JP4722540B2 - 杭基礎構造 - Google Patents

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この発明は、所謂杭からの曲げ戻しによる曲げモーメントを低減し、基礎梁又は基礎スラブの負担を低減する杭基礎構造の技術分野に属する。
従来、一般の杭基礎構造は、図11に示すように、地震時に発生する構造物の水平慣性力(以下、水平荷重と云う。)hを杭2が負担して耐える構成とされている。このとき、杭2からの曲げ戻しによる曲げモーメントmが発生するが、同曲げモーメントmは基礎梁3(又は基礎スラブ)が負担して耐える構成とされている。
そこで、杭2からの曲げ戻しによる曲げモーメントmを低減し、基礎梁3(又は基礎スラブ)の負担を低減することで、同基礎梁3(又は基礎スラブ)の断面を小さくしたり、鉄筋の数を少なくできる杭基礎構造が開発され、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1の杭基礎構造は、杭を避けるように(図1では杭と杭との間)、基礎梁又は基礎スラブの下面に水平抵抗用の突起を設けている。水平抵抗用の突起が地震時の水平荷重を負担し、杭が負担する水平荷重を低減することで、杭からの曲げ戻しによる曲げモーメントを低減し、基礎梁又は基礎スラブの負担を低減している。
特開2000−303482号公報
上記特許文献1の杭基礎構造は、単に水平抵抗用の突起が地震時の水平荷重を負担するだけで、積極的に杭からの曲げ戻しによる曲げモーメントを低減する機能は有していない。そのため杭からの曲げ戻しによる曲げモーメントの低減効果が少ない。
本発明の目的は、杭頭部を囲むように、下面が上方に向かって拡大しつつ傾斜する斜め部材を構築し、同斜め部材に地震時の水平荷重を負担させ、杭が負担する水平荷重を低減して、同杭からの曲げ戻しによる曲げモーメントを低減し、更に斜め部材に回転力を作用させて、杭からの曲げ戻しによる曲げモーメントと反対方向の曲げモーメントを発生させ、曲げモーメントを相互に相殺することで、基礎梁又基礎スラブの負担を飛躍的に低減できる杭基礎構造を提供することである。
上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る杭基礎構造は、
基礎梁又は基礎スラブの下面部に直接接合され、上部構造物の長期荷重を支持する杭頭部を囲むように、外周面が上方に向かって拡大しつつ傾斜する斜め部材が前記杭頭部の周辺の地盤を逆円錐形状に掘削して当該掘削部分にコンクリートを打設することによって構築されており、同斜め部材の上面は基礎梁又は基礎スラブと接合されていること、
斜め部材の内周面は杭頭部の外周面と縁が切られていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明に係る杭基礎構造は、
基礎梁又は基礎スラブの下面部に直接接合され、上部構造物の長期荷重を支持する杭頭部を囲むように、外周面が上方に向かって拡大しつつ傾斜する斜め部材が前記杭頭部の周辺の地盤を逆円錐形状に掘削して当該掘削部分にコンクリートを打設することによって構築されており、同斜め部材の上面は基礎梁又は基礎スラブの下面と縁が切られて当接されていること、
斜め部材の内周面は杭頭部と接合されていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明に係る杭基礎構造は、
基礎梁又は基礎スラブの下面部に直接接合され、上部構造物の長期荷重を支持する杭頭部を囲むように、外周面が上方に向かって拡大しつつ傾斜する斜め部材が前記杭頭部の周辺の地盤を逆円錐形状に掘削して当該掘削部分にコンクリートを打設することによって構築されており、同斜め部材の上面は基礎梁又は基礎スラブの下面と縁が切られて当接されていること、
斜め部材の内周面は杭頭部の外周面と縁が切られていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1又は3に記載した杭基礎構造において、
前記斜め部材の内周面と杭頭部の外周面との間に、斜め部材と杭頭部とを二重管構造とする隙間が形成されていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか一に記載した杭基礎構造において、
前記斜め部材の外周面の傾斜角度、半径は、地盤から受ける反力の水平成分が地震時の水平荷重と反対方向に発生し、且つ地盤から受ける反力の鉛直成分による曲げモーメントが、杭からの曲げ戻しによる曲げモーメントと反対方向に発生するように設定されていることを特徴とする。
本発明に係る杭基礎構造は、地震による水平荷重が斜め部材に伝達されると、同斜め部材が地盤に押し込まれ、その反作用として、地盤から受ける反力が斜め部材に作用し、同反力の水平成分が水平荷重と反対方向に作用する。すなわち、斜め部材は水平荷重の一部を負担することになり、その分、杭が負担する水平荷重を低減でき、同杭からの曲げ戻しによる曲げモーメントを低減できる。
一方、地盤から受ける反力の鉛直成分によって斜め部材に回転力が作用し、杭からの曲げ戻しによる曲げモーメントとは反対方向の曲げモーメントが発生し、曲げモーメントを相互に相殺できる。
よって、基礎梁又は基礎スラブは殆ど曲げモーメントを負担することがなく、基礎梁又は基礎スラブの負担を飛躍的に低減できる。
基礎梁又は基礎スラブの下面部に、杭頭部を囲むように、外周面が上方に向かって拡大しつつ傾斜する斜め部材が構築される。斜め部材の上面は基礎梁又は基礎スラブと接合される。斜め部材の内周面は杭頭部の外周面と縁が切られる。
請求項1及び請求項4、5に記載した発明に係る杭基礎構造の実施例を、図1〜図4に基づいて説明する。
本発明の杭基礎構造1は、通例の杭基礎構造と略同様に、杭2の頭部2a(以下、杭頭部2aと云う場合がある。)が基礎梁3(但し、基礎スラブである場合を含む。)に直接接合され、上部構造物の長期荷重を支持する構成とされている。そして、基礎梁3の下面部に、杭頭部2aを囲むように、外周面4aが上方に向かって拡大しつつ傾斜する逆円錐形状の斜め部材4が前記杭頭部2aの周辺の地盤5を逆円錐形状に掘削して当該掘削部分にコンクリートを打設することによって構築され、同斜め部材4の上面4bは基礎梁3と接合されている(図1及び図2を参照)。
斜め部材4は鉄筋コンクリート造の剛強な構成とされている。前記斜め部材4の外周面4aの傾斜角度θ、半径Rは、上部構造物に例えば右方向へ水平荷重Hが作用し、杭2より右側半分の斜め部材4(図2の斜線部分)が地盤5を押し込んだ際に、その反作用として、地盤5から受ける反力Tの水平成分Tが前記水平荷重Hと反対方向に例えば略1/2の大きさとなり、且つ反力Tの鉛直成分Tによる曲げモーメントM’が、前記杭2からの曲げ戻しによる曲げモーメントMと反対方向に例えば略等しい大きさで発生するように設定されている(図3及び図4を参照、請求項5記載の発明)。
したがって、地震による水平荷重Hが斜め部材4に伝達され、同斜め部材4が地盤5に押し込まれた際に、その反作用として、地盤5から受ける反力Tが斜め部材4に作用し、同反力Tの水平成分Tが水平荷重Hと反対方向に略1/2の大きさで作用する。すなわち、斜め部材4は水平荷重Hの略1/2を負担することになり、その分、杭2が負担する水平荷重(水平荷重Hの略1/2の大きさ)は低減され、同杭2からの曲げ戻しによる曲げモーメントを低減できる。
一方、反力Tの鉛直成分Tによって斜め部材4に回転力が作用して、杭2からの曲げ戻しによる曲げモーメントMと反対方向に略等しい大きさの曲げモーメントM’が発生し、曲げモーメントMとM’は相殺される。
よって、基礎梁3は殆ど曲げモーメントを負担することがなく、基礎梁3の負担を飛躍的に低減できる。
上記斜め部材4の内周面4cは杭頭部2aの外周面2bと縁が切られており、相互間に斜め部材4と杭頭部2aとを所謂二重管構造とする隙間Sが形成されている(図1を参照、請求項記載の発明)。そのため、杭頭部2aは斜め部材4と重なっている部分だけ剛性が下がり、斜め部材4に水平荷重の負担を集中させることができ、杭2が負担する水平荷重を低減して、杭2からの曲げ戻しによる曲げモーメントを更に低減できる。よって、前記曲げモーメントと相殺させるべく、発生させる反対方向の曲げモーメントが小さくて済み、斜め部材4を小型化することができる。
上記構成の杭基礎構造1は、先ず地盤5に杭2を打設し、その杭頭部2aの周辺の地盤5を逆円錐形状に掘削し、当該掘削部分に鉄筋(図示を省略)を配筋すると共に、露出した杭頭部2aの外周に厚さSの縁切り材(図示を省略)を配置してコンクリートを打設し、杭頭部2aの周辺に斜め部材4を構築する。このとき、後で斜め部材4を基礎梁3と一体化できるように、斜め部材4の上面からつなぎ鉄筋を突出させておく。その後、斜め部材4及び地盤5の上面に基礎梁3を構築し、同基礎梁3と斜め部材4とを一体化する。
なお、上記実施例の斜め部材4の外周面4aの傾斜角度θ、半径Rは、地盤5から受ける反力Tの水平成分Tが地震時の水平荷重Hと反対方向に例えば略1/2の大きさとなり、且つ地盤5から受ける反力Tの鉛直成分Tによる曲げモーメントM’が、杭2からの曲げ戻しによる曲げモーメントMと反対方向に例えば略等しい大きさで発生するように設定されているが、この限りでなく、要するに基礎梁3の負担を低減できるように設定されていれば良い。
図5に示す杭基礎構造6は、杭頭部2aと斜め部材4とが一体的に構築され、同斜め部材4の上面4bが基礎梁3の下面3aと縁が切られて当接されている(請求項2記載の発明)。
この場合、上部構造物の重量によって、斜め部材4の上面4bが基礎梁3の下面3aと圧接されるので、上記実施例1と同様の力学特性となり、やはり基礎梁3は殆ど曲げモーメントを負担することがなく、基礎梁3の負担を飛躍的に低減できる。
上記構成の杭基礎構造6は、地盤5において斜め部材4が構築される部分を予め逆円錐形状に掘削して、当該掘削部分の中央部に杭2を打設し、杭頭部2aと斜め部材4とを一体的に構築する。その後、斜め部材4の上面4bに剥離シート等の縁切り材(図示を省略)を敷き、基礎梁3を構築する。
なお、杭2を打設した後に、杭頭部2aの外周面2bにスタッド(図示を省略)を設け、その後、杭頭部2aの周辺の掘削部分にコンクリートを打設して斜め部材4を構築し、杭頭部2aと斜め部材4とを接合しても良い。
図6に示す杭基礎構造7は、斜め部材4が基礎梁3及び杭頭部2aと接合されておらず、独立の構造体として構築されている(請求項3記載の発明)。なお、斜め部材4の上面4bは基礎梁3の下面3aと当接されており、杭基礎構造7の力学特性については実施例1、2と同様である。そのため、やはり基礎梁3は殆ど曲げモーメントを負担することがなく、基礎梁3の負担を飛躍的に低減できる。
上記構成の杭基礎構造7は、先ず地盤5に杭2を打設し、杭頭部2aの周辺の地盤5を逆円錐形状に掘削し、露出した杭頭部2aの外周に縁切り材(図示を省略)を配置してコンクリートを打設し、杭頭部2aの周辺に斜め部材4を構築する。その後、斜め部材4の上面4bに剥離シート等の縁切り材(図示を省略)を敷き、基礎梁3を構築する。
[参考例]
図7に示す杭基礎構造8は参考例であり、斜め部材4が基礎梁3及び杭頭部2aと一体的に構築されている
上記構成の杭基礎構造8は、地盤5において斜め部材4が構築される部分を予め逆円錐形状に掘削して、当該掘削部分の中央部に杭2を打設し、杭頭部2aと斜め部材4とを一体的に構築する。その後、基礎梁3を構築し、杭頭部2aと基礎梁3と斜め部材4とを一体化する。
[参考例]
図8と図9に示す杭基礎構造9は参考例であり、杭頭部2aを放射状に囲むように、下方に向かって拡がる傾斜で4本(但し、本数はこの限りでない。)の斜杭10…が地盤5に打設されており、各斜杭10の頭部10aは基礎梁3(但し、基礎スラブである場合を含む。)と接合されている。
前記斜杭10の傾斜角度θ2、杭径R2、長さLは、上部構造物に例えば右方向へ水平荷重Hが作用し、杭2より右側半分の斜杭10が地盤5を押し込んだ際に、その反作用として地盤5から受ける反力Uの水平成分U1が前記水平荷重Hと反対方向に例えば略1/2の大きさとなり、且つ地盤5から受ける反力Uの鉛直成分U2による曲げモーメントM’が、杭2からの曲げ戻しによる曲げモーメントMと反対方向に例えば略等しい大きさで発生するように設定されている(図10を参照)
したがって、地震による水平荷重Hが基礎梁3から斜杭10に伝達され、同斜杭10が地盤5に押し込まれた際に、その反作用として、地盤5からの反力Uが斜杭10に作用し、同反力Uの水平成分Uが水平荷重Hと反対方向に略1/2の大きさで作用する。すなわち、斜杭10が反力Uの水平成分Uの略1/2を負担することになり、その分、杭2が負担する水平荷重(水平荷重Hの略1/2の大きさ)は低減され、同杭2からの曲げ戻しによる曲げモーメントを低減できる。
一方、反力Uの鉛直成分Uによって斜杭10に回転力が作用して、杭2からの曲げ戻しによる曲げモーメントMと反対方向に曲げモーメントM’が発生し、曲げモーメントMとM’は相殺される。
よって、基礎梁3は殆ど曲げモーメントを負担することがなく、基礎梁3の負担を飛躍的に低減できる。
なお、本参考例の斜杭10の傾斜角度θ2、杭径R2、長さLは、地盤5から受ける反力Uの水平成分U1が地震時の水平荷重Hと反対方向に例えば略1/2の大きさとなり、且つ地盤5から受ける反力Uの鉛直成分U2による曲げモーメントM’が、杭2からの曲げ戻しによる曲げモーメントMと反対方向に例えば略等しい大きさで発生するように設定されているが、この限りでなく、要するに、基礎梁3の負担を低減できるように設定されていれば良い
以上に本発明の実施例を説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施し得る。
実施例1の杭基礎構造を示した縦断面図である。 杭と斜め部材の水平断面図である。 本発明に係る杭基礎構造の地震時の力学特性を示した図である。 基礎梁と斜め部材の地震時の力学特性を示した図である。 実施例2の杭基礎構造を示した縦断面図である。 実施例3の杭基礎構造を示した縦断面図である。 参考例の杭基礎構造を示した縦断面図である。 参考例の杭基礎構造を示した縦断面図である。 参考例に係る杭と斜杭の水平断面図である。 参考例に係る基礎梁と斜杭の地震時の力学特性を示した図である。 従来の杭基礎構造の地震時の力学特性を示した図である。
符号の説明
1 杭基礎構造
2 杭
2a 杭頭部
2b 外周面
3 基礎梁
4 斜め部材
4a 外周面
4b 上面
4c 内周面
6 杭基礎構造
7 杭基礎構造
8 杭基礎構造
9 杭基礎構造
10 斜杭
S 斜め部材の内周面と杭頭部の外周面との間の隙間
θ 斜め部材の傾斜角度
θ 斜杭の傾斜角度
斜め部材の半径
斜杭の杭径
L 斜杭の長さ

Claims (5)

  1. 基礎梁又は基礎スラブの下面部に直接接合され、上部構造物の長期荷重を支持する杭頭部を囲むように、外周面が上方に向かって拡大しつつ傾斜する斜め部材が前記杭頭部の周辺の地盤を逆円錐形状に掘削して当該掘削部分にコンクリートを打設することによって構築されており、同斜め部材の上面は基礎梁又は基礎スラブと接合されていること、
    斜め部材の内周面は杭頭部の外周面と縁が切られていることを特徴とする、杭基礎構造。
  2. 基礎梁又は基礎スラブの下面部に直接接合され、上部構造物の長期荷重を支持する杭頭部を囲むように、外周面が上方に向かって拡大しつつ傾斜する斜め部材が前記杭頭部の周辺の地盤を逆円錐形状に掘削して当該掘削部分にコンクリートを打設することによって構築されており、同斜め部材の上面は基礎梁又は基礎スラブの下面と縁が切られて当接されていること、
    斜め部材の内周面は杭頭部と接合されていることを特徴とする、杭基礎構造。
  3. 基礎梁又は基礎スラブの下面部に直接接合され、上部構造物の長期荷重を支持する杭頭部を囲むように、外周面が上方に向かって拡大しつつ傾斜する斜め部材が前記杭頭部の周辺の地盤を逆円錐形状に掘削して当該掘削部分にコンクリートを打設することによって構築されており、同斜め部材の上面は基礎梁又は基礎スラブの下面と縁が切られて当接されていること、
    斜め部材の内周面は杭頭部の外周面と縁が切られていることを特徴とする、杭基礎構造。
  4. 前記斜め部材の内周面と杭頭部の外周面との間に、斜め部材と杭頭部とを二重管構造とする隙間が形成されていることを特徴とする、請求項1又は3に記載した杭基礎構造。
  5. 前記斜め部材の外周面の傾斜角度、半径は、地盤から受ける反力の水平成分が地震時の水平荷重と反対方向に発生し、且つ地盤から受ける反力の鉛直成分による曲げモーメントが、杭からの曲げ戻しによる曲げモーメントと反対方向に発生するように設定されていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一に記載した杭基礎構造。
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