JP2000300742A - 遊技盤 - Google Patents

遊技盤

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JP2000300742A
JP2000300742A JP11114707A JP11470799A JP2000300742A JP 2000300742 A JP2000300742 A JP 2000300742A JP 11114707 A JP11114707 A JP 11114707A JP 11470799 A JP11470799 A JP 11470799A JP 2000300742 A JP2000300742 A JP 2000300742A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤の表面にセルシートを積層した遊技盤
において、ドーナツ状の浮きや衝撃波状の気泡を生じさ
せることなく遊技釘を打ち込むことが可能で、かつ製造
が容易な遊技盤を提供する。 【解決手段】 遊技盤は、基板140(130)の表面
に貼着層190を介してセルシート180を積層し、該
基板140の表面側に多数の遊技釘160を植設してな
る。基板140は、不透光性部材と透光性部材とから構
成され、遊技釘160を植設するための釘植設孔150
を有する。セルシート180には、釘植設孔150に対
向する位置に遊技釘160を挿通するための釘挿通孔2
10を設け、該釘挿通孔210は、少なくとも透光性部
材に対向する領域において、遊技釘160を植設する前
の状態で、セルシート180の背面にまで到達していな
い構成とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパチンコ遊
技機等の遊技盤に関し、詳しくは、液晶表示板等のディ
スプレイを可変表示部として使用するタイプの遊技機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日においては、パチンコ遊技機等の遊
技盤として、可変表示部にマトリクス型のカラー液晶デ
ィスプレイを使用して変化のある絵やスロットマシンの
リール等を表示するものが主流になっている。
【0003】このような液晶ディスプレイは、所望の画
像を表示することが可能であり、また、ソフトプログラ
ムを変更することによって容易に他の遊技に変更可能で
あることから、そのディスプレイの面積をできるだけ大
きなものとすることが望まれており、例えば、特開平7
−185074号公報には遊技盤の半分以上の面積を有
する大画面液晶ディスプレイを有するものが開示されて
いる。
【0004】このように大型の液晶ディスプレイを使用
する場合には、遊技球の落下に支障をきたさず、さらに
は釘や風車等の役物を取り付けあるいは入賞口を形成す
るために、遊技基板の一部としてABS樹脂等からなる
透光性平板を用い、上記液晶ディスプレイをその背後に
配置し、遊技者がこの透光性遊技基板を介して液晶ディ
スプレイ上の表示画像を視認しうるように構成したもの
が一般的である。
【0005】また、このような透光性遊技基板を有する
遊技盤は、透光性部材と不透光性部材を組み合わせて構
成され、遊技盤の裏面側に絵柄等を印刷したセルシート
を貼り付けて構成されている。
【0006】さらに、パチンコ機等の遊技盤の表面に
は、多数の遊技釘が植設されるとともに風車等の流路変
更部材が配設されている。
【0007】従来より、遊技盤の表面に遊技釘を植設す
るには、予め遊技盤に釘植設孔を設けておき、この釘植
設孔に釘を打ち込む方法が採られていた。また、特開平
10-305131号公報に記載されたように、合成樹脂からな
る遊技盤を加熱したり、あるいは打ち込むべき遊技釘を
加熱することにより、遊技盤を軟化させて遊技釘を打ち
込み易くする方法も提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の遊技盤のように、透光性部材と不透光性部材を組み
合わせて遊技盤を構成した場合には、遊技盤面を流下す
る遊技球が、透光性部材と不透光性部材との継ぎ目にぶ
つかって飛び跳ねてしまうおそれがある。また、継ぎ目
に遊技球がぶつかると、継ぎ目部分が破損するおそれも
ある。
【0009】そこで、透光性部材と不透光性部材の継ぎ
目を平滑なものとするために、遊技盤の表面側にセルシ
ートを貼着する方法が考えられる。
【0010】しかしながら、図8に示すように、例えば
アクリル樹脂からなる基板500の表面にセルシート5
10を積層した遊技盤に対して、上述した従来の方法を
用いて遊技釘160を打ち込んだ場合には、遊技釘16
0を打ち込む際の衝撃により、基板500の表面とセル
シート510との間にドーナツ状の浮き520や衝撃波
状の気泡530が生じることがある。このようなドーナ
ツ状の浮き520や衝撃波状の気泡530が生じると、
遊技盤表面の外観を損ねることとなる。
【0011】このような浮きや気泡は、着色されて不透
明なセルシートの領域であれば、さほど目立つことはな
い。ところが、上述したように広範囲に透光性遊技基板
が使用された遊技盤にあっては、透光性遊技基板の領域
には透明なセルシートが貼り付けられているため、この
ような透明なセルシートの領域においてドーナツ状の浮
きや衝撃波状の気泡が発生した場合には、浮きや気泡が
目立つばかりでなく、透光性遊技基板の背後に配置され
た液晶ディスプレイの視認性にも影響を与えてしまう。
【0012】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
遊技盤の表面にセルシートを積層した遊技盤において、
ドーナツ状の浮きや衝撃波状の気泡を生じさせることな
く遊技釘を打ち込むことが可能で、かつ製造が容易な遊
技盤を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る遊技盤は、基板の表面に貼
着層を介してセルシートを積層し、該基板の表面側に多
数の遊技釘を植設した遊技盤であって、前記基板は、遊
技者に遊技盤背面側を視認不可能とする不透光性部材
と、遊技者に遊技盤背面側を視認可能とする透光性部材
とからなるとともに、前記遊技釘を植設するための釘植
設孔を有し、前記セルシートには、前記釘植設孔に対向
する位置に前記遊技釘を挿通するための釘挿通孔を設
け、該釘挿通孔は、少なくとも前記透光性部材に対向す
る領域において、前記遊技釘を植設する前の状態で、前
記セルシートの背面にまで到達していない構成とされた
ことを特徴とするものである。
【0014】また、前記不透光性部材と前記透光性部材
とは別体として設けられ、前記不透光性部材と前記透光
性部材とを組み合わせることにより前記基板を構成する
ことも可能である。
【0015】また、前記セルシートの背面側において、
前記不透光性部材を覆う領域に接着剤層を設けるととも
に、前記透光性部材を覆う領域に透光性を有する両面粘
着テープ層を設けることにより、前記貼着層を形成する
ことも可能である。
【0016】また、前記セルシートの背面側において、
前記不透光性部材を覆う領域に接着剤層を設けるととも
に、前記透光性部材の表面側に透光性を有する両面粘着
テープ層を設けることにより、前記貼着層を形成するこ
とも可能である。
【0017】また、前記接着剤層は、接着剤をハニカム
形状に塗布して形成することも可能である。
【0018】また、前記セルシートの背面側には、前記
基板と積層する前の状態で、前記貼着層を覆う剥離シー
トを取り付けることも可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の
実施形態に係る遊技盤を示す正面図、図2は、この遊技
盤の一部を示す縦断面図、図3は、この遊技盤に用いる
セルシートの一部を示す斜視図、図4は、遊技釘を打ち
込んだ状態の遊技盤の縦断面図である。なお、以下に説
明する遊技盤は、代表的な遊技機の一つであるパチンコ
遊技機に使用されるものである。
【0020】本発明に係る遊技盤10は、図1に示すよ
うに、その表面に配された略円弧状の内外一対の案内レ
ール20,30により、発射部(図示せず)から発射さ
れた遊技球を案内するための発射球案内路40が形成さ
れており、内側案内レール20および外側案内レール3
0の延長部により囲まれた略円形の領域が遊技部50と
なっている。この遊技部50内には、ほぼ中央に可変表
示装置を構成する液晶画面60が配されており、この液
晶画面60上およびその周囲には天釘等の複数の遊技釘
(図示せず)や風車70等の流路変更部材を設けてあ
る。また、遊技部50内には、液晶画面60の下方に普
通変動入賞装置であり、始動口機能を有する始動入賞装
置80を設け、この始動入賞装置80のさらに下方に大
型変動入賞装置であるアタッカ90を設けてある。さら
に、遊技部50内には、複数の一般入賞口100を設け
るとともに、アタッカ90の下方に、遊技部50内に弾
発されていずれの一般入賞口100あるいは始動入賞装
置80にも入賞しなかった遊技球を遊技部50から排出
するためのアウト口110を設けてある。
【0021】この遊技盤10は、ほぼ中央に開口部12
0を有する不透光性基板130と、この開口部120に
はまり込む透光性基板140とから構成されており、透
光性基板140の背面側には、液晶画面60を構成する
ための液晶表示装置が配設されている。なお、不透光性
基板130は不透明な合成樹脂等からなり、透光性基板
140は透光性を有する合成樹脂等からなる。
【0022】この不透光性基板130と透光性基板14
0とは、両者を組み合わせた際に、透光性基板140の
表面が不透光性基板130の表面と同一面となるか、あ
るいは透光性基板140の表面が不透光性基板130の
表面から約0.1〜0.2mm程度突出するように構成
することが好ましい。
【0023】すなわち、後に詳述するように遊技盤10
の表面にはセルシート180が積層されるが、このセル
シート180を積層した場合に、不透光性基板130と
透光性基板140との継ぎ目に段差があると、この段差
部分に気泡が生じるおそれがある。この気泡は、特に透
光性基板140の領域で目立つため、透光性基板140
の領域では気泡が発生しないようにする必要がある。し
たがって、透光性基板140の表面が不透光性基板13
0の表面と同一面となるか、あるいは透光性基板140
の表面が若干突出した状態とすることにより、両者の継
ぎ目部分において透光性基板140の領域では気泡が発
生せず、遊技盤10の外観を損なうことがない。
【0024】また、図2,4に示すように、不透光性基
板130および透光性基板140には、遊技釘160を
植設するための釘植設孔150が多数設けられている。
この釘植設孔150は、不透光性基板130および透光
性基板140を成型する際に一緒に形成され、図2に示
すように、不透光性基板130あるいは透光性基板14
0の表面側から中程までの深さとしてもよいし、図4に
示すように、不透光性基板130あるいは透光性基板1
40の裏面側にまで貫通していてもよいし、さらに、不
透光性基板130あるいは透光性基板140の裏面側
に、遊技釘160の先端部を支持するためのボス部17
0を設けてもよい。
【0025】遊技盤10の表面には、図2に示すよう
に、透光性基板140を覆う領域を透明領域とし、不透
光性基板130を覆う領域を不透明領域としたセルシー
ト180が貼着層190を介して貼り付けられている。
【0026】このセルシート180は、例えばCAB
(セルロースアセトブチレート)からなる200μm程
度の厚みを有するフィルムであって、遊技者が遊技盤1
0の絵柄として視認する絵柄を不透明インクによりシル
クスクリーン法、グラビア法等既知の手段で印刷された
不透明領域と、印刷を行うことなく透明体のままとされ
た、上記液晶表示装置の液晶画面60に対向する透明領
域からなる。
【0027】また、セルシート180には、図2,3に
示すように、遊技盤10の前面に設けた各種入賞口から
入賞球集合樋アッセンブリに遊技球を流下させるために
球通路に合わせた形状に穿設された複数の貫通孔200
と、不透光性基板130あるいは透光性基板140に設
けられた釘植設孔150に対向する位置に穿設された複
数の釘挿通孔210が設けられている。
【0028】この釘挿通孔210は、図2に示すよう
に、遊技釘160を植設する前の状態において、セルシ
ート180の背面にまで到達しないように形成されてい
る。すなわち、釘挿通孔210は、いわゆるビク抜き装
置等を用いてセルシート180の表面側から形成される
のであるが、その際、ビク抜き刃がセルシート180を
貫通しないようにして、釘挿通孔210の内部に薄肉部
220が残る半抜き状態とされている。
【0029】釘挿通孔210の直径は、遊技盤10に植
設する遊技釘160の直径よりも若干大きく形成するこ
とが好ましく、例えば遊技釘160の直径が2.2mm
である場合には、釘挿通孔210の直径は2.3mmと
される。これは、遊技盤10に対して遊技釘160を打
ち込む際に、遊技釘160の外周部が釘挿通孔210の
内壁に接触して、セルシート180が破損することを防
止するためである。
【0030】図4に示すように、半抜き状態の釘挿通孔
210を有する遊技盤10に遊技釘160を打ち込む
と、釘挿通孔210内に残っていた薄肉部220が、抜
き屑となって遊技釘160の先端部により釘植設孔15
0内に押し込まれる。このように、遊技盤10に遊技釘
160を打ち込む際に、遊技釘160の先端部が釘挿通
孔210内の薄肉部220に衝突して衝撃が和らげられ
るので、不透光性基板130あるいは透光性基板140
の表面とセルシート180との間に、ドーナツ状の浮き
や衝撃波状の気泡が生じることがない。
【0031】なお、釘植設孔150内に薄肉部220が
抜き屑となって残留するが、セルシート180の着色部
分では、遊技盤10の表面側から釘植設孔150内が見
えないので、この抜き屑となった薄肉部220が残留し
ていても差し支えない。また、セルシート180が透明
である部分では、抜き屑となった薄肉部220も透明で
あり、釘植設孔150内には遊技釘160のスクリュー
部の軌跡が白色となって残っているので、小さな抜き屑
となった薄肉部220が遊技盤10の表面側から目立つ
ことはない。
【0032】また、半抜き状態の釘挿通孔210は、セ
ルシート180の全体にわたって設けることが好ましい
が、特に浮きや気泡が発生するとこれらが目立つ領域、
すなわち透光性基板140を覆う領域にのみ設けてもよ
い。
【0033】また、セルシート180の形成材料として
は、透明性が高く、印刷用インクの塗着が容易なもので
あれば、上述したCABに限られるものではない。
【0034】次に、遊技盤10とセルシート180を積
層するための貼着層190について説明する。
【0035】図5は、第1実施例に係る貼着層190を
設けたセルシート180の分解斜視図、図6は、貼着層
190を設けたセルシート180を遊技盤10に貼り付
ける方法を説明する説明図である。
【0036】第1実施例に係るセルシート180の背面
側には、図5に示すように、不透光性基板130を覆う
領域に接着剤層230を設け、透光性基板140を覆う
領域に透明度が高い両面粘着テープ層240を設け、こ
の接着剤層230と両面粘着テープ層240により貼着
層190を形成している。また、貼着層190の表面に
は、紙あるいは合成樹脂シートからなる剥離シート25
0を貼り付けてある。
【0037】このように、セルシート180に設けた貼
着層190に剥離シート250を貼り付けることによ
り、セルシート180が背面側から補強され、貫通孔2
00や釘挿通孔210を容易に穿設することができる。
【0038】上記接着剤層230は、図5の拡大図に示
すように、例えば水性エマルジョンタイプのノリをハニ
カム形状にシルク印刷することにより形成される。
【0039】次に、セルシート180を遊技盤10に貼
り付ける手順を説明する。まず、セルシート180の貼
着層190から剥離シート250を取り除いた後、図6
に示すように、遊技盤10の一端部において遊技盤10
とセルシート180の位置を合わせ、ローラ260によ
り遊技盤10の表面にセルシート180を押しつけるこ
とによりエア抜きを行いながら、遊技盤10の表面にセ
ルシート180を圧着する。
【0040】このように遊技盤10の表面にセルシート
180を圧着する際に、接着剤層230がハニカム形状
に形成されていると、遊技盤10に対するセルシート1
80の接着力が強化され、ずれ防止効果が高くなり、ま
たエア抜きも容易となり、効率よくセルシート180を
貼り付けることができる。
【0041】図7は、第2実施例に係る貼着層190を
設けたセルシート180の分解斜視図である。第2実施
例に係るセルシート180の背面側には、図7に示すよ
うに、不透光性基板130を覆う領域にのみ接着剤層2
30を設けてある。また、透光性基板140の表面側に
は、透明度が高い両面粘着テープ層240が設けられて
おり、この両面粘着テープ層240と上記接着剤層23
0により貼着層190を形成している。さらに、接着剤
層230の表面には、紙あるいは合成樹脂シートからな
る剥離シート250を貼り付けてある。なお、図示しな
いが、両面粘着テープ層240の表面にも剥離シートが
貼り付けられている。上記接着剤層230は、図7の拡
大図に示すように、例えば水性エマルジョンタイプのノ
リをハニカム形状にシルク印刷することにより形成され
る。
【0042】第2実施例のセルシート180も、第1実
施例のセルシート180と同様の手順により、遊技盤1
0の表面に貼り付けることができる。すなわち、セルシ
ート180に設けた接着剤層230と、透光性基板14
0に設けた両面貼着テープ層240から剥離シート25
0を取り除いた後、図6に示すように、遊技盤10の一
端部において遊技盤10とセルシート180の位置を合
わせ、ローラ260により遊技盤10の表面にセルシー
ト180を押しつけることによりエア抜きを行いなが
ら、遊技盤10の表面にセルシート180を圧着する。
【0043】なお、上述した実施例1,2では、透光性
基板140に対向させて透明度の高い両面粘着テープ層
240を設け、不透光性基板130に対向させて接着剤
層230を設けているが、透光性基板140および不透
光性基板130の全領域に対向させて透明度の高い両面
粘着テープ層240を設けてもよい。
【0044】また、上述した実施形態では、パチンコ遊
技機に使用する遊技盤10について説明したが、本発明
に係る遊技盤10は、雀球遊技機やアレンジボール遊技
機等の他の弾球遊技機にも適用することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の遊技機によれ
ば、透光性部材と不透光性部材とからなる基板の表面に
貼着層を介してセルシートを積層し、セルシートには、
基板に設けた釘植設孔に対向する位置に遊技釘を挿通す
るための釘挿通孔を設けてある。この釘挿通孔は、少な
くとも透光性部材に対向する領域において、遊技釘を植
設する前の状態で、セルシートの背面にまで到達してい
ない半抜き状態となっている。
【0046】これにより、遊技盤に遊技釘を打ち込む際
に、遊技釘の先端部が半抜き状態となった釘挿通孔の抜
き屑に衝突して衝撃が和らげられるので、基板表面とセ
ルシートとの間にドーナツ状の浮きや衝撃波状の気泡が
生じることがない。
【0047】また、セルシートに釘挿通孔を形成する際
に抜き屑が発生しないので、釘挿通孔を形成する装置の
メンテナンスが容易となる。
【0048】また、本発明の請求項2記載の遊技盤によ
れば、不透光性部材と透光性部材とは別体として設けら
れ、不透光性部材と透光性部材とを組み合わせることに
より基板を構成しているため、基板を容易に形成するこ
とができる。
【0049】また、本発明の請求項3記載の遊技盤によ
れば、セルシートの背面側において、不透光性部材を覆
う領域に接着剤層を設けるとともに、透光性部材を覆う
領域に透光性を有する両面粘着テープ層を設けることに
より貼着層を形成しているので、従来と同様の生産設備
を用いて、遊技盤に対してセルシートを容易に貼り付け
ることができる。
【0050】また、本発明の請求項4記載の遊技盤によ
れば、セルシートの背面側において、不透光性部材を覆
う領域に接着剤層を設けるとともに、透光性部材の表面
側に透光性を有する両面粘着テープ層を設けることによ
り貼着層を形成しているので、従来と同様の生産設備を
用いて、遊技盤に対してセルシートを容易に貼り付ける
ことができる。
【0051】また、本発明の請求項5記載の遊技盤によ
れば、接着剤をハニカム形状に塗布して接着剤層を形成
することにより、遊技盤に対してセルシートがずれるこ
となく、またエア抜きも容易となり、効率よくセルシー
トを貼り付けることができる。
【0052】また、セルシートの背面側に、基板と積層
する前の状態で、貼着層を覆う剥離シートを取り付ける
ことにより、セルシートを裏面側から補強することがで
き、釘挿通孔や球通路のための貫通孔を容易に形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る遊技盤の正面図
【図2】本発明の実施形態に係る遊技盤の一部を示す縦
断面図
【図3】本発明の実施形態に係る遊技盤に用いるセルシ
ートの一部を示す斜視図
【図4】本発明の実施形態に係る遊技盤において、遊技
釘を打ち込んだ状態を説明する縦断面図
【図5】第1実施例に係る貼着層を設けたセルシートの
分解斜視図
【図6】遊技盤に対してセルシートを貼り付ける方法を
説明する説明図
【図7】第2実施例に係る貼着層を設けたセルシートの
分解斜視図
【図8】従来の遊技盤において、遊技釘を打ち込んだ状
態を説明する斜視図
【符号の説明】 10・・・遊技盤 20,30・・・案内レール 40・・・発射球案内路 50・・・遊技部 60・・・液晶画面 70・・・風車 80・・・始動入賞装置 90・・・アタッカ 100・・・一般入賞口 110・・・アウト口 120・・・開口部 130・・・不透光性基板 140・・・透光性基板 150・・・釘植設孔 160・・・遊技釘 170・・・ボス部 180・・・セルシート 190・・・貼着層 200・・・貫通孔 210・・・釘挿通孔 220・・・薄肉部 230・・・接着剤層 240・・・両面粘着テープ層 250・・・剥離シート 260・・・ローラ 500・・・従来の遊技盤の基板 510・・・従来のセルシート 520・・・浮き 530・・・気泡

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に貼着層を介してセルシート
    を積層し、該基板の表面側に多数の遊技釘を植設した遊
    技盤であって、 前記基板は、遊技者に遊技盤背面側を視認不可能とする
    不透光性部材と、遊技者に遊技盤背面側を視認可能とす
    る透光性部材とからなるとともに、前記遊技釘を植設す
    るための釘植設孔を有し、 前記セルシートには、前記釘植設孔に対向する位置に前
    記遊技釘を挿通するための釘挿通孔を設け、 該釘挿通孔は、少なくとも前記透光性部材に対向する領
    域において、前記遊技釘を植設する前の状態で、前記セ
    ルシートの背面にまで到達していない構成とされたこと
    を特徴とする遊技盤。
  2. 【請求項2】 前記不透光性部材と前記透光性部材とは
    別体として設けられ、前記不透光性部材と前記透光性部
    材とを組み合わせることにより前記基板を構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の遊技盤。
  3. 【請求項3】 前記セルシートの背面側において、前記
    不透光性部材を覆う領域に接着剤層を設けるとともに、
    前記透光性部材を覆う領域に透光性を有する両面粘着テ
    ープ層を設けることにより、前記貼着層を形成したこと
    を特徴とする請求項1または2記載の遊技盤。
  4. 【請求項4】 前記セルシートの背面側において、前記
    不透光性部材を覆う領域に接着剤層を設けるとともに、 前記透光性部材の表面側に透光性を有する両面粘着テー
    プ層を設けることにより、前記貼着層を形成したことを
    特徴とする請求項1または2記載の遊技盤。
  5. 【請求項5】 前記接着剤層は、接着剤をハニカム形状
    に塗布して形成したことを特徴とする請求項3または4
    記載の遊技盤。
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