JPH11172167A - インクジェットインキ、それを用いた卵殻へのマーキング方法、ならびにマーキングした卵 - Google Patents

インクジェットインキ、それを用いた卵殻へのマーキング方法、ならびにマーキングした卵

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JPH11172167A
JPH11172167A JP33670097A JP33670097A JPH11172167A JP H11172167 A JPH11172167 A JP H11172167A JP 33670097 A JP33670097 A JP 33670097A JP 33670097 A JP33670097 A JP 33670097A JP H11172167 A JPH11172167 A JP H11172167A
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JP
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ink
dye
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fatty acid
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JP33670097A
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Monichiro Kono
紋一郎 河野
Tetsuhiro Isobe
哲宏 磯部
Yasuharu Iida
保春 飯田
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Artience Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長期間の連続印字を行ってもプリンターのノズ
ル目詰まりを生じず、卵殻にマーキングした場合に着色
料の溶出が少ないインクジェットインキの提供。 【解決手段】コチニール色素、ラック色素、ベニコウジ
色素、クチナシ色素、ウコン色素、アナトー色素、コウ
リャン色素、シタン色素、アカネ色素およびシコン色素
から選択される1種または2種以上の色素と、アルギン
酸のアルカリ金属塩、アルギン酸プロピレングルコール
エステル、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム、グリセリン脂肪
酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等から選択される1
種または2種以上の粘度調整剤と、水とを含むインクジ
ェットインキ、上記インクジェットインキを用いて、イ
ンクジェット方式により卵殻表面にマーキングする卵殻
へのマーキング方法、および上記インクジェットインキ
を用いて卵殻表面にマーキングしてなる卵。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、卵殻表面にマーキ
ングするのに適したインクジェットインキ、それを用い
た卵殻表面へのマーキング方法、ならびにマーキングし
た卵に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、製造年月日、賞味期限等の食品類
への表示が必要とされる状況において、食品の通常は食
べないような部分、例えば鶏卵の卵殻に、製造年月日等
をマーキングすることが要請されている。鶏卵の卵殻へ
の製造年月日等の表示は、鶏卵の生産、流通、販売段階
での細菌汚染の対策に役立ち、購買者へ安心感を与える
ことにもなる。一方、従来より、食品等の缶詰、パック
に製造年月日やロット番号を記録するためにインクジェ
ットプリンターや熱転写プリンターが使われている。こ
れらのプリンターは、可変情報をダイレクトに記録でき
るため印刷の版を作成する必要がなく、コンピューター
による情報の変更が容易であり、生産現場において種々
の用途展開がなされている。
【0003】特に、インクジェットプリンターは、高速
での印字ができ、必要なインキを吐出させるだけで消耗
品の量が少量で済むことから、極めて広い範囲において
使用されている。また、非接触で印字できるため卵殻へ
のマーキングに適している。インクジェットプリンター
に用いられるインキとしては、食用の合成色素を水に溶
解したものがあるが、充分な印字濃度が得られなかっ
た。また、耐水性が劣り、水に接触する食品には使用で
きなかった。特に、鶏卵の場合は、水中で煮沸して茹で
卵とすることもあり、煮沸時に卵殻表面のマーキングか
ら合成色素 が溶出して鶏卵および卵白を汚染し、卵の
商品価値を著しく損なう恐れがあった。
【0004】これに対して、耐水性に優れ、卵殻の表面
に印字するのに適したインクジェットインキとして、特
開昭53−127010号公報に、バインダがセラック
であり、水およびアルコールから成る溶剤と鉄クロロフ
ィリンナトリウムまたは(および)銅クロロフィリンナ
トリウムを着色剤として含む緑色インク組成物が開示さ
れている。しかし、該インク組成物は、インクジェット
プリンターのノズル周辺にセラックの堆積を生じ、ノズ
ルの目詰まりを起こすため、長期間にわたり安定して印
字することができなかった。
【0005】また、耐水性に優れたインクジェットイン
キとしては、油溶性染料をメチルエチルケトン、エタノ
ール等の揮発性の溶剤に溶解したものや、さらにこれに
塩酢ビ、キシレン樹脂、ブチラール樹脂等を溶解したイ
ンキもあり、速乾性インキとして広く用いられている。
これらのインキは、耐水性に優れ、擦っても落ちないよ
うな耐性を有しているが、食品添加物で構成されていな
いため、食品に触れるような用途には使えない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、長期間の連
続印字を行ってもインクジェットプリンターのノズルの
目詰まりを生じず、卵殻にマーキングした場合に水に濡
れたり、煮沸等の調理操作を行っても着色料の溶出が少
なく、見た目の嫌悪感を生じさせないようなインクジェ
ットインキの提供を目的とする。また、本発明は、水に
濡れたり、煮沸等の調理操作を行っても着色料の溶出に
よる鶏卵および卵白の汚染が少なく、見た目の嫌悪感を
生じさせないようなマーキングした卵、および卵殻への
マーキング方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、コチニー
ル色素、ラック色素、ベニコウジ色素、クチナシ色素、
ウコン色素、アナトー色素、コウリャン色素、シタン色
素、アカネ色素およびシコン色素は卵殻表面に対して強
固な親和性を示すこと、およびこれらの色素と水とを含
むインクジェットインキに、アルギン酸のアルカリ金属
塩、アルギン酸プロピレングルコールエステル、カルボ
キシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、グリセリン脂肪酸エステル、ショ
糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、デンプ
ングリコール酸ナトリウム、デンプンリン酸エステルナ
トリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、プロピレングリ
コール脂肪酸エステルおよびメチルセルロースから選択
される1種または2種以上の粘度調整剤を添加すること
により、卵殻表面に耐水性、耐摩擦性に優れ、印字濃度
が高いマーキングができ、インクジェットプリンターに
よる吐出安定性に優れたインクジェットインキが得られ
ることを見出し、本発明に至った。
【0008】すなわち、本発明は、コチニール色素、ラ
ック色素、ベニコウジ色素、クチナシ色素、ウコン色
素、アナトー色素、コウリャン色素、シタン色素、アカ
ネ色素およびシコン色素から選択される1種または2種
以上の色素と、アルギン酸のアルカリ金属塩、アルギン
酸プロピレングルコールエステル、カルボキシメチルセ
ルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナト
リウム、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル、デンプングリコール
酸ナトリウム、デンプンリン酸エステルナトリウム、ポ
リアクリル酸ナトリウム、プロピレングリコール脂肪酸
エステルおよびメチルセルロースから選択される1種ま
たは2種以上の粘度調整剤と、水とを含むことを特徴と
するインクジェットインキに関する。また、本発明は、
卵殻表面に、上記インクジェットインキを用いて、イン
クジェット方式によりマーキングすることを特徴とする
卵殻へのマーキング方法に関する。さらに、本発明は、
卵殻表面に、上記インクジェットインキを用いてマーキ
ングしてなることを特徴とするマーキングした卵に関す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】コチニール色素、ラック色素、ベ
ニコウジ色素、クチナシ色素、ウコン色素、アナトー色
素、コウリャン色素、シタン色素、アカネ色素およびシ
コン色素は、卵殻表面に対して強固な親和性を示す水溶
性色素である。したがって、卵殻表面に、水に浸漬した
り水中で煮沸しても溶出することのない耐水性、耐摩擦
性の良好なマーキングを行うことができる。上記の色素
は、インキ中に、0.1〜5重量%の範囲で含まれるこ
とが好ましい。含有量が0.1重量%より少ないと、印
字濃度が不十分である。一方、含有量が5重量%を越え
ると、インキの安定性が悪くなる傾向にある。
【0010】アルギン酸のアルカリ金属塩、アルギン酸
プロピレングリコールエステル、カルボキシメチルセル
ロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、デンプングリコール酸
ナトリウム、デンプンリン酸エステルナトリウム、ポリ
アクリル酸ナトリウム、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステルおよびメチルセルロースは、水に溶解してインキ
の粘度を上昇させる働きをするもので、上記色素と併用
することにより、濃度の高いマーキングが可能になる。
【0011】なかでも、アルギン酸のアルカリ金属塩お
よびアルギン酸プロピレングリコールエステルは、セラ
ック等の水溶性樹脂と異なり、インクジェットプリンタ
ーのノズル周辺に堆積することがなく、コンティニュア
スタイプのインクジェットプリンターで連続運転する場
合にも、ノズルの目詰まりを生じることがない。アルギ
ン酸のアルカリ金属塩としては、アルギン酸ナトリウム
が挙げられる。また、カルボキシメチルセルロースカル
シウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デン
プングリコール酸ナトリウム、デンプンリン酸エステル
ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウムおよびメチルセ
ルロースについても、アルギン酸のアルカリ金属塩およ
びアルギン酸プロピレングリコールエステルに準じた粘
度の調整が可能であり、プリンターのノズル周辺への堆
積がない。
【0012】上記の粘度調整剤は、インキ中に、0.0
5〜5重量%の範囲で含まれることが好ましい。含有量
が0.05重量%より少ないと、適度な粘度が得られな
いため印字濃度が不充分であり、マーキング表面の滑ら
かさに欠ける。一方、含有量が5重量%を越えると、イ
ンキの粘度が高すぎるためノズルからの吐出性が悪くな
る。本発明のインキの媒体である水としては、金属イオ
ン等を除去したイオン交換水または蒸留水を用いる。水
は、インキ中に、50〜99.85重量%の範囲で含有
されることが好ましい。
【0013】本発明のインクジェットインキには、イン
キのノズルでの乾燥を防止するために、乳酸ナトリウム
を、インキ中に0.5〜10重量%の範囲で含有させる
ことが好ましい。乳酸ナトリウムは、インキをコンティ
ニュアスタイプのインクジェットプリンターに用いる場
合に、インキの導電性を調整する働きもする。乳酸ナト
リウムの含有量が0.5重量%より少ないと保湿性が不
充分であり、充分な導電性が得られない。一方、含有量
が10重量%を越えると、過度な保湿作用のため乾燥不
良を招く。
【0014】本発明のインクジェットインキには、イン
キのノズルでの乾燥を防止するために、プロピレングリ
コールおよび/またはグリセリンを、インキ中に1〜2
0重量%の範囲で含有させることが好ましい。含有量が
1重量%より少ないと、乾燥防止効果が不十分でノズル
の目詰りの原因となり、20重量%を越えるとマーキン
グ面の乾燥が遅くなり、容器の汚れ等の悪影響を与え
る。
【0015】また、本発明のインクジェットインキに
は、かび等の発生を防止するために、インキ中に0.1
〜15重量%の範囲で殺菌剤を含有させることが好まし
い。殺菌剤としては、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸
ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息
香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、エタノール
等が挙げられる。エタノールは、インキの殺菌剤として
働くとともに、乾燥性を早くする役目も有している。
【0016】本発明のインクジェットインキは、色素、
粘度調整剤、水、および必要に応じて乳酸ナトリウム、
プロピレングリコールおよび/またはグリセリン、殺菌
剤、色素の安定な溶解性を維持するためのpH緩衝剤な
どを混合攪拌したのち、0.2〜3.0μmのメンブラ
ンフィルターで濾過することにより、製造することがで
きる。混合攪拌は、通常の羽根を具備した攪拌機のほ
か、高速の分散機、乳化機により行うこともできる。
【0017】本発明のインクジェットインキの25℃に
おける粘度は、1.0〜20cpsの範囲に調整するこ
とが好ましい。粘度が低すぎると、卵殻表面でのインク
のドットの形成が不良となり、印字濃度が低くなる。一
方、粘度が高すぎると、吐出の不良、乾燥不良に問題が
出てくる。表面張力は、プリンターとの適性もあるが、
30〜55mN/cmの範囲に調整することが好まし
い。また、コンティニュアスタイプのプリンターにより
マーキングする場合には、インキの電導度は、0.3〜
10mS/cmの範囲に調整することが好ましい。
【0018】卵殻へのマーキングは、卵殻表面に、本発
明のインクジェットインキを用いてインクジェット方式
によりマーキングすることにより行われ、マーキングし
た卵が得られる。インクジェット方式には、コンティニ
ュアス方式(多値偏向、2値偏向)、ドロップオンデマ
ンド方式(バブルジェット方式、ピエゾ方式、電磁弁方
式等)等が挙げられるが、高速でのマーキングおよび卵
殻のような曲面へのマーキングは、コンティニュアス方
式が適している。インクジェットプリンターのノズル孔
径は、8〜200μmであることが好ましい。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。例中、部および%は、重量部および重量%をそれぞ
れ示す。 (実施例1)下記の原料を混合、溶解したのち、0.8
μmのメンブランフィルターで濾過し、インクジェット
インキを調製した。 コウリャン色素 2.0部 グリセリン 20.0部 アルギン酸ナトリウム 0.1部 乳酸ナトリウム 3.0部 ソルビン酸カリウム 1.0部 精製水 73.9部
【0020】(実施例2)下記の原料を混合、溶解した
のち、0.8μmのメンブランフィルターで濾過し、イ
ンクジェットインキを調製した。 コウリャン色素 2.0部 プロピレングリコール 20.0部 アルギン酸ナトリウム 0.1部 乳酸ナトリウム 3.0部 ソルビン酸カリウム 1.0部 精製水 73.9部
【0021】(実施例3〜16)表1、2に示す原料と
適当量(100部から表1に示す原料の合計量を引いた
量)の精製水を混合、溶解したのち、0.8μmのメン
ブランフィルターで濾過し、インクジェットインキを調
製した。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】 *1 アルギン酸プロピレングリコールエステル *2 グリセリン脂肪酸エステル *3 ソルビタン脂肪酸エステル *4 デンプングルコール酸ナトリウム *5 カルボキシメチルセルロースナトリウム
【0024】(比較例1)下記の原料を混合、溶解した
のち、0.8μmのメンブランフィルターで濾過し、イ
ンクジェットインキを調製した。 食用赤色105号 1.0部 アルギン酸ナトリウム 0.1部 乳酸ナトリウム 1.0部 プロピレングリコール 5.0部 精製水 92.9部
【0025】(比較例2)アルギン酸ナトリウム0.1
部を精製水0.1部に代えた以外は、実施例1と同様に
してインクジェットインキを調製した。
【0026】(比較例3)下記の原料を混合、溶解した
のち、0.8μmのメンブランフィルターで濾過し、イ
ンクジェットインキを調製した。 銅クロロフィリンナトリウム 1.5部 シェラック樹脂の水/エタノール溶液 12.5部 (岐阜セラック製造所社製「ドラッグBA−40E」、固形分40%) 乳酸ナトリウム 3.0部 プロピレングリコール 14.0部 精製水 69.0部
【0027】実施例および比較例で得られたインキにつ
いて、25℃における粘度(cps)、表面張力(mN
/cm)および電導度(mS/cm)を測定した。な
お、粘度の測定は粘度計(YAMAICHI社製「デジ
タルビスコメイト」)を用いて行い、表面張力の測定は
表面張力計(KYOWA INTERFACE社製「サ
ーフェイステンシオメーター」)を用いて行い、電導度
の測定は電導度計(HORIBA社製「コンダクティビ
ティメーター」)を用いて行った。また、実施例1〜1
6および比較例1〜3で得られたインキをコンティニュ
アスタイプのインクジェットプリンタのインクタンクに
入れて、卵殻表面にマーキングし、得られたマーキング
物について下記の評価を行った。また、3ヶ月間連続し
てマーキングを行い、ノズル目詰まりの発生の有無およ
びインキ循環系での黴の発生の有無を評価した。さら
に、3時間連続してマーキングを行い、吐出安定性を評
価した(良:吐出の停止なし、不良:吐出の停止あ
り)。結果を表3に示す。
【0028】・印字濃度 マーキング物の印字濃
度をマクベスの濃度計で測定した。 ・乾燥性 マーキング面を指触し、色素取れの
有無を目視で確認した。(良:色素取れなし、不良:色
素取れあり) ・色素の水溶出 マーキング物を水に浸し、色素の溶
出を目視で確認した。 ・色素の煮沸溶出 マーキング物を15分間熱湯中に浸
し、色素の溶出を目視で確認した。
【0029】
【表3】
【0030】
【発明の効果】本発明のインクジェットインキは樹脂を
含有しなくとも.卵殻表面に強固に染着し、水または熱
湯中に浸しても殆ど溶出しないマーキング物が得られる
ようになった。本発明のインクジェットインキは、食品
に用いることのできる食品添加物からのみ構成すること
ができるため、食品へのマーキングに適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 保春 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コチニール色素、ラック色素、ベニコウジ
    色素、クチナシ色素、ウコン色素、アナトー色素、コウ
    リャン色素、シタン色素、アカネ色素およびシコン色素
    から選択される1種または2種以上の色素と、アルギン
    酸のアルカリ金属塩、アルギン酸プロピレングルコール
    エステル、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カ
    ルボキシメチルセルロースナトリウム、グリセリン脂肪
    酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸
    エステル、デンプングリコール酸ナトリウム、デンプン
    リン酸エステルナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウ
    ム、プロピレングリコール脂肪酸エステルおよびメチル
    セルロースから選択される1種または2種以上の粘度調
    整剤と、水とを含むことを特徴とするインクジェットイ
    ンキ。
  2. 【請求項2】さらに、乳酸ナトリウムを含むことを特徴
    とする請求項1記載のインクジェットインキ。
  3. 【請求項3】さらに、プロピレングリコールおよび/ま
    たはグリセリンエタノールを含むことを特徴とする請求
    項1または2記載のインクジェットインキ。
  4. 【請求項4】色素0.1〜5重量%と、粘度調整剤0.
    05〜5重量%と、水50〜99.85重量%とを含む
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項に記載
    のインクジェットインキ。
  5. 【請求項5】卵殻表面に、請求項1ないし4いずれか1
    項に記載のインクジェットインキを用いて、インクジェ
    ット方式によりマーキングすることを特徴とする卵殻へ
    のマーキング方法。
  6. 【請求項6】卵殻表面に、請求項1ないし4いずれか1
    項に記載のインクジェットインキを用いてマーキングし
    てなることを特徴とするマーキングした卵。
JP33670097A 1997-12-08 1997-12-08 インクジェットインキ、それを用いた卵殻へのマーキング方法、ならびにマーキングした卵 Pending JPH11172167A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002088265A1 (fr) * 2001-04-27 2002-11-07 Ajinomoto Co., Inc. Encre decolorante pour impression par jet d'encre et procede associe
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WO2006028263A1 (en) * 2004-09-10 2006-03-16 Canon Kabushiki Kaisha Erasable ink, method of erasing image including the same, and method of recycling recording medium using the erasing method
WO2015128646A1 (en) * 2014-02-28 2015-09-03 Keracol Limited Ink composition
JP2017057344A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社Screenホールディングス インクジェット用水性インク組成物及び固体製剤

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