JP2000306124A - 券発行装置 - Google Patents

券発行装置

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JP2000306124A
JP2000306124A JP11111308A JP11130899A JP2000306124A JP 2000306124 A JP2000306124 A JP 2000306124A JP 11111308 A JP11111308 A JP 11111308A JP 11130899 A JP11130899 A JP 11130899A JP 2000306124 A JP2000306124 A JP 2000306124A
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card
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JP11111308A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Imaoka
善之 今岡
Yasuhisa Arai
康久 新井
Hajime Toshitani
一 利谷
Masaru Shimakata
勝 嶋方
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Power Tech Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Power Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成で媒体の種類を判別できる券発行
装置を提供する。 【解決手段】 券またはカードが挿入排出される挿入排
出口2の近傍の搬送路15に複数の検出センサを配置
し、また挿入された媒体の厚さを検出するための厚さ検
出センサ79を設ける。搬送路15に配置された複数の
検出センサにより挿入された媒体の大きさを検出し、そ
の検出結果と厚さ検出センサ79の検出結果から媒体の
種類を判別し、不正規の媒体と判別された媒体は即座に
排出される。また挿入排出口2の近傍にゲート部材3を
設け、例えばカードが複数枚重ねて挿入された場合には
その挿入を阻止するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旅客交通用の券を
発行する券発行装置に関し、とくにクレジットカード等
で支払い可能な券発行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、旅客交通用の券、例えば定期券を
発行する券発行装置においては、利用者が装置の操作を
することにより定期券を発行する装置が開発されてい
る。定期券は継続して購入されることが多く、また定期
券に記載される事項のうち、例えば氏名、区間等は変更
されないことが多い。したがって定期券発行装置におい
ては、いままで使用していた定期券を装置内に取り入
れ、その旧定期券の記載事項を読取って新たに発行する
券に印字するようにしている。
【0003】また、定期券の購入金額は高額になること
があるので、現金による支払いではなく例えばクレジッ
トカードによる支払いが行えるようにした装置も開発さ
れている。その例として例えば本出願人が提案した特開
平4−180190号公報が挙げられるが、このように
クレジットカードによる支払いを行うことにより、高額
の現金の取扱いを行わなくても済むようになる。
【0004】また券発行装置の券挿入口に正規の定期券
あるいはクレジットカード以外の媒体、例えばエドモン
ソン券が挿入される場合があり、そうした乗車券が挿入
された場合には一旦装置内に取り込み、装置内で不正規
な媒体と認識した後、装置外へ排出する。従来の装置に
おいては、装置内に挿入された媒体が正規の媒体である
かどうかを検出するために挿入口の近くに磁気ヘッドを
配置し、挿入された媒体の磁気情報を読み取ることによ
り媒体の種類を判別していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の券発行装置においては、挿入された媒体の種類を判別
するために磁気ヘッドを用いているが、磁気ヘッドは高
密度の実装が難しく、また高価であるので装置も高価に
なる。また媒体が例えば2枚重なって挿入された場合、
磁気ヘッドでは磁気ヘッドの反対側にある媒体の種類が
判別できない、という問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、券またはカードを挿入可能な挿入口を有
し、券用媒体に所定事項を印字して新券を発行する券発
行装置において、前記挿入口に近接する搬送路上に複数
の検出センサを配置し、各検出センサの出力の組み合わ
せから挿入された媒体の種類を判別し、不正規と判別さ
れた媒体を排出するようにしたものである。本発明によ
れば、挿入口から媒体が挿入された場合、複数の検出セ
ンサによりその種類が判別され、不正規の媒体と判別さ
れた媒体は即座に排出される。
【0007】また上記本発明の構成に、媒体の厚さを検
出する厚さ検出手段を加え、この厚さ検出手段の検出結
果と複数の検出センサの出力との組み合わせから媒体の
種類を判別するようにすることにより、さらに判別可能
な媒体の種類を多くすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。各図に共通する要素には同一の
符号を付す。図1は本発明の実施の形態の券発行装置を
示す構成図である。
【0009】図1において、券発行装置1は定期券を発
行する装置であり、挿入排出口2を有する。挿入排出口
2は、使用中または使用済みの定期券(以下、旧券とい
う)およびクレジットカードが挿入されるとともに、新
規に発行される新券およびクレジットカードが排出され
る。装置内にはゲート部材3、集積部4、印字部5、
6、磁気読取部7、磁気書込部8、新券収納部9、旧券
回収部10、カードリーダ11、取り忘れ券収納部12
aおよび使用不可カード用スタッカ12bが設けられて
いる。挿入排出口2から水平方向にカードが搬送される
カード搬送路13が形成され、カード搬送路13に沿っ
てカードリーダ11が設けられている。カードリーダ1
1には磁気ヘッド11aが設けられており、磁気ヘッド
11aは挿入されたクレジットカードの磁気情報を読取
る。
【0010】カード搬送路13の、挿入排出口2から分
岐点14までは券およびカードの両方が搬送される共通
搬送路15になっている。券搬送路16は分岐点14の
上方から二つに分岐し、印字搬送路17とバイパス搬送
路18が形成され、再び一つになって磁気読取部7、磁
気書込部8が設けられる。券搬送路16は新券収納部9
および旧券回収部10に接続される。カード搬送路13
と券搬送路16の分岐点14、印字搬送路17とバイパ
ス搬送路18の分岐点19および券搬送路16の新券収
納部9方向と旧券回収部10方向との分岐点20には、
それぞれ搬送方向を切替える切替えブレード21、2
2、23が回転可能に設けられる。各搬送路は印字搬送
路17以外は双方向に券またはカードを搬送可能であ
る。なおバイパス搬送路18には使用しなくなった定期
券に穴を開けるためのパンチ18aが設けられている。
【0011】印字部5は、黒のインクリボン24、印字
ヘッド25およびプラテン26から構成され、印字部6
は、赤のインクリボン27、印字ヘッド28およびプラ
テン29から構成される。新券収納部9にはこれから新
券として発行される券用媒体30が立設状態でスプリン
グ31により繰出しローラ32方向へ圧接されて収納さ
れている。各搬送路には券またはカードを搬送するため
の搬送ローラ33が配設されている。
【0012】図2、図3はゲート部材を示す説明図であ
る。図2、図3において、ゲート部材3は、支点34で
回動自在に指示されたレバー35とストッパ36および
スプリング37とからなる。レバー35はスプリング3
7により常時ストッパ36に当接しているが、時計回り
方向へは回動可能である。レバー35の下部は券または
カードが搬送される共通搬送路15に臨み、レバー35
の下端と共通搬送路15を形成する下側のシートガイド
38との距離は、クレジットカード40が1枚通過でき
るが、2枚は通過できない寸法に設定されている。した
がってゲート部材3は2枚重なったカード40の挿入を
阻止するとともに、図3に示すように重なった媒体の排
出を可能にしている。レバー35は図では一直線状の形
状であるが、下端をレの字に折り曲げてもよい。
【0013】図4、図5は共通搬送路15における搬送
ローラおよび検出センサの配置を示したものである。図
4、図5において、左側が挿入排出口2であり、左側か
ら順に搬送ローラ33aa、33ab、33ba、33
bb、33ca、33cb、33da、33db、33
ea、33ebがそれぞれ配設されている。このうち搬
送ローラ33ba、33bbは他の搬送ローラに対して
幅方向にずらして配置され、また搬送ローラ33aa、
33ab、33ba、33bb、33ca、33cbは
比較的近接して配設されている。
【0014】搬送ローラ33baと同軸上に金属ローラ
39aが取付けられ、図示しないが搬送ローラ33bb
と同軸上に金属ローラ39bが取付けられている。金属
ローラ39aの上方には図1に示すように厚さ検出セン
サ79が設けられ、厚さ検出センサ79は、金属ローラ
39aと金属ローラ39bの間を媒体(券またはカー
ド)が通過した際に金属ローラ39aの変位量を検出す
ることにより、媒体の厚さを検出する検出手段になって
いる。
【0015】また共通搬送路15には検出センサS1、
S2、S3、S4、S5が所定の位置に配設されてい
る。検出センサS3、S4は共通搬送路15の両側端部
に搬送方向に対して同じ位置に配設されている。
【0016】図6は検出センサの位置を媒体の長さの関
係を示す説明図である。図6において、検出センサS1
と検出センサS2との距離は、定期券30およびクレジ
ットカード40の長さ(長手方向の)よりは短く設定さ
れ、検出センサS1から検出センサS3、S4までの距
離は、定期券30およびクレジットカード40の長さよ
りは長く設定されている。検出センサS3と検出センサ
S4との距離は、定期券30の幅よりは小さく、クレジ
ットカード40の幅よりは大きく設定されている。
【0017】図7、図8はクレジットカードの共通搬送
路における搬送状態を示す説明図である。図7、図8に
おいて、共通搬送路15においてクレジットカード40
が斜めに傾いた状態で(図7)搬送された場合でも、ま
た搬送路の片側へ寄った状態で(図8)搬送された場合
でも、検出センサS3、S4のどちらかで検出され、両
方の検出センサS3、S4で同時に検出されることはな
い。またクレジットカード40が共通搬送路15の中央
を搬送された場合は両方の検出センサS3、S4とも検
出されない。
【0018】図9は集積部4を示す構成図である。図9
において、集積部4は上部ユニット45と下部ユニット
46からなり、上部ユニット45はアッパーガイド47
およびアッパーガイド47に回転可能に取付けられた搬
送ローラ33ba、33ca、33da、33ea、3
3ebから構成される。搬送ローラ33baは後述する
搬送モータから駆動力を伝達され、搬送ローラ33ba
の回転力はギア列48により他の搬送ローラ33ca、
33da、33ea、33ebに伝達される。アッパー
ガイド47は搬送ローラ33bbの軸49を中心に回動
可能になっており、スプリング50により上方に引っ張
られているとともに、リンク部材51がその上部に当接
している。
【0019】リンク部材51は支点52を中心に回転自
在であり、他端がソレノイド53に取付けられたリンク
54に回転自在に取付けられている。ソレノイド53を
励磁することによりリンク部材51は支点52を中心に
時計回り方向に回転し、アッパーガイド47を下方へ付
勢する。ソレノイド53が励磁されないときは図9に示
す位置で各搬送ローラ33ba、33ca、33da、
33eaの下を定期券またはカードが搬送可能である。
アッパーガイド47は搬送ローラ33bbおよび33e
bの位置で下方へ延びているが、これは媒体の搬送領域
外においてである。
【0020】下部ユニット46はロアガイド55とロア
ガイド55に回転可能に取付けられた搬送ローラ33b
b、33cb、33dbから構成される。ロアガイド5
5は搬送ローラ33bbの軸49を中心に回動可能で、
スプリング56により上方へ引っ張られている。ロアガ
イド55にはリンク部材57が取付けられている。リン
ク部材57は支点60を中心に回転可能であり、その他
端はソレノイド58に取付けられたリンク59に取付け
られている。ソレノイド58が励磁されると図10に示
すように、リンク部材57が時計回り方向に回転し、ロ
アガイド55は軸49を中心に時計回り方向に回動す
る。
【0021】ロアガイド55の回動に伴ってシャッタ6
1が上方へ突出するようになっており、上方へ突出する
ことによりシャッタ61は共通搬送路15を塞ぐことが
できる。シャッタ61はロアガイド55が図9に示す位
置にあるときは共通搬送路15から退避している。
【0022】またアッパーガイド47には突き当て部6
2が形成され、突き当て部62は図9に示す状態で例え
ば定期券30が右方から搬送されてきたとき、アッパー
ガイド47とロアガイド55の間で定期券30を保持す
る。
【0023】図11はアッパーガイド47とロアガイド
55がともに回動した状態を示す。図11において、ア
ッパーガイド47とロアガイド55がともに回動した状
態では、上下のユニット45、46で媒体が搬送可能で
あり、取り忘れ券収納部12aに取り込めるようになっ
ている。
【0024】図12は実施の形態の券発行装置を示す制
御ブロック図である。図12において、制御部70は券
発行装置1全体の動作を制御する。制御部70には、搬
送制御部71、印字制御部72、磁気制御部73、ソレ
ノイド制御部74が接続されている。搬送制御部71
は、各搬送路に配設された搬送ローラ33を駆動する搬
送ローラを制御する。印字制御部72は黒と赤の印字部
5、6を制御する。磁気制御部73は磁気ヘッド7、8
およびカードリーダ11の磁気ヘッド11aを制御す
る。ソレノイド制御部74は集積部4のソレノイド5
3、58を制御するとともに、搬送路に設けられた切替
えブレード21、22、23を駆動するソレノイドを制
御する。
【0025】制御部70にはまた検出センサ群75、厚
さ検出回路76、操作パネル77およびインタフェース
制御部78が接続されている。厚さ検出回路76には厚
さ検出センサ39aが接続されている。操作パネル77
は操作者(定期券購入者)が操作を行い必要な入力を行
う。インタフェース制御部78は図示しない上位装置と
の通信を制御する。
【0026】図13は厚さ検出センサを示す説明図、図
14は厚さ検出回路を示す回路図である。図13におい
て、金属ローラ39aの上部には導電物である鉄片80
が上下移動可能に配設され、媒体が搬送されると金属ロ
ーラ39aが上下に移動するのに伴って上下移動する。
鉄片80の上部には厚さ検出センサ79が設けられる。
厚さ検出センサ79はコイルを有し、コイルに通電する
ことにより鉄片80に渦電流を発生させる。厚さ検出セ
ンサ79と鉄片80との距離が変わると鉄片80に発生
する渦電流の強さが変化し、その変化を厚さ検出センサ
79が検出することにより、金属ローラ39aの変位量
を検出する。
【0027】図14において、D/Aコンバータ81は
8ビットのデバイスであり、入力電圧1(2.4V)が
入力される。またD/Aコンバータ82も8ビットのデ
バイスであり、入力電圧2(0.55V)が入力され
る。入力電圧2は入力電圧1に対して1/4程度の大き
さにする。
【0028】この回路において厚さ検出センサ79の出
力は増幅器83に接続される。図14に示す回路は、図
12に示す厚さ検出回路76であり、厚さ検出センサ7
9の出力により増幅器83の出力を変化させるための回
路であり、厚さ検出センサ79が媒体の厚さを検出して
いないとき(媒体が金属ローラ39aの下を通過してい
ないとき)の増幅器83の出力を0Vにするための回路
である。
【0029】増幅器83の出力を0Vにするための調整
はD/Aコンバータ81、82のビット調整により行
う。まずD/Aコンバータ81の8ビットの値を調整す
ることにより増幅器83の出力を0Vに近付ける。しか
しD/Aコンバータ81の調整だけでは図15に示すよ
うに増幅器83の出力は0Vにはならない。そこで次に
微調整としてD/Aコンバータ82の8ビットの値を調
整し、加算回路88に接続することにより増幅器83の
出力はほぼ0Vになる。すなわち、図において86は粗
調整回路を示し、87は微調整回路を示す。
【0030】8ビットのD/Aコンバータ81の代わり
に例えば12ビットのD/Aコンバータを使用すれば増
幅器83の出力をほとんど0Vにまで近付ける高精度の
調整が可能であるが、しかし12ビットのD/Aコンバ
ータは価格的に高価である。それに対して8ビットのD
/Aコンバータは極めて安価であり、図14の回路は安
価な回路構成で微調整が可能になる。
【0031】図16は媒体が搬送されている場合の増幅
器83の出力を示す。図16において、実線で示す波形
は正規の定期券が1枚搬送されている場合の波形であ
り、定期券が2枚搬送される場合は出力波形は大きくな
る。またクレジットカードが搬送される場合は出力波形
はさらに大きくなる。
【0032】図15において、増幅器83は8ビットの
D/Aコンバータ84に接続され、D/Aコンバータ8
4はA/Dコンバータ85に接続されている。A/Dコ
ンバータ85は図12に示す制御部70に接続される。
A/Dコンバータ85は増幅器83の出力を2値データ
に変換し、制御部70へ送る。これにより制御部70は
金属ローラ39aに下で搬送される媒体の厚さを検出す
ることができる。
【0033】次に本実施の形態の動作を説明する。ここ
では旧の定期券を使用して新規の定期券を購入する際の
券発行動作を説明する。まず購入者は操作パネル77を
操作し、定期券を購入すべく継続定期券購入のスイッチ
を押下する。操作パネル77に設けられた表示部に定期
券挿入のガイダンスが表示され、購入者はガイダンスに
従って定期券を挿入排出口2から挿入する。
【0034】ここで不正規の媒体としてエドモンソン券
(通常の乗車券)41が挿入された場合について図6に
より説明する。図6において、エドモンソン券41は定
期券よりはかなり小さく、長方形をしている。エドモン
ソン券41が横向きにして挿入排出口2から挿入された
場合、まず検出センサS1がこれを検出し、搬送ローラ
33aa、33ab、33ba、33bb、33ca、
33cbにより装置内へ搬送されるが、エドモンソン券
41が検出センサS1を通過したあとでもまだ検出セン
サS2により検出されない。したがってこの時点で制御
部70は不正規の媒体であるとして搬送ローラ33a
a、33ab、33ba、33bb、33ca、33c
bを逆方向に回転しエドモンソン券41をすぐに排出す
る。
【0035】またエドモンソン券41が縦向きにして挿
入排出口2から挿入された場合もやはりエドモンソン券
41が検出センサS1を通過したあとでもまだ検出セン
サS2により検出されないことによりすぐに排出される
が、このとき搬送ローラ33aa、33abと搬送ロー
ラ33ba、33bbがいわゆる千鳥配列してあるの
で、どちらかの搬送ローラによりエドモンソン券41は
確実に排出される。
【0036】また例えば定期券30が何枚か重ねて挿入
された場合、定期券30が検出センサS1を通過する前
に検出センサS2が検出するが、検出センサS3、S4
により定期券30であると検出されるとともに、厚さ検
出センサ79によりその厚さが検出される。制御部70
はこの厚さ検出結果により定期券が重なっているとして
その時点で重なった定期券30を排出する。
【0037】また定期券30とカードが重なって挿入さ
れた場合も、検出センサS3、S4により定期券30で
あると検出されるとともに、厚さ検出センサ79により
その厚さが検出され、定期券が重なっているとしてその
時点で排出される。
【0038】また例えば定期券、クレジットカードより
も長い媒体42が挿入された場合は、その媒体42が検
出センサS1を通過するまえに検出センサS3、S4に
より検出されることによりすぐに排出される。
【0039】挿入された定期券30が正規のものである
場合はその定期券30は共通搬送路15を奥方へ搬送さ
れる。定期券30は共通搬送路15からバイパス搬送路
18を通り、券搬送路16上の磁気読取部7で磁気情報
が読み取られる。磁気情報が読み取られた定期券(旧
券)30はバイパス搬送路18へ戻され、ここで待機す
る。
【0040】次に操作パネル77に現金またはクレジッ
トカードの選択のガイダンスが表示される。購入者が現
金を選択した場合には、図示しない現金入出金ユニット
で取引が行われる。購入者がクレジットカードを選択し
た場合は、ガイダンスにしたがって購入者は挿入排出口
2からクレジットカードを挿入する。
【0041】ここでもしカードが2枚重なって挿入され
た場合、図2に示すように、上側のカードの挿入が阻止
され、1枚だけが挿入可能である。
【0042】図6、図7、図8において、クレジットカ
ード40が挿入されると、クレジットカード40がまず
検出センサS1で検出され、検出センサS1を通過する
前に検出センサS2が検出される。クレジットカード4
0は共通搬送路15において斜めに傾いた状態で搬送さ
れた場合(図7)でも、また搬送路の片側へ寄った状態
で搬送された場合(図8)でも、検出センサS3、S4
のどちらかで検出され、両方の検出センサS3、S4で
同時に検出されることはない。また厚さ検出センサ79
によりその厚さが検出される。これらの検出センサS1
乃至S4および厚さ検出センサ79の検出結果によりク
レジットカード40であることが検出される。
【0043】この結果、クレジットカード40は共通搬
送路15からカード搬送路13へ搬送され、カードリー
ダ11の磁気ヘッド11aにより情報が読み取られる。
【0044】操作パネル77に読み取られた定期券30
の情報が表示され、その内容に誤りがなければ購入者は
確認スイッチを押下し、もし区間の変更もしくは期間の
変更がある場合には入力を行った後、確認スイッチを押
下する。
【0045】この後制御部70はインタフェース制御部
78を介して上位装置と交信し、決済を行う。決済が終
了すると制御部70は新券の発行を行う。まず新券収納
部9から新券30が繰出しローラ32により1枚だけ繰
り出される。新券30は券搬送路16へ送られ、磁気書
込部8により磁気情報が書き込まれ、磁気読取部7で書
込まれた情報を確認する。新券30はさらに搬送され、
印字部5、6へ送られる。印字部5で黒の印字が行わ
れ、印字部6で赤の印字が行われる。印字が終了した新
券30は印字搬送路17から共通搬送路15へ搬送され
る。
【0046】共通搬送路15に設けられた集積部4は、
新券30を発行する前までは、図9に示す状態になって
おり、定期券またはクレジットカードを搬送可能であ
る。制御部70は印字を終えた新券30が搬送されてく
る前に、ソレノイド58を励磁し、下部ユニット46を
図10に示す状態に回動する。下部ユニット46の回動
に伴ってシャッタ61が搬送路15上に突出する。共通
搬送路15に搬送されてきた新券30は図10の状態の
集積部4に入り込み、その先端はシャッタ61に突き当
たって搬送を停止し、下部ユニット46上に載置され
る。搬送されてきた新券30を集積部4に停止させるの
にシャッタ61をもってすることにより、新券30の搬
送速度をシャッタ61に突き当たるまで下げる必要がな
く、新券30の搬送制御が容易になる。
【0047】他方、カードリーダ11内に取り込まれて
いたクレジットカード40はカード搬送路13を逆方向
に搬送され、共通搬送路15の集積部4へ送り込まれ
る。集積部4は図10に示す状態になっており、クレジ
ットカード40は新券30の上に載置される。
【0048】次に制御部70は集積部4のソレノイド5
3を消磁し、下部ユニット46を図9の元の状態に戻
す。次に共通搬送路15の搬送ローラ33を駆動して、
重なった新券30とクレジットカード40を重なった状
態で挿入排出口2から排出する。
【0049】購入者が新券30とクレジットカード40
を受けとった後、バイパス搬送路18にある旧券30は
印字搬送路17へ送られ、印字部5によりVOID印字
(無効であることを示す印字)が行われ、バイパス搬送
路18を通って券搬送路16を搬送され、旧券回収部1
0へ回収される。なおここでVOID印字の代わりにパ
ンチ部18aで旧券30に穴が開けられることもある。
【0050】購入者が一定時間経っても新券30とクレ
ジットカード40を受けとらなかった場合、すなわち取
り忘れた場合、新券30とクレジットカード40は再び
装置内へ取り込まれて集積部4へ送られる。集積部4に
おいて上部ユニット45と下部ユニット46で新券30
およびクレジットカード40を挟持し、この状態でソレ
ノイド53が励磁される。これにより両ユニット45、
46は図11に示す状態になり、この状態で搬送ローラ
33b、33c、33d、33eが駆動されて新券30
およびクレジットカード40は取り忘れ券収納部12a
へ取り込まれる。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、検出センサの出力および厚さ検出手段の出力の組み
合わせにより挿入される媒体の種類を判別できるので、
重なった媒体を検出できるとともに、磁気ヘッドを用い
る必要がなくなるので、安価な装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の券発行装置を示す構成図である。
【図2】ゲート部材を示す説明図である。
【図3】ゲート部材を示す説明図である。
【図4】搬送ローラおよび検出センサの配置を示す平面
図である。
【図5】搬送ローラおよび検出センサの配置を示す側面
図である。
【図6】検出センサの位置と媒体の長さの関係を示す説
明図である。
【図7】クレジットカードの搬送状態を示す説明図であ
る。
【図8】クレジットカードの搬送状態を示す説明図であ
る。
【図9】集積部を示す構成図である。
【図10】集積部を示す構成図である。
【図11】集積部を示す構成図である。
【図12】実施の形態の券発行装置を示す制御ブロック
図である。
【図13】厚さ検出センサを示す説明図である。
【図14】厚さ検出回路を示す回路図である。
【図15】D/Aコンバータの調整による出力を示す波
形図である。
【図16】増幅器の出力を示す波形図である。
【符号の説明】
1 券発行装置 2 挿入排出口 3 ゲート部材 4 集積部 30 定期券 40 クレジットカード 70 制御部 76 厚さ検出回路 79 厚さ検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 康久 群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖 情報システムズ内 (72)発明者 利谷 一 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 嶋方 勝 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 3E027 AA02 AA03 BA03 BA08 BA09 BA10 3F048 AA07 AB01 BA07 BA13 BB02 CA02 CA03 DB01 EA12 3F049 DA12 EA10 EA12 EA28 LA09 LB01 LB09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 券またはカードを挿入可能な挿入口を有
    し、券用媒体に所定事項を印字して新券を発行する券発
    行装置において、 前記挿入口に近接する搬送路上に複数の検出センサを配
    置し、各検出センサの出力の組み合わせから挿入された
    媒体の種類を判別し、不正規と判別された媒体を排出す
    ることを特徴とする券発行装置。
  2. 【請求項2】 前記挿入口の近傍に、複数枚重なったカ
    ードの挿入を阻止するとともに複数枚重なったカードの
    排出を可能にするゲート部材を設けた請求項1記載の券
    発行装置。
  3. 【請求項3】 前記不正規と判別された媒体を排出する
    ための搬送ローラは千鳥配列である請求項1記載の券発
    行装置。
  4. 【請求項4】 前記挿入口に近接する搬送路上に、挿入
    された媒体の厚さを検出する厚さ検出手段を有し、 前記複数の検出センサの出力および前記厚さ検出手段の
    検出結果との組み合わせから挿入された媒体の種類を判
    別する請求項1記載の券発行装置。
  5. 【請求項5】 前記厚さ検出手段は、媒体を搬送するロ
    ーラの変位量を検出する変位量検出センサと、該変位量
    検出センサの出力に応じて出力が変化する調整回路を有
    し、該調整回路は粗調整回路部と微調整回路部を有する
    請求項4記載の券発行装置。
  6. 【請求項6】 発行される新券とカードを重ねて集積す
    る集積部と、新券またはカードが該集積部に搬送されて
    きたときにその搬送を制動する制動手段とを有する請求
    項3記載の券発行装置。
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