JPH0829186A - インフォメーションシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はインフォメーションシステムに関
し、情報記憶媒体を購入することなく、常に最新のサー
ビス情報を得ることの可能なインフォメーションシステ
ムを提供することを目的とする。 【構成】 少なくとも位置情報を含むサービス情報を発
信する発信局２と、発信局２から発信されるサービス情
報を受信する受信する受信機３とを備えるインフォメー
ションシステム１であって、受信機３は、受信したサー
ビス情報を記憶する記憶手段４と、現在位置を特定する
位置特定手段５と、位置特定手段５により特定された現
在位置に基づいて、記憶手段４に記憶したサービス情報
を検索し、検索結果を外部に報知する報知手段６とを有
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、インフォーメーション
システムに係り、詳細には、移動体での移動中に、種々
のサービス情報の提供を受けられるインフォーメーショ
ンシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、移動体における現在位置の特定方
法として、人工衛星から送信される電波を受信して現在
位置を算出するＧＰＳ（Global Positioning System ）
が普及している。

【０００３】ＧＰＳは、メモリ上に地図情報を記憶し、
複数の人工衛星が送信される所定の電波信号を受信する
ことにより、受信信号に基づいて自己の現在位置を三次
元測位するものであり、多くのものは車載用として自動
車等に搭載されるように構成されている。

【０００４】そして、情報量の大きな地図情報を記憶す
るメモリとしては、ＣＤ−ＲＯＭ（Compact Disk Read
Only Memory ）等の記憶媒体が用いられ、三次元測位さ
れた現在位置をＣＤ−ＲＯＭに記憶された地図情報と合
成して液晶表示装置上に随時表示するものである。

【０００５】さらに、例えば、表示された地図上に存在
する観光地の紹介等のように、特定のサービス情報が記
憶されたＣＤ−ＲＯＭを用いることで、液晶表示装置に
表示された地図上に、現在位置と関連づけて、よりキメ
の細かい情報を表示することができる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のインフォーメーションシステムにあっては、
現在位置と関連づけてサービス情報を得るためには、所
望のサービス情報が記憶されたＣＤ−ＲＯＭ等の記憶媒
体を必要とするため、以下に述べるような問題点があっ
た。

【０００７】すなわち、地図情報の表示時に必要なサー
ビス情報は、使用目的によって異なり、このため、必要
なサービス情報が記憶されたＣＤ−ＲＯＭを目的別毎に
別途購入する必要があるという問題がある。

【０００８】また、ＣＤ−ＲＯＭは読み出し専用メモリ
であることから、通常、一度購入したＣＤ−ＲＯＭに記
憶されたサービス情報は変更できず、新しいサービス情
報を得るためには、最新のサービス情報が記憶されたＣ
Ｄ−ＲＯＭを逐次購入する必要があるという問題があっ
た。

【０００９】さらに、この場合、仮に最新のＣＤ−ＲＯ
Ｍを購入したとしても、サービス情報の収集後にＣＤ−
ＲＯＭが作成され、作成されたＣＤ−ＲＯＭが販売流通
経路を経て店頭にて販売された後に購入するという時間
（制作期間，流通期間）の経緯からサービス情報の内容
が古くなっていることが充分に考えられ、ＣＤ−ＲＯＭ
によるサービス情報のタイムリーな情報が得られないと
いう問題があった。

【００１０】

【目的】本発明は、情報記憶媒体を購入することなく、
常に最新のサービス情報を得ることの可能なインフォメ
ーションシステムを提供することを課題とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
図１に示すように、少なくとも位置情報を含むサービス
情報を発信する発信局２と、該発信局２から発信される
サービス情報を受信する受信する受信機３と、を備える
インフォメーションシステム１であって、前記受信機３
は、受信したサービス情報を記憶する記憶手段４と、現
在位置を特定する位置特定手段５と、該位置特定手段５
により特定された現在位置に基づいて、前記記憶手段４
に記憶したサービス情報を検索し、検索結果を外部に報
知する報知手段６と、を有することを特徴としている。

【００１２】請求項２記載の発明は、サービス情報を発
信する発信局２と、該発信局２から発信される各サービ
ス情報を受信する受信機３と、を備えるインフォメーシ
ョンシステム１であって、前記受信機３は、現在位置を
特定する位置特定手段４と、受信したサービス情報を、
前記位置特定手段５に基づいた位置情報を付加して記憶
する記憶手段４と、前記位置特定手段５によって特定さ
れた現在位置に基づいて、前記記憶手段４に記憶したサ
ービス情報を検索し、検索結果を報知する報知手段６
と、を有することを特徴としている。

【００１３】請求項３記載の発明は、サービス情報を発
信する複数の発信局２ａ〜２ｃと、該複数の発信局２ａ
〜２ｃから発信される各サービス情報を受信する受信機
３と、を備えるインフォメーションシステム１であっ
て、前記受信機３は、現在位置を特定する位置特定手段
５’と、サービス情報の受信時に、当該サービス情報を
前記位置特定手段５’により特定された現在位置と対応
づけて記憶する記憶手段４’と、前記位置特定手段５’
によって特定された現在位置に基づいて、前記記憶手段
４’に記憶したサービス情報を検索し、検索結果を報知
する報知手段６’と、を有することを特徴としている。

【００１４】そして、この場合、請求項１、２または３
に記載する発明に加えて、請求項４記載の発明のよう
に、前記サービス情報に有効期間情報を付加し、該有効
期間情報に基づいて、前記記憶手段４（４’）に記憶さ
れたサービス情報を更新・破棄することが有効である。

【００１５】また、この場合、請求項１、２または３に
記載する発明に加えて、請求項５記載の発明のように、
前記報知手段６（６’）は、地図情報を格納する情報格
納部７と、情報格納部７に格納された地図情報と共に、
検索されたサービス情報を表示する表示部８と、を有す
ることが有効である。

【００１６】さらに、この場合、請求項５に記載する発
明に加えて、請求項６記載の発明のように、前記表示部
８の表示面に対して一体的に設けられた入力部９より、
該表示部８に表示された地図情報上の任意の位置を指示
することにより、当該指示位置に基づいてサービス情報
を表示することが有効である。

【００１７】

【作用】請求項１記載の発明によれば、受信機により受
信された少なくとも位置情報を含むサービス情報が記憶
手段に記憶されるとともに、この記憶手段に記憶された
サービス情報が位置特定手段により特定された現在位置
に基づいて検索され、報知手段によりサービス情報の検
索結果が外部に報知されるので、発信局から発信される
サービス情報が適宜更新または追加されることにより、
情報記憶媒体を購入することなくとも、常に新しいサー
ビス情報が得られる。

【００１８】請求項２記載の発明によれば、受信機によ
り受信されたサービス情報に、位置特定手段により特定
された現在位置に基づいた位置情報が付加されて記憶手
段に記憶されるとともに、この記憶手段に記憶されたサ
ービス情報が位置特定手段により特定された現在位置に
基づいて検索され、報知手段によりサービス情報の検索
結果が外部に報知されるので、発信局から発信されるサ
ービス情報が適宜更新または追加されることにより、情
報記憶媒体を購入することなくとも、常に新しいサービ
ス情報が得られ、さらに、この場合、現在位置に対応す
るエリアのサービス情報が得られる。

【００１９】請求項３記載の発明によれば、受信機によ
り受信された複数のサービス情報が、位置特定手段によ
り特定された現在位置と対応づけられて記憶手段に記憶
されるとともに、この記憶手段に記憶されたサービス情
報が位置特定手段により特定された現在位置に基づいて
検索され、報知手段によりサービス情報の検索結果が外
部に報知されるので、発信局から発信されるサービス情
報が適宜更新または追加されることにより、情報記憶媒
体を購入することなくとも、常に新しいサービス情報が
得られ、さらに、この場合、現在位置に対応する最新の
サービス情報が得られる。

【００２０】そして、この場合、請求項４記載の発明に
よれば、前述の請求項１、２または３記載の発明に加え
て、サービス情報に有効期間情報が付加されるととも
に、この有効期間情報に基づいて記憶手段に記憶された
サービス情報が更新・破棄されるので、現在のサービス
情報と内容が異なるサービス情報は報知されず、常に有
効なサービス情報だけが利用される。

【００２１】また、この場合、請求項５記載の発明によ
れば、前述の請求項１、２または３記載の発明に加え
て、報知手段として、表示部により、情報格納部に格納
された地図情報と、検索されたサービス情報とが表示さ
れるので、サービス情報が視覚を通して得られことによ
り、サービス情報の把握が容易となる。

【００２２】さらに、この場合、請求項６記載の発明に
よれば、前述の請求項５記載の発明に加えて、表示部の
表示面に対して入力部が一体的に設けられ、この表示部
に表示された地図情報上の任意位置の指示入力に基づい
てサービス情報が表示されるので、所望のサービス情報
が容易に得られる。

【００２３】

【実施例】以下、図２〜図１７を参照して実施例を説明
する。

【００２４】図２〜図１２は本発明に係るインフォーメ
ーションシステムの実施例１を示す図であり、本実施例
は、移動通信体として無線通信機を備えた自動車に搭載
された、ナビゲーション装置１１に適用したものであ
る。なお、図２〜図１２において、図１と同一部分には
同一の符号を付す。

【００２５】まず、構成を説明する。

【００２６】図２〜図４は、実施例１のインフォメーシ
ョンシステム１を構成する受信機３となるナビゲーショ
ン装置１１の概略斜視図であり、ナビゲーション装置１
１が自動車のダッシュボード１２に装着された状態を示
している。なお、図２〜図４において、１３はカーステ
レオ、１４はエアコンディショナーの送風口を示してい
る。

【００２７】ナビゲーション装置１１は、図３及び図４
に示すように、ケース１５内にスライド部１６が出し入
れ可能に収納されており、スライド部１６は、スライド
板１７の先端に操作表示部１８を備えている。

【００２８】操作表示部１８は、図３に示すように、そ
の一方側の面に、各種キーを配列した操作部１９が設け
られており、図４に示すように、その他方側の面に、表
示部２０が設けられている。

【００２９】また、操作表示部１８は、図３及び図４
中、矢印Ａ，Ｂで示すように、水平方向から所定角度の
範囲で回動自在にスライド板１７に取り付けられてお
り、後述するように、図示しないモータ等により駆動さ
れる。

【００３０】操作部１９には、各種キーとして、表示部
２０の出し入れを行うためのオープン／クローズボタン
２１、情報サービスボタン２２、戻りボタン２３等のフ
ェザータッチキーボタンやマイク２４が設けられ、各種
操作命令を指示入力することができるようになってい
る。

【００３１】表示部２０は、本実施例では、液晶表示装
置（ＬＣＤ：Liquid Crystal Display）が用いられてお
り、インフォメーションシステム１としてナビゲーショ
ン装置１１を使用するときに地図情報やサービス情報等
を表示するものである。

【００３２】ナビゲーション装置１１は、そのスライド
部１６の状態に応じて、図２に示すように、スライド部
１６がケース１５内に収納された収納状態、また、図３
に示すように、スライド部１６が引き出されて操作部１
９の表面が上を向いてキー入力が可能な入力状態、さら
に、図４に示すように、操作表示部１８が回転して表示
部２０が正面側を向いて表示部２０を視認可能な表示状
態の３つの状態を備えている。

【００３３】また、スライド部１６は、図２に示すよう
に、操作表示部１８の先端部、すなわち、ケース１５へ
の収納状態において、ケース１５外に露出する部分に
は、前述のように、オープン／クローズボタン２１、情
報サービスボタン２２、戻りボタン２３等のフェザータ
ッチキーボタンやマイク２４が設けられている。

【００３４】図５は、実施例１の受信機３となるナビゲ
ーション装置１１の要部構成を示すブロック図である。

【００３５】本実施例のナビゲーション装置１１は、図
５に示すように、操作部１９、表示部２０、マイク２
４、ＣＰＵ（Central Processing Unit ）３１、ＦＭア
ンテナ３２、ＦＭ受信回路３３、音声認識部３４、スピ
ーカ３５、音声出力部３６、表示データ作成部３７、ス
ライド部駆動部３８、ＧＰＳ用アンテナ３９、ＧＰＳ受
信部４０、タッチパネルスイッチ部４１、ＲＯＭ（Read
Only Memory）４２、ＲＡＭ（Random Access Memory）
４３、ＣＤ−ＲＯＭ部４４を備えている。

【００３６】ＣＰＵ３１は、演算部４５と制御部４６を
備え、ＲＯＭ４２内に格納されたプログラムに従ってナ
ビゲーション装置１１の各部を制御するための制御信号
を出力するものであり、本実施例では、大別して、ＦＭ
波を利用したサービス情報の取得処理と、ＧＰＳによる
通信衛星からの信号に基づく地図情報表示処理とを行う
ものである。この場合、種々の演算処理は演算部４５に
よって行い、各部を制御するための制御信号の生成は制
御部４６によって行う。

【００３７】ＦＭアンテナ３２は、サービス情報の発信
局であるＦＭ多重放送局から送信される地域毎のサービ
ス情報（ＦＭ電波）を受信してＦＭ受信回路３３に出力
するものである。

【００３８】ＦＭ受信回路３３は、ＦＭアンテナ３２で
受信したＦＭ電波の高周波増幅処理、中間周波数増幅処
理、振幅制限処理、ＦＭ波の復調処理、低周波増幅処理
等を行って受信信号をＣＰＵ３１に受け渡すものであ
る。

【００３９】音声認識部３４は、マイク２４から入力さ
れる音声を解読し、その内容を認識して、認識内容をＣ
ＰＵ３１に出力するものであり、マイク２４から、例え
ば、「オン」や「オフ」等の予め設定された言葉が入力
されると、その言葉を認識し、認識結果に対応する信号
をＣＰＵ３１に出力するものである。

【００４０】スピーカ３５は、音声出力による報知を行
うものであり、本実施例では、上記図２〜図４に示した
カーステレオ１３に接続されたスピーカを使用するよう
になっているが、スピーカ３５としは、カーステレオ１
３に接続されたスピーカとは別に設けられた専用スピー
カであってもよい。

【００４１】音声出力部３６は、ＣＰＵ３１から入力さ
れる音声信号をアナログの低周波信号に変換し、スピー
カ３５を介して拡声出力するものである。

【００４２】表示データ作成部３７は、例えば、ＣＤ−
ＲＯＭに記憶された地図情報データと、地図情報データ
中に合成される各種表示データとを画像メモリ中に合成
し、表示部２０に出力するものである。

【００４３】スライド部駆動部３８は、駆動モータ及び
駆動機構により構成され、ＣＰＵ３１から出力される制
御信号に基づいてスライド部１６を駆動して、スライド
部１６の出し入れを行うとともに、操作表示部１８を回
動させるための駆動を行うものである。

【００４４】ＧＰＳ用アンテナ３９は、通信衛星からの
所定の信号を受信し、受信信号をＧＰＳ受信部４０に出
力するものである。

【００４５】ＧＰＳ受信部４０は、ＧＰＳ用アンテナ３
９から入力される受信信号を所定の信号形態に変換して
ＣＰＵ３１に出力するものである。

【００４６】タッチパネルスイッチ部４１は、表示部２
０の表示面に対して一体的に設けられた入力部であり、
表示部２０に表示された地図情報上の任意の位置を指示
することにより、当該指示位置に基づく信号をＣＰＵ３
１に出力するものである。

【００４７】ＲＯＭ４２は、本実施例におけるインフォ
メーション処理プログラムや音声認識部３４の認識した
言葉と当該言葉に対応する命令の一致をみるための辞
書、ナビゲーション処理に必要な受信データと経度／緯
度データに変換するための受信データ−経緯度変換プロ
グラム等を格納する半導体メモリであり、ＲＡＭ４３
は、ＣＰＵ３１の作業用メモリとして使用される半導体
メモリである。

【００４８】ＣＤ−ＲＯＭ部４４は、ＣＤ−ＲＯＭドラ
イブ装置を備え、例えば、種々の縮尺の日本全土の地図
情報を記憶するＣＤ−ＲＯＭが装着されるものであり、
この地図情報は、緯度／経度情報により検索可能となっ
ている。

【００４９】次に、作用を説明する。

【００５０】図６は、実施例１のインフォメーションシ
ステム１の概略構成図である。

【００５１】まず、図６に示すように、本実施例におけ
るサービス情報としては、例えば、サービス情報の提供
者となる一般店舗からＦＭ多重放送局に対してサービス
情報の送信依頼が行われ、ＦＭ多重放送局からＦＭ多重
放送により、その地域のサービス情報が発信される。

【００５２】図７は、サービス情報の一例を示す図であ
り、この場合、情報の分類として、ファミリーレストラ
ンと、コンビニエンスストアと、サービスステーション
（ガソリンスタンド）とを一例として示す。

【００５３】図７に示すように、サービス情報として
は、例えば、情報の分類、店名、位置情報（緯度／経
度）、その他の任意情報、情報作成日時、情報受信日時
等が含まれ、インフォメーションシステム１の受信機３
となるナビゲーション装置１１は、所定の周波数のＦＭ
多重放送を受信することにより、上記サービス情報を随
時更新記憶していく。

【００５４】図８は、実施例１におけるサービス情報の
登録処理を示すフローチャートである。

【００５５】図６に示すように、ナビゲーション装置１
１を搭載した自動車によりＦＭ多重放送を受信しながら
移動すると、移動位置に応じて、その地域のサービス情
報が受信される。

【００５６】ナビゲーション装置１１では、移動中、Ｆ
Ｍ多重放送によるサービス情報の受信データの有無がチ
ェックされ（ステップＳ１）、受信データがあるまでル
ープによる待機状態となり、サービス情報が受信される
と、ＲＡＭ４３内に既に記憶されたデータ（サービス情
報）中の店名データと同一店名のデータがあるか否かが
チェックされ（ステップＳ２）、同一店名のデータがな
い場合、当該店名データに対する緯度経度情報、サービ
ス情報等がＲＡＭ４３に新規登録され（ステップＳ
３）、一方、同一店名のデータがある場合、受信したサ
ービス情報を最新データとしてＲＡＭ４３に記憶されて
いたデータ（サービス情報等）が更新登録される（ステ
ップＳ４）。

【００５７】これによって、ＲＡＭ４３内には、常に最
新のサービス情報が記憶されることになる。

【００５８】以下、図９及び図１０〜図１２に基づい
て、本実施例におけるインフォメーション処理を説明す
る。

【００５９】まず、ナビゲーション装置１１に電源が投
入されると、所定の初期化処理を行った後、ＧＰＳ用ア
ンテナ３９により受信されるＧＰＳ衛星からの送信信号
に基づいてナビゲーション装置１１を搭載した自動車
は、常に、自己の位置が特定される。

【００６０】すなわち、図６に示すように、ＧＰＳ衛星
からの信号をＧＰＳ用アンテナを介してＧＰＳ受信部４
０で受信すると、受信信号に基づいてＣＰＵ３１により
自己位置（現在の自動車位置）が解析され、この解析さ
れた自己位置に基づいてＣＤ−ＲＯＭ部４４に装着され
たＣＤ−ＲＯＭ内の地図情報が表示部２０に表示され
る。

【００６１】ちなみに、地図情報の表示を行う場合に
は、スライド部１６の状態がチェックされ、図４に示す
ように、スライド部１６が表示状態とされた後（すなわ
ち、図２及び図３に示すように、表示部２０の表示面が
視認可能な状態でないときには、スライド部駆動部３８
によりスライド部１６が駆動されて、図４に示すような
表示状態とされた後）、ＣＤ−ＲＯＭ内の地図情報が表
示データ作成部３７により展開されて表示部２０に表示
出力される。

【００６２】そして、上記ナビゲーション処理が実行さ
れている際に、情報サービスボタン２２が押されること
によりインフォメーション処理が実行される。

【００６３】図９は、実施例１におけるインフォメーシ
ョン処理を示すフローチャートである。

【００６４】インフォメーション処理の利用は、ナビゲ
ーション装置１１の利用者により、情報サービスボタン
２２の押下の有無が常にチェックされ（ステップＴ
１）、情報サービスボタン２２の押下が検出されない状
態では、前述したナビゲーション処理が実行され、表示
部２０上に、例えば、図１０に示すような地図情報及び
地図情報に対する自己位置が△マークで表示される。

【００６５】ナビゲーション処理中に、情報サービスボ
タン２２の押下が検出されると、上記ステップＴ１の処
理を経てインフォメーション処理が起動される。

【００６６】インフォメーション処理が起動されると、
表示部２０上に情報メニュー（本実施例では、「ファミ
リーレストラン」，「コンビニエンスストア」，「サー
ビスステーション」等）が表示され（ステップＴ２）、
タッチパネルスイッチ部４１によりナビゲーション装置
１１の利用者によって表示された情報メニューの中から
所定のメニュー項目（この場合、「コンビニエンススト
ア」が選択されたものとする）が選択されると（ステッ
プＴ３）、ＲＡＭ４３内に格納されたサービス情報（す
なわち、図７に示す情報）に基づいて、コンビニエンス
ストアの分類に属する店（この場合、ビブンセキブンＡ
町店、ビブンセキブンＢ町店、ドゥーハン、ビッグスト
ップ等）が検索により抽出され、図１１に示すように、
コンビニエンスストアの位置を示すＣＳマークが地図情
報中にプロットされる（ステップＴ４）。

【００６７】そして、タッチパネルスイッチ部４１によ
りナビゲーション装置１１の利用者によって表示された
ＣＳマークの中の任意のＣＳマーク（この場合、ビブン
セキブンＡ町店）が指示されて選択されると、ＲＡＭ４
３内に格納されたサービス情報（すなわち、図７に示す
情報）に基づいて、ビブンセキブンＡ町店におけるその
他の任意情報及び記録日時等の情報が店情報として検索
により抽出され、図１２に示すように、選択されたコン
ビニエンスストア、ビブンセキブンＡ町店における任意
情報及びその情報の受信日時とがポップアップ表示され
る（ステップＴ６）。

【００６８】この場合、ポップアップ表示によるフキダ
シ部分は、ＧＰＳ受信部４０により特定された現在の自
己位置と、タッチパネルスイッチ部４１により選択され
たＣＳマーク位置との間以外の領域に表示され、現在の
自己位置から選択された店までのルートがポップアップ
表示により隠れないように表示される。

【００６９】次に、戻りボタン２３の押下の有無がチェ
ックされ（ステップＴ７）、利用者により戻りボタン２
３が押下された場合、図１１に示す表示が行われ、他の
店における店情報が検索できるように、上記ステップＴ
４〜Ｔ７の処理が繰り返し実行され、一方、戻りボタン
２３以外の他の入力が行われた場合、図１０に示す表示
が行われ、ナビゲーション処理に復帰する。

【００７０】以上説明したように、本実施例では、受信
機３であるナビゲーション装置１１により受信された少
なくとも位置情報を含むサービス情報がＲＡＭ４３に記
憶されるとともに、ＲＡＭ４３に記憶されたサービス情
報がＧＰＳ受信部４０により特定された現在位置に基づ
いて検索され、表示部２０によりサービス情報の検索結
果が表示されることで、ＦＭ多重放送局から発信される
サービス情報が適宜更新または追加されることにより、
ＣＤ−ＲＯＭを購入することなくとも、常に新しいサー
ビス情報を得ることができる。

【００７１】また、本実施例では、ＦＭ多重放送局から
発信される電波に基づいてサービス情報が得られるた
め、特定の地点を通過しなくとも広範囲にわたってサー
ビス情報を得ることができる。

【００７２】図１３〜図１７は本発明に係るインフォー
メーションシステムの実施例２を示す図であり、本実施
例は、上記実施例１と同様に、移動通信体として無線通
信機を備えた自動車に搭載された、ナビゲーション装置
１１に適用したものである。なお、図１３〜図１７にお
いて、図２〜図１２と同一部分には同一の符号を付す。

【００７３】前述の実施例１では、サービス情報の発信
局２として、ＦＭ多重放送局を利用する場合を説明した
が、本実施例では、サービス情報の発信局２として、個
別のＦＭ局からサービス情報を発信するために、複数発
信局２ａ〜２ｃを各店頭毎に設けて利用する場合の例を
示すものである。

【００７４】図１３は、実施例２の受信機３となるナビ
ゲーション装置１１’の要部構成を示すブロック図であ
る。

【００７５】本実施例のナビゲーション装置１１’は、
図１３に示すように、操作部１９、表示部２０、マイク
２４、ＣＰＵ３１、アンテナ３２ａ，３２ｂ、受信回路
３３’、音声認識部３４、スピーカ３５、音声出力部３
６、表示データ作成部３７、スライド部駆動部３８、Ｇ
ＰＳ用アンテナ３９、ＧＰＳ受信部４０、タッチパネル
スイッチ部４１、ＲＯＭ４２、ＲＡＭ４３、ＣＤ−ＲＯ
Ｍ部４４を備えており、アンテナ３２ａ，３２ｂ、受信
回路３３’以外は上記実施例１と同一構成である。

【００７６】図１４は、実施例２におけるアンテナ３２
ａ，３２ｂ（及びＧＰＳ用アンテナ３９）の配置を示す
図である。

【００７７】アンテナ３２ａ，３２ｂは、ダイバーシテ
ィ受信を行うためのツインロッドアンテナであり、図１
４に示すように、自動車のリア側の左右位置に配置され
たＦＭアンテナから構成されている。なお、図１４中、
３９はＧＰＳ用アンテナである。

【００７８】受信回路３３’は、例えば、ＲＦ（Radio
Frequency ）処理部等を備え、アンテナ３２ａ，３２ｂ
により受信したＦＭ信号のＲＦ処理部による中間周波数
信号への変換処理等を行って、受信信号をＣＰＵ３１に
出力するものである。

【００７９】図１５は、実施例２の発信局となる発信装
置５１の回路構成を示すブロック図である。

【００８０】発信装置５１は、アンテナ５２、送信部５
３、制御部５４、ＲＯＭ５５、ＲＡＭ５６、入力部５
７、表示部５８、計時手段５９から構成されている。

【００８１】アンテナ５２は、送信部５３によって生成
される特定周波数の微弱なＦＭ電波を送信するものであ
り、この場合の空中線電力は、半径１００メートル程度
の出力となっている。

【００８２】送信部５３は、例えば、ＲＦ処理部等を備
え、ＲＦ処理部による中間周波数信号の高周波信号への
変換処理等を行って、アンテナ５２を介して送信するも
のである。

【００８３】制御部５４は、ＲＯＭ５５内に格納された
プログラムに従って発信装置５１の各部を制御するため
の制御信号を出力するものであり、本実施例では、大別
して、ＦＭ波を利用したサービス情報の送信処理を行う
ものである。

【００８４】ＲＯＭ５５は、本実施例におけるサービス
情報の送信処理プログラムや各種データ等を格納する半
導体メモリであり、ＲＡＭ５６は、制御部５４の作業用
メモリとして使用される半導体メモリである。

【００８５】入力部５７は、各店において、任意の店情
報（サービス情報）を入力するためのものである。

【００８６】表示部５８は、液晶表示装置からなり、入
力部５７から入力された店情報等や操作内容を確認する
ためのものである。

【００８７】計時部５９は、図示しないバックアップバ
ッテリにより動作する内部タイマであり、この計時部５
９から得られる時間情報に基づいて、送信データに付加
する時間情報や、時間に密接なサービス情報の送信時間
が設定される。

【００８８】以上の構成において、入力部５７におい
て、任意の店情報（サービス情報）が入力されると、入
力された任意の店情報（サービス情報）がＲＡＭ５６に
記憶される。

【００８９】この場合、ＲＡＭ５６には複数の店情報
（サービス情報）の入力が可能であり、実際の送信デー
タとしては、ＲＡＭ５６に記憶された複数の店情報（サ
ービス情報）を表示部５８に表示し、この表示された店
情報（サービス情報）の内容を確認することにより送信
する店情報（サービス情報）が選択される。

【００９０】すると、発信装置５１により、選択された
店情報（サービス情報）が繰り返し送信され、受信機３
となるナビゲーション装置１１’により受信される。

【００９１】また、本実施例の発信装置５１では、例え
ば、「開店は○○時です」、「ただいまランチタイムで
す」等の情報をＲＡＭ５６に記憶させておき、計時部５
９から得られる時間情報に基づいて、「開店は○○時で
す」の情報は、開店時間前まで、また、「ただいまラン
チタイムです」の情報は、１２：００から１４：００ま
での間だけ送信する、というような設定も可能である。

【００９２】図１６は、実施例２におけるサービス情報
の登録処理を示すフローチャートである。

【００９３】図１４に示すように、ナビゲーション装置
１１’を搭載した自動車によりＦＭ送信電波を受信しな
がら移動すると、移動位置に応じて、その地域のサービ
ス情報が受信される。

【００９４】ナビゲーション装置１１’では、移動中、
ＦＭ放送によるサービス情報の受信データの有無がチェ
ックされ（ステップＱ１）、受信データがあるまでルー
プによる待機状態となり、サービス情報が受信される
と、ＲＡＭ４３内に既に記憶されたデータ（サービス情
報）中の店名データと同一店名のデータがあるか否かが
チェックされる（ステップＱ２）。

【００９５】図１７は、実施例２におけるサービス情報
の送受信を説明するための図である。

【００９６】上記ステップＱ２の処理において、同一店
名のデータがない場合、図１７に示すように、店頭通過
時に複数のアンテナ３２ａ，３２ｂによる空間ダイバー
シティ受信により、受信電波の方向（すなわち、基地局
５１の位置）が確認され（ステップＱ３）、これに伴
い、発信局５１が道路の右側にあるか左側にあるかが判
断されて、この判断結果と自らの位置とによって発信局
５１の位置が決定され（ステップＱ４）、この位置情報
が加味されて当該店名データに対するサービス情報がＲ
ＡＭ４３に新規登録される（ステップＱ５）。

【００９７】一方、上記ステップＱ２の処理において、
同一店名のデータがある場合、受信したサービス情報を
最新データとしてＲＡＭ４３に記憶されていたデータ
（サービス情報）が更新登録され（ステップＱ６）、こ
れによって、ＲＡＭ４３内には、常に最新のサービス情
報が記憶されることになる。

【００９８】なお、その他の動作（例えば、サービス情
報の表示動作等）は前述した実施例１と同一である。

【００９９】以上説明したように、本実施例では、受信
機３であるナビゲーション装置１１’により受信された
複数のサービス情報が、ＧＰＳ受信部４０により特定さ
れた現在位置と対応づけられてＲＡＭ４３に記憶される
とともに、ＲＡＭ４３に記憶されたサービス情報がＧＰ
Ｓ受信部４０により特定された現在位置に基づいて検索
され、表示部２０によりサービス情報の検索結果が表示
されることで、ＦＭ発信局５１から発信されるサービス
情報が適宜更新または追加されることにより、ＣＤ−Ｒ
ＯＭを購入することなくとも、常に新しいサービス情報
を得ることができる。

【０１００】また、本実施例では、ＦＭ発信局５１から
発信される電波に基づいてサービス情報が得られるた
め、例えば、商店毎に随時情報が設定・変更でき、小範
囲ながら小回りのきく情報提供ができる。

【０１０１】この場合、実施例２では、図１７に示すよ
うに、発信局５１を店頭に設置した場合を例に採り説明
したが、店頭のみでなく、任意の場所に複数設定しても
よい。この場合は、発信する情報中に位置情報を付加し
ておく。

【０１０２】例えば、店のある道路沿いの前後１ｋｍ程
度に設置すれば、メンテナンス面では不利であるが、ナ
ビゲーション装置１１’の利用者が店頭を通過する前に
情報が得られるため、来客を誘いやすいというメリット
が生まれる。

【０１０３】また、実施例２では、発信局５１をＦＭに
よる送信としたが、他の送信手段を用いるものでも構わ
ない。

【０１０４】また、上記実施例では、一度受信したサー
ビス情報は、ＲＡＭ４３に記憶され、再度利用できるよ
うになっているが、受信したサービス情報に対して受信
日時の情報を付加してＲＡＭ４３に記憶することによ
り、予め設定した期間を越えたら、消去するか、もしく
は、鮮度が悪いことを意味する特別な表示にしてもよ
く、このようにすることで、古い情報を無視したり、ま
た、古い情報を古い情報として認識することができる。

【０１０５】さらに、サービス情報そのものに有効期間
情報を付加して発信することにより、有効期間を越えた
ら、ＲＡＭ４３内から該当サービス情報を消去させるよ
うに設定することもでき、このようにすることで、利用
者側でサービス情報の無効有効を判断する必要がなくな
り、データのメンテナンスが楽になる。

【０１０６】この場合、前記有効期間は、例えば、１日
のうちの特定時間帯（開店時間）や、開店曜日でもよ
く、このようにすることで、より有効なサービス情報と
することができる。

【０１０７】また、受信機３では、指定した種類のサー
ビス情報だけを選択的にＲＡＭ４３に記憶するように構
成してもよく、そうすることにより、ＲＡＭ４３を有効
に利用することができる。

【０１０８】そして、上記各実施例では、自己位置の特
定にＧＰＳを用いているが、例えば、ジャイロケータを
利用した自己完結型のナビゲータや、その他のビーコン
等を利用した位置特定方法であってもよい。

【０１０９】また、上記各実施例では、地図情報中に店
の位置を表示したが、それだけでなく、自己位置から指
定した店までのルートを表示するようにしてもよく、そ
うすることにより、さらに有効な情報が提供できる。

【０１１０】さらに、上記各実施例では、現在の自己位
置と対応させてサービス情報を表示するものであった
が、これに限らず、任意の地区の地図上であっても、対
応する情報が既にＲＡＭ４３に記憶されていれば、サー
ビス情報を表示することができ、それによって、過去に
蓄積された、例えば、旅行先の情報を再度検索すること
ができる。

【０１１１】また、上記各実施例において、自己位置と
店位置とが地図の縮尺の関係で同じ地図情報上に合成表
示できない場合、自己位置を合成した地図と店位置を合
成した地図とを別々に用意してもよいし、店位置のみを
合成した地図を用意してもよく、自己位置と店位置との
両方が合成できる縮尺の地図を採用してもよい。

【０１１２】そして、これら各地図を用意し、ナビゲー
ション装置１１の利用者の選択により選択された地図を
表示部２０に表示してもよいし、画面分割やウインドウ
表示して自己位置や店位置の近辺の地図を分割画面やウ
インドウ画面にそれぞれ表示出力するようにしてもよ
い。

【０１１３】

【発明の効果】請求項１記載の発明では、受信機により
受信した少なくとも位置情報を含むサービス情報を記憶
手段に記憶するとともに、この記憶手段に記憶したサー
ビス情報を位置特定手段により特定した現在位置に基づ
いて検索し、報知手段によりサービス情報の検索結果を
外部に報知することにより、発信局から発信するサービ
ス情報を適宜更新または追加することで、情報記憶媒体
を購入することなくとも、常に新しいサービス情報を得
ることができる。

【０１１４】請求項２記載の発明では、受信機により受
信したサービス情報に、位置特定手段により特定した現
在位置に基づく位置情報を付加して記憶手段に記憶する
とともに、この記憶手段に記憶したサービス情報を位置
特定手段により特定した現在位置に基づいて検索し、報
知手段によりサービス情報の検索結果を外部に報知する
ことにより、発信局から発信するサービス情報を適宜更
新または追加することで、情報記憶媒体を購入すること
なくとも、常に新しいサービス情報を得ることができ、
さらに、この場合、現在位置に対応するエリアのサービ
ス情報を得ることができる。

【０１１５】請求項３記載の発明では、受信機により受
信された複数のサービス情報を、位置特定手段により特
定した現在位置と対応づけて記憶手段に記憶するととも
に、この記憶手段に記憶したサービス情報を位置特定手
段により特定した現在位置に基づいて検索し、報知手段
によりサービス情報の検索結果を外部に報知することに
より、発信局から発信するサービス情報を適宜更新また
は追加することで、情報記憶媒体を購入することなくと
も、常に新しいサービス情報を得ることができ、さら
に、この場合、現在位置に対応する最新のサービス情報
を得ることができる。

【０１１６】そして、この場合、請求項４記載の発明で
は、サービス情報に有効期間情報を付加するとともに、
この有効期間情報に基づいて記憶手段に記憶したサービ
ス情報を更新・破棄することにより、前述の請求項１、
２または３記載の発明に加えて、現在のサービス情報と
内容が異なるサービス情報は報知せず、常に有効なサー
ビス情報だけを利用することができる。

【０１１７】また、この場合、請求項５記載の発明で
は、報知手段として、表示部により、情報格納部に格納
した地図情報と、検索したサービス情報とを表示するこ
とにより、前述の請求項１、２または３記載の発明に加
えて、サービス情報が視覚を通して得ることができ、容
易にサービス情報を把握することができる。

【０１１８】さらに、この場合、請求項６記載の発明で
は、表示部の表示面に対して入力部を一体的に設け、こ
の表示部に表示した地図情報上の任意位置の指示入力に
基づいてサービス情報を表示することにより、前述の請
求項５記載の発明に加えて、所望のサービス情報を容易
に得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明におけるインフォーメーションシステム
の概略構成を示す図である。

【図２】実施例１のインフォメーションシステムを構成
する受信機となるナビゲーション装置の表示部の収納状
態を示す斜視図である。

【図３】実施例１のインフォメーションシステムを構成
する受信機となるナビゲーション装置の表示部を出す経
過を示す斜視図である。

【図４】実施例１のインフォメーションシステムを構成
する受信機となるナビゲーション装置の表示部を出した
状態を示す斜視図である。

【図５】実施例１の受信機となるナビゲーション装置の
要部構成を示すブロック図である。

【図６】実施例１のインフォメーションシステムの概略
構成図である。

【図７】サービス情報の一例を示す図である。

【図８】実施例１におけるサービス情報の登録処理を示
すフローチャートである。

【図９】実施例１におけるインフォメーション処理を示
すフローチャートである。

【図１０】地図情報の表示例を示す図である。

【図１１】図１０に示す地図情報中にコンビニエンスス
トアをプロットした状態を示す図である。

【図１２】図１１に示す地図情報中に店ガイダンス情報
をポップアップ表示した状態を示す図である。

【図１３】実施例２の受信機となるナビゲーション装置
の要部構成を示すブロック図である。

【図１４】実施例２におけるアンテナの配置を示す図で
ある。

【図１５】実施例２の発信局となる発信装置の回路構成
を示すブロック図である。

【図１６】実施例２におけるサービス情報の登録処理を
示すフローチャートである。

【図１７】実施例２におけるサービス情報の送受信を説
明するための図である。

【符号の説明】

１ インフォメーションシステム ２ 発信局 ３ 受信機 ４ 記憶手段 ５ 位置特定手段 ６ 報知手段 ７ 情報格納部 ８ 表示部 ９ 入力部 １１ ナビゲーション装置 １２ ダッシュボード １３ カーステレオ １４ エアコンディショナーの送風口 １５ ケース １６ スライド部 １７ スライド板 １８ 操作表示部 １９ 操作部 ２０ 表示部 ２１ オープン／クローズボタン ２２ 情報サービスボタン ２３ 戻りボタン ２４ マイク ３１ ＣＰＵ ３２ ＦＭアンテナ ３３ ＦＭ受信回路 ３４ 音声認識部 ３５ スピーカ ３６ 音声出力部 ３７ 表示データ作成部 ３８ スライド部駆動部 ３９ ＧＰＳ用アンテナ ４０ ＧＰＳ受信部 ４１ タッチパネルスイッチ部 ４２ ＲＯＭ ４３ ＲＡＭ ４４ ＣＤ−ＲＯＭ部 ５１ 発信装置 ５２ アンテナ ５３ 送信部 ５４ 制御部 ５５ ＲＯＭ ５６ ＲＡＭ ５７ 入力部 ５８ 表示部 ５９ 計時部

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも位置情報を含むサービス情報を
   発信する発信局と、 該発信局から発信されるサービス情報を受信する受信す
   る受信機と、 を備えるインフォメーションシステムであって、 前記受信機は、 受信したサービス情報を記憶する記憶手段と、 現在位置を特定する位置特定手段と、 該位置特定手段により特定された現在位置に基づいて、
   前記記憶手段に記憶したサービス情報を検索し、検索結
   果を外部に報知する報知手段と、 を有することを特徴とするインフォメーションシステ
   ム。
2. 【請求項２】サービス情報を発信する発信局と、 該発信局から発信される各サービス情報を受信する受信
   機と、 を備えるインフォメーションシステムであって、 前記受信機は、 現在位置を特定する位置特定手段と、 受信したサービス情報を、前記位置特定手段に基づいた
   位置情報を付加して記憶する記憶手段と、 前記位置特定手段によって特定された現在位置に基づい
   て、前記記憶手段に記憶したサービス情報を検索し、検
   索結果を報知する報知手段と、 を有することを特徴とするインフォメーションシステ
   ム。
3. 【請求項３】サービス情報を発信する複数の発信局と、 該複数の発信局から発信される各サービス情報を受信す
   る受信機と、 を備えるインフォメーションシステムであって、 前記受信機は、 現在位置を特定する位置特定手段と、 サービス情報の受信時に、当該サービス情報を前記位置
   特定手段により特定された現在位置と対応づけて記憶す
   る記憶手段と、 前記位置特定手段によって特定された現在位置に基づい
   て、前記記憶手段に記憶したサービス情報を検索し、検
   索結果を報知する報知手段と、 を有することを特徴とするインフォメーションシステ
   ム。
4. 【請求項４】前記サービス情報に有効期間情報を付加
   し、該有効期間情報に基づいて、前記記憶手段に記憶さ
   れたサービス情報を更新・破棄することを特徴とする請
   求項１、２または３記載のインフォメーションシステ
   ム。
5. 【請求項５】前記報知手段は、 地図情報を格納する情報格納部と、 情報格納部に格納された地図情報と共に、検索されたサ
   ービス情報を表示する表示部と、 を有することを特徴とする請求項１、２または３記載の
   インフォメーションシステム。
6. 【請求項６】前記表示部の表示面に対して一体的に設け
   られた入力部より、該表示部に表示された地図情報上の
   任意の位置を指示することにより、当該指示位置に基づ
   いてサービス情報を表示することを特徴とする請求項５
   記載のインフォメーションシステム。