JPH07299310A - 可塑性材料濾過装置 - Google Patents

可塑性材料濾過装置

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JPH07299310A
JPH07299310A JP6094361A JP9436194A JPH07299310A JP H07299310 A JPH07299310 A JP H07299310A JP 6094361 A JP6094361 A JP 6094361A JP 9436194 A JP9436194 A JP 9436194A JP H07299310 A JPH07299310 A JP H07299310A
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Yasuhiko Ishida
康彦 石田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は可塑性材料濾過装置に関し、特に、
装置全体を大きくすることなく濾過面積を大きくするこ
とを目的とする。 【構成】 本発明による可塑性材料濾過装置は、貫通流
路(11)及び貫通孔(12)を有するハウジング(10)と、この
貫通孔(12)内に設けられ濾過部(50)を有するスライドバ
ー(20,20')とを備え、前記濾過部(50)はその濾過面がス
ライドバー(20,20')の軸方向に沿って筒形状に形成され
た構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可塑性材料濾過装置に
関し、特に、装置全体を大きくすることなく濾過面積を
大きくするための新規な改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、押出機から押出される溶融樹脂等
を濾過する可塑性材料濾過装置において、一般に、濾過
面は濾過装置の貫通流路方向に形成されている。すなわ
ち、図示していないが、貫通流路及びこの貫通流路と交
差する貫通孔を形成されたハウジングと、濾過部を形成
されて貫通孔に液密かつ往復動可能に挿入された棒状の
スライドバーとにより、可塑化された材料が貫通流路の
流入側流路からスライドバーの濾過部を通過して貫通流
路の流出側流路へ流動するように構成される可塑性材料
の濾過装置において、濾過部は、スライドバーの軸直角
方向に貫通して形成された流路内にこの流路を横断する
ように濾過面が形成されている。この平面的な濾過面で
は、円形あるいは矩形の濾過面がスライドバーの流路内
に1面あるいは流路を工夫することにより2面設けられ
ている。また、底のある細い筒形状のスクリーンパック
カートリッジがスライドバーの軸直角方向に貫通して直
線的に形成された流路内の流路方向に複数個設けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の可塑性材料の濾
過装置は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、平面的な濾過面を設
ける場合には、1面の面積がスライドバーの流路の断面
積であり、2面設けられた場合は流路の断面積の2倍と
なるが、それ以上濾過面積を大きくすることはできな
い。また、スクリーンパックカートリッジを設ける場
合、スライドバーがハウジングの貫通孔を往復動するた
めに、スクリーンパックカートリッジはスライドバーの
軸直角断面内に納まることが必要であり、その長さを制
限されることにより濾過面積を大きくすることができな
い。現在、樹脂材料は多様な物性の材料が存在し、粘度
の高い材料については濾過装置を通過する際の所要圧力
(圧力損失)が大きくなるが、この所要圧力を小さくす
るためには、濾過面積を大きくすることが必要となり、
スライドバーを太く従って濾過装置を大型化することが
必要であった。
【0004】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたものであり、濾過装置を大型化することな
く、より大きな濾過面積を形成する可塑性材料濾過装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による可塑性材料
濾過装置は、貫通流路及び該貫通流路と交差する貫通孔
を形成されたハウジングと、濾過部を形成されて前記貫
通孔に軸封状態かつ往復動可能に挿入された柱状のスラ
イドバーと、により、可塑化された材料が前記貫通流路
の流入側流路から前記スライドバーの濾過部を通過して
前記貫通流路の流出側流路へ流動するように構成される
可塑性材料濾過装置において、前記濾過部は、濾過面が
前記スライドバーの軸方向に沿って筒形状に形成されて
いる構成である。
【0006】さらに詳細には、前記濾過部は、前記貫通
流路の流入側流路に連通される前記スライドバーの一部
に、該スライドバーの外周より小さい筒形状のブレーカ
ープレート部が軸方向に形成され、該ブレーカープレー
トの外周を覆って濾網が設けられ、前記ブレーカープレ
ートの内周部に前記貫通流路の流出側流路に連通する流
出流路が形成されている構成である。
【0007】さらに詳細には、前記濾過部は、前記貫通
流路の流入側流路に連通される前記スライドバーの一方
の端面に、先端を閉じた筒形状の複数のスクリーンパッ
クカートリッジが軸方向に設けられ、前記スライドバー
の一方の端面の内部に前記貫通流路の流出側流路に連通
する流出流路が形成され、前記ハウジングの貫通孔のス
クリーンパックカートリッジ側の開口端に盲フランジが
設けられている構成である。
【0008】さらに詳細には、前記ハウジングに複数の
前記貫通孔が形成されると共に、前記貫通流路が分岐し
て前記各貫通孔に交差し各貫通孔にそれぞれ前記スライ
ドバーが挿入されている構成である。
【0009】
【作用】本発明による可塑性材料濾過装置においては、
濾過面がスライドバーの軸方向に筒形状に形成されるこ
とにより、スライドバーの直径を大きくすることなく濾
過面積が大きくなり、濾過部を通過する可塑化された材
料の流速が小さくなり、濾過部を通過させるための所要
圧力が小さくなる、すなわち濾過部前後の圧力降下(圧
力損失)が小さくなる。さらに詳細には、スライドバー
の一部に筒形状のブレーカプレート部を形成し、その外
周に濾網を設けて筒形状の濾過面を形成することによ
り、スライドバーの軸に直角な方向に同一投影面積の平
面形の濾過面に対して数倍、例えば円筒形状の場合はπ
(円周率)倍の大きさの濾過面が得られる。さらに詳細
には、スライドバーの一方の端面に先端を閉じたスライ
ドバー径より小径の筒形状のスクリーンパックカートリ
ッジを軸方向に複数個設けて濾過面を形成することによ
り、スライドバーの軸に直角な方向に同一投影面積の平
面形の濾過面に対して数倍、例えば円筒形状の場合はπ
倍以上の大きさの濾過面が得られる。さらに詳細には、
1個のハウジングに、軸方向に筒形状の濾過面を形成さ
れた複数本のスライドバーを備え、貫通流路が分岐して
各スライドバーの濾過面に連通することにより、濾過面
積がさらに複数倍に大きくなると共に、濾網あるいはス
クリーンパックカートリッジの交換時に、1本のスライ
ドバー毎に順次交換を行うことにより、可塑化された材
料の流動を停止することなく、交換を行うことが可能に
なる。
【0010】
【実施例】以下、図面と共に本発明による可塑性材料濾
過装置の好適な実施例について詳細に説明する。図1
は、本発明による可塑性材料濾過装置の第1実施例の全
体構成を示す部分断面の平面図であり、図2は、図1の
II−II断面図である。図1及び図2において、符号10
で示されるものはハウジングであり、このハウジング1
0には流入側流路11a及び流出側流路11bで構成さ
れる貫通流路11及び貫通流路11と交差する軸直角断
面が円形の貫通孔12が形成されている。前記ハウジン
グ10の貫通孔12には、円柱状のスライドバー20が
軸封状態かつ往復動可能に挿入されている。
【0011】前記スライドバー20の一端には油圧シリ
ンダ30のロッド31の先端が接続固定され、この油圧
シリンダ30のフランジ32と前記ハウジング10の端
部との間に複数本のタイバー33が設けられて油圧シリ
ンダ30とハウジング10との間隔を一定に保持し、油
圧シリンダ30によるスライドバー20のハウジング1
0に対する往復駆動を可能にしている。
【0012】前記スライドバー20の反ロッド31側の
端部近傍位置には、外径がスライドバー20の外径より
も小さい円筒形のブレーカープレート21が設けられ、
このブレーカープレート21の外周全面は円筒状に濾網
22で覆われ、この濾網22の外周もスライドバー20
の外径よりも小さくてスライドバー20の軸直角断面内
に納まり、濾網22の外周全面において前記ハウジング
10の貫通孔12の内周との間に空間23が形成される
ように構成されている。すなわち、前述のブレーカープ
レート21と濾網22とにより濾過部50が構成されて
おり、この濾過部50の濾過面22aはスライドバー2
0の軸方向に沿って円筒形状に形成されている。
【0013】前記ブレーカープレート21の内周には、
前記スライドバー20に円筒状の流出流路24が形成さ
れ、この流出流路24は、ブレーカープレート21のロ
ッド31側の端部の外側においてスライドバー20の外
周面に開口し、前記貫通流路11の流出側流路11bへ
連通可能に形成されている。なお、前記ハウジング10
の貫通流路11の流入側流路11aは、前記スライドバ
ー20に設けられた濾網22の外周に形成された空間2
3へ連通可能に形成されている。すなわち、前記ハウジ
ング10の貫通流路11の流入側流路11aが前記スラ
イドバー20の空間23へ連通すると同時に、スライド
バー20の流出流路24がハウジング10の貫通流路1
1の流出側流路11bに連通し、前記濾網22及び前記
ブレーカープレート21を経由して貫通流路11の流入
側流路11aと流出側流路11bとが連通するように構
成されている。
【0014】このように構成された可塑性材料濾過装置
において、実際に濾過する場合について述べる。押出機
等の可塑化溶融装置(図示せず)により流動状態に溶融
された加圧状態の可塑性材料が前記ハウジング10の貫
通流路11の流入側流路11aへ供給されると、可塑性
材料は流入側流路11aから前記スライドバー20の濾
網22の外周に形成された空間23に流入し、濾網22
の外周全面から濾網22及びブレーカープレート21を
通過して流出流路24に流入し、流出流路24からハウ
ジング10の貫通流路11の流出側流路11bへ流入
し、流出側流路11bから可塑性材料濾過装置の下流に
接続された機器装置(図示せず)へ流出する。
【0015】この間、可塑性材料は濾網22を通過中に
濾網22の網目以上の大きさの異物が濾過される。本実
施例において、この濾網22の外周直径をD1、軸方向
長さをL1とすると、濾過面積はπD11となる。従来
の同一投影面積の矩形平面の濾過面積はD11であり、
濾過面を2面設けた場合は2D11である。また、D1
=L1とし、直径D1の円形平面の濾過面積は1/4×π
1 2であり、2面設けた場合は1/2×πD1 2である。
従って、同一投影面積において、従来に対し、それぞれ
π、π/2,4,2倍の濾過面積が得られる。前記濾網
22は濾過時間の経過と共に異物が堆積し、可塑性材料
が濾網22を通過する際の圧力損失が大きくなると、濾
網22を交換する必要があり、濾網22の交換操作を図
3から図5に示す。
【0016】すなわち、濾過状態(図3)から図1の油
圧シリンダ30を作動させてロッド31を押し出し、ス
ライドバー20の空間23がハウジング10の貫通孔1
2で閉鎖されると共に貫通流路11の流入側11a及び
流出側11bが同時にスライドバー20の外周面により
遮断される状態(図4)を経て、貫通流路11の流入側
11a及び流出側11bをスライドバー20により遮断
される状態を維持しながらスライドバー20の濾網22
部をハウジング10の反油圧シリンダ30側へ押し出す
(図5)。
【0017】前記スライドバー20の濾網22部がハウ
ジング10の外部へ押し出された状態(図5)で、濾網
22が交換され、交換後、前記油圧シリンダ30を前記
と反対方向に作動させてロッド31を引き込みスライド
バー20が中間の状態(図4)を経て濾過状態(図3)
に戻る。この間、前述の中間の状態(図4)を経過する
ことにより、可塑性材料は外部に流出することはない。
なお、前述の実施例ではハウジング10内に1本のスラ
イドバー20が設けられた構成であるため、濾網22の
交換中は可塑性材料の流動が遮断され濾過が中断される
が、図11に示されるように前記ハウジング10に複数
の貫通孔12を形成して各貫通孔12にそれぞれ前記ス
ライドバー20を並列に設け、貫通流路11を複数方向
に分岐して各貫通孔12に連通させることにより、複数
本のスライドバー20の濾網22で同時に濾過を行い、
濾網22の交換を1本のスライドバー20毎に順次行う
ことにより、前述のように中断することなく、連続して
濾過を行うことが可能となる(第3実施例)。
【0018】図6は、本発明による可塑性材料濾過装置
の第2実施例の全体構成を示す部分断面の平面図であ
り、図7は、図6のVII−VII断面図である。図6及び図
7において、第1実施例のスライドバー20の中間部に
設けられたスライドバー20の外径よりもわずかに小径
の円筒形のブレーカープレート21及び濾網22に代え
て、スライドバー20’の反ロッド31側の端面にスラ
イドバー20’の外径の2分の1より小径の円筒形の一
端を閉じたスクリーンパックカートリッジ26、すなわ
ち、円筒部が円筒形のブレーカープレート部とその外周
面を覆って設けられた濾網とで構成され、円筒形の他端
を流出口とするスクリーンパックカートリッジ26が複
数本設けられて濾過部50が構成されている。
【0019】すなわち、スライドバー20’の円形断面
と同一あるいはわずかに小径の円板状の中心に第1孔2
7a及びその周囲に複数の第2孔27bを形成されたコ
ンテナプレート27が、複数の第2孔27bにはそれぞ
れ前記スクリーンパックカートリッジ26の他端が保持
され、第1孔27aに段付トメネジ28が挿入され、段
付トメネジ28により前記スライドバー20’の反ロッ
ド31側端面に固定されている。なお、第2孔27b
は、できるだけ多数本のスクリーンパックカートリッジ
26が配置されるように形成されている。従って、濾過
部50を構成する複数本のスクリーンパックカートリッ
ジ26の円筒形外周面に形成される濾過面26aは、ス
ライドバー20’の軸方向に沿って円筒形状に形成され
ている。前記スライドバー20’の反ロッド31側端部
には、端面において前記コンテナプレート27の第2孔
27b全数を含む開口と、端面近くのスライドバー2
0’の外周面の開口とを連通する流出流路24’が形成
されている。
【0020】前記スライドバー20’の外周面の開口
は、前記ハウジング10の貫通流路11の流入側流路1
1aがスライドバー20’のスクリーンパックカートリ
ッジ26を設けた端面の先方へ連通した状態において、
貫通流路11の流出側流路11bへ連通し、複数本のス
クリーンパックカートリッジ26を経由して貫通流路1
1の流入側流路11aと流出側流路とが連通するように
構成されている。また、前記ハウジング10の貫通孔1
2のスクリーンパックカートリッジ26側開口端10a
には、盲フランジ13が着脱可能に設けられている。
【0021】このように構成された可塑性材料濾過装置
において、実際に濾過する場合について述べる。押出機
等の可塑化溶融装置(図示せず)により流動状態に溶融
された加圧状態の可塑性材料が前記ハウジング10の貫
通流路11の流入側流路11aへ供給されると、可塑性
材料は流入側流路11aから前記スライドバー20’の
スクリーンパックカートリッジ26側端面先方の貫通孔
12内へ流入し、各スクリーンパックカートリッジ26
の外周面からその内部を経て流出流路24’に流入し、
流出流路24’からハウジング10の貫通流路11の流
出側流路11bへ流入し、流出側流路11bからその下
流に接続された造粒装置等の機器装置(図示せず)へ流
出する。この間、可塑性材料はスクリーンパックカート
リッジ26の外周面からその内部へ流入中に外周部の濾
網により濾網の網目以上の大きさの異物が濾過される。
【0022】本実施例において、スクリーンパックカー
トリッジ26の外周直径をD2、軸方向長さをL2、本数
をNとすると、濾過面積はπD22Nとなる。ここでL
2=L1とし、図6に示されるようにD2=1/6×D1
N=18とすると、濾過面積は3πD11となり、第1
実施例と比較して、同じ軸方向長さで濾過面積を数倍
(本実施例の場合は3倍)にすることが可能である。
【0023】前記スクリーンパックカートリッジ26は
濾過時間の経過と共に異物が堆積し、可塑性材料がスク
リーンパックカートリッジ26を通過する際の圧力損失
が大きくなると、スクリーンパックカートリッジ26を
交換する必要があり、その交換操作を図8〜図10に示
す。すなわち、濾過状態(図8)から図1の油圧シリン
ダ30を作動させてロッド31を押し出し、スライドバ
ー20’のスクリーンパックカートリッジ26を設けた
端面が貫通流路11の流入側流路11aを通過して貫通
流路11の流入側流路11a及び流出側流路11bが同
時にスライドバー20’の外周面により遮断される状態
(図9)となり、この状態でハウジング10の貫通孔1
2のスクリーンパックカートリッジ26側開口端に設け
られた盲フランジ13を外し、その後、貫通流路11の
流入側流路11a及び流出側流路11bをスライドバー
20’により遮断される状態を維持しながらスライドバ
ー20’のスクリーンパックカートリッジ26を設けた
端面をハウジング10の反油圧シリンダ30側へ押し出
す(図10)。
【0024】前記スライドバー20’のスクリーンパッ
クカートリッジ26を設けた端面がハウジング10の外
部へ押し出された状態(図10)で、スクリーンパック
カートリッジ26が交換され、その後、油圧シリンダ3
0を前記と反対方向に作動させてロッド31を引き込
み、中間の状態(図9)で盲フランジ13を組み付け、
濾過状態(図8)に戻る。この交換操作において、中間
の状態(図9)において貫通流路11の流入側流路11
a及び流出側流路11bが遮断されるので、盲フランジ
13を外しても貫通流路11からの新たな可塑性材料の
流出はない。なお、スクリーンパックカートリッジ26
の交換は、個々のスクリーンパックカートリッジ26を
コンテナプレート27から外して交換しても良いが、段
付トメネジ28を外してスクリーンパックカートリッジ
が組み付けられたコンテナプレートを一括して交換して
も良い。本実施例においても、スクリーンパックカート
リッジ26の交換中は可塑性材料の濾過が中断されるの
で、前記第1実施例と同様に前記ハウジング10に複数
本のスライドバー20’を並列して設けることにより、
連続して濾過を行うことが可能となる。さらには、前記
両実施例において、スライドバー20、20’の長さを
長くして濾過部を長く(L1,L2を大きく)することに
より、ハウジング10の厚さ及びスライドバー20,2
0’の直径を大きくすることなく、濾過面積を大きくす
ることが可能である。また、前記両実施例においては、
貫通孔12及びそこに挿入されるスライドバー20,2
0’の軸直角断面の形状を円形としたが、これ等の断面
形状は円形に限定されるものではなく、だ円あるいは多
角形等のその他の形状についても同様に適用可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明による可塑性材料濾過装置は、以
上のように構成されているため、次のような効果を得る
ことができる。 (1) 濾過面がスライドバーの軸方向に筒形状に形成さ
れることにより、従来の平面的な濾過面に対し同一の投
影面積に対して数倍の大きさの濾過面積が得られる。 (2) スクリーンパックカートリッジを用いた場合で
も、従来のスライドバーの軸直角方向に設けられる場合
よりも長さを大きくとれるので大きな濾過面積が得られ
る。 (3) ハウジングの厚み及びスライドバーの直径を大き
くすることなく、スライドバーの軸方向に筒形濾過面を
長く設けることにより、濾過面積を大きくすることが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可塑性材料濾過装置の第1実施例
の全体構成を示す平面(一部断面)図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1の操作図である。
【図4】図1の操作図である。
【図5】図1の操作図である。
【図6】本発明による可塑性材料濾過装置の第2実施例
の全体構成を示す平面(一部断面)図である。
【図7】図6のVII−VII断面図である。
【図8】図6の操作図である。
【図9】図6の操作図である。
【図10】図6の操作図である。
【図11】第3実施例を示すスライドバーの軸直角方向
断面図である。
【符号の説明】
10 ハウジング 11 貫通流路 13 盲フランジ 20,20’ スライドバー 22 濾網 24,24’ 流出流路 26 スクリーンパックカートリッジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通流路(11)及び該貫通流路(11)と交差
    する貫通孔(12)を形成されたハウジング(10)と、 濾過部(50)を形成されて前記貫通孔(12)に軸封状態かつ
    往復動可能に挿入された柱状のスライドバー(20,20')
    と、 により、可塑化された材料が前記貫通流路(11)の流入側
    流路(11a)から前記スライドバー(20,20')の濾過部(50)
    を通過して前記貫通流路(11)の流出側流路(11b)へ流動
    するように構成される可塑性材料濾過装置において、 前記濾過部(50)は、濾過面(22a,26a)が前記スライドバ
    ー(20,20')の軸方向に沿って筒形状に形成されているこ
    とを特徴とする可塑性材料濾過装置。
  2. 【請求項2】 前記濾過部(50)は、前記貫通流路(11)の
    流入側流路(11a)に連通される前記スライドバー(20)の
    一部に、該スライドバー(20)の外周より小さい筒形状の
    ブレーカープレート部(21)が軸方向に形成され、該ブレ
    ーカープレート(21)の外周を覆って濾網(22)が設けら
    れ、前記ブレーカープレート(21)の内周部に前記貫通流
    路(11)の流出側流路(11b)に連通する流出流路(24)が形
    成されて構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の可塑性材料濾過装置。
  3. 【請求項3】 前記濾過部(50)は、前記貫通流路(11)の
    流入側流路(11a)に連通される前記スライドバー(20')の
    一方の端面に、先端を閉じた筒形状の複数のスクリーン
    パックカートリッジ(26)が軸方向に設けられ、前記スラ
    イドバー(20')の一方の端面の内部に前記貫通流路(11)
    の流出側流路(11b)に連通する流出流路(24')が形成さ
    れ、前記ハウジング(10)の貫通孔(12)のスクリーンパッ
    クカートリッジ(26)側の開口端(10a)に盲フランジ(13)
    が設けられて構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の可塑性材料濾過装置。
  4. 【請求項4】 前記ハウジング(10)に複数の前記貫通孔
    (12)が形成されると共に、前記貫通流路(11)が分岐して
    前記各貫通孔(12)に交差し、各貫通孔(12)にそれぞれ前
    記スライドバー(20,20')が挿入されていることを特徴と
    する請求項1ないし3の何れかに記載の可塑性材料濾過
    装置。
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