JPH0775162A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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Publication number
JPH0775162A
JPH0775162A JP5238825A JP23882593A JPH0775162A JP H0775162 A JPH0775162 A JP H0775162A JP 5238825 A JP5238825 A JP 5238825A JP 23882593 A JP23882593 A JP 23882593A JP H0775162 A JPH0775162 A JP H0775162A
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JP
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receiving
destination
receiver
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Application number
JP5238825A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Nakamura
中村  勉
Shuji Yamashita
修司 山下
Hanzo Tsuzuki
伴三 都築
Tsutomu Yamaguchi
勉 山口
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Publication of JPH0775162A publication Critical patent/JPH0775162A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目的地に行くまでの道順や所要時間をドライ
バーに提供し、見知らぬ土地でも指定の店を容易に見つ
けることができるデータ伝送システムを実現する。 【構成】 データ伝送システムは、所定位置に設置さ
れ、特定周波数の電波によってデータを送信する宣伝用
ミニ送信局と、宣伝用ミニ送信局からの電波を受信可能
なページャー機能を備えた受信装置10とからなり、受
信装置10は、アンテナ11、受信機(受信回路)1
2、局発13、ミキサ14、復調回路15、A/D変換
器16、CPU17、キー入力部18、GPS19、C
D−ROM20、VRAM21(VRAM1)、VRA
M22(VRAM2)、ピクチャーインピクチャー(P
IP)回路23、LCDコントロール回路24、LCD
ドライバ回路25等を備え、GPSの受信部19からの
位置情報に応じたLCDの所定位置に目的地を表示する
とともに、目的地までの所要時間、道順等も表示するよ
うに制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ伝送システムに
係り、詳細には、特定小電力、微弱電波等を用いたデー
タ伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のモータリゼーションの発展に伴
い、自動車の情報化の必要性が強まっている。すでに自
動車・携帯電話やMCAシステムなどの既存の通信シス
テムを使った自動車の情報化は急速に進んでいるが、さ
らに最近では移動中の車両に対して道路交通情報通信シ
ステムやナビゲーションシステムなどの高度なシステム
が開発されつつある。道路交通情報通信システムは、位
置情報、交通情報、及び車庫情報などの経路情報につい
て情報提供を行なうシステムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
道路交通情報システムは、位置情報、交通情報等の公共
性のある情報を広域にわたって通信するものであり、比
較的狭い範囲をサービスエリアとして個別的な情報を伝
達するものではない。
【0004】そこで本発明は、特定小電力、微弱電波等
を用い、目的地に行くまでの道順や所要時間をドライバ
ーに提供し、見知らぬ土地でも指定の店を容易に見つけ
ることができ、地方にドライブしたときの住所やメッセ
ージサービスも受けることができるデータ伝送システム
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的達成のため、特定位置の位置データを特定周波
数の電波によって送信する送信装置と、現在位置を検出
する位置検出手段と、前記位置検出手段により検出され
た検出位置に基づいて対応する地図情報を表示する表示
手段と、特定周波数の電波を受信する受信手段と、前記
送信手段から送信された特定周波数による電波を受信
し、この受信された位置データに応じた表示装置の所定
位置に特定の表示をする制御手段とを設けた受信装置と
を備えている。
【0006】請求項1記載の発明は、特定位置の位置デ
ータを含むデータを特定周波数の電波によって送信する
送信装置と、現在位置を検出する位置検出手段と、前記
位置検出手段により検出された検出位置に基づいて対応
する地図情報を表示する表示手段と、前記送信装置から
送信された特定周波数の電波を受信する受信手段と、前
記受信手段により受信された受信電波に基づく位置デー
タに対応づけて受信データを記憶する記憶手段と、検出
されている位置と対応する前記記憶手段のデータがある
場合、該データを出力する出力手段とを設けた受信装置
とを備えている。
【0007】また、請求項3に記載されているように、
現在の進行状況を検出する進行状況検出手段を設け、受
信された位置データに対する進行状況に基づいてデータ
を出力する出力手段を設けたものであってもよい。
【0008】前記位置検出手段は、例えば請求項4に記
載されているように、GPS(Global Positioning S
ystem)により現在位置を検出するものであってもよ
い。
【0009】
【作用】請求項1、2、3及び4記載の発明では、まず
送信装置から特定周波数の電波によってデータが送信さ
れているものとする。
【0010】この状態で、例えば移動体に設置された受
信装置の受信手段が、特定周波数の電波を受信すると、
出力手段により受信されたデータに応じて現在位置に対
応する住所またはメッセージが音声あるいは、表示によ
って出力される。
【0011】したがって、電波を用いて、目的地に行く
までの道順や所要時間をドライバーに提供でき、見知ら
ぬ土地でも指定の店を容易に見つけることができ、地方
にドライブしたときの住所やメッセージサービスも受け
ることが可能になる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図22を参照して実施例を説明
する。
【0013】第1実施例図1〜図9はデータ伝送システ
ムの第1実施例を示す図であり、本実施例はデータ伝送
システムとして移動機に設置され、店舗等の宣伝用デー
タを受信可能な受信装置に適用した例である。
【0014】先ず、構成を説明する。図1は自動車等に
設置が可能な受信装置のブロック図である。
【0015】図1において、ページャー機能付き受信装
置10は、所定エリア内でメッセージポスト等に設置さ
れた宣伝用ミニ送信局31(図2)からの電波を受信可
能なページャー機能を備えた受信機(ラジオ)であり、
受信装置10は、アンテナ11、受信機(受信回路)1
2、局発13、ミキサ14、復調回路15、A/D変換
器16、CPU(Central Processing Unit)17、キ
ー入力部18、GPS(Global Positioning Syste
m)の受信部(以下、GPSと略す)19、CD−RO
M(Compact Disc Read Only Memory)20、VRAM
21(VRAM1)、VRAM22(VRAM2)、ピ
クチャーインピクチャー(PIP)回路23、LCD
(Liquid Crystal Display )コントロール回路24、
LCDドライバ回路25等を備えている。
【0016】アンテナ11は、所定の周波数帯の呼出信
号及び音声信号を含む受信電波を受信し、受信した受信
電波を受信機12に出力する。
【0017】受信機12は、チューナー及び検波器等で
構成され、アンテナ11で受信した無線周波数(RF)
周波数帯の電波をチューナーで所定周波数の電波の同調
を行なって、所定のチャンネルの周波数の信号を取り出
す。本実施例では、通常のカーラジオの他に1620k
Hz周波数帯を使って繰り返し放送される交通情報を受
信する専用受信機、及び宣伝用ミニ送信局からの電波を
受信可能なページャー機能を備えた受信機としての機能
を有する。
【0018】局発13は、PLLシンセサイザにより発
振した局部発振(例えば、1.6MHz)を基に周波数
変調する場合の周波数(例えば、300MHz)の局発
信号である。
【0019】ミキサ14は、受信機12のチューナーで
取り出された特定のチャンネルの周波数の信号を、局発
23からの局発信号混合して所定周波数に周波数変換す
る。例えば、1.9GHzから150〜250MHzさ
らに10MHz付近の中間周波(IF)信号に周波数変
換する。
【0020】復調回路15は、所定周波数の信号を検波
器等で復調及び検波し、復調した信号をA/D変換器1
6に出力する。
【0021】A/D変換器16は、復調された信号をC
PU17で処理できるディジタル信号に変換してCPU
17に出力する。
【0022】CPU(制御回路)17は、マイクロプロ
セッサ、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Rand
om Access Memory)等で構成され、ROM内には、受信
装置10としてのプログラムや選択可能なチャンネルの
番号とそのチャンネル番号に対応した周波数等が記憶さ
れている。RAMは、ワークメモリとして利用され、マ
イクロプロセッサが、ROM内のプログラムに従って受
信装置10の各部を制御して、受信装置10として機能
させる。またCPU17内のROMには、予め各チャン
ネルに対応する電波の周波数が記憶されており、CPU
17は、ROM内に格納されている後述する受信処理プ
ログラムに従って受信処理を実行して周辺地理情報を詳
細に伝達する処理を行なう。
【0023】すなわち、CPU17には、宣伝用ミニ送
信局31から特定周波数の電波により送信された目的地
に関する情報、GPS19からの現在位置情報、CD−
ROM20からの地図情報が入力され、CPU17は、
送信された特定周波数による電波を受信すると、この受
信された位置データに応じたLCDの所定位置に特定の
表示をするように制御する。
【0024】キー入力部18は、呼び出しスイッチやボ
リューム音等の各種データ入力及びモード選択や機能キ
ー等を備えたキーボードであり、各キーの指示をCPU
17に出力する。
【0025】GPS19は、3個ないし4個のGPS衛
星から発信されたGPS衛星信号をアンテナにより受信
し受信したGPS衛星信号の伝搬時間から距離をリアル
タイムで計算し、二次元あるいは三次元の移動体の位置
情報を算出する位置検出装置である。
【0026】CD−ROM20は、CD(コンパクトデ
ィスク)を読み出し専用の記憶媒体として利用するもの
で、本実施例では地図情報、交通情報などのデータを記
憶する。
【0027】VRAM21(VRAM1),VRAM2
2(VRAM2)は、LCDに表示する文字や図形を記
憶するRAM領域であり、VRAM21はCD−ROM
20から読み出した地図情報等を記憶し、VRAM22
は店情報を記憶する。
【0028】ピクチャーインピクチャー(PIP)回路
23は、VRAM21に記憶した地図情報等とVRAM
22に記憶した店情報等を1枚の画像として重ねて出力
する。
【0029】LCDコントロール回路24は、CPU1
7から出力された現在位置とこの現在位置に対応してピ
クチャーインピクチャー(PIP)回路23で合成され
た地図情報と目的地の情報を表示データとして出力する
ように制御する回路である。
【0030】LCDドライバ回路25は、LCDコント
ロール回路24からの表示データに基づいて、LCDに
よって画像表示を行なうためにLCDを駆動する回路で
あり、具体的には、入力される表示信号を所定画素で所
定ビットのアナログ映像信号に変換し、LCDに出力す
るものである。
【0031】なお、LCDとして、アクティブマトリク
ス方式の1つであるTFT(Thin Film Transistor )
型液晶表示パネルを有するカラー液晶表示装置を使用す
れば、きめ細かい中間調の制御ができるとともに、高い
コントラスト比が確保でき、より見やすい表示となる。
【0032】図2はデータ伝送システムの一例を示すシ
ステム構成図である。
【0033】図2において、30は上記受信装置10を
搭載した自動車、31は所定位置に設置された宣伝用ミ
ニ送信局、32は宣伝しようとするレストラン等の目的
地、33,33は道路、34,34は交差点信号機であ
る。
【0034】上記宣伝用ミニ送信局31は、特定周波数
の電波によってデータを送信する送信局であり、宣伝用
ミニ送信局31としては、無線局の免許が不要な特定小
電力無線局(使用周波数帯:400MHz,1.2GH
z帯、空中線電力:10mW以下、通信可能距離:10
0〜200m程度以下)が使用でき、CPU等からなる
制御部(図示略)を備えている。宣伝用ミニ送信局31
は、受信装置10を搭載した自動車30を目的地32に
適切に誘導できる位置に設置される。
【0035】なお、同図中の円は、宣伝用ミニ送信局3
1の通信可能距離、すなわち受信装置10の受信エリア
を示している。
【0036】ここで、上記図2は自動車30に搭載され
た受信装置10で得た情報をGPS19の画面上に写し
出した周辺地理画像情報の例であり、図3は受信した情
報から処理を行ない目的地32周辺の拡大図である。
【0037】次に、本実施例の動作を説明する。
【0038】まず、上記ページャー機能を備えた受信装
置10の利用方法について、図2を参照して説明する。
【0039】図2に示すように、図中右側から受信装置
10を搭載した自動車30が左側に向かって走行してい
る場合、自動車30が宣伝用ミニ送信局31の受信エリ
ア(約100m)に入ると、図4で後述する受信処理に
よって受信装置10が電波を受信し、ページャーが鳴り
出す。宣伝用ミニ送信局31から送信される情報には、
目的地(対象物)32の座標情報、目的地(対象物)3
2の内容情報(例えば、店名、営業時間)、その他の音
声情報・画像情報がある。これらの受信情報のうち、例
えば店名、営業時間はLCDにそのまま表示してドライ
バーに目的地32の情報を事前に知ることができる。
【0040】本実施例では、受信情報を出力するだけで
なくGPS19からの位置情報を基に受信情報を操作し
て表示することを特徴としており、具体的には(1)ナビ
ーゲーション画面に目的地32を表示する例と(図
5)、(2)目的地32までの所要時間、道順等も表示す
る例(図6〜図9)について述べる。
【0041】上記利用方法を実現するために宣伝用ミニ
送信局31側及び受信装置10側で以下のような処理が
実行される。
【0042】図4は上記宣伝用ミニ送信局31の制御部
におけるデータ送信処理のフローチャートである。
【0043】図4において、まずステップS1で送信デ
ータがあるか否かを判別し、送信データがないときはス
テップS2で送信しようとするデータを登録してステッ
プS1に戻り、送信データがあるときはステップS3で
その送信データの更新があるか否かを判別する。
【0044】送信データの更新があるときはステップS
4でデータの更新を行なってステップS3に戻り、デー
タ更新がなくなるとステップS5で送信チャンネル(1
〜n)を選択し、ステップS6でデータの送信を行な
う。次いで、ステップS7で送信が終了したか否かを判
別し、送信終了であれば本フローの処理を終え、送信を
終了していなければステップS1に戻って上記処理を繰
り返す。
【0045】本フローは宣伝用ミニ送信局31の電源投
入後、宣伝用ミニ送信局31に内蔵された制御部によっ
て繰り返し実行され、送信データも上述した固定的なも
のに限定されず、例えば期間、時間帯(例えば、ランチ
タイム)、曜日(例えば、ウィークデー)によって送信
データ内容を選択して送信するようにしてもよい。
【0046】図5〜図9は上記自動車30に設置された
受信装置10の動作を説明するための図である。
【0047】図5は上記自動車30に設置された受信装
置10におけるデータ受信処理のフローチャートであ
り、上記(1)の一例を示す。
【0048】メインスイッチがONされると本フローが
スタートし、まずステップS11で特定周波数の電波に
よる受信信号があるか(所定以上の電波受信強度の電波
受信か)否かを判別し、受信信号がないときは信号を受
信するまで待つ。ここで、宣伝用ミニ送信局31から送
信される情報には、目的地(対象物)32の座標情報、
目的地(対象物)32の内容情報(例えば、店名、営業
時間)、その他の音声情報・画像情報がある。
【0049】受信信号があるときはステップS12でC
D−ROM20から読み出した地図情報上に、目的地
(対象物)32の座標情報とGPS19により検出され
た自動車30の現在位置が表示されるようにLCD表示
画面の座標を計算し、ステップS13で画面座標計算の
結果をVRAM21,22に展開し、ピクチャーインピ
クチャー(PIP)回路23によってVRAM21,2
2に記憶した地図情報等と店情報等を画像合成して本フ
ローを終了する。
【0050】図2は上記フローに従って受信装置10で
得た情報をGPS19の画面上に写し出した周辺地理画
像情報の例である(但し、同図中、円で示されるの受信
エリアは表示しない)。また、受信した情報から同様の
処理を行なって目的地32周辺の拡大して表示すること
もでき、このときの拡大図は図3に示される。その時、
目的地32の現時点でのデータ(例えば、駐車場空き有
り、閉店しました等)があればそれもLCDに表示す
る。また、表示の方法としては、目的地32の部分に所
定の色を付ける、単純に文字で表現する、音声で伝える
等がある。
【0051】なお、上記目的地32の周辺の拡大は、送
信情報の目的地(対象物)32の座標情報と自動車30
の現在位置を基に自動車30が目的地(対象物)32に
近づいたとき図5に示すフローを実行して自動的に目的
地32の周辺の拡大図を表示するようにしてもよく、ま
たドライバーのキー操作によって切り換えるようにして
もよい。
【0052】このように、周辺地理情報を画像情報また
は音声情報として受信し、その情報を目的地32の位置
とともに表示し、目的地32の周辺を拡大して表示可能
にしているので、目的地(対象物)32の情報を詳細か
つ正確に伝えることができる効果がある。
【0053】図6〜図9は上記(2)の一例を説明するた
めの図であり、図6は目的地までの所要時間、道順等を
計算するための道路マップ(所要時間マップ)、図7は
図6の道路マップの各要素のテーブルデータである。
【0054】図6及び図7に示すように、道路マップは
現在位置A(X0,Y0)、目的地B(X1,Y1)を含む
道路をマトリクス状に展開し、その道路の各要素a(1,
0)…における所要時間、係数1、係数2をテーブルデー
タとして、例えばCD−ROM20に記録されたものが
供給される。図7に示す例では、現在位置A(X0,Y
0)から右方向に進んで分岐点(交差点)に至るまでの
道路条件a(1,0)では、通常走行時の所要時間が30
分、渋滞を示す係数が0.5等が記憶されている。
【0055】図8は受信装置10におけるナビゲーショ
ン処理のフローチャートであり、本フローはキー入力部
18からの所定のキー操作によりスタートする。
【0056】まず、ステップS21で目的地の入力があ
るか否かを判別し、目的地の入力があるとステップS2
2で現在のカレンダー情報を入力する。カレンダー情報
には、月、日、曜日、祝祭日、土地による祭日、時間
帯、シーズン別、天候等があり、その道順で行った場合
に起こると予想される事柄がデータベース化されてい
る。例えば、CD−ROM20にデータベースとして記
録されたものを、その時のキー操作の時分で読み出すこ
とにより現在のカレンダー情報を入力する。
【0057】次いで、ステップS23で現在位置から目
的地までの所要時間をルート別に計算し、そのうちのベ
スト50を算出する。例えば、図6及び図7に示す現在
位置A(X0,Y0)から目的地B(X1,Y1)までの複
数のルートR1〜Rnについて、図9に示すように各道
路要素を足し合わせることによって現在位置から目的地
までの所要時間を算出する。
【0058】次いで、ステップS24で上記ルート別計
算結果のベスト50の中から上記ステップS22で入力
された現在のカレンダー情報を基にしてベスト5を探
し、ステップS25でベスト5のルート別のn時間後の
ポイント表示をすることによって現在地から目的地まで
の何通りかの道順を表示して本フローの処理を終了す
る。
【0059】また、車の時速を設定するようにすれば、
選択した道順に対して設定した時速時間により何時間後
の到達場所を予測できる。この時に、その道順で行った
場合に起こると予想される事をデータベースとして持つ
ようにしているので、現在のカレンダー情報(月、日、
曜日、祝祭日、土地による祭日、時間帯、シーズン別、
天候等)から実際に到達できる場所に補正して表示又は
音声出力することができ、目的地までにかかる時間を知
ることができる。
【0060】また、選択した道順や独自の裏道等を登録
しておくと、次回走行する際の参考にできる。
【0061】具体的には、以下のような状況下で大きな
効果を得ることができる。例えば、午前11:00位に
ドライブ中のとき、目的地まではまだかなり距離がある
ので、途中で昼食をとることを考えた場合、今走行して
いる場所にはファミリーレストラン等がたくさんあり、
今なら店を探すのに苦労はしない。ただ、なるべくなら
12:00位に昼食をとりたいと思う場合が多い。そこ
で、1時間後(12:00)にいる場所には食事する場
所があるかどうかが確実にわかれば食事を今とるか1時
間後にとるか迷わずに済む。本実施例の受信装置10に
よれば、現在位置、目的地、時速、何通りかの道順、負
荷となる要因(自然渋滞、曜日、天候、季節等)、時間
から数時間後にいる場所を計算し、様々な情報を提供す
ることができるので、上記の場合にも有効な情報を得る
ことができる。
【0062】以上説明したように、本実施例のデータ伝
送システムは、メッセージポスト等に設置され、特定周
波数の電波によってデータを送信する宣伝用ミニ送信局
21と、宣伝用ミニ送信局21からの電波を受信可能な
ページャー機能を備えた受信装置10とからなり、受信
装置10は、アンテナ11、受信機(受信回路)12、
局発13、ミキサ14、復調回路15、A/D変換器1
6、CPU17、キー入力部18、GPS19、CD−
ROM20、VRAM21(VRAM1)、VRAM2
2(VRAM2)、ピクチャーインピクチャー(PI
P)回路23、LCDコントロール回路24、LCDド
ライバ回路25等を備え、GPS19からの位置情報に
応じたLCDの所定位置に目的地32を表示するととも
に、目的地32までの所要時間、道順等も表示するよう
に制御しているので、簡単かつ正確に目的地周辺地理情
報を伝達することができ、また目的地に行くまでの道順
や所要時間をドライバーに提供でき、特に見知らぬ土地
では大きな効果を発揮することができる。
【0063】第2実施例図10〜図22はデータ伝送シ
ステムの第2実施例を示す図であり、本実施例はデータ
伝送システムとして移動機に設置され、店舗等の宣伝用
データを受信可能な受信装置に適用した例である。本実
施例の説明に当たり、第1実施例と同一構成部分には同
一符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0064】先ず、構成を説明する。図10及び図11
は自動車等に設置か可能な受信装置の外観図、図12は
その受信装置の全体構成を示したブロック図である。
【0065】図10及び図11において、受信装置40
の本体40aには、受信データを表示するLCD45、
現在位置を検出するGPSに接続するGPS接続コネク
タ46、表示情報を切り換えるための表示切換えスイッ
チ44、スピーカ48が設けられている。
【0066】図12において、受信装置40は、所定エ
リア内でメッセージポスト等に設置された宣伝用ミニ送
信局31(図13参照)からの電波を受信可能なページ
ャー機能を備えた受信機(ラジオ)であり、受信装置4
0は、アンテナ41、受信機(受信回路)42、CPU
(Central Processing Unit)43、表示切換えスイッ
チ44、LCD45、GPS接続コネクタ46、アンプ
47、スピーカ48及び電源装置49等を備えている。
【0067】電源装置49は、外部電源あるいは電池
(図示略)からの電源を所定の電圧に変換し、受信装置
40の各部に供給する。この電源装置49には、CPU
43からの制御信号が入力され、電源装置49は、この
制御信号により電源の供給の開始及び停止、特に、受信
機42及びアンプ47への電源供給の開始及び停止を行
なう。
【0068】アンテナ41は、宣伝用ミニ送信局21と
の間で所定の周波数帯の呼出信号及び音声信号を含む受
信電波を受信し、受信した受信電波を受信機42に出力
する。
【0069】受信機42は、チューナー及び検波器等で
構成され、アンテナ41で受信した受信電波をチューナ
ーで所定の周波数の電波の同調を行なって、所定のチャ
ンネルの周波数の信号を取り出す。受信機42は、チュ
ーナーで特定のチャンネルの周波数の信号を取り出す
と、これを検波器等で復調及び検波し、所定信号を抽出
してキャリア信号としてCPU43に出力する。
【0070】CPU(制御回路)43は、マイクロプロ
セッサ、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Rand
om Access Memory)等で構成され、ROM内には、受信
装置40としてのプログラムや選択可能なチャンネルの
番号とそのチャンネル番号に対応した周波数等が記憶さ
れているとともに、送受信内容と周波数をコード番号
(コードNo)化したテーブルを記憶している。本実施
例では、住所等のメッセージ情報が住所コードテーブル
としてコードNo化して記憶されているとともに、音声
コードに対応する音声メッセージが記憶されている。例
えば、住所コードテーブルのコードNo「****」が
「東京都」、コードNo「****」が「青梅市」等で
ある。
【0071】RAMは、ワークメモリとして利用され、
マイクロプロセッサが、ROM内のプログラムに従って
受信装置40の各部を制御して、受信装置40として機
能させる。またCPU43内のROMには、予め各チャ
ンネルに対応する電波の周波数が記憶されており、CP
U43は、ROM内に格納されている後述する受信処理
プログラムに従って受信処理を実行して受信機42をO
N/OFF制御するとともに、受信されたデータに応じ
て現在位置に対応する住所を出力する処理を行なう。
【0072】表示切換えスイッチ44は、LCD45に
表示情報の切り替えを指定するスイッチであり、キー入
力をCPU43に出力する。
【0073】LCD45は、CPU43からの住所信号
を受信装置40の本体40aに設けられた液晶表示部に
表示する。
【0074】アンプ47は、音声出力をスピーカ48で
放音できるように増幅する増幅器及びそのコントロール
回路等で構成される。上記アンプ47及びスピーカ48
は、受信されたデータを出力(音声あるいは、表示)す
る出力手段を構成する。
【0075】また、図13に示すように、CPU(制御
回路)43を構成するROMは、送受信内容と周波数を
コード番号(コードNo)化したテーブルを記憶してい
る。本実施例では、コードNoと音声と文字メッセージ
が受信装置コード対応データとして図13のように記憶
されている。例えば、コードNo(100)は「こちらは
レストラン」、コードNo(15)は「△△店です」とい
うコードNoに対応するデータが記憶される。このよう
にデータ送受信をコード化しておくことによって受信エ
リアを通過する限られた時間内に多くのデータを出力す
ることができる。
【0076】また、図14に示すように、CPU(制御
回路)43を構成するRAMの所定記憶領域には、位置
データに対応するコードNoを記憶する受信装置メモリ
が設けられている。この受信装置メモリは、受信エリア
内で一度に受信したデータ(コード)を位置データと対
応づけて記憶しておくもので、位置データを呼び出すこ
とによって位置データと対応づけて記憶されたコードN
oを出力する。例えば、受信装置40がある受信エリア
内に入ると受信装置40は図14に示す位置データA,
B,C…と、その位置データA,B,C…に対応するコ
ードNoを一度に受信し位置データと対応づけて記憶し
ておく。以後、受信装置40が該当する位置データA,
B,C…の場所に到達する都度、位置データA,B,C
…に対応するコードNoを出力するものである。
【0077】図15及び図16はデータ伝送システムの
一例を示すシステム構成図であり、図16は図15の拡
大図である。
【0078】図15及び図16において、30は上記受
信装置40を搭載した自動車、31はメッセージポスト
等に設置された宣伝用ミニ送信局、32は宣伝しようと
する目的のレストラン、33は道路、34は交差点信号
機である。
【0079】上記宣伝用ミニ送信局31は、特定周波数
の電波によってデータを送信する送信局であり、CPU
等からなる制御部(図示略)を備えている。宣伝用ミニ
送信局31は、受信装置40を搭載した自動車30を宣
伝目的のレストラン32に適切に誘導できる所定位置に
設置される。
【0080】なお、同図中の円は、宣伝用ミニ送信局3
1の通信可能距離、すなわち受信装置40の受信エリア
を示している。
【0081】次に、本実施例の動作を説明する。
【0082】まず、上記ページャー機能を備えた受信装
置40の利用方法について、図15を参照して説明す
る。
【0083】図15に示すように、図中右側から受信装
置40を搭載した自動車30が左側に向かって走行して
いる場合、自動車30が宣伝用ミニ送信局31の受信エ
リア(約100m)に入ると、図20で後述する受信処
理によって受信装置40が電波を受信し、ページャーが
鳴り出す。この宣伝用に作られたページャー機能によ
り、ドライバーは指定のレストラン32があることを事
前に知ることができる。なお、一度受信した位置データ
とコードNoは図14に示す受信装置メモリに記憶さ
れ、受信装置40が記憶された位置に到達する毎に該当
するコードが出力される。
【0084】上記利用方法を実現するために宣伝用ミニ
送信局31側及び受信装置40側で以下のような処理が
実行される。
【0085】図17は上記宣伝用ミニ送信局31の制御
部におけるデータ送信処理のフローチャートであり、前
記図4のフローに対応している。
【0086】図17において、まずステップS1で送信
データがあるか否かを判別し、送信データがないときは
ステップS2で送信しようとするデータを登録してステ
ップS1に戻り、送信データがあるときはステップS3
でその送信データの更新があるか否かを判別する。送信
データとしては、位置データ及び位置データに対応する
コードNoを含むデータがある。
【0087】送信データの更新があるときはステップS
4でデータの更新を行なってステップS3に戻り、デー
タ更新がなくなるとステップS5で送信チャンネル(1
〜n)を選択し、ステップS10で位置データ及び位置
データに対応するコードNoを含むデータの送信を行な
う。
【0088】次いで、ステップS7で送信が終了したか
否かを判別し、送信終了であれば本フローの処理を終
え、送信を終了していなければステップS1に戻って上
記処理を繰り返す。
【0089】本フローは宣伝用ミニ送信局31の電源投
入後、宣伝用ミニ送信局31に内蔵された制御部によっ
て繰り返し実行され、送信データも上述した固定的なも
のに限定されず、例えば期間、時間帯(例えば、ランチ
タイム)、曜日(例えば、ウィークデー)によって送信
データ内容を選択して送信するようにしてもよい。
【0090】図18〜図22は上記自動車30に設置さ
れた受信装置40の動作を説明するための図である。
【0091】受信装置40の受信回路(受信機42)を
常に受信可能状態にしておくと、内蔵電池がすぐに消耗
してしまうので、CPU43によって定期的にサンプリ
ングを行ない、サンプリング時のみ受信回路(受信機4
2)に通電して電波受信を行なう。
【0092】図18はサンプリング時間を示すタイミン
グチャート、図19は電波受信強度、サンプリングタイ
ミング、キャリア信号、データ受信開始のタイミングチ
ャートである。図18に示すように、サンプリング時間
はサンプリング周期t1とサンプリング周期t2の周期に
よって決められている。このうちサンプリング周期t2
は、以下のような理由から最適な時間が設定される。す
なわち、電波の有効範囲を直径200mとし、車両のス
ピードを50kmとすると、有効範囲内を車両が通過す
る時間は、
【0093】
【数1】 で示される。そこで本実施例ではサンプリング周期t2
≪14.4秒とした。また、電池消耗時間をするためt
2<100ms程度とする。
【0094】また、受信機42のON/OFFを示すタ
イミングを図19に示すように、サンプリング時にはC
PU43が受信機42をONし、サンプリング時に所定
の電波受信強度の電波受信があれば受信信号があるとし
て受信機42をONする。以後、各サンプリング時に所
定の電波受信強度の電波受信があれば受信信号があると
して受信機42をONし続ける。次に、信号なしが複数
回(本実施例では2回)続いたときにはCPU43が受
信機42をOFFする。すなわち、図19アに示すよう
に受信信号があるときは受信機42を必ずONし、次
に、図19ウに示すように受信信号なしが2回続いたと
きに初めてCPU43が受信機42をOFFするように
し、途中、図19イに示すサンプリング時において1回
だけ受信信号がなかったとしても受信機42はOFFし
ない。
【0095】これにより、電池の消耗を少なくし、か
つ、途中で受信のコンディションの悪い場合があっても
確実に宣伝情報を表示することができる。
【0096】図20は上記自動車30に設置された受信
装置40におけるデータ受信処理のフローチャートであ
る。
【0097】メインスイッチがONされると本フローが
スタートし、まずステップS31で特定周波数f1の電
波による受信信号があるか(所定以上の電波受信強度の
電波受信か)否かを判別し、受信信号があるときはステ
ップS32で受信機42が電源ON中か否かを判別す
る。
【0098】電源ON中でなければステップS33で受
信機42の電源をONしてステップS35に進み、電源
ON中であれば特定周波数f1の電波による受信を行な
うためにステップS34で受信機42を特定周波数へ切
り換えてステップS35に進む。
【0099】ステップS35では、受信信号から位置デ
ータとコードNoを対応づけて受信装置メモリに記憶
し、ステップS36でGPS接続コネクタ46を介して
GPS画面に店位置を出力してステップS37に進む。
また、ステップS31で特定周波数f1の電波による受
信信号がないときはそのままステップS37に進む。
【0100】ステップS37では、受信装置メモリに記
憶されたメモリ位置データとGPSにより検出されたG
PS検出位置(現在位置)が一致したか否かを判別し、
メモリ位置データとGPS検出位置が一致したときはス
テップS38で受信機42が電源ON中か否かを判別す
る。電源ON中でなければステップS39で受信機42
の電源をONしてステップS41に進み、電源ON中で
あれば特定周波数f1の電波による受信を行なうために
ステップS40で受信機42を特定周波数へ切り換えて
ステップS41に進む。
【0101】ステップS41では、該当する位置データ
に対応するコードNoを音声出力及び地点表示してステ
ップS43に進む。このときの処理を具体的に述べる。
【0102】すなわち、まず受信エリアに入った直後
に、一部又は全部がコード化されて送信された電波を受
信すると、その受信信号のコードNoに従ってROMに
格納された住所コードテーブルをサーチしてその受信信
号のコードNoに対応するコードに対応する住所情報を
取り出し、LCD45に住所コードに基づく情報を表示
する。例えば、図10に示すように受信装置40が「青
梅市青梅3−2−1」の地点で特定周波数の電波を受信
すると、住所コードテーブルからその受信信号のコード
Noに対応する住所情報「青梅市青梅3−2−1」を読
み出してLCD45に表示する。また、この住所表示の
後に、表示切換えスイッチ44を押すと、図11に示す
ようにお店のメッセージ「青梅3号店です。」が表示さ
れる。
【0103】その後、受信した電波の位置データとコー
ドNoが記憶された受信装置メモリ(図14)から該当
する位置データに対応するコードNoを、自動車30が
該当する地点に到達した都度読み出し、読み出したコー
ドNoを図13に示すテーブルに従って文字データに変
換し(すなわち、図13に示すテーブルから音声コード
Noに対応するデータをルックアップする)、音声、文
字としてLCD45出力するとともに、ROMに格納さ
れた音声メッセージをサーチしてその音声コードに対応
する音声メッセージを取り出し音声合成で発声する。
【0104】再び、フローに戻って、ステップS37で
メモリ位置データとGPS検出位置が一致しないときは
該当する位置のデータを出力する状況にないと判断して
ステップS42で受信装置40を元の状態に戻してステ
ップS43に進む。ここで、受信装置40の元の状態と
は、受信機42の電源OFF(但し、サンプリング時に
はON)、通常のラジオ放送受信中であればその周波数
に戻す等である。
【0105】ステップS43では、受信装置メモリの記
憶範囲を越えて読み出しを行なったことをチェックする
ことによって位置オーバーデータがあるか否かを判別
し、位置オーバーデータがあればステップS44でその
対応データをクリアしてステップS31に戻り上記処理
を繰り返す。すなわち、ステップS43、S44では、
検出位置が受信装置メモリの位置を通り過ぎたらメモリ
のオーバーフローを防ぐため受信装置メモリの内容をク
リアしておく。
【0106】以上のフローを実行することにより、走行
中に次のような動作が行われることになる。
【0107】例えば、図22に示すように受信装置40
を搭載した自動車30が左側に向かって走行している場
合、自動車30が宣伝用ミニ送信局31の受信エリアに
入ると、特定周波数の電波に含まれるコードNo(「位
置データA,100,15,128,36,51,8,29,2」「位置データ
B,51,2」「位置データC,29,2」)を受信し、受信装置
メモリに記憶する。データ送受信をコード化しておくこ
とによって受信エリアを通過する限られた時間内に多く
のデータを出力することができ、受信エリアを過ぎた後
でも適切なデータ出力が可能である。
【0108】上記位置データとコードNoを受信装置メ
モリに記憶しると、A地点ではメモリ位置データAとG
PSにより検出されたGPS検出位置(A地点)が一致
し、位置データAに対応するコードNo(100)に対応
するデータ「こちらはレストラン」、コードNo(15)
に対応するデータ「△△店です」、…を文字及び音声の
データに順次変換して出力する。これにより、報知音
「ピーピーピー」のあと「こちらはレストラン△△店で
す。進行方向へ100m直進の後右折して下さい。」を
知らせる。
【0109】そして、上記位置データとコードNoを受
信装置メモリに記憶したまま自動車30が左側に向かっ
てさらに走行し、図15及び図16に示すように自動車
30がB地点に到達すると、メモリ位置データBとGP
Sにより検出されたGPS検出位置(B地点)が一致
し、位置データBに対応するコードNo(51)に対応す
るデータ「直進」、コードNo(2)に対応するデータ
「してください」を文字及び音声で知らせる。
【0110】この知らせを聞きながら自動車30が直進
し、C地点に到達すると、メモリ位置データCとGPS
により検出されたGPS検出位置(C地点)が一致し、
位置データCに対応するコードNo(29)に対応するデ
ータ「右折」、コードNo(2)に対応するデータ「し
てください」を文字及び音声で知らせる。
【0111】このようにして、ユーザー側は、見知らぬ
土地へドライブした場合にも詳細な誘導によって所定の
店(レストラン)を簡単に見つけることができる。
【0112】以上説明したように、本実施例のデータ伝
送システムは、メッセージポスト等に設置され、特定周
波数の電波によってデータを送信する宣伝用ミニ送信局
31と、宣伝用ミニ送信局31からの電波を受信可能な
ページャー機能を備えた受信装置40とからなり、受信
装置40は、アンテナ41、受信機(受信回路)42、
CPU43、住所等のメッセージ情報及び音声メッセー
ジをコードNo化して記憶したROM、表示切換えスイ
ッチ44、LCD45、GPS接続コネクタ46、アン
プ47、スピーカ48及び電源装置49等を備え、受信
電波に基づく位置データに対応づけてメモリ位置データ
として受信データを記憶し、検出されている位置と対応
するメモリ位置データがある場合、メモリ位置データを
出力するようにしているので、全国展開するレストラン
等に本システムを適用すれば、見知らぬ土地でも指定の
レストランを容易に見つけることができる。特にユーザ
は、地方にドライブしたときの住所メッセージサービス
も受けることができる。さらに、走行中該当地点に差し
掛かると適切なアナウンスや表示がなされるので、ドラ
イバーは誰でも簡単に所望の目的地に到達することがで
き、また、店側にあっては集客性をより一層高めること
ができる。
【0113】なお、上記各実施例では、データ伝送シス
テムを移動機に設置された受信装置に適用した例である
が、これには限定されず、電波によって送信されたデー
タにおうじてメッセージを出力するものであればどのよ
うなシステムにも適用できることは言うまでもない。
【0114】また、受信装置を構成する回路や素子、そ
の種類などは前述した実施例に限られないことは言うま
でもない。
【0115】また、上記各実施例では、データ伝送シス
テムをカーナビゲーション装置に適用しているが、上記
受信装置を有するものであればカーナビゲーション装置
に限定されずどのようなデータ伝送システムでもよいこ
とは勿論である。
【0116】また、上記各実施例では、GPS(Global
Positioning System)により移動体の位置を算出す
るようにしているが、移動体の位置を算出するものであ
れば何でもよく、例えば、位置検出装置は慣性航法方式
やコンパスとセンサ等を用いるものであってもよい。
【0117】さらに、受信装置を構成する回路や素子、
その種類などは前述した実施例に限られないことは言う
までもない。
【0118】
【発明の効果】請求項1、2、3及び4記載の発明によ
れば、特定周波数の電波によってデータを送信する送信
装置と、特定周波数の電波を受信する受信手段と、受信
されたデータに応じて現在位置に対応する住所またはメ
ッセージを出力する出力手段とを備えているので、電波
を用いて、目的地に行くまでの道順や所要時間をドライ
バーに提供できるとともに、見知らぬ土地でも指定の店
を容易に見つけることができ、地方にドライブしたとき
の住所やメッセージサービスも受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ伝送システムの第1実施例
の受信装置の構成図である。
【図2】同実施例のデータ伝送システムの一例を示すシ
ステム構成図である。
【図3】図2の目的地周辺の拡大図である。
【図4】同実施例の宣伝用ミニ送信局の制御部における
データ送信処理のフローチャートである。
【図5】同実施例の受信装置におけるデータ受信処理の
フローチャートである。
【図6】同実施例の受信装置の目的地までの所要時間、
道順等を計算するための道路マップである。
【図7】同実施例の受信装置の道路マップの各要素のテ
ーブルを示す図である。
【図8】同実施例の受信装置におけるナビゲーション処
理のフローチャートである。
【図9】同実施例の受信装置における現在位置から目的
地までの所要時間を算出式を示す図である。
【図10】本発明に係るデータ伝送システムの第2実施
例の受信装置の外観図である。
【図11】同実施例の受信装置の外観図である。
【図12】同実施例の受信装置の構成図である。
【図13】同実施例の受信装置のROMのコードNo化
したテーブルを示す図である。
【図14】同実施例の受信装置の受信装置メモリを示す
図である。
【図15】同実施例のデータ伝送システムの一例を示す
システム構成図である。
【図16】図15の目的地周辺の拡大図である。
【図17】同実施例の宣伝用ミニ送信局の制御部におけ
るデータ送信処理のフローチャートである。
【図18】同実施例のサンプリング時間を示すタイミン
グチャートである。
【図19】同実施例の電波受信強度、サンプリングタイ
ミング、キャリア信号、データ受信開始を示すタイミン
グチャートである。
【図20】同実施例の受信装置におけるデータ受信処理
のフローチャートである。
【図21】同実施例の車が南に向かっているときの送受
信のタイミングチャートである。
【図22】同実施例の受信処理の一例を示す図である。
【符号の説明】
10,40 受信装置 11,41 アンテナ 12,42 受信機 13 局発 14 ミキサ 15 復調回路 16 A/D変換器 17,43 CPU 18 キー入力部 19 GPS 20 CD−ROM 21,22 VRAM 23 ピクチャーインピクチャー(PIP)回路 24 LCDコントロール回路 25 LCDドライバ回路 30 自動車(移動機) 31 宣伝用ミニ送信局 32 目的地 33 道路 34 交差点 44 表示切換えスイッチ 45 LCD 46 GPS接続コネクタ 47 アンプ 48 スピーカ 49 電源装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 勉 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定位置の位置データを特定周波数の電
    波によって送信する送信装置と、 現在位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段により検出された検出位置に基づいて
    対応する地図情報を表示する表示手段と、 特定周波数の電波を受信する受信手段と、 前記送信手段から送信された特定周波数による電波を受
    信し、この受信された位置データに応じた表示装置の所
    定位置に特定の表示をする制御手段とを設けた受信装置
    と、 を具備したことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 特定位置の位置データを含むデータを特
    定周波数の電波によって送信する送信装置と、 現在位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段により検出された検出位置に基づいて
    対応する地図情報を表示する表示手段と、 前記送信装置から送信された特定周波数の電波を受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信された受信電波に基づく位置デ
    ータに対応づけて受信データを記憶する記憶手段と、 検出されている位置と対応する前記記憶手段のデータが
    ある場合、該データを出力する出力手段とを設けた受信
    装置と、 を具備したことを特徴とするデータ伝送システム。
  3. 【請求項3】 現在の進行状況を検出する進行状況検出
    手段を設け、受信された位置データに対する進行状況に
    基づいてデータを出力する出力手段を設けたことを特徴
    とする請求項1記載のデータ伝送システム。
  4. 【請求項4】 前記位置検出手段は、GPS(Global
    Positioning System)により現在位置を検出すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載のデ
    ータ伝送システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006141036A (ja) * 2005-11-14 2006-06-01 Sony Corp ホストコンピュータ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006141036A (ja) * 2005-11-14 2006-06-01 Sony Corp ホストコンピュータ装置
JP4652954B2 (ja) * 2005-11-14 2011-03-16 ソニー株式会社 ナビゲーション装置、ナビゲーション方法

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