JP2000296656A - 印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、及び情報記録媒体 - Google Patents

印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、及び情報記録媒体

Info

Publication number
JP2000296656A
JP2000296656A JP11108253A JP10825399A JP2000296656A JP 2000296656 A JP2000296656 A JP 2000296656A JP 11108253 A JP11108253 A JP 11108253A JP 10825399 A JP10825399 A JP 10825399A JP 2000296656 A JP2000296656 A JP 2000296656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
command
processing
binary data
real
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11108253A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Minowa
政寛 箕輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP11108253A priority Critical patent/JP2000296656A/ja
Publication of JP2000296656A publication Critical patent/JP2000296656A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優先的に実行されるリアルタイムコマンド
列と同じデータ列が含まれているバイナリデータを受信
した場合であっても、情報処理装置複雑な検出処理を必
要とせず、印刷装置の誤作動を生じない印刷装置、情報
処理装置、これらの制御方法および情報記録媒体を提供
する。 【解決手段】 印刷装置の受信・解析処理部は、リア
ルタイム処理コマンド、通常処理コマンド、バイナリデ
ータ転送コマンドの1つまたはそれらの組み合わせを含
むデータ列を受信し、バイナリデータ転送コマンドを受
信した時、割り込み端子切り替え回路105は、CPU
110の一方の割り込み端子INT0から他方の割り
込み端子INT1に切り替え、以降、バイナリデータ転
送コマンドに対応したデータ列を受信している間は、リ
アルタイム処理コマンドに対応する処理を実行しない。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置、情報処
理装置、これらの制御方法、および、情報記録媒体に関
する。特に、画像用のバイナリデータやフォント登録バ
イナリデータなどのバイナリデータと、リアルタイム処
理コマンドを意味するデータ列とを区別して処理する印
刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、および、こ
れらを実現するプログラムを記録した情報記録媒体に関
する。 【0002】 【従来の技術】印刷装置(プリンタ)は、紙などの印刷
体に文字や図形を印刷するための装置として広く普及し
ている。このようなプリンタは情報処理装置(ホストコ
ンピュータ)に接続され、ホストコンピュータは、文字
や図形を印刷するためのデータ列や、プリンタ自体を制
御するためのデータ列をプリンタに送信する。 【0003】ホストコンピュータがプリンタに送信する
データは、ビット列として見ることもバイト列として見
ることもできる。特に、プリンタにおいては、8ビット
(1バイト)単位でコマンド体系を構築し、いずれのコ
マンドも、8の倍数のビット数、すなわち、あるバイト
数のデータによって構築することが多い。 【0004】文字を印刷するためのデータ列としては、
ASCIIコードと同じバイト値を使用するキャラクタ
データあるいはテキストデータと呼ばれるデータが用い
られる一方で、画像の印刷やユーザ定義フォントの定義
では、バイト列により白黒を表す手法が使用され、バイ
ナリデータと呼ばれるデータが用いられる。 【0005】プリンタのインターフェース部が1バイト
もしくは数バイトのデータを受信すると、受信割り込み
が発生し、受信割り込み処理が起動される。受信割り込
み処理では、以下の処理を行う。 【0006】(1)受信したデータにリアルタイム処理
コマンドが含まれるか否かを判別し、含まれている場合
には、そのリアルタイム処理コマンドに対応する処理を
直ちに実行する。(この技術的内容については、公開広
報:特開平09−16474を参照) (2)受信したデータをRAM(Random Access Memor
y)で構成される受信バッファに記憶する。 【0007】これらの受信割り込み処理が終了したら、
通常処理に戻る。通常処理では、受信バッファに記憶さ
れたデータ列を解釈して、RAMに用意されたプリント
バッファに印刷イメージを展開する。印刷イメージは、
印刷領域のどの部分を白くし、どの部分を黒くするか、
すなわち、どのように印刷ヘッドを駆動するかを1と0
のビット値で表現するのが一般的である。1行文の印刷
イメージが展開できたら、プリントバッファの内容にし
たがって印刷ヘッドを駆動し、紙などの印刷体に文字や
図形を印刷する。 【0008】リアルタイム処理コマンドに相当するデー
タ列が受信バッファに入っていても、すでに受信割り込
み処理においてこれに対応する処理の実施が行われてい
るため、通常処理においては単に読み飛ばされる。 【0009】さて、従来は、リアルタイム処理コマンド
として、以下のようなものが使用されていた。なお、以
下のデータのバイト列は、ASCIIコードのニーモニ
ックを使用して表示している。 【0010】・「DLE EOT NUL 」プリンタの状態を
リアルタイムにホストコンピュータに送信する。 【0011】・「DLE EOT BEL 」プリンタのインク
の状態をリアルタイムにホストコンピュータに送信す
る。 【0012】・「DLE EOT BS」MICR(Magnetic
Ink Character Recognition)機能に関するステータス
の状態をリアルタイムにホストコンピュータに送信す
る。 【0013】・「DLE ENQ 」プリンタに対するリアル
タイム要求。 【0014】・「DLE DC4 SOH 」指定パルスをリア
ルタイムに出力する。 【0015】・「DLE DC4 STX 」プリンタの電源を
オフにする。 【0016】・「DLE DC4 BS」プリンタの受信バッ
ファをクリアする。 【0017】・このほか、当該プリンタがレジスタとし
て利用されている場合には、銭箱を開けるなどの処理を
リアルタイム処理コマンドにより指示できるようにする
ことがある。この場合は、新たなリアルタイム処理コマ
ンドを用意すう。 【0018】ここで、各ニーモニックは以下のように定
義される。十六進数表記で表記しており、「0x」は、十
六進数を意味する接頭辞である。 【0019】NUL = 0x00 SOH = 0x01 STX = 0x02 EOT = 0x04 ENQ = 0x05 BEL = 0x07 BS = 0x08 DLE = 0x10 DC4 = 0x14 【0020】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像用
のビットマップデータやフォント登録用のフォントデー
タを印刷装置に転送するためのバイナリデータのデータ
列定義の中に偶然リアルタイム処理コマンドと同じデー
タ列が現われることがある。本来リアルタイム処理コマ
ンドと解釈すべきでない場合であっても、上記のように
受信割り込み処理において、リアルタイム処理コマンド
に対応する処理が実行されてしまう、という可能性があ
った。 【0021】すなわち、ホストコンピュータが意図しな
いタイミングで意図しないリアルタイム処理コマンドの
処理が実行されるため、プリンタの電源がオフになって
しまったり、ホストコンピュータ側で受信の準備がされ
ていなかったりプリンタとの整合性がとれなくなったり
してしまう、という可能性があった。 【0022】このため、リアルタイム処理コマンドのデ
ータ列と同じデータ列を含むようなバイナリデータのデ
ータ列を、リアルタイム処理コマンドとは区別して、あ
るいはホストコンピュータがデータ列のチェックをする
ことなくホストコンピュータからプリンタに転送したい
という要望が生じていた。 【0023】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたもので、イメージデータやフォント登録デ
ータなどのバイナリデータと、リアルタイム処理コマン
ドを意味するデータ列とを区別して処理する印刷装置、
情報処理装置、これらの制御方法、および、これらを実
現するプログラムを記録した情報記録媒体を提供するこ
とを目的とする。 【0024】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。 【0025】本発明は、情報処理装置に接続され、所定
のコマンド及び、データ等からなるデータ列を受信し、
印刷及び前記コマンドに対応する所定の処理を実行する
印刷装置において、(a)少なくとも2つの割り込み端
子を備えたCPUと、(b)前記情報処理装置に接続さ
れ情報処理装置からのデータ列を受信するデータ受信回
路と、(c)データ受信回路からの所定の信号線を選択
的に前記少なくとも2つの割り込み端子間で切り替える
割り込み端子切り替え回路と、(d)リアルタイム処理
コマンド、通常処理コマンド、バイナリデータ転送コマ
ンドの1つまたはそれらの組み合わせを含むデータ列を
受信し、受信バッファに格納するとともにデータを解析
する受信・解析処理部と、(e)前記バイナリデータ転
送コマンドに応答して、前記切り替え回路を作動し前記
信号線を所定の割り込み端子に接続する切り替え処理部
と、(f)前記リアルタイム処理コマンドに対応する所
定の処理を実行するリアルタイム処理部と、(g)前記
通常処理コマンドに対応する所定の通常処理を実行する
通常処理部とを有し、前記受信・解析処理部は、前記割
り込み端子の一方に同期したデータ列の処理では、リア
ルタイム処理コマンドを受信した時、当該リアルタイム
処理コマンドの実行をリアルタイム処理部に指令し、前
記割り込み端子の他方に同期したデータ列の処理では、
リアルタイム処理コマンドを受信した時、当該リアルタ
イム処理コマンドを無視することを特徴とする印刷装置
である。 【0026】又、本発明は、(h)印刷装置の所定の状
態を記憶するステータス情報格納部と、(i)前記コマ
ンドに応答し、リアルタイム処理を禁止していることを
示すステータス情報を前記ステータス情報格納部に設定
する設定処理部とを、更に有することを特徴とする印刷
装置である。 【0027】又、本発明の印刷装置のバイナリデータ転
送コマンドは、これに付随するデータ列の長さを示すパ
ラメータを有し、当該パラメータによって定義されたデ
ータの転送が終了した時、これに対応して前記信号線を
所定の割り込み端子に切り替えることを特徴とする印刷
装置である。 【0028】又、本発明はバイナリデータ転送コマンド
を受信した時、これを正しく受信し、割り込み端子の切
り替えが終了したことを示すステータス情報を情報処理
装置に送信する送信処理部を有することを特徴とする印
刷装置である。 【0029】更に、本発明は、情報処理装置に接続さ
れ、所定のコマンド及び、データ等からなるデータ列を
受信するデータ受信回路と、データ受信時に同期入力を
得る少なくとも2つの割り込み端子と、印刷機構部とを
有し、印刷及びコマンドに対応する所定の処理を実行す
る印刷装置において、(a)リアルタイム処理コマン
ド、通常処理コマンド、バイナリデータ転送コマンドの
1つまたはそれらの組み合わせを含むデータ列を受信し
データを受信バッファに格納し、解析する受信・解析処
理ステップと、(b)前記バイナリデータ転送コマンド
を受信した時、前記割り込み端子の接続を一方の割り込
み端子から他方に切り替える処理を実行するステップ
と、(c)前記割り込み端子の一方に同期したデータ列
の処理では、リアルタイム処理コマンドを受信した時、
当該リアルタイム処理コマンドを実行し、前記割り込み
端子の他方に同期したデータ列の処理では、リアルタイ
ム処理コマンドを受信した時、当該リアルタイムコマン
ドを実行しないコマンド実行ステップとを有することを
特徴とする印刷装置の制御方法である。 【0030】更に、本発明の印刷装置の制御方法は
(d)前記バイナリデータ転送コマンドに付随したパラ
メータで指定された全てのデータ転送が終了した時、前
記割り込み端子を元の端子に戻すステップを、更に有す
ることを特徴とする。 【0031】更に、本発明は、(a)リアルタイム処理
コマンド、通常処理コマンド、バイナリデータ転送コマ
ンドの1つまたはそれらの組み合わせを含むデータ列を
受信し受信バッファに格納し、データを解析する受信・
解析処理ステップと、(b)前記バイナリデータ転送コ
マンドを受信した時、前記割り込み端子の接続を一方の
割り込み端子から他方に切り替える処理を実行するステ
ップと、(c)前記割り込み端子の一方に同期したデー
タ列の処理では、リアルタイム処理コマンドを受信した
時、当該リアルタイム処理コマンドを実行し、前記割り
込み端子の他方に同期したデータ列の処理では、リアル
タイム処理コマンドを受信した時、当該リアルタイムコ
マンドを実行しないコマンド実行ステップとを備えるこ
とを特徴とする印刷装置を制御するプログラムを記録し
た情報記録媒体である。 【0032】更に、本発明の受信・解析処理部、リアル
タイム処理部及び通常処理部のそれぞれの一部又は全て
が、CPU、RAM、及び前記CPUを動作させるプロ
グラムを格納したROMを有する制御回路により構成さ
れたことを特徴とする印刷装置である。 【0033】更に又、本発明の情報処理装置は、印刷装
置に接続し、当該印刷装置に通常コマンド、リアルタイ
ム処理コマンド、キャラクタデータ、バイナリデータ等
のデータ列を送信し、印刷を実行させる情報処理装置で
あって、バイナリデータを送信するかどうか調査する処
理部と、バイナリデータを送信する場合、先ず、対応す
るバイナリデータ転送コマンドおよびこれに付随するパ
ラメータを転送する処理部と、前記印刷装置からのステ
ータス送信を待ち、受信した印刷装置のステータスの内
容が前記バイナリデータの受信可能状態とを示している
時、前記バイナリデータ転送コマンドに対応するデータ
列を送信する処理部とを有するプリンタドライバを有す
ることを特徴とする情報処理装置である。 【0034】更に又、本発明は、バイナリデータを送信
するかどうか調査するステップと、バイナリデータを送
信する場合、先ず、対応するバイナリデータ転送コマン
ドおよびこれに付随するパラメータを転送するステップ
と、印刷装置からのステータス送信を待ち、受信した印
刷装置のステータスの内容が前記バイナリデータの受信
可能状態とを示している時、前記バイナリデータ転送コ
マンドに対応するデータ列を送信するステップとを有す
る情報処理装置の制御方法である。 【0035】更に又、(a)前記印刷装置にバイナリデ
ータを送信するかどうか調査するステップと、(b)バ
イナリデータを送信する場合、バイナリデータのデータ
長が所定以内か検出するステップと、(c)所定以上の
場合は、これを複数のデータ列に分割するステップと、
(d)分割されたデータのそれぞれについて、まずバイ
ナリデータ転送コマンドとこれに付随するパラメータを
転送し、前記印刷装置からのステータス送信を待つステ
ップと、(e)ステータスの内容が、前記バイナリデー
タの受信を示している時、前記コマンドに対応したデー
タ列を送信するステップとを有する情報処理装置の制御
方法である。 【0036】更に又、(a)前記印刷装置にバイナリデ
ータを送信するかどうか調査するステップと、(b)バ
イナリデータを送信する場合、バイナリデータのデータ
長が所定以内か検出するステップと、(c)所定以上の
場合は、これを複数のデータ列に分割するステップと、
(d)分割されたデータのそれぞれについて、まずバイ
ナリデータ転送コマンドとこれに付随するパラメータを
転送し、前記印刷装置からのステータス送信を待つステ
ップと、(e)ステータスの内容が、前記バイナリデー
タの受信を示している時、前記コマンドに対応したデー
タ列を送信するステップとを有するプログラムを記録し
た情報記録媒体である。 【0037】更に又、本発明は、印刷装置に接続し、当
該印刷装置に通常コマンド、リアルタイム処理コマン
ド、キャラクタデータ、バイナリデータ等のデータ列を
送信し、印刷を実行させる情報処理装置において、バイ
ナリデータを送信するかどうか調査する処理部と、送信
すべきバイナリデータのデータ長が所定以内か調査する
処理部と、バイナリデータのデータ長が所定以上の時、
これを所定以内のデータ列に分割する処理部と、分割さ
れたデータ列を送信する場合、先ず、対応するバイナリ
データ転送コマンドおよびこれに付随するパラメータを
転送する処理部と、前記印刷装置からのステータス送信
を待ち、受信した印刷装置のステータスの内容が前記バ
イナリデータの受信可能状態を示している時、前記バイ
ナリデータ転送コマンドに対応するデータ列を送信する
処理部と、前記データ列の送信が終了するまで、前記送
信処理を繰り返す処理部とを有するプリンタドライバを
備えたことを特徴とする。 【0038】更に又、本発明の印刷装置は、受信・解析
処理部、リアルタイム処理部及び通常処理部のそれぞれ
の一部又は全てが、CPU、RAM、及び前記CPUを
動作させるプログラムを格納したROMからなる制御回
路により構成されたことを特徴とする。 【0039】本発明の印刷装置、情報処理装置とこれら
の制御方法を実現するプログラムをコンパクトディス
ク、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディス
ク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気
テープ、半導体メモリなどの情報記録媒体に記憶するこ
とができる。 【0040】さらに、本発明の印刷装置や情報処理装置
を制御するためのプログラムを、WWW(World Wide W
eb)のサーバコンピュータに配置し、ここからオペレー
タが適宜ダウンロードして印刷装置や情報処理装置に記
憶させてプログラムを更新し、印刷装置や情報処理装置
にこのプログラムを実行させることができる。 【0041】 【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本願発明の範囲を制限するものではない。し
たがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要
素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用するこ
とが可能であるが、これらの実施形態も本願発明の範囲
に含まれる。 【0042】(印刷装置)図1には、本発明の印刷装置
(プリンタ)の実施例のブロック構成図を示す。 【0043】プリンタ100は、インターフェースコネ
クタ102を介してホストコンピュータ200に接続さ
れている。本実施例は、一例としてシリアルインターフ
ェースRS−232Cを備えたプリンタであり、プリン
タ100は制御回路101と印刷機構部130とを主な
構成要素としていて、ホストコンピュータ200からの
データ列がインターフェースコネクタ102、シリアル
ドライバ103、シリアルコントローラ104を介し
て、CPU 110に入力される。シリアルコントロー
ラ104では、シリアルデータが8ビット毎のデータと
してCPU 110に入力可能に変換され、これに同期
して割り込み出力が発生する。この割り込み出力は割り
込み端子切り替え回路(セレクタ)105に入力され、
セレクタ105によってCPU 110の割り込み端子
INT0もしくは、INT1に選択的に入力される。C
PU 110は、少なくとも2つの割り込み端子を有し
ていて、この場合デフォルトではINT0に接続されて
いる。セレクタ105の制御端子105aはCPU 1
10のI/Oポートに接続され、割り込み端子の選択制
御が可能となっている。上記、シリアルドライバ10
3、シリアルコントローラ104、セレクタ105によ
ってデータ受信回路(インターフェイス)107を構成
している。インターフェース107は、プリンタ100
からホストコンピュータ200へデータを送信するため
の送信回路としても機能する。印刷機構部130は、各
種ドライバ108を介してCPU 110に接続され制
御される。CPU 110には、このほかに、RAM
111、 ROM 112、不揮発性メモリ113が接
続されている。 【0044】RAM 111内には、受信したデータを
順次蓄積する受信バッファ121、受信したデータを展
開し、印刷データとして格納するためのプリントバッフ
ァ122、データ受信時の、受信割り込み毎の現在のモ
ードを記憶するモード領域123と、各種フラグを記憶
し、所定の処理の次のステップへの分岐条件などを参照
する指示部となるするフラグ領域124が設けられてい
る。又、不揮発性メモリ113には、プリンタ100の
状態を示すステータス情報格納部となるステータス領域
125が設けられている。ステータス領域125は、プ
リンタの各種状態を記憶し、ホストコンピュータからの
ステータス要求によって、プリンタの状態が通知可能に
構成され、電源が切られても保存されるべきデータが通
知可能に構成される。フラグ領域124は、プリンタ内
部で一時的に用いられるものであり、ホストコンピュー
タから参照することはできない構成となっている。 【0045】次に、受信処理について詳述する。ホスト
コンピュータ200からデータを受信すると、(インタ
ーフェース)107は、CPU(Central Processing U
nit ;中央処理ユニット)110に対して受信割り込み
を発行する。CPU 110は、受信割り込みによって
受信割り込み処理を起動する。割り込み処理は、INT
0、もしくはINT1に信号が入力された時に起動され
るが、割り込み端子が異なる場合、起動されるプログラ
ムのスタートアドレスが異なり、それぞれ別のプログラ
ムを走らせることが可能である。 【0046】双方の割り込み端子において、受信割り込
み処理では、受信したデータ列は、RAM 111に設
けられた受信バッファ121に受信した順に記憶させ
る。受信割り込み処理が終了すると、CPU 110の
制御は通常処理に戻る。一方の割り込み端子、例えばデ
フォルトのINT0では、受信割り込み処理は、受信し
たデータを受信バッファ121に順次格納し、その中
で、リアルタイム処理コマンドが含まれていないか解析
する受信・解析処理部(図示せず)によって実行され
る。 【0047】通常処理では、CPU 110は、RAM
111の受信バッファ121に記憶されたデータ列を
印刷コマンドやプリンタ設定コマンドとして解釈し、フ
ォントを記憶するROM(Read Only Memory)105か
らフォント形状を取得したり、イメージデータを生成し
たりして、RAM 111内に設けられたプリントバッ
ファ122に印刷イメージを展開する。この通常処理
は、受信バッファ121に記憶された受信データの順序
に沿って、FIFO処理形式で、通常処理部(図示せ
ず)によって実行される。 【0048】プリントバッファ122に展開された印刷
イメージが所定の量、たとえば1行に達した場合など
に、当該印刷イメージにしたがって印刷機構部130を
駆動して、紙などの印刷媒体に文字や図形を印刷する。 【0049】また、受信バッファ121に記憶されたデ
ータ列がフォント定義コマンドである場合には、RAM
111内に、当該フォントの定義を記憶する。不揮発
メモリ113はEEPROM(Electrically Erasable
Programmable ROM)やフラッシュメモリであり、フォン
ト定義コマンドにしたがって、不揮発性メモリ113の
内容を更新することが可能である。 【0050】ここで、CPU 110はインターフェー
ス107、RAM 111、ROM112等と共働して
受信・解析処理部、リアルタイム処理部、通常処理部、
割り込み端子の切り替え処理部及びフラグ設定処理部、
ステータス設定処理部として機能し、印刷機構部130
は、CPU 110等と共働して印刷処理部として、そ
れぞれ機能する。また、ROM 112はプログラムを
記録した情報記録媒体として機能する。 【0051】(印刷装置の受信割り込み処理の第1実施
例) (1)デフォルトの割り込み端子INT0における処
理:図2は、本発明の印刷装置のデフォルトの割り込み
端子INT0における受信割り込み処理の流れの実施例
を示すフローチャートである。この受信割り込み処理
は、ホストコンピュータ200が送信するデータ列をプ
リンタ100のインターフェース107が受信する際に
起動される。なお、以下では、インターフェース107
が1バイトのデータを受信するごとに受信割り込みが発
生する実施形態について説明するが、受信割り込みが1
以上の任意のバイト数のデータを受信するごとに起動さ
れる場合であっても同様の処理が可能であり、当該実施
形態も本発明の範囲に含まれる。 【0052】上述のように、本処理は、ホストコンピュ
ータ200が送信するデータを受信し、割り込みが発生
する毎に起動される。 【0053】起動されたら、まず、CPU 110は、
インターフェース107が受信した1バイトのデータを
RAM 111内の受信バッファ121に記憶する(ス
テップS201)。受信バッファ121は、リングバッ
ファとして構成するのが一般的である。 【0054】モード領域113に記憶された現在の受信
割り込みモードを調べる(ステップS202)。受信割
り込みモードの値によって、現在リアルタイム処理コマ
ンドの途中を受信しているのか否かが示される。 【0055】さらに、ステップS201において受信さ
れたデータの値に応じてRAM 111のモード領域1
23に記憶される受信割り込みモードの値を図4に示す
状態遷移図にしたがって更新するとともに、必要があれ
ば処理を実施し(ステップS203)、本割り込み処理
を終了する。ステップS203で、図4の遷移図に従っ
てリアルタイム処理コマンドが特定された場合、CPU
110は、リアルタイム処理部に所定の処理を指令す
る。 【0056】(2)割り込み端子INT1における処
理:図3は、割り込み端子INT1における処理の流れ
を示すフローチャートであり、本処理においては、リア
ルタイム処理コマンドを無視するためデータの解析は不
要となり、割り込み発生毎に、受信バッファにデータを
順次格納して行く処理(ステップS301)が実行され
る。 【0057】図4は、INT0における受信割り込みに
おける状態遷移を示す説明図である。この状態遷移図
は、前述のリアルタイム処理コマンドのデータ列の体系
から決まるものである。 【0058】モードAは、現在はリアルタイム処理コマ
ンド以外のコマンドを解釈していることを意味するモー
ドである。モードAにいる場合に、ステップS201に
おいて受信したデータの値がDLE である場合には、モー
ドBに移行する。 【0059】モードBは、現在はリアルタイム処理コマ
ンドの1バイト目(DLE )を受信していることを意味す
るモードである。モードBにいるときに、ステップS2
01において受信したデータの値に応じて、以下のよう
に遷移する。 【0060】・EOT である場合は、モードCに移行す
る。 【0061】・ENQ である場合は、プリンタのリアルタ
イム要求に対応する処理を実行して、モードAに移行す
る。 【0062】・DC4 である場合は、モードDに移行す
る。 【0063】・これ以外である場合は、受信しているデ
ータ列はリアルタイム処理コマンドのデータ列ではない
ことになるので、モードAに移行する。 【0064】モードCは、現在はDLE EOT で始まるリ
アルタイム処理コマンドを受信中であることを意味する
モードである。モードCにいるときに、ステップS20
1において受信したデータの値に応じて、以下のように
遷移する。 【0065】・NUL である場合は、プリンタ100の状
態をホストコンピュータ200にリアルタイム送信し、
モードAに移行する。 【0066】・BEL である場合は、プリンタ100の印
刷機構部130に含まれるインクの状態をホストコンピ
ュータ200にリアルタイム送信し、モードAに移行す
る。 【0067】・BSである場合は、プリンタ100のMI
CRに関係するステータスの状態をホストコンピュータ
200にリアルタイム送信し、モードAに移行する。 【0068】モードDは、現在はDLE DC4 で始まるリ
アルタイム処理コマンドを受信中であることを意味する
モードである。モードDにいるときに、ステップS20
1において受信したデータの値に応じて、以下のように
遷移する。 【0069】・SOH である場合は、指定パルスのリアル
タイム出力を実行し、モードAに移行する。 【0070】・STX である場合は、プリンタの電源をオ
フにする。 【0071】・BSである場合は、RAM 111に配置
された受信バッファ121とプリントバッファ122を
クリアしてモードAに移行する。 【0072】・これ以外である場合は、受信しているデ
ータ列はリアルタイム処理コマンドのデータ列ではない
ことになるので、モードAに移行する。 【0073】(印刷装置の通常処理)通常処理では、プ
リンタ100が受信したデータを解釈して、FIFO処
理形式で順次データを解釈し対応する処理を実行する。
図5は、プリンタ100の通常処理の制御の流れを示す
フローチャートである。通常処理を行っている途中であ
っても、前述の受信割り込み処理が割り込みによって起
動されることがありうる。 【0074】なお、CPU 110は受信バッファ12
1に処理していないデータが残っている間は、当該デー
タを取得し、残っていない場合は、待機して前述の受信
割り込み処理により受信バッファ121にデータが記憶
されるのを待つ。このようなコルーチン的な処理が実行
されるが、以下の説明では、簡単のため、上記の処理を
1回行って1バイトのデータを受信バッファ121から
取得する場合と、複数回行って複数バイトのデータを受
信バッファ121から取得する場合とを合わせて、「受
信バッファからデータを取得」と称することとする。 【0075】本実施例のプリンタには、以下のバイナリ
データ転送コマンドが通常コマンドとしてされている。 【0076】・ESC * m n1 n2: n1, n2 で定義される
所定のデータ量のバイナリデータを転送する時に用い
る。これによりプリンタは画像印刷を実行する。 【0077】・ESC & s n m : 所定のデータ量のフォン
ト登録データを転送する時に用いる。 【0078】・FSg1 m a1 a2 a3 a4 nL nH d1...dk: ユ
ーザ定義不揮発性メモリへのデータの書き込み時に用い
る。各パラメータは、m=0に固定、a1−a4はデータの
格納開始アドレス、nL、nHは格納データ数をそれぞれ指
定する。 【0079】尚、上記、ESC * 、ESC & 、FSg1、はコマ
ンドシンボルを、他はパラメータを表している。 【0080】プリンタでは、上記コマンドを受信した場
合、実質的にリアルタイム処理禁止コマンドとして処理
することになる。 【0081】まず、CPU 110は、受信バッファ1
21からデータを取得し(ステップS401)、そのデ
ータの種類を調べる(ステップS402)。 【0082】このデータが上記バイナリデータ転送コマ
ンドのシンボルおよびこれに付随するパラメータである
場合(ステップS402;BTC)、RAM 111内
のフラグ領域114に、「リアルタイム処理禁止」を設
定し、且つ割り込み端子をINT0からINT1に切り
替え(ステップS403)、又、ステータス領域125
の所定のデータも同様に「禁止状態」を示す様に変更
し、このステータス情報をビットデータ又は、バイトデ
ータとして、インターフェイス107を介してホストコ
ンピュータ200に送信する(ステップS404)。こ
の後後続のデータ列の処理をするためステップS401
に戻る。 【0083】インターフェース107は、CPU 11
0等と共同して、送信処理部として機能する。 【0084】一方、このデータがこれ以外の通常処理コ
マンドである場合(ステップS402;通常)、当該コ
マンドに対応付けられた処理を実行し(ステップS40
8)、データの継続をチェックし(ステップS40
7)、ステップS401に戻る。この処理には、キャラ
クタデータの印刷が含まれる。 【0085】また、このデータがバイナリデータ転送コ
マンドに対応したデータである場合(ステップS40
2;BTD)、当該バイナリデータの終了かどうかチェ
ックし、(ステップS405)、そうであればステップ
S406へ移行し、「リアルタイム処理許可」をフラグ
領域、及びステータス領域125に設定する(ステップ
S406)。そうでなければ、対応するバイナリデータ
の処理を実行し(ステップS408)、データ継続かチ
ェックし(ステップS407)、継続ならステップS4
01に戻る。 【0086】ステップS405から、ステップS408
に移行した場合に、リアルタイム処理コマンドと同じデ
ータ列がある場合は、このデータはバイナリデータとし
て処理され、ステップS402の「通常」の判定から移
行してステップS408に移行した場合、このデータの
処理は無視される。それは、受信割り込み処理におい
て、リアルタイム処理コマンドに対応付けられた処理が
すでに実行されているからである。 【0087】このように受信割り込み処理と通常処理と
を構成しておくと、リアルタイム処理コマンドのデータ
列と同じデータ列をパラメータとして含む通常コマンド
(たとえば、イメージ印刷コマンドやフォント登録コマ
ンド)のデータ列を情報処理装置がプリンタに対して送
信した場合、プリンタ側では、自動的にリアルタイム処
理コマンドを実行しない側の割込端子に切り換えるた
め、通常コマンドのパラメータ内に偶然含まれるデータ
列によりリアルタイム処理が実行されることはなくな
る。 【0088】(情報処理装置の実施例)図6は、本発明
の情報処理装置(ホストコンピュータ)の実施例のブロ
ック構成図を示す。 【0089】本発明の情報処理装置(ホストコンピュー
タ)200はCPU 501によって制御される。ホス
トコンピュータ200に電源が投入されると、CPU
501はROM 502内の所定の場所に記憶されたI
PL(Initial Program Loader)を実行し、処理を開始
し、さらに、ハードディスクドライブ503、フロッピ
ーディスクドライブ(図示せず)、CD−ROMドライ
ブ(図示せず)などの不揮発性記憶装置の媒体に記憶さ
れたプログラムを実行することができる。プログラムの
実行の際には、RAM 504を一時的な記憶装置とし
て用いる。ハードディスクドライブ503には、オペレ
ーティングシステム( OS )503a、 アプリケー
ションプログラム( APP )503b、プリンタドラ
イバ(PD)503cなどがインストールされて用いら
れる。 【0090】文字や図形を印刷するアプリケーションプ
ログラムを実行する際には、印刷コマンドのデータ列を
インターフェース505を介してプリンタに送信する。 【0091】さらに、ホストコンピュータ200は、図
示しないキーボードやマウスなどの入力装置、図示しな
いディスプレイなどの表示装置を備えることができる。 【0092】ここで、CPU 501は、RAM 50
4と共働して印刷データ生成手段として機能し、インタ
ーフェース505は送信手段として機能する。 【0093】また、ハードディスクドライブ503は、
プログラムを記録した情報記録媒体として機能する。 【0094】図7は、文字印刷、画像印刷、フォント登
録などの処理において、データ列をプリンタに送るホス
トコンピュータ200の送信処理の流れを示すフローチ
ャートである。この送信処理は、アプリケーションプロ
グラムがオペレーティングシステムに対して印刷要求を
送ることなどにより起動される。また、この送信処理は
プリンタドライバと呼ばれるプログラムによって実行さ
れ、このプログラムは、フロッピーディスクなどの記憶
媒体から、ホストコンピュータにインストールされて用
いられる。下記の各ステップは、それぞれプログラムの
処理ステップであり、又、それぞれプログラムを実行す
る処理部としてプリンタドライバに組み込まれる。 【0095】まず、CPU 501は、送信したい通常
コマンドのデータ列がリアルタイム処理コマンドのデー
タ列と同じデータ列を含む可能性のあるコマンドか否か
を調べる(ステップS601)。すなわちバイナリデー
タ転送コマンドかどうかチェックする。 【0096】バイナリデータ転送コマンドでない場合
(ステップS601;No)、当該通常コマンドのデー
タ列を送信し(ステップS607)、本処理を終了す
る。 【0097】バイナリデータ転送コマンドの場合(ステ
ップS601;Yes)、データ列の長さが所定以内か
どうか調べる(ステップS602)。所定以内であれ
ば、まずバイナリデータ転送コマンドのシンボル及びパ
ラメータを送信し(ステップS603)、若干の待ち時
間を取った後(ステップS604)、印刷装置からのス
テータスの送信と、内容をチェックする。このステータ
スは、バイナリデータ転送コマンドに応答して、印刷装
置が自動的に送信してくるものである。この結果、正し
く受信され割り込み端子が切り替わり、「リアルタイム
処理禁止状態」に設定されたと確認された場合は(ステ
ップS605:Yes)、当該バイナリデータ転送コマ
ンドに対応する後続のデータ列を送信する(ステップS
606)。 【0098】なお、この処理に加えて、以下のような処
理を行うことができる。たとえば、画像を印刷する場
合、その通常コマンドが所定の時間(たとえば1秒)以
内にプリンタで処理できる量か否かを判別する。処理で
きる量の場合は、ステップS603〜ステップS605
の処理と同じ処理を行う。又、ステップS605におい
て所定時間内に印刷装置からの応答が無かった場合は、
一般的にエラー対応処理を実行し、その旨をディスプレ
イなどに表示する。 【0099】所定時間内で処理できない量の場合は(ス
テップS602:No)、複数の通常コマンドとデータ
列に分割する(ステップS608)。さらに、それぞれ
の通常コマンドについてまず、ステップS603〜ステ
ップS605の処理と同じ処理を行って画像の一部を送
信し、さらに、リアルタイム処理が必要かどうかをチェ
ックし、必要であれば当該リアルタイム処理コマンドを
送信する、という処理を繰り返す。 【0100】このような処理を行うことにより、リアル
タイム処理がアプリケーションプログラムからの要求が
発生し、この処理が必要な場合の待ち時間が最大でも上
記所定の時間(1秒)で済むことになる。 【0101】上記、プリンタのステータスを記憶したフ
ラグ領域は、一般的に電源が切断されても記憶状態に保
つ必要のあるものはフラッシュメモリ等に設けられ、そ
うでないものはRAM内に設置される。又、リアルタイ
ム処理コマンドを禁止するかどうかのフラグは、電源が
切断されても記憶しておく必要はない。 【0102】又、バイナリデータ転送コマンドとは別
に、割り込み端子そのものを切り替えるコマンドを用意
し、リアルタイム処理コマンドを使用しないPOSシス
テムでは、INT1を専用に使うということも可能であ
り、この場合は、ステータス領域125の所定のステー
タス情報は、割り込み端子の選択情報として用いること
ができ、プリンタの初期設定時に、この情報によりデフ
ォルトをINT1にする事も可能である。このように、
様々なタイプのPOSシステムに対応できるように、フ
ラグ領域124、とステータス領域125を使うことが
できる。 【0103】上記、データを受信する受信処理、リアル
タイム処理コマンドを実行するリアルタイム処理、通常
コマンドを実行する通常処理、フラグを設定する設定処
理はCPU、RAM、CPUを作動するプログラムを格
納したROMを有する印刷装置の制御回路内で実行さ
れ、それぞれ対応するプログラムと、ハードウエアとの
セットにより、受信処理部、リアルタイム処理部、通常
処理部、設定処理部を構成している。これらの処理部の
それぞれの一部、あるいは全ては、ゲートアレイ、又は
DSPなどのハードウエアで代用することも可能であ
る。 【0104】これらの処理部のプログラムはROMに格
納されるのが一般的であるが、これらのプログラムを、
フロッピーディスクあるいは、CD−ROMなどの磁気
あるいは光ディスク媒体や更には、WEBなどのサイト
に格納し、プリンタにセットアップすることも可能であ
る。 【0105】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果を奏する。 【0106】まず、画像用のバイナリデータやフォント
登録用のバイナリデータなどのバイナリデータと、リア
ルタイム処理コマンドを意味するデータ列とを区別して
処理する印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法を
提供することができる。 【0107】特に、リアルタイム処理コマンドのデータ
列と同じバイトパターンを含むような通常コマンドのデ
ータ列であっても、ユーザはそれを意識せずに、容易に
処理させることができる印刷装置、情報処理装置、これ
らの制御方法を提供することができる。 【0108】リアルタイム処理コマンドが予期しないで
実行される可能性のあるデータ列を印刷装置に送信する
バイナリデータの転送の時に、リアルタイム処理コマン
ドを実行するかどうかをフラグを参照してデータ解析す
るのと異なり、割り込み端子によって切り替えているた
め、印刷処理の実行中に於いても多くのデータを処理す
るためデータ処理の高速化が要求される解析処理に影響
を与えずに対応することを可能としている。よってサー
マルプリンタなどの大量のビットイメージデータを処理
するものに最適な制御方法を提供することができる。 【0109】さらに、プログラムを記録した情報記録媒
体をソフトウェア商品として、印刷装置のハードウェア
と独立して容易に配布したり販売したりすることができ
るようになる。本発明の情報記録媒体に記録されたプロ
グラムを印刷装置で実行すれば、上記の発明に係る印刷
装置、情報処理装置およびこれらの制御方法が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の印刷装置の実施例の概要を示すブロッ
ク構成図。 【図2】本発明の印刷装置の一方の割り込み端子におけ
る受信割り込み処理の流れを示すフローチャート。 【図3】本発明の印刷装置の他方の割り込み端子におけ
る受信割り込み処理の流れを示すフローチャート。 【図4】本発明の印刷装置の受信割り込みの第1実施例
における状態遷移を示す説明図。 【図5】本発明の印刷装置の通常処理の流れの実施例を
示すフローチャート。 【図6】本発明の情報処理装置の実施例の概要を示すブ
ロック構成図。 【図7】本発明の情報処理装置で実行される送信処理の
流れの実施例を示すフローチャート。 【符号の説明】 100 プリンタ 101 制御回路 107 インターフェース 110 CPU 111 RAM 112 ROM 113 不揮発性メモリ 130 印刷機構部 121 受信バッファ 122 プリントバッファ 123 モード領域 124 フラグ領域 200 ホストコンピュータ 501 CPU 502 ROM 503 ハードディスクドライブ 504 RAM 505 インターフェース

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 情報処理装置に接続され、所定のコマン
    ド及び、データ等からなるデータ列を受信し、印刷及び
    前記コマンドに対応する所定の処理を実行する印刷装置
    において、 (a)少なくとも2つの割り込み端子を備えたCPU
    と、 (b)前記情報処理装置に接続され情報処理装置からの
    データ列を受信するデータ受信回路と、 (c)データ受信回路からの所定の信号線を選択的に前
    記少なくとも2つの割り込み端子間で切り替える割り込
    み端子切り替え回路と、 (d)リアルタイム処理コマンド、通常処理コマンド、
    バイナリデータ転送コマンドの1つまたはそれらの組み
    合わせを含むデータ列を受信し、受信バッファに格納す
    るとともにデータを解析する受信・解析処理部と、 (e)前記バイナリデータ転送コマンドに応答して、前
    記切り替え回路を作動し前記信号線を所定の割り込み端
    子に接続する切り替え処理部と、 (f)前記リアルタイム処理コマンドに対応する所定の
    処理を実行するリアルタイム処理部と、 (g)前記通常処理コマンドに対応する所定の通常処理
    を実行する通常処理部とを有し、 前記受信・解析処理部は、前記割り込み端子の一方に同
    期したデータ列の処理では、リアルタイム処理コマンド
    を受信した時、当該リアルタイム処理コマンドの実行を
    リアルタイム処理部に指令し、 前記割り込み端子の他方に同期したデータ列の処理で
    は、リアルタイム処理コマンドを受信した時、当該リア
    ルタイム処理コマンドを無視することを特徴とする印刷
    装置。 【請求項2】 (h)前記印刷装置の所定の状態を記憶
    するステータス情報格納部と、 (i)前記コマンドに応答し、リアルタイム処理を禁止
    していることを示すステータス情報を前記ステータス情
    報格納部に設定する設定処理部とを、更に有することを
    特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 【請求項4】 前記バイナリデータ転送コマンドを受信
    した時、これを正しく受信し、前記割り込み端子の切り
    替えが終了したことを示す前記ステータス情報を前記情
    報処理装置に送信する送信処理部を有することを特徴と
    する請求項3に記載の印刷装置。 【請求項5】 前記バイナリデータ転送コマンドは、こ
    れに付随するデータ列の長さを示すパラメータを有し、
    当該パラメータによって定義されたデータの転送が終了
    した時、これに対応して前記信号線を所定の割り込み端
    子に切り替えることを特徴とする請求項1および2に記
    載の印刷装置。 【請求項6】 情報処理装置に接続され、所定のコマン
    ド及び、データ等からなるデータ列を受信するデータ受
    信回路と、データ受信時に同期入力を得る少なくとも2
    つの割り込み端子と、印刷機構部とを有し、印刷及びコ
    マンドに対応する所定の処理を実行する印刷装置におい
    て、 (a)リアルタイム処理コマンド、通常処理コマンド、
    バイナリデータ転送コマンドの1つまたはそれらの組み
    合わせを含むデータ列を受信しデータを受信バッファに
    格納し、解析する受信・解析処理ステップと、 (b)前記バイナリデータ転送コマンドを受信した時、
    前記割り込み端子の接続を一方の割り込み端子から他方
    に切り替える処理を実行するステップと、 (c)前記割り込み端子の一方に同期したデータ列の処
    理では、リアルタイム処理コマンドを受信した時、当該
    リアルタイム処理コマンドを実行し、前記割り込み端子
    の他方に同期したデータ列の処理では、リアルタイム処
    理コマンドを受信した時、当該リアルタイムコマンドを
    実行しないコマンド実行ステップと、を有することを特
    徴とする印刷装置の制御方法。 【請求項7】 前記印刷装置の制御方法において、 (d)前記バイナリデータ転送コマンドに付随したパラ
    メータで指定された全てのデータ転送が終了した時、前
    記割り込み端子を元の端子に戻すステップを、更に有す
    ることを特徴とする請求項6に記載の印刷装置の制御方
    法。 【請求項8】 前記印刷装置の制御方法において、 (e)前記バイナリデータ転送コマンドを受信した時、
    前記割り込み端子の接続を一方の割り込み端子から他方
    に切り替える処理を終了した後、前記割り込み端子の切
    り替えが終了したことを示すステータス情報を前記情報
    処理装置に送信するステップを更に有することを特徴と
    する請求項6に記載の印刷装置の制御方法。 【請求項9】 以下のステップを備えることを特徴とす
    る印刷装置を制御するプログラムを記録した情報記録媒
    体。 (a)リアルタイム処理コマンド、通常処理コマンド、
    バイナリデータ転送コマンドの1つまたはそれらの組み
    合わせを含むデータ列を受信し受信バッファに格納し、
    データを解析する受信・解析処理ステップと、 (b)前記バイナリデータ転送コマンドを受信した時、
    前記割り込み端子の接続を一方の割り込み端子から他方
    に切り替える処理を実行するステップと、 (c)前記割り込み端子の一方に同期したデータ列の処
    理では、リアルタイム処理コマンドを受信した時、当該
    リアルタイム処理コマンドを実行し、前記割り込み端子
    の他方に同期したデータ列の処理では、リアルタイム処
    理コマンドを受信した時、当該リアルタイムコマンドを
    実行しないコマンド実行ステップ。 【請求項10】 前記受信・解析処理部、リアルタイム
    処理部及び通常処理部のそれぞれの一部又は全てが、C
    PU、RAM、及び前記CPUを動作させるプログラム
    を格納したROMからなる制御回路により構成されたこ
    とを特徴とする請求項1乃至5に記載の印刷装置。 【請求項11】 前記送信処理部の一部又は全てが、C
    PU、RAM、及び前記CPUを動作させるプログラム
    を格納したROMからなる制御回路により構成されたこ
    とを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。 【請求項12】 印刷装置に接続し、当該印刷装置に通
    常コマンド、リアルタイム処理コマンド、キャラクタデ
    ータ、バイナリデータ等のデータ列を送信し、印刷を実
    行させる情報処理装置において、 バイナリデータを送信するかどうか調査する処理部と、 バイナリデータを送信する場合、先ず、対応するバイナ
    リデータ転送コマンドおよびこれに付随するパラメータ
    を転送する処理部と、 前記印刷装置からのステータス送信を待ち、受信した印
    刷装置のステータスの内容が前記バイナリデータの受信
    可能状態とを示している時、前記バイナリデータ転送コ
    マンドに対応するデータ列を送信する処理部と、 を有するプリンタドライバを備えたことを特徴とする情
    報処理装置。 【請求項13】 以下のステップを有する印刷装置を接
    続した情報処理装置の制御方法。 (a)バイナリデータを送信するかどうか調査するステ
    ップと、 (b)バイナリデータを送信する場合、先ず、対応する
    バイナリデータ転送コマンドおよびこれに付随するパラ
    メータを転送するステップと、 (c)前記印刷装置からのステータス送信を待ち、受信
    した印刷装置のステータスの内容が前記バイナリデータ
    を受信できる受信可能状態を示している時、前記バイナ
    リデータ転送コマンドに対応するデータ列を送信するス
    テップ。 【請求項14】 以下のステップを有する印刷装置を接
    続した情報処理装置の制御方法。 (a)前記印刷装置にバイナリデータを送信するかどう
    か調査するステップと、 (b)バイナリデータを送信する場合、バイナリデータ
    のデータ長が所定以内か検出するステップと、 (c)所定以上の場合は、これを複数のデータ列に分割
    するステップと、 (d)分割されたデータのそれぞれについて、まずバイ
    ナリデータ転送コマンドとこれに付随するパラメータを
    転送し、前記印刷装置からのステータス送信を待つステ
    ップと、 (e)ステータスの内容が、前記バイナリデータの受信
    可能状態を示している時、前記コマンドに対応したデー
    タ列を送信するステップ。 【請求項15】 以下のステップを有するプログラムを
    記録した情報記録媒体。 (a)前記印刷装置にバイナリデータを送信するかどう
    か調査するステップと、 (b)バイナリデータを送信する場合、バイナリデータ
    のデータ長が所定以内か検出するステップと、 (c)所定以上の場合は、これを複数のデータ列に分割
    するステップと、 (d)分割されたデータのそれぞれについて、まずバイ
    ナリデータ転送コマンドとこれに付随するパラメータを
    転送し、前記印刷装置からのステータス送信を待つステ
    ップと、 (e)ステータスの内容が、前記バイナリデータの受信
    を示している時、前記コマンドに対応したデータ列を送
    信するステップ。 【請求項16】 印刷装置に接続し、当該印刷装置に通
    常コマンド、リアルタイム処理コマンド、キャラクタデ
    ータ、バイナリデータ等のデータ列を送信し、印刷を実
    行させる情報処理装置において、 バイナリデータを送信するかどうか調査する処理部と、 送信すべきバイナリデータのデータ長が所定以内か調査
    する処理部と、 バイナリデータのデータ長が所定以上の時、これを所定
    以内のデータ列に分割する処理部と、 分割されたデータ列を送信する場合、先ず、対応するバ
    イナリデータ転送コマンドおよびこれに付随するパラメ
    ータを転送する処理部と、 前記印刷装置からのステータス送信を待ち、受信した印
    刷装置のステータスの内容が前記バイナリデータの受信
    可能状態を示している時、前記バイナリデータ転送コマ
    ンドに対応するデータ列を送信する処理部と、 前記データ列の送信が終了するまで、前記送信処理を繰
    り返す処理部と、 を有するプリンタドライバを備えたことを特徴とする情
    報処理装置。
JP11108253A 1999-04-15 1999-04-15 印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、及び情報記録媒体 Withdrawn JP2000296656A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11108253A JP2000296656A (ja) 1999-04-15 1999-04-15 印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、及び情報記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11108253A JP2000296656A (ja) 1999-04-15 1999-04-15 印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、及び情報記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000296656A true JP2000296656A (ja) 2000-10-24

Family

ID=14479984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11108253A Withdrawn JP2000296656A (ja) 1999-04-15 1999-04-15 印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、及び情報記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000296656A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7826075B2 (en) Host device to control transmission of bit-map data to an imaging device
CN107256134B (zh) 将pos终端虚拟为计算机打印机的方法和装置、pos终端
EP1347373A2 (en) Apparatus for processing instructions of different instruction set architectures
EP0684546B1 (en) Printing apparatus, printing system, and a method for acquiring character resources of the printing system
JPH10187393A (ja) 印刷制御方法及び装置及び記憶媒体
JP2000296656A (ja) 印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、及び情報記録媒体
JP2000298566A (ja) 印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、及び情報記録媒体
JP2871956B2 (ja) 印刷制御装置及びそのインタフェースの設定方法
JP4400097B2 (ja) 印刷装置、印刷制御方法、プログラム及び記録媒体
JPH0997141A (ja) Windows用端末エミュレータ印刷方法
JP2000298563A (ja) 印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、および情報記録媒体
JP2000318272A (ja) 印刷装置、印刷モード制御方法及び記憶媒体
JP2002108582A (ja) 印刷装置、印刷システムおよび印刷方法
JP2787093B2 (ja) プリンタ装置
JPH10275069A (ja) 画像処理装置及びその方法
JP3210598B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法
JP2000148424A (ja) ネットワークプリントシステム、そのシステムで使用するプリンタ及びクライアント装置
JP2000267830A (ja) 印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、および情報記録媒体
KR0155258B1 (ko) 페이지 프린터의 버퍼 메모리 릴리즈 방법
JP2002370405A (ja) 印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、および、情報記録媒体
JP2000200166A (ja) 印刷制御装置、方法、システム、及び記憶媒体
JP2002248815A (ja) 印刷制御装置およびデータ処理方法および記憶媒体
JPH07152509A (ja) 印刷装置制御部
JP2000172472A (ja) 印字システム
JPH10308861A (ja) 画像入出力装置及び画像入出力装置の記憶制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060704