JP2723757B2 - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JP2723757B2
JP2723757B2 JP4158291A JP15829192A JP2723757B2 JP 2723757 B2 JP2723757 B2 JP 2723757B2 JP 4158291 A JP4158291 A JP 4158291A JP 15829192 A JP15829192 A JP 15829192A JP 2723757 B2 JP2723757 B2 JP 2723757B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はモータ制御装置に関
し、特に、モータを反転させる場合に、モータの反転位
置を正確に検出することのできるモータ制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば複写機やファクシミリ装置等に
おける原稿を照明走査するための光学系駆動用モータ
や、複写機に装着される自動原稿送り装置駆動用のモー
タにおいては、第1方向に回転して光学系や原稿搬送ベ
ルトを第1方向へ駆動し、所定のタイミングで第2方向
へ反転して、光学系や原稿搬送ベルトを第1方向と反対
の第2方向へ駆動する。
【0003】このような光学系駆動や原稿搬送ベルトの
駆動においては、駆動反転位置を正確に制御する必要が
ある。そのためには、駆動源であるモータが実際に、ど
の時点で正転から逆転に切換わったかを検出する必要が
ある。ところで、回転するモータは、慣性があり、反転
命令信号が与えられても、直ちに正転から逆転に切換わ
るわけではなく、反転命令信号と実際にモータが正転か
ら逆転に反転する時とでは、時間のずれがある。それゆ
え、上述のような光学系駆動用モータや自動原稿送り装
置の搬送ベルト駆動用モータにおいては、モータに与え
る反転命令信号と、モータが実際に正転から逆転に反転
する時との時間のずれを正確に検出して、それを制御に
反映させなければ、精度の良い制御ができない。
【0004】従来のたとえば自動原稿送り装置の駆動用
モータの逆転制御では、特開昭61−174538号公
報に記載されたモータ反転時の検出制御がある。この公
開公報に記載の制御では、モータに連結されたエンコー
ダの出力パルスを検出し、モータに反転命令信号が与え
られた時刻t1と、エンコーダ出力が変化しなくなる時
刻t2との差を求めることで、モータに反転命令信号が
与えられた時t1と、実際にモータが反転を開始した時
t2とのずれ時間Tを検出するものである。
【0005】また、上述の公開公報に記載の制御に代え
て、たとえば、モータ軸に連動した位相の90度異なる
2相式のエンコーダを用いるものでも、モータの反転位
置を正確に検出することができる。位相の90度異なる
2相式のエンコーダでは、一般に、エンコーダが回転す
ることにより、図7Aに示すように、A相とB相のパル
スが出力される。そして、A相のパルスとB相のパルス
とは互いに90度の位相差を有している。それゆえ、モ
ータが正転時には、図7Bに示すように、A相のパルス
が立ち上がった時点におけるB相の信号レベルを検出す
ると、B相のレベルはたとえばハイである。
【0006】逆に、モータが逆転している場合は、図7
Cに示すように、A相のパルスが立ち上がった時点でB
相の信号レベルを検出すると、B相の信号レベルはたと
えばローである。それゆえ、A相のパルスが立ち上がっ
た時点におけるB相の信号レベルを検出することで、モ
ータが正転しているか、逆転しているかを正確に検出す
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術のう
ち、特開昭61−174538号公報に記載の制御で
は、反転命令信号が出力された時から、実際の反転が検
出されるまでのずれ時間Tが比較的長く、しかも、エン
コーダの出力が変化しなくなった時点の検出が正確に行
えないので、モータが実際に反転する時点を検出する制
御方法としては、精度が良くないという欠点があった。
【0008】一方、上述の90度位相の異なる2相式の
エンコーダを用いる方法では、モータが実際に反転する
時点を正確に検出することができるが、2相式のエンコ
ーダは高価であり、しかも、エンコーダからの信号線が
2相式であるため1本多く、安価な装置を構成する場合
には適さないという欠点があった。それゆえ、構成が簡
易で、かつ、精度良くモータの実際の反転時点を検出す
ることができるモータ制御装置が望まれる。このような
モータ制御装置を発明するにあたっては、上述のよう
に、2相式のエンコーダを使用できないため、単相式の
エンコーダに基づいてモータの回転速度を検出する必要
がある。ところで、単相式のエンコーダに基づいてモー
タの回転速度を検出し、しかも反転時点を検出する場
合、万一、モータの反転が検出されない事態が生じる
と、モータに反転電圧が印加され続ける等の不具合があ
る。
【0009】そこでこの発明は、このような不具合がな
く、構成が簡易で精度良くモータの実際の反転時点を検
出可能なモータ制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
モータの回転軸に連結され、モータ回転に連動して回転
信号を出力する回転信号出力手段と、回転信号出力手段
から出力される回転信号に基づいて、モータの回転速度
を算出する速度算出手段と、モータに反転命令を出力す
る手段と、反転命令出力後の速度算出手段で算出される
モータの回転速度が予め定める基準速度以下になったか
否かを判別する判別手段と、判別手段が回転速度が基準
速度以下になったと判別したことに応答して、モータの
反転時点を判定する反転検出手段と、反転命令出力後、
所定時間内に、モータの反転時点が検出されないときに
異常処理を行う異常処理手段とを含むことを特徴とする
モータ制御装置である。
【0011】
【作用】この発明によれば、反転命令出力後、所定時間
内にモータの反転が検出されない場合は、異常事態と判
別され、所定の保護動作が行われるから、万一モータの
反転が検出されなかったときでも、危険な状態等になる
ことのない安全なモータ制御装置とすることができる。
【0012】
【実施例】以下には、図面を参照して、この発明の一実
施例について詳細に説明をする。図1は、この発明の一
実施例にかかるモータ駆動制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。図1を参照して説明すると、モータ1はた
とえばDCサーボモータであって、負荷2を駆動するた
めのものである。負荷2としては、たとえば複写機に装
着される自動原稿搬送装置の搬送ベルトが考えられる。
また、負荷2としては、複写機の原稿照明走査用の光学
系が考えられる。その他、負荷2としては、任意の駆動
部材が考えられる。
【0013】モータ1の回転軸にはモータ1の回転状態
を検出するための検出器3が連結されている。検出器3
は、たとえば放射状に多数のスリットが形成された回転
円板4と、この回転円板4に光学的に結合されたフォト
インタラプタ5とによって構成された単相式のエンコー
ダとされている。このような構成にすると、検出器3を
簡易でかつ安価に構成することができる。この実施例で
は、回転円板4には、たとえば総数70〜80個のスリ
ットが放射状に形成されている。それゆえ、モータ1が
1回転すると、フォトインタラプタ5から70〜80個
のパルスが出力される。
【0014】検出器3は、上述のような構成に代えて、
サーボモータ1の回転に周期的に連動したパルスを出力
する他の機器、たとえば周波数発生器を用いてもよい。
フォトインタラプタ5の出力パルスはモータ制御部6へ
与えられる。モータ制御部6には、マイクロコンピュー
タやメモリが備えられていて、モータ制御部6によって
モータ1が反転制御されるとともに、モータ1の実際の
反転時が検出される。
【0015】モータ制御部6の制御信号はドライバ7へ
与えられ、ドライバ7によってモータ1が回転される。
図2は、モータ制御部6から出力される反転命令信号
と、モータ1の実際の回転速度と、フォトインタラプタ
5から出力されるパルスに基づいてモータ制御部6が検
出する速度データおよび加速度データとの関係を表わす
波形図である。図2に示すように、反転命令がオンする
と、そのタイミングでモータ1の実速度は正転側の定速
回転から除々に下がり、時間t2でモータ1の回転は0
となり、時間t2から逆転する。
【0016】このモータ1の実速度は、フォトインタラ
プタ5の検出パルスに基づいて、モータ制御部6内で
は、図2Cのような階段状の速度データとして把握され
る。また、このモータ1の加速度は、フォトインタラプ
タ5の検出パルスに基づいて、モータ制御部6内で、図
2Dのような把握される。モータ制御部6内には、図2
Cおよび図2Dに示すデータを算出するために、図3に
示すようなフォトインタラプタ5のパルス幅データCW
DTを算出するための回路が備えられている。
【0017】図3を参照して説明すると、フォトインタ
ラプタ5から出力されるパルスはエッジ検出回路61へ
与えられる。エッジ検出回路61は、与えられるパルス
のたとえば立ち上がりエッジを検出して、その検出出力
を導出する。そしてその検出出力は、アップカウンタ6
2へ与えられてカウントされる。また、このパルス幅デ
ータCWDT算出回路には、基準クロックをアップカウ
ントするたとえば16ビット構成のフリーランニングカ
ウンタ63が備えられている。フリーランニングカウン
タ63は、基準クロックとしてたとえば周波数f=1.
5MHz程度のマイクロコンピュータのマシンクロック
をカウントする。
【0018】一方、エッジ検出回路61の出力は、キャ
プチャ信号としてキャプチャレジスタ64へ与えられ
る。キャプチャレジスタ64は、エッジ検出回路61か
ら与えられるキャプチャ信号をトリガとしてフリーラン
ニングカウンタ63のカウント数を読取保持する。した
がって、キャプチャレジスタ64の内容はエッジ検出回
路61の出力、すなわちフォトインタラプタ5から出力
されるパルスの立ち上がりエッジによって更新されてい
く。
【0019】それゆえ、図4に示すように、ある時点Δ
t1において、アップカウンタ62のカウント数がUD
Cmであり、またそのときのキャプチャレジスタ64の
カウント数がCPTmであり、その時点Δt1から単位
微小時間Δt後のΔt2におけるアップカウンタ62の
カウント数をUDCn、キャプチャレジスタ64のカウ
ント数をCPTnとすれば、フォトインタラプタ5から
与えられるパルス幅データCWDTは、
【0020】
【数1】
【0021】なお、図3においては、アップカウンタ6
2が用いられているものとして説明したが、このアップ
カウンタ62に代えて、モータ1が反転したことが検出
されると、ダウンカウントに切換わるアップダウンカウ
ンタを用いたものとしてもよい。上述の式(1)におい
ては、アップダウンカウンタを用いた場合を考慮して、
右辺の分母は絶対値がとられている。
【0022】また、単位微小時間Δtの間の平均加速度
は、
【0023】
【数2】
【0024】で求めることができる。ところで、モータ
1が反転する場合は、モータ1の実速度は正転側から除
々に減速し、やがて0になり、逆転側になって除々に加
速する。ところが、モータ制御部6内で算出される速度
データは、モータ1の実速度が0になっても、図2Cに
示すように速度データは0にならず、正確な反転時の検
出が困難である。
【0025】そこで、一つの実施例では、図2Cに示す
速度データが予め定める基準速度以下になったときにモ
ータ1が反転したとみなすか、または、より正確なモー
タ1の反転時を決めるために、速度データが基準速度以
下になった時から所定の微小時間Δt0を経過した時
に、モータ1が反転したと判別するようにした。また、
他の実施例としては、図2Cに示す速度データが予め定
める基準速度Nth以下になり、かつ、その場合に図2
Dに示す加速度データが負から正に反転した時点を、モ
ータ1が反転した時点とみなすようにした。
【0026】さらに、これらの各実施例において、反転
命令が出力されて後、所定時間内にモータ1の反転が判
定されなかった場合は、異常事態であるとして保護処理
がされるようにして、単相エンコーダを用いたモータ制
御における安全性の向上が図られている。次に、第5図
のフローチャートを参照して、モータ制御部6の制御動
作の一例について説明をする。
【0027】このモータ1がたとえば複写機に装着され
た自動原稿搬送装置の搬送ベルト駆動用のモータであ
り、モータ制御部6がそのモータの制御部であるとす
る。すると、モータ制御部6には、自動原稿搬送装置の
全体制御を行う本体制御部から反転指令が与えられる。
応じて、モータ制御部6はドライバ7に対して反転命令
を出力する。また、異常検出用タイマ3をスタートさせ
る(ステップS1)。
【0028】次いで、タイマ1をスタートさせる(ステ
ップS2)。タイマ1は、単位微小時間Δtを計時する
ためのものである。次いで、フォトインタラプタ5から
入力されるパルスがカウントされる(ステップS3)。
そして、単位微小時間Δtが経過するまでの間、パルス
のカウントが続けられる(ステップS4,S3,S
4)。
【0029】このパルスのカウントは、図3を参照して
説明したように、アップカウンタ62でパルス数がカウ
ントされるとともに、その間の基準クロックの数がキャ
プチャレジスタ64でカウントされる。そして、単位微
小時間Δtが経過すると、その単位微小時間Δtの間に
カウントされたアップカウンタ62のパルス数(UDC
n−UDCm)およびその単位微小時間Δtの間のキャ
プチャレジスタ64のカウント数の変化(CPTn−C
PTm)に基づいて、パルス幅データCWDTが求めら
れ、かつ、式(2)に基づいてモータ1の回転速度Nが
求められる(ステップS5)。
【0030】そして、その算出された速度Nが基準速度
Nth以下か否かの判別がされる(ステップS6)。判
別の結果、算出されたNが基準速度Nth以下でなけれ
ば、次に、タイマ3がタイムアップしたか否かの判別が
される(ステップS7)。タイマ3は、上述したように
異常検出用タイマであり、タイマ3の計時時間は、反転
検出に必要十分な時間が予め設定されている。それゆ
え、正常動作をしている限り、タイマ3はこの時点でタ
イムアップしない。したがって、ステップS2からの制
御が繰返されて、次の単位微小時間Δtの間の速度Nが
算出されることになる(ステップS2〜S5)。
【0031】一方、ステップS7において、万一タイマ
3がタイムアップしたと判別された場合、すなわちタイ
マ3で設定されているモータ1の反転検出に必要十分な
時間が経過しても、まだモータ1の速度Nが所定の基準
速度Nth以下にならない場合は、異常状態であると判
断されてモータ1が停止され(ステップS8)、この制
御は終わる。
【0032】なお、モータ1を直ちに停止させるのに代
えて、たとえばモータ1を所定の速度で所定の時間だけ
回転させ続けた後、駆動を停止せさるようにしてもよ
い。このように、タイマ3がタイムアップしたことに基
づき、モータ1に対する保護処理がされる点が、この実
施例における特徴である。モータ1の制御が正常に行わ
れている場合には、タイマ3がタイムアップするまで
に、ステップS6において、算出された回転速度Nが基
準速度Nth以下と判別される。そうすると、タイマ2
がスタートされる(ステップS9)。タイマ2は、予め
定める微小時間Δt0を計時するためのタイマである。
【0033】タイマ2がスタートした後、タイマ2が予
め定める微小時間Δt0を計時してタイムアップしたこ
とが判別されると(ステップS10)、その時点でモー
タ1が反転したと判別される(ステップS11)。この
ような制御を行うと、タイマ2で計時している時間が微
小時間Δt0であるから、先に説明した特開昭61−1
74538号公報のように、相対的に長い時間Tに基づ
く時間観察によってモータ1の反転時期を検出しないた
め、モータ1の反転時を正確に判定できるという利点が
ある。
【0034】また、この実施例では、モータ1の回転速
度Nが基準速度Nth以下になった後に、タイマ2をス
タートさせるようにしたが、モータ1の速度が所定速度
以下になったか否かの判定しきい値(基準速度Nth)
を十分に低くすることにより、ステップS6における基
準速度Nth以下の判定がされた時点で、モータ1が反
転したとみなすことも可能である。
【0035】図6は、モータ制御部6の他の制御動作を
説明するためのフローチャートである。図6に示すフロ
ーチャートでは、モータ制御部6がモータ1の反転時点
を検出するのに加速度データを活用する例が示されてい
る。図6を参照して説明すると、モータ制御部6に自動
原稿搬送装置の全体制御を行う本体制御部から反転命令
が与えられると、モータ制御部6はドライバ7に対して
反転命令を出力するとともに、異常検出用タイマ3をス
タートさせる(ステップS21)。
【0036】次いで、タイマ1をスタートさせる(ステ
ップS22)。タイマ1は、単位微小時間Δtを計時す
るためのものである。次いで、フォトインタラプタ5か
ら入力されるパルスがカウントされる(ステップS2
3)。そして、単位微小時間Δtが経過するまでの間、
パルスのカウントが続けられる。このパルスのカウント
は、図3を参照して説明したように、アップカウンタ6
2でパルス数がカウントされるとともに、その間の基準
クロックの数がキャプチャレジスタ64でカウントされ
る。
【0037】そして、単位微小時間Δtが経過すると、
その単位微小時間Δtの間にカウントされたアップカウ
ンタ62のパルス数(UDCn−UDCm)およびその
単位微小時間Δtの間のキャプチャレジスタ64のカウ
ント数の変化(CPTn−CPTm)に基づいて、パル
ス幅データCWDTが求められ、かつ、式(2)に基づ
いてモータ1の回転速度Nが求められる(ステップS2
5)。
【0038】また、単位微小時間Δtの間の加速度αが
算出される(ステップS26)。加速度αは、上述した
式(3)により求められる。そして、次のステップS2
7において、ステップS5で算出された速度Nが基準速
度Nth以下か否かの判別がされる。その結果、算出さ
れた速度Nが基準速度Nth以下でなければ、次いで、
タイマ3がタイムアップしたか否かの判別がされる(ス
テップS28)。
【0039】タイマ3は、上述したように、異常検出用
タイマであり、モータ1の反転検出に必要十分な時間を
計時するためのものである。それゆえ、正常状態におい
ては、この時点でタイマ3はタイムアップしないから、
ステップS22からの制御が繰返されて、次の単位微小
時間Δtの間の速度Nが算出され、その間の加速度αが
求められる(ステップS22〜S26)。
【0040】もし、ステップS28においてタイマ3が
タイムアップしたと判別されると、モータ1の反転に必
要十分な時間内においてモータ1の速度Nが基準速度N
th以下にならなかったわけであるから、異常であると
判別されてモータ1が停止される(ステップS29)。
このように、この実施例においてはタイマ3がタイムア
ップしたことに基づいて保護動作としてモータ1が直ち
に停止されるよう制御される。
【0041】なお、モータ1を直ちに制御させるのに代
えて、所定の低速度で所定の時間だけ駆動した後に停止
させるようにしてもよい。正常な制御においては、タイ
マ3がタイムアップするまでの間に、ステップS27に
おいて、算出された回転速度Nが基準速度Nth以下に
なったことが判別される。すると、加速度αが正になっ
たか否かの判別がされる(ステップS30)。加速度α
は、図2Dに示すように、モータ1が減速中は負であ
り、モータ1が加速状態にあると正に反転する。したが
って、加速度αが正でないとき、すなわち加速度αが負
であれば、モータ1は反転しておらず減速中であるとい
うことになる。
【0042】加速度αが正でない場合は、次いで、タイ
マ3がタイムアップしたか否かの判別がされる(ステッ
プS31)。もし、タイマ3がタイムアップするまでに
加速度αが正にならなければ、反転検出に必要十分な時
間内にモータ1の反転が検出されないわけであるから、
異常事態であると判別され、モータ1は停止される(ス
テップS29)。
【0043】正常な状態では、ステップS31におい
て、タイマ3はタイムアップしていないと判別されるか
ら、ステップS30において、加速度αが正になった時
点で、モータ1の反転が検出される(ステップS3
2)。以上の図5および図6に示すフローチャートは、
この発明の実施例にかかる制御であり、この発明は、図
5および図6のフローチャートに制限されず、種々の変
更が可能である。
【0044】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてお
り、安価な構成でモータの反転時期を精度良く判定する
ことができるとともに、万一、モータの反転時期が判定
されない場合には、異常状態であると判定されてモータ
が停止されるので、安全性が高く、モータの反転時期を
安価にかつ精度良く検出できるモータ制御装置とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるモータ制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例にかかるモータ制御装置に
おける反転命令と、モータの実速度と、検出されたモー
タの速度データとの関係を表わす波形図である。
【図3】この発明の一実施例におけるパルス幅データ算
出回路の一例を示すブロック図である。
【図4】パルス幅の算出原理を説明するための図であ
る。
【図5】この発明の一実施例におけるモータ反転検出制
御の内容を表わすフローチャートである。
【図6】この発明の他の実施例におけるモータ反転検出
制御の内容を表わすフローチャートである。
【図7】従来の2相式エンコーダの正転と逆転とを検出
する原理を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 負荷 3 検出装置 5 フォトインタラプタ 6 モータ制御部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転軸に連結され、モータ回転に
    連動して回転信号を出力する回転信号出力手段と、 回転信号出力手段から出力される回転信号に基づいて、
    モータの回転速度を算出する速度算出手段と、 モータに反転命令を出力する手段と、 反転命令出力後の速度算出手段で算出されるモータの回
    転速度が予め定める基準速度以下になったか否かを判別
    する判別手段と、 判別手段が回転速度が基準速度以下になったと判別した
    ことに応答して、モータの反転時点を判定する反転検出
    手段と、 反転命令出力後、所定時間内に、モータの反転時点が検
    出されないときに異常処理を行う異常処理手段とを含む
    ことを特徴とするモータ制御装置。
JP4158291A 1992-06-17 1992-06-17 モータ制御装置 Expired - Lifetime JP2723757B2 (ja)

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