JP2000307461A - 無線機補助装置 - Google Patents

無線機補助装置

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JP2000307461A
JP2000307461A JP11116617A JP11661799A JP2000307461A JP 2000307461 A JP2000307461 A JP 2000307461A JP 11116617 A JP11116617 A JP 11116617A JP 11661799 A JP11661799 A JP 11661799A JP 2000307461 A JP2000307461 A JP 2000307461A
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frequency
repeater station
wireless device
communication
repeater
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JP11116617A
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English (en)
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Yoshimasa Seo
宜正 瀬尾
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アマチュア無線機等におけるレピータ局1
3、…を利用した通信を、簡単な操作で行えるようにす
ること。 【解決手段】 レピータ局13、…13が配置された通
信システムにおけるアマチュア無線機11の動作を補助
する無線機補助装置であって、アマチュア無線機11の
位置に基づき利用可能なレピータ局13、…13の通信
周波数を検索し、その検索した通信周波数をディスプレ
イ7に表示する。あるいはアマチュア無線機11の通信
周波数をその検索した通信周波数に自動的に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アマチュア無線機
のような、無線機間の通信を中継するレピータ局が配置
された通信システムにおける無線機の動作を補助する、
即ち使用者の操作を助ける無線機補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アマチュア無線機を用いた無線システム
では、その通信領域を広げるために多くのレピータ局と
呼ばれる中継局が配置されている。つまり、アマチュア
無線機間に山等の障害物がある場合にレピータ局を介す
ることにより電波の伝達経路を迂回させて通信を可能と
したり、アマチュア無線機間が長距離の場合にレピータ
局で電波強度を回復させることにより電波の到達距離を
延長して遠距離通信を可能としたりして、その通信領域
を広げている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レピータ局を利用しよ
うとする場合、アマチュア無線機の使用位置(使用者の
いる現在位置)を地図等で調べ、またレピータ局の位置
をレピータ局の一覧表と地図等で調べ、そして調べた現
在位置とレピータ局の位置から利用に適したレピータ局
を選択する。その後、レピータ局の一覧表から該当する
レピータ局の周波数を調べ、アマチュア無線機の通信周
波数をその周波数に設定した後通信する必要があった。
このようにレピータ局を利用しようとする場合、その操
作は非常に面倒であった。
【0004】本発明は、このような課題に鑑みなされた
ものであって、レピータ局を利用する通信を、簡単な操
作で行えるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記課題を
解決するため、本発明に係る無線機補助装置(1)は、
無線機間の通信を中継するレピータ局が配置された通信
システムにおける無線機の動作を補助する無線機補助装
置において、無線機の位置を検出する位置検出手段と、
レピータ局の中継領域に関する領域データを記憶する領
域記憶手段と、レピータ局の通信周波数データを記憶す
る周波数記憶手段と、前記位置検出手段により検出され
た位置と、前記領域記憶手段の領域データとに基づいて
中継に適したレピータ局を検索するレピータ局検索手段
と、該レピータ局検索手段により検索された前記レピー
タ局の通信周波数データを前記周波数記憶手段から検索
する周波数検索手段と、該周波数検索手段が検索した通
信周波数データを表示する周波数表示手段とを備えてい
ることを特徴としている。
【0006】上記無線機補助装置(1)を使用すれば、
前記位置検出手段により検出された無線機の位置と、前
記領域記憶手段の領域データとに基づいて中継に適した
レピータ局が前記レピータ局検索手段により検索され、
該レピータ局検索手段により検索された前記レピータ局
の通信周波数データが前記周波数検索手段により前記周
波数記憶手段から検索され、無線機の位置に応じて利用
可能なレピータ局の通信周波数データが前記周波数表示
手段により表示されるので、簡単にレピータ局を利用し
た通信を行うことができることとなる。
【0007】また、本発明に係る無線機補助装置(2)
は、上記無線機補助装置(1)において、前記周波数検
索手段により検索された通信周波数データにより前記無
線機の通信周波数を制御する周波数制御手段を備えてい
ることを特徴としている。上記無線機補助装置(2)を
使用すれば、無線機の位置に応じて利用可能なレピータ
局の通信周波数が無線機の通信周波数として設定される
ので、簡単にレピータ局を利用した通信を行うことがで
きることとなる。
【0008】また、本発明に係る無線機補助装置(3)
は、無線機間の通信を中継するレピータ局が配置された
通信システムにおける無線機の動作を補助する無線機補
助装置において、無線機の位置を検出する位置検出手段
と、レピータ局の中継領域に関する領域データを記憶す
る領域記憶手段と、レピータ局の通信周波数データを記
憶する周波数記憶手段と、前記位置検出手段により検出
された位置と、前記領域記憶手段の領域データとに基づ
いて中継に適したレピータ局を検索するレピータ局検索
手段と、該レピータ局検索手段により検索された前記レ
ピータ局の通信周波数データを前記周波数記憶手段から
検索する周波数検索手段と、該周波数検索手段により検
索された通信周波数データに基づいて前記無線機の通信
周波数を制御する周波数制御手段とを備えていることを
特徴としている。
【0009】上記無線機補助装置(3)を使用すれば、
前記位置検出手段により検出された無線機の位置と、前
記領域記憶手段の領域データとに基づいて中継に適した
レピータ局が前記レピータ局検索手段により検索され、
該レピータ局検索手段により検索された前記レピータ局
の通信周波数データが前記周波数検索手段により前記周
波数記憶手段から検索され、無線機の位置に応じて利用
可能なレピータ局の通信周波数が無線機の通信周波数と
して設定されるので、簡単にレピータ局を利用した通信
を行うことができることとなる。
【0010】また、本発明に係る無線機補助装置(4)
は、上記無線機補助装置(2)または(3)において、
前記レピータ局検索手段により検索されたレピータ局が
複数局ある場合に、前記無線機の通信周波数をこれらの
レピータ局間で順次切り換えてゆく切換手段を備えてい
ることを特徴としている。上記無線機補助装置(4)を
使用すれば、利用可能なレピータ局が複数あれば、それ
らの通信周波数が順次無線機の通信周波数として設定さ
れてゆくので、簡単に複数のレピータ局から利用したい
レピータ局を選択して通信を行うことができることとな
る。
【0011】また、本発明に係る無線機補助装置(5)
は、上記無線機補助装置(4)において、前記切換手段
により前記無線機の通信周波数が切り換えられている時
に、操作により該無線機の通信周波数の切換を停止する
周波数切換停止手段を備えていることを特徴としてい
る。上記無線機補助装置(5)を使用すれば、所望の通
信内容の時に周波数切換停止手段を操作することによ
り、その時に利用しているレピータ局を継続して利用す
ることができるので、所望する通信を簡単に継続して行
うことができることとなる。
【0012】また、本発明に係る無線機補助装置(6)
は、上記無線機補助装置(1)〜(5)のいずれかにお
いて、前記レピータ局検索手段が検索したレピータ局の
中継領域を地図上に表示する領域表示手段を備えている
ことを特徴としている。上記無線機補助装置(6)を使
用すれば、利用可能なレピータ局の中継領域が地図上に
表示されるので、通信できる相手局の位置を把握でき、
通信相手の選択等の際に便利なものになる。
【0013】また、本発明に係る無線機補助装置(7)
は、上記無線機補助装置(6)において、通信に用いて
いる前記レピータ局の中継領域の表示形態を他の領域と
識別可能に変化させる表示切換手段を備えていることを
特徴としている。上記無線機補助装置(7)を使用すれ
ば、通信に利用しているレピータ局を容易に把握できる
ので、現在通信できる相手局の領域を把握することがで
き、通信相手の選択等の際に便利なものになる。
【0014】また、本発明に係る無線機補助装置(8)
は、上記無線機補助装置(1)〜(7)のいずれかにお
いて、前記周波数制御手段の動作、非動作を選択する動
作選択手段を備えていることを特徴としている。上記無
線機補助装置(8)を使用すれば、無線機の周波数設定
を、自動的に行うか、手動で行うかを選択できるので、
使用状態に応じた動作を選択できることとなる。
【0015】また、本発明に係る無線機補助装置(9)
は、上記無線機補助装置(1)〜(7)のいずれかにお
いて、前記レピータ局検索手段により検索されたレピー
タ局が複数局ある場合に、中継に用いるレピータ局を選
択することにより、無線機の通信周波数を選択されたレ
ピータ局に対応する周波数に設定するレピータ局選択手
段を備えていることを特徴としている。上記無線機補助
装置(9)を使用すれば、表示された利用可能なレピー
タ局から利用するレピータ局を選択するという簡単な操
作で、レピータ局の通信周波数が無線機の通信周波数と
して設定されるので、簡単にレピータ局を利用した通信
を行うことができることとなる。
【0016】また、本発明に係る無線機補助装置(1
0)は、上記無線機補助装置(1)〜(9)のいずれか
において、前記位置検出手段が、目的地までの経路案内
等を行うナビゲーションシステムにおける位置検出手段
と兼用されていることを特徴としている。上記無線機補
助装置(10)を使用すれば、ナビゲーションシステム
に装備された位置検出手段を利用して無線機の位置を検
出することができるので、新たな位置検出手段を必要と
せず、低コストで無線機補助装置を実現することができ
ることとなる。
【0017】また、本発明に係る無線機補助装置(1
1)は、上記無線機補助装置(1)〜(10)のいずれ
かにおいて、前記領域記憶手段が、目的地までの経路案
内等を行うナビゲーションシステムにおける地図データ
を記憶する地図データ記憶手段と兼用されていることを
特徴としている。上記無線機補助装置(11)を使用す
れば、ナビゲーションシステムに装備された地図データ
記憶手段を利用してレピータ局の領域記憶を行うことが
できるので、記憶させるデータを追加しておくだけでよ
く、例えば光ディスク読取装置等のデータの読取装置等
を新たに設ける必要がなく、低コストで無線機補助装置
を実現することができることとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
無線機補助装置を図面に基づいて説明する。図1は実施
の形態に係るナビゲーション・無線機システムの構成を
示すブロック構成図である。
【0019】GPSセンサ1は、GPS衛星からの信号
を受信して、その信号から位置を算出して、ナビゲーシ
ョンシステム制御用のマイクロコンピュータ(ナビマイ
コン)5に出力するもので、GPSアンテナ(図示せ
ず)を備え、ナビマイコン5に接続されている。ジャイ
ロセンサ2は、車両の向きの変化を検出するセンサでジ
ャイロにより構成され、ナビマイコン5に検出信号を出
力するもので、ナビマイコン5に接続されている。ナビ
マイコン5では、このジャイロセンサ2からの検出信号
を積算して車両の方向を算出する。車速パルス入力部3
は、車両側に設置された車速センサ(図示せず)から所
定走行距離毎に発っせられるパルス( 所定期間における
パルス数が車速に比例する) からなるパルス信号を取り
込み、このパルス信号にノイズ除去、波形整形処理等を
施した後、ナビマイコン5に車速パルス信号として出力
する。
【0020】尚、車両側に設置された車速センサは、車
両の駆動系の制御、例えば燃料噴射制御や点火時期制御
にも用いられるもので、車両に既設のものである。この
車速センサとしては、例えば車軸と同期して回転する磁
石と、この磁石の回転位置により変化する磁場の状態に
応じて接断状態が変わるリードスイッチからなる磁気セ
ンサや、あるいは車軸と同期して回転する遮蔽板と、こ
の遮蔽板の回転位置によりその光路の遮断状態が変化す
る受光素子、発光素子からなる光センサ等が挙げられ
る。
【0021】CD−ROMプレーヤ4は、地図データ等
が記憶されたCD−ROM(光ディスク)(図示せず)
から必要なデータを、ナビマイコン5からの制御信号に
応じて読み込み、ナビマイコン5に出力するように構成
されている。尚、CD−ROMは交換可能となってお
り、地図の更新(地図CD−ROMのバージョンアッ
プ)等に対応可能になっている。また、本実施の形態で
は、CD−ROMには上記した地図データ等の他、アマ
チュア無線における各レピータ局13の位置、各レピー
タ局13における通信周波数、および中継可能領域、所
謂サービスエリアのデータが記憶されており、CD−R
OMプレーヤ4はナビマイコン5からの制御信号に応じ
て必要なデータをCD−ROMから読み込み、ナビマイ
コン5に出力するようになっている。
【0022】操作スイッチ6は、ナビゲーションシステ
ム操作用のスイッチで、ナビゲーションシステム本体に
設置された押しボタンスイッチや、赤外線リモコン等に
より構成され、ON−OFFスイッチやジョイスティッ
ク等の方向指定用スイッチ等を含んで構成されている。
また、本実施の形態に係るナビゲーションシステムに
は、アマチュア無線機11の動作補助を行う機能を備え
ており、その操作のためのスイッチも操作スイッチ6に
設けられている。
【0023】ナビマイコン5は、ジャイロセンサ2によ
る検出信号と車速パルス入力部3からの車速パルス信号
とに基づいて自立航法により自車位置を算出し、算出し
た自車位置と、GPSセンサ1からの電波航法による位
置信号とを補完処理して、自車位置を決定するようにな
っている。また、ナビマイコン5は、この決定された自
車位置、操作スイッチ6の操作状態に応じてCD−RO
Mプレーヤ4を制御し、必要な地図データ等をCD−R
OMから読み込んだり、目的地までの経路を演算する処
理等を行い、液晶表示装置等で構成されたディスプレイ
7に、対応する地図、経路、各種案内、そして操作案内
表示等も行うようになっている。
【0024】また、ナビマイコン5は、コネクタで接続
された後述のアマチュア無線機11に選択されたレピー
タ局13における通信周波数データを出力し、その通信
周波数に基づいた制御を行わせる。尚、ナビマイコン5
には、各種データ、プログラムの記憶、また演算処理の
ために用いるRAM、ROMが内蔵されている。
【0025】アマチュア無線機11は、送受信回路(図
示せず)を有しており、他のアマチュア無線機12との
通信を行うことができる。また、アマチュア無線機1
1、12は、レピータ局13における通信周波数を選択
することにより、その間にレピータ局13を介した通信
を行うことができるようになっている。レピータ局13
は、アマチュア無線機11、12からの信号を受信し、
増幅して(レピータ局13までの伝送で弱まった電波の
減衰分を補って)再送信する。尚、レピータ局13の送
受信周波数は、各レピータ局13、…で異なった周波数
に設定されており、またその送信周波数と受信周波数は
混信を防ぐために所定の関係を有して異なった周波数に
設定されている。このため、アマチュア無線機11、1
2を使用して、レピータ局13、…を利用した通信を行
う場合には、利用するレピータ局13、…の周波数に送
信周波数と受信周波数を合わせる必要がある。
【0026】尚、レピータ局13、…の送信周波数と受
信周波数との間には所定の関係があるので、アマチュア
無線機11、12では、レピータ局13、…の送信周波
数を設定すれば、受信周波数が自動的に算出され設定さ
れるようになっている。アマチュア無線機11は、コネ
クタ(図示せず)によりナビマイコン5と着脱可能に接
続されており、その送受信周波数はナビマイコン5から
指示された周波数データにより制御されるようになって
いる。また、アマチュア無線機11は、コネクタから外
すことにより携帯可能になっている。
【0027】次に、本実施の形態におけるナビゲーショ
ン・無線機システムの動作(レピータ局選択時)につい
て説明する。図2は、ナビゲーションシステムのディス
プレイにおける表示画面の一例を示す正面図である。
【0028】操作スイッチ6により、レピータ局利用の
設定操作が行われると、ナビマイコン5は、CD−RO
Mプレーヤ4でCD−ROMに記録されているレピータ
局13、…のデータを検索し、車両の現在位置で利用可
能な、つまり車両の現在位置をそのサービスエリア内に
含むレピータ局13、…を検索し、そのデータを読み込
む。次にナビマイコン5は、図2に示したように、ディ
スプレイ7に表示されている地図上に、レピータ局1
3、…の位置a,b,cと、そのサービスエリアA,
B,Cおよび通信周波数X,Y,ZHzを表示する。
【0029】そして、アマチュア無線機11の周波数設
定が手動設定となっている場合には、使用者が操作スイ
ッチ6により、表示されているレピータ局13、…から
利用するレピータ局13を選択すると、アマチュア無線
機11の周波数が選択したレピータ局13に対応する周
波数に設定され、また選択したレピータ局13が把握で
きるようにディスプレイ7に表示されるサービスエリア
の表示色が変わる(サービスエリアA)ようになってい
る。
【0030】また、アマチュア無線機11の周波数設定
が自動設定となっている場合には、アマチュア無線機1
1の周波数が選択されたレピータ局13に対応する周波
数に設定され、また選択されたレピータ局13が把握で
きるようにディスプレイ7に表示されるサービスエリア
の表示色が変わる(サービスエリアA)ようになってい
る。そして、車両が移動し、別のサービスエリアを選択
した方が通信状態が良好となる領域に達すると、アマチ
ュア無線機11の周波数が別のレピータ局13に対応す
る異なる周波数に設定され、また選択されたレピータ局
13が把握できるようにディスプレイ7に表示されるそ
のサービスエリアの表示色が変わる(例えばサービスエ
リアB)ようになっている。使用者が操作スイッチ6に
より、レピータ局13を決定する操作を行うと、その操
作時に設定されている周波数にアマチュア無線機11の
通信周波数が固定され、それ以降その周波数での通信が
継続可能となっている。
【0031】次に、上述のような動作を実現するため
に、ナビマイコン5の行う処理について説明する。図3
は、ナビマイコン5の行う無線機補助動作処理を示すフ
ローチャートである。この処理は、操作スイッチ6によ
りアマチュア無線機11のレピータ局利用の選択操作が
なされた時に行われる。
【0032】ステップS1では、アマチュア無線機11
が搭載された車両の現在位置を検出し、ステップS2に
移る。ステップS2では、CD−ROMプレーヤ4でC
D−ROMに記録されたレピータ局13、…のデータを
検索し、車両の現在位置で利用可能な、つまり車両の現
在位置をそのサービスエリア内に含むレピータ局13、
…を検索し、ステップS3に移る。ステップS3では、
アマチュア無線機11におけるレピータ局13、…利用
時の周波数の設定が、自動設定か、手動設定かを、使用
者による操作スイッチ6の操作状況から判断し、手動設
定であればステップS4に移り、自動設定であればステ
ップS8に移る。
【0033】ステップS4では、ディスプレイ7に表示
されている地図上に、レピータ局13、…の位置(a,
b,c)と、そのサービスエリア(A,B,C)および
通信周波数(X,Y,ZHz)を表示する。ステップS
5では、使用者による操作スイッチ6の操作状況から、
利用するレピータ局13が選択されたか否かを判断し、
選択されればステップS6に移り、選択されていなけれ
ばステップS5に戻る。ステップS6では、アマチュア
無線機11の通信周波数を選択されたレピータ局13に
対応する通信周波数に設定してステップS7に移る。ス
テップS7では、ディスプレイ7に表示されたそのレピ
ータ局13のサービスエリアの表示色を変えた後、処理
を終える。
【0034】ステップS8では、ディスプレイ7に表示
されている地図上に、レピータ局13、…の位置(a,
b,c)と、そのサービスエリア(A,B,C)および
通信周波数(X,Y,ZHz)を表示する。ステップS
9では、アマチュア無線機11の通信周波数を検索され
たレピータ局13、…のうちある1つのレピータ局13
に対応する通信周波数に設定してステップS10に移
る。ステップS10では、ディスプレイ7に表示された
設定された周波数に対応するレピータ局13のサービス
エリアの表示色を変化させた後、ステップS11に移
る。ステップS11では、使用者による操作スイッチ6
の操作状況から、利用するレピータ局13を現在選択さ
れているレピータ局13に決定するかどうか、つまり通
信周波数の切換を停止するか否かを判断し、切換を停止
するのであれば処理を終え、停止する操作がなければス
テップS12に移る。ステップS12では、通信周波数
の切換時点より所定時間経過したか否かを判断し、所定
時間経過していればステップS9に戻り、経過していな
ければステップS11に戻る。
【0035】以上のように、本実施の形態に係るナビゲ
ーション・無線機システムによれば、利用可能なレピー
タ局13、…の通信周波数がディスプレイ7に表示され
るので、アマチュア無線機11のレピータ局13、…を
利用する場合の通信周波数設定を容易に行うことができ
る。また、アマチュア無線機11の操作スイッチ6を用
いて利用可能なレピータ局13、…の通信周波数を指定
する設定方法でも、設定すべき周波数がディスプレイ7
に表示されるので、レピータ局13、…の一覧表等を用
いた周波数の手検索が不必要となり、操作が極めて容易
になる。また、利用可能なレピータ局13、…の位置や
サービスエリアが自車位置と共に表示され、そこからレ
ピータ局13を選択すれば、対応する通信周波数に設定
されるので、車両の移動に伴い変化する適切なレピータ
局13の選択及びその通信周波数への設定を容易に行う
ことができる。
【0036】そして、アマチュア無線機11の通信周波
数が、利用可能なレピータ局13、…の通信周波数に所
定時間間隔で自動的に順次切り換わり、またその切り換
わりを停止させることもできるので、通信内容を聴きな
がらレピータ局13、…を選択することができ、所望の
レピータ局13、…の通信周波数に設定することが容易
になる。
【0037】尚、本実施の形態では、ナビゲーションシ
ステム側に、無線機補助機能を持たせた場合について説
明したが、別の実施の形態では、アマチュア無線機11
のマイコンにその機能を持たせ、ナビゲーションシステ
ム側からデータを取り込むシステムや、あるいはアマチ
ュア無線機11自体に位置検出機能やレピータ局13、
…のデータ記憶機能を持たせるシステムを採用しても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るナビゲーション・無
線機システムの構成を示すブロック構成図である。
【図2】ディスプレイにおける表示画面の一例を示す正
面図である。
【図3】ナビマイコンの行う処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
4 … CD−ROMプレ−ヤ 5 … ナビマイコン 6 … 操作スイッチ 7 … ディスプレイ 11 … アマチュア無線機 13 … レピ−タ局

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線機間の通信を中継するレピータ局が
    配置された通信システムにおける無線機の動作を補助す
    る無線機補助装置において、 無線機の位置を検出する位置検出手段と、 レピータ局の中継領域に関する領域データを記憶する領
    域記憶手段と、 レピータ局の通信周波数データを記憶する周波数記憶手
    段と、 前記位置検出手段により検出された位置と、前記領域記
    憶手段の領域データとに基づいて中継に適したレピータ
    局を検索するレピータ局検索手段と、 該レピータ局検索手段により検索された前記レピータ局
    の通信周波数データを前記周波数記憶手段から検索する
    周波数検索手段と、 該周波数検索手段が検索した通信周波数データを表示す
    る周波数表示手段とを備えていることを特徴とする無線
    機補助装置。
  2. 【請求項2】 前記周波数検索手段により検索された通
    信周波数データにより前記無線機の通信周波数を制御す
    る周波数制御手段を備えていることを特徴とする請求項
    1記載の無線機補助装置。
  3. 【請求項3】 無線機間の通信を中継するレピータ局が
    配置された通信システムにおける無線機の動作を補助す
    る無線機補助装置において、 無線機の位置を検出する位置検出手段と、 レピータ局の中継領域に関する領域データを記憶する領
    域記憶手段と、 レピータ局の通信周波数データを記憶する周波数記憶手
    段と、 前記位置検出手段により検出された位置と、前記領域記
    憶手段の領域データとに基づいて中継に適したレピータ
    局を検索するレピータ局検索手段と、 該レピータ局検索手段により検索された前記レピータ局
    の通信周波数データを前記周波数記憶手段から検索する
    周波数検索手段と、 該周波数検索手段により検索された通信周波数データに
    基づいて前記無線機の通信周波数を制御する周波数制御
    手段とを備えていることを特徴とする無線機補助装置。
  4. 【請求項4】 前記レピータ局検索手段により検索され
    たレピータ局が複数局ある場合に、前記無線機の通信周
    波数をこれらのレピータ局間で順次切り換えてゆく切換
    手段を備えていることを特徴とする請求項2または請求
    項3記載の無線機補助装置。
  5. 【請求項5】 前記切換手段により前記無線機の通信周
    波数が切り換えられている時に、操作により該無線機の
    通信周波数の切換を停止する周波数切換停止手段を備え
    ていることを特徴とする請求項4記載の無線機補助装
    置。
  6. 【請求項6】 前記レピータ局検索手段が検索したレピ
    ータ局の中継領域を地図上に表示する領域表示手段を備
    えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項
    に記載の無線機補助装置。
  7. 【請求項7】 通信に用いている前記レピータ局の中継
    領域の表示形態を他の領域と識別可能に変化させる表示
    切換手段を備えていることを特徴とする請求項6記載の
    無線機補助装置。
  8. 【請求項8】 前記周波数制御手段の動作、非動作を選
    択する動作選択手段を備えていることを特徴とする請求
    項1〜7のいずれかの項に記載の無線機補助装置。
  9. 【請求項9】 前記レピータ局検索手段により検索され
    たレピータ局が複数局ある場合に、中継に用いるレピー
    タ局を選択することにより、無線機の通信周波数を選択
    されたレピータ局に対応する周波数に設定するレピータ
    局選択手段を備えていることを特徴とする請求項1〜7
    のいずれかの項に記載の無線機補助装置。
  10. 【請求項10】 前記位置検出手段が、目的地までの経
    路案内等を行うナビゲーションシステムにおける位置検
    出手段と兼用されていることを特徴とする請求項1〜請
    求項9のいずれかの項に記載の無線機補助装置。
  11. 【請求項11】 前記領域記憶手段が、目的地までの経
    路案内等を行うナビゲーションシステムにおける地図デ
    ータを記憶する地図データ記憶手段と兼用されているこ
    とを特徴とする請求項1〜10のいずれかの項に記載の
    無線機補助装置。
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