JP2000301591A - スクリーンチェンジャー - Google Patents
スクリーンチェンジャーInfo
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Abstract
イドバー間の樹脂を輪状水冷ジャケットで冷却して固化
することにより、樹脂漏れをなくすようにしていたが、
固化の状態が安定せず、樹脂漏れを完全に止めることは
不可能であった。 【解決手段】 本発明によるスクリーンチェンジャー
は、スライドバー(15)の外周に対応して前記チェンジャ
ー本体(9)に設けられた又はスライドバー(15)の外周位
置に設けられた輪状ジャケット(40)を有し、この輪状ジ
ャケット(40)内の内圧を上昇させて輪状ジャケット(40)
の内側(40a)又は外側(40b)を突出させて隙間(D)のシー
ルを行うことにより、樹脂漏れを防止する構成である。
Description
ジャーに関し、特に、チェンジャー本体又はスライドバ
ーに設けた輪状ジャケットの内圧を上昇させて輪状ジャ
ケットの内側もしくは外側を変形させて突出させ、スラ
イドバーの外周とチェンジャー本体の孔の内壁との間の
隙間をなくし、樹脂漏れを防止するための新規な改良に
関する。
ンチェンジャーとしては、図4から図8で示される構成
が採用されていた。すなわち、図6において符号1で示
されるものは押出機であり、この押出機1のシリンダ2
内には、モータ3と減速機4を介して回転自在に構成さ
れたスクリュ5が設けられている。このシリンダ2に
は、その先端に位置するダイス7の手前位置にスクリー
ンチェンジャー6が設けられ、このダイス7の先端側に
は造粒装置8が設けられている。
ャー本体9には、流路10,11の途中に第1、第2孔
12,13が形成され、この各孔12,13内には図8
で示されるようにメッシュ状のスクリーンブレーカ14
を有する円筒状のスライドバー15が着脱自在に設けら
れている。また、前記チェンジャー本体9には、図4及
び図5で示されるように、輪状水冷ジャケット20が前
記スライドバー14の外周に対応して設けられている。
ダ2のホッパー2Aから原料2Bを供給すると、この原
料2Bはシリンダ2内で溶融・混練されて搬送され、ス
クリーンチェンジャー6及びダイス7を経てストランド
化して造粒装置8でペレット化される。このスクリーン
チェンジャー6においては、溶融樹脂は、チェンジャー
本体9の入側9Aから流路10,11、スライドバー1
5のスクリーンブレーカ14を経て出側9Bに押し出さ
れる。前述の場合、押出機1及び造粒装置8を連続して
運転するために、1対のスライドバー15を交互に使用
し、一方を使用している際には他方は除去してスクリー
ンブレーカ14の清掃ができるように構成されている。
また、この押出機1の動作中においては、孔12,13
とスライドバー15との間の隙間Dから溶融樹脂が漏れ
るのを防止するため、前記輪状水冷ジャケット20に冷
水を供給して図5のように溶融樹脂30を固化させるよ
うにしていた。
ンジャーは、以上のように構成されていたため、次のよ
うな課題が存在していた。すなわち、スクリーンバーと
孔の内壁との間の隙間D内に侵入する溶融樹脂が完全に
固まり切れずに外部に漏れ出ることがあり、完全に漏れ
を防止することは困難であった。また、輪状水冷ジャケ
ット内の冷却水を維持するための冷却系装置が必要であ
り、長期間にわたりランニングコストが増大することに
なっていた。
めになされたもので、特に、チェンジャー本体又はスラ
イドバーに設けた輪状ジャケットの内圧を上昇させて輪
状ジャケットの内側もしくは外側を変形させて突出さ
せ、スライドバーの外周とチェンジャー本体の孔の内壁
との間の隙間をなくし、樹脂漏れを防止するようにした
スクリーンチェンジャーを提供することを目的とする。
チェンジャーは、シリンダのダイスの手前位置に設けら
れたチェンジャー本体と、前記チェンジャー本体の第
1、第2流路に設けられた第1、第2孔と、前記各孔に
着脱自在に設けられスクリーンブレーカを有するスライ
ドバーとを有し、前記各流路を流れる溶融樹脂を前記ス
クリーンブレーカで濾過するようにしたスクリーンチェ
ンジャーにおいて、前記各スライドバーの外周に対応し
て前記各チェンジャー本体に設けられた輪状ジャケット
を有し、この輪状ジャケット内の内圧を上昇させて前記
輪状ジャケットの内側を内方へ突出させ、前記内側をス
ライドバーの外周に接合させるようにした構成であり、
また、シリンダのダイスの手前位置に設けられたチェン
ジャー本体と、前記チェンジャー本体の第1、第2流路
に設けられた第1、第2孔と、前記各孔に着脱自在に設
けられスクリーンブレーカを有するスライドバーとを有
し、前記各流路を流れる溶融樹脂を前記スクリーンブレ
ーカで濾過するようにしたスクリーンチェンジャーにお
いて、前記各孔の内壁に対応して前記各スライドバーの
外周に設けられた輪状ジャケットを有し、この輪状ジャ
ケット内の内圧を上昇させて前記輪状ジャケットの外側
を外方へ突出させ、前記外側を前記孔の内壁に接合させ
るようした構成である。
クリーンチェンジャーの好適な実施の形態について説明
する。なお、従来例と同一又は同等部分については同一
符号を用いて説明する。また、本発明によるスクリーン
チェンジャーは、従来例で前述した図6〜図8の押出機
の構成と同じ構造で用いるため、本発明においても援用
するものとする。図1において符号6で示されるものは
スクリーンチェンジャーであり、このスクリーンチェン
ジャー6のチェンジャー本体9に形成された1対(図1
では1個のみ示す)の孔12(13)には筒状のスライ
ドバー15が着脱自在に設けられている。
ドバー15の外周に対応する前記孔12の内側に、圧力
流体50を供給することができる輪状ジャケット40が
設けられており、この輪状ジャケット40内には高圧油
又はエアよりなる圧力流体50が供給されるように構成
されている。
1において溶融樹脂を混練溶融している時に、輪状ジャ
ケット40内に所定圧力の圧力流体50を供給すると、
この圧力流体50の圧力によって輪状ジャケット40の
内側40aが内方に輪状に突出し、隙間Dが図3の
(B)で示されるように、内側40aがスライドバー1
5の外周15aに接合し、この隙間Dからの溶融樹脂3
0の漏れを防止することができる。なお、この輪状ジャ
ケット40の材質はS45cよりなり、隙間を0.07
5mm、内側40aの板厚が1mmとし、内側40aの
肉厚を外側40bよりも薄くして内側40aが突出変形
しやすいように構成されている。前述の場合、輪状ジャ
ケット40の内圧を5000kpaで約0.075mm
内側40aが突出するため、隙間Dを塞ぐ(シールす
る)ことができ、10000kpaで約0.15mm変
形する。従って、5000kpa以上の力を加えれば流
路10,11すなわち隙間Dを閉鎖することができる。
また、この内側40aの厚さを変えることによって、変
形に要する圧力は任意に変更することができる。なお、
溶融樹脂30のMI(メルトインデックス)と圧力との
関係は、図9に示される通りであり、黒線の上側が樹脂
漏れ発生、下側が樹脂漏れなしの各領域である。なお、
この内圧を零とすることにより輪状ジャケット40は元
の状態に戻り、孔12,13に対するスライドバー15
の交換を容易に行うことができる。
示されるように、前記輪状ジャケット40をスライドバ
ー15の外周位置に設け、この輪状ジャケット40内の
内圧を高めた場合に、この輪状ジャケット40の外側4
0bが外方に突出し、隙間Dが閉鎖されて樹脂漏れを防
止することができる。なお、輪状ジャケット40の形状
は一例を示したもので、若干変更しても同一の作用効果
を得ることができる。
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、チェンジャー本体の孔
の外周又はスクリーンバーの外周に輪状ジャケットを設
け、この輪状ジャケット内に内圧を加えることにより、
輪状ジャケットの内側又は外側を突出させて孔とスライ
ドバー間の隙間をなくして溶融樹脂の漏れを防止するこ
とができ、常に確実なシール作用を得ることができる。
また、この内圧を停止することにより、輪状ジャケット
は元の形状に戻り、スライドバーの交換も容易に行うこ
とができる。
部の断面図である。
部の断面図である。
図である。
面図である。
を示す構成図である。
を示す特性図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ(2)のダイス(7)の手前位置に設
けられたチェンジャー本体(9)と、前記チェンジャー本
体(9)の第1、第2流路(10,11)に設けられた第1、第2
孔(12,13)と、前記各孔(12,13)に着脱自在に設けられス
クリーンブレーカ(14)を有するスライドバー(15)とを有
し、前記各流路(10,11)を流れる溶融樹脂(30)を前記ス
クリーンブレーカ(14)で濾過するようにしたスクリーン
チェンジャーにおいて、前記各スライドバー(15)の外周
に対応して前記各チェンジャー本体(9)に設けられた輪
状ジャケット(40)を有し、この輪状ジャケット(40)内の
内圧を上昇させて前記輪状ジャケット(40)の内側(40a)
を内方へ突出させ、前記内側をスライドバー(15)の外周
(15a)に接合させるように構成したことを特徴とするス
クリーンチェンジャー。 - 【請求項2】 シリンダ(2)のダイス(7)の手前位置に設
けられたチェンジャー本体(9)と、前記チェンジャー本
体(9)の第1、第2流路(10,11)に設けられた第1、第2
孔(12,13)と、前記各孔(12,13)に着脱自在に設けられス
クリーンブレーカ(14)を有するスライドバー(15)とを有
し、前記各流路(10,11)を流れる溶融樹脂(30)を前記ス
クリーンブレーカ(14)で濾過するようにしたスクリーン
チェンジャーにおいて、前記各孔(12,13)の内壁に対応
して前記各スライドバー(15)の外周(15a)に設けられた
輪状ジャケット(40)を有し、この輪状ジャケット(40)内
の内圧を上昇させて前記輪状ジャケット(40)の外側(40
b)を外方へ突出させ、前記外側(40b)を前記孔(12,13)の
内壁に接合させるように構成したことを特徴とするスク
リーンチェンジャー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11474099A JP3685366B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | スクリーンチェンジャー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11474099A JP3685366B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | スクリーンチェンジャー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000301591A true JP2000301591A (ja) | 2000-10-31 |
JP3685366B2 JP3685366B2 (ja) | 2005-08-17 |
Family
ID=14645473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11474099A Expired - Fee Related JP3685366B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | スクリーンチェンジャー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3685366B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57109634A (en) * | 1980-11-15 | 1982-07-08 | Berstorff Gmbh Masch Hermann | Exchanging device for screen or die for screw extruding machine |
JPS5927698B2 (ja) * | 1977-11-28 | 1984-07-07 | 株式会社日本製鋼所 | プラスチツク押出機における自動「ろ」網交換装置 |
JPH08281774A (ja) * | 1995-04-19 | 1996-10-29 | Japan Steel Works Ltd:The | スクリーンチェンジャの瀘過方法及びスクリーンチェンジャ |
JPH1095041A (ja) * | 1997-10-29 | 1998-04-14 | Kobe Steel Ltd | 樹脂成形機におけるスクリーン交換装置 |
-
1999
- 1999-04-22 JP JP11474099A patent/JP3685366B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3685366B2 (ja) | 2005-08-17 |
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