JP2000303482A - 基礎構造 - Google Patents
基礎構造Info
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Abstract
直荷重だけを負担する基礎構造を提供することである。 【解決手段】 基礎スラブの下面に水平抵抗用の突起7
を設けた。
Description
のである。
7に示すように、コンクリート杭や鋼管杭などの杭15
で支持されている。この杭15は支持地盤16にまで打
ち込まれて建物17の鉛直荷重を支持している。
杭は鉛直荷重と水平荷重の両方を負担しなければならな
いため大断面となっていた。
たものであり、その目的は、鉄筋コンクリート造の建物
を支持する杭が鉛直荷重だけを負担する基礎構造を提供
することである。
めの手段は、請求項1の発明が、基礎スラブの下面に水
平抵抗用の突起を設けたことを特徴とする。
起が地震などによる水平荷重(以下水平荷重という)に
抵抗して地震エネルギーを消散させることにより、建物
に作用する水平荷重が小さくなる。
て、前記基礎スラブはフーチングまたはマットスラブで
あることを特徴とする。
地盤との設置面積が大きくいため、水平荷重に効果的に
抵抗して地震エネルギーの消散を大きくする。またフー
チングの場合であっても水平抵抗用の突起が水平荷重に
抵抗して地震エネルギーを消散させる。
て、フーチングの間に設けた基礎梁の下面に水平抵抗用
の突起を設けたことを特徴とする。
水平抵抗用の突起が水平荷重に抵抗して地震エネルギー
を消散させる。
において、前記フーチングまたはマットスラブは杭で支
持されたことを特徴とする。
起が水平荷重に抵抗して地震エネルギーを消散させるこ
とにより、杭に作用する曲げモーメントおよびせん断力
が小さくなる。
て、前記杭は柔軟性に富んでいることを特徴とする。
大きくなる。
て、前記突起は断面四角形または断面三角形の長尺体を
格子状に設けたことを特徴とする。
抗用の突起は、建物のいかなる方向からの水平荷重にも
抵抗する。
ずれかにおいて、前記突起は長方体、三角錐、四角錐、
円錐、円柱のうちのいずれか一つ以上を適宜間隔ごとに
突設したことを特徴とする。
起の形状および配置を建物の大きさや形状、地盤の性状
に応じて変えることができる。
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は第
1の実施の形態の基礎構造の断面図、図2は図1のA−
A線断面図である。
すなわち地盤3上に構築された建物4の基礎構造2を示
し、べた基礎のマットスラブ5が支持地盤6に打設した
杭1で支持され、前記マットスラブ5の下面に水平抵抗
用の突起(以下突起という)7が突設されている。
対応できる変形能力の大きな鋼製杭を使用している。一
方、突起7は断面四角形の長尺体が格子状に配置されて
地盤3に食い込んでいる。
1に作用する曲げモーメントおよびせん断力を小さくす
ることにより、杭1の径を鉛直荷重だけ支持する大きさ
に縮小できる。すなわち、杭1が垂直荷重を負担するよ
うになるとともに、突起7が水平荷重を負担するように
なる。
図3に示すような形状にすることもできる。このうち
(1)は断面三角形の長尺体を格子状にした突起7であ
り、地盤への食い込みが良好になる。また(2)は断面
長方形の長尺体を格子状にした突起7であり、水平荷重
に効果的に抵抗する。また(3)は四角錐の突起7であ
り、あらゆる方向からの水平荷重に対応することができ
る。また(4)および(5)は三角錐と円錐の突起7で
あり、いずれも地盤に食い込みやすく、かつあらゆる方
向からの水平荷重に対応することができる。さらに
(6)は円柱の突起7であり、前記と同様にあらゆる方
向からの水平荷重に対応することができる。これらの突
起7はそれぞれ単独で設ける他、組み合わせて設けるこ
ともでき、適宜に組み合わせることにより水平荷重に効
果的に抵抗する。なお、突起7の形状は上記のものに限
らず、例えば台形、その他の多角形、あるいは逆三角
形、逆三角錐、逆四角錐、逆円錐などとすることもでき
る。また、突起7の長さは、支持地盤16に達しない範
囲で必要に応じて設定される。
構造、すなわち前記と同様に杭で支持された地盤3上に
構築された建物4の基礎構造8を示したものである。こ
の基礎構造8はフーチング9と基礎梁10とからなり、
該基礎梁10に適宜数設けた突起7に水平荷重を負担さ
せて杭1の負担を小さくしている。
(6)のいずれかを単独または組み合わせて設けること
もできる。これにより上記と同様の効果を達成すること
ができる。
わち比較的良好な地盤(水平荷重によって表層が液状化
しない地盤)11に設けた直接基礎の建物12の基礎構
造13、14である。このうち(1)は、マットスラブ
5の下面に、第1の実施の形態と同じ突起7を設けた基
礎構造13であり、前記突起7が水平荷重に抵抗して地
震エネルギーを消散させる。また(2)は、フーチング
9の下面に、図3における(3)〜(6)のいずれかの
突起7を単独または組み合わせて設けた基礎構造14で
あり、前記と同じ効果を達成することができる。
ーを消散させることにより、良好な地盤上に構築された
建物に作用する水平荷重が小さくなる。
を消散させることにより、杭に作用する曲げモーメント
およびせん断力が小さくなる。
ため、水平荷重に効果的に抵抗して地震エネルギーの消
散を大きくする。またフーチングの場合であっても、突
起が水平荷重に抵抗して地震エネルギーを消散させる。
地震エネルギーを消散させる。
水平荷重にも抵抗する。
状、地盤の性状に応じたものに変えることができる。
に、突起が水平荷重を負担するようになる。
る。
構造の断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 基礎スラブの下面に水平抵抗用の突起を
設けたことを特徴とする基礎構造。 - 【請求項2】 前記基礎スラブはフーチングまたはマッ
トスラブであることを特徴とする請求項1に記載の基礎
構造。 - 【請求項3】 前記フーチングの間に設けた基礎梁の下
面に水平抵抗用の突起を設けたことを特徴とする請求項
2に記載の基礎構造。 - 【請求項4】 前記フーチングまたはマットスラブは杭
で支持されたことを特徴とする請求項2または3に記載
の基礎構造。 - 【請求項5】 前記杭は柔軟性に富んでいることを特徴
とする請求項4に記載の基礎構造。 - 【請求項6】 前記突起は断面四角形または断面三角形
の長尺体を格子状に設けたことを特徴とする請求項1に
記載の基礎構造。 - 【請求項7】 前記突起は長方体、三角錐、四角錐、円
錐、円柱のうちのいずれか一つ以上を適宜間隔ごとに突
設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
の基礎構造。
Priority Applications (1)
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JP11512099A JP3636923B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 基礎構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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-
1999
- 1999-04-22 JP JP11512099A patent/JP3636923B2/ja not_active Expired - Fee Related
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