JPH08184064A - 建築物の基礎構造 - Google Patents

建築物の基礎構造

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JPH08184064A
JPH08184064A JP32883094A JP32883094A JPH08184064A JP H08184064 A JPH08184064 A JP H08184064A JP 32883094 A JP32883094 A JP 32883094A JP 32883094 A JP32883094 A JP 32883094A JP H08184064 A JPH08184064 A JP H08184064A
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building
pile
plate
ground
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JP32883094A
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Kiyoshi Ishii
清 石井
Eiji Wakita
英治 脇田
Atsuo Onoe
篤生 尾上
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 経済的でかつ地盤の沈下にも対応することの
できる建築物の基礎構造を提供することを目的とする。 【構成】 ビル10を、基礎杭12,12,…と基礎版
13,13,…とからなる基礎11によって支持し、か
つ、基礎杭12とビル10との間に粘弾性ダンパー23
を介装する構成とした。さらに、ビル10の支持柱18
と基礎版13との間には、スペーサ19を挿入できる構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、軟弱地盤上等
に地下部を有した建築構造物を構築するのに好適な建築
物の基礎構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、図6に示すように、地下部を有
した建築物1を支持するための基礎2の構造は、地盤G
中に、硬質層G1に到達するように構築された基礎杭
3,3,…からなる構成されている。そして、このよう
な構造の基礎2を設計するにあたっては、建築物1の荷
重を全て基礎杭3,3,…からの反力によって支持する
ものとして設計されているのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の基礎構造には、以下のような問題が存在
する。建築物1は、実際には、基礎杭3からの杭反力
(図中矢印(イ))だけでなく、建築物1の底面1aに
地盤Gから作用する地盤反力(図中矢印(ロ))によっ
ても支持されている。この地盤反力は、地盤Gがどんな
に軟弱な場合においても、少なくとも、建築物1を構築
するために掘削した土砂の重量分だけは耐力として期待
できる。なぜならば、その地盤は掘削した土砂の重量分
の荷重を過去に長期にわたり既に受けており、その荷重
分の耐力を備えているからであり、このことは学会およ
び各種設計基準等で広く認められている。したがって、
基礎2を設計するにあたって、地盤Gからの地盤反力も
考慮に入れることも考えられるが、万が一地盤Gが沈下
したときには、建築物1を基礎杭3,3,…のみで支持
しなければならなくなってしまう。このような理由か
ら、従来の建築物1の基礎2は、前述したように、基礎
杭3の設置本数,直径等を、基礎杭3のみで建築物1を
支持できるように設計しなければならないのが実情であ
り、これにより使用材料,施工の手間等、様々な面から
不経済であるという問題があった。本発明は、以上のよ
うな点を考慮してなされたもので、経済的でかつ地盤の
沈下にも対応することのできる建築物の基礎構造を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
建築物を支持する基礎が、地盤中定められた深さまで到
達するよう構築された基礎杭と、該基礎杭とは別体に形
成されて水平面内に位置する基礎版とからなる構成とさ
れ、かつ前記基礎杭と前記建築物との間には弾性体が介
装されていることを特徴としている。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1記載の建
築物の基礎構造において、前記弾性体として、振動を吸
収する粘弾性ダンパーが用いられていることを特徴とし
ている。
【0006】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の建築物の基礎構造において、前記建築物と前記基
礎版との間には、スペーサが挿入可能な構成とされてい
ることを特徴としている。
【0007】請求項4に係る発明は、請求項3記載の建
築物の基礎構造において、前記基礎版が、水平方向に複
数に区分されていることを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、建築物を、それぞれ
別体とされた基礎杭と基礎版とからなる基礎で支持する
構成とするとともに、基礎杭と建築物との間に弾性体を
介装させる構成とした。これにより、建築物からの荷重
は、基礎版と基礎杭とで分担して支持されることにな
り、基礎杭にかかる荷重を、従来の基礎杭のみからなる
基礎構造に比較して小さくすることができる。
【0009】請求項2記載の発明では、弾性体として、
振動を吸収する粘弾性ダンパーを用いる構成とした。こ
の粘弾性ダンパーの粘弾性作用により、地震等の振動を
減衰し、建築物の振動を低減することができる。
【0010】請求項3記載の発明では、建築物と基礎版
との間には、スペーサを挿入可能な構成とした。これに
より、建築物を支持する地盤に不同沈下が発生したとき
には、それぞれの場所の沈下量に対応して建築物と基礎
版との間にスペーサを挿入することにより、常時と同様
に、建築物の荷重を基礎杭と基礎版とで分担して支持す
ることができる。
【0011】請求項4記載の発明では、基礎版を複数に
区分してなる構成とした。これにより、構成すべき基礎
が大規模なものであっても、不同沈下が生じた場合に、
一体構造の基礎であれば破損等が生じることがあるが、
上記構成により、各箇所の沈下量に応じて各基礎版が沈
下するので、基礎の破損等を防ぐことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例を参照し
て説明する。図1は、本発明に係る建築物の基礎構造を
適用したビルの基礎部を示すものである。図1に示すよ
うに、ビル(建築物)10は、地盤G中に構築された基
礎11によって支持された構成となっている。
【0013】基礎11は、地盤G中の硬質層(図示な
し)にまでその下端部が到達するよう構築された例えば
鉄筋コンクリート造,鋼管コンクリート造等からなる基
礎杭12,12,…と、地盤Gの軟質層G2に形成され
て水平面内に位置する例えば鉄筋コンクリート造の基礎
版13,13,…とから構成されている。
【0014】図2に示すように、各基礎版13は、平面
視矩形で、隣接する基礎版13どうしは、一定寸法隔て
て設置されている。図3に示すように、各基礎版13に
おいて、各基礎杭12に対応した位置には、それぞれそ
の内径が基礎杭12の外径よりも一定寸法大きい貫通孔
14が形成されている。各貫通孔14には基礎杭12が
挿通されており、その頭部12aを基礎版13の上方に
一定寸法突出させた構成となっている。このようにし
て、基礎杭12と基礎版13とは縁が切られてそれぞれ
独立した構成となっている。また、この貫通孔14と基
礎杭12との間隙には、地下水の侵入を防ぐためのシー
ル材15が充填されている。
【0015】図1及び図3に示したように、このような
構成からなる基礎11上に構築されたビル10の底部に
は、基礎梁16が形成されている。そして、この基礎梁
16上には、基礎杭12と同軸上に柱17が立設されて
いる。
【0016】図3に示したように、この基礎梁16の下
面には、柱17の周辺部において鉛直下方に向けて延在
する支持柱18,18が一体に形成されている。そし
て、各支持柱18の下端と基礎版13の上面との間に
は、例えば鉄板等からなるスペーサ19が介装できる構
成となっている。支持柱18の長さは、作業員がスペー
サ19の挿入作業等を行うための調整室20を基礎版1
3と基礎梁16との間に形成できるよう設定されてい
る。この調整室20には、前記シール材15により水が
侵入しないようになっている。
【0017】また、基礎梁16の下面において、支持柱
18,18を含む一定範囲は、その上下方向の厚さが、
基礎梁16の梁背よりも一定寸法厚い補強部21とさ
れ、地震時に基礎杭12から基礎梁16に作用する水平
力に抗するための強度が高められている。
【0018】基礎梁16の下面において、各基礎杭12
に対応した位置には凹部22が形成されており、この凹
部22内に基礎杭12の頭部12aが納められた形態と
なっている。基礎杭12の頭部12aと凹部22との間
には、振動を吸収する粘弾性体を備えた粘弾性ダンパー
(弾性体)23が介装されている。
【0019】上記したように、ビル10は、基礎杭1
2,12,…と基礎版13,13,…とからなる基礎1
1に支持された構成となっており、ビル10と基礎11
とは縁が切られて別体とされた構成となっている。この
ような構造の基礎11では、常時(地震などの発生して
いない状態)においては、ビル10の荷重により、各基
礎杭12上の粘弾性ダンパー23が圧縮されて変形した
状態となっている。すると、粘弾性ダンパー23の変形
にともなって、基礎版13に各支持柱18を介してビル
10の荷重がかかった状態となっている。このようにし
て、ビル10の荷重は、基礎杭12と基礎版13とで分
担して支持されている。すなわちこれにより、ビル10
の荷重は、基礎杭12による杭反力と、基礎版13によ
る地盤反力とによって支持されていることになる。そし
て、地震等の振動や地盤Gの沈下などにより、各基礎杭
12において、これに作用するビル10の荷重が増加し
た場合には、粘弾性ダンパー23の圧縮方向への変形量
が増え、これによって支持柱18を介して基礎版13に
かかる荷重が増加することになる。逆に、ビル10の荷
重が減少した場合には、粘弾性ダンパー23の圧縮方向
への変形量が減り、これによって基礎版13にかかる荷
重が減少する。このようにして、基礎11では、地震等
の振動や地盤Gの沈下等の発生時にも、ビル10の荷重
を、基礎杭12に集中させることなく、常に、基礎杭1
2と基礎梁13とで適切な配分で分担して支持するよう
になっている。
【0020】また、地震等の振動が発生した場合には、
上記のように基礎11の基礎杭12と基礎梁13とで荷
重を分担して支持しているので、従来の基礎杭3(図6
参照)のみの場合に比較して、常に基礎杭12にかかる
荷重(応力)が少なくなっている。また、ビル10と各
基礎杭12との間に介装された粘弾性ダンパー23の粘
弾性効果によって、地震等の振動が減衰され、これによ
ってビル10の振動を低減するようになっている。
【0021】次に、基礎11及びビル10の施工方法に
ついて説明する。まず、地盤Gを所定深さまで根切した
後、図4に示すように、基礎杭12,12,…及び基礎
版13,13,…を構築する。そして、各基礎杭12と
各基礎版13との間に、シール材15を充填する。この
ようにして基礎11を構築した後、各基礎杭12の頭部
12aに粘弾性ダンパー23を設置する。
【0022】続いて、ビル10を順次上方に向けて施工
していく。なお、この時点では、図3に示したスペーサ
19は未だ設置せず、施工中のビル10の荷重は、基礎
版13,13,…のみで支持するようにする。基礎梁1
6を形成するに際しては、凹部22(図3参照)を形成
すべき位置に、該凹部22よりも一定寸法深い凹部25
と、この凹部25内に基礎梁16上からグラウト材等を
充填するための充填孔26とを形成する。
【0023】図5に示すように、ビル10の施工の進捗
に伴い、基礎版13に作用する地盤反力が所定の値に達
した時点で、充填孔26にグラウト材27等を充填し、
凹部25と粘弾性ダンパー23との間の空隙を埋める。
すると、基礎梁16には前記凹部22が形成されたこと
になる。これ以降、ビル10の荷重は、基礎杭12と基
礎版13とで分担して支持される。
【0024】この後、ビル10の施工が完了した時点
で、基礎版13と支持柱18との間に空隙が生じていな
ければ、図3に示したように、スペーサ19を挿入する
必要はない。また、この時点で、基礎版13の沈下によ
って、支持柱18との間に許容寸法以上の空隙が生じて
いる場合には、基礎梁16をジャッキアップし、基礎版
13と支持柱18との間に例えば鉄板等のスペーサ19
を挿入し、荷重を基礎杭12と基礎版13とで分担して
支持するようにする。
【0025】ビル10の完成後に、基礎11の基礎版1
3,13,…が許容値以上に沈下したときには、沈下し
た基礎版13と支持柱18との間にスペーサ19を挿入
して調整する。基礎版13,13,…の沈下量が場所に
よって異なる場合、すなわち不同沈下が生じた場合に
は、各箇所において、その沈下量に応じてそれぞれ挿入
する鉄板の枚数を調整してスペーサ19の厚さを調整す
ればよい。なお、上記の作業は、調整室20内で作業員
が行うことができる。
【0026】上述したビル10の基礎11の構造では、
ビル10が、基礎杭12,12,…と基礎版13,1
3,…とからなる基礎11によって支持され、基礎杭1
2とビル10との間に粘弾性ダンパー23が介装された
構成とされている。これにより、ビル10は、基礎杭1
2による杭反力と基礎版13による地盤反力とによって
支持されることになり、各基礎杭12の杭反力が、従来
の基礎杭3のみからなる基礎2(図6参照)に比較して
大幅に減少する。この結果、杭反力だけでなく地盤反力
も考慮して基礎2の設計を行うことが可能となり、基礎
杭12の直径,設置本数等を減少させることができ、使
用材料,施工の手間などを大幅に削減して、経済的な基
礎11を構築することが可能となる。
【0027】また、地震等の振動が発生した場合におい
ても、粘弾性ダンパー23の変形により、基礎11にか
かる荷重が常に基礎杭12と基礎版13とで分担して支
持され、杭反力と地盤反力との比率の変化が緩やかにな
るので、杭反力の急激な上昇による基礎杭12の破損等
を防止することができる。さらに、粘弾性ダンパー23
の粘弾性効果によって、地震等によるビル10の振動を
低減することができ、ビル10の耐震性能を高めること
が可能となる。
【0028】加えて、ビル10の支持柱18と基礎版1
3との間には、スペーサ19が介装できる構成とされて
いる。これによって、地盤Gが不同沈下した場合におい
ても、それぞれ場所の沈下量に対応して、挿入するスペ
ーサ19の厚さを調整することによって、ビル10の平
坦度を保つことができ、不同沈下によるビル10の機能
障害,損壊といった影響を防ぐことができる。しかも、
基礎11は、複数に区分された基礎版13,13,…か
らなる構成とされているので、基礎11が大規模なもの
であっても、不同沈下が生じた場合にこれに起因する基
礎11の破損等が生じるのを防ぐことができ、それぞれ
の基礎版13の沈下量に応じてスペーサ19を挿入する
ことによって容易に不同沈下に対応することができる。
したがって、このような構造の基礎11を適用すること
によって、埋立地等、地盤沈下の発生する可能性の高い
場所においても、ビル10を構築することが可能とな
る。
【0029】なお、上記実施例において、ビル10と基
礎杭12との間に介装する弾性体として、粘弾性ダンパ
ー23を用いたが、これに限るものではなく、例えば、
合成ゴム,高分子材料,鋼製バネ等の他の弾性体を用い
てもよく、これによっても、基礎杭12と基礎版13と
でビル10の荷重を分担して支持し、上記と同様の効果
を奏することができる。また、基礎版13をビル10の
底部の下方に形成する構成としたが、基礎版13を形成
する深さを深くすればするほどフローティング効果によ
る地盤反力が大きくなるので、支持柱18をさらに長く
する等して、基礎版13を地中深くに形成する構成とし
てもよい。さらに、基礎版13と支持柱18との間に空
隙が生じていなければ、スペーサ19を挿入する必要は
ない。加えて、基礎11上で支持するビル10は、鉄筋
コンクリート造に限らず、プレキャストコンクリート
造,鉄骨造,鉄骨鉄筋コンクリート造等、他の構造であ
ってもよく、またビル10以外の建築物であってもよい
のは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る建
築物の基礎構造によれば、建築物を、それぞれ別体とさ
れた基礎杭と基礎版とからなる基礎で支持し、かつ基礎
杭と建築物との間に弾性体を介装させる構成とした。こ
れにより、建築物は、基礎杭による杭反力と基礎版によ
る地盤反力とによって分担して支持されることになる。
したがって、杭反力だけでなく地盤反力も考慮して基礎
の設計を行うことが可能となる。この結果、基礎杭の杭
反力が、従来の基礎杭のみの基礎構造に比較して大幅に
減少するので、基礎杭の直径,設置本数等を減少させる
ことができ、使用材料,施工の手間などを大幅に削減し
て、経済的に基礎を構築することが可能となる。また、
地震等の振動が発生した場合、弾性体の変形により、基
礎にかかる荷重が常に基礎杭と基礎版とに分散されるた
め、杭反力と地盤反力との比率の変化が緩やかになり、
杭反力の急激な上昇による基礎杭の破損等を防止するこ
とができる。
【0031】請求項2に係る建築物の基礎構造によれ
ば、弾性体として、振動を吸収する粘弾性ダンパーを用
いる構成とした。この粘弾性ダンパーの粘弾性作用によ
り振動を減衰して、建築物の耐震性能を高めることがで
きる。
【0032】請求項3に係る建築物の基礎構造によれ
ば、建築物と基礎版との間に、スペーサを挿入できる構
成とした。これにより、建築物を支持する地盤に不同沈
下が発生したときには、それぞれの場所の沈下量に対応
して挿入するスペーサの厚さを調整することによって、
建築物への不同沈下の影響を防ぐことができる。したが
って、このような基礎構造を適用することにより、埋立
地等、地盤沈下の発生する可能性の高い場所において
も、建築物を構築することが可能となる。
【0033】請求項4に係る建築物の基礎構造によれ
ば、基礎版を複数に区分してなる構成とした。これによ
り、構成すべき基礎が大規模なものであっても、不同沈
下が生じた場合にこれに起因する基礎の破損等が生じる
のを防ぐことができ、また、それぞれの基礎版の沈下量
に応じてスペーサを挿入することによって容易に不同沈
下に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建築物の基礎構造の一例を示す立
断面図である。
【図2】前記基礎構造の平断面図である。
【図3】前記基礎構造の要部を示す立断面図である。
【図4】前記基礎構造を適用して施工中の建築物を示す
図である。
【図5】図4に続く状態を示す図である。
【図6】従来の建築物の基礎構造の一例を示す立断面図
である。
【符号の説明】
10 ビル(建築物) 11 基礎 12 基礎杭 13 基礎版 19 スペーサ 23 粘弾性ダンパー(弾性体) G 地盤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物を支持する基礎が、地盤中定めら
    れた深さまで到達するよう構築された基礎杭と、該基礎
    杭とは別体に形成されて水平面内に位置する基礎版とか
    らなる構成とされ、かつ前記基礎杭と前記建築物との間
    には弾性体が介装されていることを特徴とする建築物の
    基礎構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建築物の基礎構造におい
    て、前記弾性体として、振動を吸収する粘弾性ダンパー
    が用いられていることを特徴とする建築物の基礎構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の建築物の基礎構
    造において、前記建築物と前記基礎版との間には、スペ
    ーサが挿入可能な構成とされていることを特徴とする建
    築物の基礎構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の建築物の基礎構造におい
    て、前記基礎版が、水平方向に複数に区分されているこ
    とを特徴とする建築物の基礎構造。
JP32883094A 1994-12-28 1994-12-28 建築物の基礎構造 Withdrawn JPH08184064A (ja)

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