JP2000270575A - モータ駆動制御装置、モータ駆動制御方法、及び記憶媒体 - Google Patents

モータ駆動制御装置、モータ駆動制御方法、及び記憶媒体

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JP2000270575A
JP2000270575A JP11073421A JP7342199A JP2000270575A JP 2000270575 A JP2000270575 A JP 2000270575A JP 11073421 A JP11073421 A JP 11073421A JP 7342199 A JP7342199 A JP 7342199A JP 2000270575 A JP2000270575 A JP 2000270575A
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JP
Japan
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level
phase
motor
drive control
pulse
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JP11073421A
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English (en)
Inventor
Tei Hayashi
禎 林
Kenichi Kataoka
健一 片岡
Shinji Yamamoto
新治 山本
Akio Atsuta
暁生 熱田
Jun Ito
潤 伊藤
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でありながら、モータ振動やエン
コーダへの混入ノイズによるエンコーダ出力のチャタリ
ングを取り除き、また何らかの外力によるモータの停止
や反転に起因する状態に適切に対応できるようにする。 【解決手段】 エンコーダの出力するA相及びB相のパ
ルス信号のレベルを監視して(S1〜S3)、例えばA
相の信号レベルがローレベルまたはハイレベルを継続す
る時間(t2−t0)を算出する。算出された時間を所
定の値Terrと比較し(S4)、比較の結果、算出さ
れた時間が所定の値よりも小さい場合、エンコーダにノ
イズの混入等が発生していると判断して、該ノイズ等の
影響を取り除く処理を行う(S5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ駆動制御装
置、モータ駆動制御方法、及び記憶媒体に関し、特に、
画像形成装置の感光ドラム駆動部のような高精度の回転
性能を要求される部分に使用されるモータのためのモー
タ駆動制御装置、該モータ駆動制御装置に適用されるモ
ータ駆動制御方法、及び該モータ駆動制御方法を実行す
るプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直流モータ、パルスモータ、振動
波モータ等を駆動源に使用した装置において、モータの
回転速度むらを低減させるために、モータの軸上にロー
タリーエンコーダを取り付け、ロータリーエンコーダか
ら出力される信号を基にモータの速度を制御するように
構成されている装置が実用化されている。
【0003】ところで、モータが大きなノイズ発生源で
あるため、モータと一体に設置されるロータリーエンコ
ーダにモータからノイズが混入し、何らかのノイズ対策
が必要であった。こうした要請に対して、例えば特開平
5−3687号公報に示されるようなモータ駆動制御装
置が公知であった。すなわち、モータの駆動速度を直流
電圧として検出し、その検出された駆動速度信号に含ま
れるノイズ成分を抽出し、フィルタ手段が検出駆動速度
からそのノイズ成分を除去するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−3687号公報に開示されるような構成では回路が
大規模化してしまうという問題がある。
【0005】また、ロータリーエンコーダから出力され
る信号が、通常と異なる出力状態になった場合に、それ
が、モータ振動やエンコーダへの混入ノイズによるエン
コーダ出力のチャタリングであるのか、あるいは何らか
の外力によるモータの停止や反転に起因する状態である
のか区別できない。したがって、チャタリングの発生時
はそれを取り除き、一方、その他の異状時には速やかに
モータを停止して、原因を取り除くという、それぞれ異
なった対処を行わねばならないにも拘わらず、区別がで
きないために適切な対処ができず、異状時の回復信頼性
に欠けるという問題があった。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、簡単な構成でありながら、モータ振動
やエンコーダへの混入ノイズによるエンコーダ出力のチ
ャタリングを取り除き、また何らかの外力によるモータ
の停止や反転に起因する状態に適切に対応できるモータ
駆動制御装置、モータ駆動制御方法、及び記憶媒体を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、モータの駆動状態を
検出して該モータの回転速度に応じた周波数を持つパル
ス信号を出力する駆動状態検出手段と、該駆動状態検出
手段から出力されたパルス信号を基に前記モータの駆動
制御を行う駆動制御回路とを備えたモータ駆動制御装置
において、前記駆動状態検出手段の出力するパルス信号
のレベルを監視して、該信号レベルがローレベルまたは
ハイレベルを継続する時間が所定の値よりも小さい場
合、前記駆動状態検出手段に外乱が発生していると判断
する判断手段を有することを特徴とする。
【0008】請求項7記載の発明によれば、モータの駆
動状態を検出して、該モータの回転速度に応じた周波数
を有する複数のパルス信号であって、一方の相のパルス
信号のレベルが反転した後に該相のパルス信号のレベル
が再度反転する前に他方の相のパルス信号のレベルが反
転するような位相差を有した少なくとも2相のパルス信
号を出力する駆動状態検出手段と、該駆動状態検出手段
から出力された各パルス信号を基に前記モータの駆動制
御を行う駆動制御回路とを備えたモータ駆動制御装置に
おいて、前記駆動状態検出手段の出力する2相のパルス
信号のレベルを監視して、一方の相の信号レベルが一方
のレベルに反転した後、他方の相の信号レベルが反転す
る前に前記一方の相の信号レベルが他方のレベルに反転
したときであって、前記一方の相の信号レベルが前記一
方のレベルを継続した時間が所定の値よりも小さい場
合、前記駆動状態検出手段が出力する前記一方の相の信
号に外乱が発生していると判断する判断手段を有するこ
とを特徴とする。
【0009】請求項13記載の発明によれば、モータの
駆動状態を検出して、該モータの回転速度に応じた周波
数を有する複数のパルス信号であって、一方の相のパル
ス信号のレベルが反転した後に該相のパルス信号のレベ
ルが再度反転する前に他方の相のパルス信号のレベルが
反転するような位相差を有した少なくとも2相のパルス
信号を出力する駆動状態検出手段と、該駆動状態検出手
段から出力された各パルス信号を基に前記モータの駆動
制御を行う駆動制御回路とを備えたモータ駆動制御装置
において、前記駆動状態検出手段の出力する2相のパル
ス信号のレベルを監視して、一方の相の信号レベルが一
方のレベルに反転した後、他方の相の信号レベルが反転
する前に前記一方の相の信号レベルが他方のレベルに反
転したとき、前記一方の相の信号レベルが前記一方のレ
ベルを継続した時間が所定の値以上である場合、異常で
あると判断する判断手段を有することを特徴とする。
【0010】また、請求項16記載の発明によれば、モ
ータの駆動状態を検出して該モータの回転速度に応じた
周波数を持つパルス信号を出力する駆動状態検出手段
と、該駆動状態検出手段から出力されたパルス信号を基
に前記モータの駆動制御を行う駆動制御回路とを備えた
モータ駆動制御装置に適用されるモータ駆動制御方法に
おいて、前記駆動状態検出手段の出力するパルス信号の
レベルを監視して、該信号レベルがローレベルまたはハ
イレベルを継続する時間を計測する計測ステップと、前
記計測ステップによって計測された時間を所定の値と比
較する比較ステップと、前記比較ステップによる比較の
結果、前記計測された時間が前記所定の値よりも小さい
場合、前記駆動状態検出手段に外乱が発生していると判
断して、該外乱の影響を取り除く処理を行う外乱除去ス
テップとを有することを特徴とする。
【0011】請求項19記載の発明によれば、モータの
駆動状態を検出して、該モータの回転速度に応じた周波
数を有する複数のパルス信号であって、一方の相のパル
ス信号のレベルが反転した後に該相のパルス信号のレベ
ルが再度反転する前に他方の相のパルス信号のレベルが
反転するような位相差を有した少なくとも2相のパルス
信号を出力する駆動状態検出手段と、該駆動状態検出手
段から出力された各パルス信号を基に前記モータの駆動
制御を行う駆動制御回路とを備えたモータ駆動制御装置
に適用されるモータ駆動制御方法において、前記駆動状
態検出手段の出力する2相のパルス信号のレベルを監視
して、一方の相の信号レベルが一方のレベルに反転した
後、他方の相の信号レベルが反転する前に前記一方の相
の信号レベルが他方のレベルに反転したとき、前記一方
の相の信号レベルが前記一方のレベルを継続した時間を
算出する算出ステップと、前記算出ステップで算出され
た時間を所定の値と比較する比較ステップと、前記比較
ステップによる比較の結果、前記算出された時間が前記
所定の値よりも小さい場合、前記駆動状態検出手段が出
力する前記一方の相の信号に外乱が発生していると判断
して、該外乱の影響を取り除く処理を行う外乱除去ステ
ップとを有することを特徴とする。
【0012】請求項22記載の発明によれば、モータの
駆動状態を検出して、該モータの回転速度に応じた周波
数を有する複数のパルス信号であって、一方の相のパル
ス信号のレベルが反転した後に該相のパルス信号のレベ
ルが再度反転する前に他方の相のパルス信号のレベルが
反転するような位相差を有した少なくとも2相のパルス
信号を出力する駆動状態検出手段と、該駆動状態検出手
段から出力された各パルス信号を基に前記モータの駆動
制御を行う駆動制御回路とを備えたモータ駆動制御装置
に適用されるモータ駆動制御方法において、前記駆動状
態検出手段の出力する2相のパルス信号のレベルを監視
して、一方の相の信号レベルが一方のレベルに反転した
後、他方の相の信号レベルが反転する前に前記一方の相
の信号レベルが他方のレベルに反転したとき、前記一方
の相の信号レベルが前記一方のレベルを継続した時間を
算出する算出ステップと、前記算出ステップによって算
出された時間を所定の値と比較する比較ステップと、前
記比較ステップによる比較の結果、前記算出された時間
が前記所定の値以上である場合、前記モータが逆転した
または外力により停止したと判断して、該モータへの通
電を停止し、警告を発生する停止ステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0013】さらに、請求項23記載の発明によれば、
モータの駆動状態を検出して該モータの回転速度に応じ
た周波数を持つパルス信号を出力する駆動状態検出手段
と、該駆動状態検出手段から出力されたパルス信号を基
に前記モータの駆動制御を行う駆動制御回路とを備えた
モータ駆動制御装置に適用されるモータ駆動制御方法を
プログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出
し可能な記憶媒体において、前記モータ駆動制御方法
が、前記駆動状態検出手段の出力するパルス信号のレベ
ルを監視して、該信号レベルがローレベルまたはハイレ
ベルを継続する時間を計測する計測ステップと、前記計
測ステップによって計測された時間を所定の値と比較す
る比較ステップと、前記比較ステップによる比較の結
果、前記計測された時間が前記所定の値よりも小さい場
合、前記駆動状態検出手段に外乱が発生していると判断
して、該外乱の影響を取り除く処理を行う外乱除去ステ
ップとを有することを特徴とする。
【0014】請求項24記載の発明によれば、モータの
駆動状態を検出して、該モータの回転速度に応じた周波
数を有する複数のパルス信号であって、一方の相のパル
ス信号のレベルが反転した後に該相のパルス信号のレベ
ルが再度反転する前に他方の相のパルス信号のレベルが
反転するような位相差を有した少なくとも2相のパルス
信号を出力する駆動状態検出手段と、該駆動状態検出手
段から出力された各パルス信号を基に前記モータの駆動
制御を行う駆動制御回路とを備えたモータ駆動制御装置
に適用されるモータ駆動制御方法をプログラムとして記
憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体に
おいて、前記モータ駆動制御方法が、前記駆動状態検出
手段の出力する2相のパルス信号のレベルを監視して、
一方の相の信号レベルが一方のレベルに反転した後、他
方の相の信号レベルが反転する前に前記一方の相の信号
レベルが他方のレベルに反転したとき、前記一方の相の
信号レベルが前記一方のレベルを継続した時間を算出す
る算出ステップと、前記算出ステップで算出された時間
を所定の値と比較する比較ステップと、前記比較ステッ
プによる比較の結果、前記算出された時間が前記所定の
値よりも小さい場合、前記駆動状態検出手段が出力する
前記一方の相の信号に外乱が発生していると判断して、
該外乱の影響を取り除く処理を行う外乱除去ステップと
を有することを特徴とする。
【0015】請求項25記載の発明によれば、モータの
駆動状態を検出して、該モータの回転速度に応じた周波
数を有する複数のパルス信号であって、一方の相のパル
ス信号のレベルが反転した後に該相のパルス信号のレベ
ルが再度反転する前に他方の相のパルス信号のレベルが
反転するような位相差を有した少なくとも2相のパルス
信号を出力する駆動状態検出手段と、該駆動状態検出手
段から出力された各パルス信号を基に前記モータの駆動
制御を行う駆動制御回路とを備えたモータ駆動制御装置
に適用されるモータ駆動制御方法をプログラムとして記
憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体に
おいて、前記モータ駆動制御方法が、前記駆動状態検出
手段の出力する2相のパルス信号のレベルを監視して、
一方の相の信号レベルが一方のレベルに反転した後、他
方の相の信号レベルが反転する前に前記一方の相の信号
レベルが他方のレベルに反転したとき、前記一方の相の
信号レベルが前記一方のレベルを継続した時間を算出す
る算出ステップと、前記算出ステップによって算出され
た時間を所定の値と比較する比較ステップと、前記比較
ステップによる比較の結果、前記算出された時間が前記
所定の値以上である場合、前記モータが逆転したまたは
外力により停止したと判断して、該モータへの通電を停
止し、警告を発生する停止ステップとを有することを特
徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0017】(第1の実施の形態)図2は、本発明の第
1の実施形態に係るモータ駆動制御装置が内蔵されるカ
ラー複写機装置の構成を示す図である。
【0018】図2において1は原稿を読み取るためのリ
ーダ部である。2a,2b,2c,2dは画像形成部で
あり、LEDアレー3a,3b,3c,3dや帯電器、
感光ドラム4a,4b,4c,4d等により構成されて
おり、リーダ部1で読み取った画像を感光ドラム4a,
4b,4c,4dに現像するような構成になっている。
画像形成部2aはイエロー色、画像形成部2bはマゼン
タ色、画像形成部2cはシアン色、画像形成部2dはブ
ラック色のための現像を行っている。上記4色を合成す
ることによりフルカラーの複写が行えるようになってい
る。5は転写ベルトであり、記録紙を搬送するためのベ
ルトである。記録紙は転写ベルト5上を搬送され、画像
形成部2a,2b,2c,2dの部分を通過しながら各
色のトナーが転写される。6は定着ユニットであり、加
熱された定着ローラにより記録紙上に形成されたトナー
を定着させている。
【0019】上記のように構成されたカラー複写機装置
では画像形成部2a,2b,2c,2d中の感光ドラム
3a,3b,3c,3dの回転速度のムラが印字品質に
大きく影響してしまう。そこで、本実施の形態では感光
ドラム3a,3b,3c,3dの駆動に振動型モータを
使用している。振動波モータは低速駆動時において高ト
ルクを発生するので、ダイレクトドライブが容易に行
え、高精度な駆動を実現できる。なお、転写ベルト5の
移動速度のムラも印字品質に大きく影響してしまうの
で、転写ベルト5の駆動にも振動波モータを使用してい
る。本実施の形態では感光ドラム3a,3b,3c,3
dの駆動に振動波モータを使用した場合だけを説明す
る。
【0020】図3は振動波モータの構成を示す断面図で
ある。
【0021】図3中、7は弾性体であり、弾性体7には
電気−機械エネルギ変換素子としての圧電素子8が固着
されている。圧電素子8は円周方向に分極処理がされ、
正負の極性が交互に配置されている。弾性体7と圧電素
子8によりステータが構成される。圧電素子8に、ステ
ータの共振周波数近傍の交流電圧が印加されると、ステ
ータには比較的大きな振動が発生する。本実施の形態で
使用されている振動波モータは進行波型とよばれるもの
であり、ステータ上に進行性の波が発生するようになっ
ている。
【0022】ステータの圧電素子8と反対面にはロータ
9がバネ10によって加圧接触されている。ロータ9は
ステータ上に発生する進行波により摩擦力で回転方向に
力を受ける。ロータ9が受ける回転力はバネ10等を介
してシャフト11に伝達され、シャフト11が回転する
ことになる。シャフト11はベアリング12a,12b
によって回転自在に支持されている。
【0023】シャフト11には光学式のスケール14が
取り付けられている。スケール14は、図4に示すよう
に放射状に等間隔でスリットが形成されている。図4
は、図3の上方からスケール14を見た場合の図であ
る。
【0024】15aはセンサであり、フォトインタラプ
タにより構成されている。すなわち、センサ15aに
は、スケール14を挟むように配置されたLED及び受
光素子と、コンパレータとが内蔵される。光源としての
LEDから出射された光はスケール14を通過して受光
素子に到達する。受光素子にはスケール14のスリット
と等ピッチのインデックススケールが取り付けられてお
り、スケール14が回転している時、受光素子にはスケ
ール14の位置に応じて光が届いたり、遮られたりす
る。受光素子から出力される電気信号はコンパレータに
よってパルス信号に変換される。このパルス信号を基
に、後述の駆動回路によって振動波モータの回転状態を
検出し、マイクロコンピュータによって振動波モータの
回転制御を行っている。図5は、図3の上方から振動波
モータを見た場合の図である。
【0025】図6は、振動波モータに印加される交流電
圧の周波数と、その交流電圧を印加されて回転する振動
波モータの回転速度との関係を示す図である。
【0026】図6から分かるとおり、振動波モータに印
加される交流電圧の周波数(駆動周波数)がステータの
共振周波数frと同一の時に最高速度で回転する。ま
た、駆動周波数が共振周波数frよりも高くなるに従い
徐々に速度は低下していく。駆動周波数が共振周波数f
rよりも低くなると回転速度は急激に減少する。本実施
の形態ではこの特性を利用して共振周波数frよりも高
い周波数領域で駆動周波数を加減することにより、振動
波モータの回転速度を制御するように構成している。
【0027】次に、こうした振動波モータを駆動するた
めの駆動回路について説明する。
【0028】図14は振動波モータの駆動回路の構成を
示すブロック図である。
【0029】図14において20はマイクロコンピュー
タ(以下「マイコン」と略称する)であり、振動波モー
タ23の駆動状態を検出し、検出した情報をもとに振動
波モータ23の駆動周波数を決定して速度制御を行う。
マイコン20の詳細な動作については後述する。
【0030】21はデジタル回路等で構成される波形形
成回路であり、マイコン20から出力される周波数指令
を受け、図7に示すような4相のパルス信号A1,A
2,B1,B2を生成して昇圧回路22に出力する。
【0031】図7は、波形形成回路21で生成されるパ
ルス信号A1,A2,B1,B2の波形を示すタイミン
グチャートである。
【0032】パルス信号A1に対してパルス信号A2に
は1/2周期の位相差が設定され、またパルス信号B1
に対してパルス信号B2にも1/2周期の位相差が設定
される。パルス信号B1はパルス信号A1に対して1/
4周期の位相差が設定される。図7中、Tはパルスの周
期であり、マイコン20から出力される指令周波数fの
逆数となっている。波形形成回路21から出力される4
相のパルス信号A1,A2,B1,B2の信号周期は全
てTとなる。パルス幅Wは任意に設定される値である
が、パルス幅Wを大きく設定しすぎると昇圧回路22の
部品にダメージを与えることになる。また、逆にパルス
幅Wを小さく設定しすぎると振動波モータ23の十分な
出力を得ることができなくなる。
【0033】図14に戻り、波形形成回路21から出力
されたパルス信号A1,A2,B1,B2は昇圧回路2
2により振動波モータ23が駆動できる電圧まで昇圧さ
れる。
【0034】図8は昇圧回路22の構成の一例を示す回
路図である。
【0035】図8において30a,30b,30c,3
0dはNチャネルFETであり、波形形成回路21より
入力されるパルス信号がハイレベルの時にON、ローレ
ベルの時にOFFとなるようにスイッチングを行う。こ
のスイッチング動作によって、センタータップ付きトラ
ンス31a,31bの各一次側に電源から流れる電流を
コントロールしている。トランス31a,31bの各二
次側の一端はグランドに接続され、他端は振動波モータ
23に接続され、振動波モータ23には2相の交流駆動
電圧が印加される。
【0036】図14に戻り、上記構成により、マイコン
20から出力される周波数指令に従い、振動波モータ2
3が回転する。振動波モータ23の回転速度は、図3お
よび図5に示したセンサ15aにより検出される。すな
わち、振動波モータ23の回転速度が高い時、センサ1
5aは周波数の高いパルスを出力し、振動波モータ23
の回転速度が低い時は周波数の低いパルスを出力する。
【0037】図14に示すブロック24a,25a,2
6aは全てデジタル回路で構成され、すべて同一のクロ
ック信号が供給された同期回路となっている。24aは
エッジ検出回路であり、センサ15aから出力されるパ
ルスの立ち上がりが発生した時に、クロックの1周期の
時間だけハイレベルを出力し、それ以外はローレベルを
出力する回路である。
【0038】図15はエッジ検出回路24aの構成を示
す回路図である。すなわち、2つのD−フリップフロッ
プ、インバータ、及びAND回路から構成される。
【0039】図14に戻って、このエッジ検出回路24
aの出力はカウンタ25a及びレジスタ26aへ出力さ
れる。エッジ検出回路24aの出力端はカウンタ25a
の同期クリア入力端に接続されている。すなわちエッジ
検出回路24aからハイレベル信号が出力された後の次
のクロックでカウンタ25aのカウント値がクリアされ
て0となる。その後、カウンタ25aはエッジ検出回路
24aからの出力信号がハイレベルとなるまでクロック
入力毎にカウントアップを続ける。
【0040】レジスタ26aではデータ入力端にカウン
タ25aの出力端が接続されており、イネーブル入力端
にエッジ検出回路24aの出力端が接続されている。よ
って、エッジ検出回路24aからハイレベル信号が出力
された時のカウンタ25aのカウント値(クリアされる
直前のデータ)が、その次のクロックでレジスタ26a
に書き込まれることになる。上記動作により、レジスタ
26aにはセンサ15aから出力されたパルス信号の周
期をクロック発生数で計測して得られたデータが逐次格
納されることになる。
【0041】上記動作をタイミングチャートで表すと図
16のようになる。図16は、図14に示す駆動回路の
各部における信号形態を示すタイミングチャートであ
り、図中Aはクロック信号、Bはセンサ15aのパルス
出力信号、Cはエッジ検出回路24aからの出力信号、
Dはカウンタ25aのカウント値、Eはレジスタ26a
に保持されているデータである。
【0042】上記レジスタ26aの保持データをマイコ
ン20で取り込み、取り込んだ情報によりマイコン20
は速度制御を行っている。さらに、本実施の形態におい
てはマイコン20によるソフトウェア制御を行っている
が、これに限らずデジタル回路やアナログ回路を使用し
たハードウエア制御により速度制御を実現してもよい。
【0043】以上の説明では、説明を簡略化して、セン
サ15aからなるロータリーエンコーダが1相のパルス
信号(図16B)を出力するものとして説明してきた
が、実際にはもう1つのセンサを設け、ロータリーエン
コーダが位相差90°の2相のパルス信号を出力するよ
うにする。
【0044】図11は、ロータリーエンコーダから出力
される2相(A相、B相と称する)のパルス信号の波形
を示す図である。A相、B相のパルスのどちらが進んで
いるかによって回転方向を判別することができる。
【0045】図11において時刻t0から時刻t2′ま
での間は振動波モータが正常に駆動されている状態を示
す。ところが時刻t0″においてA相のパルスのレベル
が反転してから、次にB相のパルスのレベルが反転する
時刻t1″の前にA相のレベルが反転している。これ
は、何らかの異変が起きたことを示す。このようなこと
が起こる原因として、センサへのノイズ混入やセンサの
振動によるチャタリング、外力や振動波モータのヒステ
リシス現象を原因とする振動波モータの急激な減速によ
るハンチング、外力等による振動波モータの反転が考え
られる。
【0046】図12は、A相のパルスを出力するセンサ
にチャタリングが発生して状態を示す図であり、図13
は、ロータリーエンコーダが装着された振動波モータが
回転方向を反転した状態を表す図である。
【0047】チャタリングの場合は、ノイズの影響を取
り除く処理をすれば、そのまま振動波モータを駆動して
も特に問題がない場合が多い。
【0048】ハンチングや反転の場合は、他の機器に損
傷を与える恐れがあるため即座に振動波モータへの通電
を切断して、しかるべき処置をすることが望ましい。
【0049】このように、センサ出力パルスの出力状態
に異常があった場合に、異常の原因に応じて異なる対応
をとる必要があるので、異常原因をパルスの継続時間t
2−t0(A相の場合)で区別し、異常原因に応じた処
理をするようにする。この処理を、図1を参照して説明
する。
【0050】図1は、センサ出力パルスの出力状態を監
視し、異常があった場合に、異常の原因に応じた対応を
行う処理の手順を示すフローチャートである。該処理は
マイコン20によって、センサ出力パルスの周期よりも
十分短い所定時間の経過毎に実行される。
【0051】ステップS1で、A相のパルスの立ち上が
りエッジを検出し、立ち上がりエッジを検出したとき
に、その検出タイミングをt0とする。検出しないとき
にはステップS7へ進む。
【0052】次にステップS2で、該A相のパルスの立
ち上がりエッジに続くB相のパルスの立ち上がりエッジ
を検出し、立ち上がりエッジを検出したときに、その検
出タイミングをt1とする。検出しないときにはステッ
プS7へ進む。
【0053】さらにステップS3で、該B相のパルスの
立ち上がりエッジに続くA相のパルスの立ち下がりエッ
ジを検出し、立ち下がりエッジを検出したときに、その
検出タイミングをt2とする。検出しないときにはステ
ップS7へ進む。
【0054】そしてステップS4で、A相のパルスの継
続時間t2−t0を算出し、該継続時間t2−t0を所
定の判定時間Terrと比較する。すなわち、チャタリ
ングが発生しているときのパルスの継続時間は、振動波
モータのハンチングや反転が発生しているときのパルス
の継続時間よりも、ほとんどの場合短いので、継続時間
t2−t0が判定時間Terrよりも短いときは、ステ
ップS5へ進んで、チャタリング発生と判断し、後述の
チャタリング除去処理を行う。一方、継続時間t2−t
0が判定時間Terr以上であるときは、ステップS6
へ進んで、振動波モータのハンチングや反転が発生して
いると判断して、後述のエラー処理を行う。
【0055】ステップS7では、振動波モータの駆動指
令が行われた時点から、または最後にA相、B相のどち
らかのセンサ出力パルスのレベルが変化した時点から所
定の時間に亘って、駆動指令が出ているにもかかわら
ず、どちらの相にもレベル変化がなかった場合、振動波
モータが駆動不要となっているか、ロータリーエンコー
ダの故障と考えられるので、ステップS6(逆回転また
は停止エラー処理)へ進み、未だ経過していなければ本
処理を終了する。
【0056】なお、以上の図1を参照して説明した処理
では、A相のパルスを対象に監視した場合を示したが、
B相のパルスを対象に監視してもよい。
【0057】図10は、図1に示すステップS5の詳し
い内容を示すフローチャートである。
【0058】チャタリングが検出されたセンサの出力パ
ルス信号を監視し、そのレベルが反転したことを検出し
たら(ステップS5−1)、該パルス信号を周波数fc
lkのクロックでサンプリングを行い、サンプリングタ
イミング毎に該パルス信号のレベルを検出し、この検出
をn回のサンプリングタイミングに亘って行う(ステッ
プS5−2〜S5−n+1)。こうして得られた各レベルを
L1〜Lnとする。なお、周波数fclkは、センサ出
力パルスの周波数よりも十分大きな値に設定され、n
は、n/fclk>Terrを満たす値に設定される。
【0059】そして、ステップS5−n+2で、検出され
た各レベルL1〜Lnが同一の値を示す(レベル変化な
し)か否かを判別し、同一の値を示すならばステップS
5−n+4に進み、検出された各レベルL1〜Lnが同一
の値ではない(レベル変化あり)ならばステップS5−
n+3に進む。
【0060】ステップS5−n+3では、チャタリングに
よりセンサ出力パルスのレベルが変化していても、n/
fclkの期間内ではレベル反転をさせず、n/fcl
kの期間が経過して初めてレベル反転させるようにす
る。かくして、センサ出力パルスからノイズや振動の影
響が取り除かれたことになる。
【0061】なおステップS5−n+4では、センサ出力
パルスのレベルを保持する。
【0062】図9は、図10に示す処理をハードウェア
で行う場合の具体的な回路構成を示す回路図である。な
お上記nが4の場合を示す。
【0063】図9ではエンコーダのパルスをDフリップ
フロップで4回サンプリングする。ハイレベルが4回続
いたとき、RSフリップフロップがセットされ、出力も
ハイレベルとなる。ローレベルが4回続いたときRSフ
リップフロップがリセットされ、出力もローレベルとな
る。
【0064】なお、図9に示す回路を、エンコーダパル
スの入力時、常に作動させるようにしてもよい。ただ
し、この場合エンコーダパルスに必ずn/fclkの遅
延が発生する。
【0065】またエンコーダパルスの入力時、および図
10に示す処理を行う時それぞれに、n/fclk、
n'/fclkの期間以下の短い周期のパルスを取り除
く処理をすることもできる。この場合、nを比較的小さ
な値に選んでおけば、通常時の遅延を小さくしながらノ
イズによる影響を取り除くことができる。
【0066】なお、図10に示す処理の動作が頻繁に発
生する場合は、プログラマブルなデジタルフィルタを用
いて、チャタリング除去の周波数を最適の値に変えてい
ってもよい。頻度がある値以上となった場合、ワーニン
グやエラーを出力するような構成としてもよい。またこ
の時、振動波モータを停止させるようにしてもよい。
【0067】図17は、図1に示すステップS6の詳し
い内容を示すフローチャートである。
【0068】まず、振動波モータへ送る駆動電圧を0に
して振動波モータの回転を停止する(ステップS6−
1)。その後、振動波モータが駆動している感光ドラム
において紙詰まりが発生していないかのチェックを行う
(ステップS6−2)。紙詰まりがない場合には、サー
ビスマンコールの警告を不図示のユーザーインターフェ
ースに出力して警告を表示させ、サービスマンによる異
常回復作業の実施を促す(ステップS6−7)。紙詰ま
りが検出されたときには、紙詰まりをユーザに通知して
取り除くことを指示し(ステップS6−3)、それが取
り除かれたことを確認して(ステップS6−4)から再
起動処理(ステップS6−5)を行う。その結果、振動
波モータが正常な駆動を開始すれば(ステップS6−
6)本処理を終了し、できなかったときには、サービス
マンコールの警告をユーザーインターフェースに出力す
る(ステップS6−7)。
【0069】以上のように本処理によれば、エンコーダ
(センサ)出力に異常があった場合、簡単に修復可能な
場合には即座に修復され得るので、装置の長期間に渡る
停止の頻度を減らすことができる。
【0070】なお、図17に示す処理では紙詰まりの発
生を検出しているが、検出対象はこれに限定されるもの
ではなく、ユーザが処置できる操作が他にある場合に
は、それを検出してサービスマンコールの前にしかるべ
き処置を実施するように指示するようにしてもよい。ま
たサービスマンコールをユーザインターフェースに表示
する代わりに、インターネット等を通じて直接サービス
センター等へ通知するようしてもよい。
【0071】さらに、上記の実施の形態では、センサ出
力パルスのハイレベルの継続期間を計測して異常検出を
行っているが、センサ出力パルスのローレベルの継続期
間を計測して異常検出を行ってもよい。また、エンコー
ダから出力される2相のパルスを使用しているが、チャ
タリングを検出するには1相のパルスを使用するだけで
も可能である。この場合には、図1に示すステップS2
を省略したフローチャートによる。
【0072】(第2の実施の形態)第2の実施の形態で
は、振動波モータに配置されるエンコーダの構成だけが
第1の実施の形態と異なる。
【0073】図18は第2の実施の形態におけるエンコ
ーダの構成を示す図である。
【0074】図18において32は、円周方向に複数の
磁極を等間隔ピッチに着磁させたマグネスケールであ
る。33aは、マグネスケール32の着磁パターンを検
出するための磁気抵抗素子(MR素子)である。振動波
モータが回転するとMR素子の抵抗が回転に応じて変化
することになる。この抵抗値を不図示のブリッジ回路に
より検出し、これにより第1の実施の形態と同様な機能
を実現することになる。本実施の形態でのその他の構成
及び動作は第1の実施の形態と同様である。
【0075】(第3の実施の形態)第3の実施の形態に
おける構成は、基本的に第1の実施の形態における構成
と同じである。第3の実施の形態では、マイコン20の
動作が第1の実施の形態における動作と一部異なる。す
なわち、図10に示すチャタリングを除去する処理にお
いて、最適な除去パルス時間Tを自動的に決定する処理
が追加される。第3の実施の形態における説明では、第
1の実施の形態における構成等を流用する。
【0076】図19は、第3の実施の形態における除去
パルス時間Tを決定する処理の手順を示すフローチャー
トである。なお、除去パルス時間Tは、次に発生するセ
ンサ出力パルスにおいてチャタリングが発生したとき
に、除去すべきチャタリングであるか否かを判定する際
に使用する判定基準パルス幅に相当し、T=n/fcl
kと表せる。
【0077】センサ出力パルスの立ち上がりエッジと、
立ち下がりエッジとの間でチャタリングを除去した回数
Nを計測する(ステップS11〜S13)。そして回数
Nの値をもとにして除去パルス時間Tを決定する(ステ
ップS14)。例えば除去パルス時間Tを、T=kNの
数式で決定する。ここでkは比例定数である。
【0078】この演算結果をもとにして、除去パルス時
間Tを最終的に決定する(ステップS15)。除去パル
ス時間Tがあらかじめ決められた値Tmax以上になっ
たときは、何らかの問題があると判断して第1の実施形
態の図17に示す処理を行う(ステップS16)。また
除去パルス時間Tがあらかじめ決められた値Tmin以
下であるときには、T=Tminとする(ステップS1
7)。その他のときには、除去パルス時間Tとしてその
ままTを用いる。
【0079】最後に、回数Nを0に設定して終了する
(Sステップ18)。
【0080】n/fclkの値が大きいほど、特にnに
設定される値が大きいほど、ノイズ等によるチャタリン
グに強くなるが、その分、真のパルスとのずれが大きく
なってしまう。しかし本実施の形態の処理を行うことに
よってn/fclkの値(=T)を最適な値に保つこと
ができる。これを、図20を参照して説明する。
【0081】図20は、チャタリングの発生及び除去の
様子を示す図である。
【0082】第3の実施の形態では、チャタリングによ
って発生するパルスが除去される除去パルス時間Tを学
習するようにしている。すなわち、生パルスのチャタリ
ングのパルス数を数えて、その数が多いときは(図20
(A))次回のレベル保持時間(=T)を長く、少ない
ときには(図20(B))短く決定する。
【0083】なお、あまりにもチャタリングパルス数が
多いときには、無理に除去せず、故障と判断する。ま
た、チャタリングがないか、非常に少ないときでも、安
全のため、一定時間レベル保持を行う。
【0084】なお本実施の形態では、両エッジの間での
チャタリングを除去した回数によってTの値を決定して
いるのであるが、これに代わって、チャタリングの発生
している時間によってTの値を決定するようにしてもよ
い。
【0085】以上説明してきた3つの実施の形態におい
ては、振動波モータを使用してきたが、本発明は他の電
磁モータ等でも同様な形態を実現することができる。
【0086】また、前述した各実施形態の機能を実現す
るソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行
することによっても、本発明が達成されることは言うま
でもない。
【0087】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の各実施形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体が本発明を構成することになる。
【0088】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0089】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した各実施形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなど
が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっ
て前述した各実施形態の機能が実現される場合も、本発
明に含まれることは言うまでもない。
【0090】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現
される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0091】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、エ
ンコーダ出力パルスの高レベルまたは低レベルの継続期
間を検出し、この検出値を所定値と比較することによ
り、エンコーダ出力パルスの異常原因を判別する。これ
によって、簡単な構成でありながら、モータ振動やエン
コーダへの混入ノイズによるエンコーダ出力のチャタリ
ングを取り除き、また何らかの外力によるモータの停止
や反転に起因する状態に適切に対応できる。かくして、
モータを使用した電気機器に対する高い信頼性を確保で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における、センサ出力パルス
の出力状態を監視し、異常の原因に応じた対応を行う処
理の手順を示すフローチャートである。
【図2】第1の実施の形態に係るモータ駆動制御装置が
内蔵されるカラー複写機装置の構成を示す図である。
【図3】振動波モータの構成を示す断面図である。
【図4】図3の上方からスケールを見た場合の図であ
る。
【図5】図3の上方から振動波モータを見た場合の図で
ある。
【図6】振動波モータに印加される交流電圧の周波数
と、その交流電圧を印加されて回転する振動波モータの
回転速度との関係を示す図である。
【図7】波形形成回路で生成されるパルス信号の波形を
示すタイミングチャートである。
【図8】昇圧回路の構成の一例を示す回路図である。
【図9】図10に示す処理をハードウェアで行う場合の
具体的な回路構成を示す回路図である。
【図10】図1に示すステップS5の詳しい内容を示す
フローチャートである。
【図11】ロータリーエンコーダから出力される2相の
パルス信号の波形を示す図である。
【図12】A相のパルスを出力するセンサにチャタリン
グが発生して状態を示す図である。
【図13】ロータリーエンコーダが装着された振動波モ
ータが回転方向を反転した状態を表す図である。
【図14】振動波モータの駆動回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】エッジ検出回路の構成を示す回路図である。
【図16】図14に示す駆動回路の各部における信号形
態を示すタイミングチャートである。
【図17】図1に示すステップS6の詳しい内容を示す
フローチャートである。
【図18】第2の実施の形態におけるエンコーダの構成
を示す図である。
【図19】第3の実施の形態における除去パルス時間T
を決定する処理の手順を示すフローチャートである。
【図20】チャタリングの発生及び除去の様子を示す図
である。
【符号の説明】
1 リーダ部 2a,2b,2c,2d 画像形成部 4a,4b,4c,4d 感光ドラム 5 転写ベルト 7 弾性体 8 圧電素子 9 ロータ 11 シャフト 14 スケール 15a センサ 20 マイコン(計測手段、比較手段、外乱除去手段) 21 波形形成回路 22 昇圧回路 23 振動波モータ 24a エッジ検出回路 25a カウンタ 26a レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 新治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 熱田 暁生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 伊藤 潤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5H550 AA14 BB08 DD10 EE02 GG03 HB06 HB16 JJ03 JJ06 JJ17 JJ18 JJ26 KK06 LL08 LL09 LL52 LL53 5H580 AA04 BB05 CA20 FA03 FA14 FA22 FA24 GG04 HH02 HH08 HH09 5H680 AA00 BB03 BB16 BC05 CC07 DD01 DD23 DD53 DD66 DD75 DD87 EE03 EE23 FF23 FF25 FF30 FF33 FF35 FF36 FF38

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動状態を検出して該モータの
    回転速度に応じた周波数を持つパルス信号を出力する駆
    動状態検出手段と、該駆動状態検出手段から出力された
    パルス信号を基に前記モータの駆動制御を行う駆動制御
    回路とを備えたモータ駆動制御装置において、 前記駆動状態検出手段の出力するパルス信号のレベルを
    監視して、該信号レベルがローレベルまたはハイレベル
    を継続する時間が所定の値よりも小さい場合、前記駆動
    状態検出手段に外乱が発生していると判断する判断手段
    を有することを特徴とするモータ駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記判断手段にて外乱が発生していると
    判断された際に該外乱の影響を取り除く処理を行う外乱
    除去手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載
    のモータ駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記外乱除去手段は、 外乱が発生していると判断したときに、前記駆動状態検
    出手段が出力するパルス信号のレベルを所定時間維持し
    た後に反転させる反転手段を含むことを特徴とする請求
    項2記載のモータ駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記反転手段は、 前記駆動状態検出手段が今回出力したパルス信号の立ち
    上がりエッジと立ち下がりエッジとの間で発生した異常
    パルスの数を検出する異常パルス数検出手段と、 前記異常パルス数検出手段が検出したパルス数を基に、
    前記駆動状態検出手段が次回出力するパルスに対して異
    常パルスであるか否かを判定するための判定基準パルス
    幅を決定する決定手段とを含むことを特徴とする請求項
    3記載のモータ駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動状態検出手段は光学式エンコー
    ダから成り、該光学式エンコーダは、 発光素子および受光素子を備えた光学センサと、 前記モータと共に回転し、複数のスリットが所定ピッチ
    にて円環状に配置された光学式スケールとを備えること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    モータ駆動制御装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動状態検出手段は磁気式エンコー
    ダから成り、該磁気式エンコーダは、 前記モータと共に回転し、複数個の磁極が所定ピッチに
    て円環状に配置された磁気ディスクと、 前記磁気ディスクの外周部に配置された複数の磁気抵抗
    効果素子を有する検出体とを備えることを特徴とする請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載のモータ駆動制御
    装置。
  7. 【請求項7】 モータの駆動状態を検出して、該モータ
    の回転速度に応じた周波数を有する複数のパルス信号で
    あって、一方の相のパルス信号のレベルが反転した後に
    該相のパルス信号のレベルが再度反転する前に他方の相
    のパルス信号のレベルが反転するような位相差を有した
    少なくとも2相のパルス信号を出力する駆動状態検出手
    段と、該駆動状態検出手段から出力された各パルス信号
    を基に前記モータの駆動制御を行う駆動制御回路とを備
    えたモータ駆動制御装置において、 前記駆動状態検出手段の出力する2相のパルス信号のレ
    ベルを監視して、一方の相の信号レベルが一方のレベル
    に反転した後、他方の相の信号レベルが反転する前に前
    記一方の相の信号レベルが他方のレベルに反転したとき
    であって、前記一方の相の信号レベルが前記一方のレベ
    ルを継続した時間が所定の値よりも小さい場合、前記駆
    動状態検出手段が出力する前記一方の相の信号に外乱が
    発生していると判断する判断手段を有することを特徴と
    するモータ駆動制御装置。
  8. 【請求項8】 前記判断手段にて外乱が発生していると
    判断された際に該外乱の影響を取り除く処理を行う外乱
    除去手段をさらに有することを特徴とする請求項7記載
    のモータ駆動制御装置。
  9. 【請求項9】 前記外乱除去手段は、前記一方の相の信
    号に外乱が発生していると判断したときに、前記駆動状
    態検出手段が出力する前記一方の相の信号のレベルを所
    定時間維持した後に反転させる反転手段を含むことを特
    徴とする請求項8記載のモータ駆動制御装置。
  10. 【請求項10】 前記反転手段は、 前記駆動状態検出手段が今回出力した前記一方の相のパ
    ルス信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの間
    で発生した異常パルスの数を検出する異常パルス数検出
    手段と、 前記異常パルス数検出手段が検出したパルス数を基に、
    前記駆動状態検出手段が次回出力する前記一方の相のパ
    ルスに対して異常パルスであるか否かを判定するための
    判定基準パルス幅を決定する決定手段とを含むことを特
    徴とする請求項9記載のモータ駆動制御装置。
  11. 【請求項11】 前記駆動状態検出手段は光学式エンコ
    ーダから成り、該光学式エンコーダは、 発光素子および受光素子を備えた光学センサと、 前記モータと共に回転し、複数のスリットが所定ピッチ
    にて円環状に配置された光学式スケールとを備えること
    を特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれかに記載
    のモータ駆動制御装置。
  12. 【請求項12】 前記駆動状態検出手段は磁気式エンコ
    ーダから成り、該磁気式エンコーダは、 前記モータと共に回転し、複数個の磁極が所定ピッチに
    て円環状に配置された磁気ディスクと、 前記磁気ディスクの外周部に配置された複数の磁気抵抗
    効果素子を有する検出体とを備えることを特徴とする請
    求項8乃至請求項10のいずれかに記載のモータ駆動制
    御装置。
  13. 【請求項13】 モータの駆動状態を検出して、該モー
    タの回転速度に応じた周波数を有する複数のパルス信号
    であって、一方の相のパルス信号のレベルが反転した後
    に該相のパルス信号のレベルが再度反転する前に他方の
    相のパルス信号のレベルが反転するような位相差を有し
    た少なくとも2相のパルス信号を出力する駆動状態検出
    手段と、該駆動状態検出手段から出力された各パルス信
    号を基に前記モータの駆動制御を行う駆動制御回路とを
    備えたモータ駆動制御装置において、 前記駆動状態検出手段の出力する2相のパルス信号のレ
    ベルを監視して、一方の相の信号レベルが一方のレベル
    に反転した後、他方の相の信号レベルが反転する前に前
    記一方の相の信号レベルが他方のレベルに反転したと
    き、前記一方の相の信号レベルが前記一方のレベルを継
    続した時間が所定の値以上である場合、異常であると判
    断する判断手段を有することを特徴とするモータ駆動制
    御装置。
  14. 【請求項14】 前記判断手段で異常と判断された際に
    前記モータへの通電を停止する停止手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項13記載のモータ駆動制御装
    置。
  15. 【請求項15】 前記判断手段で異常と判断された際に
    警告を行う警告手段をさらに有することを特徴とする請
    求項13または請求項14記載のモータ駆動制御装置。
  16. 【請求項16】 モータの駆動状態を検出して該モータ
    の回転速度に応じた周波数を持つパルス信号を出力する
    駆動状態検出手段と、該駆動状態検出手段から出力され
    たパルス信号を基に前記モータの駆動制御を行う駆動制
    御回路とを備えたモータ駆動制御装置に適用されるモー
    タ駆動制御方法において、 前記駆動状態検出手段の出力するパルス信号のレベルを
    監視して、該信号レベルがローレベルまたはハイレベル
    を継続する時間を計測する計測ステップと、 前記計測ステップによって計測された時間を所定の値と
    比較する比較ステップと、 前記比較ステップによる比較の結果、前記計測された時
    間が前記所定の値よりも小さい場合、前記駆動状態検出
    手段に外乱が発生していると判断して、該外乱の影響を
    取り除く処理を行う外乱除去ステップとを有することを
    特徴とするモータ駆動制御方法。
  17. 【請求項17】 前記外乱除去ステップは、 外乱が発生していると判断したときに、前記駆動状態検
    出手段が出力するパルス信号のレベルを所定時間維持し
    た後に反転させる反転ステップを含むことを特徴とする
    請求項16記載のモータ駆動制御方法。
  18. 【請求項18】 前記反転ステップは、 前記駆動状態検出手段が今回出力したパルス信号の立ち
    上がりエッジと立ち下がりエッジとの間で発生した異常
    パルスの数を検出する異常パルス数検出ステップと、 前記異常パルス数検出ステップで検出したパルス数を基
    に、前記駆動状態検出手段が次回出力するパルスに対し
    て異常パルスであるか否かを判定するための判定基準パ
    ルス幅を決定する決定ステップとを含むことを特徴とす
    る請求項17記載のモータ駆動制御方法。
  19. 【請求項19】 モータの駆動状態を検出して、該モー
    タの回転速度に応じた周波数を有する複数のパルス信号
    であって、一方の相のパルス信号のレベルが反転した後
    に該相のパルス信号のレベルが再度反転する前に他方の
    相のパルス信号のレベルが反転するような位相差を有し
    た少なくとも2相のパルス信号を出力する駆動状態検出
    手段と、該駆動状態検出手段から出力された各パルス信
    号を基に前記モータの駆動制御を行う駆動制御回路とを
    備えたモータ駆動制御装置に適用されるモータ駆動制御
    方法において、 前記駆動状態検出手段の出力する2相のパルス信号のレ
    ベルを監視して、一方の相の信号レベルが一方のレベル
    に反転した後、他方の相の信号レベルが反転する前に前
    記一方の相の信号レベルが他方のレベルに反転したと
    き、前記一方の相の信号レベルが前記一方のレベルを継
    続した時間を算出する算出ステップと、 前記算出ステップで算出された時間を所定の値と比較す
    る比較ステップと、 前記比較ステップによる比較の結果、前記算出された時
    間が前記所定の値よりも小さい場合、前記駆動状態検出
    手段が出力する前記一方の相の信号に外乱が発生してい
    ると判断して、該外乱の影響を取り除く処理を行う外乱
    除去ステップとを有することを特徴とするモータ駆動制
    御方法。
  20. 【請求項20】 前記外乱除去ステップは、 前記一方の相の信号に外乱が発生していると判断したと
    きに、前記駆動状態検出手段が出力する前記一方の相の
    信号のレベルを所定時間維持した後に反転させる反転ス
    テップを含むことを特徴とする請求項19記載のモータ
    駆動制御方法。
  21. 【請求項21】 前記反転ステップは、 前記駆動状態検出手段が今回出力した前記一方の相のパ
    ルス信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの間
    で発生した異常パルスの数を検出する異常パルス数検出
    ステップと、 前記異常パルス数検出ステップで検出したパルス数を基
    に、前記駆動状態検出手段が次回出力する前記一方の相
    のパルスに対して異常パルスであるか否かを判定するた
    めの判定基準パルス幅を決定する決定ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項20記載のモータ駆動制御方
    法。
  22. 【請求項22】 モータの駆動状態を検出して、該モー
    タの回転速度に応じた周波数を有する複数のパルス信号
    であって、一方の相のパルス信号のレベルが反転した後
    に該相のパルス信号のレベルが再度反転する前に他方の
    相のパルス信号のレベルが反転するような位相差を有し
    た少なくとも2相のパルス信号を出力する駆動状態検出
    手段と、該駆動状態検出手段から出力された各パルス信
    号を基に前記モータの駆動制御を行う駆動制御回路とを
    備えたモータ駆動制御装置に適用されるモータ駆動制御
    方法において、 前記駆動状態検出手段の出力する2相のパルス信号のレ
    ベルを監視して、一方の相の信号レベルが一方のレベル
    に反転した後、他方の相の信号レベルが反転する前に前
    記一方の相の信号レベルが他方のレベルに反転したと
    き、前記一方の相の信号レベルが前記一方のレベルを継
    続した時間を算出する算出ステップと、 前記算出ステップによって算出された時間を所定の値と
    比較する比較ステップと、 前記比較ステップによる比較の結果、前記算出された時
    間が前記所定の値以上である場合、前記モータが逆転し
    たまたは外力により停止したと判断して、該モータへの
    通電を停止し、警告を発生する停止ステップとを有する
    ことを特徴とするモータ駆動制御方法。
  23. 【請求項23】 モータの駆動状態を検出して該モータ
    の回転速度に応じた周波数を持つパルス信号を出力する
    駆動状態検出手段と、該駆動状態検出手段から出力され
    たパルス信号を基に前記モータの駆動制御を行う駆動制
    御回路とを備えたモータ駆動制御装置に適用されるモー
    タ駆動制御方法をプログラムとして記憶した、コンピュ
    ータにより読み出し可能な記憶媒体において、 前記モータ駆動制御方法が、 前記駆動状態検出手段の出力するパルス信号のレベルを
    監視して、該信号レベルがローレベルまたはハイレベル
    を継続する時間を計測する計測ステップと、 前記計測ステップによって計測された時間を所定の値と
    比較する比較ステップと、 前記比較ステップによる比較の結果、前記計測された時
    間が前記所定の値よりも小さい場合、前記駆動状態検出
    手段に外乱が発生していると判断して、該外乱の影響を
    取り除く処理を行う外乱除去ステップとを有することを
    特徴とする記憶媒体。
  24. 【請求項24】 モータの駆動状態を検出して、該モー
    タの回転速度に応じた周波数を有する複数のパルス信号
    であって、一方の相のパルス信号のレベルが反転した後
    に該相のパルス信号のレベルが再度反転する前に他方の
    相のパルス信号のレベルが反転するような位相差を有し
    た少なくとも2相のパルス信号を出力する駆動状態検出
    手段と、該駆動状態検出手段から出力された各パルス信
    号を基に前記モータの駆動制御を行う駆動制御回路とを
    備えたモータ駆動制御装置に適用されるモータ駆動制御
    方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより
    読み出し可能な記憶媒体において、 前記モータ駆動制御方法が、 前記駆動状態検出手段の出力する2相のパルス信号のレ
    ベルを監視して、一方の相の信号レベルが一方のレベル
    に反転した後、他方の相の信号レベルが反転する前に前
    記一方の相の信号レベルが他方のレベルに反転したと
    き、前記一方の相の信号レベルが前記一方のレベルを継
    続した時間を算出する算出ステップと、 前記算出ステップで算出された時間を所定の値と比較す
    る比較ステップと、 前記比較ステップによる比較の結果、前記算出された時
    間が前記所定の値よりも小さい場合、前記駆動状態検出
    手段が出力する前記一方の相の信号に外乱が発生してい
    ると判断して、該外乱の影響を取り除く処理を行う外乱
    除去ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  25. 【請求項25】 モータの駆動状態を検出して、該モー
    タの回転速度に応じた周波数を有する複数のパルス信号
    であって、一方の相のパルス信号のレベルが反転した後
    に該相のパルス信号のレベルが再度反転する前に他方の
    相のパルス信号のレベルが反転するような位相差を有し
    た少なくとも2相のパルス信号を出力する駆動状態検出
    手段と、該駆動状態検出手段から出力された各パルス信
    号を基に前記モータの駆動制御を行う駆動制御回路とを
    備えたモータ駆動制御装置に適用されるモータ駆動制御
    方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより
    読み出し可能な記憶媒体において、 前記モータ駆動制御方法が、 前記駆動状態検出手段の出力する2相のパルス信号のレ
    ベルを監視して、一方の相の信号レベルが一方のレベル
    に反転した後、他方の相の信号レベルが反転する前に前
    記一方の相の信号レベルが他方のレベルに反転したと
    き、前記一方の相の信号レベルが前記一方のレベルを継
    続した時間を算出する算出ステップと、 前記算出ステップによって算出された時間を所定の値と
    比較する比較ステップと、 前記比較ステップによる比較の結果、前記算出された時
    間が前記所定の値以上である場合、前記モータが逆転し
    たまたは外力により停止したと判断して、該モータへの
    通電を停止し、警告を発生する停止ステップとを有する
    ことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR102596563B1 (ko) * 2023-01-17 2023-11-02 주식회사 에스제이코리아산업 폐기물 선별기

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