JP4254118B2 - アントシアニン色素液の精製方法およびアントシアニン色素液 - Google Patents

アントシアニン色素液の精製方法およびアントシアニン色素液 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アントシアニン色素液の精製方法と、冬期などの低温環境下であっても分散性と溶解性に優れ、各種飲食物の着色料として有用なアントシアニン色素液に関する。
【0002】
【従来の技術】
アントシアニン色素液は従来から飲食物の着色料として工業的に生産され、食品一般、特に梅干し、梅漬け、生姜漬けを始めとする漬け物類には古くより広く利用されている。
【0003】
アントシアニン色素としては、例えば、赤キャベツ由来アントシアニン色素、紫イモ由来アントシアニン色素、紫トウモロコシ由来アントシアニン色素、赤ダイコン由来アントシアニン色素、赤シソ由来アントシアニン色素、赤米由来アントシアニン色素等のアントシアニン色素がある。これらアントシアニン色素の多くの製品形態は液状であり、保存中の温度が高いほど色価の減少が大きく、色調も変化しやすい。この為、低温保存されるのが一般的であるが、保存中に温度が15℃以下に低下すると、アントシアニン色素成分の一部が沈殿し色素液の外観を損なう事がたびたび発生した。また、冬期などの低温環境下ではアントシアニン色素液を添加する飲食品原料や生産工程中の品温の低下に伴い、一部のアントシアニン色素の溶解性や分散性が悪化し、飲食品中に色素成分が不溶解物として浮遊し、べとついたり濁りを生じたりする等、製品外観を損なう他、不溶解物となった色素成分が食品表面や生産設備に付着し、これを除去する作業は製造者にとって非常に大きな負担となっていた。これらの事象はアントシアニン色素の中でも特に赤シソ由来のアントシアニン色素で顕著に見られる。
【0004】
前記従来技術の欠点を解消するため、アントシアニン色素液にソルビトール、還元澱粉糖化物、デキストリン、トレハロースを分散剤として添加し、アントシアニン色素液の沈殿生成を防止する方法(特開平10−279825号公報)や、水飴、麦芽糖等の糖類やプロピレングリコール等を分散剤として5〜40重量%添加する方法が開示されている。しかしながら、溶解性や分散性は十分であるとはいえない。
【0005】
また、アントシアニン色素精製液を使用直前に50〜70℃の温水や含水エタノールに事前溶解させてから使用したり、アントシアニン色素精製液自体を容器ごと加温してから使用することが行われているが、これらの方法は、アントシアン色素自体の品質を低下させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、分散性、溶解性に優れるアントシアニン色素液を収率良く得られる精製方法と、分散性、溶解性に優れるアントシアニン色素液を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、アントシアニン含有植物の水性色素抽出液またはその粗精製液を用い、これらのエタノール濃度、pH、色価を調整したのち、放置し、生じた沈殿を除去する精製方法により、分散性、溶解性に劣るアントシアニン色素成分を沈殿として除去でき、分散性、溶解性に優れるアントシアニン色素液を収率良く精製できること、温度を8℃に、pHを1.9〜2.5に、色価(E10%)を30〜10に調整した場合に、24時間保持しても沈殿が生じないアントシアニン色素液は、低温での保存中も沈殿が起こらず、飲食品中においても色素成分が不溶解物として浮遊しないこと等を見出し、本発明をなすに至った。
【0008】
即ち、本発明は、アントシアニン含有植物の水性色素抽出液またはその水性粗精製液のエタノール濃度を0または15重量%以下に、pHを1.9〜2.5に、色価(E10%)を30〜10にそれぞれ調整し、0〜8℃で放置して不溶物を沈殿させたのち、不溶物を除去することを特徴とする、アントシアニン色素液の精製方法を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明について詳細に説明する。
【0011】
本発明の精製方法で用いるアントシアニン含有植物としては、植物体中にアントシアニン色素を含む植物で有れば特に限定されないが、このような植物としては、例えば、赤キャベツ、紫イモ、紫トウモロコシ、赤ダイコン、赤シソ、赤米等が挙げられ、なかでも、赤シソが好ましい。
【0012】
アントシアニン含有植物の水性色素抽出液は、例えば、アントシアニン含有植物を色素抽出可能な程度に裁断または粉砕し、硫酸、塩酸、リン酸等の鉱酸またはクエン酸等の有機酸によりpH1.5〜3.5程度の酸性に調整した適量の水に12〜48時間浸漬し、色素の溶出した溶液から原料残渣等を濾過処理する方法等により得ることができる。酸性に調整した水は、アントシアニン含有植物100重量部に対して、300〜1000重量部使用するのが好ましい。
【0013】
アントシアニン含有植物の水性色素抽出液を粗精製した水性粗精製液は、種々の精製方法等により得られ、例えば、限外濾過膜による精製方法、吸着剤による精製方法等が挙げられるが、なかでも、吸着剤による精製方法が好ましい。吸着剤としては、例えば、活性炭、無極性の多孔質重合樹脂、イオン交換樹脂等が挙げられるが、無極性の多孔質重合樹脂を用いて粗精製処理するのが好ましい。水性粗精製液を得る精製方法は、単独の精製方法を用いても良いし、異なる精製方法を組み合わせて用いても良い。また、単独の精製方法を複数繰り返しても良い。
【0014】
無極性の多孔質重合樹脂としては、例えば、ダイヤイオンHP−21(三菱化学株式会社製)、アンバーライトXAD−2(オルガノ株式会社製)等が挙げられる。
【0015】
無極性の多孔質重合樹脂を用いて、アントシアニン含有植物の水性色素抽出液を粗精製処理して水性粗精製液を得るには、例えば、無極性の多孔質重合樹脂を充填したカラムに、アントシアニン含有植物の水性色素抽出液を通液すれば良い。この操作により、糖質や無機塩類は不純物として流出し、アントシアニン色素成分は選択的に無極性の多孔質重合樹脂に吸着する。この時の水性色素液の通液速度は、SVで0.5〜10の範囲が好ましく、より好ましくは1〜4である。なお、SVとは空間速度(space velocity)であり、溶液を1時間に樹脂容積の何倍量流すかを示す。例えば、SVが2であれば、1時間に樹脂容積の2倍量の溶液を流すことを示す。
【0016】
カラムにアントシアニン水性色素液を通液後、樹脂容積の2〜10倍量の純水を通液し洗浄する。純水を通液するSVは0.5〜10が好ましく、より好ましくは1〜4である。洗浄後、樹脂容積の2〜5倍量の溶離液を、好ましくはSVが0.5〜10、より好ましくは、SVが2〜5の空間速度で通液することにより、多孔質樹脂に吸着したアントシアニン色素が溶離液に溶出され、水性色素抽出液の水性粗精製液が得られる。
【0017】
溶離液としては、メタノール、エタノール、アセトン等の親水性有機溶剤が挙げられる。飲食品用途であること、工業的生産性が良いことから、エタノールが好ましく、なかでも40〜80重量%エタノール水が好ましい。
【0018】
アントシアニン含有植物の水性色素抽出液やその水性粗精製液は、エタノールの濃度が0または15重量%以下であれば、あらかじめ、エタノールを含んでいても良いが、エタノールを15重量%を超えて含んでいるときや、エタノール以外の親水性有機溶剤を含有するときは、減圧蒸留等によりエタノールの濃度の15重量%以下への調整や、エタノール以外の親水性有機溶媒の除去を行う。また、減圧濃縮等の種々の方法によって濃縮しても良い。さらに濃縮したアントシアニン色素精製液の腐敗を防止する目的で5〜10重量%程度のエタノールを添加する事も可能である。
【0019】
次に、調製した水性色素液またはその粗精製液のエタノール濃度を0または15重量%以下に、pHを1.9〜2.5に、色価(E10%)を30〜10に調整し調整液を得る。この際、エタノール濃度、pH、色価の調整の順序には特に制限はない。
【0020】
色価(E10%)の調整は、例えば、色価を測定しながら、調整液に水を添加することにより行うことができる。色価(E10%)は、30〜10に調整することが必要である。30を超える色価(E10%)および10未満の色価(E10%)では分散性、溶解性の劣るアントシアニン色素成分が充分に凝集、沈殿化しない。色価(E10%)は、中でも、25〜15に調整するのがより好ましい。本発明において、色価(E10%)は、日本食品添加物協会編集の化学合成品以外の食品添加物自主規格第2版に記された方法を用いて定量した。色価(E10%)の定量方法を以下に示す。
〔色価(E10%)の定量方法〕
▲1▼測定する試料の吸光度が0.3〜0.7の範囲になる様に、試料を精密に量り、クエン酸緩衝液(pH3.0)を加えて正確に100mlとし、試験溶液を調整する。試験溶液に沈殿等があるときは遠心分離しその上澄み液を試験溶液とする。
▲2▼クエン酸緩衝液(pH3.0)を対照とし、液層の長さ1cmで波長520nm付近の極大吸収部に於ける試験溶液の吸光度Aを測定し、次式により色価(E10%)を求める。
色価(E10%)=A×10/試料採取量(g)
【0021】
エタノール濃度は、0または15重量%以下となる範囲で選択すれば良い。15重量%を超えて添加すると分散性、溶解性の劣るアントシアニン色素成分の凝集、沈殿化が進行せず、分散性、溶解性が良好なアントシアニン色素液を精製することができない。エタノール濃度は、5〜12重量%が好ましい。
【0022】
pHは、1.9〜2.5の範囲であれば良い。1.9未満では、分散性、溶解性の劣るアントシアニン色素成分の凝集、沈殿化が進行せず、2.5を超えると分散性、溶解性の良好なアントシアニン色素成分も凝集、沈殿し、収率が低下し、経済的な損失につながる。pHは、2.0〜2.3が好ましい。
【0023】
pHの調整に使用するpH調整剤は、pHを1.9〜2.5に調整できるものであれば特に限定されない。pH調整剤としては、例えば、酸性のpH調整剤として、硫酸、塩酸、リン酸等の鉱酸又はクエン酸、リンゴ酸等の有機酸が挙げられ、塩基性のpH調整剤として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等が挙げられる。pH調整剤は、食品用途であることから、食品添加物として一般的な塩酸、クエン酸、水酸化ナトリウムが好ましい。
【0024】
次に、エタノール濃度、pH、色価をそれぞれ調整した調整液を0〜8℃、好ましくは0〜5℃で放置する。放置する時間は12〜48時間が好ましく、18〜24時間がより好ましい。この工程により、調整液に含まれる分散性、溶解性に劣るアントシアニン色素成分が不溶物として選択的に凝集、沈殿する。
【0025】
次に、沈殿した不溶物を除去する。不溶物を除去する手段としては種々の方法が挙げられるが、例えば、濾紙や濾布等の濾材を用いた濾過方法や、不溶物の沈殿を、上澄を回収することにより行うデカンテーション方法、遠心分離方法等が挙げられる。なかでも、不溶物の沈殿を、上澄を回収することにより行う方法が、簡便なので好ましい。
【0026】
本発明の精製方法で得られるアントシアニン色素液は、濃縮操作を実施することが可能であるのはもちろん、水、クエン酸、エタノール等を加えて、色価を調整し、所望の色素濃度となる様な製品とする事も、分散助剤として水飴、糖アルコール、還元澱粉糖化物、プロピレングリコール等を添加する事も可能である。
【0027】
本発明のアントシアニン色素液は、温度を8℃に、エタノール濃度を0または15重量%以下に、pHを1.9〜2.5に、色価(E10%)を30〜10にそれぞれ調整した場合に、24時間保持しても沈殿が生じないアントシアニン色素液である。本発明のアントシアニン色素液は、低温下においてもアントシアニン色素の一部が不溶解分として浮遊、沈殿が起こらない。本発明のアントシアニン色素液を調製する方法としては、前記の条件において沈殿を生じないアントシアニン色素液が調製できれば特に制限は無いが、本発明のアントシアニン色素の精製方法により得られるアントシアニン色素液が好ましい。
【0028】
アントシアニン色素液の浮遊物、沈殿物の存在の確認は、例えば、容器の底を目視で観察して行うことができる。
【0029】
本発明のアントシアニン色素液は、アントシアニン色素の水溶液であって、温度を8℃に、エタノール濃度を0または15重量%以下に、pHを1.9〜2.5に、色価(E10%)を30〜10にそれぞれ調整した場合に、24時間保持しても沈殿が生じないものであれば良いが、温度を8℃に、エタノール濃度を5〜12重量%に、pHを2.0〜2.3に、色価(E10%)を25〜15にそれぞれ調整した場合に、24時間保持しても沈殿が生じないアントシアニン色素液であれば、飲食品に添加する際に使用しやすいので好ましく、温度を5℃に、エタノール濃度を0または15重量%以下に、pHを1.9〜2.5に、色価(E10%)を30〜10にそれぞれ調整した場合に、24時間保持しても沈殿が生じないアントシアニン色素液がより好ましく、中でも、温度を5℃に、エタノール濃度を5〜12重量%に、pHを2.0〜2.3に、色価(E10%)を25〜15にそれぞれ調整した場合に、24時間保持しても沈殿が生じないアントシアニン色素液であれば特に好ましい。
【0030】
本発明のアントシアニン色素液は、アントシアニン含有植物由来のアントシアニン色素液であれば特に制限は無いが、中でも、赤シソ由来のアントシアニン色素液であればより好ましい。
【0031】
【実施例】
以下に実施例、および比較例を挙げて本発明を具体的に説明する
実施例1
赤シソ10kgに0.1重量%硫酸水100リットルを加え、24時間浸漬後、色素の溶出した水溶液を濾過し、アントシアニン含有植物の水性色素抽出液を得た。この水性色素抽出液を、無極性の多孔質重合樹脂(商品名ダイヤイオンHP−21、三菱化学株式会社製品)を10リットル充填したカラムにSV2.0で通液したところ、色素は樹脂に良く吸着された。水性色素抽出液全量を通液後、カラムに純水100リットルをSV2.0で通液し洗浄した。次いで60重量%エタノール水40リットルをSV4.0で通液したところ、アントシアニン色素成分はエタノール水に溶出し、水性色素抽出液の水性粗精製液を得た。
【0032】
得られた水性粗精製液をロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮し、得られた水性粗精製液の濃縮液に、濃度が10重量%濃度になる様にエタノールを添加し、色価(E10%)21.5の水性粗精製の濃縮液720gを得た。
【0033】
得られた水性粗精製液の濃縮液100gに、pH調整剤として塩酸を加え、pHが、2.0になるように調整し、5℃で24時間放置した。放置後、容器の底には不溶物がタール状となり沈殿していた。容器を静かに傾けるデカンテーション法により、上澄みのみを回収した。これをアントシアニン色素液1とする
【0034】
アントシアニン色素液1をロータリーエバポレーターで減圧濃縮し、得られたアントシアニン色素液の濃縮液にエタノールを濃度が10重量%に、クエン酸(結晶)を濃度が5重量%になる様に添加し、色価(E10%)が55.3で、重量が30.9gの濃縮アントシアニン色素液1を調製した。
【0035】
得られた濃縮アントシアニン色素液1を用いて、アントシアニン色素の分散性溶解性を評価した。評価には、水温の低い溶液への使用を考慮し、第1表に示す処方のモデル調味液を用い、5℃、10℃、15℃に冷却したモデル調味液100mLに濃縮アントシアニン色素液1をそれぞれ0.3mL添加し、激しく混合した。
【0036】
【表1】
Figure 0004254118
水飴:マルトフレッシュKM−70〔群栄化学工業(株)製〕
醸造酢:ミツカン穀物酢〔(株)ミツカン製〕
みりん:本みりん〔宝酒造(株)製〕
【0037】
アントシアニン色素液の分散性、溶解性の評価は、モデル調味液中に浮遊する不溶解アントシアニン色素成分と、容器内壁へ付着するアントシアニン色素成分に付いて目視で判定し、第2表に示す基準に従って、◎、○、△、×と評価した。
【0038】
【表2】
Figure 0004254118
【0039】
【表3】
第4表〜第7表にある総合判定は、以下に示す基準に従って判定した。
Figure 0004254118
【0040】
分散性、溶解性の評価を、濃縮アントシアニン色素液の重量(g)、色価(E10%)、色素量、色素回収率と共に第4表に示す。第2表中の色素量と色素回収率は以下の式により算出した。
濃縮アントシアニン色素液の色素量=濃縮アントシアニン色素液の重量(g)×濃縮アントシアニン色素液の色価(E10%)。
色素回収率(%)=〔濃縮アントシアニン色素液の色素量/精製前の色素量〕×100。
尚、精製前の色素量は、精製前の色素重量(g)×精製前の色価(E10%)で表され、100×21.5=2150である。
【0041】
実施例2〜3
水性粗精製液の濃縮液100gのpHを実施例2では2.2、実施例3では2.4に調整する以外は実施例1と同様にして濃縮アントシアニン色素液2および3を調製し、アントシアニン色素の分散性と溶解性についての評価を行った。その結果を第4表に示す。第4表中の各項目値の算出は、実施例1と同様にして行った。
【0042】
実施例4
赤シソ10kgに0.1重量%硫酸水100リットルを加え、24時間浸漬後、色素の溶出した水溶液を濾過し、アントシアニン含有植物の水性色素抽出液を得た。この水性色素抽出液を無極性の多孔質重合樹脂(商品名ダイヤイオンHP−21、三菱化学株式会社製品)を10リットル充填したカラムにSV2.0で通液したところ、色素は樹脂に良く吸着された。水性色素抽出液全量を通液後、カラムに純水100リットルをSV2.0で通液し洗浄した。次いで80重量%メタノール水40リットルをSV4.0で通液したところ、シソ色素成分はメタノール水系に溶出し、アントシアニン色素抽出液の水性粗精製液を得た。
【0043】
得られた水性粗精製液をロータリーエバポレーターを用いてメタノールの除去と減圧濃縮とを行い、色価(E10%)30.5の水性粗精製液の濃縮液490gを得た。
【0044】
得られた水性粗精製液の濃縮液80gに、エタノールが0重量%(エタノールを添加しない。)に、色価(E10%)が20になる様に水を添加し、更にpH調整剤として塩酸を加え、水性粗精製液の濃縮液のpHが2.2になる様に調製し、5℃で24時間放置した。放置後、容器の底にはシソ色素成分の一部がタール状となり沈殿していた。容器を静かに傾けるデカンテーション法により、上澄みのみを回収した。これを、アントシアニン色素液4とする。
【0045】
アントシアニン色素液4をロータリーエバポレーターで減圧濃縮し、得られたアントシアン色素液の濃縮液にエタノールを濃度が10重量%に、クエン酸(結晶)を濃度が5重量%になる様に添加し、最終の色価(E10%)が55の濃縮アントシアニン色素液4を調製した。
【0046】
実施例1と同様にして濃縮アントシアニン色素液4の分散性、溶解性の評価を行った。その結果を第4表に示す。第4表中の濃縮アントシアニン色素液の色素量と色素回収率は、以下の式により算出した。
濃縮アントシアニン色素液の色素量=濃縮アントシアニン色素液の重量(g)×濃縮アントシアニン色素液の色価(E10%)。
色素回収率(%)=〔濃縮アントシアニン色素液の色素量/精製前の色素量〕×100。
尚、精製前の色素量は、精製前の色素重量(g)×精製前の色価(E10%)で表され、80(g)×30.5=2440である。
【0047】
実施例5〜7
水性粗精製液の濃縮液80gのエタノール濃度を実施例5では5重量%に、実施例6では10重量%に、実施例7では15重量%にそれぞれ調整する以外は実施例4と同様にして濃縮アントシアニン色素液5〜7を調整した。実施例1と同様にしてアントシアニン色素5〜7の分散性、溶解性の評価を行った。その結果を第4表および第5表に示す。第4表および第5表中の各項目値は、実施例4と同様にして算出した。
【0048】
実施例8
赤シソ10kgに0.1重量%硫酸水100リットルを加え、24時間浸漬後、色素の溶出した水溶液を濾過し、アントシアニン含有植物の水性色素抽出液を得た。この水性色素抽出液を無極性の多孔質重合樹脂(商品名ダイヤイオンHP−21、三菱化学株式会社製品)を10リットル充填したカラムにSV2.0で通液したところ、色素は樹脂に良く吸着された。水性色素抽出液全量を通液後、カラムに純水100リットルをSV2.0で通液し洗浄した。次いで60重量%エタノール水40リットルをSV4.0で通液したところ、アントシアニン色素成分はエタノール水系に溶出し、水性色素抽出液の水性粗精製液を得た。
【0049】
得られた水性粗精製液をロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮し、得られた水性粗精製液の濃縮液に、濃度が10重量%になる様にエタノールを添加し、色価(E10%)68.0の水性粗精製液の濃縮液220gを得た。
【0050】
得られた水性粗精製液の濃縮液30gに、色価(E10%)が10になる様に10重量%エタノールで希釈し、pH調整剤として塩酸を加え、pHが2.2になる様に調製し、5℃で24時間放置した。放置後、容器の底にはシソ色素成分の一部がタール状となり沈殿していた。容器を静かに傾けるデカンテーション法により、上澄みのみを回収した。これをアントシアニン色素液8とする。
【0051】
アントシアニン色素液8をロータリーエバポレーターで減圧濃縮し、得られたシソ色素精製濃縮液にエタノールを濃度が10重量%に、クエン酸(結晶)を濃度が5重量%になる様に添加し、色価(E10%)55の濃縮アントシアニン色素液8を調製した。
【0052】
実施例1と同様にして濃縮アントシアニン色素液8の分散性、溶解性の評価を行った。その結果を第5表に示す。第5表中の濃縮アントシアニン色素液の色素量と色素回収率は、以下の式により算出した。
濃縮アントシアニン色素液の色素量=濃縮アントシアニン色素液の重量(g)×濃縮アントシアニン色素液の色価(E10%)。
色素回収率(%)=〔濃縮アントシアニン色素液の色素量/精製前の色素量〕×100。
尚、精製前の色素量は、精製前の色素重量(g)×精製前の色価(E10%)で表され、30×68.0=2040である。
【0053】
実施例9〜12
水性粗精製液の濃縮液30gの色価(E10%)を実施例9では15に、実施例10では20に、実施例11では25に、実施例12では30にそれぞれ調整する以外は実施例8と同様にして濃縮アントシアニン色素液9〜12を調整した。実施例と同様にしてアントシアニン色素液9〜12の分散性、溶解性の評価を行った。その結果を第5表に示す。第5表中の各項目値は実施例8と同様にして算出した。
【0054】
実施例13
赤キャベツ10kgに0.1重量%硫酸水100リットルを加え、24時間浸漬後、色素の溶出した水溶液を濾過し、アントシアニン含有植物の水性色素抽出液を得た。この水性色素抽出液を無極性の多孔質重合樹脂(商品名ダイヤイオンHP−21、三菱化学株式会社製品)を10リットル充填したカラムにSV2.0で通液したところ、色素は樹脂に良く吸着された。水性色素抽出液全量を通液後、カラムに純水100リットルをSV2.0で通液し洗浄した。次いで60重量%エタノール水40リットルをSV4.0で通液したところ、アントシアニン色素成分はエタノール水系に溶出し、水性色素抽出液の水性粗精製液を得た。
【0055】
得られた水性粗精製液をロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮し、得られた水性粗精製液の濃縮液に、エタノールの濃度が10重量%に、クエン酸(結晶)の濃度が5重量%になる様に添加し、色価(E10%)60.5の水性粗精製液の濃縮液225gを得た。これに10重量%の含水エタノール400gを添加し、遠心分離器用の遠沈管に移し色価(E10%)を21.0の水性粗精製液625gを得た。塩酸を添加しpHを2.20に調製し、5℃で24時間放置した。放置後、容器の底には赤キャベツ色素成分の一部がタール状となり沈殿していた。この遠沈管を5000Gで10分間遠心分離し、上清のみを回収した。これを、アントシアニン色素液13とする。
【0056】
アントシアニン色素液13をロータリーエバポレーターで減圧濃縮し、得られたアントシアニン色素の濃縮液にエタノールを濃度が20重量%になる様に添加し、色価(E10%)82.5の濃縮アントシアニン色素液13を127g得た。
【0057】
実施例1と同様にして濃縮アントシアニン色素液13の分散性、溶解性の評価を行った。その結果を第6表に示す。第6表中の濃縮アントシアニン色素液の色素量と色素回収率は、以下の式により算出した。
濃縮アントシアニン色素液の色素量=濃縮アントシアニン色素液の重量(g)×濃縮アントシアニン色素液の色価(E10%)。
色素回収率(%)=〔濃縮アントシアニン色素液の色素量/精製前の色素量〕×100。
尚、精製前の色素量は、精製前の色素重量(g)×精製前の色価(E10%)で表され、625×21.0=13125である。
【0058】
実施例14
赤米2.5kgに0.1重量%硫酸水25リットルを加え、24時間浸漬後、色素の溶出した水溶液を濾過し、アントシアニン含有植物の水性色素抽出液を得た。この水溶液を無極性の多孔質重合樹脂(商品名ダイヤイオンHP−21、三菱化学株式会社製品)を2.5リットル充填したカラムにSV2.0で通液したところ、色素は樹脂に良く吸着された。水性色素抽出液全量を通液後、カラムに純水25リットルをSV2.0で通液し洗浄した。次いで60重量%エタノール水10リットルをSV4.0で通液したところ、アントシアニン色素成分はエタノール水系に溶出し、水性色素抽出液の水性粗精製液を得た。
【0059】
得られた水性粗精製液をロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮し、得られた水性粗精製液の濃縮液にエタノール最終濃度が10重量%になる様に、クエン酸(結晶)最終濃度が5重量%になる様に添加し、色価(E10%)30.2の水性粗精製濃縮液244gを得た。これに10重量%エタノール水200gを添加し、遠心分離器用の遠沈管に移し色価(E10%)16.6の水性粗精製液の濃縮液444gを得た、これを5℃で24時間放置した。この希釈液のpHは2.25であった。保存後、容器の底には赤米色素成分の一部がタール状となり沈殿していた。この遠沈管を5000Gで10分間遠心分離し、上清のみを回収した。これを、アントシアニン色素液14とする。
【0060】
アントシアニン色素液14をロータリーエバポレーターで減圧濃縮し、得られたアントシアニン色素液の濃縮液にエタノール最終濃度が15重量%になる様に添加し、色価(E10%)35.0の濃縮アントシアニン色素液14を133gを得た。
【0061】
実施例1と同様にして濃縮アントシアニン色素液14の分散性、溶解性の評価を行った。その結果を第6表に示す。第6表中の濃縮アントシアニン色素液の色素量と色素回収率は、以下の式により算出した。
濃縮アントシアニン色素液の色素量=濃縮アントシアニン色素液の重量(g)×濃縮アントシアニン色素液の色価(E10%)。
色素回収率(%)=〔濃縮アントシアニン色素液の色素量/精製前の色素量〕×100。
尚、精製前の色素量は、精製前の色素重量(g)×精製前の色価(E10%)で表され、444×16.6=7370である。
【0062】
比較例1〜2
水性粗精製液の濃縮液100gのpHを、比較例1では1.8に、比較例2では2.6に調整する以外は実施例1と同様にして比較対照用濃縮アントシアニン色素液1′および2′を調整し、アントシアニン色素の分散性と溶解性についての評価を行った。その結果を第7表に示す。第7表中の各項目値は、実施例1と同様にして算出した。
【0063】
比較例3〜4
水性粗精製液の濃縮液80gのエタノール濃度を、比較例3では20重量%に、比較例4では25重量%にそれぞれ調整する以外は実施例4と同様にして比較対照用濃縮アントシアニン色素液3′および4′を調整し、アントシアニン色素の分散性と溶解性についての評価を行った。その結果を第7表に示す。第7表中の各項目値は、実施例4と同様にして算出した。
【0064】
比較例5〜6
水性粗精製液の濃縮液30gの色価(E10%)を比較例5では5に、比較例6では40に調整する以外は実施例8と同様にして比較対照用濃縮アントシアニン色素液5′〜6′を調整し、アントシアニン色素の分散性と溶解性についての評価を行った。その結果を第7表に示す。第7表中の各項目値は、実施例8と同様にして算出した。
【0065】
【表4】
Figure 0004254118
【0066】
【表5】
Figure 0004254118
【0067】
【表6】
Figure 0004254118
【0068】
【表7】
Figure 0004254118
【0069】
第4表の結果から、pHが1.9〜2.5では分散性、溶解性の劣るアントシアニン色素成分の凝集、沈殿化が進行し、得られた濃縮アントシアニン色素液はモデル調味液中に良く分散、溶解し、容器内壁への色素成分のこびりつきや、不溶解色素成分の発生も認められなかった。一方、第7表の結果から、pHが1.8未満では分散性、溶解性の劣るアントシアニン色素成分が充分に凝集、沈殿化せず、得られた濃縮アントシアニン色素液のモデル調味液への分散性試験では色素成分の一部が容器内壁にこびりつき、分散性、溶解性が改善されておらず、また、pHが2.5を超えると分散性、溶解性の優れたアントシアニン色素成分も凝集、沈殿化し、色素回収率が低下し、経済的な満足度が低下した。
【0070】
分離処理時のエタノール濃度については、第4表、第5表の結果から、分離処理時のエタノール濃度が15%重量以下では分散性、溶解性の劣るアントシアニン色素成分の凝集、沈殿化が充分に進行し、得られたシソ色素はモデル調味液中に良く分散、溶解し、容器内壁への色素成分のこびりつきや、不溶解色素成分の発生も認められなかったが、15重量%を超えると、分散性、溶解性の劣るアントシアニン色素成分が充分に凝集、沈殿化せず、得られたシソ色素のモデル調味液への分散性試験では色素成分の一部が容器内壁にこびりつき、分散性、溶解性が改善されていなかった。
【0071】
分離処理時の色素液の色価(E10%)については、第5表の結果から、色価(E10%)が30〜10では分散性、溶解性の劣るアントシアニン色素成分の凝集、沈殿化が充分に進行し、得られたシソ色素液はモデル調味液中に良く分散、溶解し、容器内壁への色素成分のこびりつきや、不溶解色素成分の発生も認められなかっが、第7表の結果から30を超える色価と、10未満の色価では分散性、溶解性の劣るアントシアニン色素成分が充分に凝集、沈殿化せず、得られたシソ色素液のモデル調味液への分散性試験では色素成分の一部が容器内壁にこびりつき、分散性、溶解性が改善されていなかった。
【0072】
【発明の効果】
本発明のアントシアニン精製方法によれば、低温でも分散性、溶解性に優れるアントシアニン色素液を収率良く得ることができ、また、本発明のアントシアニン色素液は、低温でも分散、溶解性に優れ、各種飲食物の着色料として有用である。

Claims (5)

  1. アントシアニン含有植物の水性色素抽出液またはその水性粗精製液のエタノール濃度を0または15重量%以下に、pHを1.9〜2.5に、色価(E10%)を30〜10にそれぞれ調整し、0〜8℃で放置して不溶物を沈殿させたのち、不溶物を除去することを特徴とする、アントシアニン色素液の精製方法。
  2. アントシアニン含有植物の水性色素抽出液を、吸着材を用いて粗精製処理して水性粗精製液を得たのち、その水性粗精製液のエタノール濃度と、pHと、色価(E10%)を調整する、請求項1記載のアントシアニン色素液の精製方法。
  3. 不溶物の除去を、不溶物の沈殿後上澄を回収することにより行う、請求項2記載のアントシアニン色素液の精製方法。
  4. アントシアニン含有植物の水性色素抽出液またはその水性粗精製液のエタノール濃度を5〜12重量%に、pHを2.0〜2.3に、色価(E10%)を25〜15にそれぞれ調整する、請求項1、2または3記載のアントシアニン色素液の精製方法。
  5. アントシアニン含有植物が、赤シソである、請求項1、2または3記載のアントシアニン色素液の精製方法。
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