭の
小径ワークのみが前記ワーク移載具によって持ち上げら
れることになる。

上記の調整により、小径ワークに代わっても当該ワーク
を傾斜支持レール上から１本つづワーク支持ローラー上
に移載し得ると共に、当該ワーク支持ローラーにより支
持されるワークの軸心レベルを大径ワークを支持してい
るときの軸心レヘルと同一に保つことが出来る。

取り扱うワークの直径が大きくなった場合には、前記操
作手段によりワーク支持ローラーを下げるように高さ調
整手段を操作するが、このときは前記可動ストッパーは
１頃斜支持レールの下手側へ移動することになる。勿論
、この場合もワーク支持ローラーは、支持する大径ワー
クの軸心レヘルが一定位置に保たれる高さまで下降し、
可動ストッパーは、受け止められる先頭の大径ワークの
みがワーク移載具によって持ち上げられることになる位
置まで、略ワークの直径差分だけ傾斜支持レールの下手
側へ移動することになる。

（実施例） 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説明
する。

第１図及び第２図に於いて、（１）はワーク送り込み経
路であって、鼓形のワーク支持ローラー（２）とワーク
移載具（３）とが夫々経路長さ方向適当間隔おきに配設
されている。（４）は前記ワーク送り込み経路（１）の
片側に配設されたワーク支持フレームであって、前記ワ
ーク送り込み経路（１）に対し直角の傾斜支持レール（
５）が適当間隔おきに並設されている。この傾斜支持レ
ール（５）は前記ワーク送り込み経路（１）側が下がる
ように傾斜しており、ワーク送り込み経路（１）側の端
部には、ワークを受け止める固定ストッパー（６）と可
動ストッパー（７）とが設けられている。（８）は前記
ワーク送り込み経路（１）に沿って移動可能なワーク送
り出し手段であり、（９）は操作手段である。

第３図〜第５図に示すように、前記ワーク支持ローラー
（２）は高さ調整手段（１０）によって高さ調整可能に
支持されている。当該高さ調整手段（ｌＯ）は、水平固
定支軸（１１）によって上下揺動自在に支承され且つ遊
端部に於いて前記ワーク支持ローラー（２）を軸支する
アーム（１２）、ワーク送り込み経路（１）に沿って移
動可能に支持された１本の可動杆（１３）、この可動杆
（１３）の前記各アーム（１２）に対応する箇所に付設
されたカム（１４）、及び前記各アーム（１２）の中間
部に軸支され且つ前記各カム（１４）上に乗るカム従動
ローラー（１５）から構成されており、前記可動杆（１
３）をワーク送り出し方向（１６）に移動させたとき、
各カム（１４）がカム従動ローラー（１５）を介して各
アーム（１２）を上方に押し上げ、ワーク支持ローラー
（２）が上昇する。又、可動杆（１３）をワーク送り出
し方向（１６）とは逆方向に移動させることにより、各
アーム（１２）が下方に揺動して各ワーク支持ローラー
（２）が下降する。

前記ワーク移載具（３）は、前記水平固定支軸（ｌｌ）
に起伏揺動自在に支承され、前記傾斜支持レール（５）
と同一方向に傾斜した傾斜支持面（１７）と、その傾斜
下端側に突設されたストッパ一部（１日）とを有する。

この各ワーク移載具（３）は、一端部から下方に連設さ
れた操作レバー（１９）と、この各操作レバー（１９）
を連結ビン（２０）を介して互いに連動連結する１本の
連動杆（２１）とによって、互いに同一方向に揺動する
ように連動連結され、前記連動杆（２１）を押し引き移
動させるシリンダーユニット（２２）が併設されている
。

前記操作手段（９）は、第３図及び第６図に示すように
ワーク送り込み経路（１）の下側で垂直支軸（２３）に
よって左右揺動可能に枢着された操作レバー　（２４）
と、この操作レバー（２４）の中間部に設けられた長孔
（２５）に嵌合するように前記可動杆（１３）の下側に
ブラケッ）　（２６）を介して軸支された垂直軸ローラ
ー（２７）とから構成されている。尚、前記可動杆（１
３）はワーク送り込み経路（１）の下側に張設されたプ
レート（２８）の上側にあり、前記操作レバー　（２４
）は前記プレート（２８）の下側にあるため、前記ブラ
ケット（２６）はプレート（２８）に設けられた長孔（
２９）を貫通し、この長孔（２９）をカバーするカバー
プレー）　（３０）が前記可動杆（１３）の下側に取り
付けられている。

前記操作レバー（２４）の握り部（２４ａ）の近くには
、固定ガイドプレート（３１）に前記垂直支軸（２３）
を中心とする円弧状に設けられた案内用長孔（３２）を
貫通するレバー付きロックポル）　（３３）が螺合せし
められ、当該レバー付きロックボルト（３３）の締結に
より操作レバー（２４）を前記固定ガイドプレート（３
１）に固定することが出来る。（３４）は操作レバー（
２４）に付設された指針であり、固定ガイドプレート（
３１）に設けられた目盛板（３５）上に表示されたワー
ク直径目盛を指示する。

前記傾斜支持レール（５）の傾斜下端部に付設された可
動ストッパー（７）は、第３図及び第６図に示すように
傾斜支持レール（５）の側部に、長孔（３６）と前記傾
斜支持レール（５）から突設されたガイドビン（３７）
とを介して、前記傾斜支持レール（５）の長さ方向に移
動可能に支持されている。又、この各可動ストッパー（
７）に隣接する各傾斜支持し−ル（５）の下側には、三
角形の連動板（３８）が垂直支軸（３９）により揺動可
能に枢着され、当該連動板（３８）の一端に軸支された
ローラー（４０）が前記可動ストッパー（７）の下側に
形成された凹溝（４Ｉ）に嵌合している。更に、前記ワ
ーク送り込み経路（１）に沿って配設された１本の連動
杆（４２）と前記各連動板（３Ｂ）とが連結ピン（４３
）により連動連結され、前記連動杆（４２）に設けられ
た凹溝部（４４）に、前記操作手段（９）に於ける操作
レバー（２イ）の遊端部に突設された垂直ピン（４５）
を嵌合させることにより、各可動ストッパー（７）も前
記操作手段（９）に連動連結させている。

従って、操作レバー（２４）によりワーク支持ローラー
（２）の高さ調整手段（１０）に於ける可動杆（１３）
をワーク送り出し方向（１６）に移動させて、各ワーク
支持ローラー（２）を上昇させたとき、前記操作レバー
（２４）に連動する連動杆（４２）は逆方向に移動し、
各連動板（３８）を介して可動ストッパー（７）が傾斜
支持レール（５ンの上手側（傾斜上方）へ移動すること
になる。勿論、操作レバー（２４）が逆方向に操作され
て、各ワーク支持ローラー（２）が下げられるときは、
各可動ストッパー（７）は傾斜支持レール（５）の下手
側（１ｇ４斜下方）へ移動することになる。

第１図及び第２図に示すワーク送り出し手段（８）は、
ワーク送り込み経路（１）に沿って架設された多角形断
面の１本のガイドレール（４６）に、第８図及び第９図
に示すように当該ガイドレール（４６）を前後２箇所で
左右両側から挟む鼓形垂直軸ローラー（４７ａ）　（４
７ｂ）及び（４８ａ）　（４８ｂ）を介して走行可能に
支持された走行台車（４９）から、ワーク送り出し方向
にプッシャーロッド（５０）を延設し、前記ワーク送り
込み経路（１）に沿って掛張された駆動チェノ（５１）
と前記走行台車（４９）とを連結して、当該駆動チェ７
（５１）を第２図に示すモーター（５２）により回動さ
せることによって、前記走行台車（４９）を前後に走行
させ得るように構成したものである。

尚、前記走行台車（４９）からは後方（ワーク送り出し
方向とは逆方向）にガイドバー（５３）が延設され、ワ
ーク送り込み経路（１）には、前記ガイドバー　（５３
）を支持するローラー（５４）が適当間陽おきに軸支さ
れている。又、前記プッシャーロッド（５０）の先端に
は、ワークの後端に嵌合するプッシャーヘッド（５０ａ
）が交換自在に取り付けられている。

次に上記のように構成された送り込み装置の使用方法を
説明すると、鋼管等の長尺円柱状ワークＷは、第１図に
示すワーク支持フレーム（４）の各傾斜支持レール（５
）上に、第３図仮想線及び第４図に示すようにワーク送
り込み経路（１）と平行する状態に並列状に！３！置さ
れる。従って各ワークＷは、重力によって傾斜支持レー
ル（５）上を滑動し、固定ストッパー（６）及び可動ス
トッパー（７）に受け止められる。即ち、図示のワーク
Ｗは、取り扱えるワークの内の最大直径のものを示して
おり、従って可動ストッパー（７）は、固定ストッパー
（６）とワーク受け止め面が面一となる後退限まで後退
している。従って各ワーク支持ローラー（２）も、第４
図及び第５図に示すように下降限位置にある。

第３図〜第５図に実線で示すように各ワーク移載具（３
）ば倒伏した姿勢で待機しており、係る状態から第５図
のシリンダーユニッ）　（２２）により連動杆（２１）
を移動させ、各操作レバー（１９）を介して各ワーク移
載具（３）を水平固定支軸（１１）の周りで第５図に仮
想線で示すように起立方向に所定角度揺動させると、第
４図に示すように傾斜支持レール（ｑ）上に支持されて
いるワークＷの内、固定ストッパー（６）及び可動スト
ッパー（７）に受け止められている先頭のワークＷのみ
が前記ワーク移載具（３）によって持ち上げられる。即
ち、最大直径のワークＷが使用されている場合に、前記
のように先頭のワークＷのみをワーク移＋１５！具（３
）が持ち上げられるように、当該ワーク移載具（３）の
側縁（３ａ）の位置が決められている。

ワーク移載具（３）によって持ち上げられたワークＷは
、第４図に仮想線で示すように当該ワーク移載具（３）
の傾斜支持面（１７）上をス）７バ一部（■８）の方へ
滑動し、固定ストッパー（６）及び可動ストツバ−（７
）の上方を通過してストッパ一部（工８）に受け止めら
れ、ワーク支持ローラー（２）の上方位置に支持される
。係る状態で、第５図に示すシリンダーユニント（２２
）により連動杆（２１）を後退移動させて各ワーク移載
具（３）を元の（ｆｌｌ伏姿勢まで揺動復帰させると、
当該ワーク移載具（３）上に支持されているワークＷが
第４図に仮想線で示すようにワーク送り込み経路（１）
上の各ワーク支持ローラー（２）上に乗り移ることにな
る。尚、ワーク移載具（３）が起立姿勢にあるときは、
第４図仮想線で示すように２番目のワークＷは、当８亥
ワーク移載具（３）の側縁（３ａ）によって受け止めら
れており、ワーク移載具（３）が倒伏姿勢に復帰するこ
とにより、傾斜支持レール（５）上の各ワークＷが傾斜
下方に滑動し、先頭のワークＷが再び固定ストッパー（
６）及び可動ストッパー（７）によって受け止められる
。

各ワーク支持ローラー（２）上にワークＷが移載された
ならば、第１図及び第２図に示すようにワーク送り込み
経路（１）の後端部で待機しているワーク送り出し手段
（８）の走行台車（４９）を、駆動チェ７（５１）の正
転駆動によりワーク送り出し方向に走行させることによ
り、第８図に仮想線で示すようにプッシャーロッド（５
０）の先端のプンソヤーヘッド（５０ａ）がワークＷの
後端に嵌合し、当該ワーク送をその軸心方向に後押しし
て送り出すことが出来る。ワークＷを次段の装置に送り
込んだならば、前記駆動チェ７（５１）を逆転駆動して
走行台車（４９）を元の待機位置まで後退させる。

上記の作用を繰り返すことにより、ワーク支持フレーム
（４）上のワークＷを１本づつワーク送り込み経路（１
）に移載すると共に、当該ワーク送り込み経路（１）上
のワークＷをその軸心方向に送り出すことが出来るので
あるが、取り扱うワークＷの直径が小さくなる場合、例
えば第５図及び第７図に仮想線で示すように最小直径の
ワークＷ′を取り扱う場合には、第３図に示す操作手段
（９）の操作レバー（２４）を、レバー付きロックボル
ト（３３）を弛緩させた状態で制限位置までワーク送り
出し方向に揺動させ、第５図に仮想線で示すように可動
杆（１３）、カム（１４）、カム従動ローラー（工５）
、及びアーム（１２）を介して各ワーク支持ローラー（
２）を上昇限位置まで上昇させる。この上昇限位置にあ
るワーク支持ローラー（２）は、第７図にも示すように
、下降限位置にあって最大直径のワークＷを支持してい
るときの当該ワークＷの軸心と同心状態に前記最小直径
のワークＷ°を支持することが出来る。

一方、前記操作レバー（２４）の揺動により、第３図に
示す連動杆（４２）と連動板（３８）とを介して各可動
ストッパー（７）が傾斜支持レール（５）の上手側へ行
程比まで移動せしめられる。このときの可動スト／パー
（７）は、第７図に仮想線で示すように最小直径のワー
クＷ゛が傾斜支持レール（５ン上に支持されているとき
、前記可動ストンパー（７）によって受け止められてい
る先頭のワークＷ°のみが起立揺動するワーク移載具（
３）で持ち上げられる位置にある。

上記の如く操作手段（９）により、各ワーク支持ローラ
ー（２）の高さ調整と各可動ストッパー（７）の位置調
整とを行うことにより、最小直径のワークＷ”を取り扱
う場合でも、傾斜支持レール（５）上のワークＷ゛を１
本づつワーク支持ローラー（２）上に移載し、そしてこ
のワーク支持ローラー（２）上に支持されているワーク
Ｗ゛を、最大直径のワークＷを取り扱っているときのワ
ーク軸心レベルと同一軸心レベルで送り出すことが出来
る。勿論この場合、ワーク送り出し手段（８）に於ける
プノンヤーヘッド（５０ａ）は、最小直径のワークＷ″
に適合するものと交換される。

尚、抛作手段（９）の操作レバー（２４）により、第７
図に示すようにワーク支持ローラー（２）はストローク
Ｓ１の範囲内で高さ調整され、これに連動して、可動ス
トッパー（７）はストロークＳ２の範囲内で位置調整さ
れるものである。従って、最大直径のワークＷと最小直
径のワークＷ゛　とを例にとって説明したが、中間直径
のワークを取り扱う場合でも、ワーク支持ローラー（２
）で支持されるときのワークの軸心レベルを一定に保つ
ようにワーク支持ローラー（２）の高さ調整を行うこと
によって、自動的に可動ストンパー（７）の位置調整も
行われて、傾斜支持レール（５）上のワークを先頭のち
のから１本づつワーク移載具（３）でワーク支持ローラ
ー（２）上に移載させ得る状況が確保される。

尚、ワーク支持ローラー（２）やワーク移載具（３）は
垂直に昇降するものであっても良い、又、固定ストッパ
ー（６）は本発明に必須のものではなく、省くことも可
能である。更にワーク送り出し手段としては、上記実施
例のようにワークを直接後押し移送するものに限らず、
例えば前記ワーク支持ローラー（２）を回転駆動し得る
ように構成し、このワーク支持ローラー（２）をワーク
送り出し手段に兼用させることも可能である。

（発明の効果） 以上のように本発明の鋼管等の送り込み装置によれば、
取り扱うワークの直径が変わっても、ワークを１本づつ
確実にワーク支持ローラー上に移載し得ると共に、当該
ワーク支持ローラー上のワークを、常にそのワーク軸心
レベルがワーク直径に関係なく一定する状態で軸心方向
に次段の装置へ送り込むことが出来る。しかも、このよ
うな状況を得るためのワーク支持ローラーの高さ調整と
可動ストッパーの位置調整とを、一つの操作手段を操作
するだけで同時に行うことが出来るので、取り扱うワー
クの直径が変わった場合の調整作業を簡単且つ正確、能
率的に行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体の一部切り欠き平面図、第２図は同正面図
、第３図は要部の詳細を示す平面図、第４図は及び第６
図は第３図の縦断側面図、第５図は第３図の縦断正面図
、第７図は作用を説明する要部の側面図、第８図はワー
ク送り出し手段を示す平面図、第９図は同縦断側面図で
ある。 （１）・・・ワーク送り込み経路、（２）・・・ワーク
支持ローラー、（３）・・・ワーク移載具、（４）・・
・ワーク支持フレーム、（５）・・・傾斜支持レール、
（７）・・・可動ストッパー、（８）・・・ワーク送り
出し手段、（９）・・・操作手段、（１０）・・・ワー
ク支持ローラーの高さ調整手段、（１３）・・・可動杆
、（１４）・・・カム、（１５）・・・カム従動ローラ
ー、（１７）・・・傾斜支持面、（１８）・・・ス）７
パ一部、（２１）　（４２）・・・連動杆、（２２）・
・・シリンダーユニット、（２４）・・・操作レバー、
（３８）・・・連動板、（４６）・・・ガイドレール、
（４９）・・・走行台車、（５０）・・・ブンシャーロ
ッド、（５０ａ）・・・プンシャーヘッド、（５１）・
・・駆動チェ７、Ｗ・・・最大直径のワーク、Ｗ゛・・
・最小直径のワーク。 第４図 特許出願人　津根ｔｉ’？機株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鋼管等の円柱状長尺ワークをその軸心と直交する方向に
   滑動可能に支持する傾斜支持レールと、この傾斜支持レ
   ールの下端に設けられ且つ前記レールの長さ方向に位置
   調整可能な可動ストッパーと、前記レール上から平行に
   送り出された前記ワークをその軸心方向に移動可能に支
   持するワーク支持ローラーと、前記可動ストッパーで受
   け止められている先頭のワークを持ち上げて前記ワーク
   支持ローラー上に移載する傾斜支持面を有する上下出退
   自在なワーク移載具とを備え、前記ワーク支持ローラー
   上に支持されたワークをその軸心方向に送り出す手段を
   設けた装置であって、前記ワーク支持ローラーの高さ調
   整手段を設け、前記ワーク支持ローラーを上昇させたと
   き前記可動ストッパーが前記レールの上手方向に移動す
   るように前記高さ調整手段と前記可動ストッパーとを一
   つの操作手段に連動連結して成る鋼管等の送り込み装置
   。