JPH1155750A - 移動体電話の受信レベル通知方式 - Google Patents

移動体電話の受信レベル通知方式

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JPH1155750A
JPH1155750A JP9219307A JP21930797A JPH1155750A JP H1155750 A JPH1155750 A JP H1155750A JP 9219307 A JP9219307 A JP 9219307A JP 21930797 A JP21930797 A JP 21930797A JP H1155750 A JPH1155750 A JP H1155750A
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reception level
reception
mobile phone
unit
map
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JP9219307A
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Hirokazu Sato
弘和 佐藤
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体電話の受信レベルの確認を容易に行う
ことができる移動体電話の受信レベル通知方式を提供す
ること。 【解決手段】 ナビゲーションコントローラ1は、移動
体電話の受信レベルを判定する受信レベル処理部66
と、受信レベルに応じた所定のマーク画像を描画する受
信レベル描画部68と、受信レベル履歴データを格納す
る受信レベルメモリ70と、受信レベルを音声で案内す
る音声案内部72とを含んで構成される。受信ユニット
8からナビゲーションコントローラ1に入力される電界
強度データに基づいて、受信レベル処理部66によって
移動体電話の受信レベルが判定され、受信レベル描画部
68によって地図画像に重ねて受信レベルマーク画像が
描画される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やPHS
等の移動体電話の受信電波の強さを運転者等に通知する
ようにした移動体電話の受信レベル通知方式に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】最近
では、携帯電話やPHS等の移動体電話が急速に普及し
ている。この急速な普及の要因は、容易に情報の送受信
を行うことが可能になるという利便性によるところが大
きい。
【0003】ところで、移動体電話の通話エリアは拡大
する傾向にあるが、未だに通話できないエリアがあった
り、通話エリアではあるが電波状態が悪いため、実際に
は通話できないか、通話品質が低下するエリアも存在す
る。このような通話の可否や通話品質に影響を与える受
信レベルは、移動体電話に備わっているディスプレイ画
面に表示される受信レベルマークを目視で確認すること
により知ることができるが、ディスプレイ画面や受信レ
ベルマーク自体が小さいため、車両の走行中あるいは信
号待ち等で停車中に移動体電話の受信レベルを確認する
ことは容易ではなかった。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、移動体電話の受信レベルの
確認を容易に行うことができる移動体電話の受信レベル
通知方式を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の移動体電話の受信レベル通知方式で
は、現在の自車位置における移動体電話の受信レベルを
判定し、この判定結果に応じた表示や音声案内を車載用
装置を用いて行っており、移動体電話の表示部等を見る
ことなく容易に受信レベルを知ることができる。
【0006】具体的には、車載用装置としてはナビゲー
ション装置が適しており、受信レベル判定手段によって
自車位置における移動体電話の受信レベルを判定して、
受信レベル描画手段によって、ナビゲーション装置の地
図画像上の所定位置に、受信レベルに応じた所定のマー
ク画像を描画する。したがって、ナビゲーション装置の
地図画像に重ねて移動体電話の受信レベルを表示させる
ことができ、移動体電話の受信レベルの確認が容易とな
る。
【0007】特に、受信レベル判定手段による受信レベ
ルの判定を所定間隔で行い、その判定結果をナビゲーシ
ョン装置の表示画面上に軌跡として残しておくことによ
り、好ましくは、過去に走行したことのある道路(リン
ク)に沿った自車位置周辺の受信レベルを併せて描画す
ることにより、自車位置周辺の広範囲な受信レベルが分
かるため、受信レベルの傾向を容易に知ることができ
る。
【0008】また、本発明の移動体電話の受信レベル通
知方式では、音声案内手段を用いることにより、音声案
内によって受信レベルを知らせることができ、受信レベ
ルの確認がさらに容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の移動体電話の受信レベル
通知方式を適用した一実施形態のナビゲーション装置
は、自車の走行経路に沿って所定間隔で移動体電話の受
信レベルを判定して、その判定結果を地図画像に重ねて
表示することに特徴がある。あるいは、一実施形態のナ
ビゲーション装置は、過去に走行した経路に沿って所定
間隔ごとに判定して記憶しておいた移動体電話の受信レ
ベルを読み出して、現在表示されている地図画像に重ね
て表示することに特徴がある。以下、一実施形態のナビ
ゲーション装置について、図面を参照しながら説明す
る。
【0010】(1)ナビゲーション装置の全体構成 図1は、本発明を適用した一実施形態の車載用ナビゲー
ション装置の全体構成を示す図である。同図に示すナビ
ゲーション装置は、システム全体を制御するナビゲーシ
ョンコントローラ1と、地図表示や経路探索等に必要な
各種の地図データを記録したCD−ROM2と、このC
D−ROM2に記録された地図データを読み出すディス
ク読取装置3と、利用者が各種の指示を入力する操作部
としてのリモートコントロール(リモコン)ユニット4
と、自車位置と自車方位の検出を行うGPS受信機5お
よび自律航法センサ6と、自車位置近傍の地上局アンテ
ナ(図示せず)から送信される移動体電話に向けた電波
を受信するアンテナ7と、受信した電波の電界強度を検
出する受信ユニット8と、地図画像やこれに重ねて移動
体電話の受信レベルを表示するディスプレイ装置9と、
経路誘導を行う際の交差点案内や移動体電話の受信レベ
ルを知らせる案内音声を出力するオーディオ部10とを
備えている。
【0011】上述したディスク読取装置3は、1枚ある
いは複数枚のCD−ROM2が装填可能であり、ナビゲ
ーションコントローラ1の制御によっていずれかのCD
−ROM2から地図データの読み出しを行う。リモコン
ユニット4は、経路探索指示を与えるための探索キー、
経路誘導モードの設定に用いる経路誘導モードキー、目
的地入力キー、左右上下のカーソルキー等の各種操作キ
ーを備えており、キーの操作状態に応じた赤外線信号が
ナビゲーションコントローラ1に向けて送信される。
【0012】GPS受信機5は、複数のGPS衛星から
送られてくる電波を受信して、3次元測位処理あるいは
2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計
算し(車両方位は現時点における自車位置と1サンプリ
ング時間ΔT前の自車位置とに基づいて計算する)、こ
れらを測位時刻とともに出力する。また、自律航法セン
サ6は、車両回転角度を相対方位として検出する振動ジ
ャイロ等の角度センサ11と、所定走行距離毎に1個の
パルスを出力する距離センサ12とを備えており、車両
の相対位置および方位を検出する。
【0013】(2)地図データの内容 次に、CD−ROM2に記録された地図データについて
説明する。CD−ROM2に記録された地図データは、
所定の経度および緯度で区切られた図葉を単位としてお
り、各図葉の地図データは、図葉番号を指定することに
より特定され、読み出すことが可能となる。また、各図
葉毎の地図データには、地図表示に必要な各種のデー
タからなる描画ユニットと、マップマッチングや経路
探索、経路誘導等の各種の処理に必要な道路レイヤのデ
ータからなる道路ユニットと、交差点の詳細データか
らなる交差点ユニットが含まれている。また、上述した
描画ユニットには、建物あるいは河川等を表示するため
に必要な背景レイヤのデータと、市町村名や道路名等を
表示するために必要な文字レイヤのデータが含まれてい
る。上述した道路ユニットにおいて、道路上のある交差
点と隣接する他の交差点等とを結ぶ線をリンクといい、
2本以上のリンクを結ぶ交差点をノードという。
【0014】(3)ナビゲーションコントローラの詳細
構成および動作 次に、図1に示したナビゲーションコントローラ1の詳
細な構成について説明する。ナビゲーションコントロー
ラ1は、CD−ROM2から読み出した地図データに基
づいてディスプレイ装置9に所定の地図表示をするため
の地図バッファ16、地図読出制御部18、地図描画部
20、VRAM22、読出制御部24、画像合成部26
と、自車位置の計算やマップマッチング処理、経路探索
処理、経路誘導処理を行うとともにその結果を表示する
ためのデータ記憶部30、車両位置・方位計算部32、
マップマッチング処理部34、経路探索処理部36、誘
導経路メモリ38、誘導経路描画部42、マーク画像発
生部44、交差点案内部46とを備えている。また、ナ
ビゲーションコントローラ1は、運転者等に対する各種
の操作画面を表示したりリモコンユニット4からの操作
指示を各部に伝えるためのリモコン制御部60、カーソ
ル位置計算部62、操作画面発生部64と、移動体電話
の受信レベルをディスプレイ装置9に表示、またはオー
ディオ部10によって音声案内させるための受信レベル
処理部66、受信レベル描画部68、受信レベルメモリ
70、音声案内部72とを備えている。
【0015】地図バッファ16は、ディスク読取装置3
によってCD−ROM2から読み出された地図データを
一時的に格納するためのものである。地図読出制御部1
8によって画面中心位置が計算されると、この画面中心
位置を含む所定範囲の地図データの読み出し指示が地図
読出制御部18からディスク読取装置3に送られて、地
図表示に必要な地図データがCD−ROM2から読み出
されて地図バッファ16に格納される。例えば、画面中
心位置を含む4枚の図葉に対応した地図データが読み出
されて地図バッファ16に格納される。
【0016】地図描画部20は、地図バッファ16に格
納された4つの図葉の地図データにに含まれる描画ユニ
ットに基づいて、表示に必要な地図画像を作成する。作
成された地図画像データはVRAM22に格納され、読
出制御部24によって1画面分の地図画像データが読み
出される。画像合成部26は、この読み出された地図画
像データに、後述するマーク画像発生部44、交差点案
内部46、操作画面発生部64のそれぞれから出力され
る各画像データを重ねて画像合成を行い、合成された画
像がディスプレイ装置9の画面に表示される。
【0017】データ記憶部30は、GPS受信機5から
出力される測位位置(自車位置)データを順次格納す
る。また、車両位置・方位計算部32は、自律航法セン
サ6から出力される自車の相対的な位置および方位から
絶対的な自車位置および方位を計算する。マップマッチ
ング処理部34は、データ記憶部30に格納されたGP
S受信機5による自車位置あるいは車両位置・方位計算
部32によって計算された自車位置が地図データの道路
上に存在するか否かを判定し、道路上から外れた場合に
は計算により求めた自車位置を修正する処理を行う。
【0018】経路探索処理部36は、予め設定された目
的地と出発地との間を所定の条件下で結ぶ走行経路を探
索する。設定された目的地データは誘導経路メモリ38
に格納される。誘導経路描画部42は、誘導経路メモリ
38に記憶された誘導経路データの中から、その時点で
VRAM22に描画された地図エリアに含まれるものを
選び出し、地図画像に重ねて描画する。マーク画像発生
部44は、マップマッチング処理された後の車両位置に
車両位置マークを発生させたり、所定形状を有するカー
ソルマークを発生する。
【0019】交差点案内部46は、車両が接近中の交差
点における案内を表示画像および音声で行うものであ
り、実際の経路誘導時に、自車が誘導経路前方にある交
差点から所定距離内に接近したときに、この接近中交差
点の案内図(交差点拡大図、行先、進行方向矢印)をデ
ィスプレイ装置9の画面に表示するとともに、オーディ
オ部10を通して進行方向を音声で案内する。
【0020】受信レベル処理部66は、移動体電話に向
けて送信される電波の電界強度を受信ユニット8で検出
したときに、この電界強度の検出信号に基づいて移動体
電話の受信レベルを判定する。この判定は、例えば一定
の走行間隔(例えば100m)ごとに行われる。この一
定走行間隔ごとに判定された受信レベルは、受信レベル
描画部68に送られるとともに、受信レベルメモリ70
に格納される。受信レベル描画部68は、受信レベル処
理部66によって判定された移動体電話の受信レベルに
対応した所定のマーク画像を、VRAM22の自車位置
に対応する位置に描画する。音声案内部72は、受信レ
ベル処理部66によって判定された移動体電話の受信レ
ベルに応じた音声案内信号をオーディオ部10に送る。
オーディオ部10では、入力された音声案内信号に基づ
いて音声を出力する。
【0021】上述した受信レベル処理部66が受信レベ
ル判定手段に、マーク画像発生部44および受信レベル
描画部68が受信レベル描画手段に、受信レベルメモリ
70が受信レベル履歴格納手段に、音声案内部72が音
声案内手段にそれぞれ対応している。
【0022】(4)受信ユニットの詳細構成および動作 次に、受信ユニット8の構成について説明する。図2
は、受信ユニット8の詳細な構成を示す図である。同図
に示す受信ユニット8は、フロントエンド80、中間周
波増幅器82、シグナルメータ84、アナログ−デジタ
ル(A/D)変換器86、選局回路88を備えている。
【0023】フロントエンド80は、アンテナ同調回路
や高周波増幅回路、混合回路を含んでおり、アンテナ7
から入力される信号に対して高周波増幅を行うととも
に、所定の周波数変換を行って中間周波信号を出力す
る。中間周波増幅器82は、フロントエンド80から出
力される中間周波信号の中から所定の周波数成分のみを
通過させるとともに信号振幅を増幅する。シグナルメー
タ84は、中間周波増幅器82から出力された増幅後の
中間周波信号をAM検波して、その直流電圧レベルに応
じた受信電波の電界強度を検出する。この検出信号は、
A/D変換器86によってデジタル信号に変換され、ナ
ビゲーションコントローラ1内の受信レベル処理部66
に入力される。
【0024】選局回路88は、特定種類の移動体電話
(通常は運転者や搭乗者が使用している携帯電話等)に
合致した受信周波数を設定するためのものである。この
受信周波数の変更は、選局回路88に内蔵する局部発振
回路の発振周波数を切り替えることにより行われ、この
切り替え指示はナビゲーションコントローラ1内の受信
レベル処理部66によってなされる。例えば、運転者等
が有する携帯電話が800MHzあるいは1.5GHz
のキャリア周波数を有するものとすると、そのいずれか
の周波数に適合させる旨の指示が受信レベル処理部66
から受信ユニット8内の選局回路88に送られる。
【0025】(5)ナビゲーション装置の動作 ナビゲーション装置の全体およびナビゲーションコント
ローラ1は上述した構成を有している。次に、移動体電
話の受信レベルを判定し、この判定結果に基づいて画面
表示や音声案内を行う場合の詳細動作について説明す
る。
【0026】図3は、本実施形態のナビゲーション装置
の動作手順を示す流れ図であり、現在の自車位置におい
て受信レベルマークを表示するとともに音声による案内
を行う場合の動作が示されている。例えば、一定時間ご
と(あるいは一定距離ごとでもよい)に移動体電話の受
信レベルを判定し、その判定結果に応じて車両位置マー
クの色を変えるものとする。
【0027】受信レベル処理部66は、一定時間が経過
したか否かを判定し(ステップ100)、経過した場合
には、受信ユニット8内のA/D変換器86から出力さ
れる受信強度に応じたデータを読み込んで(ステップ1
01)、現在の自車位置での移動体電話の受信レベルの
判定を行う(ステップ102)。受信レベルは、例えば
レベル0(圏外)からレベル3(強電界地域)までの4
段階に分類される。
【0028】次に、受信レベル処理部66は、音声案内
部72に受信レベルに応じた音声案内の指示を送り、音
声案内部72によって受信レベルに応じた所定の音声デ
ータが生成され、オーディオ部10から音声案内が行わ
れる(ステップ103)。例えば、受信レベルが0のと
きに「圏外です」という音声案内が行われ、受信レベル
が3のときに「受信感度最大です」という音声案内が行
われる。
【0029】また、上述した受信レベルに応じた音声案
内動作と並行して、受信レベル処理部66は、現時点で
判定した受信レベルと直前に判定した受信レベルとを比
較し、受信レベルが変更されたか否かを判定する(ステ
ップ104)。受信レベルに変更が生じた場合には、受
信レベル処理部66は、マーク画像発生部44に対して
車両位置マークの色を変更する指示を送り、マーク画像
発生部44によって車両位置マークの色が受信レベルに
対応した所定の色に変更される(ステップ105)。例
えば、受信レベル0が赤色に、1が黄色に、2が緑色
に、3が青色にそれぞれ対応して車両位置マークの着色
がなされる。なお、受信レベルが変更されない場合に
は、直前の受信レベルに対応して着色された車両位置マ
ークの色が維持される。
【0030】このように、運転者や搭乗者は、ナビゲー
ション装置のディスプレイ装置9に表示されている車両
位置マークの色を見るだけで、あるいは所定間隔で出力
される音声案内を聞くだけで、移動体電話の受信レベル
を容易に確認することができ、通話が可能であるか否か
を知ることができる。
【0031】図4は、本実施形態のナビゲーション装置
の動作手順を示す流れ図であり、一定間隔での受信レベ
ルの表示を行うとともに過去に蓄積した受信レベルも併
せて表示する場合の動作が示されている。
【0032】受信レベル処理部66は、新たな図葉の地
図データの読み出しが行われたか否かを監視しており
(ステップ200)、読み出されていない場合には、自
車が一定距離走行したか否かを判定する(ステップ20
1)。一定距離走行した場合には、受信レベル処理部6
6は、受信ユニット8内のA/D変換器86から出力さ
れる受信強度に応じたデータを読み込んで(ステップ2
02)、現在位置での移動体電話の受信レベルの判定を
行う(ステップ203)。受信レベルは、例えばレベル
0(圏外)からレベル3(強電界地域)まのでの4段階
に分類される。
【0033】次に、受信レベル処理部66は、受信レベ
ルメモリ70を検索して(ステップ204)、自車が走
行しているリンクのリンク番号と同じリンク番号を有す
る受信レベル履歴データが存在するか否かを判定する
(ステップ205)。例えば、図5に示すように、受信
レベル履歴データとして、図葉番号、リンク番号、
一方のノードからの距離、受信レベルが含まれてい
る場合には、この中から図葉番号とリンク番号を抽出し
て、走行中のリンクのリンク番号とこのリンクが含まれ
る図葉番号とを比較し、一致する受信レベル履歴データ
が全て抽出される。
【0034】同一のリンク番号を有する受信レベル履歴
データが存在する場合とは、同一の道路を過去に走行し
たことがあり、既にそのときに受信レベル履歴データを
取得して受信レベルメモリ70に格納したということで
ある。したがって、現時点における最新のデータに更新
するために、受信レベル処理部66は同一のリンク番号
を持つ受信レベル履歴データを削除し(ステップ20
6)、このリンクが含まれるVRAM22の内容を書き
換える(ステップ207)。このようにして、受信レベ
ル履歴データに基づいてこのリンク上に描画された受信
レベルマークの表示が削除される。
【0035】次に、受信レベル処理部66は、受信レベ
ル描画部68に指示を送って、VRAM22の現在の自
車位置に対応する領域に、新たな受信レベルマークを描
画する(ステップ208)。上述したように、受信レベ
ルが例えば4段階のいずれかに分類されており、対応す
る着色がなされた所定形状の受信レベルマーク画像がV
RAM22に描画される。また、この新たな受信レベル
マークの描画動作と並行して、受信レベル処理部66
は、受信レベルメモリ70に自車位置に対応する新たな
受信レベル履歴データを格納する(ステップ209)。
その後、ステップ200に戻って処理が繰り返される。
【0036】また、自車の進行に伴って新たな図葉の地
図データが読み出されて、VRAM22に書き込んであ
る画像データが更新されると(ステップ200で肯定判
断がなされる場合)、次に受信レベル処理部66は、受
信レベルメモリ70に格納されている受信レベル履歴デ
ータの中に、この更新されたVRAM22に含まれる画
像データの図葉番号と同一の図葉番号を有するものが存
在するか否かを判定し(ステップ210)、存在する場
合には、受信レベル描画部68に指示を送って、該当す
る位置に受信レベル履歴データに含まれる受信レベルに
対応した着色がなされた受信レベルマーク画像を描画す
る(ステップ211)。このようにして、新たな図葉の
地図データが読み出されてVRAM22の内容が更新さ
れた場合には、その都度受信レベルメモリ70に格納さ
れた受信レベル履歴データが検索され、VRAM22に
対する受信レベルマークの描画が行われる。
【0037】図6は、一定間隔での受信レベルの表示を
行うとともに過去に蓄積した受信レベルも併せて表示す
る場合の表示画面の具体例を示す図である。これらの図
において、S1は受信レベル弱(受信レベルを4段階に
分類した場合にはレベル1または2)に対応した着色が
なされた受信レベルマークを、S2は受信レベル強(受
信レベルを4段階に分類した場合にはレベル3)に対応
した着色がなされた受信レベルマークをそれぞれ示して
いる。図6に示すように、過去に走行したことのあるリ
ンク上には一定間隔で受信レベルマークが表示される。
このようなリンクを再び走行すると、一定間隔で新たに
判定された受信レベルに対応した受信レベルマークが表
示され、受信レベルマークが更新される。
【0038】このように、一定間隔ごとに移動体電話の
受信レベルを判定して、地図画像に重ねて受信レベルマ
ークを表示することにより、自車位置周辺の電波状態を
把握することができる。特に、受信レベルを判定した際
に、受信レベルメモリ70にその都度受信レベル履歴デ
ータとして格納しておいて、地図画像の表示を行う際に
過去に判定を行った受信レベルに応じた受信レベルマー
クも併せて表示することにより、自車位置を含む広範囲
な領域について移動体電話による通話が可能であるか否
かを知ることができる。したがって、現在の車両位置で
は通話が不可能な場合であっても、その近傍のどの方向
に向かって走行すれば通話が可能になるかといった情報
が視覚的に得られるため、移動体電話を有効に使用する
ことができる。なお、一定間隔ごとに判定した受信レベ
ルが通話不可(受信レベル0で圏外を示している場合)
であって、近傍の受信レベル履歴データに通話可能な受
信レベルのものが存在する場合には、受信レベル処理部
66から音声案内部72に対して音声案内の指示を送っ
て、オーディオ部10を通して「○○メートル先、移動
体電話利用可能です」等の案内を音声で行うようにして
もよい。
【0039】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態では、マーク
画像の色によって受信レベルを表現したが、図7に示す
ように、マーク画像の大きさによって受信レベルを表現
してもよい。また、図8に示すように、ライン表示によ
って受信レベルを表現してもよい。さらに、図9に示す
ように、数値(例えば0〜5の6段階表示)によって受
信レベルを表現してもよい。
【0040】また、上述した実施形態では、図3のステ
ップ103の動作において、受信レベルに応じて、出力
する音声案内の内容を変えたが、音声の代わりに受信レ
ベルに対応した音楽を演奏したり、異なる音色あるいは
回数のビープ音を出力するようにしてもよい。
【0041】また、上述した実施形態では、受信ユニッ
ト8により移動体電話の受信強度を検出し、この検出信
号をナビゲーションコントローラ1(受信レベル処理部
66)に入力したが、図10に示すように、移動体電話
のディスプレイ画面100に表示される受信レベルに応
じたマーク画像をCCDカメラ102に取り込み、デジ
タル−デジタル(D/D)変換器104によってこのマ
ーク画像のデジタルデータから受信レベルのデジタルデ
ータに変換して、この受信レベルのデジタルデータをナ
ビゲーションコントローラ1に入力するようにしてもよ
い。また、移動体電話の外部接続端子を介して、受信レ
ベルのデータをナビゲーションコントローラ1に入力す
るようにしてもよい。
【0042】また、上述した実施形態では、受信ユニッ
ト8により移動体電話の受信レベルを検出し、この検出
信号をナビゲーションコントローラ1内の受信レベル処
理部66に入力したが、検出信号をその他の車載用装
置、例えばカーステレオ装置に入力するようにしてもよ
い。この場合には、カーステレオ装置に受信レベル処理
部66と同等の機能を備える必要がある。また、カース
テレオ装置においては、地図画像に重ねて受信レベルマ
ークを表示することができないため、例えばカーステレ
オ装置のディスプレイ画面やLEDを利用して、受信レ
ベルを表すようにする。
【0043】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、現在
の自車位置における移動体電話の受信レベルを判定し、
この判定結果に応じた表示や音声案内を車載用装置を用
いて行っており、移動体電話の表示部等を見ることなく
容易に受信レベルを知ることができる。
【0044】また、車載用装置としてはナビゲーション
装置が適しており、受信レベル判定手段によって自車位
置における移動体電話の受信レベルを判定して、受信レ
ベル描画手段によって地図画像上置に所定のマークを描
画することにより、ナビゲーション装置の地図画像に重
ねて移動体電話の受信レベルを表示させることができ、
移動体電話の受信レベルの確認が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態の車載用ナビゲー
ション装置の全体構成を示す図である。
【図2】受信ユニットの詳細構成を示す図である。
【図3】車両位置マークを利用して受信レベル表示を行
う場合の動作手順を示す流れ図である。
【図4】一定間隔での受信レベルマークを描画する場合
の動作手順を示す流れ図である。
【図5】受信レベル履歴データの内容を示す図である。
【図6】地図画像に重ねて表示した受信レベルマークの
一例を示す図である。
【図7】地図画像に重ねて表示した受信レベルマークの
他の例を示す図である。
【図8】地図画像に重ねて表示した受信レベルマークの
他の例を示す図である。
【図9】地図画像に重ねて表示した受信レベルマークの
他の例を示す図である。
【図10】移動体電話のディスプレイ画面に表示される
受信レベルのマーク画像を撮影してナビゲーションコン
トローラに入力する場合の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーションコントローラ 7 アンテナ 8 受信ユニット 44 マーク画像発生部 66 受信レベル処理部 68 受信レベル描画部 70 受信レベルメモリ 72 音声案内部 80 フロントエンド 82 中間周波増幅器 84 シグナルメータ 86 A/D変換器 88 選局回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在の自車位置における移動体電話の受
    信レベルを判定し、この判定結果に応じた表示あるいは
    音声案内を車載用装置を用いて行うことを特徴とする移
    動体電話の受信レベル通知方式。
  2. 【請求項2】 現在の自車位置における移動体電話の受
    信レベルを判定する受信レベル判定手段と、 ナビゲーション装置の地図画像上の所定位置に、前記受
    信レベル判定手段によって判定された受信レベルに対応
    した所定のマーク画像を描画する受信レベル描画手段
    と、 を備えることを特徴とする移動体電話の受信レベル通知
    方式。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記受信レベル判定手段は、所定間隔で移動体電話の受
    信レベルの判定を行っており、 前記受信レベル描画手段は、前記所定間隔毎に描画した
    前記所定のマーク画像を前記ナビゲーション装置の地図
    画像上に軌跡として残すことを特徴とする移動体電話の
    受信レベル通知方式。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、 前記受信レベル判定手段によって判定された受信レベル
    を受信レベル履歴データとして格納する受信レベル履歴
    格納手段をさらに備えており、 前記受信レベル描画手段は、前記受信レベル判定手段に
    よって判定された受信レベルと、前記受信レベル履歴格
    納手段に格納された受信レベル履歴データに含まれる受
    信レベルとの両方に対応した所定のマーク画像を、ナビ
    ゲーション装置の地図画像に重ねて描画することを特徴
    とする移動体電話の受信レベル通知方式。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかにおいて、 前記受信レベルに対応した音声案内を行う音声案内手段
    をさらに備えることを特徴とする移動体電話の受信レベ
    ル通知方式。
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