JP2002307720A - 廃液インク袋一体型インクカートリッジ - Google Patents
廃液インク袋一体型インクカートリッジInfo
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Abstract
し、インクカートリッジが大型化することを防止し、ま
たインク袋内の負圧変動量を抑制する。 【解決手段】 可撓性のフィルム材からなるインク袋2
と廃液インク袋4は、インク供給口3と廃液インク受容
口5が略同一高さとなるようにして、同一のカートリッ
ジケース6内に収納されている。廃液インク袋4の一方
の面は、カートリッジケース6の内面を両面テープで固
定され、他方の面はインク袋2に当接させているので、
インク袋2が縮むと廃液インク袋4は逆に膨らむ。つま
り、廃液インク袋4がインク袋2を押すことになり、負
圧が増加するのを防止する。
Description
リンタに用いられる廃液インク袋一体型インクカートリ
ッジに関し、特に可撓性のインク袋と可撓性の廃液イン
ク袋がカートリッジケースに一体に収納された廃液イン
ク袋一体型インクカートリッジに関する。
理機能を有するインクカートリッジとして、例えば特開
昭62−13351号公報、特開平10−305597
号公報に記載されたものが知られている。特開昭62−
13351号公報(インクカートリッジ)の発明は、複
数のインク袋を一体に形成するインクカートリッジにお
いて、残量検知に要する電極を電気的に接続することを
特徴としたものであるが、発明の詳細な説明及び図面に
は、カートリッジの下方に廃インクを吸収する多孔質体
を設けることが記載されている。また、特開平10−3
05597号公報(インクジェットプリンタ)の発明
は、インクジェットヘッドのノズルが目詰まりしたとき
に、ノズルを介して強制的にヘッド外に吸引されたイン
クを吸収させる廃インク吸収材を、プリンタ本体におけ
るインクカートリッジ装着部の下方のインク供給針から
垂れたインク滴を吸収可能な位置に配設するものであ
る。
351号公報に記載されたインクカートリッジは、カー
トリッジケース内に廃液インクを吸収する吸収体用の専
用空間及び専用空間を覆うカバー用の空間が必要であ
り、カートリッジが大型化する。また、4色のインク中
で例えば、ブラックインクのみ使用量が多く、ブラック
インクのみが無くなった場合でも、インクカートリッジ
全体を交換しなければならず不経済である。また、前記
特開平10−305597号公報に記載されたインクカ
ートリッジは、プリンタ本体側に大きな廃液吸収体を配
した構成で、大きなスペ−スが必要となりプリンタが大
型化することとなる。また頻繁に使用すると、廃液イン
ク吸収体が過充填となり交換する手間と費用がかかる。
ので、請求項1の発明の目的は、カートリッジケース内
に廃液インク吸収体でなく、廃液インク袋をインク袋と
一体に設けることでカートリッジケースの空いている空
間を有効に使用し、インクカートリッジが大型化するこ
とを防止することを目的とする。
インク袋を当接させることで、インク袋内の負圧変動量
を抑制することを目的とする。
材質に自由度を持たせることで、部品コストを低減する
ことを目的とする。
は、インク供給口を有する可撓性のインク袋と廃液イン
ク受容口を有する可撓性の廃液インク袋を同一のカート
リッジケース内に収納し、前記廃液インク袋の廃液イン
ク受容口と前記インク袋の供給口を略同一の高さに設け
た廃液インク袋一体型インクカートリッジであることを
特徴とする。
インク袋一体型インクカートリッジにおいて、前記廃液
インク袋は前記インク袋より表面積が小さく、前記廃液
インク袋の一方の面を前記カートリッジケース内面に固
定し、他方の面を前記インク袋と接触するように設けた
ことを特徴とする。
手段の廃液インク袋一体型インクカートリッジにおい
て、前記廃液インク袋は、ポリエチレン/アルミニウム
/ナイロンの三層構造、ポリエチレン/アルミニウム/
ポリエステルの三層構造、ポリエチレン/アルミニウム
/ポリプロピレンの三層構造、ポリエチレン/アルミニ
ウム/セロハンの三層構造等から選ばれた材質からなる
ことを特徴とする。
〜3に示す実施例に基づいて説明する。図1は、本発明
の廃液インク袋一体型インクカートリッジの外観を示す
斜視図である。本発明の廃液インク袋一体型インクカー
トリッジ1は、可撓性のフィルム材からなり、インクジ
ェット記録ヘッドにインクを供給するインク供給口3を
有するインク袋2と、同様の可撓性のフィルム材からな
り、廃液インクを受容する廃液インク受容口5を有する
廃液インク袋4が、同一のカートリッジケース6内に収
納されている。廃液インク袋4の容積はインク袋2の容
積より小さく、また廃液インク袋4の表面積もインク袋
2の表面積より小さい。廃液インク袋4の一方の面は、
カートリッジケース6の内面に固定され、他方の面は、
インク袋2と接触するように設けられる。インク袋2は
一方の端部にインク供給口3を有し、また廃液インク袋
4の一方の端部に廃液インク受容口5を有し、インク袋
2と廃液インク袋4がカートリッジケース6内に収納さ
れたとき、インク供給口3と廃インク受容口5とが略同
一の高さになるように収納されている。
アルミニウム/ナイロンの三層構造、ポリエチレン/ア
ルミニウム/ポリエステルの三層構造、ポリエチレン/
アルミニウム/ポリプロピレンの三層構造、ポリエチレ
ン/アルミニウム/セロハンの三層構造等の材質からな
る可撓性に富んだフィルム材から形成されている。廃液
インク袋2の材質も廃液インク袋4と同一の材質とする
ことができるが異なる材質とすることもできる。
らノズルへの初期充填やパージ、回復動作等で吸引され
るインクが収納されるだけの容積を有している。インク
袋2から印字等でインクが消費されると、インク袋2は
図1の左右(厚み方向)に縮まり、同時にインク供給口
3におけるインクの圧力は下がっていく(負圧が増加す
る)。インクジェット記録ヘッドのノズルではその負圧
が高すぎると、噴射ムラや噴射ダウンの原因となる。理
想的にはインクが満タン時からインクが無くなるまで、
同じ圧力であることが望ましい。
図1に示す様にインク袋2の真横に外形の小さい廃液イ
ンク袋4を並設し、廃液インク袋4とカートリッジケー
ス6の内面を両面テープ等で固定し、廃液インク袋4の
反対側をインク袋2に当接させてある。したがって、イ
ンク袋2が縮むと廃液インク袋4は逆に膨らむ。つま
り、廃液インク袋4がインク袋2を押すことになる。こ
の様にしてインク袋2を加圧し、負圧が増加するのを防
ぐことができる。
圧する様子を示す上面図である。図2(A)に示すイン
ク満タン状態から印字が行われ、その間初期充填やパー
ジ、回復動作等でインクは廃液インク袋4に吸引され、
廃液インク袋4は膨らみ、図2(B)に示すインク約1
/2使用状態を経て、図2(C)に示すインク無し状態
に至る。本実施例では廃液インク袋の形状を図1に示す
ように細長い形状としているが、四角形や他の形状でも
よい。要は、インク袋2を効率よく圧迫することが可能
な形状であればよい。
のインクカートリッジと、本発明の廃液インク袋一体型
インクカートリッジを用いて、インク袋におけるインク
残量とインク袋内の圧力の関係を対比して示すグラフで
ある。グラフに示すように、本発明の廃液インク袋一体
型インクカートリッジによれば、従来のインク袋のみの
インクカートリッジと比較し、インク袋におけるインク
残量の減少とともに発生する負圧を抑制することがで
き、印字品質の劣化を防止することができる。
ケース内に廃液インクの吸収体でなく、廃液インク袋を
インク袋と一体に設けるので、カートリッジケース内の
空間を有効に利用することができ、インクカートリッジ
が大型化するのを防ぐことができる。また、使用済みの
インク袋と、廃液インク袋が一体であり、しかも同じ色
のインクであるので容易にリサイクルが可能となる。
インク袋を当接させるので、廃液インク袋が膨張するこ
とによってインク袋が圧迫され、インク袋の負圧変動量
を抑制することができる。また、インク袋と廃液インク
袋のサイズは異なるが、袋と供給口または受容口の構成
を同一にすることができ、生産設備の共通化、部品の共
通化等を図ることができる。
使用できる材質の範囲が広いため、たとえば他の用途に
使用した材料であっても転用でき、部品コストを低減す
ることができる。また、インク袋と共用して使用するこ
ともできる。
ッジの外観を示す斜視図である。
す上面図である。
ートリッジと、本発明の廃液インク袋一体型インクカー
トリッジを用いて、インク袋におけるインク残量とイン
ク袋内の圧力の関係を対比して示すグラフである。
ク袋、3…インク供給口、4…廃液インク袋、5…廃液
インク受容口、6…カートリッジケース。
Claims (3)
- 【請求項1】 インク供給口を有する可撓性のインク袋
と廃液インク受容口を有する可撓性の廃液インク袋を同
一のカートリッジケース内に収納し、前記廃液インク袋
の廃液インク受容口と前記インク袋の供給口を略同一の
高さに設けたことを特徴とする廃液インク袋一体型イン
クカートリッジ。 - 【請求項2】 前記廃液インク袋は前記インク袋より表
面積が小さく、前記廃液インク袋の一方の面を前記カー
トリッジケース内面に固定し、他方の面を前記インク袋
と接触するように設けたことを特徴とする請求項1に記
載の廃液インク袋一体型インクカートリッジ。 - 【請求項3】 前記廃液インク袋は、ポリエチレン/ア
ルミニウム/ナイロンの三層構造、ポリエチレン/アル
ミニウム/ポリエステルの三層構造、ポリエチレン/ア
ルミニウム/ポリプロピレンの三層構造、ポリエチレン
/アルミニウム/セロハンの三層構造等から選ばれた材
質からなることを特徴とする請求項1または2に記載の
廃液インク袋一体型インクカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001116309A JP2002307720A (ja) | 2001-04-16 | 2001-04-16 | 廃液インク袋一体型インクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001116309A JP2002307720A (ja) | 2001-04-16 | 2001-04-16 | 廃液インク袋一体型インクカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002307720A true JP2002307720A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18967060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001116309A Pending JP2002307720A (ja) | 2001-04-16 | 2001-04-16 | 廃液インク袋一体型インクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002307720A (ja) |
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-
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- 2001-04-16 JP JP2001116309A patent/JP2002307720A/ja active Pending
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