JP2000297100A - 抗酸化性蛋白質加水分解物 - Google Patents

抗酸化性蛋白質加水分解物

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JP2000297100A JP11105759A JP10575999A JP2000297100A JP 2000297100 A JP2000297100 A JP 2000297100A JP 11105759 A JP11105759 A JP 11105759A JP 10575999 A JP10575999 A JP 10575999A JP 2000297100 A JP2000297100 A JP 2000297100A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な抗酸化性蛋白質加水分解物を提供す
る。 【解決手段】 蛋白質の加水分解物であって、a)平均
分子量が1000乃至13000ダルトンであること、
b)メチオニンの含有率が2乃至3(重量)%であるこ
と、c)トリプトファンの含有率が1(重量)%以下で
あること、d)ヒスチジンの含有率が0.5乃至2.5
(重量)%であること、e)チロシンの含有率が2乃至
5(重量)%であること、f)アルギニンの含有率が1
乃至3.5(重量)%であること、g)5(重量)%グ
ルコース中に10(重量)%の蛋白質加水分解物を添加
し、200℃で1時間加熱反応した反応液を、セルの厚
さ1cmのガラスセルを用いて540nmの波長で測定
した透過率が90%以上であること、並びにh)ESR
スピントラップ法によるヒドロキシラジカル生成抑制反
応定数k値が2×1011-1・s-1以上であること、の
理化学的性質を有する抗酸化性蛋白質加水分解物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品等の酸化防
止、特にヒドロキシラジカルの生成を抑制する抗酸化性
蛋白質加水分解物に関するものである。
【0002】詳しくは、本発明は、蛋白質の加水分解物
であって、 a)平均分子量が1000乃至13000ダルトンであ
ること b)メチオニンの含有率が2乃至3(重量)%であるこ
と c)トリプトファンの含有率が1(重量)%以下である
こと d)ヒスチジンの含有率が0.5乃至2.5(重量)%
であること e)チロシンの含有率が2乃至5(重量)%であること f)アルギニンの含有率が1乃至3.5(重量)%であ
ること g)5(重量)%グルコース中に10(重量)%の蛋白
質加水分解物を添加し、200℃で1時間加熱反応した
反応液を、セルの厚さ1cmのガラスセルを用いて54
0nmの波長で測定した透過率が90%以上であること h)ESRスピントラップ法によるヒドロキシラジカル
生成抑制反応定数k値が2×1011-1・s-1(モル濃
-1・秒-1)以上であること、の理化学的性質[以下、
a)〜h)をまとめて特定の理化学的性質と記載するこ
とがある。]を有する抗酸化性蛋白質加水分解物に関す
るものである。
【0003】本明細書において、百分率は、透過率を除
き、特に断りのない限り、重量による表示である。
【0004】
【従来の技術】従来、抗酸化性蛋白質加水分解物として
は、牛乳、大豆、酵母由来の蛋白質を蛋白分解酵素によ
り分解して得られる分子量500乃至5000の抗酸化
作用を有するペプチド(特開平10−203994号公
報。以下、従来技術1と記載する。)、及び大豆蛋白質
を蛋白分解酵素により分解して得られる分子量2500
乃至3000の抗酸化力を有するペプチド(日本食品工
業学会誌、第22巻、第9号、第431乃至435頁、
1974年。以下、従来技術2と記載する。)等が知ら
れている。
【0005】しかしながら、これらの従来技術には、次
に記載するとおりの不都合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術に開示
されているとおり、各種の抗酸化性蛋白質加水分解物が
開発されていた。しかしながら、前記従来技術の抗酸化
性蛋白質加水分解物は、抗酸化性、特に生体組織の損傷
防止のために、生成抑制手段が求められているヒドロキ
シラジカル生成抑制能が不十分であるという問題点があ
った。また、前記従来技術のアルギニン等の含有率が低
減されていない抗酸化性蛋白質加水分解物をグルコース
等の還元糖が含有される食品等の酸化防止に使用する
と、蛋白質加水分解物中のアルギニン残基等とグルコー
ス等の間でメイラード反応に代表される着色反応が生じ
易く食品等に望ましくない着色を生じるという問題点が
あった。更に、従来より加水分解の程度が高く平均分子
量が小さい蛋白質加水分解物が着色反応が生じ易く食品
等に望ましくない着色を生じるという問題点があった。
【0007】本発明者らは、前記従来技術に鑑みて、抗
酸化性の向上、特に生体組織の損傷防止のために、発生
抑制手段が求められているヒドロキシラジカル生成抑制
能の向上、並びにメイラード反応等による着色の抑制を
目的とし、種々の蛋白質加水分解物について試験した。
その結果、従来は、従来技術2に記載されるとおり、抗
酸化力が強いアミノ酸であるメチオニン、トリプトファ
ン、ヒスチジン、及びチロシンを多く含有する蛋白質加
水分解物の抗酸化力が強いと考えられていたが、本発明
者らは、従来の考えと全く逆に、メチオニン、トリプト
ファン、ヒスチジン、及びチロシンの含有率が低い蛋白
質加水分解物である特定の理化学的性質を有する抗酸化
性蛋白質加水分解物が、従来技術に比較して、抗酸化
性、特にヒドロキシラジカル生成抑制能に優れており、
かつ着色の抑制に優れていることを見い出し、本発明を
完成した。
【0008】本発明の目的は、新規な抗酸化性蛋白質加
水分解物を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、蛋白質の加水分解物であって、次のa)〜h)、 a)平均分子量が1000乃至13000ダルトンであ
ること b)メチオニンの含有率が2乃至3%であること c)トリプトファンの含有率が1%以下であること d)ヒスチジンの含有率が0.5乃至2.5%であるこ
と e)チロシンの含有率が2乃至5%であること f)アルギニンの含有率が1乃至3.5%であること g)5%グルコース中に10%の蛋白質加水分解物を添
加し、200℃で1時間加熱反応した反応液を、セルの
厚さ1cmのガラスセルを用いて540nmの波長で測
定した透過率が90%以上であること h)ESRスピントラップ法によるヒドロキシラジカル
生成抑制反応定数k値が2×1011-1・s-1以上であ
ることの理化学的性質を有する抗酸化性蛋白質加水分解
物であり、蛋白質が乳蛋白質であること(以下、態様1
と記載する。)を望ましい態様としてもいる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について詳述する。
【0011】本発明の抗酸化性蛋白質加水分解物の原料
である蛋白質は、獣乳、卵、魚肉、畜肉等に由来する動
物性蛋白質、大豆、小麦等に由来する植物性蛋白質、カ
ビ、酵母、細菌等に由来する微生物蛋白質、又はこれら
の任意の混合物であり、特に限定されるものではない
が、ヒドロキシラジカル生成抑制能を考慮すると、特に
牛乳由来の乳蛋白質、カゼイン、乳清蛋白質が望まし
い。また、これらの蛋白質を含有する素材を、限外瀘
過、イオン交換樹脂処理等の処理により濃縮した蛋白質
の濃縮物、例えば全乳蛋白質濃縮物(TMP)、乳清蛋
白質濃縮物(WPC)、乳清蛋白質分離物(WPI)を
使用することができる。
【0012】この原料蛋白質を水又は温湯に分散し、溶
解する。該溶解液の濃度は格別の制限はないが、通常、
5〜15%程度の蛋白質濃度とすることが効率性及び操
作性の点から望ましい。
【0013】次いで、前記蛋白質溶液を80〜90℃で
10分間程度加熱殺菌することが、雑菌の汚染による腐
敗防止の点から望ましい。
【0014】本発明の抗酸化性蛋白質加水分解物の製造
方法は、特定の理化学的性質を有する抗酸化性蛋白質加
水分解物を取得できる方法であれば特に限定されるもの
ではないが、酸分解法に比較して加水分解の制御が容易
で、特定の理化学的性質を有する抗酸化性蛋白質加水分
解物の取得が容易な酵素分解法が望ましい。
【0015】本発明の抗酸化性蛋白質加水分解物の製造
に使用される蛋白質分解酵素は、動物由来(例えば、パ
ンクレアチン、トリプシン、キモトリプシン、ペプシン
等)、植物由来(例えば、パパイン、ブロメライン、フ
ィシン等)、微生物由来(例えば、乳酸菌、酵母、カ
ビ、枯草菌、放線菌等)のエンドプロテアーゼ及びエキ
ソプロテアーゼ、並びにこれらの粗精製物、菌体破砕物
等を例示することができる。特定の理化学的性質、特に
特定アミノ酸の含有率を有する本発明の抗酸化性蛋白質
加水分解物を速やかに製造するためには、動物由来の蛋
白質分解酵素(例えば、トリプシン)、若しくは植物由
来の蛋白質分解酵素(例えば、パパイン、ブロメライ
ン)と、微生物由来の蛋白質分解酵素[バシラス(Baci
llus)属菌、若しくはアスペルギルス(Aspergillus )
属菌由来の蛋白質分解酵素)を組み合わせて使用するこ
とが望ましい。
【0016】前記原料蛋白質に対する蛋白質分解酵素の
使用量は、基質濃度、酵素力価、反応温度及び反応時間
により異なるが、一般的には、原料蛋白質1g当り50
〜10000活性単位の割合で酵素を単独、又は複数組
み合わせて添加することにより加水分解が行われる。
【0017】また、蛋白質加水分解反応のpHは、格別
の制限はなく、特定の理化学的性質を有する抗酸化性蛋
白質加水分解物が取得できる実用的な範囲から選択され
る。通常、使用酵素の種類にもよるが、pH2〜10の
範囲から選択される。具体的には、前記蛋白質溶液に酵
素を添加する前に、使用酵素の種類によりpH2〜10
の範囲内で酸又はアルカリ剤の添加により所望のpHに
調整することにより実施される。この場合、酸としては
塩酸、クエン酸、リン酸等を、また、アルカリ剤として
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等
をそれぞれ例示することができる。
【0018】更に、蛋白質加水分解反応の温度は、格別
の制限はなく、酵素作用の発現する最適温度範囲を含む
実用に供せられ得る範囲、即ち、通常30〜70℃の範
囲から選択される。温度を50〜60℃の範囲に維持す
ることにより蛋白質加水分解反応中の腐敗を防止するこ
ともできる。
【0019】また、蛋白質加水分解反応の時間は、使用
酵素の種類及び組合せ、反応温度、初発pH等の反応条
件によって進行状態が異なり、酵素反応の反応継続時間
を一定とすると製造バッチ毎に異なる理化学的性質を有
する分解物が生じる可能性があるため、一概に決定でき
ない。従って、予め酵素反応をモニターし、反応継続時
間を決定する必要がある。
【0020】尚、蛋白質加水分解反応のモニター方法と
しては、特開平8−112064号公報に記載の高速液
体クロマトグラフィー(HPLC)により各種遊離アミ
ノ酸量及び総遊離アミノ酸量を測定し、原料中の各種ア
ミノ酸量から、蛋白質加水分解物中に残存する各種アミ
ノ酸量及び総アミノ酸量を算出すること等が例示でき
る。
【0021】加水分解の程度は、蛋白質加水分解物が、
平均分子量が1000乃至13000ダルトンであり、
メチオニンの含有率が2乃至3%であり、トリプトファ
ンの含有率が1%以下であり、ヒスチジンの含有率が
0.5乃至2.5%であり、チロシンの含有率が2乃至
5%であり、並びにアルギニンの含有率が1乃至3.5
%である範囲で、反応温度、反応時間、酵素添加量等の
反応条件を設定する。
【0022】酵素反応の停止は、加熱(例えば、85℃
で15分間等)して酵素を失活させることにより行う。
【0023】前記蛋白質加水分解反応終了後の溶液中に
存在する抗酸化性蛋白質加水分解物の取得は、前記溶液
のpHを6.5〜7.5に調整し、ゲル瀘過剤又は分画
膜により分子量200ダルトン以上の画分を分取するこ
とにより行われる。具体的には、ゲル瀘過剤としてSUPE
RDEX 30 PREP GRADE(アマシャム・ファルマシア・バイ
オテク社製)等を充填したカラムに前記溶液を通液し、
のち0.15M塩化ナトリウムを含有する緩衝液により
溶出することにより、分子量200ダルトン以上の画分
を分取する。
【0024】得られた抗酸化性蛋白質加水分解物を含有
する溶液は、そのまま使用することもでき、また、必要
に応じて、この溶液を逆浸透膜法等の公知の方法により
濃縮した濃縮液として使用することもでき、更に、この
濃縮液を公知の方法により乾燥し、粉末として使用する
こともできる。
【0025】以上のようにして得られる本発明の抗酸化
性蛋白質加水分解物は、後記する実施例からも明らかな
とおり、特定の理化学的性質を有し、ヒドロキシラジカ
ル生成抑制能に優れており、かつ着色の抑制に優れてい
るという優れた性質を有する抗酸化性蛋白質加水分解物
である。即ち、本発明の抗酸化性蛋白質加水分解物は、
前記のとおりの特定の理化学的性質を有することから、
ヒドロキシラジカル生成抑制能に優れており、かつ着色
の抑制に優れていることから、抗酸化性、特にヒドロキ
シラジカル生成抑制能が要求され、還元糖を含有し、着
色を生じる可能性が大きい各種一般食品、栄養食品、飼
料、化粧品、及び医薬品等の蛋白質素材として広範に応
用可能で有用である。
【0026】尚、本発明の抗酸化性蛋白質加水分解物
が、態様1において記載されているとおり、蛋白質が乳
蛋白質であることが、ヒドロキシラジカル生成抑制能及
び着色の抑制に一層優れる抗酸化性蛋白質加水分解物で
あることから望ましい。
【0027】更に、特定の理化学的性質の内、a)の平
均分子量が2000乃至10000ダルトンであるこ
と、b)のメチオニンの含有率が2乃至2.5%である
こと、c)のトリプトファンの含有率が0.5%以下で
あること、d)のヒスチジンの含有率が1乃至2%であ
ること、e)のチロシンの含有率が3.5乃至4.5%
であること、f)のアルギニンの含有率が2乃至3%で
あること、g)の透過率が95%以上であること、並び
にh)のk値が7×1011-1・s-1以上であること
が、ヒドロキシラジカル生成抑制能及び着色の抑制に、
より一層有効な抗酸化性蛋白質加水分解物であることか
ら特に望ましい。
【0028】次に、試験例を示して本発明を詳細に説明
するが、本発明においては、次の試験方法を採用した。
【0029】(1)平均分子量の測定方法 高速液体クロマトグラフィー(宇井信生ら編、「タンパ
ク質・ペプチドの高速液体クロマトグラフィー」、化学
増刊第102号、第241頁、株式会社化学同人、19
84年)により次のとおり測定した。
【0030】ポリハイドロキシメチル・アスパルアミド
・カラム[Poly Hydroxyethyl Aspartamide column: ポ
リ・エル・シー(PolyLC)社製。直径4.6mm及び長
さ200mm]を使用し、20mM塩化ナトリウム、5
0mMぎ酸により溶出速度0.4ml/分で溶出した。
検出はUV検出器(島津製作所製)を使用し、データ解
析はGPC分析システム(島津製作所製)を使用し、蛋
白質加水分解物の重量基準の平均分子量を測定した。
【0031】(2)各アミノ酸の含有率の測定方法 トリプトファン、システイン及びメチオニン以外のアミ
ノ酸については、試料を6N塩酸で110℃、24時間
加水分解し、トリプトファンについては、水酸化バリウ
ムで110℃、22時間アルカリ分解し、システイン及
びメチオニンについては、過ぎ酸処理後、6N塩酸で1
10℃、18時間加水分解し、それぞれアミノ酸分析機
(日立製作所製:835型)により分析し、各アミノ酸
の質量を測定し、全アミノ酸に対する各アミノ酸の含有
率を算出した。
【0032】(3)透過率の測定方法 5%グルコース中に10%の各蛋白質加水分解物試料を
添加し、200℃で1時間加熱反応した反応液を、セル
の厚さ1cmのガラスセルを用い、分光光度計U−32
00型(日立製作所社製)により波長540nmにより
その透過率を測定し、この透過率の数値の大きさと着色
の程度が相関することから、これを着色の指標とした。
【0033】(4)ヒドロキシラジカル生成抑制能の測
定方法 ESRスピントラップ法[ブルチン・オブ・ザ・ケミカ
ル・ソサイエティー・オブ・ジャパン(Bulletin of th
e Chemical Society of Japan )、第64巻、第144
7乃至1453頁、1991年]に従って各蛋白質加水
分解物試料のヒドロキシラジカル生成抑制能を示す指標
であるヒドロキシラジカル生成抑制反応定数k値(M-1
・s-1)を次のとおり測定した。尚、k値が大きいほ
ど、ヒドロキシラジカル生成抑制能に優れることを意味
する。
【0034】0.88MのDMPO(dimethyl-pyrroli
ne-N-oxide。バイオテック社製)を20μlを試験管に
収容し、1mMの過酸化水素溶液(ナカライテスク社
製)75μl及び被検試料溶液50μlを添加し、のち
0.1mMの硫酸第一鉄(ナカライテスク社製)及び
0.055mMDTPA(diethyleneamine-pentaaceti
cacid。バイオテック社製)の混合溶液75μlを添加
して20℃で反応し、60秒後に電子共鳴信号の強さで
あるESRシグナル強度をESRシグナル測定装置(F
R−30。日本電子社製)により測定し、付属のデータ
処理装置により、ヒドロキシラジカル生成抑制反応定数
k値(M-1・s-1)を算出した。
【0035】試験例1 この試験は、従来技術と比較して本発明の抗酸化性蛋白
質加水分解物が優れていることを示すために行った。
【0036】(1)試料の調製 次に示す4種類の試料を調製した。 試料1:本発明の実施例1で得られた本発明の抗酸化性
蛋白質加水分解物 試料2:参考例1と同一の方法により調製した従来技術
1の製造例1の抗酸化作用を有する牛乳分解物(フラク
ション2〜5の分画) 試料3:参考例2と同一の方法により調製した従来技術
1の製造例3の抗酸化作用を有する酵母分解物(フラク
ション2〜5の分画) 試料4:参考例3と同一の方法により調製した従来技術
2に記載の分子量2800の抗酸化力を有する大豆蛋白
質由来のペプチド
【0037】(2)試験方法 各試料の平均分子量、各アミノ酸の含有率、透過率、及
びヒドロキシラジカル生成抑制能(ヒドロキシラジカル
生成抑制反応定数k値)を、いずれも前記の試験方法に
より試験した。
【0038】(3)試験結果 この試験の結果は、表1に示すとおりである。表1から
明らかなとおり、従来技術の試料2乃至試料4に比較し
て本発明の試料1が、透過率が大きく、いわゆる着色の
抑制に優れており、ヒドロキシラジカル生成抑制能(ヒ
ドロキシラジカル生成抑制反応定数k値)に優れている
ことが判明した。
【0039】尚、本発明の試料については、蛋白質の種
類、加水分解の程度を特定の理化学的性質の範囲で変更
して試験したが、ほぼ同様の結果が得られた。
【0040】
【表1】
【0041】試験例2 この試験は、透過率及びヒドロキシラジカル生成抑制能
(ヒドロキシラジカル生成抑制反応定数k値)を指標と
して、抗酸化性蛋白質加水分解物の適正な平均分子量及
び特定アミノ酸の含有率を調べるために行った。
【0042】(1)試料の調製 酵素反応の停止時期を変更して、表2に示すとおり、抗
酸化性蛋白質加水分解物の平均分子量及び特定アミノ酸
の含有率を段階的に変更したことを除き、実施例1と同
一の方法により7種類の試料(試料番号5〜11)を調
製した。
【0043】(2)試験方法 各試料の平均分子量、各アミノ酸の含有率、透過率、及
びヒドロキシラジカル生成抑制能(ヒドロキシラジカル
生成抑制反応定数k値)を、いずれも前記の試験方法に
より試験した。
【0044】(3)試験結果 この試験の結果は、表2に示すとおりである。表2から
明らかなとおり、透過率が大きく、いわゆる着色の抑制
に優れ、ヒドロキシラジカル生成抑制能(ヒドロキシラ
ジカル生成抑制反応定数k値)に優れた抗酸化性蛋白質
加水分解物は、平均分子量が1000乃至13000ダ
ルトンであり、メチオニンの含有率が2乃至3%であ
り、トリプトファンの含有率が1%以下であり、ヒスチ
ジンの含有率が0.5乃至2.5%であり、チロシンの
含有率が2乃至5%であり、並びにアルギニンの含有率
が1乃至3.5%であることが判明した。また、より一
層着色の抑制に優れ、ヒドロキシラジカル生成抑制能
(ヒドロキシラジカル生成抑制反応定数k値)に優れる
抗酸化性蛋白質加水分解物の平均分子量及び特定アミノ
酸の含有率は、平均分子量が2000乃至10000ダ
ルトンであり、メチオニンの含有率が2乃至2.5%で
あり、トリプトファンの含有率が0.5%以下であり、
ヒスチジンの含有率が1乃至2%であり、チロシンの含
有率が3.5乃至4.5%であり、並びにアルギニンの
含有率が2乃至3%であることが望ましいことが判明し
た。
【0045】尚、本発明の試料については、蛋白質の種
類を変更して試験したが、ほぼ同様の結果が得られた。
【0046】
【表2】
【0047】参考例1 従来技術1の製造例1に従って、市販の牛乳(10k
g)を反応釜に入れ、90℃に昇温して滅菌する。次い
で37℃まで冷却して、これに牛乳素材50に対して蛋
白質分解酵素としてトリプシンを1の割合で添加し、3
7℃、pH7で8時間無菌的に加水分解する。その後、
80℃以上に昇温して酵素を失活させ、のち遠心分離し
て沈澱を除去する。得られた溶液部を凍結乾燥し、約8
0gの牛乳分解物の粉末を得た。次いで、この5gを2
00mlの水に溶解し、次のカラム分画条件でカラム分
画し、フラクション1〜6を得た。 [カラム分画条件] 樹脂:セファデックスG−25 ファイン(ファルマシ
ア社製) カラムサイズ:2.1×96cm 溶出液:0.4%炭酸アンモニウム溶液 流量:1.0ml/min
【0048】参考例2 従来技術1の製造例3に従って、前記参考例1の市販の
牛乳を1%酵母分散液に変更したこと、及び蛋白質分解
酵素としてトリプシンをキモトリプシンに変更したこと
を除き、前記参考例1と同一の方法により酵母分解物を
調製し、カラム分画し、フラクション1〜6を得た。
【0049】参考例3 従来技術2に記載の方法に従って、大豆蛋白質10gを
脱イオン水200mlに懸濁し、沸騰水中で20分加熱
した後、35℃まで冷却し、蛋白質分解酵素としてBios
aime A-1(天野製薬社製)200mgを添加し、35℃
で48時間無菌的に加水分解する。その後、この加水分
解溶液25mlを採取し、直火で煮沸し、酵素を失活さ
せ、のち100mlに希釈した。次いで、この希釈液2
0mlを採取し、湯浴上で乾固したのち2mlの脱イオ
ン水に溶解し、セファデックスG−25が充填された
2.5×40cmのカラムサイズのカラムを使用し、溶
出液として脱イオン水を使用し、流量7ml/20mi
n、1フラクション7mlの条件で、カラム分画し、フ
ラクションNo.29の分画を取得し、平均分子量28
00の抗酸化力を有する大豆蛋白質由来のペプチドを得
た。
【0050】次に実施例を示して本発明を更に詳細に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
【0051】
【実施例】実施例1 市販カゼインナトリウム[ニュージーランド・デイリー
・ボード製。アラネート(蛋白質含有量80%)]1k
gに蒸留水15kgに溶解し、蛋白質濃度約5%のカゼ
イン水溶液を調製した。該カゼイン水溶液を90℃で1
0分間加熱殺菌し、液温を55℃に調整し、10%水酸
化ナトリウム水溶液を添加し、pHを9.0に調整し、
のち豚由来の結晶トリプシン(ノボインダストリー社
製)及びアマノA(天野製薬社製)をそれぞれカゼイン
蛋白質1g当たり40活性単位及び19活性単位の割合
で添加し、蛋白質加水分解反応を開始した。
【0052】蛋白質加水分解反応を特開平8−1120
64号公報に記載の高速液体クロマトグラフィー[Iner
tsil PREP-ODS (GLサイエンス社製。6.5×250
mm)カラムを高速液体クロマトグラフ装置に装着し、
分解液0.1mlを供給し、溶離液A(0.1%トリフ
ルオロ酢酸溶液)に対する溶離液B(0.1%トリフル
オロ酢酸−アセトニトリル溶液)の割合が100分間で
50%となる濃度勾配で1.5ml/分の流速で溶出を
行い、各種遊離アミノ酸量及び総遊離アミノ酸量を測定
する。]により経時的にモニターし、カゼイン蛋白質加
水分解物のメチオニン、トリプトファン、ヒスチジン、
チロシン、及びアルギニンの含有率がそれぞれ2%、
0.5%、1%、3.5%、及び2%となった時点で、
130℃で2秒間加熱して酵素を失活させ、酵素反応を
停止し、10℃に冷却した。
【0053】この加水分解液(pH7.5)をマイクロ
ーザEMP−313(旭化成社製。孔径0.25μm)
を使用して、膜瀘過法(マイクロフィルトレーション)
により不溶物を瀘過し、のちゲル瀘過剤としてSUPERDEX
30 PREP GRADE(アマシャムファルマシアバイオテク社
製)を充填したカラムを使用して、ゲル瀘過クロマトグ
ラフィーにより、分子量200ダルトン以上の画分を分
取し、抗酸化性カゼイン蛋白質加水分解物を含有する溶
液を得た。
【0054】得られた抗酸化性カゼイン蛋白質加水分解
物を含有する溶液を常法により濃縮し、噴霧乾燥し、粉
末状の抗酸化性カゼイン蛋白質加水分解物約0.5kg
を得た。
【0055】得られた抗酸化性カゼイン蛋白質加水分解
物を前記試験方法により試験した結果、抗酸化性カゼイ
ン蛋白質加水分解物は、平均分子量が2000ダルトン
であり、メチオニンの含有率が2%であり、トリプトフ
ァンの含有率が0.5%であり、ヒスチジンの含有率が
1%であり、チロシンの含有率が3.5%であり、並び
にアルギニンの含有率が2%であった。
【0056】また、前記試験方法により試験した該抗酸
化性カゼイン蛋白質加水分解物は、透過率が97%で着
色がなく、ヒドロキシラジカル生成抑制反応定数k値が
3.4×1012-1・s-1であり、ヒドロキシラジカル
生成抑制能に優れていた。
【0057】実施例2 市販乳清蛋白質濃縮物(WPC。ミライ社製。蛋白質含
有量80%)1.4kgを蒸留水12.6kgを添加
し、十分分散させ、乳清蛋白質を完全に溶解し、蛋白質
濃度約8%の乳清蛋白質水溶液を調製した。該乳清蛋白
質水溶液を85℃で10分間加熱殺菌し、液温を61℃
に調整し、のちパパイン(天野製薬社製)及びビオプラ
ーゼST20(長瀬生化学工業社製)をそれぞれ乳清蛋
白質1g当たり225活性単位及び98活性単位の割合
で添加し、蛋白質加水分解反応を開始した。
【0058】蛋白質加水分解反応を特開平8−1120
64号公報に記載の高速液体クロマトグラフィー[Iner
tsil PREP-ODS (GLサイエンス社製。6.5×250
mm)カラムを高速液体クロマトグラフ装置に装着し、
分解液0.1mlを供給し、溶離液A(0.1%トリフ
ルオロ酢酸溶液)に対する溶離液B(0.1%トリフル
オロ酢酸−アセトニトリル溶液)の割合が100分間で
50%となる濃度勾配で1.5ml/分の流速で溶出を
行い、各種遊離アミノ酸量及び総遊離アミノ酸量を測定
する。]により経時的にモニターし、乳清蛋白質加水分
解物のメチオニン、トリプトファン、ヒスチジン、チロ
シン、及びアルギニンの含有率がそれぞれ2.2%、
0.5%、1.5%、3.7%、及び2.3%となった
時点で、90℃で10分間加熱して酵素を失活させ、酵
素反応を停止し、10℃に冷却した。
【0059】この加水分解液(pH7.0)をセライト
スーパースタンダードセル(セライト社製)を用いて、
珪藻土瀘過法により不溶物を瀘過し、のちゲル瀘過剤と
してSUPERDEX 30 PREP GRADE(アマシャムファルマシア
バイオテク社製)を充填したカラムを使用して、ゲル瀘
過クロマトグラフィーにより、分子量200ダルトン以
上の画分を分取し、抗酸化性乳清蛋白質加水分解物を含
有する溶液を得た。
【0060】得られた抗酸化性乳清蛋白質加水分解物を
含有する溶液を常法により濃縮し、噴霧乾燥し、粉末状
の抗酸化性乳清加水分解物約0.7kgを得た。
【0061】得られた抗酸化性乳清蛋白質加水分解物を
前記試験方法により試験した結果、抗酸化性乳清蛋白質
加水分解物は、平均分子量が3000ダルトンであり、
メチオニンの含有率が2.2%であり、トリプトファン
の含有率が0.5%であり、ヒスチジンの含有率が1.
5%であり、チロシンの含有率が3.7%であり、並び
にアルギニンの含有率が2.3%であった。
【0062】また、前記試験方法により試験した該抗酸
化性乳清蛋白質加水分解物は、透過率が95%で着色が
なく、ヒドロキシラジカル生成抑制反応定数k値が1.
0×1012-1・s-1であり、ヒドロキシラジカル生成
抑制能に優れていた。
【0063】
【発明の効果】以上詳記したとおり、本発明は、特定の
理化学的性質を有し、着色の抑制に優れ、ヒドロキシラ
ジカル生成抑制能に優れるという良好な特性を具備した
抗酸化性蛋白質加水分解物に関するものであり、本発明
により奏せられる効果は次のとおりである。 1)本発明の抗酸化性蛋白質加水分解物は、ヒドロキシ
ラジカル生成抑制能に優れていることから、生体組織の
損傷防止のために、ヒドロキシラジカル生成抑制が要求
される各種一般食品、栄養食品、飼料、化粧品、及び医
薬品等の蛋白質素材として広範に使用できる。 2)本発明の抗酸化性蛋白質加水分解物は、着色の抑制
に優れていることから、還元糖を含有し、着色を生じる
可能性が大きい各種一般食品、栄養食品、飼料、化粧
品、及び医薬品等の抗酸化性の蛋白質素材として広範に
使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 J 4C084 31/00 617 31/00 617 4H045 639 639 38/00 C12P 21/00 A C12P 21/00 A61K 37/02 (72)発明者 赤染 陽子 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社栄養科学研究所内 Fターム(参考) 2B150 BB03 DC23 4B018 MD22 MD71 ME06 ME13 MF12 4B021 MC03 MK04 MK22 4B064 AG01 BA10 BA11 BA12 BA13 CA21 CB05 CC07 CE06 CE07 CE10 DA01 DA10 DA11 DA19 4C083 AD411 AD412 BB47 CC01 4C084 AA01 AA07 BA43 CA38 NA03 NA14 4H045 AA10 BA09 CA43 EA01 EA07 EA20 FA16 FA70 GA10 GA22 HA03 HA04 HA05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛋白質の加水分解物であって、次のa)
    〜h)、 a)平均分子量が1000乃至13000ダルトンであ
    ること b)メチオニンの含有率が2乃至3(重量)%であるこ
    と c)トリプトファンの含有率が1(重量)%以下である
    こと d)ヒスチジンの含有率が0.5乃至2.5(重量)%
    であること e)チロシンの含有率が2乃至5(重量)%であること f)アルギニンの含有率が1乃至3.5(重量)%であ
    ること g)5(重量)%グルコース中に10(重量)%の蛋白
    質加水分解物を添加し、200℃で1時間加熱反応した
    反応液を、セルの厚さ1cmのガラスセルを用いて54
    0nmの波長で測定した透過率が90%以上であること h)ESRスピントラップ法によるヒドロキシラジカル
    生成抑制反応定数k値が2×1011-1・s-1以上であ
    ることの理化学的性質を有する抗酸化性蛋白質加水分解
    物。
  2. 【請求項2】 蛋白質が、乳蛋白質である請求項1に記
    載の抗酸化性蛋白質加水分解物。
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