JP2000298607A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2000298607A
JP2000298607A JP2000083873A JP2000083873A JP2000298607A JP 2000298607 A JP2000298607 A JP 2000298607A JP 2000083873 A JP2000083873 A JP 2000083873A JP 2000083873 A JP2000083873 A JP 2000083873A JP 2000298607 A JP2000298607 A JP 2000298607A
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JP2000083873A
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Toshio Kashio
俊雄 樫尾
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 任意に設定されたレコード指定データに基づ
いて、ユーザー任意の形態で入力された入力レコードか
らファイル更新用のレコードを生成することにより、統
一的なファイル更新用のレコードに基づいてファイル更
新処理を自動的に行う。 【解決手段】 入力レコードの各ワードとファイルを構
成するレコードの各ワードとの対応及びワードの並びを
指定し、任意に設定されるレコード指定データを記憶す
る入力レコード指定メモリ16及び基本レコード指定メ
モリ17と、このレコード指定データで指定されるワー
ドを入力レコードから抽出し、前記指定されたワードの
並びに従って所定のワード順に並べてファイル更新用の
レコードを生成する更新レコード生成装置14と、この
更新レコード生成装置14で生成されたレコードに基づ
いてファイルを更新するファイル更新処理装置15とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファイルに対するデ
ータの入力処理及びファイルヘのデータの更新処理、フ
ァイルからのデータの出力処理を行なう情報処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータを用いた情報処理で
は、ディスク等に種々のファイルを記憶し、入力された
レコードデータに基づいて諸ファイルを更新している。
ところで、コンピュータを導入する企業の業種は多種多
様であり、したがって、ファイルの内容も入力レコード
の内容も多種多様である。更に、同一業種と言えども各
企業において業務内容が異なる。このように、ファイル
及び入力レコードの内容は千差万別であり、ファイルか
ら出力される出力レコードについても全く同様にその内
容は千差万別である。それ故に、従来のコンピュータで
は千差万別の入力レコード、ファイル、出力レコードに
対応すべくシステム設計を行ない、各企業の各業務内容
に応じた種々のプログラムを設計し作成していた。これ
らの各プログラムにおいては、入力レコードの内容に応
じてどのファイルに対してどのような更新を行うのかを
プログラム言語で記述するが、この際に、入力部からの
レコードの入力に応答して更新対象となるレコードをフ
ァイルから読み出し、演算を行なった後に再びファイル
ヘ書き込むという一連の処理が各レコードの入力毎に実
行されるようにプログラム言語で記述する必要があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来では
各企業の業務内容に応じて種々のプログラムを作成しな
ければならないが、例えば、各ファイルに対応するファ
イル管理システムを設計する場合において、ファイルに
対する更新プログラムの設計をする必要がある。この場
合、ファイル内のレコードの構造及び各レコード内のワ
ード位置はメモリ上に固定的に定められており、しかも
そのレコード構造は各ファイル毎に全く異なっている。
そのため、入力されたデータに基づいて対応するファイ
ルのレコードを更新するに当っては、当該ファイルのレ
コード構造に対応して更新プログラムを設計しなければ
ならず、このプログラム設計には多大な労力と時間を要
していた。特に、各企業においては、必要とするファイ
ルは非常に多く、各ファイルに対応して多数のプログラ
ムを夫々独自に設計することを余儀なくされていた。
【0004】また、各企業において取扱う伝票の種類は
非常に多く、例えば受注伝票、売上伝票、仕入伝票等の
営業伝票や、旅費精算書、入金伝票等の各種振替伝票
等、種々の伝票がある。しかも、前記各種の伝票に対応
して、入力レコードの形態も各企業において個々に異な
っているのが一般的である。従って、入力レコードの入
力処理プログラムは、個々のユーザーの各種の伝票に対
応して独自に設計しなければならず、個々のユーザーの
要望に沿ったシステムの設計には多大な労力と時間を要
していた。
【0005】更に、業務内容の変更等のために、ファイ
ルの内容もしくは入力レコード、出力レコードの内容を
変える際には、各プログラムがレコードの入力からファ
イルの更新及び出力までを一連の処理手順として記述さ
れているが故に、各プログラムは大幅な修正を要するこ
とになり、全体システムに係わる変更は容易ではなく、
場合によっては再度、システム設計からやり直さなけれ
ばならなかった。
【0006】本発明の課題は、情報を総括して全ての情
報を統一的に且つ自動的に処理できるようにすることで
あり、更に千差万別のプログラムを作成することなく千
差万別の業種及び業務内容の情報の処理に対応できるよ
うにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、入力された入力レコードを記憶する入力レコード記
憶手段と、入力レコードの各ワードとファイルを構成す
るレコードの各ワードとの対応及びワードの並びを指定
し、任意に設定されるレコード指定データを記憶するレ
コード指定データ記憶手段と、前記レコード指定データ
記憶手段内のレコード指定データで指定されるワードを
入力レコードから抽出し、前記指定されたワードの並び
に従って所定のワード順に並べてファイル更新用のレコ
ードを生成するレコード生成手段と、このレコード生成
手段で生成されたレコードに基づいてファイルを更新す
るファイル更新手段とを備えてなる情報処理装置であ
る。この構成の情報処理装置は、ユーザー任意の形態で
入力された入力レコードの各ワードとファイルを構成す
るレコードの各ワードとの対応及びワードの並びを指定
するレコード指定データを任意に設定し、このレコード
指定データで指定されるワードを入力レコードから抽出
し、前記指定されたワードの並びに従って所定のワード
順に並べてファイル更新用のレコードを生成する。この
様にして生成されたファイル更新用のレコードは、統一
的なワードの並び順になっているので、後の処理はファ
イル更新手段によって統一的に自動的に行なうことが可
能になる。この際に、レコード指定データは各ユーザー
の入力レコードの形態に合わせて任意に設定できるの
で、ユーザー任意の形態の入力レコードであっても統一
的な処理が可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、一実施例を図1乃至図16
を参照して説明する。
【0009】図1は情報処理装置の全体構成図を示した
ものである。同図において11は入力装置で、伝票デー
タ等を入力するものであり、例えば各種指定データを予
め設定する為の設定キー、データを入力するテンキー及
びファンクションキー等を備えている。前記入力装置1
1には、入力処理装置12、基本レコード生成装置1
3、更新レコード生成装置14、ファイル更新処理装置
15が順次接続される。そして、前記入力処理装置1
2、基本レコード生成装置13、更新レコード生成装置
14、ファイル更新処理装置15にはそれぞれ入力レコ
ード指定メモリ16、基本レコード指定メモリ17、更
新レコード指定メモリ18、更新用メモリ19が接統さ
れると共に、作成レコードメモリ21、基本レコードメ
モリ22、更新レコードメモリ23、ファイルメモリ2
4が接鏡される。前記入力レコード指定メモリ16、基
本レコード指定メモリ17、更新レコード指定メモリ1
8には、入力装置11によりそれぞれ所定の指定データ
が予め設定される。各指定データの詳細は後述するが、
入力レコード指定メモリ16には、作成されるレコード
のワードNo.とワード内容との対応関係が設定される。
このワード内容とは、例えば「入力ワード」、「索引ワ
ード」、「計算ワード」等を示すものである。基本レコ
ード指定メモリ17には、後述する基本レコードの24
各ワードNo.と作成レコードメモリ21内のレコーの各
ワードNo.との対応関係が設定される。更新レコード指
定メモリ18には、一つ又は複数のレコードキーワー
ド、データワードからなる更新レコードの各ワードと基
本レコードの各ワードとの対応を示すデータ及び、更新
対象のファイル名を示すファイルキーワード、更新の内
容を示すデータが設定される。
【0010】入力処理装置12は、入力装置11から入
力されたデータを入力レコード指定メモリ16に設定さ
れているワード内容に従って処理し、設定されているワ
ードNo.に対応して作成レコードメモリ21にレコード
を書込み、1レコード分の書込みを終了すると基本レコ
ード生成装置13を起動する。基本レコード生成装置1
3は、作成レコードメモリ21に書込まれた作成レコー
ドを基本レコード指定メモリ17の設定内容に従って基
本レコードに変換して基本レコードメモリ22に書込
む。また、基本レコード生成装置13は、基本レコード
メモリ22への1レコード分もしくは複数レコード分か
らなる1伝票分の基本レコードの書込みを終了すると、
更新レコード生成装置14を起動する。更新レコード生
成装置14は、更新レコード指定メモリ18の設定内容
に基づいて基本レコードから更新レコードを生成し、更
新レコードメモリ23に書込む。前記更新レコードメモ
リ23に書込まれる更新レコードは、ファイルキーワー
ド、一つ又は複数のレコードキーワード、更新の内容、
データワードからなっている。
【0011】ファイル更新処理装置15は、更新レコー
ド生成装置14からの更新レコード生成終了命令によっ
て、もしくはバッチ処理の場合は入力装置11からの更
新指示命令によって起動され、更新レコードメモリ23
に記憶された更新レコードに基づき、つまり、更新レコ
ードのファイルキーワード、レコードキーワードに従
い、更新用メモリ19を用いてファイルメモリ24内の
対応ファイルのレコード群に対する更新処理を行なう。
前記更新用メモリ19は例えばRAMにより構成されて
内部にA、B、Cの領域を有しワークメモリとして使用
される。
【0012】前記ファイルメモリ24内には、一つ又は
複数のレコードキーワードとデータワードより構成され
るレコード群がファイル別にキーワードの順に記憶され
ている。そして、このファイルメモリ24に記憶された
ファイル内の各レコードは出力レコード生成装置25に
より読出される。この出力レコード生成装置25には、
出力レコード指定メモリ26が接統されている。この出
力レコード指定メモリ26には、出力レコードを作成す
る為の指定データ、例えばファイルキーワード、検索条
件、作成ワード、ワード内容等が入力装置11により予
め設定されている。前記出力レコード生成装置25は、
入力装置11からの出力指示命令によって起動し、出力
レコード指定メモリ26の設定内容に基づいてレコード
を作成し、そのレコードを前記作成レコードメモリ21
に書込む。前記作成レコードメモリ21に記憶されたレ
コードは出力処理装置27により読み出され、出力様式
指定メモリ28内に予め設定された指定データに従って
所定の印字位置及び所定のフォームで出力され、出力装
置で印字もしくは表示される。
【0013】次に実施例の動作を説明する。入力装置1
1から伝票等に基づいて入力レコードの各ワードデータ
を入力すると、このデータは入力処理装置12へ入力さ
れる。入力処理装置12は、データが入力されると、図
2に示すように入力レコード指定メモリ16の指定デー
タを参照し、ワードNo.「11、12、……、In」に
対応するワード内容「W1、W2、……、Wn(入力、
索引、計算等)」に従って入力された各ワードデータを
ワードNo.順に処理し、その処理した結果をワードデー
タ「m1、m2、……、mn」として作成レコードメモ
リ21に順次書込む。ワード内容が「入力ワード」の場
合は、入力されたワードデータをワードNo.と対応する
作成レコードメモリ21のワードヘ入力する。「索引ワ
ード」の場合は、入力処理装置12内の図示しない索引
メモリを参照して、入力されたワードデータ、例えばコ
ードデータをキャラクタデータに変換してこれを作成レ
コードメモリ21の該当ワードヘ入力する。「計算ワー
ド」の場合は、ワードNo.を用いて定義されているワー
ド間の演算に従って計算を行ない、その計算結果のデー
タを作成ワードメモリ21の該当ワードヘ入力する。例
えばワード内容「W3」として「I1×I2」と定義さ
れている場合は、作成レコードメモリ21内のワードN
o.「I1」及び「I2」のワードデータ「m1」及び
「m2」を読み出して乗算し、この結果のワードデータ
「m3」を作成ワードメモリ21の入力ワードNo.「I
3」へ入力する。このようにして入力処理装置12は、
入力レコード指定メモリ16内の各ワード内容に従った
処理を行ない、作成レコードメモリ21に1レコード分
のデータの入力が完了すると、基本レコード生成装置1
3を起動する。
【0014】基本レコード生成装置13は、入力処理装
置12からの命令により起動され、基本レコード指定メ
モリ17内に設定されている指定データに基づいて作成
レコードメモリ21内の作成レコードから基本レコード
の生成を行なう。すなわち、基本レコード指定メモリ1
7には、図3に示すように作成レコードメモリ21の各
ワードNo.「I1、I2、・・・…、In」と基本レコ
ードメモリ22の各ワードh「S1、S2、・・・…、
Sn」との対応関係を示す指定データが設定されてお
り、基本レコード生成装置13は作成レコードメモリ2
1に保持されているレコードの各ワードデータ「m1、
m2、……、mn」を基本レコード指定メモリ17に設
定されている指定データに基づいて配列し、もしくは入
力レコードの種類によって定まる特定のワードを生成し
て基本レコードメモリ22に記憶する。例えば図3に示
すように基本レコードのワードNo.「S1、S2、S
3、……、Sn」に対応して作成レコードのワードNo.
「I2、I4、I5、……、I7」が設定されている場
合は、作成レコードメモリ21内のワードデータを「m
2、m4、m5、……、m7」の順に配列して基本レコ
ードとして基本レコードメモリ22に記憶する。1伝票
分のデータの入力完了を示す入力指示が入力装置11か
ら入力処理装置12へ入力され、その結果、基本レコー
ド生成装置13が、1レコード分もしくは複数レコード
分から成る1伝票分の全ての基本レコードを生成して基
本レコードメモリ22に書込むと、その後、更新レコー
ド生成装置14を起動する。
【0015】この更新レコード生成装置14は、基本レ
コードメモリ22に保持されている基本レコードを更新
レコード指定メモリ18の指定データに基づいて更新レ
コードを生成し、生成した更新レコードを更新レコード
メモリ23へ書き込む。更新レコード指定メモリ18に
は、図4に示すように一つ又は複数のレコードキーワー
ド、データワードを基本レコードのワードNo.で示すと
共に、更新の内容、更新対象のファイル名を示すデータ
が指定データとして予め記憶設定されている。例えば指
定データ18−1としては、更新の内容として「集計」
が、ファイルキーワードとして「F2」が、レコードキ
ーワードとして「S2、S3」が、データワードとして
「S5、S6、S1、S4」が設定されており、レコー
ドキーワードが二つの場合の例を示している。また、指
定データ18−2としては、更新の内容として「集計」
が、ファイルキーワードとして「F3」が、レコードキ
ーワードとして「S1」が、データワードとして「S1
3、S14」が設定されており、レコードキーワードが
一つの場合の例を示している。また、前記指定データ中
の更新の内容には「追加」、「削除」、「集計」、「訂
正」、「追加・集計」のいずれかを示すデータが設定さ
れる。そして、前記指定データに基づいて基本レコード
メモリ22の基本レコードから更新レコードが作成され
るもので、例えば指定データ18−1に対しては、更新
の内容が「集計」、ファイルキーワードが「F2」、レ
コードキーワード「m4、m5」、データワードが「m
1、m9、m2、m6」からなる更新レコード23−1
が作成される。その他の更新レコードについても同様に
して作成され、更新レコードメモリ23に記憶される。
尚、この更新レコードメモリ23に記憶される更新レコ
ードの各ワードは区切コード「,」、「;」で区分さ
れ、各更新レコードは区切コード「(」で区分される可
変長データである。各レコードの構成は、レコード区切
コード「(」に続く先頭ワードが「更新の内容」を示す
ワードであり、次のワードがファイルキーワードを示す
ワードであり、更に次のワードから区切コード「;」ま
での一つもしくは複数のワード(各ワードは区切コード
「,」で区分される)はレコードキーワードである。更
に、上記区切コード「;」に続く各ワードはデータワー
ドである。
【0016】前記更新レコードメモリ23内の更新レコ
ードは、図5(a)の例では、前述の如く、「更新の内
容」を1ワード分のデータとして持たせた場合について
示しているが、その他に、例えば図5(b)に示すよう
に更新の内容を持たせてもよい。すなわち、同図(b)
では、「集計」であれば集計対象のデータワード中に加
算集計もしくは減算集計の符号「+」もしくは「−」を
付加して、また「訂正」であれば訂正対象のデータワー
ドの中に訂正符号「*」を付加し、「削除」であればデ
ータワードを付けずにレコードキーワードのみとし、
「追加」であればレコードキーワードとデータワードを
付ける。つまり、更新レコードがファイルキーワードと
レコードキーワードのみから成るものであれば「削
除」、ファイル更新処理装置15による更新処理時に、
更新レコードのレコードキーワードと同一のレコードキ
ーワードのレコードがファイルメモリ24内に無く、ア
ンマッテングであれば「追加」、レコードキーワードが
マッチングしていればデータワードをチェックして
「+」もしくは「−」であれば「集計」と判断し、また
「*」があれば「訂正」と判断して、その判断詰果に基
づく更新処理を行う。
【0017】また、ファイルメモリ24内には図6
(a)に示すように、レコードキーワード及びデータワ
ードからなる多数のレコードをファイルキーワード順
に、且つ同一ファイル内ではレコードキーワード順に記
憶している、同図において、「§」はファイルの区切コ
ードを「(」はレコードの区切コードを、「,」はワー
ドの区切コードを、「;」はレコードキーワードとデー
タワードの境界を示す区切コードである。更に、「F
1」、「F2」、……はファイルキーワードを、「m」
……は有効データの長さに応じたバイト数からなる可変
長データを示し、ファイルメモリ24内では各ワード及
びレコードは実存する情報のみが完全につめ込まれて収
容されている。レコードキーワードの数は、各ファイル
内においては同一の数であり、ファイルF1では3ワー
ド、ファイルF2では2ワードからなっている。前記例
ではレコードキーワードとデータワードとの間に区切コ
ード「;」を用いているが、この区切コード「;」を用
いずに各レコードの先頭から所定ワード分をキーワード
として一義的に規定し、ファイル更新処理装置15は、
各レコードの先頭から所定ワード分がキーワードである
とみなして処理を行うようにしてもよい。また、各ファ
イル毎にレコードキーワードの数を予め定義しておき、
これをメモリに設定しておけば、各ファイル毎にキーワ
ードの数が異なってもよい。図6(b)はファイルメモ
リ24におけるレコードの更に他の記憶形態を示すもの
で、各レコードの先頭から最初の区切コード「。」で区
分される一つ又は複数の各ワードは更に他の区切コード
「,」で区分され、これらのワードはレコードキーワー
ドを示す。上記量初の区切コード「。」以降は、データ
ワードであり、各ワードは区切コード「。」で区分され
る。また、レコードキーワードはレコードの先頭にある
ことが自然であるから実施例ではそうしているが、レコ
ードキーワードはその位置が定まっていればどこにあっ
てもよい。
【0018】しかして、ファイル更新処理装置15は、
更新レコード生成装置14からの命令もしくは入力装置
11からの更新指示命令によって起動し、図7のフロー
チャートに示すファイル更新処理を実行する。すなわ
ち、ファイル更新処理装置15は、更新レコードメモリ
23内の更新レコードをファイルキーワード順で、か
つ、レコードキーワード順にソートする(スナップA
1)。
【0019】次いで更新レコードメモリ23内の同一の
ファイルキーワードの全更新レコードを読出し、更新用
メモリ19のA領域に書込む(スナップA2)。更に、
ファイルメモリ24内の対応するファイルキーワードの
全レコードを読出し、更新用メモリ19のB領域に書込
む(スナップA3)。そして、更新用メモリ19のA領
域及びB領域の各レコードのレコードキーワードを頂次
比較し、A領域内の更新レコードと対応するB領域内の
レコードを更新の内容に従って更新する(スナップA
4)。更新されたレコードもしくはB領域内の更新対象
にならなかったレコードはキーワードの順に更新用メモ
リ19内のC領域に書込まれ、更新用メモリ19のA領
域、B領域における全ての更新処理が終了すると、更新
用メモリ19のC領域に保持している更新済みのレコー
ドをファイルメモリ24の新たな記憶領域へ書込む(ス
ナップA5)。その後、更新レコードメモリ23に記憶
している全てのファイルキーワードに対する更新レコー
ドの更新処理を終了したか否かを判断し(スナップA
6)、終了していなければスナップA2に戻って残りの
ファイルキーワードに対する更新レコードについての更
新処理を行なう。以下、同様にしてスナップA2〜A6
の処理により更新レコードメモリ23の全更新レコード
に対する処が行なわれると、ファイル更新処理を終了す
る。
【0020】前記スナップA4における更新レコードの
更新内容に応じた更新処理について説明する。更新の内
容が「追加」であれば、この更新レコードのレコードキ
ーワードとデータワードからなるレコードを、ファイル
メモリ24から読み出されたB領域内のレコードの中に
レコードキーワードの順になるように挿入する。「削
除」の場合には、更新レコードのレコードキーワードと
一致するB領域内のレコードを削除する。この場合、レ
コードキーワードの上位ワードのみ、もしくはレコード
キーワードの上位桁のみを指定することによって、この
指定と一致するB領域内のレコード群を全て削除するこ
ともできる。更新の内容が「集計」の場合は、更新レコ
ードのレコードキーワードと一致するB領域内のレコー
ドの各データワードのうち、更新レコードのデータワー
ドで示されるデータを該当ワードに加算集計する。尚、
更新レコードのデータワードのデータが負であれば、減
算集計される。更新の内容が「訂正」の場合は、更新レ
コードのレコードキーワードと一致するB領域内のレコ
ードの各ワードのうち、更新レコードのデータワードと
対応するワードを更新レコードのデータワードで示され
るワードデータに訂正する。更新の内容が「追加・集
計」の場合は、更新レコードのレコードキーワードと一
致するレコードがB領域内にあれば上述した「集計」と
同様の処理を行い、無ければ上述した「追加」と同様の
処理を行う。
【0021】以上のようにして、入力装置11により入
力されたレコードはファイルメモリ24内の各ファイル
に更新される。このファイルメモリ24に記憶されたフ
ァイルの一例を図8に示す。同図において、ワードNo.
「01」で示される各レコードの先頭ワードはレコード
キーワードであり、具体的には商品コードがレコードキ
ーワードとして記憶されている。各レコードのワードN
o.「11」、「12」、……で示されるワードはデータ
ワードであり、「単価」、「数量」……が記憶されてい
る。そして各ワードデータは可変長データであり、ワー
ド間にはワード区切コード「,」が、レコードの先頭に
はレコード区切コード「(」が挿入され、各レコードは
レコードキーワードの昇順に配列され隙間なく詰め込ま
れて記憶されている。各レコードのレコードキーワード
として用いられている商品コードは例えば図9に示すコ
ード体系になっており、商品コード「111」、「11
2」、……は商品名「腕時計A」、「腕時計B」、……
を示している。この図9の商品コードは、各商品の大分
類、中分類をも表わしており、商品コードの上位2桁が
共通のコード、例えば「11」は「腕時計」を、「1
2」は「クロック」を示し、商品コードの上位1桁が共
通のコード、例えば「1」は「時計」を、「2」は「電
卓」を示している。即ち、商品コード等のレコードキー
ワードとして用いられるコードは各コードの上位桁から
目に、大分類、中分類……等に対応した重み付けがなさ
れている。レコードキーワードが複数ワード存在するレ
コードは、レコードの先頭部のレコードキーワードから
順に重み付けがなされている。更にレコードキーワード
として用いられるコードは可変長データであり、例えば
商品コード「112」と商品コード「113」の間に新
たな商品名「腕時計Ba」の商品コードを設定したい場
合には、この商品コードを「1121」と設定すればよ
く、新たなレコードの追加に容易に対応できる。ところ
で、前述の如くファイルメモリ24には商品コードと対
応するレコードが記憶されているが、各商品コードの大
分類、中分類等に関するレコードは記憶されておらず、
また、各レコードには合計金額のワードデータは記憶さ
れていないが、これら必要なレコード、ワードデータは
以下に述べる出力レコード生成装置25によって任意に
生成される。
【0022】図10は出力レコード指定メモリ26内の
指定データの一例を示すものである。図11は出力レコ
ード生成装置25の動作を示すフローチャートであり、
前記出力レコード指定メモリ26内の指定データに従え
ば、図8に示すファイルメモリ24内のレコードに基づ
いて図12に示すような出力レコードが生成されて作成
レコードメモリ21へ記憶される。以下、出力レコード
の生成動作について述べる。
【0023】前記出力レコード指定メモリ26にはファ
イルメモリ24から所定のファイル及びレコードを検索
して読み出すための、ファイルキーワード及び検索条件
が指定データとして設定されている他に、図10に示す
ように出力レコードの作成ワードがそのワード内容と共
に設定され、更にレコードキーワードの重み付けに対応
した出力レコードを生成するために作成レニット3、作
成レニット2、作成レニット1に応じた指定がなされて
いる。前記作成ワードは出力レコードとして必要なワー
ドを任意のワード数分指定することができ、この例では
作成ワードのワードNo.「.1」、「.2」、「.3」
は出力レコードのレコードキーワードであり、そのワー
ド内容は夫々「a01>1」、「a01>2」、「a0
1<3」と対応している。ワード内容「a01>1」の
「a」はファイルメモリ24から検索して読み出したレ
コード(以下、ソースレコードと称する)を意味し、
「a01」はソースレコードのワードNo.「01」のワ
ードを意味する。また、出力レコードを上位のレコード
キーワードで任意の階層に集計して、夫々の階層で出力
レコードを生成できるが、図10では3階層まで集計す
る例を示し、各集計階層をレニット(レコードユニット
の省略)と称している。作成レニット3は前記ソースレ
コードを元に作成される最下層の出力レコードの指定で
あり、作成レニット2は前記作成レニット3の指定で作
成された出力レコードを基に上位の階層に集計した出力
レコードの指定であり、作成レニット1は前記作成レニ
ット2の指定で作成された出力レコードを基に更に上位
の階層に集計した出力レコードの指定である。作成レニ
ット3の出力レコードのレコードキーワードは作成ワー
ドの「.1」、「.2」、「.3」に対応するワード内
容で示される3ワード分のレコードキーワードを有し、
作成レニット2では「.1」、「.2」のワード内容で
示される2ワード分のレコードキーワードを有し、作成
レニット1では「.1」のワード内容で示される1ワー
ド分のレコードキーワードを有する。例えば、作成レニ
ット3のレコードキーワードは「.1」、「.
2」、「.3」に対応するワード内容「a01>1」、
「a01>2」、「a01<3」であるから、レコード
キーワードの第1ワード「.1」にはソースレコードの
ワードNo.「01」のワードデータの1桁目を読み出し
て設定することを意味し、第2ワード「.2」にはワー
ドNo.「01」のワードデータの2桁目を、第3ワード
「.3」にはワードNo.「01」のワードデータの3桁
目以下全てを設定することを意味する。ワード内容の
「b.1/T」の「b」は作成された出力レコードを意
味し、「b.1」は出力レコードのワードNo.「.1」
のワードデータを読み出すことを示し、したがって作成
ワード「11」に対応して設定されたワード内容「b.
1/T」は出力レコードのワードNo.「.1」のワード
データを読み出して更にテーブルメモリT(図示せず)
から対応するデータを読み出してこれを作成レニット1
の出力レコードのワードNo.「11」のワードデータと
することを示す指定データである。具体的には「.1」
のワードから読み出した商品コードと対応する商品名を
テーブルメモリTから読み出してワードNo.「11」の
ワードデータとして出力レコードに書き込む。更に、作
成レニット2に対応する作成ワード11には、ワード内
容「b.1&b.2/T」が設定されているが、これ
は、出力レコードのワードNo.「.1」とワードNo.「.
2」の各ワードデータを結合してその結果でテーブルメ
モリTから対応するデータを読み出し、これを作成レニ
ット2の出力レコードのワードNo.「11」のワードデ
ータとすることを指定するものである。作成レニット3
の出力レコードのワードNo.「11」には、ワード内容
として「a01/T」が設定されており、ソースレコー
ドのワードNo.「01」のデータを基にしてテーブルメ
モリTを参照してその結果がワードNo.「11」のワー
ドデータとして記憶される。以下、作成ワード「1
2」、「13」、「14」……に対応して各作成レニッ
トで「1」が指定されている場合には各ワード内容に従
ってワードデータが作成される。尚、作成ワードの「c
1」はコンソールワードであり、作成されたワードを一
時的に記憶しておき、後にこのワードをもとにレニット
間の演算を行なう場合等に使用される。
【0024】以下、図11のフローチャートを参照して
出力レコード生成装置25の動作を説明する。このフロ
ーチャートに示す処理に先だって、指定されたファイル
キーワード及び検索条件(例えぱある特定のワードがあ
る特定の値以上のもの等の条件)に合致するレコード群
がファイルメモリ24から作成レコードメモリ21へ読
み出されているものとする。以下の例では、図8に示す
ファイルの全てのレコードが作成レコードメモリ21へ
読み出されているとする。図11のスナップB1におい
て、出力レコード指定メモリ26より最下位のレニット
n、例えば図10の例ではレニット3の指定データを読
み出し、この指定データに基づいて出力レコードの各ワ
ードデータを作成する。例えば、図8のファイルメモリ
24の「111,1000,50,……」で示すレコー
ドをソースレコードとして出力レコード「1,1,1,
腕時計A,1000,50,50000,,」が作成さ
れる。この出力レコードのワードNo.「15」のワード
はこの時点では作成されない。以下、全てのソースレコ
ードからレニット3の指定データにもとづいて出力レコ
ードを作成し、作成レコードメモリ21へ書き込む。次
のスナップB2では出力レコードをレコードキーワード
順にソートして、同一のレコードキーワードがあれば各
データワードを集計した一つの出力レコードとする。以
上でレニット3に対応する出力レコードが作成され、作
成レコードメモリ21に第11図(a)に示すように出
力レコードファイルf3として記憶する。そして、スナ
ップB3で、次のレニットに関する指定データの有無を
判断し、有ればスナップB4で前記出力レコードファイ
ルf3内の出力レコードから、出力レコード指定メモリ
26内のレニット2に対応する指定データにもとづいて
出力レコードを作成する。例えば、作成ワードNo.「1
3」、「14」では上位のレニットヘの集計を示す
「1」が指定されているので、レニット3の出力レコー
ドのワードNo.「13」、「14」のワードデータを集
計したワードをレニット2の出力レコードのワードNo.
「13」、「14」のワードデータとする。スナップB
5ではレニット内の演算、例えばレニット2で作成され
たワードNo.「14」のデータをコンソールワード「c
1」へ記憶する。以下、各レニットの指定に応じて前記
スナップB3、B4、B5の処理を行ない、図11
(b)、(c)に示すように作成レコードメモリ21に
は各レニット別に生成された出力レコードファイルf
2、f1を記憶する。スナップB3で次の指定レニット
が無いと判別された際には、スナップB6の処理に移
り、レニット間の演算を行う。この演算は例えば、作成
レニット3の出力レコードのワードNO.「15」のワー
ドに作成レニット2で作成されたワード、例えばコンソ
ールワード「c1」を用いて比率等の演算を行なうもの
で、演算結果は作成レニット3の各レコードの当該ワー
ドデータとして記憶する。そして、スナップB7で、作
成レコードメモリ21内の全ての出力レコードをレニッ
ト順に並び換える。この並び換えは出力レコードのワー
ド「.1」、「.2」、「.3」内のレコードキーワー
ドをもとに昇順に並び換えるもので、この結果は図12
に示すようになる。この例では上位のレニットの順に並
べたが、下位のレニットの順でもよく、その他、指定さ
れたレニット順であってもよい。
【0025】前述の例では、出力レコード指定メモリ2
6内の指定データに基づいて上位レニットの出力レコー
ドを作成したが、ファイルメモリ24に上位レニットに
対応するレコードを予め記憶させておくこともできる。
この場合は、前記更新レコード指定メモリ18で更新レ
コードの作成を指定する際に、前述の上位レニットに対
応するレコードキーワードを指定し、更新レコード生成
装置14で前記指定に基づいて、上位レニットに対応す
る更新レコードを作成してもよい。この場合は、後のフ
ァイル更新処理装置15の更新処理によって、ファイル
メモリ24には図13(a)に示すように、上位レニッ
トに対応したレコードが作られる。同図でワードNo.
「01」、「02」、「03」のワードはレコードキー
ワードであり、各レコードはこのレコードキーワード順
に配列して記憶されている。図13(b)、(c)は同
図(a)で示した各レコードの他の記憶形態を示すもの
で、同図(b)ではワードNo.「01」にはレニットの
レベルを示すデータを記憶し、ワードNo.「02」には
各レニット内のキーワードを記憶した形態になってい
る。同図(C)では各レコードの区切コードをレニット
に対応して複数種類設けた例である。尚、図12及び図
13では、ワードNo.とワードデータの対応が明らかに
なるようにスペースデータを挿入した状態で図示した
が、実際の記憶状態ではこのスペースデータは無く、可
変長のワードデータが区切コードで区分されて詰め込ま
れて記憶されている。
【0026】前述のようにして作成レコードメモリ21
に作成された各レコードは、必要に応じて基本レコード
生成装置13の処理によって基本レコードに変換され、
更新レコード生成装置14及びファイル更新処理装置1
5によって再びファイルメモリ24内のファイルを更新
することができる。更に、前記作成レコードメモリ21
に作成された各レコードは出力処理装置27によって読
み出され、出力様式指定メモリ28内の指定データに基
づいて帳表等を示す罫線フォームと共に出力装置29で
表示もしくは印字出力される。以下に、この帳表等の出
力処理について説明する。
【0027】図14は出力様式指定メモリ28内の指定
データの一例を示す図で、各レニットの出力レコードに
対応して、出力するワードNo.及び罫線を指定する。罫
線は、その始点を表示もしくは印字の1頁分の1画面に
対応するX、Y座標で示し、長さは始点からX方向(右
方向)及びY方向(下方向)の夫々の長さで示し、線種
は前記始点及び長さで決まる四辺に対応して、上辺、下
辺、左辺、右辺の夫々について指定する。線種として
は、「0」は印字せず、「1」は太教、「2」は中太線
「3」は細線、「4」は点線、5は一点鎖線、……等に
よって各辺を指定する。例えば線種(1010)は、上
辺を太線で、下辺は出力せず、左辺は太線で、右辺は出
力せず、の指定になる。図14に示した指定データの例
について説明すると、レニット1の出力レコードの罫線
は、出力レコードのワードNo.「11」のワードデータ
の出力に対応して始点(X11、Y11)と長さ(l11、m
11)で決まる位置に上辺と左辺を太線で出力し、同図
(a)に示す状態の出力を指定する。更に、ワードNo.
「14」のワードデータの出力に対応して始点(X12
12)と長さ(l12、m12)で決まる位置に上辺を太像
で、左辺を細線で出力し、前記ワードNo.「11」の出
力と合わせると同図(b)で示す状態の出力を指定す
る。以下同様に各レニットの指定データに基づいて、同
図(c)〜(k)に示す出力状態が指定される。尚、罫
線と共に出力されるワードデータは出力様式指定メモリ
28内の指定されたワードNo.のワードデータが作成レ
コードメモリ21内の出力レコードから読み出される
が、読み出されたワードデータの出力位置は各ワードの
罫線の指定データに対応して指定されているものとする
(図示省略)。特に、ワードデータが文字の場合はその
文字列の上位桁を基準に、数字の場合はその数字列の下
位桁を基準に出力位置が指定されているものとする。
【0028】次に、図15のフローチャートを参照して
出力処理装置27の処理動作を説明する。スナップC1
において、出力様式指定メモリ28で予め指定されてい
る見出し部分(図示省略)のワードデータ及び罫線を同
図(a)のように印字する。次に、スナップC2の処理
では、作成レコードメモリ21から先頭の出力レコード
を読み出し、更にスナップC3で、この出力レコードの
レニットと対応するレニットの指定データを出力様式指
定メモリ28から読み出して、この指定データの各ワー
ドNo.で指定される前記出力レコードのワードデータ
を、該各ワードNo.に対応する罫線とともに1レコード
分作成して出力装置29へ出力する。この場合の印字状
態を図15(b)に示す、同図に示すように、図12の
作成レコードメモリ21内の先頭のレコードのワードN
o.「11」、「14」、「13」のワードデータが罫線
と共に印字される。以下作成レコードメモリ21内の出
力レコードが全て出力されるまで前記スナップC2、C
3の処理が繰り返され、図15(c)、(d)に示すよ
うに印字される。スナップC4で、出力レコードが無い
ことが検出されると、スナップC5で下線が、レニット
1の横罫線に対応する長さで、レニット1の線種に合わ
せて太線に印字させる。前記出力様式メモリ28内の罫
線の印字位置の指定において、各始点のY座標は先頭の
レコードの出力位置を基準値として指定しておくだけで
よく、以後は前記スナップC3の処理において、レコー
ドが1行分出力される毎に、前記基準値のY座標を1行
のY方向の長さ分だけ逐次更新するようにし、この更新
した値を各ワードのY座標とする。更に、次の頁に出力
する場合にはY座標を前記基準値に戻して以後1行印字
する毎に前記と同様にY座標を更新する。データの印字
位置の指定も全く同様に先頭のレコードの出力位置を基
準値として指定しておくだけでよい。
【0029】前記例では各ワードデータ及び各ワードデ
ータの四辺を囲む罫線の出力について説明したが、1行
分のレコードデータ及びこのレコードデータの四辺を囲
む罫線の出力についてもレコード単位で一括して指定す
ることもできる。即ち、レコードデータの出力位置及び
レコードデータの四辺を囲む罫線の出力位置を出力様式
メモリ28に設定し、出力処理装置27は前記出力様式
メモリ28内の指定データで指示される位置にレコード
データ及び罫線データを出力する。この出力において、
Y方向の各データの出力位置は、1頁内の先頭のレコー
ドの出力位置を基準にして1行出力する毎に1行のY方
向の長さ分自動的に更新されて、順次次の行に出力され
る。この時に、1行分のレコードデータの各ワードを区
切る縦罫線を出力させる場合には各縦罫線の出力位置及
びその線種を指定しておく。更に、レコードデータの各
レニット毎に罫線の出力位置もしくは罫線の種類を異な
らせれば帳表等に印字した際に、各データがレニット毎
に整理されて見やすくなるが、この指定のためには、前
記出力様式指定メモリ28へ各レニット毎のレコードに
ついて罫線の出力位置もしくは罫線の種類を示す指定デ
ータを設定すればよい。
【0030】前記図15のスナップC3において、デー
タと共に罫線が印字されるが、罫線に対するデータの印
字位置は、下罫線に近い位置に印字する。図16は図1
5(a)〜(d)の印字状態図の一部拡大図であり、デ
ータと上罫線との間隙H、デー夕と下罫線との間隙L
は、H:L=2:1の関係になっており、この状態が最
適の例であるが、少なくともH>Lの関係にあればよ
い。このように印字するためには、出力様式指定メモリ
28内の指定データのY方向1行分の罫線の長さpと、
データの文字バターンの縦方向の長さqから、H=(p
−q)×2/3、L=(p−q)/3を前記ステップC
3の処理において算出した後に、この算出したH、Lに
基づいてデータを出力する。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明では、全ての情報を
統一的に且つ自動的に処理できる形態に整理統合し、且
つ整理統合された情報を自動的に処理できるようにし、
しかもこの処理は情報を主体にしたものであって、処理
内容の指定は処理すべき情報そのものを指定すればよい
から、処理装置を統一的に設計でき、且つ千差万別の情
報であってもプログラムの作成なしに簡単な指定だけで
全ての情報の処理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理装置の全体構成図である。
【図2】入力処理装置12の入力処理動作を説明する図
である。
【図3】基本レコード生成装置13の基本レコードの生
成動作を説明する図である。
【図4】更新レコード生成装置14の更新レコードの生
成動作を説明する図である。
【図5】(a)、(b)は更新レコードメモリ23内の
更新レコードの記憶状態を示す図である。
【図6】(a)、(b)はファイルメモリ24内のファ
イルの記憶状態を示す図である。
【図7】ファイル更新処理装置15のファイル更新動作
を説明するフローチャートである。
【図8】ファイルメモリ24内のレコードの具体例を示
す図である。
【図9】商品コードのコード体系を説明する図である。
【図10】出力レコード指定メモリ26内の指定データ
の一例を示す図である。
【図11】出力レコード生成成装置25の出力レコード
の生成動作を説明するフローチャートで、(a)、
(b)、(c)は作成レコードメモリ21内の出力レコ
ードファイルの記憶状態を示す図である。
【図12】作成レコードメモリ21内のレコードの具体
例を示す図である。
【図13】(a)、(b)、(c)はファイルメモリ2
4内のレコードの記憶状態を示す図である。
【図14】出力様式指定メモリ28内の指定データの一
例を示す図で、(a)乃至(k)は各指定データの内容
を説明する図である。
【図15】出力処理装置27の出力処理動作を示すフロ
ーチャートで、(a)乃至(d)は印字状態を示す図で
ある。
【図16】印字状態の一部拡大図である。
【符号の説明】
12 入力処理装置 13 基本レコー生成装置 14 更新レコード生成装置 15 ファイル更新処理装置 25 出力レコード生成装置 27 出力処理装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された入力レコードを記憶する入力
    レコード記憶手段と、 入力レコードの各ワードとファイルを構成するレコード
    の各ワードとの対応及びワードの並びを指定し、任意に
    設定されるレコード指定データを記憶するレコード指定
    データ記憶手段と、 前記レコード指定データ記憶手段内のレコード指定デー
    タで指定されるワードを入力レコードから抽出し、前記
    指定されたワードの並びに従って所定のワード順に並べ
    てファイル更新用のレコードを生成するレコード生成手
    段と、このレコード生成手段で生成されたレコードに基
    づいてファイルを更新するファイル更新手段とを備えた
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記レコード生成手段で生成されたレコ
    ードの各ワードは区切りコードで区分された可変長デー
    タからなる請求項1記載の情報処理装置。
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