JP2000300967A - 膜分離装置 - Google Patents
膜分離装置Info
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Abstract
を解消する。 【解決手段】 筒軸心線方向を水平にして配置された円
筒状の耐圧容器40内にスパイラル型膜モジュール41
が設置されている。原水Fは耐圧容器40の前端側の原
水流入口42から耐圧容器40内に流入し、スパイラル
型膜モジュール41の原水流路を該膜モジュール41の
軸心線と略平行方向に流れ、この間に膜透過処理が行わ
れる。透過水Pは膜モジュール41の後端面中央から流
出し、耐圧容器40の後面中央の取出口43から取り出
される。濃縮水Cは、膜モジュール41の後端面外周部
から流出し、耐圧容器40の後部上面に設けられた取出
口44から取り出される。取出口43が耐圧容器40の
上面に設けられているので、エアー洗浄後の通水再開時
に残留エアーがすべて排出される。
Description
外濾過装置、逆浸透膜分離装置などの膜分離装置に係
り、特に膜モジュールの洗浄用の気体が耐圧容器内に残
留することを防止するようにした膜分離装置に関する。
横置型の膜分離装置の従来例について図9を参照して説
明する。筒状の耐圧容器60内にスパイラル型膜モジュ
ール61が同軸的に配置されている。各スパイラル型膜
モジュール61は集水管62の外周に分離膜をスパイラ
ル状に巻回したものである。なお、この従来例では耐圧
容器60内に膜モジュール61が複数個配置され、各膜
モジュール61の集水管62同士は継手63により接続
されている。原水は耐圧容器60の流入口64から耐圧
容器内に入り、各膜モジュールの原水流路を耐圧容器の
軸心線と平行に略水平方向に流れ、耐圧容器60の流出
口65から流出する。透過水は集水管62内に流入し、
耐圧容器60の後端側から取り出される。66はブライ
ンシールを示す。
の構造を示す一部分解斜視図である。
メッシュスペーサ3を介して巻回されている。
開口が穿設されている。分離膜2は袋状のものであり、
その内部にはメッシュスペーサ等よりなる流路材4が挿
入されており、この袋状分離膜(袋状膜)2の内部が透
過水流路となっている。この袋状膜2の内部が該スリッ
ト状開口を介して集水管1内に連通している。
6とエンドリング7とが設けられ、その外周にブライン
シール8が周設されている。
士の間の原水流路に流入し、そのまま巻回体5の長手方
向に流れ、巻回体5の後端面から濃縮水として流出す
る。この原水流路を流れる間に水が袋状膜2を透過して
その内部に入り、集水管1内に流入し、該集水管1の後
端側からモジュール外に取り出される。
膜面の汚染、目詰まりによりフラックス(透過水量)が
低下してくる。そのため、必要に応じて膜面を洗浄す
る。
不活性ガス等の気体を膜面に供給し、物理的に膜面の汚
濁物を剥離除去する。気体洗浄としてエアスクラビン
グ、エア逆洗が通常行われる。
水)側に気体を供給し、汚れやすい被処理水側を洗浄す
る。エア逆洗は、透過水側に気体を供給し、膜の透過水
側から濃縮水側に気体を通して膜内に侵入した汚染物を
押し出し、あるいは膜面に付着した汚染物を膜面から剥
離する。この気体洗浄は、フラックス低下、膜間差圧を
目安に実施したり、定期的に実施したりする。また、短
時間毎に、例えば数分〜数十分毎にエアスクラビングを
して膜面の汚染防止を図ることもある。
ールの濃縮水側または透過水側に、または両者に洗浄用
気体を供給できるようになっている。通常は、濃縮水配
管又は透過水配管に気体供給配管が接続され、この気体
供給配管にコンプレッサから空気が供給される。
終わると、エアスクラビングでは濃縮水側が気体相とな
っており、エア逆洗では透過水側も濃縮水側も気体相に
なっている。
と、膜モジュールの濃縮水側あるいは透過水側の気体の
多くは濃縮水又は透過水と共に耐圧容器外に排出される
が、図9のように濃縮水流出口65が耐圧容器60のエ
ンドプレートの比較的下位に配置されていると、該エン
ドプレートと膜モジュール61との間の濃縮水室内の上
部に気体が残留し、膜モジュール61内の上部にも気体
が残留し、その部分では膜透過処理が行われないことに
なってしまう。
における洗浄気体の残留を解消することを目的とする。
原水の導入口、透過水の取出口及び濃縮水の取出口を有
した耐圧容器と、この耐圧容器内に装填された膜モジュ
ールと、該膜モジュールの濃縮水側又は透過水側に該膜
モジュールの洗浄用気体を供給する気体供給手段とを備
えてなり、被処理水が該膜モジュール内を略水平方向に
流通される膜分離装置において、該濃縮水取出口又は透
過水取出口が該膜モジュールの頂部付近又はそれよりも
上位の部分に配置されていることを特徴とするものであ
る。
口又は透過水取出口が膜モジュールの頂部付近又はそれ
よりも上位の部分に配置されているので、耐圧容器内の
気体はそのほぼ全量が該取出口から水と共に流出するよ
うになる。
水平となるように配置された筒状のものであり、膜モジ
ュールは、分離膜を巻回して巻回体とし、該巻回体の一
端面から原水が供給され、濃縮水及び透過水が巻回体の
他端面からそれぞれ取り出されるスパイラル型膜モジュ
ールであり、該耐圧容器の上面部に濃縮水取出口又は透
過水取出口が設けられていることが好ましい。
ュールは、袋状膜の内部に透過水流路材が配置され、袋
状膜同士の間には原水流路材が配置されているスパイラ
ル型膜モジュールにおいて、該袋状膜は第1、第2、第
3及び第4の辺部を有した略方形であり、該第1、第2
及び第3の辺部は封じられ、該第4の辺部は一部が開放
部となり残部が閉鎖部となっており、前記第4の辺部と
直交する第1の辺部をシャフトに当てて袋状膜を巻回し
て巻回体とし、前記第4の辺部を該巻回体の後端面に臨
ませ、該第4の辺部に対向する第2の辺部を該巻回体の
前端面に臨ませ、該袋状膜同士の間の原水流路は、該第
3の辺部の全体が封じられると共に、第4の辺部にあっ
ては前記袋状膜の開放部と重なる箇所が閉鎖部となって
おり、且つ前記袋状膜の閉鎖部と重なる箇所が開放部と
なっていることが好ましい。
は、巻回体の前端面から原水が原水流路に流入する。こ
の原水は、原水流路を巻回体軸心線と略平行方向に流
れ、次いで巻回体後端面の原水流路開放部から濃縮水と
して流出する。
軸心線と略平行方向に流れ、巻回体の後端面の袋状膜開
放部から流出する。
軸心線と平行方向に流れるため、従来のスパイラル型膜
モジュールに用いられていた集水管が不要となる。そし
て、袋状膜内から該集水管内に流れ込む際の流通抵抗が
無くなり、透過水流通抵抗が小さくなる。
だけ袋状膜の巻回方向の長さを大きくとることができ、
膜面積を拡張できる。そして、このように袋状膜の巻回
方向長さを大きくしても透過水の流通抵抗は増大せず、
透過水量を多くすることができる。
原水流路を開放させるようにしているため、原水流路の
下流側での原水(濃縮水)流速を従来よりも高めること
ができ、原水流路下流域における汚れの付着を防止でき
る。
形態について説明する。
に係る横置型の膜分離装置の断面図である。筒軸心線方
向を水平にして配置された円筒状の耐圧容器40内にス
パイラル型膜モジュール41が設置されている。
膜を巻回し、袋状膜同士の間を原水流路とし袋状膜の内
部を透過水流路としたものである。スパイラル型膜モジ
ュール41の前端面が原水(被処理水)の流入面となっ
ている。図1(a)では後端面の中央側が透過水の流出
部とされ、外周側が濃縮水の流出部となっている。図1
(b)では、これとは逆に、後端面の中央側は濃縮水の
流出部とされ、外周側は透過水の流出部となっている。
容器40の前端側の原水流入口42から耐圧容器40内
に流入し、スパイラル型膜モジュール41の原水流路を
該膜モジュール41の軸心線と略平行方向に流れ、この
間に膜透過処理が行われる。透過水Pは袋状膜内を同様
にスパイラル型膜モジュールの軸心線と略平行方向に流
れ、該膜モジュール41の後端面から流出する。
41の後端面中央から流出し、耐圧容器40の後面中央
の取出口43から取り出される。濃縮水Cは、膜モジュ
ール41の後端面外周部から流出し、耐圧容器40の後
部上面に設けられた取出口44から取り出される。
41の後端面の外周部から流出し、耐圧容器40の後部
上面の取出口44から取り出され、濃縮水Cは膜モジュ
ール41の後端面の中央部から流出し、耐圧容器40の
後部中央の取出口43から流出する。
モジュール41を配置しているが1個の耐圧容器40内
に複数個の膜モジュールを配置しても良い、図2は2個
の膜モジュール41を1個の耐圧容器45内に設置した
実施の形態を示す断面図である。原水は、耐圧容器45
の中央の原水流入口42から耐圧容器45内に流入し、
それから左右に2手に別れてそれぞれ膜モジュール41
内を略水平方向に流れて膜透過処理を受ける。透過水P
は、膜モジュール41の後面の例えば外周側から流出
し、耐圧容器45の両端部の上面の取出口44から流出
し、濃縮水Cは膜モジュール41の中央部から流出し、
耐圧容器45の両端面中央の取出口43から流出する。
この図2にカッコを付して記入されているように、濃縮
水Cを耐圧容器45の両端部の上面の取出口44から取
り出し透過水Pを耐圧容器端面中央の取出口43から取
り出しても良い。
及び気体供給ラインの一例を示す系統図である。
びバルブ48a付きの配管48を介して膜分離装置50
の耐圧容器内に導入され、膜透過処理される。濃縮水
は、バルブ51a付きの配管51を介して原水槽46に
返送される。透過水は、バルブ52a付きの配管52を
介して処理水槽53へ送られる。
体洗浄を行うために、コンプレッサ57からのエアーを
配管51,52へ導くためのエアー配管54,55が設
けられている。この配管54はバルブ51a,52aよ
りも膜分離装置50側において配管51,52に接続さ
れている。また、この気体洗浄時の膜分離装置の洗浄排
水を排出するために、配管48のバルブ48aと膜分離
装置50との間から配管56が分岐している。これらの
配管54,55,56にはそれぞれバルブ54a,55
a,56aが設けられている。通常の膜濾過運転時には
バルブ54a,55a,56aは閉とされ、コンプレッ
サ57は停止している。
水、透過水の流れを示す概略図である。
バルブ54a,56aが開、バルブ48a,51a,5
2a,55aが閉とされる。コンプレッサ57からのエ
アーは、膜モジュールの濃縮水側に供給される。この濃
縮水側の水は配管56を介して原水槽46又は排水処理
設備へ送られる。
8a,51a,52a,54aが閉とされ、バルブ55
a,56aが開とされる。コンプレッサ57からのエア
ーは膜モジュールの透過水側に供給され、膜の透過水側
から濃縮水側にエアーを通し、膜モジュールの濃縮水流
路に侵入した汚染物を押し出すと共に、膜面に付着した
汚染物を膜面から剥離させる。洗浄排水は、配管56を
介して原水槽46又は排水処理設備へ送られる。
ング又はエアー逆洗後、バルブ54a,55a,56a
を閉、バルブ48a,51a,52aを開とし、原水ポ
ンプ47を作動させて原水を膜分離装置50に供給する
ことにより濾過運転を再開する。この再開直後にあって
は、膜分離装置50内に残留していたエアーが濃縮水あ
るいは透過水と共に排出される。
取出口44を耐圧容器40の上面部に設けているので、
この耐圧容器40内のエアーの全量が該取出口44を介
して耐圧容器40外へ排出される。従って、膜モジュー
ルの全ての膜面で膜濾過処理が行われるので、効率良く
膜分離処理が行われる。
ル型、管状型又は中空糸型などであってもよいが、本発
明は膜モジュールがスパイラル型である場合に好適であ
る。
パイラル型膜モジュールについて次に説明する。
ルの袋状膜及び該袋状膜が巻き付けられるシャフトの斜
視図である。図5(b),(c)はそれぞれ図1(a)
のB−B線、C−C線に沿う断面図である。図6はシャ
フトの周りに袋状膜を巻き付ける方法を示す断面図、図
7は巻回体とソケットとの係合関係を示す斜視図、図8
はスパイラル型膜モジュールの側面図である。
方形又は長方形状のものであり、第1の辺部11、第2
の辺部12、第3の辺部13及び第4の辺部14を有し
ている。第1の辺部11、第2の辺部12及び第3の辺
部13において分離膜フィルム40同士が接着剤等によ
って接着され、第4の辺部14については一部だけを接
着している。なお、袋状膜10としては、長い一枚のフ
ィルム40を第2の辺部12部分で二つに折り返し、第
1の辺部11、第3の辺部13及び第4の辺部14の一
部を接着するようにしたものであっても良い。
にかけて袋状膜10の分離膜フィルム同士が接着されて
おらず、透過水流出用の開放部30となっている。ま
た、この第4の辺部14の該途中から第1の辺部11に
かけては、袋状膜10の分離膜フィルム同士が接着され
ており、透過水の流出を阻止する閉鎖部31となってい
る。
メッシュスペーサ等よりなる。)15が挿入配置されて
いる。
6が付着されると共に他方の面には接着剤17,18が
付着され、この袋状膜10がシャフト20の周りに巻き
付けられる。接着剤16は第1の辺部11に沿って付着
され、接着剤17は第3の辺部13に沿って付着されて
いる。接着剤18は第4の辺部14の長手方向の前記途
中箇所から第3の辺部13にかけて、透過水流出用の開
放部30に沿って付着されている。
に巻き付けることにより、重なり合った袋状膜10同士
は接着剤17,18の部分において水密的に接合され
る。これにより、各袋状膜10同士の間には原水(及び
濃縮水)が流れる原水流路が構成される。接着剤18が
硬化することにより、巻回体の後端面には、内周側に原
水(濃縮水)の流出用の開放部が形成され、外周側に原
水流出阻止用の閉鎖部が形成される。
部30と透過水流出阻止用の閉鎖部31との境界部分か
ら、巻回体の後方に向ってフィン19が延設されてい
る。このフィン19は、例えば合成樹脂フィルム又はシ
ートよりなり、袋状膜10に対し接着等により接合され
るのが好ましい。
の如く原水流路材(メッシュスペーサ)29を介して巻
き付けることにより、図7に示すように巻回体24が形
成される。この巻回体24の後端面からは、フィン19
が延出する。各袋状膜10の第4の辺部14において同
一箇所にフィン19を設けておくことにより、フィン1
9は巻回体24の軸心から等半径位上に位置し、フィン
19が重なり合うことによりフィン19がリング状の突
出部を形成することになる。このリング状の突出部内に
円筒状のソケット25の後端を挿入し、該ソケット25
とフィン19を接着剤等により接合する。なお、ソケッ
ト25をフィン19に外嵌めしても良い。また、フィン
19に沿って巻回体24の後端面に旋盤で切込み溝を付
け、該溝にソケット25の端部を埋め込むようにしても
良い。
接合することにより、巻回体24の後端面の外周側の透
過水流出領域とソケット25の内周側の濃縮水流出領域
とが区画される。このソケット25が、前記の耐圧容器
の取出口43に接続される。
巻き付けるに際しては、図6に示すように、袋状膜10
同士の間に原水流路材(メッシュスペーサ)29を介在
させておくことにより、原水流路が構成される。
後縁にそれぞれトップリング26及びエンドリング27
を合成樹脂モールド等により形成し、トップリング26
の外周にブラインシール28を周設する。
ュールにおいては、図8に示すように、巻回体24の前
端面から原水が袋状膜10同士の間の原水流路に流入す
る。この原水は、巻回体24の軸心線と略平行方向に原
水流路を流れ、巻回体24の後端のソケット25の内側
の端面から取り出される。そして、このように原水が原
水流路を流れる間に、水が袋状膜10内に透過し、透過
水は巻回体24の後端面のうちソケット25の外周側か
ら流出する。
は、透過水が袋状膜10内を巻回体24の軸心線と平行
方向に流れて後端面から取り出されるため、従来のスパ
イラル型膜モジュールに用いられていた集水管が不要で
ある。このため、袋状膜から集水管内に流れ込む際の流
通抵抗が無くなり、透過水流通抵抗が著しく小さくな
る。
袋状膜10の巻回方向の長さを大きくとることができ、
膜面積を大きくとることが可能である。袋状膜の巻回方
向の長さを大きくしても、透過水流通抵抗は増大せず、
透過水量を多くすることができる。
は、原水流路の出口部分をソケット25の内側だけに設
けており、原水流路の出口(最下流部)を絞った構成と
しているため、原水流路の下流側においても原水(濃縮
水)の流速が十分に大きなものとなり、原水流路下流域
における汚れの付着を防止することができる。なお、ソ
ケット25の内側の面積と外側の面積(接着剤18の辺
部14方向の長さ)は、このスパイラル型膜モジュール
の水回収率に応じて決めるのが好ましい。
っては、ソケット25をフィン19を用いて巻回体24
に接続しており、ソケット25と巻回体24との接続強
度が高い。そして、このソケット25によって原水の流
入側と濃縮水の流出側とが水密的に区画分離されるた
め、濃縮水と透過水を混入との混合が確実に防止され
る。
シャフト20から遠いサイドに配置し、これによって巻
回体24の後端面のうちフィン19の外周側を透過水の
流出部としているが、逆に開放部30をシャフト20に
近い側に配置することにより、巻回体24の後端面のう
ちフィン19よりも内周側が透過水の流出部となり、外
周側が濃縮水の流出部となる。
なお、以下の実施例9及び比較例において採用した膜モ
ジュールは栗田工業製スパイラル型MF膜エレメントK
M0212又はKM0212Rである。設定膜濾過流束
は10m/D(膜濾過流量4.2m3/hr)である。
212は図2と同様に1個の耐圧容器内に2個のスパイ
ラル型膜モジュールを装填したものである。原水として
は水道水を用い、気体供給による膜モジュールの洗浄頻
度は7.5分毎とし、1回の洗浄時には0.5分間にわ
たってエアーを供給した。
上記のKM0212Rを用い、実施例2及び比較例2で
はKM0212を用いている。このうち、実施例1では
耐圧容器上面部の取出口44を濃縮水取出口とし、実施
例2ではこの取出口44を透過水取出口としている。比
較例1では濃縮水取出口を耐圧容器45の下面部に配置
し、比較例2では透過水取出口を取出口45の下面部に
配置している。運転状況の観察結果は次の通りであっ
た。
容器上面部)運転開始直後の膜差圧は110kPaであ
ったが、運転9日後には164kPaまで膜差圧は上昇
した。この間の膜差圧の上昇速度は6.0kPa/dで
あった。
器上面部)運転開始直後の膜差圧は105kPaであっ
たが、運転10日後には163kPaまで膜差圧は上昇
した。この間の膜差圧の上昇速度は5.8kPa/dで
あった。
容器の下面部) モジュール構造:構造I(濃縮水取出口は下部に設置) 運転開始直後の膜差圧は113kPaであったが、運転
5日後には166kPaまで膜差圧は上昇した。この間
の膜差圧の上昇速度は10.6kPa/dであった。
ールを用いて膜濾過運転を行った。
5日後には163kPaまで膜差圧は上昇した。この間
の膜差圧の上昇速度は9.8kPa/dであった。
体洗浄後の運転再開時に気体の全量がスムーズに耐圧容
器外へ流出するので、膜モジュールのすべての膜面が膜
分離処理に寄与し、効率の良い膜分離処理が行われる。
る。
通系統図である。
図である。
られるスパイラル型膜モジュールの袋状膜の斜視図、
(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図、(c)図
は(a)図のC−C線に沿う断面図である。
付け方法を示す断面図である。
合関係を示す斜視図である。
る。
す一部分解斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 原水の導入口、透過水の取出口及び濃縮
水の取出口を有した耐圧容器と、この耐圧容器内に装填
された膜モジュールと、該膜モジュールの濃縮水側又は
透過水側に該膜モジュールの洗浄用気体を供給する気体
供給手段とを備えてなり、被処理水が該膜モジュール内
を略水平方向に流通される膜分離装置において、 該濃縮水取出口又は透過水取出口が該膜モジュールの頂
部付近又はそれよりも上位の部分に配置されていること
を特徴とする膜分離装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記耐圧容器は筒軸
心線方向が略水平となるように配置された筒状のもので
あり、 前記膜モジュールは、分離膜を巻回して巻回体とし、該
巻回体の一端面から原水が供給され、濃縮水及び透過水
が巻回体の他端面からそれぞれ取り出されるスパイラル
型膜モジュールであり、 該耐圧容器の上面部に前記濃縮水取出口又は透過水取出
口が設けられていることを特徴とする膜分離装置。
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