JP2000297239A - インクジェットインキ、それを用いた卵殻へのマーキング方法、ならびにマーキングした卵 - Google Patents

インクジェットインキ、それを用いた卵殻へのマーキング方法、ならびにマーキングした卵

Info

Publication number
JP2000297239A
JP2000297239A JP10874899A JP10874899A JP2000297239A JP 2000297239 A JP2000297239 A JP 2000297239A JP 10874899 A JP10874899 A JP 10874899A JP 10874899 A JP10874899 A JP 10874899A JP 2000297239 A JP2000297239 A JP 2000297239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
chlorophyllin
sodium
purified
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10874899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3873519B2 (ja
Inventor
Yasuharu Iida
保春 飯田
Monichiro Kono
紋一郎 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Artience Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink SC Holdings Co Ltd, Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Priority to JP10874899A priority Critical patent/JP3873519B2/ja
Publication of JP2000297239A publication Critical patent/JP2000297239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3873519B2 publication Critical patent/JP3873519B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】長期間の連続印字を行ってもインクジェットプ
リンターのノズルの目詰まりを生じず、水性のインキで
ありながらも,黴の発生がなく,また,卵殻内部へのイ
ンキの浸透を生じるものでもないインクジェットインキ
を提供する。 【解決手段】精製した鉄クロロフィリンナトリウム,精
製した銅クロロフィリンナトリウムまたは精製したクロ
ロフィリンナトリウムから選択される少なくとも一種お
よび水を含有することを特徴とするインクジェットイン
キ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、卵殻表面にマーキ
ングするのに適したインクジェットインキ、それを用い
た卵殻表面へのマーキング方法、ならびにマーキングし
た卵に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、製造年月日、食品類への消費期限
または,品質保持期限(賞味期限を含む)等の表示が必
要とされている。このような状況において,食品の通常
は食べないような部分、例えば鶏卵の卵殻に、製造年月
日等をマーキングすることは,卵の衛生的な取扱いに有
効である。鶏卵の卵殻への製造年月日等の表示は、鶏卵
の生産、流通、販売段階での細菌汚染の対策に役立ち、
購買者へ安心感を与えることにもなる。
【0003】一方、従来より、食品等の缶詰、パックに
製造年月日やロット番号を記録するためにインクジェッ
トプリンターや熱転写プリンターが使われている。これ
らのプリンターは、可変情報をダイレクトに記録できる
ため印刷の版を作成する必要がなく、コンピューターに
よる情報の変更が容易であり、生産現場において種々の
用途展開がなされている。
【0004】特に、インクジェットプリンターは、高速
での印字ができ、必要なインキを吐出させるだけで消耗
品の量が少量で済むことから、極めて広い範囲において
使用されている。また、非接触で印字できるため卵殻へ
のマーキングに適している。インクジェットプリンター
に用いられるインキとしては、食品添加物着色料である
水溶性染料を水に溶解したものがあるが、充分な印字濃
度が得られなかった。また、耐水性が劣り、水に接触す
る食品には使用できなかった。特に、鶏卵の場合は、水
中で煮沸して茹で卵とすることもあり、煮沸時に卵殻表
面のマーキングから水溶性染料が溶出して鶏卵および卵
白を汚染し、卵の商品価値を著しく損なう恐れがあっ
た。
【0005】これに対して、耐水性に優れ、卵殻の表面
に印字するのに適したインクジェットインキとして、特
開昭53−127010号公報に、バインダがセラック
であり、水およびアルコールから成る溶剤と銅クロロフ
ィリンナトリウムを着色剤として含む緑色インク組成物
が開示されている。しかし、該インク組成物は、インク
ジェットプリンターのノズル周辺にセラックの堆積を生
じ、ノズルの目詰まりを起こすため、長期間にわたり安
定して印字することができなかった。
【0006】また、耐水性に優れたインクジェットイン
キとしては、油溶性染料をメチルエチルケトン、エタノ
ール等の揮発性の溶剤に溶解したものや、さらにこれに
塩酢ビ、キシレン樹脂、ブチラール樹脂等を溶解したイ
ンキもあり、速乾性インキとして広く用いられている。
これらのインキは、耐水性に優れ、擦っても落ちないよ
うな耐性を有しているが、食品添加物で構成されていな
いため、食品に触れるような用途には使えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、長期間の連
続印字を行ってもインクジェットプリンターのノズルの
目詰まりを生じず、水性のインキでありながらも,黴の
発生がなく,また,卵殻内部へのインキの浸透を生じる
ものでもないインクジェットインキの提供にある。ま
た,卵殻にマーキングした場合に水に濡れたり、煮沸等
の調理操作を行っても着色料の溶出が少なく、見た目の
嫌悪感を生じさせないようなインクジェットインキの提
供を目的とする。
【0008】また、本発明は、水に濡れたり、煮沸等の
調理操作を行っても着色料の溶出による鶏卵および卵白
の汚染が少なく、見た目の嫌悪感を生じさせないような
マーキングした卵、および卵殻へのマーキング方法の提
供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、市販の鉄
クロロフィリンナトリウム,銅クロロフィリンナトリウ
ム,クロロフィリンナトリウムの少なくとも1種を用い
るインクジェットインキの調整において,インキ製造時
の特性のばらつきおよびインキの安定性においての問題
に色素の不純物に起因する問題のあることをつかんだ。
また,色素の精製によりインキ吐出の安定性および経時
での品質の安定性の向上とともに,マーキングの濃度の
向上もえられることを見出し,本発明にいたった。
【0010】すなわち本発明は、精製した鉄クロロフィ
リンナトリウム,精製した銅クロロフィリンナトリウム
または精製したクロロフィリンナトリウムから選択され
る少なくとも一種および水を含有することを特徴とする
インクジェットインキに関する。更に本発明は、精製
が、鉄クロロフィル,銅クロロフィルまたはクロロフィ
ルのアセトン,n−ヘキサン,エタノールまたは石油エ
ーテルから選択される少なくとも一種の溶剤によるもの
である上記インクジェットインキに関する。
【0011】更に本発明は、精製が、鉄クロロフィリン
ナトリウム水溶液,銅クロロフィリンナトリウム水溶液
またはクロロフィリンナトリウム水溶液の限外濾過また
は逆浸透膜によるものである上記インクジェットインキ
に関する。更に本発明は、精製が、鉄クロロフィリン,
銅クロロフィリンまたはクロロフィリンを,アセトン,
n−ヘキサン,エタノールまたは石油エーテルから選択
される少なくとも一種の溶剤にて精製した後,鉄クロロ
フィリン、銅クロロフィリンまたはクロロフィリンの2
倍量以上の水によって洗浄する上記インクジェットイン
キに関する。
【0012】更に本発明は、さらにプロピレングリコー
ル及び/またはグリセリンを含む上記インクジェットイ
ンキに関する。更に本発明は、さらに乳酸ナトリウム,
ポリリン酸ナトリウム,ポリリン酸カリウム,メタリン
酸ナトリウム,メタリン酸カリウム,リン酸三ナトリウ
ム,リン酸三カリウム,ピロリン酸カリウム塩およびピ
ロリン酸ナトリウム塩から選択される少なくとも一種を
含む上記インクジェットインキに関する。更に本発明
は、さらにアルギン酸ナトリウム,アルギン酸カリウ
ム,アルギン酸プロピレングリコールエステル,カルボ
キシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、グリセリン脂肪酸エステル、ショ
糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、デンプ
ングリコール酸ナトリウム、デンプンリン酸エステルナ
トリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、プロピレングリ
コール脂肪酸エステルおよびメチルセルロースから選択
される少なくとも一種の粘度調整剤を含む上記インクジ
ェットインキに関する。
【0013】更に本発明は、精製した鉄クロロフィリン
ナトリウム,精製した銅クロロフィリンナトリウムまた
は精製したクロロフィリンナトリウムから選択される少
なくとも1種0.1〜10重量%,プロピレングリコー
ルおよび/またはグリセリン1〜20重量%,乳酸ナト
リウム0.02〜5重量%および水65〜98.88重
量%を含有する上記インクジェットインキに関する。更
に本発明は、精製した鉄クロロフィリンナトリウム,精
製した銅クロロフィリンナトリウムまたは精製ロフィリ
ンナトリウムから選択される少なくとも1種0.1〜1
0重量%,プロピレングリコールおよび/またはグリセ
リン1〜20重量%,粘度調整剤0.02〜5重量%,
ポリリン酸ナトリウム0.02〜5重量%および水60
〜98.86重量%を含有する請求項1記載の卵殻マー
キング用インクジェットインキに関する。
【0014】更に本発明は、卵殻表面に,上記インクジ
ェットインキを用いて、インクジェット方式によりマー
キングすることを特徴とする卵殻へのマーキング方法に
関する。更に本発明は、卵殻表面に、上記インクジェッ
トインキを用いてマーキングしてなることを特徴とする
マーキングした卵。
【0015】
【発明の実施の形態】鉄クロロフィリンナトリウム、銅
クロロフィリンナトリウム,クロロフィリンナトリウム
は,卵殻表面に対して強固な親和性を示す水溶性色素で
あり、これは,卵殻の成分である炭酸カルシウムに接触
することで凝集を起こす。すなわち,カルシウムイオン
と結合することで,水不溶性となり,卵殻表面での耐水
性,耐摩擦性に優れ,水に浸漬したり,水中で煮沸して
も溶出することがないマーキングを行うことが出来る。
さらに,鉄クロロフィリンナトリウムおよび銅クロロフ
ィリンナトリウム,クロロフィリンナトリウムは,精製
することにより,余剰の油脂,金属未反応生成物が除か
れて,濃度の向上があり,また,不純物に起因する表面
張力の低下,製造時の色素の溶解性不良,濾過の不良等
が大幅に改良される。
【0016】なお,鉄クロロフィリンナトリウムおよび
銅クロロフィリンナトリウム,クロロフィリンナトリウ
ムは,防黴性を有している。また,抗菌性も有してい
る。したがって,コンティニュアスタイプのプリンター
においても,インキ回収中に黴が混入しても,黴の繁殖
がなく,黴に起因するノズルの目詰まり,プリンター配
管内のフィルターの目詰まりを起こすことがない。鉄ク
ロロフィリンナトリウムおよび銅クロロフィリンナトリ
ウム,クロロフィリンナトリウムはインキ中に0.1〜
10重量%の範囲で含まれることが好ましい。含有量が
0.1重量%より少ないと、印字濃度が不十分であり、
また、コンティニュアスタイプのインクジェットプリン
ターで連続運転する場合に、黴の発生を充分に抑制する
ことができず、ノズルの目詰まりを生じることがある。
一方、含有量が10重量%を越えると、色素の溶解が十
分でなく,インキの安定性が悪くなる傾向にある。
【0017】鉄クロロフィリンナトリウムおよび銅クロ
ロフィリンナトリウムの精製は,クロロフィルを鉄置換
ないし銅置換し,鉄クロロフィルないし銅クロロフィル
を生成させたのち,アセトン,n−ヘキサン,エタノー
ル,石油エーテル等の1種にて洗浄精製を行う。また,
本発明では,さらに,鉄クロロフィリンナトリウム,銅
クロロフィリンナトリウムが,鉄クロロフィル,銅クロ
ロフィルの段階において,アセトン,n−ヘキサン,エ
タノール,石油エーテルから選択される溶剤にて精製
し,その後,鉄クロロフィリンないし銅クロロフィリン
の2倍量以上の水によって洗浄後,水酸化ナトリウムに
よって鉄クロロフィリンナトリウムないし銅クロロフィ
リンナトリウムとする方法にて得られる精製品が好まし
い。
【0018】このような精製は,クロロフィルの天然物
の抽出の過程において残留する脂肪,リポイド,ステリ
ン,カリチノイド色素,クロロフィル誘導体等の除去を
行う。本発明における鉄ないし銅クロロフィリンナトリ
ウムの精製製造工程は,以下のような工程をたどる。す
なわち,クロロフィル含有ペーストをアセトンにて加
温,溶解し,その後,水酸化カリウムによる鹸化をおこ
なう。鹸化物をアセトンにて洗浄し,水,アセトン,ヘ
キサンの順で洗浄し,溶剤を除く。その後,塩化第二鉄
ないし銅によって,金属の置換を行い,金属置換したク
ロロフィルを沈澱により捕集する。
【0019】この沈澱物を水洗後,ヘキサン,アセトン
にて洗浄し,このましくは,さらにこの乾燥品の水洗を
おこなう。この水洗は,金属置換したクロロフィルの2
倍量以上,このましくは,10倍量以上,さらにこのま
しくは,50倍量以上の水にて水洗する。この後,水酸
化ナトリウムによる水溶性化を行い,遠心分離による分
離をおこない,鉄ないしは,銅クロロフィリンナトリウ
ムの精製品とする。精製方法は,溶剤中に色素を投入
し,攪拌溶解をおこない,溶解物と不溶解物とに分離し
て溶剤とともに油脂分をとり除く方法,水に溶解させた
色素溶液にこれらの溶剤を添加していき分離する方法,
溶剤との混合分散物を遠心分離によって分離する方法等
がとれる。
【0020】分離後は,色素を十分乾燥して,このまし
くは,温度をかけ過ぎないようにして,残留する溶剤が
ないようにする。なお,精製の方法において,限外濾過
膜,逆浸透膜による濾過精製も有効であり,鉄クロロフ
ィリンナトリウム,銅クロロフィリンナトリウム,クロ
ロフィリンナトリウムのすくなくとも2倍量以上,この
ましくは,5倍量以上の希釈,濃縮を膜によって行い精
製することが有効である。この精製により,色素分の1
〜10%の濃度向上がえられ,インキ化時の不溶解物の
発生がなくなる。
【0021】また,インキの連続吐出,回収時の安定性
も向上する。本発明のインキの媒体としては,水を用い
ることが好ましい。このような水としては、金属イオン
等を除去したイオン交換水または蒸留水を用いる。水
は、インキ中に、50〜99.85重量%の範囲で含有
されることが好ましい。
【0022】また、本発明のインクジェットインキに
は、インキのノズルでの乾燥を防止するために、プロピ
レングリコールおよび/またはグリセリンを、インキ中
に1〜20重量%の範囲で含有させることが好ましい。
含有量が1重量%より少ないと、乾燥防止効果が不十分
でノズルの目詰りの原因となり、20重量%を越えると
マーキング面の乾燥が遅くなり、容器,包材の汚れ等の
悪影響を与える。
【0023】また,本発明のインクジェットインキに
は,精製した鉄クロロフィリンナトリウム,銅クロロフ
ィリンナトリウム,クロロフィリンナトリウムの少なく
とも1種にさらにアルギン酸ナトリウム,アルギン酸カ
リウム,アルギン酸プロピレングリコールエステル,カ
ルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、グリセリン脂肪酸エステル、
ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、デ
ンプングリコール酸ナトリウム、デンプンリン酸エステ
ルナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、プロピレン
グリコール脂肪酸エステルおよびメチルセルロースから
選択される1種または2種以上の粘度調整剤を用いるこ
とが好ましい。
【0024】これらの粘度調整剤は、セラック等の水溶
性樹脂と異なり、インクジェットプリンターのノズル周
辺に堆積することがなく、コンティニュアスタイプのイ
ンクジェットプリンターで連続運転する場合にも、ノズ
ルの目詰まりを生じることがない。これらの粘度調整剤
は,インキ中に0.02〜1重量%の範囲で含まれるこ
とが好ましい。含有量が0.02%より少ないと,プリ
ンターの適性粘度への調整が得られにくい。したがっ
て,印字濃度の十分な印字条件でのインキの吐出ができ
なかったり,マーキング表面の滑らかさに欠ける印字条
件となることがある。
【0025】また,1重量%を越えると,インキの粘度
が高くなりすぎる傾向があり,ノズルからのインキ吐出
の安定性に問題を生じることがある。
【0026】また,本発明のインクジェットインキをコ
ンティニュアスタイプのプリンターにて使用する場合に
は,インキの電導度の調整が必要となることがあり,こ
の再は,電導度の調整剤として,乳酸ナトリウム,ポリ
リン酸ナトリウム,ポリリン酸カリウム,メタリン酸ナ
トリウム,メタリン酸カリウム,リン酸三ナトリウム,
リン酸三カリウム,ピロリン酸カリウム塩およびピロリ
ン酸ナトリウム塩をインキ中に0.02〜5重量%の範
囲で含有させることが好ましい。また,これらのカリウ
ム塩およびナトリウム塩は,インキのノズルでの乾燥を
防止する効果やキレート剤としての効果もあり,ノズル
の目詰まり防止にも役立つ。含有量が0.02重量%よ
りも少ないと十分な保湿性が得られず,含有量が5重量
%よりも多いと電導度の適性範囲からずれる恐れがあ
る。
【0027】なお,乳酸ナトリウムを用いるときは,そ
の含有量が0.5重量%より少ないと保湿性が不充分で
あり、充分な導電性が得られない。一方、含有量が10
重量%を越えると、過度な保湿作用のため乾燥不良を招
く。
【0028】乳酸塩と、プロピレングリコールおよび/
またはグリセリンとを含有させる場合には、本発明のイ
ンクジェットインキは、精製した鉄クロロフィリンナト
リウムおよび/または銅クロロフィリンナトリウム0.
1〜10重量%、プロピレングリコールおよび/または
グリセリン1〜20重量%,上記特定の粘度調整剤0.
02〜1重量%、乳酸ナトリウム等の電導度調整剤0.
5〜10重量%、および水60〜98.88重量%から
構成されることが好ましい。本発明のインクジェットイ
ンキは、精製した鉄クロロフィリンナトリウムおよび/
または銅クロロフィリンナトリウム、上記特定の粘度調
整剤、水、および必要に応じて乳酸ナトリウム、プロピ
レングリコールおよび/またはグリセリン、色素の安定
な溶解性を維持するためのpH緩衝剤などを混合攪拌し
たのち、0.2〜3.0μmのメンブランフィルターで
濾過することにより、製造することができる。 混合攪
拌は、通常の羽根を具備した攪拌機のほか、高速の分散
機、乳化機により行うこともできる。
【0029】本発明のインクジェットインキの25℃に
おける粘度は、0.9〜20cpsの範囲に調整するこ
とが好ましい。粘度が低すぎると、卵殻表面でのインク
のドットの形成が不良となり、印字濃度が低くなる。一
方、粘度が高すぎると、吐出の不良、乾燥不良に問題が
出てくる。表面張力は、プリンターとの適性もあるが、
25〜50mN/cmの範囲に調整することが好まし
い。また、コンティニュアスタイプのプリンターにより
マーキングする場合には、インキの電導度は、0.3〜
10mS/cmの範囲に調整することが好ましい。
【0030】卵殻へのマーキングは、卵殻表面に、本発
明のインクジェットインキを用いてインクジェット方式
によりマーキングすることにより行われ、マーキングし
た卵が得られる。インクジェット方式には、コンティニ
ュアス方式(多値偏向、2値偏向)、ドロップオンデマ
ンド方式(バブルジェット方式、ピエゾ方式、電磁弁方
式等)等が挙げられるが、高速でのマーキングおよび卵
殻のような曲面へのマーキングは、コンティニュアス方
式が適している。インクジェットプリンターのノズル孔
径は、8〜200μmであることが好ましい。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。例中、部および%は、重量部および重量%をそれぞ
れ示す。 (実施例1) 鉄クロロフィリンナトリウムの精製 鉄置換した鉄クロロフィルをヘキサンおよびアセトンと
混合して,溶剤溶解性の不純物を溶剤とともに除去す
る。溶剤洗浄した鉄クロロフィルを乾燥後,色素の50
倍量の水にて水洗する。
【0032】水洗した鉄クロロフィルを水酸化ナトリウ
ムにより水溶性化し,不溶解物を遠心分離により除去
し,精製した鉄クロロフィリンナトリウムを得た。未精
製品の鉄クロロフィリンナトリウムと分光吸収による比
較を行ったところ,精製によるピーク高さが1.07倍
となった。下記の原料を混合、溶解したのち、0.8μ
mのメンブランフィルターで濾過し、インクジェットイ
ンキを調製した。 精製鉄クロロフィリンナトリウム 3.00部 プロピレングリコール 12.00部 アルギン酸ナトリウム 0.09部 精製水 84.91部
【0033】(実施例2〜13)表1に示す原料と適当
量(100部から表1に示す原料の合計量を引いた量)
の精製水を混合、溶解したのち、0.8μmのメンブラ
ンフィルターで濾過し、インクジェットインキを調製し
た。
【0034】
【表1】
【0035】 FeクロロフィリンNa : 精製鉄クロロフィリンナトリウム CuクロロフィリンNa : 精製銅クロロフィリンナトリウム クロロフィリンNa : 精製クロロフィリンナトリウム PG : プロピレングリコール GL : グリセリン アルギン酸Na : アルギン酸ナトリウム アルギン酸NPGE : アルギン酸プロピレングリコールエステル CMC-Na : カルボキシメチルセルロースナトリウム 乳酸ナトリウム : 乳酸ナトリウム50% 水溶液 ポリリン酸Na : ポリリン酸ナトリウム
【0036】(比較例1)下記の原料を混合、溶解した
のち、0.8μmのメンブランフィルターで濾過し、イ
ンクジェットインキを調製した。 食用赤色105号 1.0部 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.15部 乳酸ナトリウム 0.7部 プロピレングリコール 14.0部 精製水 84.15部
【0037】(比較例2)下記の原料を混合、ボールミ
ルにて8時間分散したのち、3.0μmのメンブランフ
ィルターで濾過し、インクジェットインキを調製した。 食用赤色3号アルミニウムレーキ 2.5部 シェラック樹脂の水/エタノール溶液 12.5 部 (岐阜セラック製造所社製「ドラッグBA−40E」、
固形分40%) 乳酸ナトリウム 1.0部 プロピレングリコール 14.0部 精製水 70.0部
【0038】(比較例3)下記の原料を混合、溶解した
のち、0.8μmのメンブランフィルターで濾過し、イ
ンクジェットインキを調製した。 銅クロロフィリンナトリウム 3.0部 シェラック樹脂の水/エタノール溶液 12.0部 (岐阜セラック製造所社製「ドラッグBA−40E」、固形分40%) 乳酸ナトリウム 1.0部 プロピレングリコール 14.0部 精製水 70.0部
【0039】(比較例4)下記の原料を混合、溶解した
のち、0.8μmのメンブランフィルターで濾過し、イ
ンクジェットインキを調製した。 未精製鉄クロロフィリンナトリウム 3.00部 プロピレングリコール 12.00部 アルギン酸ナトリウム 0.09部 精製水 84.91部
【0040】(比較例5)下記の原料を混合、溶解した
のち、0.8μmのメンブランフィルターで濾過し、イ
ンクジェットインキを調製した。 未精製鉄クロロフィリンナトリウム 5.00部 精製水 95.00部
【0041】実施例および比較例で得られたインキにつ
いて、種々の特性値を測定した。測定結果を表2に示
す。粘度(cps)、表面張力(mN/cm)および電
導度(mS/cm)を測定した。なお、粘度の測定は粘
度計(YAMAICHI社製「デジタルビスコメイ
ト」)を用いて行い、表面張力の測定は表面張力計(K
YOWA INTERFACE社製「サーフェイステン
シオメーター」)を用いて行い、電導度の測定は電導度
計(HORIBA社製「コンダクティビティメータ
ー」)を用いて行った。
【0042】また、実施例1〜13および比較例1〜3
で得られたインキをコンティニュアスタイプのインクジ
ェットプリンターのインクタンクに入れて、卵殻表面に
マーキングし、得られたマーキング物について下記の評
価を行った。また、3ヶ月間連続してマーキングを行
い、ノズル目詰まりの発生の有無およびインキ循環系で
の黴の発生の有無を評価した。さらに、3時間連続して
マーキングを行い、吐出安定性を評価した(良:吐出の
停止なし、不良:吐出の停止あり)。結果を表2に示
す。
【0043】 ・印字濃度 マーキング物の印字濃度をマクベスの濃度計で測定した。 ・乾燥性 マーキング面を指触し、色素取れの有無を目視で確認した。 (良:色素取れなし、不良:色素取れあり) ・色素の水溶出 マーキング物を水に浸し、色素の溶出を目視で確認した。 ・色素の煮沸溶出 マーキング物を15分間熱湯中に浸し、色素の溶出を目視で 確認した。
【0044】
【表2】
【0045】
【発明の効果】本発明のインクジェットインキは樹脂を
含有せず、防黴性を有しているため、本発明のインクジ
ェットインキを用いることにより、プリンターのノズル
目詰まりを起こすことなく、長期間連続してマーキング
できるようになった。また、本発明のインクジェットイ
ンキを用いることにより、卵殻表面に強固に染着し、水
または熱湯中に浸しても殆ど溶出しないマーキング物が
得られるようになった。本発明のインクジェットインキ
は、食品に用いることのできる食品添加物からのみ構成
することができるため、食品へのマーキングに適してい
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 FB01 FB09 FC01 2H086 BA53 BA56 BA59 4B042 AC10 AD40 AE10 AG06 AG07 AH09 AP30 AT10 4J039 AB01 AB02 AB07 BA19 BC07 BC10 BC19 BC20 BC59 BE01 BE12 BE23 CA01 EA38 EA42 EA45 FA07 GA24

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】精製した鉄クロロフィリンナトリウム,精
    製した銅クロロフィリンナトリウムまたは精製したクロ
    ロフィリンナトリウムから選択される少なくとも一種お
    よび水を含有することを特徴とするインクジェットイン
    キ。
  2. 【請求項2】精製が、鉄クロロフィル,銅クロロフィル
    またはクロロフィルのアセトン,n−ヘキサン,エタノ
    ールまたは石油エーテルから選択される少なくとも一種
    の溶剤によるものである請求項1記載のインクジェット
    インキ。
  3. 【請求項3】精製が、鉄クロロフィリンナトリウム水溶
    液,銅クロロフィリンナトリウム水溶液またはクロロフ
    ィリンナトリウム水溶液の限外濾過または逆浸透膜によ
    るものである請求項1記載のインクジェットインキ。
  4. 【請求項4】精製が、鉄クロロフィリン,銅クロロフィ
    リンまたはクロロフィリンを,アセトン,n−ヘキサ
    ン,エタノールまたは石油エーテルから選択される少な
    くとも一種の溶剤にて精製した後,鉄クロロフィリン、
    銅クロロフィリンまたはクロロフィリンの2倍量以上の
    水によって洗浄する請求項1記載のインクジェットイン
    キ。
  5. 【請求項5】さらにプロピレングリコール及び/または
    グリセリンを含む請求項1〜4いずれか記載のインクジ
    ェットインキ。
  6. 【請求項6】さらに乳酸ナトリウム,ポリリン酸ナトリ
    ウム,ポリリン酸カリウム,メタリン酸ナトリウム,メ
    タリン酸カリウム,リン酸三ナトリウム,リン酸三カリ
    ウム,ピロリン酸カリウム塩およびピロリン酸ナトリウ
    ム塩から選択される少なくとも一種を含む請求項1〜5
    いずれか記載のインクジェットインキ。
  7. 【請求項7】さらにアルギン酸ナトリウム,アルギン酸
    カリウム,アルギン酸プロピレングリコールエステル,
    カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメ
    チルセルロースナトリウム、グリセリン脂肪酸エステ
    ル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
    ル、デンプングリコール酸ナトリウム、デンプンリン酸
    エステルナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、プロ
    ピレングリコール脂肪酸エステルおよびメチルセルロー
    スから選択される少なくとも一種の粘度調整剤を含む請
    求項1〜6いずれか記載のインクジェットインキ。
  8. 【請求項8】精製した鉄クロロフィリンナトリウム,精
    製した銅クロロフィリンナトリウムまたは精製したクロ
    ロフィリンナトリウムから選択される少なくとも1種
    0.1〜10重量%,プロピレングリコールおよび/ま
    たはグリセリン1〜20重量%,乳酸ナトリウム0.0
    2〜5重量%および水65〜98.88重量%を含有す
    る請求項1記載のインクジェットインキ。
  9. 【請求項9】精製した鉄クロロフィリンナトリウム,精
    製した銅クロロフィリンナトリウムまたは精製クロロフ
    ィリンナトリウムから選択される少なくとも1種0.1
    〜10重量%,プロピレングリコールおよび/またはグ
    リセリン1〜20重量%,粘度調整剤0.02〜5重量
    %,ポリリン酸ナトリウム0.02〜5重量%および水
    60〜98.86重量%を含有する請求項1記載の卵殻
    マーキング用インクジェットインキ。
  10. 【請求項10】卵殻表面に,請求項1〜9いずれか記載
    のインクジェットインキを用いて、インクジェット方式
    によりマーキングすることを特徴とする卵殻へのマーキ
    ング方法。
  11. 【請求項11】卵殻表面に、請求項1〜9いずれか記載
    のインクジェットインキを用いてマーキングしてなるこ
    とを特徴とするマーキングした卵。
JP10874899A 1999-04-16 1999-04-16 インクジェットインキの製造方法、インクジェットインキ及びその利用 Expired - Fee Related JP3873519B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10874899A JP3873519B2 (ja) 1999-04-16 1999-04-16 インクジェットインキの製造方法、インクジェットインキ及びその利用

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10874899A JP3873519B2 (ja) 1999-04-16 1999-04-16 インクジェットインキの製造方法、インクジェットインキ及びその利用

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000297239A true JP2000297239A (ja) 2000-10-24
JP3873519B2 JP3873519B2 (ja) 2007-01-24

Family

ID=14492520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10874899A Expired - Fee Related JP3873519B2 (ja) 1999-04-16 1999-04-16 インクジェットインキの製造方法、インクジェットインキ及びその利用

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3873519B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003261802A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Pilot Ink Co Ltd インクジェット用インキ及びそれを用いて卵殻表面に像を形成した卵
JP2010229579A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Hodogaya Chem Co Ltd 着色紙、着色ペーパーモールドおよびこれらの製造方法
JP2011098492A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Kishu Giken Kogyo Kk インクジェットプリンタおよびマーキング方法
WO2011122625A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 大王製紙株式会社 吸収性物品の製造装置及び製造方法
JP2011206330A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Daio Paper Corp 吸収性物品の製造装置及び製造方法
JP2011206328A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Daio Paper Corp 吸収性物品の製造装置及び製造方法
JP2011212095A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Daio Paper Corp 吸収性物品の製造装置及び製造方法
JP2017057344A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社Screenホールディングス インクジェット用水性インク組成物及び固体製剤
EP3132088A4 (en) * 2014-03-25 2018-04-04 Hinoman Ltd Biocompatible and biodegradable natural disperse dyes for dyeing polyester fabrics
WO2019142899A1 (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 株式会社Screenホールディングス 顔料組成物、インクジェット用水性インク組成物及び固体製剤
JP2019127589A (ja) * 2018-01-19 2019-08-01 株式会社Screenホールディングス 顔料組成物、インクジェット用水性インク組成物及び固体製剤

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003261802A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Pilot Ink Co Ltd インクジェット用インキ及びそれを用いて卵殻表面に像を形成した卵
JP2010229579A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Hodogaya Chem Co Ltd 着色紙、着色ペーパーモールドおよびこれらの製造方法
JP2011098492A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Kishu Giken Kogyo Kk インクジェットプリンタおよびマーキング方法
WO2011122625A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 大王製紙株式会社 吸収性物品の製造装置及び製造方法
JP2011206330A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Daio Paper Corp 吸収性物品の製造装置及び製造方法
JP2011206328A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Daio Paper Corp 吸収性物品の製造装置及び製造方法
JP2011212095A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Daio Paper Corp 吸収性物品の製造装置及び製造方法
EP3132088A4 (en) * 2014-03-25 2018-04-04 Hinoman Ltd Biocompatible and biodegradable natural disperse dyes for dyeing polyester fabrics
JP2017057344A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社Screenホールディングス インクジェット用水性インク組成物及び固体製剤
WO2019142899A1 (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 株式会社Screenホールディングス 顔料組成物、インクジェット用水性インク組成物及び固体製剤
JP2019127589A (ja) * 2018-01-19 2019-08-01 株式会社Screenホールディングス 顔料組成物、インクジェット用水性インク組成物及び固体製剤
JP7362252B2 (ja) 2018-01-19 2023-10-17 株式会社Screenホールディングス 顔料組成物、インクジェット用水性インク組成物及び固体製剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP3873519B2 (ja) 2007-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5028442B2 (ja) インクジェットインキ、その製造方法およびその使用方法
JP3873519B2 (ja) インクジェットインキの製造方法、インクジェットインキ及びその利用
JP2014159520A (ja) インクジェットインキ、その製造方法、およびその使用方法
GB2575229A (en) Ink composition for inkjet printing
JP2017008275A (ja) インクジェットインク、その作製方法及びその印字方法
JP4696653B2 (ja) 卵のマーキング方法およびマーキングされた卵
JP5995910B2 (ja) インクジェットインク及びその作製方法並びにインクジェットインクを用いた印字方法
JP2007056190A (ja) インクジェットインキ。
JP5094653B2 (ja) インクジェットインキ
JP2007056189A (ja) インクジェットインキ
JPH11172167A (ja) インクジェットインキ、それを用いた卵殻へのマーキング方法、ならびにマーキングした卵
JP3235981B2 (ja) インクジェットインキ、それを用いた卵殻へのマーキング方法、ならびにマーキングした卵
JP4241413B2 (ja) インクジェットインキ
JP3155732B2 (ja) 卵殻用インクジェットインキ
JP3641658B2 (ja) 卵殻へのマーキング方法およびマーキングした卵
JP4199520B2 (ja) インクジェットインク
JP2004346099A (ja) インクジェットインキ
JP2005348667A (ja) 判別方法
JP2005298770A (ja) インキ
DE491656C (de) Verfahren zur Wiedergewinnung des Papierstoffes aus bedrucktem Altpapier
JPH11335606A (ja) 紙巻きタバコマーキング用インクジェットインキ、それを用いたマーキング方法、ならびにマーキングした紙巻きタバコ
JPH11116869A (ja) インクジェット記録用インク
JP6237356B2 (ja) 印字された卵殻の製造方法
JP2001171222A (ja) 印刷方法および印刷物
JP5028358B2 (ja) インクジェットインキ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060901

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees