JP2000298566A - 印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、及び情報記録媒体 - Google Patents

印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、及び情報記録媒体

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JP2000298566A
JP2000298566A JP11107179A JP10717999A JP2000298566A JP 2000298566 A JP2000298566 A JP 2000298566A JP 11107179 A JP11107179 A JP 11107179A JP 10717999 A JP10717999 A JP 10717999A JP 2000298566 A JP2000298566 A JP 2000298566A
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Masahiro Minowa
政寛 箕輪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優先的に実行されるリアルタイム処理コマ
ンド列と同じデータ列が含まれているバイナリデータを
受信した場合であっても、誤作動を生じない印刷装置、
情報処理装置、これらの制御方法および情報記録媒体を
提供する。 【解決手段】 印刷装置の受信・解析処理部は、リア
ルタイム処理コマンド、リアルタイム処理禁止コマン
ド、通常処理コマンドの1つまたはそれらの組み合わせ
を含むデータ列を受信し、リアルタイム処理禁止コマン
ドを受信した時、割り込み端子切り替え回路105は、
CPU 110の一方の割り込み端子INT0から他方
の割り込み端子INT1に切り替え、リアルタイム処理
コマンドに対応する処理を実行しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置、情報処
理装置、これらの制御方法、および、情報記録媒体に関
する。特に、画像用のビットマップデータやフォント登
録用のフォントデータなどのバイナリデータと、リアル
タイム処理コマンドを意味するデータ列とを区別して処
理する印刷装置、情報処理装置、これらの制御方法、お
よび、これらを実現するプログラムを記録した情報記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷装置(プリンタ)は、紙などの印刷
体に文字や図形を印刷するための装置として広く普及し
ている。このようなプリンタは情報処理装置(ホストコ
ンピュータ)に接続され、ホストコンピュータは、文字
や図形を印刷するためのデータ列や、プリンタ自体を制
御するためのデータ列をプリンタに送信する。
【0003】ホストコンピュータがプリンタに送信する
データは、ビット列として見ることもバイト列として見
ることもできる。特に、プリンタにおいては、8ビット
(1バイト)単位でコマンド体系を構築し、いずれのコ
マンドも、8の倍数のビット数、すなわち、あるバイト
数のシンボルと必要に応じて付随したパラメータからな
るデータによって構築することが多い。
【0004】文字を印刷するためのデータ列としては、
ASCIIコードと同じバイト値を使用する一方で、画
像の印刷やユーザ定義フォントの定義では、バイト列に
より白黒を表す手法が使用されている。また、画像にお
いては、画像の各点の色を各バイトに含まれる複数のビ
ットによって表す手法もある。
【0005】プリンタのインターフェース部が1バイト
もしくは数バイトのデータを受信すると、受信割り込み
が発生し、受信割り込み処理が起動される。受信割り込
み処理では、以下の処理を行う。
【0006】(1)受信したデータにリアルタイム処理
コマンドが含まれるか否かを判別し、含まれている場合
には、そのリアルタイム処理コマンドに対応する処理を
直ちに実行する。(この技術的内容については、公開広
報:特開平09−16474を参照) (2)受信したデータをRAM(Random Access Memor
y)で構成される受信バッファに記憶する。
【0007】これらの受信割り込み処理が終了したら、
通常処理に戻る。通常処理では、受信バッファに記憶さ
れたデータ列を解釈して、RAMに用意されたプリント
バッファに印刷イメージを展開する。印刷イメージは、
印刷領域のどの部分を白くし、どの部分を黒くするか、
すなわち、どのように印刷ヘッドを駆動するかを1と0
のビット値で表現するのが一般的である。1行文の印刷
イメージが展開できたら、プリントバッファの内容にし
たがって印刷ヘッドを駆動し、紙などの印刷体に文字や
図形を印刷する。
【0008】リアルタイム処理コマンドに相当するデー
タ列が受信バッファに入っていても、すでに受信割り込
み処理においてこれに対応する処理の実施が行われてい
るため、通常処理においては単に読み飛ばされる。
【0009】さて、従来は、リアルタイム処理コマンド
として、以下のようなものが使用されていた。なお、以
下のデータのバイト列は、シンボルとしてASCIIコ
ードのニーモニックを使用して表示している。
【0010】・「DLE EOT NUL 」プリンタの状態を
リアルタイムにホストコンピュータに送信する。
【0011】・「DLE EOT BEL 」プリンタのインク
の状態をリアルタイムにホストコンピュータに送信す
る。
【0012】・「DLE EOT BS」MICR(Magnetic
Ink Character Recognition)機能に関するステータス
の状態をリアルタイムにホストコンピュータに送信す
る。
【0013】・「DLE ENQ 」プリンタに対するリアル
タイム要求。
【0014】・「DLE DC4 SOH 」指定パルスをリア
ルタイムに出力する。
【0015】・「DLE DC4 STX 」プリンタの電源を
オフにする。
【0016】・「DLE DC4 BS」プリンタの受信バッ
ファをクリアする。
【0017】・このほか、当該プリンタがレジスタとし
て利用されている場合には、銭箱を開けるなどの処理を
リアルタイム処理コマンドにより指示できるようにする
ことがある。この場合は、新たなリアルタイム処理コマ
ンドを用意すう。
【0018】ここで、各ニーモニックは以下のように定
義される。十六進数表記で表記しており、「0x」は、十
六進数を意味する接頭辞である。
【0019】 NUL = 0x00 SOH = 0x01 STX = 0x02 EOT = 0x04 ENQ = 0x05 BEL = 0x07 BS = 0x08 DLE = 0x10 DC4 = 0x14
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像用
のバイナリデータやフォント登録用のバイナリデータを
印刷装置に転送するためのバイナリデータのデータ列定
義の中に偶然リアルタイム処理コマンドと同じデータ列
が現われることがある。本来リアルタイム処理コマンド
と解釈すべきでない場合であっても、上記のように受信
割り込み処理において、リアルタイム処理コマンドに対
応する処理が実行されてしまう、という可能性があっ
た。
【0021】すなわち、ホストコンピュータが意図しな
いタイミングで意図しないリアルタイム処理コマンドの
処理が実行されるため、プリンタの電源がオフになって
しまったり、ホストコンピュータ側で受信の準備がされ
ていなかったりプリンタとの整合性がとれなくなったり
してしまう、という可能性があった。
【0022】このため、リアルタイム処理コマンドのデ
ータ列と同じデータ列を含むようなバイナリデータのデ
ータ列を、リアルタイム処理コマンドとは区別してホス
トコンピュータからプリンタに転送したいという要望が
生じていた。
【0023】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたもので、イメージデータやフォント登録デ
ータなどのバイナリデータと、リアルタイム処理コマン
ドを意味するデータ列とを区別して処理する印刷装置、
情報処理装置、これらの制御方法、および、これらを実
現するプログラムを記録した情報記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。
【0025】本発明は、情報処理装置に接続され、所定
のコマンド及び、データ等からなるデータ列を受信し、
印刷及び前記コマンドに対応する所定の処理を実行する
印刷装置において、(a)少なくとも2つの割り込み端
子を備えたCPUと、(b)前記情報処理装置に接続さ
れ情報処理装置からのデータ列を受信するデータ受信回
路と、(c)データ受信回路からの所定の信号線を選択
的に前記少なくとも2つの割り込み端子に切り替える割
り込み端子切り替え回路と、(d)リアルタイム処理コ
マンド、通常処理コマンド、リアルタイム処理コマンド
に対応する処理の実行を禁止するためのリアルタイム処
理禁止コマンドの1つまたはそれらの組み合わせを含む
データ列を受信しデータを解析する受信・解析処理部
と、(e)前記リアルタイム処理禁止コマンドに応答し
て、前記切り替え回路を作動し前記信号線を所定の割り
込み端子に接続する切り替え処理部と、(f)前記リア
ルタイム処理コマンドに対応する所定の処理を実行する
リアルタイム処理部と、(g)前記通常処理コマンドに
対応する所定の通常処理を実行する通常処理部とを有
し、前記受信・解析処理部は、前記割り込み端子の一方
に同期したデータ列の処理では、リアルタイム処理コマ
ンドを受信した時、当該リアルタイム処理コマンドの実
行を前記リアルタイム処理部に指令し、前記割り込み端
子の他方に同期したデータ列の処理では、リアルタイム
処理コマンドを受信した時、当該リアルタイム処理コマ
ンドを無視することを特徴とする印刷装置である。
【0026】又、本発明の印刷装置は、(h)前記印刷
装置の所定の状態を記憶するステータス情報格納部と、
(i)前記リアルタイム処理禁止コマンドに応答し、リ
アルタイム処理を禁止していることを示すステータス情
報を前記ステータス情報格納部に設定する設定処理部と
を、更に有することを特徴とする。
【0027】又、本発明は、データ列が更に、リアルタ
イム処理コマンドに対応する処理の実行を許可するため
のリアルタイム処理許可コマンドを含み、割り込み端子
切り替え回路は、当該リアルタイム処理許可コマンドを
受信した時、これに対応して信号線を所定の割り込み端
子に切り替えることを特徴とする印刷装置である。
【0028】又、本発明は、リアルタイム処理禁止コマ
ンドが、コマンドシンボルと所定のパラメータからな
り、前記リアルタイム処理コマンドのパラメータで定義
された長さのデータを受信後、前記リアルタイム処理禁
止状態から、許可状態に移行し、前記割り込み端子切り
替え回路は、これに対応して前記信号線を所定の割り込
み端子に切り替えることを特徴とする印刷装置である。
【0029】更に、本発明は、情報処理装置に接続さ
れ、所定のコマンド及び、データ等からなるデータ列を
受信するデータ受信回路と、データ受信時に同期入力を
得る少なくとも2つの割り込み端子と、印刷機構部とを
有し、印刷及びコマンドに対応する所定の処理を実行す
る印刷装置において、(a)リアルタイム処理コマン
ド、通常処理コマンド、リアルタイム処理コマンドに対
応する処理の実行を禁止するためのリアルタイム処理禁
止コマンドの1つまたはそれらの組み合わせを含むデー
タ列を受信しデータを解析する受信・解析処理ステップ
と、(b)前記リアルタイム処理禁止コマンドを受信し
た時、前記割り込み端子の接続を一方の割り込み端子か
ら他方に切り替える処理を実行するステップと、(c)
前記割り込み端子の一方に同期したデータ列の処理で
は、リアルタイム処理コマンドを受信した時、当該リア
ルタイム処理コマンドを実行し、前記割り込み端子の他
方に同期したデータ列の処理では、リアルタイム処理コ
マンドを受信した時、当該リアルタイム処理コマンドを
実行しないコマンド実行ステップとを有することを特徴
とする印刷装置の制御方法である。
【0030】更に、本発明の印刷装置の制御方法は、
(d)リアルタイム処理コマンドに対応する処理の実行
を許可するリアルタイム処理許可コマンドを受信した
時、前記割り込み端子を元の端子に戻すステップを、更
に有することを特徴とする印刷装置の制御方法である。
【0031】更に、本発明の印刷装置の制御方法は、
(e)リアルタイム処理コマンドに対応する処理の実行
を禁止するリアルタイム処理許可コマンドを受信した
時、当該コマンドに付随したパラメータに定義された長
さのデータを受信した後、前記割り込み端子を元の端子
に戻すステップを、更に有することを特徴とする。
【0032】更に又、本発明は、(a)リアルタイム処
理コマンド、通常処理コマンド、リアルタイム処理コマ
ンドに対応する処理の実行を禁止するためのリアルタイ
ム処理禁止コマンドの1つまたはそれらの組み合わせを
含むデータ列を受信しデータを解析する受信・解析処理
ステップと、(b)前記リアルタイム処理禁止コマンド
を受信した時、前記割り込み端子の接続を一方の割り込
み端子から他方に切り替える処理を実行するステップ
と、(c)前記割り込み端子の一方に同期したデータ列
の処理では、リアルタイム処理コマンドを受信した時、
当該リアルタイム処理コマンドを実行し、前記割り込み
端子の他方に同期したデータ列の処理では、リアルタイ
ム処理コマンドを受信した時、当該リアルタイム処理コ
マンドを実行しないコマンド実行ステップとを有する。
【0033】更に又、本発明の印刷装置は、受信・解析
処理部、リアルタイム処理部及び通常処理部のそれぞれ
の一部又は全てが、CPU、RAM、及び前記CPUを
動作させるプログラムを格納したROMからなる制御回
路により構成されたことを特徴とする。
【0034】本発明の印刷装置、情報処理装置とこれら
の制御方法を実現するプログラムをコンパクトディス
ク、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディス
ク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気
テープ、半導体メモリなどの情報記録媒体に記憶するこ
とができる。
【0035】さらに、本発明の印刷装置や情報処理装置
を制御するためのプログラムを、WWW(World Wide W
eb)のサーバコンピュータに配置し、ここからオペレー
タが適宜ダウンロードして印刷装置や情報処理装置に記
憶させてプログラムを更新し、印刷装置や情報処理装置
にこのプログラムを実行させることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本願発明の範囲を制限するものではない。し
たがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要
素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用するこ
とが可能であるが、これらの実施形態も本願発明の範囲
に含まれる。
【0037】(印刷装置)図1には、本発明の印刷装置
(プリンタ)の実施例のブロック構成図を示す。
【0038】プリンタ100は、インターフェースコネ
クタ102を介してホストコンピュータ200に接続さ
れている。本実施例は、一例としてシリアルインターフ
ェースRS−232Cを備えたプリンタであり、プリン
タ100は制御回路101と印刷機構部130とを主な
構成要素としていて、ホストコンピュータ200からの
データ列がインターフェースコネクタ102、シリアル
ドライバ103、シリアルコントローラ104を介し
て、CPU 110に入力される。シリアルコントロー
ラ104では、シリアルデータが8ビット毎のデータと
してCPU 110に入力可能に変換され、これに同期
して割り込み出力が発生する。この割り込み出力は割り
込み端子切り替え回路(セレクタ)105に入力され、
セレクタ105によってCPU 110の割り込み端子
INT0もしくは、INT1に選択的に入力される。こ
の場合デフォルトではINT0に接続されている。セレ
クタ105の制御端子105aはCPU 110のI/
Oポートに接続され、割り込み端子の選択制御が可能と
なっている。上記、シリアルドライバ103、シリアル
コントローラ104、セレクタ105によってデータ受
信回路(インターフェイス)107を構成している。
印刷機構部130は、各種ドライバ108を介してCP
U 110に接続され制御される。CPU 110に
は、このほかに、RAM 111、 ROM 112、
不揮発性メモリ113が接続されている。
【0039】RAM 111内には、受信したデータを
順次蓄積する受信バッファ121、受信したデータを展
開し、印刷データとして格納するためのプリントバッフ
ァ122、データ受信時の、受信割り込み毎の現在のモ
ードを記憶するモード領域123と、各種フラグを記憶
し、所定の処理の次のステップへの分岐条件などを参照
する指示部となるフラグ領域124が設けられている。
モード領域123の情報によって、リアルタイム処理コ
マンドの途中を受信しているのか、それともそれ以外の
データを受信しているのかがわかる。又、不揮発性メモ
リ113には、プリンタ100の状態を示すステータス
情報格納部となるステータス領域125が設けられてい
る。ステータス領域125は、ホストコンピュータから
のステータス要求によって、プリンタの状態が通知可能
に構成され、プリンタの電源が切られても保存されるべ
きデータが格納される。フラグ領域124は、プリンタ
内部で一時的に用いられる物であり、ホストコンピュー
タから参照することはできない構成となっている。
【0040】次に、受信処理について詳述する。デフォ
ルトでは、ホストコンピュータからデータを受信する
と、(インターフェース)107は、CPU(Central
Processing Unit ;中央処理ユニット)110に対して
受信割り込みを発行する。CPU 110は、受信割り
込みによって受信割り込み処理を起動する。割り込み処
理は、INT0、もしくはINT1に信号が入力された
時に起動されるが、割り込み端子が異なる場合、起動さ
れるプログラムのスタートアドレスが異なるため、それ
ぞれ別のプログラムを走らせることが可能である。
【0041】双方の割り込み端子において、受信割り込
み処理では、受信したデータ列は、RAM 111に設
けられた受信バッファ121に記憶させる。受信割り込
み処理が終了すると、CPU 110の制御は通常処理
に戻る。一方の割り込み端子、例えばデフォルトのIN
T0では、受信割り込み処理は、受信したデータを受信
バッファ121に順次格納し、その中で、リアルタイム
処理コマンドが含まれていないか解析する受信・解析処
理部(図示せず)によって実行される。
【0042】通常処理では、CPU 110は、RAM
111の受信バッファ121に記憶されたデータ列を
印刷コマンドやプリンタ設定コマンドとして解釈し、フ
ォントを記憶するROM(Read Only Memory)112か
らフォント形状を取得したり、イメージデータを生成し
たりして、RAM 111内に設けられたプリントバッ
ファ122に印刷イメージを展開する。この通常処理
は、受信バッファ121に記憶された受信データの順序
に沿って、FIFO処理形式で、通常処理部(図示せ
ず)によって実行される。
【0043】プリントバッファ122に展開された印刷
イメージが所定の量、たとえば1行に達した場合など
に、当該印刷イメージにしたがって印刷機構部130印
刷機構部130を駆動して、紙などの印刷媒体に文字や
図形を印刷する。
【0044】また、受信バッファ121に記憶されたデ
ータ列がフォント定義コマンドである場合には、RAM
111内に、当該フォントの定義を記憶する。不揮発
メモリ113はEEPROM(Electrically Erasable
Programmable ROM)やフラッシュメモリであり、フォン
ト定義コマンドにしたがって、不揮発性メモリ113の
内容を更新することが可能である。
【0045】ここで、CPU 110はインターフェー
ス107、RAM 111、ROM112、不揮発性メ
モリ113等と共働して受信・解析処理部、リアルタイ
ム処理部、通常処理部、割込端子の切り換え処理部、ス
テータスやフラグを設定したり、読み出したりする記憶
情報処理部として機能し、印刷機構部130は、CPU
110等と共働して印刷処理部として、それぞれ機能
する。また、ROM112はプログラムを記録した情報
記録媒体として機能する。
【0046】(印刷装置の受信割り込み処理の第1実施
例) (1)デフォルトの割り込み端子INT0における処
理:図2は、本発明の印刷装置のデフォルトの割り込み
端子INT0における受信割り込み処理の流れの実施例
を示すフローチャートである。この受信割り込み処理
は、ホストコンピュータ200が送信するデータ列をプ
リンタ100のインターフェース107が受信する際に
起動される。なお、以下では、インターフェース107
が1バイトのデータを受信するごとに受信割り込みが発
生する実施形態について説明するが、受信割り込みが1
以上の任意のバイト数のデータを受信するごとに起動さ
れる場合であっても同様の処理が可能であり、当該実施
形態も本発明の範囲に含まれる。
【0047】なお、本実施例では、以下のリアルタイム
処理禁止コマンドが「リアルタイム処理コマンド」とし
て用意されている。
【0048】・「DLE EOT EOT 」これ以降は所定時
間(たとえば1秒)あるいは、所定データ長、あるいは
リアルタイム処理許可コマンドが受信されるまで、リア
ルタイム処理コマンドの処理を禁止するためのコマンド
である。
【0049】上述のように、本処理は、ホストコンピュ
ータ200が送信するデータを受信し、割り込みが発生
する毎に起動される。
【0050】起動されたら、まず、CPU 110は、
インターフェース107が受信した1バイトのデータを
RAM 111内の受信バッファ121に記憶する(ス
テップS201)。受信バッファ121は、リングバッ
ファとして構成するのが一般的である。
【0051】モード領域123に記憶された現在の受信
割り込みモードを調べる(ステップS202)。受信割
り込みモードの値によって、現在リアルタイム処理コマ
ンドの途中を受信しているのか否かが示される。
【0052】さらに、ステップS201において受信さ
れたデータの値に応じてRAM 111のモード領域1
23に記憶される受信割り込みモードの値を図4に示す
状態遷移図にしたがって更新するとともに、必要があれ
ば処理を実施し(ステップS203)、本割り込み処理
を終了する。
【0053】(2)割り込み端子INT1における処
理:図3は、割り込み端子INT1における処理の流れ
を示すフローチャートであり、本処理においては、リア
ルタイム処理が禁止されているため、データの解析は不
要となり、割り込み発生毎に、受信バッファにデータを
順次格納して行く処理(ステップS301)が実行され
る。
【0054】図4は、INT0における受信割り込みに
おける状態遷移を示す説明図である。この状態遷移図
は、前述のリアルタイム処理コマンドのデータ列の体系
から決まるものである。
【0055】モードAは、現在はリアルタイム処理コマ
ンド以外のコマンドを解釈していることを意味するモー
ドである。モードAにいる場合に、ステップS201に
おいて受信したデータの値がDLE である場合には、モー
ドBに移行する。
【0056】モードBは、現在はリアルタイム処理コマ
ンドの1バイト目(DLE )を受信していることを意味す
るモードである。モードBにいるときに、ステップS2
01において受信したデータの値に応じて、以下のよう
に遷移する。
【0057】・EOT である場合は、モードCに移行す
る。
【0058】・ENQ である場合は、プリンタのリアルタ
イム要求に対応する処理を実行して、モードAに移行す
る。
【0059】・DC4 である場合は、モードDに移行す
る。
【0060】・これ以外である場合は、受信しているデ
ータ列はリアルタイム処理コマンドのデータ列ではない
ことになるので、モードAに移行する。
【0061】モードCは、現在はDLE EOT で始まるリ
アルタイム処理コマンドを受信中であることを意味する
モードである。モードCにいるときに、ステップS20
1において受信したデータの値に応じて、以下のように
遷移する。
【0062】・NUL である場合は、プリンタ100の状
態をホストコンピュータ200にリアルタイム送信し、
モードAに移行する。
【0063】・BEL である場合は、プリンタ100の印
刷機構部130に含まれるインクの状態をホストコンピ
ュータ200にリアルタイム送信し、モードAに移行す
る。
【0064】・BSである場合は、プリンタ100のMI
CRに関係するステータスの状態をホストコンピュータ
200にリアルタイム送信し、モードAに移行する。
【0065】・EOT である場合は、RAM 111のフ
ラグ領域124に「リアルタイム処理禁止」を設定す
る。さらに、セレクタ105に所定の信号を出力し、割
り込み端子を切り替え、ステータス領域の所定のデータ
を「リアルタイム処理禁止状態」を示す様に設定する。
その後で、モードAに移行して、この割り込み処理は終
了する。割り込み端子が確実に切り替えられるまで、受
信処理は停止される。以降は、割り込み端子INT1の
処理に移行する。
【0066】・これ以外である場合は、受信しているデ
ータ列はリアルタイム処理コマンドのデータ列ではない
ことになるので、モードAに移行する。
【0067】モードDは、現在はDLE DC4 で始まるリ
アルタイム処理コマンドを受信中であることを意味する
モードである。モードDにいるときに、ステップS20
1において受信したデータの値に応じて、以下のように
遷移する。
【0068】・SOH である場合は、指定パルスのリアル
タイム出力を実行し、モードAに移行する。
【0069】・STX である場合は、プリンタの電源をオ
フにする。
【0070】・BSである場合は、RAM 111に配置
された受信バッファ121とプリントバッファ122を
クリアしてモードAに移行する。
【0071】・これ以外である場合は、受信しているデ
ータ列はリアルタイム処理コマンドのデータ列ではない
ことになるので、モードAに移行する。
【0072】(印刷装置の通常処理)通常処理は、プリ
ンタ100が受信したデータを解釈して、FIFO処理
形式で順次データを解釈し印刷する処理である。図5
は、プリンタ100の通常処理の制御の流れを示すフロ
ーチャートである。通常処理を行っている途中であって
も、前述の受信割り込み処理が割り込みによって起動さ
れることがありうる。
【0073】なお、CPU 110は受信バッファ12
1に処理していないデータが残っている間は、当該デー
タを取得し、残っていない場合は、待機して前述の受信
割り込み処理により受信バッファ121にデータが記憶
されるのを待つ。このようなコルーチン的な処理が実行
されるが、以下の説明では、簡単のため、上記の処理を
1回行って1バイトのデータを受信バッファ121から
取得する場合と、複数回行って複数バイトのデータを受
信バッファ121から取得する場合とを合わせて、「受
信バッファからデータを取得」と称することとする。
【0074】本実施例のプリンタには、以下のバイナリ
データ転送コマンドが通常コマンドとしてされている。
【0075】・ESC * m n1 n2: n1, n2 で定義される
所定のデータ量のバイナリデータを転送する時に用い
る。これによりプリンタは画像印刷を実行する。
【0076】・ESC & s n m : 所定のデータ量のフォン
ト登録データを転送する時に用いる。
【0077】・FSg1 m a1 a2 a3 a4 nL nH d1...dk: ユ
ーザ定義不揮発性メモリへのデータの書き込み時に用い
る。各パラメータは、m=0に固定、a1−a4はデータの
格納開始アドレス、nL、nHは格納データ数をそれぞれ指
定する。
【0078】尚、上記、ESC * 、ESC & 、FSg1、はコマ
ンドシンボルを、他はパラメータを表している。
【0079】また、本実施例では、リアルタイム処理を
許可するコマンドを通常処理コマンドとして用意してい
る。
【0080】まず、CPU 110は、受信バッファ1
21からデータを取得し(ステップS401)、そのデ
ータの種類を調べる(ステップS402)。
【0081】このデータがリアルタイム処理許可コマン
ドである場合(ステップS402;RTC許可)、RA
M 111内のフラグ領域124に、「リアルタイム処
理許可」を設定し、且つ割り込み端子をINT1からI
NT0に切り替え(ステップS403)、ステップS4
01に戻る。又、ステータス領域125のデータも同様
に「許可状態」を示す様に変更する。
【0082】一方、このデータがこれ以外の通常処理コ
マンドである場合(ステップS402;通常)、当該コ
マンドに対応付けられた処理を実行し(ステップS40
4)、ステップS401に戻る。この処理には、文字や
図形の印刷、画像の印刷、フォント登録などの処理が含
まれる。
【0083】また、このデータがリアルタイム処理コマ
ンドである場合(ステップS402;RTC)、バイナ
リデータ列の途中かどうかチェックし、(ステップS4
05)、そうであればステップS404へ移行し、そう
でなければ、データ継続かチェックし(ステップS40
6)、継続ならステップS401に戻る。リアルタイム
処理コマンドである場合は、このデータは無視される。
それは、受信割り込み処理において、リアルタイム処理
コマンドに対応付けられた処理がすでに実行されている
からである。
【0084】このように受信割り込み処理と通常処理と
を構成しておくと、リアルタイム処理コマンドのデータ
列と同じデータ列をパラメータとして含む通常コマンド
(たとえば、イメージ印刷コマンドやフォント登録コマ
ンド)のデータ列を情報処理装置がプリンタに対して送
信したい場合、まずリアルタイム処理禁止コマンドを送
信し、ついで当該通常コマンドを送信し、さらにリアル
タイム処理許可コマンドを送信すれば、通常コマンドの
パラメータ内に偶然含まれるデータ列によりリアルタイ
ム処理が実行されることはなくなる。
【0085】(情報処理装置の実施例)図6は、本発明
の情報処理装置(ホストコンピュータ)の実施例のブロ
ック構成図を示す。
【0086】本発明の情報処理装置(ホストコンピュー
タ)200はCPU 501によって制御される。ホス
トコンピュータ200に電源が投入されると、CPU
501はROM 502内の所定の場所に記憶されたI
PL(Initial Program Loader)を実行し、処理を開始
し、さらに、ハードディスクドライブ503、フロッピ
ーディスクドライブ(図示せず)、CD−ROMドライ
ブ(図示せず)などの不揮発性記憶装置の媒体に記憶さ
れたプログラムを実行することができる。プログラムの
実行の際には、RAM 504を一時的な記憶装置とし
て用いる。ハードディスクドライブ503には、オペレ
ーティングシステム( OS )503a、 アプリケー
ションプログラム( APP )503b、プリンタドラ
イバ(PD)503cなどがインストールされて用いら
れる。
【0087】文字や図形を印刷するアプリケーションプ
ログラムを実行する際には、印刷コマンドのデータ列を
インターフェース505を介してプリンタに送信する。
【0088】さらに、ホストコンピュータ(情報処理装
置)200は、図示しないキーボードやマウスなどの入
力装置、図示しないディスプレイなどの表示装置を備え
ることができる。
【0089】ここで、CPU 501は、RAM 50
4と共働して印刷データ生成手段として機能し、インタ
ーフェース505は送信手段として機能する。
【0090】また、ハードディスクドライブ503は、
プログラムを記録した情報記録媒体として機能する。
【0091】図7は、文字印刷、画像印刷、フォント登
録などの処理において、データ列をプリンタに送るホス
トコンピュータの送信処理の流れを示すフローチャート
である。この送信処理は、アプリケーションプログラム
がオペレーティングシステムに対して印刷要求を送るこ
となどにより起動される。また、この送信処理はプリン
タドライバと呼ばれるプログラムによって実行され、こ
のプログラムは、フロッピーディスクなどの記憶媒体か
ら、ホストコンピュータにインストールされて用いられ
る。下記の各ステップは、それぞれプログラムの処理ス
テップであり、又、それぞれプログラムを実行する処理
部としてプリンタドライバに組み込まれる。
【0092】まず、CPU 501は、送信したい通常
コマンドのデータ列がリアルタイム処理コマンドのデー
タ列と同じデータ列を含む可能性のあるコマンドか否か
を調べる(ステップS601)。すなわちバイナリデー
タ転送コマンドかどうかチェックする。
【0093】バイナリデータ転送コマンドでない場合
(ステップS601;No)、当該通常コマンドのデー
タ列を送信し(ステップS605)、本処理を終了す
る。
【0094】バイナリデータ転送コマンドの場合(ステ
ップS601;Yes)、データ列の長さが所定以内か
どうか調べる(ステップS602)。所定以内であれ
ば、リアルタイム処理禁止コマンドを送信し(ステップ
S603)、若干の待ち時間を取った後、ステータス要
求コマンドを送信し(ステップS604)、ステータス
の返信と、内容をチェックする。このステータス要求コ
マンドは、通常処理コマンドで準備されている。この結
果、正しく受信され割り込み端子が切り替わり、「リア
ルタイム処理禁止状態」に設定されたと確認された場合
は(ステップS606:Yes)、当該通常コマンドの
データ列を送信する(ステップS605)。さらにリア
ルタイム禁止コマンドがパラメータによって長さを指定
していない場合は、リアルタイム処理許可コマンドを送
信して(ステップS605)、本処理を終了する。
【0095】なお、この処理に加えて、以下のような処
理を行うことができる。たとえば、画像を印刷する場
合、その通常コマンドが所定の時間(たとえば1秒)以
内にプリンタで処理できる量か否かを判別する。処理で
きる量の場合は、ステップS603〜ステップS605
の処理と同じ処理を行う。
【0096】所定時間内で処理できない量の場合は(ス
テップS602:No)、複数の通常コマンドに分割す
る(ステップS607)。さらに、それぞれの通常コマ
ンドについてまず、ステップS603〜ステップS60
5の処理と同じ処理を行って画像の一部を送信し、さら
に、リアルタイム処理が必要かどうかをチェックし、必
要であれば当該リアルタイム処理コマンドを送信する、
という処理を繰り返す。
【0097】このような処理を行うことにより、リアル
タイム処理がアプリケーションプログラムからの要求が
発生し、この処理が必要な場合の待ち時間が最大でも上
記所定の時間(1秒)で済むことになる。
【0098】(印刷装置の受信割り込み処理の第2実施
例)印刷装置の受信割り込み処理の第2実施例を以下に
説明する。本実施例では、RAM 111内にカウント
領域を設ける。また、リアルタイム禁止コマンドは以下
の5バイトで構成される ・「DLE EOT EOT n m」 これは、「以降に続く(n*256+m)バイトについ
てリアルタイム処理を禁止する」という意味を持つ。
【0099】本実施例の受信割り込み処理は、図3に示
す状態遷移図と大部分は同様であるが、モードCにおい
てEOT を受信した場合の処理が異なる。
【0100】すなわち、モードCにおいてEOT を受信
し、引き続き、バイト値n を受信すると、値n*256 をR
AM 111内のカウント領域115に代入する。次
に、バイト値m を受信すると、値m をRAM 111内
のカウント領域115に加算し、フラグ領域124と、
ステータス領域125に「リアルタイム処理禁止」を設
定し、割り込み端子を切り替えて、モードAに移行す
る。
【0101】このように、本実施例では、リアルタイム
処理禁止コマンドにおいて、「これ移行○○バイトにつ
いてはリアルタイム処理を禁止する」というパラメータ
設定ができるため、リアルタイム処理許可コマンドを用
意する必要はない。一方、情報処理装置においては、リ
アルタイム処理コマンドのデータ列と同じデータ列をパ
ラメータとして含む通常コマンドのデータ列送信したい
場合、まず当該通常コマンドの長さをパラメータとして
含むリアルタイム処理禁止コマンドを送信し、ついで当
該通常コマンドを送信すればよい。
【0102】上記、プリンタのステータスを記憶したフ
ラグ領域は、一般的に電源が切断されても記憶状態に保
つ必要のあるものはフラッシュメモリ等に設けられ、そ
うでないものはRAM内に設置される。又、リアルタイ
ム処理コマンドを禁止するかどうかのフラグは、電源が
切断されても記憶しておく必要はない。
【0103】又、リアルタイム処理禁止コマンドとは別
に、割り込み端子そのものを切り替えるコマンドを用意
し、リアルタイム処理コマンドを使用しないPOSシス
テムでは、INT1を専用に使うということも可能であ
り、この場合は、ステータス領域125の所定のステー
タス情報は、割り込み端子の選択情報として用いること
ができ、プリンタの初期設定時に、この情報によりデフ
ォルトをINT1にする事も可能である。このように、
様々なタイプのPOSシステムに対応できるように、フ
ラグ領域124、とステータス領域125を使うことが
できる。
【0104】上記、データを受信し、解析し、所定の処
理を指令する受信・解析処理、受信バッファの内容を解
釈し、実行する処理部に指令するコマンド解釈処理、リ
アルタイム処理コマンドを実行するリアルタイム処理、
通常コマンドを実行する通常処理、割り込み端子を切り
替える切り替え処理、フラグやステータスを設定したり
読み出したりする記憶情報処理はCPU、RAM、CP
Uを作動するプログラムを格納したROMを有する印刷
装置の制御回路内で実行され、それぞれ対応するプログ
ラムと、ハードウエアとのセットにより、受信・解析処
理部、コマンド解釈処理部、リアルタイム処理部、通常
処理部、切り替え処理部、記憶情報処理部を構成してい
る。これらの処理部のそれぞれの一部、あるいは全て
は、ゲートアレイ、又はDSPなどのハードウエアで代
用することも可能である。
【0105】これらの処理部のプログラムはROMに格
納されるのが一般的であるが、これらのプログラムを、
フロッピーディスクあるいは、CD−ROMなどの磁気
あるいは光ディスク媒体や更には、WEBなどのサイト
に格納し、プリンタにセットアップすることも可能であ
る。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果を奏する。
【0107】まず、画像用のビットマップデータやフォ
ント登録用のフォントデータなどのバイナリデータと、
リアルタイム処理コマンドを意味するデータ列とを区別
して処理する印刷装置、情報処理装置、これらの制御方
法を提供することができる。
【0108】特に、リアルタイム処理コマンドのデータ
列と同じバイトパターンを含むような通常コマンドのデ
ータ列であっても、ユーザはそれを意識せずに、容易に
処理させることができる印刷装置、情報処理装置、これ
らの制御方法を提供することができる。
【0109】リアルタイム処理コマンドを解析する時、
その解析処理ルーチンに、リアルタイム処理が禁止され
ているかどうかをチェックする処理が不要なため、デー
タ処理時間が短縮でき、高速に大量のデータを送信する
時に極めて有効である。特に印刷中にデータを受信しな
がら処理する場合には、印刷を中止してデータを処理す
るといった状態を著しく減少させることができる。
【0110】さらに、プログラムを記録した情報記録媒
体をソフトウェア商品として、印刷装置のハードウェア
と独立して容易に配布したり販売したりすることができ
るようになる。本発明の情報記録媒体に記録されたプロ
グラムを印刷装置で実行すれば、上記の発明に係る印刷
装置、情報処理装置およびこれらの制御方法が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置の実施例の概要を示すブロッ
ク構成図。
【図2】本発明の印刷装置の一方の割り込み端子におけ
る受信割り込み処理の流れを示すフローチャート。
【図3】本発明の印刷装置の他方の割り込み端子におけ
る受信割り込み処理の流れを示すフローチャート。
【図4】本発明の印刷装置の受信割り込みの第1実施例
における状態遷移を示す説明図。
【図5】本発明の印刷装置の通常処理の流れの実施例を
示すフローチャート。
【図6】本発明の情報処理装置の実施例の概要を示すブ
ロック構成図。
【図7】本発明の情報処理装置で実行される送信処理の
流れの実施例を示すフローチャート。
【符号の説明】
100 プリンタ 101 制御回路 107 インターフェース 110 CPU 111 RAM 112 ROM 113 不揮発性メモリ 130 印刷機構部 121 受信バッファ 122 プリントバッファ 123 モード領域 124 フラグ領域 200 ホストコンピュータ 501 CPU 502 ROM 503 HDD 504 RAM 505 インターフェース

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置に接続され、所定のコマン
    ド及び、データ等からなるデータ列を受信し、印刷及び
    前記コマンドに対応する所定の処理を実行する印刷装置
    において、 (a)少なくとも2つの割り込み端子を備えたCPU
    と、 (b)前記情報処理装置に接続され情報処理装置からの
    データ列を受信するデータ受信回路と、 (c)データ受信回路からの所定の信号線を選択的に前
    記少なくとも2つの割り込み端子間で切り替える割り込
    み端子切り替え回路と、 (d)リアルタイム処理コマンド、通常処理コマンド、
    リアルタイム処理コマンドに対応する処理の実行を禁止
    するためのリアルタイム処理禁止コマンドの1つまたは
    それらの組み合わせを含むデータ列を受信しデータを解
    析する受信・解析処理部と、 (e)前記リアルタイム処理禁止コマンドに応答して、
    前記切り替え回路を作動し前記信号線を所定の割り込み
    端子に接続する切り替え処理部と、 (f)前記リアルタイム処理コマンドに対応する所定の
    処理を実行するリアルタイム処理部と、 (g)前記通常処理コマンドに対応する所定の通常処理
    を実行する通常処理部とを有し、 前記受信・解析処理部は、前記割り込み端子の一方に同
    期したデータ列の処理では、リアルタイム処理コマンド
    を受信した時、当該リアルタイム処理コマンドの実行を
    リアルタイム処理部に指令し、 前記割り込み端子の他方に同期したデータ列の処理で
    は、リアルタイム処理コマンドを受信した時、当該リア
    ルタイム処理コマンドを無視することを特徴とする印刷
    装置。
  2. 【請求項2】 (h)前記印刷装置の所定の状態を記憶
    するステータス情報格納部と、(i)前記リアルタイム
    処理禁止コマンドに応答し、リアルタイム処理を禁止し
    ていることを示すステータス情報を前記ステータス情報
    格納部に設定する設定処理部とを、更に有することを特
    徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記データ列は更に、リアルタイム処理
    コマンドに対応する処理の実行を許可するためのリアル
    タイム処理許可コマンドを含み、前記割り込み端子切り
    替え回路は、当該リアルタイム処理許可コマンドを受信
    した時、これに対応して前記信号線を所定の割り込み端
    子に切り替えることを特徴とする請求項1および2に記
    載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記リアルタイム処理禁止コマンドは、
    コマンドシンボルと所定のパラメータからなり、前記リ
    アルタイム処理コマンドのパラメータで定義された長さ
    のデータを受信後、前記リアルタイム処理禁止状態か
    ら、許可状態に移行し、前記割り込み端子切り替え回路
    は、これに対応して前記信号線を所定の割り込み端子に
    切り替えることを特徴とする請求項1および2に記載の
    印刷装置。
  5. 【請求項5】 情報処理装置に接続され、所定のコマン
    ド及び、データ等からなるデータ列を受信するデータ受
    信回路と、データ受信時に同期入力を得る少なくとも2
    つの割り込み端子と、印刷機構部とを有し、印刷及びコ
    マンドに対応する所定の処理を実行する印刷装置におい
    て、 (a)リアルタイム処理コマンド、通常処理コマンド、
    リアルタイム処理コマンドに対応する処理の実行を禁止
    するためのリアルタイム処理禁止コマンドの1つまたは
    それらの組み合わせを含むデータ列を受信しデータを解
    析する受信・解析処理ステップと、 (b)前記リアルタイム処理禁止コマンドを受信した
    時、前記割り込み端子の接続を一方の割り込み端子から
    他方に切り替える処理を実行するステップと、 (c)前記割り込み端子の一方に同期したデータ列の処
    理では、リアルタイム処理コマンドを受信した時、当該
    リアルタイム処理コマンドを実行し、前記割り込み端子
    の他方に同期したデータ列の処理では、リアルタイム処
    理コマンドを受信した時、当該リアルタイム処理コマン
    ドを実行しないコマンド実行ステップと、 を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記印刷装置の制御方法において、 (d)リアルタイム処理コマンドに対応する処理の実行
    を許可するリアルタイム処理許可コマンドを受信した
    時、前記割り込み端子を元の端子に戻すステップを、更
    に有することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置の
    制御方法。
  7. 【請求項7】 前記印刷装置の制御方法において、 (e)リアルタイム処理コマンドに対応する処理の実行
    を禁止するリアルタイム処理許可コマンドを受信した
    時、当該コマンドに付随したパラメータに定義された長
    さのデータを受信した後、前記割り込み端子を元の端子
    に戻すステップを、更に有することを特徴とする請求項
    5に記載の印刷装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 以下のステップを備えることを特徴とす
    る印刷装置を制御するプログラムを記録した情報記録媒
    体。 (a)リアルタイム処理コマンド、通常処理コマンド、
    リアルタイム処理コマンドに対応する処理の実行を禁止
    するためのリアルタイム処理禁止コマンドの1つまたは
    それらの組み合わせを含むデータ列を受信しデータを解
    析する受信・解析処理ステップと、 (b)前記リアルタイム処理禁止コマンドを受信した
    時、前記割り込み端子の接続を一方の割り込み端子から
    他方に切り替える処理を実行するステップと、 (c)前記割り込み端子の一方に同期したデータ列の処
    理では、リアルタイム処理コマンドを受信した時、当該
    リアルタイム処理コマンドを実行し、前記割り込み端子
    の他方に同期したデータ列の処理では、リアルタイム処
    理コマンドを受信した時、当該リアルタイム処理コマン
    ドを実行しないコマンド実行ステップ。
  9. 【請求項9】 前記請求項1乃至5に記載の受信・解析
    処理部、リアルタイム処理部及び通常処理部のそれぞれ
    の一部又は全てが、CPU、RAM、及び前記CPUを
    動作させるプログラムを格納したROMからなる制御回
    路により構成されたことを特徴とする印刷装置。
  10. 【請求項10】 印刷装置に接続し、当該印刷装置に通
    常コマンド、リアルタイム処理コマンド、キャラクタデ
    ータ、バイナリデータ等のデータ列を送信し、印刷を実
    行させる情報処理装置において、 バイナリデータを送信するかどうか調査する処理部と、 バイナリデータを送信する場合、これに先だってリアル
    タイム処理コマンド禁止コマンドを送信する処理部と、 を有するプリンタドライバを有することを特徴とする情
    報処理装置。
  11. 【請求項11】 バイナリデータを送信後、リアルタイ
    ム処理許可コマンドを送信する処理部を更に有するプリ
    ンタドライバを有することを特徴とする請求項10に記
    載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記情報処理装置において、リアルタ
    イム処理禁止コマンドを送信後、前記印刷装置がリアル
    タイム処理の禁止状態となったかどうか確認するため、
    ステータス要求コマンドを送信し、リアルタイム処理の
    禁止状態となったことを確認した後、バイナリデータを
    送信する処理部を有するプリンタドライバを有すること
    を特徴とする請求項10、11に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 以下のステップを有する印刷装置を接
    続した情報処理装置の制御方法。 (a)バイナリデータを送信するかどうか調査するステ
    ップと、 (b)バイナリデータを送信する場合、これに先だって
    リアルタイム処理コマンド禁止コマンドを送信するステ
    ップと、 (c)印刷装置がリアルタイム処理の禁止状態となった
    かどうか確認するため、ステータス要求コマンドを送信
    し、リアルタイム処理の禁止状態となったことを確認す
    るステップ。
  14. 【請求項14】 請求項13の情報処理装置において、
    更に以下のステップを有する。 (d)バイナリデータを送信後、リアルタイム処理許可
    コマンドを送信するステップ。
  15. 【請求項15】 以下のステップを有する印刷装置を接
    続した情報処理装置の制御方法。 (a)バイナリデータを送信するかどうか調査するステ
    ップと、 (b)バイナリデータの時は、リアルタイム処理コマン
    ド禁止コマンドを送信するステップと、 (c)バイナリデータを送信する場合、バイナリデータ
    のデータ長が所定いないか検出するステップと、 (d)所定以内の場合は、当該バイナリデータを送信す
    るステップと、 (e)所定以上の場合は、これを複数のデータ列に分割
    して送信するステップ。
  16. 【請求項16】 以下のステップを有するプログラムを
    記録した情報記録媒体。 (a)バイナリデータを送信するかどうか調査するステ
    ップと、 (b)バイナリデータを送信する場合、これに先だって
    リアルタイム処理コマンド禁止コマンドを送信するステ
    ップと、 (c)印刷装置がリアルタイム処理の禁止状態となった
    かどうか確認するため、ステータス要求コマンドを送信
    し、リアルタイム処理の禁止状態となったことを確認す
    るステップと、 (d)バイナリデータを送信後、リアルタイム処理許可
    コマンドを送信するステップ。
  17. 【請求項17】 以下のステップを有するプログラムを
    記録した情報記録媒体。 (a)バイナリデータを送信するかどうか調査するステ
    ップと、 (b)バイナリデータの時は、リアルタイム処理コマン
    ド禁止コマンドを送信するステップと、 (c)バイナリデータを送信する場合、バイナリデータ
    のデータ長が所定いないか検出するステップと、 (d)所定以内の場合は、当該バイナリデータを送信す
    るステップと、 (e)所定以上の場合は、これを複数のデータ列に分割
    して送信するステップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9547852B2 (en) 2014-11-20 2017-01-17 Seiko Epson Corporation Printing device, control method of a printing device, and printing system
EP3588383A1 (en) * 2018-06-29 2020-01-01 Seiko Instruments Inc. Printing system, printer, and printing control method
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