JP2000296626A - インク収納容器、その製造方法、及びインクカートリッジ - Google Patents

インク収納容器、その製造方法、及びインクカートリッジ

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JP2000296626A
JP2000296626A JP10824999A JP10824999A JP2000296626A JP 2000296626 A JP2000296626 A JP 2000296626A JP 10824999 A JP10824999 A JP 10824999A JP 10824999 A JP10824999 A JP 10824999A JP 2000296626 A JP2000296626 A JP 2000296626A
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Naoki Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジの形状を複雑にすることなく、
複数のインク袋を容易にカートリッジ内に位置決めでき
るとともに、このように配置されたインク袋の形状維持
を確実に行うことのできるインク収納容器を提供する。 【解決手段】 重ね合わされた2枚の方形状フィルム6
5、66の4辺601、602、603に加え、更に当
該方形状フィルムを複数の方形状に分割するように、少
なくとも4辺以外の1カ所604を溶着する。これによ
り、区画形成された複数のインク袋6A、6Bの各々に
栓部材62を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに関し、特にインクを収納する収納容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、ファクシミリ、コピー等の記
録装置の一型式として、複数のインク吐出口からインク
滴を飛翔させることによりシートにドットパターンを形
成するインクジェット記録装置が使用されている。
【0003】記録剤であるインクは、一般に記録装置の
所定位置にセットされた交換可能なインクカートリッジ
からインク供給管を通してインクジェットヘッドへ供給
される。このようなインクカートリッジには、アルミ箔
を樹脂等でコートしたラミネートフィルムの四辺を貼り
合わせた可撓性の袋にインクを密閉したインク収納容器
(インク袋)を内蔵したものがある。(例えば、特開昭
63−35346号公報) この場合は、インク袋に対し封止状態で栓部材が取付け
られ、該栓部材を貫通して例えば中空針等で形成される
インク供給路を通してインク袋内のインクをインクジェ
ットヘッドへ供給するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインク収納容器には、以下の点に課題があった。フ
ルカラーの画像を記録するインクジェット記録装置で
は、イエロー、マゼンタ、シアン等のカラーインクが充
填されたインク袋を、色毎に各々個別のカートリッジに
内蔵していた。この場合、プリンタ側にカートリッジの
数だけカートリッジを収容するスペースを設けなければ
ならないため、プリンタを小型化する点では不利であ
る。
【0005】一方、これらのインク袋をまとめて1個の
カートリッジに内蔵する場合、カートリッジ内に、仕切
壁を設け、各インク袋は通常カートリッジのケース内の
仕切られた部屋毎に、所定の位置姿勢で収納されてい
た。(例えば、特開昭63−35346号公報の第5図
に示されている。)これは、可撓性のインク袋をカトリ
ッジのケース内に収納保持するに際し、該インク袋の位
置決めおよび形状維持を確実に行わないと、インク袋内
の内圧変化が大きくなり、記録に影響を及ぼすおそれが
あるためである。従って、カートリッジのケースの形状
は、単純な箱形形状というわけにはいかず、複雑な形状
となり、また、インク袋をカートリッジに組み付けにく
いという課題を有していた。
【0006】本発明は、上記従来の技術に鑑みてなされ
たものであり、本発明の主な目的は、カートリッジの形
状を複雑にすることなく、複数のインク袋を容易にカー
トリッジ内に位置決めできるとともに、このように配置
されたインク袋の形状維持を確実に行うことのできるイ
ンク収納容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインク収納容器
は、重ね合わされた2枚の方形状フィルムの4辺に加
え、更に当該方形状フィルムを複数の方形状に分割する
ように、少なくとも4辺以外の1カ所を溶着することに
より、区画形成された複数のインク袋と、当該インク袋
の各々に取り付けられた栓部材とを有している。
【0008】前記インク収納容器は、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)等の複数色のインクが充
填された複数のインク袋に区画形成されてもよいし、イ
ンクが充填されたインク袋と、不要なインクを回収する
ための廃インク袋に区画形成されてもよい。
【0009】このように、各インク袋は、隣接する部分
が溶着されたフィルムで、互いに連結しているので、各
栓部材をカートリッジのケースに係合させるだけで、カ
ートリッジを容易にインク収納容器に取り付けることが
できる。また、各インク袋は、連結された部分(連結部
分)により、互いを規制しているため、各インク袋は通
常カートリッジのケース内に、各インク袋を収容するた
めの仕切壁を設ける必要がなく、単純な箱形形状のケー
スを採用することができる。
【0010】更に、インク袋をカートリッジに確実に固
定するために、前記インク収納容器の隣接するインク袋
間(連結部分)に、取り付け孔を設け、カートリッジ側
に、この取り付け孔と係合する突起を設けるようにして
もよい。このような突起・取り付け孔を設けなくても、
例えば、インク収納容器のインク袋部分を粘着テープを
用いて、カートリッジのケース本体に固定することも可
能である。しかしながら、取り付け孔と係合を用いた方
が、固定も簡単であり、また、インク袋自体に直接、力
が作用しないため、インクの消費に伴って、インク袋の
容積が減少しても、インク袋は、表裏一様に変形するた
め、内圧の変化も小さくすることができる。
【0011】本発明のインク収納容器の製造方法は、複
数の栓部材を、重ね合わされた2枚のフィルムの1辺に
挟んだ状態で、当該フィルムの1辺を溶着し、栓部材を
フィルムに取り付ける工程と、当該栓部材が取り付けら
れたフィルムを溶着し、栓部材毎にインク袋を区画形成
する工程と、当該区画形成された複数のインク袋に、互
いに異なる色のインクを充填した後、この端部のフィル
ムを溶着し、各インク袋を封止する工程とを有すること
を特徴とする。
【0012】このようにすれば、ほぼ同時期に製造され
たインクが、ほぼ同時にインク収納容器に充填される。
この後は、例え長期間使用されずに保存したとしても、
インクの状態は同様に変化していく。従って、カラー印
刷を行う場合、比較的新しいインクと、古いインクを使
用した場合、出力された画像の色調に影響がでる場合が
あるが、本発明によれば、このようなことが起こりにく
い。
【0013】
【発明の実施の形態】(インクカートリッジ)以下、図
1を参照して本発明のインク収納容器、インクカートリ
ッジの一実施形態を説明する。図1は本発明のインクカ
ートリッジの分解斜視図であり、図2はそのインクカー
トリッジに内蔵されるインク収納容器のインク取り出し
口となる栓部材の部分断面図(a)、斜視図(b)であ
る。
【0014】これらの図に示すように、インクカートリ
ッジ2は、インクを貯留したインク収納容器6と、これ
を収納しているカートリッジケース30とを有してい
る。カートリッジケース30は、ケース本体40(第1
のケース片)と蓋50(第2のケース片)を備えてい
る。
【0015】ケース本体40は長方形のケース底板部分
41と、当該ケース底板部分41の周縁から直角に起立
しているケース外枠部分42とを備えている。このケー
ス底板部分41とケース外枠部分42によって区画形成
される長方形の凹部43にはインク袋6が収納されてい
る。一方、蓋50は、ケース本体40と同一の大きさの
長方形の形状に形成されている。
【0016】次に、インクカートリッジ2の各部分の詳
細構造を説明する。まず、インク収納容器6は可撓性の
素材から形成されており、ガスバリヤー性の向上のため
にアルミニウム箔を2枚のフィルム、例えば外側をナイ
ロンフィルム、内側をポリエチレンフィルムにより挟み
込んだ構成のアルミニウムラミネートフィルムから形成
されている。
【0017】図示の例では、2枚のアルミニウムラミネ
ートフィルムを重ね合わせて、それらの周囲601、6
02、603及び中央部604を熱融着等の方法によっ
て接合することにより、夫々独立した2つのインク袋6
A、6Bが区画形成されている。この区画形成されたイ
ンク袋6A、6Bには、例えば、黒インクと赤インクが
充填されている。
【0018】図1において斜線で示す2枚のアルミニウ
ムラミネートフィルムの接合部分のうちのインク袋前側
縁に位置する部分601には、各インク袋6A、6B内
のインクを外部に導出するインク取り出し口となる2個
の栓部材62が、熱融着等の方法によって取り付けられ
ている。
【0019】栓部材62は例えばプラスチック成形品と
することができる。この栓部材62には、図2から分か
るように、カートリッジケース30のケース本体40に
対してインク収納容器6を所定の位置に固定するための
固定溝621が、形成されている。この固定溝621
は、栓部材62の外周面に環状に形成されており、ケー
ス本体40の側に形成した嵌合部42aと嵌合して保持
される。本例では、インク袋6A、6Bの各インク取り
出し口に、対応した位置に2つの固定溝621がケース
本体40に形成されている。
【0020】各栓部材62は、インク袋内のインクを導
出する管部622と、この管部622の先端に形成した
大径の開口部623にはめ込まれたゴム等の弾性素材か
らなる取り出し口ゴム624とを備え、当該取り出し口
ゴム624によってインクが封止されている。管部62
2と取り出し口ゴム624の間には薄膜部625が配置
されており、これによって、インクが取り出し口ゴム6
24に直接に接触して、取り出し口ゴム624が侵され
て不純物の溶出・析出物が発生して、印字ヘッドに印字
不良が発生してしまうことを防止している。また、栓部
材62は、その後方に2枚のアルミニウムラミネートフ
ィルムに挟み込まれて熱融着される舟形の接合部626
を備えている。
【0021】次に、ケース本体40と蓋50の間の結合
機構について説明する。蓋50は、その前端縁側に形成
した垂直に延びる掛止爪54と、その後端の両側に形成
した同じく垂直に延びる一対の掛止爪55を備えてい
る。これに対して、ケース本体40の側は、各掛止爪5
4が内側からスナップフィットする掛止孔45と、同じ
く各掛止爪55が内側からスナップフィットする掛止溝
46を備えている。従って、ケース本体40に蓋50を
取り付けるためには、最初に、掛止爪54を掛止孔45
にはめ込み、次に掛止爪55を掛止溝46に嵌め込めば
よい。
【0022】本例のインクカートリッジでは、そのカー
トリッジケースを構成しているケース本体と蓋とをスナ
ップフィットにより着脱可能な状態で結合してある。従
って、インクカートリッジのリサイクル時には、簡単に
蓋を取り外すことができるので、インク収納容器の交換
を簡単に行うことができる。
【0023】ここで、ケース本体40のケース外枠部分
42における前端壁48には、上記の掛止孔45、嵌合
部42aの他に、インクカートリッジ2をプリンタに装
着する際における位置決め用のガイド軸のガイド穴48
b、48cが形成されている。
【0024】このように、各インク袋6A、6Bは、隣
接する部分604が溶着されたフィルムで、互いに連結
しているので、各栓部材62をカートリッジのケース4
0に係合させるだけで、カートリッジに容易にインク収
納容器6を取り付けることができる。また、各インク袋
は、連結された部分604(連結部分)により、互いを
規制しているため、各インク袋は通常カートリッジのケ
ース内に、各インク袋を収容するための仕切壁を設ける
必要がなく、単純な箱形形状のケースを採用することが
できる。
【0025】(インク収納容器の製造方法)以下、図5
を参照して本発明のインク収納容器の製造方法につい
て、説明する。図5は、インク収納容器の製造過程を示
す説明図である。
【0026】まず、図5(a)に示すように、長尺状の
アルミラミネートフィルム65と66を重ね合わせ、フ
ィルムの長手方向の1辺に、栓部材62を等間隔に取り
付ける。積層されたフィルム65と66の間に栓部材6
2をおき、不図示の加熱装置によりフィルムの1辺60
1を所定幅加熱することにより、フィルム65と66を
熱融着すると共に、栓部材62が両フィルムに熱融着さ
れる。ここで、フィルム65と66を順次搬送し、フィ
ルム間の所定位置に栓部材62を挿入し、フィルムの1
辺601を順次加熱するように、製造装置をレイアウト
すれば、効率的に製造できる。
【0027】次に、図5(b)に示すように、栓部材が
取り付けられたフィルムの1辺601に対し垂直な方向
に、栓部材62と隣り合う栓部材62間の中程の箇所6
04(602)について、フィルム65と66を熱融着
する。これにより、栓部材毎にインク袋6A、6Bが区
画形成される。この後、インク収納容器毎に(本例で
は、インク袋2個毎)に溶着された部分602の中程を
切断し、個々のインク収納容器に分離する。
【0028】切断分離された後、インク収納容器毎に、
区画形成された各インク袋6A、6Bの解放されている
端610Aから黒インクが、端610Bから赤インクが
ほぼ同時に充填され、この後、端部610A、610B
のフィルムを溶着し、各インク袋が密閉される。インク
が充填されたインク収納容器は、カートリッジケース3
0に装着され使用される。なお、本例では、インク収納
容器を切断分離した後、インクを充填しているが、イン
クを充填した後、個々のインク収納容器に切断分離して
も良い。
【0029】また、インク袋に充填されるインク内に気
泡が発生することを防止するために、充填される前のイ
ンクには、脱気処理(加熱処理)が施されている。更
に、インクを充填する工程は、インク収納容器を減圧し
た雰囲気下において、行われる。従って、ほぼ同時期に
製造された異なる色のインクが、同じ条件で、同時に充
填される。
【0030】なお、本例では、黒、赤2色のインク袋を
備えたインク収納容器について、述べたが、これに限ら
ず、例えば、彩度の異なるYMCインク各2色ずつと黒
インクの充填された計7個のインク袋を備えたインク収
納容器で合っても良い。
【0031】このように、本例では、ほぼ同時期に製造
されたインクが、同時にインク収納容器に充填される。
この後は、例え長期間使用されずに保存したとしても、
インクの状態は同様に変化していく。従って、カラー印
刷を行う場合、比較的新しいインクと、古いインクを使
用した場合、出力された画像の色調に影響がでる場合が
あるが、本発明では、このようなことが起こりにくい。
【0032】(インクカートリッジの別の例)以下、図
3、図4を参照して本発明のインクカートリッジの別の
例について説明する。なお、説明を簡単にするため、符
号は図1に示した例と同一のものに対しては同一の符号
を付し、重複する部分については説明を省略する。
【0033】図3は、本発明の別の例のインクカートリ
ッジを示す断面図である。図3に示すカートリッジに
は、図1に示したカートリッジのインクカートリッジの
ケース底板部分41に、更に、インク収納容器6を固定
するためのスナップ止め70が、複数個設けられてい
る。一方、インク収納容器6の溶着されている部分60
2、604には、スナップ止め70と係合する取付孔6
10が設けられている。
【0034】これによって、インク収納容器6は、その
栓部材62が、カートリッジ側の固定溝621に固定さ
れると共に、溶着されている部分602、604、即ち
インク袋6A、6Bもカートリッジに固定される。
【0035】このようなスナップ止めを設けなくても、
例えば、インク収納容器のインク袋部分を粘着テープを
用いて、カートリッジのケース本体に固定することも可
能である。しかしながら、本例のように、スナップ止め
を用いた方が、固定も簡単であり、また、インク袋自体
に直接、力が作用しないため、インクの消費に伴って、
インク袋の容積が減少しても、インク袋は、表裏一様に
変形するため、内圧の変化も小さくすることができる。
【0036】図4は、更に、本発明の別の例のインクカ
ートリッジを示す断面図である。図4に示すカートリッ
ジは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)
3色のインク袋を内蔵するもので、インク収納容器6
は、各々、各色のインクが充填されたインク袋6Y、6
M、6Cに区画形成されている。
【0037】インク収納容器6の溶着されている部分6
02、604、即ち、各インク袋の周囲には、取付孔6
10が形成されており、インクカートリッジのケース外
枠部分42には、取付孔610と係合するスナップ止め
70が、複数個設けられている。なお、本例でも、前例
同様に、これらのスナップ止め70に加え、栓部材62
を固定するための固定溝621が設けられており、イン
ク袋収納容器6は、スナップ止め70と、固定溝621
によって、カートリッジに固定される。
【0038】本例によれば、インク袋6Y、6M、6C
がケース本体に吊り掛けられているため、インク袋6
Y、6M、6C自体が、ケース本体に接触しないよう
に、または接触する面積を少なくできる。
【0039】従って、インク収納容器をカートリッジ本
体に固定した際、インク袋自体に直接作用する力が少な
くすることができ、インクの消費に伴って、インク袋の
容積が減少しても、インク袋は、表裏一様に変形するた
め、内圧の変化も小さくすることができる。
【0040】なお、以上述べた例では、インク収納容器
に、黒、赤2色のインク袋を区画形成したもの、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のイン
クが充填されたインク袋を区画形成したものについて述
べたが、これに限らず、3色以上のインク袋を区画形成
してもよい。また、インクが充填されたインク袋と、不
要なインクを回収するための廃インク袋に区画形成され
てもよい。ここで、不要なインクとは、ノズル近傍の粘
度の増したインクや、気泡の混入したインクのことで、
記録に用いることができなかったインクのことである。
このようなインクは、インク袋からインクジェットヘッ
ドにインクを供給する供給路の他に、インクジェットヘ
ッドを覆うキャップと、廃インク袋とを繋ぐ排出路とを
設け、例えば、この排出路に設けられたポンプを駆動す
ることによって、インクジェットヘッドからキャップを
介して廃インク袋に回収される。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、カ
ートリッジの形状を複雑にすることなく、複数のインク
袋を容易にカートリッジ内に位置決めできるとともに、
このように配置されたインク袋の形状維持を確実に行う
ことのできるインク収納容器を提供できるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインク収納容器を備えたインクカート
リッジの分解斜視図である。
【図2】(a)は、図1に示したインク収納容器のイン
ク取り出し口となる栓部材の部分断面図、(b)は図1
に示したインク収納容器のインク取り出し口となる栓部
材の斜視図である。
【図3】本発明の別の例のインクカートリッジを示す断
面図である。
【図4】本発明の別の例のインクカートリッジを示す断
面図である。
【図5】(a)は、本発明のインク収納容器の製造過程
における栓部材をアルミラミネートフィルムの一辺を溶
着して取り付けた後の状態を示す図、(b)は、本発明
のインク収納容器の製造過程における栓部材毎にインク
袋6を区画形成した後の状態を示す図である。
【符号の説明】
2 インクカートリッジ 6A、6B インク袋 6Y、6M、6C インク袋 6 インク収納容器 30 カートリッジケース 40 ケース本体 41 ケース底板部分 42 ケース外枠部分 43 凹部 45 掛止孔 46 掛止溝 48 前端壁 50 蓋 54 掛止爪 55 掛止爪 62 栓部材 65 アルミラミネートフィルム 70 スナップ止め 610 取付孔 621 固定溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクジェット記録装置に用いられるイン
    クを収納するためのインク収納容器において、 重ね合わされた2枚の方形状フィルムの4辺に加え、更
    に当該方形状フィルムを複数の方形状に分割するよう
    に、少なくとも4辺以外の1カ所を溶着することによ
    り、区画形成された複数のインク袋と、当該インク袋の
    各々に取り付けられた栓部材とを有することを特徴とす
    るインク収納容器。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記インク収納容器
    は、複数色のインクが充填された複数のインク袋に区画
    形成されていることを特徴とするインク収納容器。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記インク収納容器
    は、イエロー、マゼンタ、シアンのインクが充填された
    3つのインク袋に区画形成されていることを特徴とする
    インク収納容器。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記インク収納容器
    は、インクが充填されたインク袋と、不要なインクを回
    収するための廃インク袋とに区画形成されていることを
    特徴とするインク収納容器。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載のインク
    収納容器を用いたインクカートリッジであって、 前記インク収納容器を収納するための筐体と、前記イン
    ク収納容器を前記筐体に固定するための突起とを備え、 前記インク収納容器の隣接するインク袋間には、前記突
    起と係合する取り付け孔が設けられていることを特徴と
    するインクカートリッジ。
  6. 【請求項6】インクジェット記録装置に用いられるイン
    クを収納するためのインク収納容器の製造方法におい
    て、 複数の栓部材を、重ね合わされた2枚のフィルムの1辺
    に挟んだ状態で、当該フィルムの1辺を溶着し、前記複
    数の栓部材をフィルムに取り付ける工程と、 当該栓部材が取り付けられたフィルムを溶着し、栓部材
    毎にインク袋を区画形成する工程と、 当該区画形成された複数のインク袋に、互いに異なる色
    のインクをそれぞれ充填した後、この端部のフィルムを
    溶着し、各インク袋を封止する工程とを有することを特
    徴とするインク収納容器の製造方法。
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