JP2000303484A - 基礎構造 - Google Patents
基礎構造Info
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Abstract
平力とをそれぞれ別々の杭で支持するようにすることで
ある。 【解決手段】 建物2の基礎スラブ6と杭とが縁切りさ
れ、該杭上面と基礎スラブ下面との間に滑り支承10を
設けた。
Description
のである。
クリート造などの建物は、図12に示すように、コンク
リート杭や鋼管杭などの杭26で支持されている。この
杭26は軟弱地盤27の下方の支持地盤28にまで打ち
込まれて建物29の鉛直荷重を支持している。
杭は鉛直荷重を支持しながら、地震などによる水平力に
も十分に耐えられるような大断面になるため、非経済的
であった。
たものであり、その目的は、軟弱地盤上に構築される建
物の鉛直荷重と水平力とをそれぞれ別々の杭で支持する
ようにすることである。
めの手段は、請求項1の発明が、建物の基礎スラブと杭
とが縁切りされ、該杭上面と基礎スラブ下面との間に滑
り支承を設けたことを特徴とする。
承により基礎スラブの下面を滑って水平力を減衰させる
ことにより、杭頭部に発生する曲げモーメントを小さく
する。
て、前記滑り支承は、上面に回転自在な鋼球を備えた支
承盤であることを特徴とする。
在な鋼球によって基礎スラブの下面を任意の方向に滑走
して水平力を減衰させることにより、杭頭部に発生する
曲げモーメントを小さくする。
において、前記建物の地盤は軟弱地盤であることを特徴
とする。
盤中を水平移動して水平力を減衰させることにより、杭
頭部に発生する曲げモーメントを小さくするので、杭の
径を鉛直荷重だけが支持できる大きさに縮小できる。
に滑り支承を介して鋼管杭が打設され、該鋼管杭の内側
には杭が打設され、該杭と鋼管杭内面との間には緩衝材
が充填されたことを特徴とする。
内における緩衝材内を移動して水平力を減衰させること
により、杭頭部に発生する曲げモーメントを小さくす
る。
て、前記滑り支承は、上面に回転自在な鋼球を備えた支
承盤であり、該支承盤下面の湾曲部が杭の上面に設置さ
れていることを特徴とする。
ラブ下面を滑走するとともに、杭頭部が支承盤下面の湾
曲部に沿って移動して水平力を減衰させることにより、
杭頭部に発生する曲げモーメントを小さくする。また支
承盤が引張荷重により杭上面から離れた場合でも、緩衝
材によって杭上面に緩やかに接地する。
において、前記建物の地盤は軟弱地盤であることを特徴
とする。
力を効果的に減衰させる働きをする。
に免震装置を介して鋼管杭が打設され、該鋼管杭の内側
には杭が打設され、該杭と鋼管杭内面との間には緩衝材
が充填されたことを特徴とする。
内における緩衝材内の移動と、免震装置とで水平力が減
衰されることにより、杭頭部に発生する曲げモーメント
を小さくする。また支承盤が引張荷重により杭上面から
離れた場合でも、緩衝材によって杭上面に緩やかに接地
する。
て、前記免震装置の下側には、下面に湾曲部を備えた台
座が設けられ、前記湾曲部が杭の上面に設置されている
ことを特徴とする。
湾曲部に沿って鋼管杭内を移動して水平力を減衰するこ
とにより、杭頭部に発生する曲げモーメントを小さくす
る。
において、前記建物の地盤は軟弱地盤であることを特徴
とする。
力を効果的に減衰させる働きをする。
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は第
1の実施の形態の基礎構造の断面図、図2は図1のA−
A線断面図、図3は要部の拡大断面図、図4の(1)は
杭頭部の拡大断面図、(2)は(1)のB−B線断面図
である。
し、地盤改良をしていない軟弱地盤1上に構築された建
物2の基礎構造3であり、フーチング4と基礎梁5とか
らなる基礎スラブ6を水平抵抗杭8と支持杭9とで支持
し、これらの杭8、9が支持地盤7にまで打設されてい
る。前記水平抵抗杭8は建物2の周囲に配置されたフー
チング4に緊結して設けられて鉛直荷重と水平力を負担
する。一方、支持杭9は建物2の内側に配置されたフー
チング4に設けて鉛直荷重を負担する。
コンクリート杭、または既製コンクリート杭で構築され
るが、支持杭9は水平抵抗杭8よりも小径である。また
支持杭9とフーチング4とは、図3に示すように、滑り
支承10により縁切りされている。この滑り支承10
は、図4に示すように、上面に回転自在な鋼球11を備
えた支承盤12であり、前記鋼球11にフーチング4が
設置された状態となっている。したがって、支持杭9は
地震などの水平力を受けると、図5に示すように、フー
チング4の下面を任意の方向に滑走して、杭頭部13に
発生する曲げモーメントを小さくする。
しようとするものである。すなわち、自然の減衰材とし
ての軟弱地盤1中を支持杭9が水平移動することによっ
て発生する地盤反力と地盤減衰とを利用して水平力を減
衰させるものである。これにより杭頭部13の曲げモー
メントが小さくなるので、支持杭9の径を鉛直荷重だけ
が支持できる大きさにまで縮小できる。また、この曲げ
モーメントが小さくなると、フーチング4に発生する曲
げモーメントおよびせん断力も小さくなるので、フーチ
ング4自体を小さくすることもできる。
14を示し、支承盤15によりフーチング4と縁切りさ
れた鋼管杭16内に支持杭9が打設されたものであり、
これらを除く他の構成は第1の実施の形態の基礎構造3
と同じである。この支持杭9も建物2の内側に配置され
たフーチング4に設けられて鉛直荷重を負担する。また
支持杭9と鋼管杭16内面との間にはオイル、砂、ゴム
等の緩衝材17が充填されるとともに、支承盤15下面
の湾曲部18には支持杭9の上面が当接している。した
がって、水平力を受けて杭頭部13が湾曲部18に沿っ
て揺れると、鋼管杭16が追従して軟弱地盤1中を水平
移動することにより、該軟弱地盤1が自然の減衰材とな
って水平力を減衰させる。この減衰効果は支持杭9内面
と鋼管杭16との間の緩衝材17によりさらに高められ
る。
造19を示し、鋼板20とゴム板21とからなる免震ダ
ンパ22などの免震装置を介して打設された鋼管杭16
内に支持杭9が打設されたものであり、これらを除く他
の構成は第1の実施の形態の基礎構造3と同じである。
この支持杭9も建物2の内側に位置するフーチング4に
設けられて鉛直荷重を負担する。また鋼管杭16と支持
杭9との間にはオイル、砂、ゴム等の緩衝材17が充填
されるとともに、台座23下面の湾曲部24には支持杭
9の上面が当接している。したがって、水平力を受けて
支持杭9が左右に揺れると鋼管杭16も追従して軟弱地
盤1中を水平移動することと、免震ダンパ22とによっ
て水平力が減衰されて杭頭部13の曲げモーメントを小
さくする。この減衰効果は自然の減衰材としての軟弱地
盤1と緩衝材17とによりさらに高められる。
合は、図11に示すように、鋼管杭16が緩衝材17に
よって支持杭9から緩やかに引き離されるとともに、支
持杭9に緩やかに接地する。
は、支持杭9が内側に位置し、水平抵抗杭が外側に位置
する場合について説明したが、支持杭9を外側にして鉛
直荷重と付加軸力を負担させるとともに、水平抵抗杭を
内側して鉛直荷重と水平力を負担させるようにしてもよ
い。さらに前記第1〜第3実施の形態においては、フー
チング4と基礎梁5とからなる基礎スラブ6に基づいて
説明したが、この基礎スラブ6はマットスラブであって
もよい。
面を左右に滑って水平力を減衰させることにより、杭頭
部に発生する曲げモーメントを小さくする。
ブの下面を任意の方向に滑走して水平力を減衰させるこ
とにより、杭頭部に発生する曲げモーメントを小さくす
る。
を減衰させることにより、杭頭部に発生する曲げモーメ
ントが小さくなるので、杭の径を鉛直荷重だけが支持で
きる大きさにできる。
して水平力を減衰させることにより、杭頭部に発生する
曲げモーメントを小さくする。
もに、杭頭部が支承盤下面の湾曲部に沿って移動するこ
とにより水平力を減衰させて、杭頭部に発生する曲げモ
ーメントを小さくする。また支承盤が引張荷重により杭
上面から緩やかに離れるとともに、緩衝材によって杭上
面に緩やかに接地する。
きをする。
と、免震装置とによって水平力が減衰されることによ
り、杭頭部に発生する曲げモーメントを小さくする。
移動して水平力を減衰することにより、杭頭部に発生す
る曲げモーメントを小さくする。
のBーB線断面図である。
図である。
のCーC線断面図である。
図である。
(1)のDーD線断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 建物の基礎スラブと杭とが縁切りされ、
該杭上面と基礎スラブ下面との間に滑り支承を設けたこ
とを特徴とする基礎構造。 - 【請求項2】 前記滑り支承は、上面に回転自在な鋼球
を備えた支承盤であることを特徴とする請求項1に記載
の基礎構造。 - 【請求項3】 前記建物の地盤は軟弱地盤であることを
特徴とする請求項1または2に記載の基礎構造。 - 【請求項4】 建物の基礎スラブに滑り支承を介して鋼
管杭が打設され、該鋼管杭の内側には杭が打設され、該
杭と鋼管杭内面との間には緩衝材が充填されたことを特
徴とする基礎構造。 - 【請求項5】 前記滑り支承は、上面に回転自在な鋼球
を備えた支承盤であり、該支承盤下面の湾曲部が杭の上
面に設置されていることを特徴とする請求項4に記載の
基礎構造。 - 【請求項6】 前記建物の地盤は軟弱地盤であることを
特徴とする請求項4または5に記載の基礎構造。 - 【請求項7】 建物の基礎スラブに免震装置を介して鋼
管杭が打設され、該鋼管杭の内側には杭が打設され、該
杭と鋼管杭内面との間には緩衝材が充填されたことを特
徴とする基礎構造。 - 【請求項8】 前記免震装置の下側には、下面に湾曲部
を備えた台座が設けられ、前記湾曲部が杭の上面に設置
されていることを特徴とする請求項7に記載の基礎構
造。 - 【請求項9】 前記建物の地盤は軟弱地盤であることを
特徴とする請求項7または8に記載の基礎構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11513299A JP3636925B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 基礎構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11513299A JP3636925B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 基礎構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000303484A true JP2000303484A (ja) | 2000-10-31 |
JP3636925B2 JP3636925B2 (ja) | 2005-04-06 |
Family
ID=14655080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11513299A Expired - Fee Related JP3636925B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 基礎構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3636925B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105019468A (zh) * | 2015-07-31 | 2015-11-04 | 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 | 一种加固型地基结构 |
CN111235992A (zh) * | 2020-03-17 | 2020-06-05 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 一种斜坡软土地基悬臂挡墙加固结构及构造方法 |
CN111235992B (zh) * | 2020-03-17 | 2024-05-31 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 一种斜坡软土地基悬臂挡墙加固结构及构造方法 |
-
1999
- 1999-04-22 JP JP11513299A patent/JP3636925B2/ja not_active Expired - Fee Related
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