JP2000308381A - モータの制御方法、モータの制御装置及び当該モータの制御装置を用いたプリンタ - Google Patents

モータの制御方法、モータの制御装置及び当該モータの制御装置を用いたプリンタ

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JP2000308381A
JP2000308381A JP11375499A JP11375499A JP2000308381A JP 2000308381 A JP2000308381 A JP 2000308381A JP 11375499 A JP11375499 A JP 11375499A JP 11375499 A JP11375499 A JP 11375499A JP 2000308381 A JP2000308381 A JP 2000308381A
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Takeshi Iketani
健 池谷
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタの原点出し処理時に、印字ヘッドの
側壁への接触により発生する振動を認識し、印字ヘッド
が側壁以外の間違った位置で停止した場合に原点位置と
把握しないようにする課題があった。 【解決手段】 印字ヘッドの側壁への接触によって発生
する振動状態であることを示すモータの回転方向の変化
の一定の設定回数を記憶しておき、原点出し処理時にモ
ータの回転方向の変化の回数を計数し、この回数と前記
設定回数とを比較し、設定回数以上になった場合に、モ
ータの駆動を停止させて原点出しを行うプリンタを提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの制御方
法、モータの制御装置及び当該モータの制御装置を用い
たプリンタに関し、特に、DCサーボモータにより駆動
対象物を動作させて、駆動対象物を側壁等の障害物に接
触させて位置決めするのに有用であり、例えば、シリア
ルプリンタの場合では、DCサーボモータによりプラテ
ンに沿って印字ヘッドを移動させ、側壁に接触させるこ
とにより、その接触位置を印字ヘッドの原点として検出
して原点出しを行うのに有用である。
【0002】
【従来の技術】図6はシリアルプリンタの印字ユニット
構造図、図7は図6で示す印字ヘッド1を移動させるD
Cサーボモータ制御装置のブロック図、図8はスリット
エンコーダの出力及びアップパルスのタイムチャート、
図9はスリットエンコーダの出力及びダウンパルスのタ
イムチャート、図10は従来の印字ヘッド原点出し処理
のフローチャートである。
【0003】図6において、ドライブプーリ6とドリブ
ンプーリ7の間に張設されたベルト4にワイヤドットお
よびその駆動機構を備えた印字ヘッド1が固定され、前
記ドライブプーリ6を介してDCサーボモータ2を時計
回りA又は反時計回りBに回転させることによって、印
字ヘッド1をガイドレール3に沿って側壁5の間を図に
おける左右(図中矢印R−F方向)に移動させることが
できる。ここで、印字ヘッド1が、図中左(矢印R方
向)に移動する方向をリバース方向と呼び、図中右(矢
印F方向)に移動する方向をフォーワード方向と呼ぶこ
とにする。また、図中左側の側壁5面が、ガイドレール
3に沿って移動する印字ヘッド1の原点位置16と設定
する。
【0004】図7において、DCサーボモータ2は、モ
ータ駆動回路14の制御により回転し、ドライブプーリ
6を回転させてドライブプーリ6とドリブンプーリ7の
間に張設されたベルト4に固定した印字ヘッド1を駆動
するとともに、DCサーボモータ2のシャフト2aに固
定したスリット円盤8を回転させる。そして、スリット
円盤8の回転によって発生させられるスリット変化は、
2相センサから成る光センサ9によって検出される。前
記スリット円盤8および光センサ9によってスリットエ
ンコーダが構成される。該スリットエンコーダの出力
(相ΦAおよび相ΦBから成る2相)はエッジ検出回路
15に入力され、該エッジ検出回路15はDCサーボモ
ータ2の回転方向とスリットエンコーダの出力エッジと
を検出し、図8及び図9に示すように、回転方向ごとに
アップパルス又はダウンパルスを発生させ、アップパル
ス又はダウンパルスを元に予め設定されている周期でC
PU10に対してIPTを発生させる(以後、スリット
割込みと呼ぶ。)。ポジションカウンタ12は、エッジ
検出回路15より出力されるアップ/ダウンパルスをD
Cサーボモータ2の回転方向によってアップカウントも
しくはダウンカウントし、CPU10はそのカウント値
および回転方向を読み取ることができる。
【0005】該アップパルス又はダウンパルスはディジ
タルフィルタ11に送られ、該ディジタルフィルタ11
は、前記スリットエンコーダの出力とアップパルス又は
ダウンパルスとに基づいてDCサーボモータ2の速度を
検出する。そのために、ディジタルフィルタ11は、各
アップパルス間又は各ダウンパルス間の時間(スリット
エンコーダの出力エッジ間)をベースクロックによって
カウントし、DCサーボモータ2の速度に対応する速度
カウント値T(単位:1/速度)を発生させる。このと
き、光センサ9の取付け誤差や、光センサ9自身の特性
のばらつき等により発生する歪み成分を可能な限り除去
するために、ディジタルフィルタ11は、各アップパル
ス又は各ダウンパルスの連続する5回分の速度カウント
値T1 〜T5 (添字が小さいほど新しいデータ)に基づ
いて、数1で示すフィルタリング計算によって修正速度
カウント値TM を算出し、修正速度データとしてCPU
10に出力する。
【0006】
【数1】 TM =(2×T1 +T2 +T3 +T4 −T5 )/4 CPU10は、ROM13(もしくはRAM)内のプロ
グラムにより動作し、印字ヘッド1の位置管理、DCサ
ーボモータ2の速度制御等を行う。CPU10とROM
13とはADバスにより接続している。CPU10は、
印字ヘッド1の進行方向制御(DCサーボモータ2の回
転方向制御)や印字ヘッド1の速度制御(DCサーボモ
ータ2の回転制御のための電圧制御)の指令をモータ駆
動回路14に対して出力する。また、CPU10の内部
ではタイマにより一定間隔(10ms)で割込みを発生
させるようになっている(以後、タイマ割込みと呼
ぶ。)。
【0007】図10において、従来の印字ヘッド原点出
し処理を説明する。(1)にメイン処理、(2)にタイ
マ割込み処理、(3)にスリット割込み処理を示す。ま
ず、メイン処理にて割込みを許可し(S1)、原点位置
16に印字ヘッド1を移動させるため、DCサーボモー
タ2をリバース方向に一定速度で起動させる(S2)。
メイン処理では起動後、DCサーボモータ2の制御が終
了するまで、DCサーボモータ2の制御終了の監視を行
い続ける(S3)。
【0008】タイマ割込み処理では、印字ヘッド1が原
点側の側壁5へ接触するのをタイマカウンタ値Aを用い
て監視するため、タイマ割込み処理毎にタイマカウンタ
値Aを更新する(S6)。タイマカウンタ値Aのクリア
はスリット割込み処理でのみ行う(S9)ため、スリッ
ト割込みが発生しないとタイマカウンタ値Aは増加しつ
づける。これにより、スリット割込みが発生しない時
間、つまり、印字ヘッド1が停止している時間を測定す
ることができる。タイマカウンタ値AがX(Xは印字ヘ
ッド1が側壁5への接触等により、印字ヘッド1が動作
しなくなったことを判定するための値)と等しくなるま
で監視を続け(S7)、等しくなった場合は印字ヘッド
1が側壁5に接触したことにより印字ヘッド1が動作し
なくなったと判断し、DCサーボモータ2の制御を終了
する(S8)。
【0009】スリット割込み処理では、タイマカウンタ
値Aのクリアを行う(S9)。タイマ割込み処理で印字
ヘッド1が側壁5に接触したことを判断すると、メイン
処理でDCサーボモータ2の制御終了の監視を終了し、
ポジションカウンタ12に印字ヘッド1の原点カウンタ
値をセットし(S4)、割込みを禁止する(S5)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術は、印字ヘッドを側壁に接触させることで原点を検出
しているため、ベルト等の要因により発生する接触時の
振動が長時間続き、スリット割込みが発生し続けた場合
には、原点の検出に時間がかかってしまう問題があり、
動作時間の監視をしているような場合は最悪タイムアウ
トエラーになってしまうという問題がある。
【0011】また、従来技術は、印字ヘッドが停止した
(スリット割込みが発生しなくなった)原因が原点出し
を行う側壁への接触であることを確認する手段がないた
め、例えば、媒体等に引っかかって印字ヘッドが停止し
た場合でも原点と判断してしまうという問題がある。こ
の場合、原点出し動作以外の動作中は、原点位置とは反
対側の側壁等に接触してモータが動作できなくなるま
で、間違った原点で動作することになってしまう問題が
あり、最悪の場合、間違った位置に印字をしてしまう可
能性がある。
【0012】本発明は、上記課題を解決し、正確な印字
ヘッドの原点を検出可能なモータの制御方法、モータの
制御装置当該モータの制御装置を用いたプリンタを提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、モータの回転方向の変化の回数を計数し、この回数
が、駆動対象物の接触物への接触によって発生する振動
状態であることを示す一定の設定回数以上になった場合
に、モータの駆動を停止させるようにしたことを特徴と
するモータの制御方法を提供する。
【0014】請求項2に記載の発明は、駆動対象物の接
触物への接触によって発生する振動状態であることを示
すモータの回転方向の変化の一定の設定回数を記憶して
おき、モータの回転方向の変化の回数を計数し、この回
数と前記設定回数とを比較し、設定回数以上になった場
合に、モータの駆動を停止させるようにしたことを構成
上の特徴とするモータの制御装置を提供する。
【0015】請求項3に記載の発明は、印字ヘッドを側
壁に押し当てて原点出しを行うプリンタにおいて、印字
ヘッドの側壁への接触によって発生する振動状態である
ことを示すモータの回転方向の変化の一定の設定回数を
記憶しておき、原点出し処理時にモータの回転方向の変
化の回数を計数し、この回数と前記設定回数とを比較
し、設定回数以上になった場合に、モータの駆動を停止
させて原点出しを行うモータの制御装置を備えたことを
構成上の特徴とする。
【0016】以上により、印字ヘッド等の駆動対象物が
側壁等の接触物に接触し、この接触により発生する振動
状態にあると判断することができるため、印字ヘッドの
原点出しが正確に行える。請求項4に記載の発明は、印
字ヘッドを側壁に押し当てて原点出しを行うプリンタに
おいて、原点出し終了後に、印字ヘッドを移動させ、最
大移動量分だけ移動した場合には原点検出が正規の位置
であると判断し、最大移動量分だけ移動できない場合に
は原点検出が正規の位置でないと判断して、原点出しの
確認をするようにしたことを構成上の特徴とする。これ
により、印字ヘッドの原点出しが正確に行える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。なお、これによりこの発明が限
定されるものではない。また、各実施の形態では、図6
に示すシリアルプリンタの印字ユニット構造図、図8に
示すスリットエンコーダの出力及びアップパルスのタイ
ムチャート、図9に示すスリットエンコーダの出力及び
ダウンパルスのタイムチャートは、従来と同様であり、
これらの構成の説明の詳細は省略し、以下各構成要素を
使用して説明する。
【0018】第1の実施の形態 図1に、DCサーボモータ制御装置のブロック図を示
す。なお、従来と同様の構成要素は、図7の場合と同一
の符号を付して説明を省略する。このDCサーボモータ
制御装置には、印字ヘッド1、DCサーボモータ2、ベ
ルト4、ドライブプーリ6、ドリブンプーリ7、スリッ
ト円盤8、光センサ9、CPU10、ディジタルフィル
タ11、ポジションカウンタ12、ROM13、モータ
駆動回路14及びエッジ検出回路15を表してあり、こ
れらは従来と同様であるので説明を省略する。また、こ
のDCサーボモータ制御装置には、前回モータ回転方向
メモリ17及び方向変化数メモリ18がCPU10に接
続して設けてある。前記前回モータ回転方向メモリ17
は、スリット割込み処理で使用され、前回のスリット割
込み時のDCサーボモータ2の回転方向(以下、前回モ
ータ回転方向という。)を保持しておくメモリである。
前記方向変化数メモリ18は、スリット割込み処理で使
用され、スリット割込み処理で検出したモータ回転方向
の総変化数を保持しておくメモリである。なお、ROM
13には、後述する第1の実施の形態に特有の印字ヘッ
ド原点出し処理をCPU10が実行するプログラムが格
納されているものとする。
【0019】以下、従来の技術との相違点である印字ヘ
ッド原点出し処理を説明する。図2〜図4に、そのフロ
ーチャートを示す。図2にメイン処理、図3にタイマ割
込み処理、図4にスリット割込み処理を示す。まず、メ
イン処理にて前回モータ回転方向メモリ17と方向変化
数メモリ18の初期化を行う(S10,S11)。次
に、割込みを許可し(S12)、原点位置16に印字ヘ
ッド1を移動させるため、DCサーボモータ2をリバー
ス方向に一定速度で起動させる(S13)。DCサーボ
モータ2の制御が終了するまで、DCサーボモータ2の
制御終了の監視を行い続ける(S14)。
【0020】タイマ割込み処理では、印字ヘッド1が原
点側の側壁5へ接触するのをタイマカウンタ値Aを用い
て監視するため、タイマ割込み処理毎にタイマカウンタ
値Aを更新する(S17)。タイマカウンタ値Aのクリ
アはスリット割込み処理でのみ行う(S20)ため、ス
リット割込みが発生しないとタイマカウンタ値Aは増加
しつづける。これにより、スリット割込みが発生しない
時間、つまり、印字ヘッド1が停止している時間を測定
することができる。タイマカウンタ値AがX(Xは印字
ヘッド1が側壁5への接触等により、印字ヘッド1が動
作しなくなったことを判定するための値)と等しくなる
まで監視を続け(S18)、等しくなった場合は印字ヘ
ッド1が側壁5に接触したことにより印字ヘッド1が動
作しなくなったと判断し、DCサーボモータ2の制御を
終了する(S19)。
【0021】スリット割込み処理では、まず、タイマカ
ウンタ値Aのクリアを行う(S20)。その後に現在の
モータ回転方向をリード(S21)し、前回のスリット
割込みでのモータ回転方向と比較する(S22)。比較
した結果回転方向が同じであるならばスリット割込み処
理を終了し、そうでなければ方向変化数を更新(S2
3)し、方向変化数とY(印字ヘッドが原点位置16に
達したことを判定できる最小方向変化数)を比較する
(S24)。比較した結果方向変化数がY以上であるな
らばモータの制御を終了(S25)し、そうでなければ
現在のモータ回転方向を前回モータ回転方向にセットす
る(S26)。ここでの処理で、印字ヘッド1が側壁5
の原点位置16に接触することにより発生する振動状態
にある場合には、方向変化数が振動によって増加してい
くため、この振動状態にあることは更新していく方向変
化数が最小方向変化数Yに達することを検知すれば把握
できることを利用している。
【0022】タイマ割込み処理またはスリット割込み処
理で印字ヘッド1が側壁5に接触したことを判断する
と、メイン処理でDCサーボモータ2の制御終了の監視
を終了し、ポジションカウンタ12に印字ヘッド1の原
点カウンタ値をセットし(S15)、割込みを禁止する
(S16)。上記第1の実施の形態によると、印字ヘッ
ドの原点検出をスリット割込みが発生しなくなることで
判断する従来技術に加え、振動によるモータの回転方向
の方向変化数を監視して総変化数により印字ヘッドの原
点を検出する条件を加えることで、印字ヘッドの原点出
しで接触したことにより振動した場合でも短時間で原点
を検出することが可能となる。
【0023】第2の実施の形態 以下、従来の技術との相違点である印字ヘッド原点出し
確認処理を説明する。図5に、そのフローチャートを示
す。なお、ここでは、上記第1の実施の形態で説明した
印字ヘッド原点出し処理を想定するが、従来の印字ヘッ
ド原点出し処理の場合も同様であるため説明を省略す
る。図1に示すROM13には、後述する第2の実施の
形態に特有の印字ヘッド原点出し確認処理をCPU10
が実行するプログラムが格納されているものとする。
【0024】まず、上記第1の実施の形態(又は従来の
技術)の印字ヘッド原点出し処理を行う(S27)。原
点出し処理終了後、印字ヘッド1を最大移動量分フォー
ワード方向へ移動させる(S28)。原点出しが正規の
原点位置16で検出されていれば途中に媒体等の障害物
がない限り最大移動量分の移動が可能であるため、フォ
ーワード方向への最大移動量分の移動は正常終了となる
(S30)。原点出しが正規の原点位置で検出されてい
なければ最大移動量分の移動は不可能であるため、つま
り、最大移動量分だけ移動する前に印字ヘッド1が原点
位置16とは反対側の側壁5にぶつかってしまうため、
フォーワード方向への最大移動量分の移動は異常終了と
なる(S31)。
【0025】印字ヘッド1の原点出し確認においては、
このフォーワード方向への最大移動量分の移動の動作結
果により判断する。つまり、フォーワード方向への最大
移動量分の移動が正常終了ならば正常とし(S30)、
正常終了でなければ異常とする(S31)。上記第2の
実施の形態によると、印字ヘッドの原点出し動作後にフ
ォーワード方向への最大移動量分の移動を行うことで、
印字ヘッドの原点出しが正規の位置で検出できたかどう
かを確認することが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、印
字ヘッド等の駆動対象物が側壁等の接触物に接触し、こ
の接触により発生する振動状態にあると判断することが
できる効果が得られ、プリンタにおいては原点出し時間
を短時間で行うことが可能となり、印字ヘッドの原点出
しが正確に行える効果が得られる。また、原点出し終了
後に印字ヘッドを最大移動量分だけ移動させることによ
り印字ヘッドが側壁に接触したことを認識するようにし
たため、確実に原点出しが行え、間違った位置に印字す
るようなこともなくなる。
【0027】したがって、従来の技術の課題が解決し、
正確な印字ヘッドの原点を検出可能なモータの制御方
法、モータの制御装置当該モータの制御装置を用いたプ
リンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のDCサーボモータ制御装置
のブロック図
【図2】第1の実施の形態のメイン処理のフローチャー
【図3】第1の実施の形態のタイマ割込み処理のフロー
チャート
【図4】第1の実施の形態のスリット割込み処理のフロ
ーチャート
【図5】第2の実施の形態の印字ヘッド原点出し確認処
理のフローチャート
【図6】シリアルプリンタの印字ユニット構造図
【図7】従来のDCサーボモータ制御装置のブロック図
【図8】スリットエンコーダの出力およびアップパルス
のタイムチャート
【図9】スリットエンコーダの出力およびダウンパルス
のタイムチャート
【図10】従来の印字ヘッド原点出し処理のフローチャ
ート
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2 DCサーボモータ 3 ガイドレール 4 ベルト 5 側壁 6 ドライブプーリ 7 ドリブンプーリ 8 スリット円盤 9 光センサ 10 CPU 11 ディジタルフィルタ 12 ポジションカウンタ 13 ROM 14 モータ駆動回路 15 エッジ検出回路 16 原点位置 17 前回モータ回転方向メモリ 18 方向変化数メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転方向の変化の回数を計数
    し、この回数が、駆動対象物の接触物への接触によって
    発生する振動状態であることを示す一定の設定回数以上
    になった場合に、モータの駆動を停止させるようにした
    ことを特徴とするモータの制御方法。
  2. 【請求項2】 駆動対象物の接触物への接触によって発
    生する振動状態であることを示すモータの回転方向の変
    化の一定の設定回数を記憶しておき、モータの回転方向
    の変化の回数を計数し、この回数と前記設定回数とを比
    較し、設定回数以上になった場合に、モータの駆動を停
    止させるようにしたことを特徴とするモータの制御装
    置。
  3. 【請求項3】 印字ヘッドを側壁に押し当てて原点出し
    を行うプリンタにおいて、 印字ヘッドの側壁への接触によって発生する振動状態で
    あることを示すモータの回転方向の変化の一定の設定回
    数を記憶しておき、原点出し処理時にモータの回転方向
    の変化の回数を計数し、この回数と前記設定回数とを比
    較し、設定回数以上になった場合に、モータの駆動を停
    止させて原点出しを行うモータの制御装置を備えたこと
    を特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 印字ヘッドを側壁に押し当てて原点出し
    を行うプリンタにおいて、 原点出し終了後に、印字ヘッドを移動させ、最大移動量
    分だけ移動した場合には原点検出が正規の位置であると
    判断し、最大移動量分だけ移動できない場合には原点検
    出が正規の位置でないと判断して、原点出しの確認をす
    るようにしたことを特徴とするプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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