JP2000299202A - 厚膜回路基板及びその製造方法 - Google Patents

厚膜回路基板及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000299202A
JP2000299202A JP11105287A JP10528799A JP2000299202A JP 2000299202 A JP2000299202 A JP 2000299202A JP 11105287 A JP11105287 A JP 11105287A JP 10528799 A JP10528799 A JP 10528799A JP 2000299202 A JP2000299202 A JP 2000299202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
thick
substrate
film resistor
connection end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11105287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4385434B2 (ja
Inventor
Shinji Ota
真治 太田
Yasutomi Asai
浅井  康富
Kengo Oka
賢吾 岡
Takashi Nagasaka
長坂  崇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP10528799A priority Critical patent/JP4385434B2/ja
Publication of JP2000299202A publication Critical patent/JP2000299202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4385434B2 publication Critical patent/JP4385434B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Non-Adjustable Resistors (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上に設けられた厚膜抵抗体における応力
集中を防止する。 【解決手段】 表面に導体パターン12を有するアルミ
ナ積層基板11(a)に対し、導体パターン12上のう
ち接続端部14aに対応する部分にマスク20を形成す
る(b)。次いで、第1のめっき工程を実行し、導体パ
ターン12の表面に、マスク20で覆われた部分を除い
て中間銅めっき層21を形成する(c)。次に、マスク
20を除去し(d)、第2のめっき工程を実行すること
により、中間銅めっき層21の表面に更に銅めっきを形
成すると共に、導体パターン12の表面のうち接続端部
14aに対応した部分に銅めっきを薄膜状に形成し、銅
めっき電極14を形成する(e)。この後、アルミナ積
層基板11の表面に厚膜抵抗体15を形成する(f)。
接続端部14aは他の部分に比べて薄いので、厚膜抵抗
体15を平坦に近い形状に形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック基板等
の基板の導体上にめっき電極を設け、そのめっき電極の
接続端部の上面に接続するように厚膜抵抗体を設けるよ
うにした厚膜回路基板及びその製造方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えばハイブリッドI
C等に用いられる厚膜回路基板においては、回路規模が
大きなものや高集積化が必要なものでは、積層基板が用
いられている。なかでも、銅めっきを電極として形成し
たアルミナ積層基板は、低コストとなると共に、厚膜抵
抗体の形成性やはんだとの接合性に優れる特長を有して
いる。このようなアルミナ積層基板上に厚膜抵抗体を形
成する構造としては、特開昭63−107087号公報
に示されたものがある。
【0003】この構造では、アルミナ積層基板の表面
に、タングステン又はモリブデンを主成分とした導体パ
ターンが形成され、その導体パターン上に銅めっきが施
されて銅めっき電極が形成され、その銅めっき電極を覆
うように銅の厚膜導体が形成され、その厚膜導体に接続
されるように厚膜抵抗体が形成されるようになってい
る。この構成では、厚膜抵抗体と導体パターンとの間に
厚膜導体を介在させているので、接触抵抗や接合強度の
面で優れたものとなる。ところが、厚膜導体は厚膜抵抗
体との接続のためにのみ形成されるので、印刷や焼成の
工程が増えてコストがかかる傾向にあった。
【0004】そこで、別の従来例として、特開昭56−
146201号公報や特開平4−30199号公報に示
されたものがある。このものは、図7に示すように、ア
ルミナ積層基板1の表面に導体パターン2を設け
(a)、その導体パターン2の上に銅めっき電極3を形
成し(b)、その銅めっき電極3に直接的に接続するよ
うに厚膜抵抗体4を形成する(c)ようになっている。
尚、この場合、配線抵抗値を小さくするため、銅めっき
(銅めっき電極3)はある程度大きな膜厚で形成されて
いる。
【0005】しかしながら、上記図7に示す構造では、
コスト的に有利となるものの、次のような欠点を有して
いた。即ち、銅めっき電極3の縁部は、基板1表面から
比較的大きな角度で急峻に立上がって比較的大きな段差
を呈する形態とされ、厚膜抵抗体4の端部がその段差に
倣うように盛上がった(上方に大きく折曲がった)如き
形態に形成されることになる。
【0006】このため、厚膜抵抗体4に熱サイクルが繰
返し加えられることにより、図7でAで示す部分に応力
が集中し、ひいては経時的にクラックの発生等を招く虞
がある。また、銅めっき電極3は、導体パターン2の縁
部から外側にはみ出した形態で形成されるようになり、
この銅めっき電極3の縁部と下地(基板1)との接合が
極めて弱くなり、熱サイクルにより図7にBで示す部分
の変形が生ずる虞もある。このように、厚膜抵抗体4に
経時的にクラックや変形が生ずると、抵抗値が不安定に
なるなど、信頼性に劣るものとなる。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、基板上に厚膜抵抗体を設けるものにあ
って、厚膜抵抗体における応力集中を極力防止すること
ができ、耐久性,信頼性を向上させることができる厚膜
回路基板及びその製造方法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、厚膜抵抗体
の抵抗値が経時的に不安定になる要因は、めっき電極の
接続端部が基板の表面から比較的大きな角度で急峻に立
上がるため、厚膜抵抗体の界面に生ずる応力集中にある
ことに着目し、めっき電極の接続端部の縁部の基板から
の立上がり角を小さくすれば、厚膜抵抗体の応力集中を
低減することができることを確認し、本発明を成し遂げ
たのである。
【0009】即ち、本発明の請求項1の厚膜回路基板
は、めっき電極のめっき厚みを、厚膜抵抗体が接続され
る接続端部が他の部分に比べて薄くなるように構成した
ところに特徴を有する。これによれば、めっき電極の接
続端部を薄膜化したことにより、その電極の接続端部の
縁部の基板からの立上がり角を小さく抑えることがで
き、形成される厚膜抵抗体を平坦に近い形状とすること
ができる。また、めっき電極の接続端部以外の他の部分
では、所要のめっき厚みとすることができ、例えば所望
の配線抵抗値を確保することができる。
【0010】この結果、請求項1の発明によれば、厚膜
抵抗体の応力集中を低減し経時的にクラックや変形が生
ずることを抑制することができ、ひいては耐久性,信頼
性を向上させることができるものである。また、この場
合、本発明者の研究によれば、前記接続端部のめっき厚
みを、8μm以下とすることがより一層好ましく(請求
項2の発明)、これにより、厚膜抵抗体の応力集中の防
止効果に極めて優れたものとすることができる。
【0011】そして、上記した厚膜回路基板を製造する
方法としては、以下の工程を含むものとすることができ
る。即ち、基板の導体上のうち接続端部に対応する部分
にマスクを形成した状態でめっきを形成する第1のめっ
き工程と、前記マスクを除去した状態で引続きめっきを
形成する第2のめっき工程と、基板上に厚膜抵抗体を形
成する工程とを含むものとすることができる(請求項3
の発明)。
【0012】あるいは、基板の導体上に薄い膜厚でめっ
きを形成する第1のめっき工程と、この第1のめっき工
程で形成されためっきのうち接続端部に対応する部分に
マスクを形成した状態で引続きめっきを形成する第2の
めっき工程と、前記マスクを除去した上で基板上に厚膜
抵抗体を形成する工程とを含むものとすることもできる
(請求項4の発明)。
【0013】これらによれば、2回に分けてめっきの工
程が行なわれることにより、めっき電極の所望のめっき
厚みが得られるのであるが、そのうちどちらか1回のめ
っき工程については、接続端部に対応する部分にマスク
を形成した状態でめっきが行なわれるので、接続端部の
めっき厚みを他の部分に比べて薄くすることができる。
この結果、上記した厚膜抵抗体における応力集中を極力
防止することができ、耐久性,信頼性を向上させること
ができる厚膜回路基板を、比較的簡単な工程で容易に製
造することができる。
【0014】また、基板の導体上にめっきを形成する工
程と、このめっき工程で形成されためっきのうち接続端
部に対応する部分をエッチングにより薄膜化する工程
と、基板上に厚膜抵抗体を形成する工程とを含むものと
することもできる(請求項5の発明)。これによって
も、接続端部のめっき厚みを他の部分に比べて薄くする
ことができ、厚膜抵抗体における応力集中を極力防止す
ることができ、耐久性,信頼性を向上させることができ
る厚膜回路基板を、比較的簡単な工程で容易に製造する
ことができる。
【0015】さらには、基板上に、接続端部に対応する
部分が他の部分よりもガラス成分が多く含まれるように
導体を形成する工程と、この導体上にめっきを形成する
工程と、基板上に厚膜抵抗体を形成する工程とを含むも
のとすることができる(請求項6の発明)。これによれ
ば、導体のうち、ガラス成分が多く含まれる部分につい
ては、めっきが形成されにくい(金属が析出されにく
い)ため、接続端部のめっき厚みを他の部分に比べて薄
くすることができ、厚膜抵抗体における応力集中を極力
防止することができ、耐久性,信頼性を向上させること
ができる厚膜回路基板を、比較的簡単な工程で容易に製
造することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したいくつ
かの実施例について、図1ないし図6を参照しながら説
明する。 (1)第1の実施例 まず、図1ないし図3を参照して、本発明の第1の実施
例(請求項1,2,3に対応)について述べる。
【0017】図1(f)及び図3は、本実施例に係る厚
膜回路基板の要部(厚膜抵抗体の形成部分)の構成を示
している。ここで、セラミック基板であるアルミナ積層
基板11は、アルミナ材料から多層状に構成され、その
表面部には、部品接続用のランドやそれらをつなぐ配線
等からなる導体パターン12が形成されている。この場
合、図2(e)に示すように、アルミナ積層基板11
は、例えば3層の絶縁基材層13を有し、表面及び層間
に導体パターン12を有すると共にそれらの一部がスル
ーホール11aを介して接続された形態に構成されてい
る。尚、前記導体パターン12は、例えばタングステン
又はモリブデン等の高融点金属材料を主成分として構成
されている。
【0018】そして、このアルミナ積層基板11の表面
の導体パターン12上には、その表面全体を覆うように
例えば銅めっきが施され、銅めっき電極14とされるよ
うになっている。さらに、アルミナ積層基板11の表面
部には、厚膜抵抗体15が設けられる。この厚膜抵抗体
15は、例えばLaB6 抵抗体からなり、その両端部
が、一対の銅めっき電極14の端部(接続端部14a)
の上面に夫々重なって接続されるように設けられてい
る。
【0019】このとき、前記銅めっき電極14のめっき
厚みは、前記厚膜抵抗体15が接続される接続端部14
aが、他の部分に比べて薄い薄膜状に設けられている。
また、この接続端部14aは、厚膜抵抗体15の接続部
よりも平面的にやや大きく形成されている。ちなみに、
この接続端部14aのめっき厚み寸法は、8μm以下と
されている。尚、アルミナ積層基板11の表面部には、
前記銅めっき電極14及び厚膜抵抗体15の全体を覆う
ように、保護用のオーバーコートガラス16(図3に想
像線で示す)が形成されるようになっている。また、図
示はしないが、他の銅めっき電極14には、例えばチッ
プ部品や半導体ベアチップ等が接続されるようになって
いる。
【0020】次に、上記構成の厚膜回路基板を製造する
手順について、図2も参照して述べる。図2は、アルミ
ナ積層基板11の形成の工程を概略的に示しており、ま
た、図1は、厚膜回路基板の製造工程における要部(厚
膜抵抗体15の形成部分)の様子を示している。ここ
で、図2に示すように、アルミナ積層基板11を形成す
るにあたっては、絶縁基材層13の材料として、図2
(a)に示すように、例えば厚み0.05〜0.5mm程
度の3枚の周知のアルミナグリーンシート17が用いら
れ、まず、図2(b)に示すように、これらグリーンシ
ート17の所要位置に、スルーホール11aとなる穴1
7aが金型プレス等により形成される。
【0021】次いで、図2(c)に示すように、前記各
グリーンシート17の穴17a内が高融点金属ペースト
(タングステンペースト)18により埋められると共
に、各グリーンシート17の表面に導体パターン12と
なる高融点金属ペースト19が、例えば10μm程度の
厚みでスクリーン印刷により印刷塗布される。そして、
図2(d)に示すように、3枚のグリーンシート17が
積層、加圧されて一体化された状態で、その積層体が還
元雰囲気にて例えば1600℃で焼成される。これによ
り、図2(e)及び図1(a)に示すように、導体パタ
ーン12が形成されたアルミナ積層基板11が得られる
のである。
【0022】さて、このように導体パターン12が形成
されたアルミナ積層基板11に対し、導体パターン12
の表面に銅めっきを施して銅めっき電極14を形成する
工程、及び厚膜抵抗体15を形成する工程が順に実行さ
れるのであるが、本実施例では、図1に示す手順にて、
第1及び第2の2回のめっき工程が実行されるようにな
っている。
【0023】即ち、図1(a)に示すアルミナ積層基板
11に対し、まず、図1(b)に示すように、導体パタ
ーン12上のうち前記接続端部14aに対応する部分
に、マスク20が形成される。このマスク20の材質と
しては、銅めっきの工程で剥離や溶解することなく、後
に除去可能なものであれば様々なものを使用できるが、
アクリルやビニール等の合成樹脂材料を用いることが望
ましい。また、マスク20の形成方法としては、液状の
樹脂を印刷やディスペンスにより塗布した後、硬化させ
る方法や、前面にフォトレジスト等を塗布しその後エッ
チングにより不要部分を除去するといった方法が採用で
きる。また、マスク20の厚みとしては、10μm〜1
mm程度で良い。
【0024】このようにマスク20が形成されたアルミ
ナ積層基板11に対し、第1のめっき工程が実行され
る。このめっき工程は、周知の無電解めっき(あるいは
電解めっきでも良い)により行なわれ、これにて、図1
(c)に示すように、アルミナ積層基板11の表面の導
体パターン12の表面に、前記マスク20で覆われた部
分を除いて、中間銅めっき層21が形成されるようにな
る。また、この第1のめっき工程では、中間銅めっき層
21は、必要なめっき厚みから、接続端部14aのめっ
き厚み(例えば8μm)分だけ不足した厚み(2回のめ
っき工程により所望のめっき厚が得られる厚み)まで形
成される。
【0025】次に、図1(d)に示すように、アルミナ
積層基板11の表面から前記マスク20を除去すること
が行なわれる。このマスク20を除去するにあたって
は、有機溶剤を使用する化学的な方法や、機械的に引剥
がす方法等を採用することができる。これにて、導体パ
ターン12の表面のうち、接続端部14aに対応した部
分が露出するようになる。次いで、アルミナ積層基板1
1に対する第2のめっき工程が実行される。この第2の
めっき工程も、上記第1のめっき工程と同様の方法が用
いられ、例えば8μmの厚みで銅めっきが形成される。
【0026】これにて、図1(e)に示すように、前記
中間銅めっき層21の表面に更に銅めっきが堆積状に形
成されると共に、導体パターン12の表面のうち接続端
部14aに対応した部分に銅めっきが形成され、銅めっ
き電極14が形成されるのである。この銅めっき電極1
4は、上述のように、厚膜抵抗体15が接続される接続
端部14aについて、厚みが例えば8μmの薄膜状に形
成され、その他の部分については、例えば配線抵抗値を
十分小さくできるような所要の厚みとされている。
【0027】この後、図1(f)に示すように、アルミ
ナ積層基板11の表面に厚膜抵抗体15を形成する工程
が実行される。この厚膜抵抗体15の形成工程は、アル
ミナ積層基板11の表面に、抵抗体ペーストを例えばス
クリーン印刷により所定形状に塗布し、乾燥後、窒素雰
囲気にて例えば900℃で焼成することにより行なわれ
る。これにて、端部が銅めっき電極14の接続端部14
aに接続された厚膜抵抗体15が得られるのである。し
かる後、アルミナ積層基板11の表面に、オーバーコー
トガラス16が形成される。
【0028】このようにして形成される厚膜回路基板に
おいては、銅めっき電極14のめっき厚みを、厚膜抵抗
体15が接続される接続端部14aについては他の部分
に比べて薄くなるように形成したので、接続端部14a
の縁部のアルミナ積層基板11表面からの立上がり角を
小さく抑えることができ、図7(c)に示した従来のも
のと比べて、厚膜抵抗体15を平坦に近い形状に形成す
ることができた。また、接続端部14aが、導体パター
ン12の縁部から大きくはみ出すこともないので、アル
ミナ積層基板11との接合性も良好となる。銅めっき電
極14の接続端部14a以外の他の部分では、所要のめ
っき厚みとすることができるので、例えば所望の配線抵
抗値を得ることができることは勿論である。
【0029】従って、本実施例によれば、厚膜抵抗体1
5に熱サイクルが繰返し作用しても、局所的に応力が集
中することを防止することができ、ひいてはクラックや
変形の発生等を効果的に抑制することができる。この結
果、経時的に抵抗値が不安定になることを未然に防止す
ることができ、耐久性,信頼性を向上させることができ
るという優れた効果を得ることができる。この場合、接
続端部14aのめっき厚みを8μm以下としたことによ
り、厚膜抵抗体15の応力集中の防止効果に極めて優れ
たものとなる。
【0030】また、本実施例の製造方法によれば、マス
ク20の形成及び除去の工程が必要となると共に、めっ
きの工程を2回に分けるものの、焼成の工程が1回増え
るといった場合と比べて、さほど手間や時間が増加する
こともないので、上記したような厚膜抵抗体15におけ
る応力集中を極力防止することができ、耐久性,信頼性
を向上させることができる厚膜回路基板を、比較的簡単
な工程で容易に製造することができるものである。
【0031】(2)第2の実施例 次に、図4を参照して本発明の第2の実施例(請求項4
に対応)について述べる。尚、以下に述べる第2〜第4
の実施例は、上記した第1の実施例の厚膜回路基板と同
様の厚膜回路基板を製造するための別の方法を示す実施
例であるため、厚膜回路基板の構成など上記した第1の
実施例と共通する部分については、新たな図示や詳しい
説明を省略すると共に、符号も共通して使用し、以下異
なる点を中心に述べることとする。
【0032】この実施例では、図4(a)に示すアルミ
ナ積層基板11に対し、まず、その導体パターン12上
に、周知の無電解めっきにより薄い膜厚(8μm以下)
でめっきを形成する第1のめっき工程が実行される。こ
れにより、図4(b)に示すように、アルミナ積層基板
11の表面の導体パターン12上全体に、中間銅めっき
層22が均一厚みで形成される。そして、図4(c)に
示すように、形成された中間銅めっき層22のうち接続
端部14aに対応する部分に、上記第1の実施例と同様
な方法でマスク23が形成される。
【0033】次いで、マスク23が形成されたアルミナ
積層基板11に対し、同様に第2のめっき工程が実行さ
れる。これにて、図4(d)に示すように、アルミナ積
層基板11の表面の中間銅めっき層22の表面に、前記
マスク23で覆われた部分を除いて更に銅めっきが形成
されるようになる。この第2のめっき工程では、接続端
部14a以外の部分が所要のめっき厚みとなるまでめっ
きが形成され、その後、図4(e)に示すように、アル
ミナ積層基板11の表面から前記マスク23が除去され
ることにより、銅めっき電極14が形成されるのであ
る。
【0034】この銅めっき電極14は、上述のように、
厚膜抵抗体15が接続される接続端部14aについて、
厚みが例えば8μmの薄膜状に形成され、その他の部分
については、例えば配線抵抗値を十分小さくできるよう
な所要の厚みとされている。この後、図4(f)に示す
ように、上記第1の実施例と同様の方法で、アルミナ積
層基板11の表面に厚膜抵抗体15を形成する工程が実
行される。
【0035】このような実施例によっても、上記第1の
実施例と同様に、銅めっき電極14のめっき厚みを、厚
膜抵抗体15が接続される接続端部14aについては他
の部分に比べて薄くなるように形成することができ、厚
膜抵抗体15を平坦に近い形状に形成することができ
る。従って、厚膜抵抗体15に熱サイクルが繰返し作用
しても、局所的に応力が集中することを防止することが
でき、ひいては経時的に抵抗値が不安定になることを未
然に防止して耐久性,信頼性を向上させることができる
厚膜回路基板を、比較的簡単な工程で容易に製造するこ
とができるものである。
【0036】(3)第3の実施例 図5は、本発明の第3の実施例(請求項5に対応)を示
している。この実施例では、図5(a)に示すアルミナ
積層基板11に対し、まず、その導体パターン12上
に、例えば銅めっきを形成するめっき工程が実行され
る。これにより、図5(b)に示すように、アルミナ積
層基板11の表面の導体パターン12上全体に、銅めっ
き層24が所要の厚み(所要の配線抵抗値を得ることが
できる厚み)で形成される。
【0037】次に、図5(c)に示すように、アルミナ
積層基板11の表面に、銅めっき層24の接続端部14
aに対応する部分を除いてマスク25が形成される。こ
のマスク25の材質としては、次のエッチングの工程に
おいて溶解したり剥離したりすることのない、例えばア
クリルやビニール等の合成樹脂材料を用いることができ
る。
【0038】そして、このマスク25を形成した状態
で、前記銅めっき層24のうち接続端部14aに対応す
る部分をエッチングにより薄膜化する工程が実行され
る。このエッチングの工程は、例えば硝酸や過硫酸アン
モニウム水溶液等を用いた化学エッチングを用いること
ができ、これにて、図5(d)に示すように、銅めっき
層24のうち接続端部14aに対応する部分のみが、例
えば厚み8μm以下に薄膜化されるのである。次いで、
アルミナ積層基板11の表面から前記マスク25が除去
されることにより、図5(e)に示すように、接続端部
14aが薄膜化した銅めっき電極14が形成される。こ
の後、図5(f)に示すように、アルミナ積層基板11
の表面に厚膜抵抗体15を形成する工程が実行される。
【0039】このような実施例においても、銅めっき電
極14のめっき厚みを、厚膜抵抗体15が接続される接
続端部14aについては他の部分に比べて薄くなるよう
に形成することができ、従って、厚膜抵抗体15におけ
る応力集中を極力防止することができ、ひいては経時的
に抵抗値が不安定になることを未然に防止して耐久性,
信頼性を向上させることができる厚膜回路基板を、比較
的簡単な工程で容易に製造することができるものであ
る。
【0040】(4)第4の実施例 図6は、本発明の第4の実施例(請求項6に対応)を示
している。この実施例では、アルミナ積層基板11の形
成工程において、その表面の導体パターン26を2種類
の異なる材料(高融点金属ペースト)を用いて形成する
ようにしている。即ち、上記第1の実施例で述べたよう
に、アルミナ積層基板11の材料として、図6(a)に
示すアルミナグリーンシート17が用いられ、このグリ
ーンシート17に対してスルーホール11aとなる穴加
工が行なわれる。
【0041】次いで、前記各グリーンシート17の穴1
7a内が高融点金属ペースト(タングステンペースト)
18により埋められると共に、グリーンシート17の表
面に、導体パターン26となる高融点金属ペーストが、
例えばスクリーン印刷により印刷塗布されるのである
が、ここでは、高融点金属ペーストの印刷塗布の工程が
2回に分けて行なわれる。1回目の工程では、図6
(b)に示すように、高融点金属ペースト27が、アル
ミナ積層基板11の銅めっき電極14の接続端部14a
の下地となる部分を除いて印刷塗布される。
【0042】このとき、この高融点金属ペースト27
は、例えばタングステン又はモリブデン等の高融点金属
の粉末を主成分とし、それに接合性を高めるためのガラ
ス成分(ガラスフリット)を添加し、さらにバインダや
有機溶剤を加えて混合し、ペースト状としたものであ
り、前記ガラス成分は0〜20%の割合で配合されてい
る。尚、前記バインダや有機溶剤は、後の焼成の工程に
おいて、分解,蒸発されるようになっている。
【0043】引続き、2回目の工程では、図6(c)に
示すように、高融点金属ペースト28が、銅めっき電極
14の接続端部14aの下地となる部分に、前記高融点
金属ペースト27に連続するように印刷塗布される。こ
のとき、この高融点金属ペースト28として、前記高融
点金属ペースト27に比べてガラス成分を多く(例えば
3〜30%)したものが用いられる。
【0044】そして、グリーンシート17が積層、加圧
されて一体化された状態で、その積層体が還元雰囲気に
て例えば1600℃で焼成されることにより、アルミナ
積層基板11が形成されるのであるが、このとき、図6
(d)に示すように、アルミナ積層基板11の表面に形
成される導体パターン26は、接続端部14aに対応す
る接続部26aが他の部分よりもガラス成分が多く含ま
れるものとなるのである。
【0045】次に、上記アルミナ積層基板11に対し、
その導体パターン26上に、銅めっきを形成するめっき
工程が実行される。このめっき工程では、導体パターン
26中の金属がいわば核となる様な形で銅が析出(電
着)されるのであるが、導体パターン26のうち接続部
26aでは、ガラス成分が多く(金属成分が少なく)、
めっきが形成されにくい(銅が析出されにくい)ので、
図6(e)に示すように、形成される銅めっき(銅めっ
き電極14)は、接続端部14aのめっき厚みが他の部
分に比べて薄くなるのである。この後、図6(f)に示
すように、アルミナ積層基板11の表面に厚膜抵抗体1
5を形成する工程が実行される。
【0046】このような実施例においても、銅めっきの
下地となる導体パターン26の材料の工夫によって、銅
めっき電極14のめっき厚みを制御でき、厚膜抵抗体1
5が接続される接続端部14aについては他の部分に比
べて薄くなるように形成することができた。従って、厚
膜抵抗体15における応力集中を極力防止することがで
き、ひいては経時的に抵抗値が不安定になることを未然
に防止して耐久性,信頼性を向上させることができる厚
膜回路基板を、比較的簡単な工程で容易に製造すること
ができるものである。
【0047】尚、本発明は上記した各実施例に限定され
るものではなく、例えば基板としてはアルミナ積層基板
に限らず、他のセラミック基板やガラス基板、ガラスセ
ラミック基板等であっても良く、また、めっきの材質や
マスクの材質、さらには厚膜抵抗体の材質や形状などに
ついても種々の変形が可能である等、要旨を逸脱しない
範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、厚膜回路
基板の製造工程における厚膜抵抗体の形成部分の概略的
な様子を順に示す縦断面図
【図2】アルミナ積層基板の形成の工程を概略的に示す
【図3】厚膜回路基板の厚膜抵抗体形成部分の平面図
【図4】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図7】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
図面中、11はアルミナ積層基板(基板)、12は導体
パターン(導体)、14は銅めっき電極(めっき電
極)、14aは接続端部、15は厚膜抵抗体、17はア
ルミナグリーンシート、20,23,25はマスク、2
1,22は中間銅めっき層、24は銅めっき層、26は
導体パターン(導体)、26aは接続部、27,28は
高融点金属ペーストを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 賢吾 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 長坂 崇 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5E032 AB01 BA07 BB01 CC14 CC18 5E033 AA18 AA28 BB06 BE01 BG02 BG03 BG04 5E343 AA02 AA07 AA24 AA26 BB14 BB24 BB39 BB40 BB72 CC44 DD03 DD33 DD76 ER37 ER39 GG20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基板等の基板の導体上に、め
    っき電極を形成すると共に、前記基板上に、前記めっき
    電極の接続端部の上面に接続されるように厚膜抵抗体を
    形成してなるものであって、 前記めっき電極のめっき厚みは、前記接続端部が他の部
    分に比べて薄くされていることを特徴とする厚膜回路基
    板。
  2. 【請求項2】 前記接続端部のめっき厚みは、8μm以
    下であることを特徴とする請求項1記載の厚膜回路基
    板。
  3. 【請求項3】 セラミック基板等の基板の導体上に、め
    っき電極を設け、そのめっき電極の接続端部の上面に接
    続するように厚膜抵抗体を設けるようにした厚膜回路基
    板を製造するための方法であって、 前記基板の導体上のうち前記接続端部に対応する部分に
    マスクを形成した状態でめっきを形成する第1のめっき
    工程と、 前記マスクを除去した状態で引続きめっきを形成する第
    2のめっき工程と、 前記基板上に厚膜抵抗体を形成する工程とを含むことを
    特徴とする厚膜回路基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 セラミック基板等の基板の導体上に、め
    っき電極を設け、そのめっき電極の接続端部の上面に接
    続するように厚膜抵抗体を設けるようにした厚膜回路基
    板を製造するための方法であって、 前記基板の導体上に薄い膜厚でめっきを形成する第1の
    めっき工程と、 この第1のめっき工程で形成されためっきのうち前記接
    続端部に対応する部分にマスクを形成した状態で引続き
    めっきを形成する第2のめっき工程と、 前記マスクを除去した上で前記基板上に厚膜抵抗体を形
    成する工程とを含むことを特徴とする厚膜回路基板の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 セラミック基板等の基板の導体上に、め
    っき電極を設け、そのめっき電極の接続端部の上面に接
    続するように厚膜抵抗体を設けるようにした厚膜回路基
    板を製造するための方法であって、 前記基板の導体上にめっきを形成する工程と、 このめっき工程で形成されためっきのうち前記接続端部
    に対応する部分をエッチングにより薄膜化する工程と、 前記基板上に厚膜抵抗体を形成する工程とを含むことを
    特徴とする厚膜回路基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 セラミック基板等の基板の導体上に、め
    っき電極を設け、そのめっき電極の接続端部の上面に接
    続するように厚膜抵抗体を設けるようにした厚膜回路基
    板を製造するための方法であって、 前記基板上に、前記接続端部に対応する部分が他の部分
    よりもガラス成分が多く含まれるように導体を形成する
    工程と、 この導体上にめっきを形成する工程と、 前記基板上に厚膜抵抗体を形成する工程とを含むことを
    特徴とする厚膜回路基板の製造方法。
JP10528799A 1999-04-13 1999-04-13 厚膜回路基板及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4385434B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10528799A JP4385434B2 (ja) 1999-04-13 1999-04-13 厚膜回路基板及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10528799A JP4385434B2 (ja) 1999-04-13 1999-04-13 厚膜回路基板及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000299202A true JP2000299202A (ja) 2000-10-24
JP4385434B2 JP4385434B2 (ja) 2009-12-16

Family

ID=14403475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10528799A Expired - Fee Related JP4385434B2 (ja) 1999-04-13 1999-04-13 厚膜回路基板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4385434B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010199540A (ja) * 2009-02-02 2010-09-09 Fujitsu Ltd 回路基板とその製造方法、及び抵抗素子
WO2020045436A1 (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 京セラ株式会社 配線基板および電子装置
CN111816567A (zh) * 2020-07-17 2020-10-23 绍兴同芯成集成电路有限公司 一种双面厚膜电镀铜散热结构制作方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010199540A (ja) * 2009-02-02 2010-09-09 Fujitsu Ltd 回路基板とその製造方法、及び抵抗素子
WO2020045436A1 (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 京セラ株式会社 配線基板および電子装置
CN112586092A (zh) * 2018-08-28 2021-03-30 京瓷株式会社 布线基板以及电子装置
JPWO2020045436A1 (ja) * 2018-08-28 2021-08-26 京セラ株式会社 配線基板および電子装置
EP3846597A4 (en) * 2018-08-28 2022-05-18 Kyocera Corporation WIRING PANEL AND ELECTRONICS
JP7100707B2 (ja) 2018-08-28 2022-07-13 京セラ株式会社 配線基板および電子装置
US11395405B2 (en) 2018-08-28 2022-07-19 Kyocera Corporation Wiring substrate and electronic device
CN111816567A (zh) * 2020-07-17 2020-10-23 绍兴同芯成集成电路有限公司 一种双面厚膜电镀铜散热结构制作方法
CN111816567B (zh) * 2020-07-17 2021-12-28 绍兴同芯成集成电路有限公司 一种双面厚膜电镀铜散热结构制作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4385434B2 (ja) 2009-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001196381A (ja) 半導体装置、半導体上の回路形成に用いる金属積層板、および回路形成方法
JP4984855B2 (ja) 薄膜チップ抵抗器、薄膜チップコンデンサおよび薄膜チップインダクタの製造方法
JP2006287063A (ja) 電子部品
JP2000299202A (ja) 厚膜回路基板及びその製造方法
JP4154913B2 (ja) 電子部品およびその製造方法
JP2000277916A (ja) 基板および分割基板
JP2788656B2 (ja) 集積回路用パッケージの製造方法
JP7182856B2 (ja) 配線基板及びその製造方法
JP2000286536A (ja) 可撓性回路基板の製造法
JP2000323806A (ja) バンプ付セラミック回路基板及びその製造方法
JP2000174423A (ja) 配線基板およびその製造方法
JP2002246206A (ja) チップ抵抗器及びその製造方法
JP2000174433A (ja) 配線基板の製造方法
JPH10163002A (ja) チップ型電子部品とその製造方法
JPH08288102A (ja) 電子部品とその製造方法
JP2003243827A (ja) 積層セラミック基板の製造方法
JPH0693538B2 (ja) セラミック配線回路板およびその製造方法
JPH10261874A (ja) 多層回路基板
JPH0888138A (ja) セラミック電子部品
JPS6046092A (ja) 穴明きセラミック基板
JPH08116150A (ja) 電極配線および抵抗素子の形成方法
JPH0548269A (ja) 多層配線基板の製造方法
JP2006041225A (ja) セラミック配線板の製造方法
JPH06140465A (ja) 回路部品搭載用中間基板及びその製造法
JP2001267742A (ja) セラミック多層基板の製造方法およびそれに用いられる導体ペースト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090921

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees