JP2000300722A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2000300722A
JP2000300722A JP11112629A JP11262999A JP2000300722A JP 2000300722 A JP2000300722 A JP 2000300722A JP 11112629 A JP11112629 A JP 11112629A JP 11262999 A JP11262999 A JP 11262999A JP 2000300722 A JP2000300722 A JP 2000300722A
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Japan
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reels
stop
reel
slot machine
symbol
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JP11112629A
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English (en)
Inventor
Shunichi Kinoshita
俊一 木下
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takasago Electric Industry Co Ltd filed Critical Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラグ告知のための専用の報知手段を不要に
して、装置コストを削減し、初心者にもわかりやすい報
知を実行する。 【解決手段】 各ストップランプ30a,30b,30
cは、通常は、各リール8a,8b,8cが始動後に一
定速度で回転するようになった時点で点灯して、遊技者
にリールの停止操作が可能になった旨を報知する。一
方、リールの始動に伴う抽選が「大当たり」となって、
特別入賞を成立させることが決定すると、制御部は、各
ストップランプ30a,30b,30cを、通常とは異
なるパターンをもって点灯させる。また特別入賞への当
選状態が入賞フラグとして持ち越されると、つぎのゲー
ムでも特別の点灯パターンによるフラグ告知が実行さ
れ、入賞フラグの持ち越しが遊技者に報知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、周面に複数駒のシン
ボルが配置された複数個のリールを具備し、各リールを
始動させた後に遊技者の停止操作により個別に停止させ
て、入賞ライン上に提示されるシンボルの組合せによ
り、勝敗を決するようにしたスロットマシンに関するも
ので、特に、停止操作されたリールを、遊技者が視認可
能な回転位置に、内部抽選の結果に応じたシンボルを可
能な限り引き込んで停止させる機能と、前記内部抽選が
当たったことを遊技者に報知する機能とを具備するスロ
ットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の典型的なスロットマシンは、機体
前面の正面パネルに、矩形状をなす3個のシンボル表示
窓が横一列に並列して設けられている。機体の内部に
は、各シンボル表示窓に対応させて、外周面に複数駒の
シンボルが配置された3個のリールが配備されている。
各シンボル表示窓は、それぞれリール停止時に、3駒分
のシンボルを視認可能な大きさに形成されており、各リ
ール毎のシンボル停止位置を結んで3本の水平ライン
と、右上がりおよび右下がりの2本の斜めラインとが、
それぞれ入賞ラインとして設定されている。
【0003】また正面パネルの下方の操作部には、始動
レバーや各リール毎の停止釦スイッチが配備されてい
る。各リールは、始動レバーの操作により一斉に始動
し、所定時間経過後に一定速度で回転する。この定速回
転に達すると、停止釦スイッチの操作が可能となって、
各リールは対応するスイッチの操作により順次停止す
る。このとき各入賞ライン上には、それぞれ3駒分のシ
ンボルが整列した状態で表示されており、有効化された
入賞ライン上に所定のシンボルの組合せが成立すると入
賞となって、所定枚数のメダルの払出しが行われる。
【0004】なおこの種のスロットマシンには、リール
の停止操作が可能になったことを遊技者に報知するため
に、各シンボル表示窓の下方位置などに各リール毎に表
示ランプを設け、各リールが定速回転に達した段階で、
これら表示ランプを点灯させるようにした機種が存在す
る(以下この表示ランプを「ストップランプ」とい
う)。
【0005】さらに従来のスロットマシンでは、各リー
ルの始動に応じて制御部内で抽選を行い、この抽選に応
じて、各リールに対し、それぞれ入賞ライン上に所定の
シンボルが引き込まれるようにその停止動作を制御す
る。特に抽選が「大当たり」となった場合には、各リー
ルは、入賞ライン上に「7」のような特定のシンボルを
引き込んで停止するように制御され、入賞ライン上にこ
の特定シンボルの組合せによる特別入賞が成立すると、
高確率で入賞が出現する「ボーナスゲーム」が実行され
る。
【0006】ただし上記のシンボルの引込み制御時間
は、法律により規制されているため、引込みできる駒数
には限りがある。したがって抽選が当たった場合でも、
停止操作時のリールの回転位置によっては、目的とする
シンボルの引込みは不可能になる。このため従来のスロ
ットマシンでは、抽選により「大当たり」が生じたにも
関わらず、前記特別入賞のシンボルの組合せを成立でき
なかった場合には、制御部内にその抽選結果をつぎのゲ
ームに持ち越すためのフラグ(以下これを「入賞フラ
グ」という)をセットして、特別入賞が成立するまで抽
選結果を保持するようにしている。
【0007】加えて従来のスロットマシンでは、前記入
賞フラグが設定されたときに、専用の表示ランプや照明
装置を動作させたり、音声を出力するなどして、遊技者
に報知するようにしている(以下この種の報知を「フラ
グ告知」という)。たとえば前記抽選が当たった直後か
ら最初の停止操作がなされるまでの間、専用のランプを
点灯させたり(実開昭61−191081号公報)、リ
ールの外周面の照明色を変動させる(特開平9−271
559号)などの方法が、提案されている。
【0008】さらに最近の機種では、各リールの停止時
に、入賞ライン上に「リーチ目」、「パターン目」と称
されるシンボルの組合せを成立させることにより、入賞
フラグが設定されている可能性を暗に報知するようにし
ている。特にリーチ目は、入賞フラグが設定されている
ときのみ出現して100%の確率で特別入賞が成立する
ことを示唆する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のスロットマシン
では、フラグ告知のために専用の表示ランプや照明装置
を設けるため、コスト高となる上、配線パターンが複雑
化するといった問題がある。またリーチ目によるフラグ
告知を行う機種では、リーチ目として、複数種の複雑な
シンボル組合せが設定されるため、特に初心者はリーチ
目を理解できず、フラグ告知の目的を十分に達成できな
いという問題がある。
【0010】この発明は上記問題点に着目してなされた
もので、リールの停止操作が可能になったことを報知す
るためのストップランプを用いて、内部抽選が当たりに
なったことを報知することにより、情報報知のための構
成を簡易化して装置コストを削減するとともに、初心者
にもわかりやすい報知を行うことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、周面
に複数駒のシンボルが配置された複数個のリールと、各
リール毎に配備される表示ランプとを具備し、各リール
に対する停止操作を、それぞれそのリールが始動した後
に所定の条件が成立した時点で有効にするとともに、停
止操作が可能となったリールに対応する表示ランプを点
灯させるようにしたスロットマシンであって、前記各リ
ールを、それぞれ有効な停止操作に応じて、所定のシン
ボル表示位置に、内部抽選の結果に応じたシンボル、ま
たは遊技者の停止操作がなされた時点で前記シンボル表
示位置より所定駒数内に位置するシンボルを引き込んで
停止させる停止制御手段と、前記抽選が当たりのとき、
前記各表示ランプの点灯動作が通常とは異なるパターン
をとるように制御する点灯動作制御手段とを具備してい
る。
【0012】前記点灯動作制御手段は、請求項2の発明
では、各表示ランプを所定の順序で順次点灯させ、請求
項3の発明では、少なくとも1個の表示ランプを他の表
示ランプよりも遅らせて点灯させる。また請求項4の発
明では、少なくとも1個の表示ランプを点滅動作させ、
さらに請求項5の発明では、点灯する表示ランプを順に
変動させてシフト表示を実行する。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、各リールが始動した
後に、それぞれ所定の条件が成立した時点で遊技者によ
るリール停止操作が有効化される。このとき内部抽選が
「はずれ」になっていれば、各表示ランプは、対応する
リールの停止操作が可能になった時点で点灯し、遊技者
にリールの停止操作が可能になったことを報知する。一
方、抽選結果が「当たり」の場合は、各表示ランプは、
通常とは異なるパターンをもって点灯動作するので、遊
技者は、抽選に当たったことを容易に確認できる。
【0014】請求項2の発明では、通常は同時または殆
ど同時に点灯するはずの表示ランプが順番に点灯し、請
求項3の発明では、少なくとも1個の表示ランプの点灯
が他のランプより遅れて点灯する。また請求項4の発明
では、少なくとも1個の表示ランプが点滅動作する動作
パターンが、請求項5の発明では、各表示ランプの点灯
状態が順にシフトする動作パターンが、それぞれ実行さ
れる。このような制御により、各表示ランプが通常とは
異なるパターンをもって動作していることを、遊技者に
容易に認識させることが可能である。
【0015】
【実施例】図1は、この発明の一実施例にかかるスロッ
トマシンの外観を、図2は機体内部の構成を、それぞれ
示す。図示例のスロットマシン1は、ボックス形状の本
体部2の前面開口に扉部3を開閉可能に取り付けて成
る。前記本体部2の中空内部には、上段位置にリールブ
ロック4や、後記する制御部が搭載された制御基板5な
どが組み込まれ、下段位置には多数枚のメダルを収容す
るホッパー6aを有するメダル払出機6などが組み込ま
れている。
【0016】前記リールブロック4は、金属フレーム7
に3個のリール8a,8b,8cが、駆動源となるステ
ッピングモータ9a,9b,9cとともに組み付けられ
ている。各リール8a,8b,8cの外周面には、図
柄,文字,数字などの複数種のシンボルが配置されてお
り、その幾つかのシンボルは、入賞を成立させるための
入賞シンボルを構成する。
【0017】各リール8a,8b,8cには、図3に示
すような基準位置検出装置27が設けられる。図示例の
基準位置検出装置27は、各リール8a,8b,8cの
外周枠と中心のボス部との間を連結する軸部31に一体
形成された突起29と、この突起29の通過位置に配設
された光電センサ28(後記する図6では、リール毎に
28a,28b,28cの符号により区別する)とで構
成される。前記光電センサ28は、リールの回転により
突起29が光電センサ28の光路を遮る毎に、検知信号
を発生するもので、後述するCPU33は、この検知信
号の入力により、リールが1回転して基準位置に戻った
ことを認識する。
【0018】図1に戻って、前記扉部3の本体は、所定
の厚みをもたせた金属フレームにより構成され、その前
面開口に3枚のパネル11,12,13が、後面に各種
表示器や操作スイッチにかかる配線基板(図示せず)な
どが組み付けられている。
【0019】正面パネル11と下部パネル13との間に
は、メダルを直接機体に投入するためのメダル投入口1
6が設けられるほか、始動レバー14,停止釦スイッチ
15a,15b,15c,ベット釦スイッチ17,1
8,19,精算スイッチ22,切換スイッチ23など、
ゲーム実行のための各種操作スイッチが配備される。ま
た下部パネル13の下方には、メダル払出口25,メダ
ル受け皿24などが設けられる。
【0020】前記パネル11,12,13は、透明な合
成樹脂板または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印
刷を施して形成されるもので、上部パネル12および下
部パネル13には機種名やゲーム情報などが描画され
る。また上部パネル12には、特別入賞の成立などを報
知するための当たり報知ランプ26が取り付けられてい
る。
【0021】中央の正面パネル11には、図4に示すよ
うなシンボル表示部20が形成される。前記シンボル表
示部20には、正面パネル11上にカラー印刷層で囲ま
れた透明の3個のシンボル表示窓20a,20b,20
cが横一列に形成されて成る。各シンボル表示窓20
a,20b,20cの背後位置には、前記リールブロッ
ク4の3個のリール8a,8b,8cが、外周面をシン
ボル表示窓20a,20b,20cに向けて配置されて
いる。
【0022】各シンボル表示窓20a,20b,20c
は、横方向の長さが、各リール8a,8b,8cが見え
るように、また縦方向の長さが、リール停止時に3駒分
のシンボルSが見えるように、それぞれ縦に長い矩形状
に形成されている。また前記正面パネル11の表面に
は、各シンボル表示窓20a,20b,20cを水平方
向に横切る3本の入賞ラインL1〜L3と、右下がりお
よび左下がりの各対角方向に横切る2本の入賞ラインL
4,L5とが表されており、リール停止時には、これら
入賞ラインL1〜L5上にそれぞれ各リール8a,8
b,8cの3個のシンボルSが整列する。なお図中の2
1は、各リール8a,8b,8cの周面を照明するため
の蛍光灯である。
【0023】さらに各シンボル表示窓20a,20b,
20cの下方には、それぞれリール8a,8b,8cに
対応するストップランプ30a,30b,30cが配備
される。これらストップランプ30a,30b,30c
は、通常は、遊技者にリールの停止操作が有効な状態に
あることを報知するためのもので、各リール8a,8
b,8cが始動後に一定速度で回転するようになった時
点で点灯し、対応する停止釦スイッチ15a,15b,
15cの操作により個別に消灯する。
【0024】なおストップランプ30a,30b,30
cの配設位置は、図示例に限らず、例えば、操作部の各
停止釦スイッチ15a,15b,15cの近傍位置でも
良く、また停止釦スイッチ15a,15b,15cに一
体に設けても良い。またストップランプ30a,30
b,30cを点灯させるタイミングは上記に限らず、す
べてのリール8a,8b,8cが始動の後に前記基準位
置に達した時点で、対応するストップランプを点灯する
ようにしてもよい。また各ストップランプ30a,30
b,30cの点灯動作を個別に制御するようにしてもよ
い。
【0025】この実施例のスロットマシン1は、機体内
に多数枚のメダルを電子データ形式で貯留しておき、そ
の貯留メダルを消費しつつゲームを実行するというクレ
ジット方式のマシンであって、正面パネル11の下方の
張出し面上に設けられたベット釦スイッチ17は、3枚
の貯留メダルを消費してゲームを実行するためのもので
ある。またその下方の垂直面上に設けられたベット釦ス
イッチ18,19は、それぞれ2枚,1枚の貯留メダル
を消費するためのものである。なお以下の説明では、メ
ダル投入口16からの直接のメダル投入および貯留メダ
ルの消費の両方の概念を、「メダル投入」という用語に
より示す。
【0026】前記精算スイッチ22は、貯留メダルを精
算してメダル払出口25より払い出しさせるためのもの
で、切換スイッチ23は、機体をクレジット方式のゲー
ムモード、またはメダル投入口16からの直接メダル投
入によるゲームモードのいずれかに切り換えるためのも
のである。
【0027】前記入賞ラインL1〜L5は、メダルの投
入枚数に応じて有効化されるもので、投入枚数が1枚の
ときは中央の入賞ラインL1のみが有効化され、投入枚
数が2枚のときは上、中、下の3本の入賞ラインL1〜
L3が有効化される。さらに3枚のメダルが投入された
場合は、すべての入賞ラインL1〜L5が有効化され
る。
【0028】さらにこの実施例のスロットマシンは、始
動レバー14の操作により各リール8a,8b,8cが
始動した直後に、制御部内で抽選を実施し、その抽選結
果に応じて、入賞ライン上に停止表示させるシンボルの
組合せを決定するようにしている。そして停止釦スイッ
チ15a,15b,15cが操作される都度、対応する
リール8a,8b,8cに対し、それぞれ入賞ライン上
に目的とするシンボルが移動するまで引き込んでから停
止させる「引込み制御」を実施する。特に前記抽選が
「大当たり」になった場合には、各リール8a,8b,
8cは、有効化された入賞ライン上に数字の「7」など
の特定のシンボルを引き込んで停止するように制御され
る。そして、これらのシンボル組合せによる特別入賞が
成立すると、以後、入賞確率の高いゲームモードへと移
行し、遊技者に多数枚のメダルを獲得するチャンスが与
えられる。
【0029】ただし上記の引込み制御は、リールを停止
操作より定められた制限時間内に停止させる都合上、所
定の駒数の範囲内で行う必要があり、この駒数内でのシ
ンボルの引込みが不可能な場合は、入賞ライン上には目
的外のシンボルを停止させなければならない。また法規
制により、複数種の入賞の同時成立も禁じられているの
で、目的とするシンボルの引込みにより他の入賞が同時
に成立する場合は、そのシンボルを目標の引込み位置か
らはずしてリールを停止させなければならない。したが
って遊技者の停止操作位置によっては、抽選が当たって
いるにもかかわらず、当選した入賞を成立できない、と
いう事態が発生することになる。
【0030】この実施例のスロットマシン1でも、従来
のスロットマシンと同様に、前記引込み制御用の抽選に
より特別入賞に当選した段階で「入賞フラグ」をセット
し、引込み制御により目的とするシンボルの組合せが成
立して特別入賞となった段階で、前記入賞フラグをリセ
ットするようにしている。これにより目的とするシンボ
ルが引き込めなかったときには、入賞フラグがセットさ
れたままになり、特別入賞への当選状態がつぎのゲーム
に持ち越されることになる。
【0031】さらにこの実施例のスロットマシン1で
は、前記入賞フラグが設定された状態下で、各ストップ
ランプ30a,30b,30cを通常とは異なる点灯パ
ターンをもって動作させることにより、フラグ告知を行
っている。
【0032】図5は、各ストップランプ30a,30
b,30cによるフラグ告知用の点灯パターン(以下
「告知用パターン」という)の例を示す。図5(1)
(2)は、各ストップランプ30a,30b,30cを
1個ずつ点灯させるようにしたもので、図5(1)で
は、各ランプが右から左に向けて順に点灯してゆき、図
5(2)では、各ランプが左から右に向けて順に点灯す
る。なお各ストップランプ30a,30b,30cの点
灯タイミングは、リールの回転に対応づけられており、
例えば、2番目,3番目に点灯するランプは前のランプ
の点灯に対し、リールが1回転するのに要する時間だけ
遅れて点灯する。
【0033】図5(3)は、中央のストップランプ30
bの点灯動作を、左右のストップランプ30a,30c
が点灯するタイミングより所定時間だけ遅延させる例を
示す。この場合の遅延時間もリールの回転に対応づけら
れており、例えば左右のストップランプ30a,30c
が点灯した後に、リール8bが1回転したときにストッ
プランプ30bを点灯させる。
【0034】なお図5(3)において、点灯を遅延させ
るランプは中央のストップランプ30bに限らず、左ま
たは右のストップランプ30a,30cであってもよ
い。また最初にいずれか1個のストップランプを点灯さ
せてから、所定時間経過後に、残りの2個のストップラ
ンプを点灯させるようにしてもよい。
【0035】図5(4)の例では、各ストップランプ3
0a,30b,30cを同期するタイミングで点滅させ
ている。また図5(5)の例では、点灯するストップラ
ンプが順に1個ずつシフトしてゆくシフト表示を、繰り
返し実行する。なおこれらの例でも、例えばリールが1
回転する間に所定サイクル分の点灯動作を行うなど、各
ストップランプ30a,30b,30cの点灯動作と各
リール8a,8b,8cの回転動作とを対応づけること
ができる。また図5(4)の例では、各ストップランプ
30a,30b,30cの点滅動作を同期させている
が、これに限らず、各ストップランプ30a,30b,
30c毎に、個別のタイミングで点滅を行っても良く、
また1個または2個のランプのみを点滅させるようにし
てもよい。
【0036】これらの例のほかにも、例えば、各ストッ
プランプ30a,30b,30cを所定時間点滅させた
後に図5(5)のシフト表示に移行するなど、告知用パ
ターンの態様は、種々、設定することができる。この告
知用パターンは、入賞フラグが設定された直後から開始
され、すべてのリール8a,8b,8cの回転速度が一
定になった時点で終了する。そしてこの後には、各スト
ップランプ30a,30b,30cが点灯し、以後、リ
ールの停止操作が行われる都度、対応するストップラン
プが消する通常の動作パターンに復帰する。ただし入賞
フラグの設定下でゲームが「はずれ」となった場合は、
つぎのゲームにおいても、各リール8a,8b,8cの
始動とともに再び告知用パターンが出現し、入賞フラグ
が持ち越されたことが、遊技者に報知される。
【0037】図6は、上記スロットマシン1の電気的構
成を示す。同図中、32はマイクロコンピュータより成
る制御部であり、制御、演算の主体であるCPU33、
プログラムや前記抽選のためのテーブルが記憶されるR
OM34、データの読み書きに用いられるRAM35、
および乱数発生器36を含む。
【0038】前記CPU33には、バス37を介して各
種の入出力部が接続され、CPU33は、ROM34内
のプログラムに基づき、各種入力信号を認識しつつ、出
力部に駆動信号を与えて、ゲームに関わる一連の処理を
実行する。入力部としては、前記始動レバー14,停止
釦スイッチ15a,15b,15c,ベッド釦スイッチ
17,18,19,精算スイッチ22,切換スイッチ2
3のほか、前記各リール8a,8b,8c毎の基準位置
検出装置27を構成する光電センサ28a,28b,2
8cや、メダル投入口16より投入されたメダルを検知
するためのメダル検知センサ38などが接続される。ま
た出力部としては、前記メダル払出機6,ステッピング
モータ9a,9b,9cを駆動するリール駆動部39,
3個のストップランプ30a,30b,30c,当たり
報知ランプ26のほか、効果音などを出力する音声回路
40などが接続される。
【0039】上記構成において、CPU33は、始動レ
バー14の操作に応じて、前記乱数発生器36の出力し
た乱数値をサンプリングして、そのサンプリング値をR
OM34内の抽選テーブルと照合することにより、抽選
を実行する。
【0040】またCPU33は、各光電センサ28a,
28b,28cからの検知信号により、各リール8a,
8b,8cの回転速度を検出している。そして前記抽選
が「大当たり」でなければ、すべてのリール8a,8
b,8cが始動後に一定速度で回転するようになった時
点で、各停止釦スイッチ15a,15b,15cからの
操作信号を受け付けるとともに、各ストップランプ30
a,30b,30cを点灯し、各ランプの点灯状態を、
それぞれ対応する停止釦スイッチ15a,15b,15
cが押操作されるまで維持する。他方、抽選が「大当た
り」になった場合は、CPU33は、ROM34より告
知用パターン用のプログラムを読み出して実行すること
により、各ストップランプ30a,30b,30cを、
前記図5(1)〜(5)に示したような特別の点灯パタ
ーンをもって動作させる。
【0041】さらにCPU33は、各光電センサ28
a,28b,28cからの検知信号と、リール駆動部3
9から各ステッピングモータ9a,9b,9cに与えら
れる駆動信号とを用いて各リール8a,8b,8cの回
転位置を逐次確認しており、目的とする回転位置に到達
した時点でステッピングモータ9a,9b,9cを停止
させることにより、前記したシンボルの引込み制御を実
現する。
【0042】つぎに図7,8を用いて、上記のスロット
マシン1における制御手順を示す。なお図中のSTは、
各処理のステップを示す。またFは入賞フラグであり、
「F=1」により入賞フラグがセットされた状態を示
す。
【0043】まずゲーム開始時点で、遊技者がメダル投
入を行うと、ST1が「YES」となり、CPU33
は、つぎのST2で、メダルの投入枚数に応じて所定数
の入賞ラインを有効化する。
【0044】つぎに遊技者による始動レバー14の操作
があると、ST3が「YES」となり、CPU33は、
前回のゲームからの入賞フラグが持ち越されていない場
合は、乱数発生器36の出力する乱数値を取り込んで前
記抽選を実行する(ST4,5)。この抽選で一般入賞
に当たるか、「はずれ」になった場合は、ST6からS
T8へと進んで各リール8a,8b,8cを一斉に始動
した後、さらにST9を経てST13へと移行し、各リ
ール8a,8b,8cの回転速度が一定になった時点で
ストップランプ30a,30b,30cを点灯させる
(ST14)。なおこのST13からST14に至る過
程で、いずれかの停止釦スイッチ15a,15b,15
cが操作されても、その操作信号は無視される。
【0045】一方、前記抽選が「大当たり」になった場
合は、ST6が「YES」となってST7に移行し、C
PU33は前記入賞フラグをセットした後、ST8で各
リール8a,8b,8cを始動し、ついでST9からS
T10に進んで各ストップランプ30a,30b,30
cによる告知用パターンを実行する。この告知用パター
ンの実行下でも、各リール8a,8b,8cが定速回転
するまでは、遊技者の停止操作は無視される。CPU3
3は、すべてのリール8a,8b,8cの回転速度が定
速に達した時点で、前記告知用パターンを終了し、各ス
トップランプ30a,30b,30cを一旦、点灯状態
において、リール停止操作が可能になった旨を遊技者に
報知する(ST11,12)。
【0046】こうしてリール停止操作が可能になると、
3個のリールに対する停止操作が行われる毎にST15
が「YES」となり、CPU33は、停止操作されたリ
ールに対応するストップランプを消灯するとともに、そ
のリールを所定の回転位置まで引き込んで停止させる
(ST16,17)。
【0047】前記ST15のリール停止処理では、具体
的には、図8に示すような制御ルーチン(SRT−1〜S
RT−9)が実行される。この制御ルーチンでは、リール
の停止操作位置および前記抽選処理の結果に基づいて引
込み対象のシンボルが選択され、その選択されたシンボ
ルが所定の入賞ライン上に移動した時点で、リールを停
止させるようにしている。
【0048】まず入賞フラグがセットされている場合、
遊技者の停止操作位置から見て、セットされた入賞フラ
グに応じた特別入賞にかかる「7」のシンボルが引込み
可能であれば、SRT−1,SRT−2がともに「YES」
となり、目的のシンボルを引込む制御が実行される(S
RT−3)。これに対し、規定の4駒以内の引込みでは目
的とする特別入賞のシンボルを引き込めない場合、また
はそのシンボルの引込みにより特別入賞以外の一般入賞
を成立させてしまう場合は、SRT−2からSRT−4へと
移行し、前記リールを、入賞ライン上に特別入賞以外の
シンボルを引き込んだ状態で停止させる。
【0049】前記抽選が「通常当たり」である場合も同
様であって、目的とする入賞シンボルの引込みが可能な
場合は、SRT−5,6を介してSRT−7へと移行し、前
記入賞シンボルを引き込み、引込みが不可能な場合は、
RT−8でその他の差し障りのないシンボルの引込みが
行われる。また抽選が「はずれ」の場合にはSRT−9へ
と移行し、入賞を成立させないようなシンボルを引込み
の対象として選択して、リールを停止させる。
【0050】図7のメインルーチンに戻って、このよう
なリール停止制御により全てのリール8a,8b,8c
が停止すると、ST18が「YES」となり、CPU3
3は有効な入賞ライン上に成立したシンボルの組合せを
チェックする。
【0051】有効な入賞ライン上に「7」のシンボルが
整列している場合は、特別入賞となって、ST19から
ST20へと進み、ボーナスゲーム用のルーチンを実行
することにより、高い確率で入賞が発生するボーナスゲ
ームが所定回数実行される。そしてこのルーチンが終了
すると、続くST21で、セットされていた入賞フラグ
をリセットして、通常のゲームモードへと復帰する。ま
た特別入賞以外の一般入賞が成立している場合は、ST
22が「YES」となり、ST23で所定数のメダルの
払出し処理が行われてゲーム終了となる。
【0052】一方、いずれの入賞ライン上にもはずれの
シンボル組合せが停止表示された場合は、ST19,2
2がともに「NO」となり、その時点でゲーム終了とな
る。なお前記入賞フラグがセットされているが「7」の
シンボルの引込みができずに「はずれ」となった場合
は、入賞フラグがつぎのゲームに持ち越されることにな
る。したがってつぎのゲームにおいては、ST9が「Y
ES」となって、再びST10の告知用パターンが実行
され、入賞フラグが持ち越されたことが遊技者に報知さ
れる。
【0053】このように、通常、リールの停止操作が可
能な状態であることを報知するためのストップランプ3
0a,30b,30cを用いてフラグ告知を行うので、
フラグ告知用の専用の報知手段が不要となり、機体の製
作コストを削減できる。またストップランプ30a,3
0b,30cが通常とは異なるパターンをもって動作し
ていることは、初心者であっても簡単に把握できるか
ら、明確なフラグ告知を行うことができる。
【0054】なお上記図7の制御手順では、入賞フラグ
の設定に伴って、直ちにフラグ告知を行うようにしてい
るが、フラグ告知を開始する時期はこれに限らず、入賞
フラグの設定直後は各ストップランプ30a,30b,
30cを通常どおりに制御し、以後の任意の時点で告知
用パターンを実行してもよい。たとえば第1回目の停止
操作が行われてから各ストップランプ30a,30b,
30cの動作を通常のパターンから告知用パターンに切
り換えて、所定期間、フラグ告知を行ったり、入賞フラ
グが持ち越された状態でゲーム結果が「はずれ」になっ
た場合に、その「はずれ」のシンボル組合せが表示され
た状態を維持しつつ、所定期間、フラグ告知を行うよう
にしてもよい。また入賞フラグが設定されたゲームでの
フラグ告知は行わずに、入賞フラグが持ち越された場合
に、つぎのゲームから告知用パターンを実行するように
してもよい。
【0055】
【発明の効果】上記したようにこの発明では、各リール
の停止操作が受付け可能となったことを報知するための
表示ランプを、通常とは異なる所定のパターンで点灯動
作させることにより、内部抽選に当たっていることを報
知するので、この種の報知を行うための専用の報知手段
が不要となり、機械の製作コストを削減することができ
る。また表示ランプが通常と異なるパターンで動作して
いることは、容易に確認できるので、初心者に対して
も、十分なフラグ告知を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるスロットマシンの
外観を示す正面図である。
【図2】スロットマシンの内部構造を示す正面図であ
る。
【図3】基準位置検出装置の構成を示す斜視図である。
【図4】正面パネルの構成を示す正面図である。
【図5】ストップランプによる告知用パターンの例を示
す説明図である。
【図6】スロットマシンの電気構成を示すブロック図で
ある。
【図7】スロットマシンにおける処理手順を示すフロー
チャートである。
【図8】リールの停止処理にかかる処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 スロットマシン 8a,8b,8c リール 15a,15b,15c 停止釦スイッチ 30a,30b,30c ストップスイッチ 32 制御部 33 CPU

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に複数駒のシンボルが配置された複
    数個のリールと、各リール毎に配備される表示ランプと
    を具備し、各リールに対する停止操作を、それぞれその
    リールが始動した後に所定の条件が成立した時点で有効
    にするとともに、停止操作が可能となったリールに対応
    する表示ランプを点灯させるようにしたスロットマシン
    において、 前記各リールを、それぞれ有効な停止操作に応じて、所
    定のシンボル表示位置に、内部抽選の結果に応じたシン
    ボル、または遊技者の停止操作がなされた時点で前記シ
    ンボル表示位置より所定駒数内に位置するシンボルを引
    き込んで停止させる停止制御手段と、 前記抽選が当たりのとき、前記各表示ランプの点灯動作
    が通常とは異なるパターンをとるように制御する点灯動
    作制御手段とを具備して成るスロットマシン。
  2. 【請求項2】 前記点灯動作制御手段は、各表示ランプ
    を所定の順序で順次点灯させる請求項1に記載されたス
    ロットマシン。
  3. 【請求項3】 前記点灯動作制御手段は、少なくとも1
    個の表示ランプを他の表示ランプよりも遅らせて点灯さ
    せる請求項1に記載されたスロットマシン。
  4. 【請求項4】 前記点灯動作制御手段は、少なくとも1
    個の表示ランプを点滅動作させる請求項1に記載された
    スロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記点灯動作制御手段は、点灯する表示
    ランプが順に変動するシフト表示を行う請求項1に記載
    されたスロットマシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006122487A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Samii Kk スロットマシン

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