JP3424473B2 - データ処理システム - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば物品カタロ
グ等の印刷用原版を作成する場合において、データベー
スから文字データ、図形データ、画像データ等のオブジ
ェクトデータを読み出す際に利用できるデータ処理シス
テムに関する。
グ等の印刷用原版を作成する場合において、データベー
スから文字データ、図形データ、画像データ等のオブジ
ェクトデータを読み出す際に利用できるデータ処理シス
テムに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば物品カタログの印刷用原版を作成
するに際しては、コンピュータシステムの記憶装置に格
納されたデータベースから、物品情報を表示するための
オブジェクトデータを読み出し、版下の作成に利用して
いる。そのオブジェクトデータとして、物品の外観等を
表示するための画像データや、物品の寸法図等を表示す
るための図形データや、物品の商品番号や価格等を表示
するための文字データ等を読み出し、表示装置の画面上
でレイアウト等の処理を行っている。
するに際しては、コンピュータシステムの記憶装置に格
納されたデータベースから、物品情報を表示するための
オブジェクトデータを読み出し、版下の作成に利用して
いる。そのオブジェクトデータとして、物品の外観等を
表示するための画像データや、物品の寸法図等を表示す
るための図形データや、物品の商品番号や価格等を表示
するための文字データ等を読み出し、表示装置の画面上
でレイアウト等の処理を行っている。
【０００３】従来、そのオブジェクトデータの読み出し
を効率良く行えるように、各オブジェクトデータを商品
番号等の物品識別データに対応付けて記憶し、各物品の
価格や色等を検索データとして物品識別データに対応付
けて記憶し、その検索データを入力することで対応する
オブジェクトデータを検索して出力することが行われて
いる。
を効率良く行えるように、各オブジェクトデータを商品
番号等の物品識別データに対応付けて記憶し、各物品の
価格や色等を検索データとして物品識別データに対応付
けて記憶し、その検索データを入力することで対応する
オブジェクトデータを検索して出力することが行われて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成で
は、物品の価格や色等を検索データとしているため、オ
ブジェクトデータの属性に応じた検索を行うことができ
なかった。例えば、特定のフォーマットの画像データ
と、その画像データに関連する物品のオブジェクトデー
タを読み出すといった検索を行うことができなかった。
そのため、オブジェクトデータの読み出しを効率良く行
うことができなかった。
は、物品の価格や色等を検索データとしているため、オ
ブジェクトデータの属性に応じた検索を行うことができ
なかった。例えば、特定のフォーマットの画像データ
と、その画像データに関連する物品のオブジェクトデー
タを読み出すといった検索を行うことができなかった。
そのため、オブジェクトデータの読み出しを効率良く行
うことができなかった。
【０００５】本発明は、上記問題を解決することのでき
るデータ処理システムを提供することを目的とする。
るデータ処理システムを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ処理シス
テムは、複数のオブジェクトデータを、各オブジェクト
データのグループ分け情報データと予め定められたグル
ープ分け規則とに基づきグループ分けする手段と、その
グループ分けされたオブジェクトデータを、そのグルー
プの識別データに対応付けて記憶する手段と、各オブジ
ェクトデータの属性からなる検索データを、そのグルー
プ識別データに対応付けて記憶する手段と、その検索デ
ータを入力する手段と、その入力された検索データに対
応するグループ識別データを読み出し、その読み出され
たグループ識別データに対応するオブジェクトデータを
検索する手段と、その検索されたオブジェクトデータを
出力する手段とを備えることを特徴とする。
テムは、複数のオブジェクトデータを、各オブジェクト
データのグループ分け情報データと予め定められたグル
ープ分け規則とに基づきグループ分けする手段と、その
グループ分けされたオブジェクトデータを、そのグルー
プの識別データに対応付けて記憶する手段と、各オブジ
ェクトデータの属性からなる検索データを、そのグルー
プ識別データに対応付けて記憶する手段と、その検索デ
ータを入力する手段と、その入力された検索データに対
応するグループ識別データを読み出し、その読み出され
たグループ識別データに対応するオブジェクトデータを
検索する手段と、その検索されたオブジェクトデータを
出力する手段とを備えることを特徴とする。
【０００７】本発明の構成によれば、入力された検索デ
ータに対応するグループに属するオブジェクトデータを
出力できる。その検索データはオブジェクトデータの属
性に対応し、そのオブジェクトデータのグループ分け規
則は任意に定めることができる。よって、目的とするオ
ブジェクトデータの属性に対応し、且つ、任意に定めた
規則に従うオブジェクトデータを読み出すことができ
る。すなわち、オブジェクトデータを属性に応じて検索
でき、且つ、検索規則の変更にも柔軟に対応できる。
ータに対応するグループに属するオブジェクトデータを
出力できる。その検索データはオブジェクトデータの属
性に対応し、そのオブジェクトデータのグループ分け規
則は任意に定めることができる。よって、目的とするオ
ブジェクトデータの属性に対応し、且つ、任意に定めた
規則に従うオブジェクトデータを読み出すことができ
る。すなわち、オブジェクトデータを属性に応じて検索
でき、且つ、検索規則の変更にも柔軟に対応できる。
【０００８】そのオブジェクトデータとして、フォーマ
ットタイプの異なる複数のデータを含み、各フォーマッ
トタイプが検索データとして記憶されるのが好ましい。
これにより、特定のフォーマットのオブジェクトデータ
を検索して読み出すことができる。
ットタイプの異なる複数のデータを含み、各フォーマッ
トタイプが検索データとして記憶されるのが好ましい。
これにより、特定のフォーマットのオブジェクトデータ
を検索して読み出すことができる。
【０００９】一つのオブジェクトデータが複数のグルー
プに属する場合に、入力された複数の検索データに対応
するグループの全てに属するオブジェクトデータを出力
可能であるのが好ましい。これにより、オブジェクトデ
ータの検索を、より効率良く行うことができる。
プに属する場合に、入力された複数の検索データに対応
するグループの全てに属するオブジェクトデータを出力
可能であるのが好ましい。これにより、オブジェクトデ
ータの検索を、より効率良く行うことができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【００１１】図１は、物品カタログの印刷用原版を作成
するために用いられる印刷用データの処理システムを示
し、コンピュータにより構成される演算処理装置１と、
この演算処理装置１に接続されるキーボード等の入力装
置２、プリンタ等の出力装置３、ハードディスク装置等
の外部記憶装置４、および表示装置５を備える。
するために用いられる印刷用データの処理システムを示
し、コンピュータにより構成される演算処理装置１と、
この演算処理装置１に接続されるキーボード等の入力装
置２、プリンタ等の出力装置３、ハードディスク装置等
の外部記憶装置４、および表示装置５を備える。
【００１２】その外部記憶装置４に、複数のオブジェク
トデータが、各オブジェクトデータに付帯するグループ
分け情報データと予め定められたグループ分け規則とに
基づきグループ分けれ、そのグループの識別データに対
応付けて記憶される。
トデータが、各オブジェクトデータに付帯するグループ
分け情報データと予め定められたグループ分け規則とに
基づきグループ分けれ、そのグループの識別データに対
応付けて記憶される。
【００１３】本実施形態では、そのオブジェクトデータ
は、物品の外観等を表示するための画像データ、物品の
寸法図等を表示するための図形データ、物品の品番、価
格、色、サイズを表示するための文字データから構成さ
れる。その画像データ、図形データ、文字データは互い
にフォーマットが異なり、さらに、互いにフォーマット
の異なる画像データを含む。
は、物品の外観等を表示するための画像データ、物品の
寸法図等を表示するための図形データ、物品の品番、価
格、色、サイズを表示するための文字データから構成さ
れる。その画像データ、図形データ、文字データは互い
にフォーマットが異なり、さらに、互いにフォーマット
の異なる画像データを含む。
【００１４】そのオブジェクトデータのグループ分け
は、本実施形態では、同一品番の物品に関連するオブジ
ェクトデータは同一グループに属するとの規則に基づき
なされる。なお、そのオブジェクトデータのグループ分
け規則は任意に定めることができ、例えば、同一種類の
カタログに掲載される物品に関するオブジェクトデータ
は同一グループに属するとの規則や、同一日付に外部記
憶装置４に記憶されたオブジェクトデータは同一グルー
プに属するとの規則とすることができる。
は、本実施形態では、同一品番の物品に関連するオブジ
ェクトデータは同一グループに属するとの規則に基づき
なされる。なお、そのオブジェクトデータのグループ分
け規則は任意に定めることができ、例えば、同一種類の
カタログに掲載される物品に関するオブジェクトデータ
は同一グループに属するとの規則や、同一日付に外部記
憶装置４に記憶されたオブジェクトデータは同一グルー
プに属するとの規則とすることができる。
【００１５】そのオブジェクトデータとグループ識別デ
ータとの対応付けは、本実施形態では、オブジェクトデ
ータのファイル名、オブジェクトデータのＩＤ、および
オブジェクトデータの種類を介してなされる。すなわ
ち、画像データに固有の画像ファイル名１１と画像ＩＤ
１２との対応関係が図２の（１）に示すようにテーブル
形式のデータとして記憶され、図示の例ではｇａｚｏｕ
１のファイル名が画像ＩＤ１に対応付けられ、ｇａｚｏ
ｕ２のファイル名が画像ＩＤ２に対応付けられる。ま
た、図形データに固有の図形ファイル名１３と図形ＩＤ
１４との対応関係が図２の（２）に示すようにテーブル
形式のデータとして記憶され、図示の例ではｚｕｋｅｉ
１のファイル名が図形ＩＤ１に対応付けられる。文字デ
ータ１５そのものと文字ＩＤ１６との対応関係が図２の
（３）に示すようにテーブル形式のデータとして記憶さ
れ、図示の例では品番Ａ０００１、価格２８０００円、
色白、サイズＭが文字ＩＤ１に対応付けられ、品番Ｂ０
００１、価格１２０００円、色赤、サイズフリーが文字
ＩＤ２に対応付けられる。図２の（４）に示すように、
各画像ＩＤ１２、図形ＩＤ１４、文字ＩＤ１６は、それ
ぞれ対応するオブジェクトデータのタイプ１７と、グル
ープ識別データであるグループＩＤ１８とに対応付けら
れ、テーブル形式の文字データとして記憶される。
ータとの対応付けは、本実施形態では、オブジェクトデ
ータのファイル名、オブジェクトデータのＩＤ、および
オブジェクトデータの種類を介してなされる。すなわ
ち、画像データに固有の画像ファイル名１１と画像ＩＤ
１２との対応関係が図２の（１）に示すようにテーブル
形式のデータとして記憶され、図示の例ではｇａｚｏｕ
１のファイル名が画像ＩＤ１に対応付けられ、ｇａｚｏ
ｕ２のファイル名が画像ＩＤ２に対応付けられる。ま
た、図形データに固有の図形ファイル名１３と図形ＩＤ
１４との対応関係が図２の（２）に示すようにテーブル
形式のデータとして記憶され、図示の例ではｚｕｋｅｉ
１のファイル名が図形ＩＤ１に対応付けられる。文字デ
ータ１５そのものと文字ＩＤ１６との対応関係が図２の
（３）に示すようにテーブル形式のデータとして記憶さ
れ、図示の例では品番Ａ０００１、価格２８０００円、
色白、サイズＭが文字ＩＤ１に対応付けられ、品番Ｂ０
００１、価格１２０００円、色赤、サイズフリーが文字
ＩＤ２に対応付けられる。図２の（４）に示すように、
各画像ＩＤ１２、図形ＩＤ１４、文字ＩＤ１６は、それ
ぞれ対応するオブジェクトデータのタイプ１７と、グル
ープ識別データであるグループＩＤ１８とに対応付けら
れ、テーブル形式の文字データとして記憶される。
【００１６】また、その外部記憶装置４に、各オブジェ
クトデータの属性に対応する検索データが、そのグルー
プ識別データに対応付けて記憶される。
クトデータの属性に対応する検索データが、そのグルー
プ識別データに対応付けて記憶される。
【００１７】本実施形態では、その検索データは、画像
データについては画像の内容とフォーマットタイプとに
より構成され、図形データについてはデータのタイプと
フォーマットタイプとにより構成され、文字データにつ
いてはデータそのものにより構成される。
データについては画像の内容とフォーマットタイプとに
より構成され、図形データについてはデータのタイプと
フォーマットタイプとにより構成され、文字データにつ
いてはデータそのものにより構成される。
【００１８】その検索データとグループ識別データとの
対応付けは、本実施形態では、オブジェクトデータ毎の
検索ＩＤを介してなされる。すなわち、図３に示すよう
に、画像データについては画像の内容を端的に表す画像
タイトル２１とフォーマットタイプ２２とが、図形デー
タについては、オブジェクトタイプ２３とフォーマット
タイプ２４とが、文字データについては、オブジェクト
データそのものを示す品番２５、物品価格２６、物品の
色２７、物品のサイズ２８が、それぞれ検索データとし
て検索ＩＤ３０に対応付けられ、テーブル形式のデータ
として記憶される。図４に示すように、各検索ＩＤ３０
は、それぞれ対応するグループＩＤ１８に対応付けら
れ、テーブル形式の文字データとして記憶される。図示
の例では、その画像タイトルは本体画像と取り付け画像
とされ、その画像フォーマットタイプはＨａｎｄｓｈａ
ｋｅとｅｐｓとされ、その図形フォーマットタイプはＤ
ＸＦとされる。
対応付けは、本実施形態では、オブジェクトデータ毎の
検索ＩＤを介してなされる。すなわち、図３に示すよう
に、画像データについては画像の内容を端的に表す画像
タイトル２１とフォーマットタイプ２２とが、図形デー
タについては、オブジェクトタイプ２３とフォーマット
タイプ２４とが、文字データについては、オブジェクト
データそのものを示す品番２５、物品価格２６、物品の
色２７、物品のサイズ２８が、それぞれ検索データとし
て検索ＩＤ３０に対応付けられ、テーブル形式のデータ
として記憶される。図４に示すように、各検索ＩＤ３０
は、それぞれ対応するグループＩＤ１８に対応付けら
れ、テーブル形式の文字データとして記憶される。図示
の例では、その画像タイトルは本体画像と取り付け画像
とされ、その画像フォーマットタイプはＨａｎｄｓｈａ
ｋｅとｅｐｓとされ、その図形フォーマットタイプはＤ
ＸＦとされる。
【００１９】その検索データ２１、２２、２３、２４、
２５、２６、２７、２８は、上記入力装置２から処理装
置１に入力される。その処理装置１は、その入力された
検索データに対応するグループに属するオブジェクトデ
ータを検索する。その検索されたオブジェクトデータ
は、出力装置３から出力され、また、表示装置５に表示
される。
２５、２６、２７、２８は、上記入力装置２から処理装
置１に入力される。その処理装置１は、その入力された
検索データに対応するグループに属するオブジェクトデ
ータを検索する。その検索されたオブジェクトデータ
は、出力装置３から出力され、また、表示装置５に表示
される。
【００２０】図５のフローチャートを参照して、上記デ
ータ処理システムによるデータの記憶手順を説明する。
まず、検索ＩＤとグループＩＤの初期値を零とする（ス
テップ１）。次に、記憶装置４に、各オブジェクトデー
タを記憶し、この際、付帯情報に関連付けて記憶する
（ステップ２）。各オブジェクトデータと付帯情報は、
入力装置２からシステムに入力して処理装置１により記
憶装置４に記憶させてもよいし、別途作成したものを記
憶装置４に直接読み込ませてもよい。その付帯情報は、
図６に示すように、画像データについては、ファイル
名、オブジェクトデータのＩＤ、オブジェクトデータの
タイプ、関連品番、画像タイトル、フォーマットタイプ
とされ、図形データについては、ファイル名、オブジェ
クトデータのＩＤ、オブジェクトデータのタイプ、関連
品番、フォーマットタイプとされ、文字データについて
はオブジェクトデータのＩＤとオブジェクトデータのタ
イプとされる。これにより、オブジェクトデータのタイ
プが画像であれば画像ファイル名と画像ＩＤとの対応関
係が、図形であれば図形ファイル名と図形ＩＤとの対応
関係が、文字であれば文字データそのものと文字ＩＤと
の対応関係が、上記の図２の（１）〜（３）に示すよう
にテーブル形式のデータとして記憶される。本実施形態
では、同一品番の物品に関連するオブジェクトデータは
同一グループに属するので、その付帯情報である関連品
番と、文字データの品番とが、オブジェクトデータのグ
ループ分け規則に対応するグループ分け情報データにな
る。本実施形態では、画像データの一つが複数の品番に
関連することにより、その画像データは複数のグループ
に属することになる。これは、物品カタログ等では一つ
の画像により複数の物品を表示することがあることによ
る。次に、処理装置１は、記憶されたオブジェクトデー
タの一つの付帯情報を読み出す（ステップ３）。次に、
検索ＩＤの値に１を加える（ステップ４）。次に、その
読み出した付帯情報が画像データのものであれば、その
画像タイトルとフォーマットタイプとが、図形データの
ものであれば、オブジェクトデータのタイプとフォーマ
ットタイプとが、文字データであれば、データそのもの
である品番、価格、色、サイズが、検索データとして検
索ＩＤに対応付けられ、上記のようにテーブル形式の文
字データとして記憶される（ステップ５）。次に、ステ
ップ３で読み出した付帯情報の関連品番と同一品番を付
帯情報とする別のオブジェクトデータに関し、検索デー
タが記憶されているか否かを判断する（ステップ６）。
同一品番の物品に関連する別のオブジェクトデータの検
索データが記憶されていなければ、グループＩＤの値に
１を加える（ステップ７）。次に、ステップ５において
検索データに対応付けられた検索ＩＤを、グループＩＤ
に対応付け、上記の図４に示すようにテーブル形式のデ
ータとして記憶する（ステップ８）。ステップ６におい
て、同一品番の物品に関連する別のオブジェクトデータ
の検索データが記憶されていれば、その別のオブジェク
トデータの検索データの検索ＩＤが対応付けられたグル
ープＩＤに、ステップ５において検索データに対応付け
られた検索ＩＤを対応付けて記憶する（ステップ９）。
次に、ステップ８あるいはステップ９において検索ＩＤ
が対応付けられたグループＩＤに、その検索ＩＤに対応
付けられている検索データを付帯情報とするオブジェク
トデータのオブジェクトＩＤを対応付け、上記の図２の
（４）に示すようにテーブル形式のデータとして記憶す
る（ステップ１０）。これにより、オブジェクトデータ
が予め定められた規則に基づきグループ分けされること
になる。図７に、そのオブジェクトデータのグループ分
けの概念図を示す。次に、記憶された全てのオブジェク
トデータの付帯情報を読み出したか否かを判断する（ス
テップ１１）。全ての付帯情報を読み出していなければ
ステップ３に戻り、読み出していれば処理を終了する。
ータ処理システムによるデータの記憶手順を説明する。
まず、検索ＩＤとグループＩＤの初期値を零とする（ス
テップ１）。次に、記憶装置４に、各オブジェクトデー
タを記憶し、この際、付帯情報に関連付けて記憶する
（ステップ２）。各オブジェクトデータと付帯情報は、
入力装置２からシステムに入力して処理装置１により記
憶装置４に記憶させてもよいし、別途作成したものを記
憶装置４に直接読み込ませてもよい。その付帯情報は、
図６に示すように、画像データについては、ファイル
名、オブジェクトデータのＩＤ、オブジェクトデータの
タイプ、関連品番、画像タイトル、フォーマットタイプ
とされ、図形データについては、ファイル名、オブジェ
クトデータのＩＤ、オブジェクトデータのタイプ、関連
品番、フォーマットタイプとされ、文字データについて
はオブジェクトデータのＩＤとオブジェクトデータのタ
イプとされる。これにより、オブジェクトデータのタイ
プが画像であれば画像ファイル名と画像ＩＤとの対応関
係が、図形であれば図形ファイル名と図形ＩＤとの対応
関係が、文字であれば文字データそのものと文字ＩＤと
の対応関係が、上記の図２の（１）〜（３）に示すよう
にテーブル形式のデータとして記憶される。本実施形態
では、同一品番の物品に関連するオブジェクトデータは
同一グループに属するので、その付帯情報である関連品
番と、文字データの品番とが、オブジェクトデータのグ
ループ分け規則に対応するグループ分け情報データにな
る。本実施形態では、画像データの一つが複数の品番に
関連することにより、その画像データは複数のグループ
に属することになる。これは、物品カタログ等では一つ
の画像により複数の物品を表示することがあることによ
る。次に、処理装置１は、記憶されたオブジェクトデー
タの一つの付帯情報を読み出す（ステップ３）。次に、
検索ＩＤの値に１を加える（ステップ４）。次に、その
読み出した付帯情報が画像データのものであれば、その
画像タイトルとフォーマットタイプとが、図形データの
ものであれば、オブジェクトデータのタイプとフォーマ
ットタイプとが、文字データであれば、データそのもの
である品番、価格、色、サイズが、検索データとして検
索ＩＤに対応付けられ、上記のようにテーブル形式の文
字データとして記憶される（ステップ５）。次に、ステ
ップ３で読み出した付帯情報の関連品番と同一品番を付
帯情報とする別のオブジェクトデータに関し、検索デー
タが記憶されているか否かを判断する（ステップ６）。
同一品番の物品に関連する別のオブジェクトデータの検
索データが記憶されていなければ、グループＩＤの値に
１を加える（ステップ７）。次に、ステップ５において
検索データに対応付けられた検索ＩＤを、グループＩＤ
に対応付け、上記の図４に示すようにテーブル形式のデ
ータとして記憶する（ステップ８）。ステップ６におい
て、同一品番の物品に関連する別のオブジェクトデータ
の検索データが記憶されていれば、その別のオブジェク
トデータの検索データの検索ＩＤが対応付けられたグル
ープＩＤに、ステップ５において検索データに対応付け
られた検索ＩＤを対応付けて記憶する（ステップ９）。
次に、ステップ８あるいはステップ９において検索ＩＤ
が対応付けられたグループＩＤに、その検索ＩＤに対応
付けられている検索データを付帯情報とするオブジェク
トデータのオブジェクトＩＤを対応付け、上記の図２の
（４）に示すようにテーブル形式のデータとして記憶す
る（ステップ１０）。これにより、オブジェクトデータ
が予め定められた規則に基づきグループ分けされること
になる。図７に、そのオブジェクトデータのグループ分
けの概念図を示す。次に、記憶された全てのオブジェク
トデータの付帯情報を読み出したか否かを判断する（ス
テップ１１）。全ての付帯情報を読み出していなければ
ステップ３に戻り、読み出していれば処理を終了する。
【００２１】図８のフローチャートを参照して、上記デ
ータ処理システムによるデータの出力手順を説明する。
まず、検索データを入力装置２から入力する（ステップ
１）。これにより、処理装置１は記憶装置４から、その
検索データに対応する検索ＩＤを読み出し（ステップ
２）、その検索ＩＤに対応するグループＩＤを全て読み
出す（ステップ３）。次に、その読み出したグループＩ
Ｄの全てに対応するオブジェクトタイプとオブジェクト
ＩＤを読み出す（ステップ４）。その読み出されたオブ
ジェクトタイプが文字であるか否かを判断し（ステップ
５）、その読み出されたオブジェクトタイプが文字であ
る場合、そのオブジェクトＩＤに対応する文字データを
出力装置４に出力させ（ステップ６）、そのオブジェク
トタイプが図形または画像である場合、そのオブジェク
トＩＤのファイル名を読み出し（ステップ７）、そのフ
ァイル名のオブジェクトデータを出力装置４に出力させ
る（ステップ８）。次に、ステップ３において読み出し
たグループＩＤの全てに対応するオブジェクトＩＤに対
応するオブジェクトデータを全て出力したか否かを判断
し（ステップ９）、出力していなければステップ４に戻
り、全て出力したならば処理を終了する。
ータ処理システムによるデータの出力手順を説明する。
まず、検索データを入力装置２から入力する（ステップ
１）。これにより、処理装置１は記憶装置４から、その
検索データに対応する検索ＩＤを読み出し（ステップ
２）、その検索ＩＤに対応するグループＩＤを全て読み
出す（ステップ３）。次に、その読み出したグループＩ
Ｄの全てに対応するオブジェクトタイプとオブジェクト
ＩＤを読み出す（ステップ４）。その読み出されたオブ
ジェクトタイプが文字であるか否かを判断し（ステップ
５）、その読み出されたオブジェクトタイプが文字であ
る場合、そのオブジェクトＩＤに対応する文字データを
出力装置４に出力させ（ステップ６）、そのオブジェク
トタイプが図形または画像である場合、そのオブジェク
トＩＤのファイル名を読み出し（ステップ７）、そのフ
ァイル名のオブジェクトデータを出力装置４に出力させ
る（ステップ８）。次に、ステップ３において読み出し
たグループＩＤの全てに対応するオブジェクトＩＤに対
応するオブジェクトデータを全て出力したか否かを判断
し（ステップ９）、出力していなければステップ４に戻
り、全て出力したならば処理を終了する。
【００２２】上記構成によれば、入力された検索データ
に対応するグループに属するオブジェクトデータを出力
できる。その検索データはオブジェクトデータの属性に
対応し、そのオブジェクトデータのグループ分け規則は
任意に定めることができる。よって、目的とする属性に
対応し、且つ、任意に定めた規則に従うオブジェクトデ
ータを読み出すことができる。すなわち、オブジェクト
データを属性に応じて検索でき、且つ、検索規則の変更
にも柔軟に対応できる。また、そのオブジェクトデータ
として、フォーマットタイプの異なる複数のデータを含
み、各フォーマットタイプが検索データとされているの
で、特定のフォーマットのオブジェクトデータを検索し
て読み出すことができる。さらに、一つのオブジェクト
データが複数のグループに属する場合に、入力された複
数の検索データに対応するグループの全てに属するオブ
ジェクトデータを出力できるので、オブジェクトデータ
の検索を、より効率良く行うことができる。すなわち、
図８のフローチャートにおいて、入力される検索データ
が複数の場合、ステップ３において読み出されるグルー
プＩＤが複数になることがある。この場合、ステップ４
において読み出されるオブジェクトデータＩＤは、全て
のグループＩＤに対応するものとされる。これにより、
一つのオブジェクトデータが複数のグループに属する場
合に、入力された複数の検索データに対応するグループ
の全てに属するオブジェクトデータを出力することがで
きる。例えば、上記図示例において、価格が１２０００
円以下で画像フォーマットがｅｐｓのオブジェクトデー
タを取り出す場合、検索データとして価格の１２０００
と画像フォーマットのｅｐｓを入力すると、ステップ３
において読み出されるグループＩＤは１と２であるか
ら、両グループに属する画像ＩＤが２のオブジェクトデ
ータが出力される。
に対応するグループに属するオブジェクトデータを出力
できる。その検索データはオブジェクトデータの属性に
対応し、そのオブジェクトデータのグループ分け規則は
任意に定めることができる。よって、目的とする属性に
対応し、且つ、任意に定めた規則に従うオブジェクトデ
ータを読み出すことができる。すなわち、オブジェクト
データを属性に応じて検索でき、且つ、検索規則の変更
にも柔軟に対応できる。また、そのオブジェクトデータ
として、フォーマットタイプの異なる複数のデータを含
み、各フォーマットタイプが検索データとされているの
で、特定のフォーマットのオブジェクトデータを検索し
て読み出すことができる。さらに、一つのオブジェクト
データが複数のグループに属する場合に、入力された複
数の検索データに対応するグループの全てに属するオブ
ジェクトデータを出力できるので、オブジェクトデータ
の検索を、より効率良く行うことができる。すなわち、
図８のフローチャートにおいて、入力される検索データ
が複数の場合、ステップ３において読み出されるグルー
プＩＤが複数になることがある。この場合、ステップ４
において読み出されるオブジェクトデータＩＤは、全て
のグループＩＤに対応するものとされる。これにより、
一つのオブジェクトデータが複数のグループに属する場
合に、入力された複数の検索データに対応するグループ
の全てに属するオブジェクトデータを出力することがで
きる。例えば、上記図示例において、価格が１２０００
円以下で画像フォーマットがｅｐｓのオブジェクトデー
タを取り出す場合、検索データとして価格の１２０００
と画像フォーマットのｅｐｓを入力すると、ステップ３
において読み出されるグループＩＤは１と２であるか
ら、両グループに属する画像ＩＤが２のオブジェクトデ
ータが出力される。
【００２３】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、オブジェクトデータの数やオブジェクトデ
ータのグループ分け規則は特に限定されない。
い。例えば、オブジェクトデータの数やオブジェクトデ
ータのグループ分け規則は特に限定されない。
【００２４】
【発明の効果】本発明によれば、オブジェクトデータの
読み出しを効率良く行うことができるデータ処理システ
ムを提供できる。
読み出しを効率良く行うことができるデータ処理システ
ムを提供できる。
【図１】本発明の実施形態のデータ処理システムの構成
説明用ブロック図
説明用ブロック図
【図２】本発明の実施形態の（１）は画像ＩＤと画像フ
ァイル名との関係を示す図、（２）は図形ＩＤと図形フ
ァイル名との関係を示す図、（３）は文字ＩＤと文字デ
ータとの関係を示す図、（４）はグループＩＤとオブジ
ェクトタイプとオブジェクトＩＤとの関係を示す図
ァイル名との関係を示す図、（２）は図形ＩＤと図形フ
ァイル名との関係を示す図、（３）は文字ＩＤと文字デ
ータとの関係を示す図、（４）はグループＩＤとオブジ
ェクトタイプとオブジェクトＩＤとの関係を示す図
【図３】本発明の実施形態の検索ＩＤと検索データとの
関係を示す図
関係を示す図
【図４】本発明の実施形態の検索ＩＤとグループＩＤと
の関係を示す図
の関係を示す図
【図５】本発明の実施形態のデータ処理システムによる
データ記憶時の処理手順を示すフローチャート
データ記憶時の処理手順を示すフローチャート
【図６】本発明の実施形態のオブジェクトデータの付帯
情報の説明図
情報の説明図
【図７】本発明の実施形態のオブジェクトデータのグル
ープ分けの概念図
ープ分けの概念図
【図８】本発明の実施形態のデータ処理システムによる
検索時の処理手順を示すフローチャート
検索時の処理手順を示すフローチャート
１ 演算処理装置
２ 入力装置
３ 出力装置
４ 外部記憶装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 渡辺 浩示
東京都台東区台東１丁目５番１号凸版印
刷株式会社内
(72)発明者 岩田 貴夫
東京都台東区台東１丁目５番１号凸版印
刷株式会社内
(56)参考文献 特開 平８−235220（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−185413（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−185514（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−185511（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G06F 17/30
ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)
Claims (3)
- 【請求項１】 複数のオブジェクトデータを、各オブジ
ェクトデータのグループ分け情報データと予め定められ
たグループ分け規則とに基づきグループ分けする手段
と、 そのグループ分けされたオブジェクトデータを、そのグ
ループの識別データに対応付けて記憶する手段と、 各オブジェクトデータの属性からなる検索データを、そ
のグループ識別データに対応付けて記憶する手段と、 その検索データを入力する手段と、 その入力された検索データに対応するグループ識別デー
タを読み出し、その読み出されたグループ識別データに
対応するオブジェクトデータを検索する手段と、その検
索されたオブジェクトデータを出力する手段とを備える
データ処理システム。 - 【請求項２】 そのオブジェクトデータとして、フォー
マットタイプの異なる複数のデータを含み、各フォーマ
ットタイプが検索データとして記憶される請求項１に記
載のデータ処理システム。 - 【請求項３】 一つのオブジェクトデータが複数のグル
ープに属する場合に、入力された複数の検索データに対
応するグループの全てに属するオブジェクトデータを出
力可能な請求項１または２に記載のデータ処理システ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34270496A JP3424473B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | データ処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34270496A JP3424473B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | データ処理システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10171816A JPH10171816A (ja) | 1998-06-26 |
| JP3424473B2 true JP3424473B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=18355854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34270496A Expired - Fee Related JP3424473B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | データ処理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3424473B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP34270496A patent/JP3424473B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10171816A (ja) | 1998-06-26 |
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