JP2000296580A - 耐衝撃性光拡散樹脂板 - Google Patents

耐衝撃性光拡散樹脂板

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JP2000296580A JP11109153A JP10915399A JP2000296580A JP 2000296580 A JP2000296580 A JP 2000296580A JP 11109153 A JP11109153 A JP 11109153A JP 10915399 A JP10915399 A JP 10915399A JP 2000296580 A JP2000296580 A JP 2000296580A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐衝撃性、光透過性、光拡散性、剛性等に優
れかつ艶消し性等の外観の風合いに優れた樹脂板を低コ
ストで工業的に提供する。 【解決手段】 透明熱可塑性樹脂と艶消し剤である球状
粒子からなる厚み100μm以下の被覆層と透明熱可塑
性樹脂とアクリル系多層構造ゴム粒子と光拡散剤からな
る基盤層の2つから形成される多層からなる樹脂板によ
り上記課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明熱可塑性樹脂に
アクリル系多層構造ゴム粒子と光拡散剤を分散させた樹
脂組成物からなるシート状基盤層の両面あるいは片面
に、透明熱可塑性樹脂に球状粒子を分散させた樹脂組成
物を被覆した被覆層を有す耐衝撃性に優れた光拡散性樹
脂板に関する。
【0002】
【従来の技術】透明熱可塑性樹脂と光拡散剤からなる樹
脂組成物から得られる成形体は照明器具、照明看板、グ
レージング、スクリーン等に従来から使用されており、
その要求特性として光透過性及び光拡散性がこれまでは
重要視されてきた。しかしながら最近では特に照明器具
用途等において、これらの要求特性の他に成形体の表面
の質感が求められるようになり、いわゆる艶消し性能等
を付与する事が図られている。又、これらの用途では平
板で得られる原板を真空成形、圧空成形、突き上げ成形
等の、2次成形加工により所定の形状に加工する事が行
われるが、最近では成形技術の向上による成型品形状の
複雑化や成形体の軽量化を目的に、高延伸成形、或いは
薄肉の原板を用いた成形が行われるようになり、その結
果、成形体に薄肉部が発生し、この薄肉部が使用中に外
部からの衝撃により割れる現象が再々発生するようにな
り、衝撃強度の向上が求められるようになってきた。こ
れらの要求に対しては、これまでにも提案がなされてお
り、例えば、特開平8ー198976号公報ではメタク
リル酸メチルを主成分とするメタクリル系樹脂に、ゴム
成分である多層構造弾性体と艶消し剤であるアクリル系
架橋重合体と光拡散剤を分散させた光拡散性メタクリル
樹脂板が開示されている。しかしながら、このようにゴ
ム成分と艶消し剤と光拡散剤を共存させた単層からなる
樹脂板では、成形体の表面だけに要求される艶消し効果
を発現する為に、樹脂板全体に艶消し剤を分散させる必
要があり、その為、高価な艶消し剤を多量に使用する事
になる。
【0003】又、艶消し剤が樹脂板の衝撃強度を低下さ
せる事から、衝撃強度の向上を目的に添加する高価なゴ
ム成分も多量に使用する事が必要となり、製造コストが
大きくなると共に、成形体の剛性が低下する事から薄肉
の成形体では成形体が自重でたわみを起こしたり、変形
する等の問題を起こしやすい欠点がある。又、特開平2
ー208036号公報には耐衝撃性アクリル樹脂層の両
面に厚さ5〜100μmの炭素数1〜4のアルキル基を
有するアルキルメタクリレート単位を有する一般アクリ
ル樹脂層を設けた樹脂板が開示されているが、耐衝撃性
は有するものの、光拡散性、艶消し性等については、そ
の機能は全く無く本発明の目的とする樹脂板を得る事は
できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記の問
題を解決する為、鋭意検討した結果、本発明の完成に到
達した。すなわち、本発明の目的は光透過性、光拡散性
に優れ、成形体の表面が良好な艶消し性を有し、耐衝撃
性及び剛性に優れた樹脂板を容易且つ、低製造コストで
提供する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の耐衝撃性に優れ
た光拡散性樹脂板は、透明熱可塑性樹脂100重量部に
アクリル系多層構造ゴム粒子3〜50重量部と透明熱可
塑性樹脂との屈折率の差の絶対値が0.05以上かつ重
量平均粒径が0.5〜20μmである光拡散剤0.5〜
10重量部を分散させた樹脂組成物からなるシート状基
板層の両面あるいは片面に、透明熱可塑性樹脂100重
量部に透明熱可塑性樹脂との屈折率の差の絶対値が0.
05未満かつ重量平均粒径が5〜50μmである球状粒
子5〜30重量部を分散させた樹脂成物からなる被覆層
が100μm以下の厚みで被覆された耐衝撃性に優れた
光拡散性樹脂板である。
【0006】本発明では樹脂板の表層部にあたる被覆層
には、透明熱可塑性樹脂に艶消し剤である重量平均粒径
5〜50μmの球状粒子のみを分散させた樹脂組成物を
用いる。又、樹脂板の基盤層には、透明熱可塑性樹脂に
アクリル系多層構造ゴム粒子と重量平均粒径が0.5〜
20μmである光拡散剤の2種類のみ分散させた樹脂組
成物を用いる。このような樹脂板の構成により、被覆層
は樹脂板表面に艶消し機能を発現させ、基盤層は樹脂板
に光拡散機能を発現させる。このように各々の層の機能
を完全に分けた事から衝撃強度を低下させ且つ、高価で
ある艶消し剤の使用量を必要最低量に抑える事が可能と
なり、その結果、耐衝撃改良剤ではあるが、反面、樹脂
板の剛性及び熱変形性等を低下させるアクリル系多層構
造ゴム粒子の使用量も必要最低量に抑える事が可能とな
った。更に、耐衝撃性の向上には被覆層及び基盤層の両
方にアクリル系多層構造ゴム粒子を用いる事が可能であ
り、被覆層については通常、艶消し剤を含有した場合に
は樹脂板表面の微細な凹凸がノッチ効果をもたらし被覆
層の厚みに関係なく衝撃強度は低下するものと考えられ
ていたが、本発明者らは、艶消し剤を含有していても、
その厚みを薄くする事によりアクリル系多層構造ゴム粒
子を添加しなくても樹脂板の衝撃強度は改良される事を
見いだした。
【0007】本発明以外の単層からなる樹脂板では艶消
し性及び光拡散性を発現する為には多量の球状粒子と光
拡散剤を単一樹脂層に分散させる必要が有る為、機能上
は表層のみに存在すれば良い球状粒子を必要量以上に多
量に使用する事になり、その結果、衝撃強度の低下が大
きくなる為、耐衝撃性改良剤である多層構造ゴム粒子も
多量に使用する事となり、本発明で得られる優れた特性
を持つ樹脂板は得られない。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いられる透明熱可塑性樹脂は特に限定はないが、例え
ばメタクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネー
ト、MS樹脂、アクリロニトリルースチレン共重合体、
透明ABS、透明耐衝撃ポリスチレンなどが挙げられ
る。これらのうち特に光透過性が高いメタクリル系樹脂
あるいはMS樹脂を用いることが好ましい。メタクリル
系樹脂としてはメタクリル酸メチルあるいはメタクリル
酸エチルを主成分として、これとアクリル酸、メタクリ
ル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキ
シル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸2ーエ
チルヘキシル、メタクリル酸2ーエチルヘキシル、アク
リル酸フェニル、メタクリル酸フェニル等のアクリル酸
もしくはメタクリル酸のエステル、スチレン、αーメチ
ルスチレン等のスチレン系単量体、フェニルマレイミ
ド、シクロヘキシルマレイミド、無水マレイミド等のマ
レイミド系単量体、エチレングリコールジメタクリレー
ト、エチレングリコールジアクリレート、アリルメタク
リレート等のアクリル系多官能単量体等から選ばれた1
種或いは2種以上を併用して共重合することにより得ら
れる。又、MS樹脂はメタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸ブチル等のメタクリル酸エステ
ルとスチレンあるいはαーメチルスチレン等のスチレン
系単量体と必要によりアクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル等のアクリル酸エステルとを共
重合する事により得られるが、製造コストの面からはメ
タクリル酸メチルあるいはメタクリル酸エチルとスチレ
ンとを共重合して得る事が好ましい。この時、得られた
共重合体中に占めるメタクリル酸エステル基の割合は5
0重量%以上である事が好ましく、50重量%未満では
共重合体の耐光性が悪くなり、例えば照明カバー等に用
いた場合に黄変する等の不良現象が現れる。
【0009】次に、本発明のアクリル系多層構造ゴム粒
子は、ゴム弾性を有する層を内層に配置した少なくとも
2層以上の層で構成されたものが用いられるが、好まし
くは、最内層がメタクリル酸メチル或いはメタクリル酸
エチル70〜99.9重量%と他の共重合性単量体0〜
30重量%及び共重合性多官能単量体0.01〜5重量
%とを共重合して得られる共重合体であり、中央層がア
クリル酸エステル70〜99.9重量%とその他の共重
合性単量体0〜30重量%及び共重合性多官能単量体
0.1〜5重量%とを共重合して得られる共重合体であ
り、最外層がメタクリル酸メチル或いはメタクリル酸エ
チル70〜100重量%と他の共重合性単量体0〜30
重量%を共重合して得られる共重合体からなる層構成を
有するアクリル系多層構造ゴム粒子が用いられる。この
時、最内層/中央層/最外層の構成比は重量比で(5〜
50)/(10〜80)/(5〜50)である。この範
囲を外れると衝撃強度の改良効果が小さくなったり、ア
クリル系多層構造ゴム粒子の樹脂板中での分散が不良と
なる等の欠点を生じる為、好ましくない。但し、本特許
の目的を達成する範囲で最内層と中央層の間、及び中央
層と最外層の間に組成の異なる共重合体からなる層を設
ける事は可能である。このアクリル系多層構造ゴム粒子
は樹脂板中の基盤層に透明熱可塑性樹脂100重量部に
対して3〜50重量部分散させる。3重量部未満では衝
撃強度の向上効果が小さく、50重量部を超えると樹脂
板の熱変形性や剛性が小さくなり好ましくない。好まし
くは5〜30重量部である。又、その平均粒径は0.0
5〜1.0μmであり、0.05μm未満では衝撃強度
の向上効果が小さく、1.0μmを超えるとアクリル系
多層構造ゴム粒子自体の製造が困難となる為、好ましく
は0.05〜0.5μmである。又、このアクリル系多
層構造ゴム粒子は乳化重合方法で得る事が好ましい。攪
拌、加熱下の水槽中で乳化剤,開始剤の存在下に初めに
最内層を形成する単量体混合物を添加し重合を完結さ
せ、次に中央層を形成する単量体混合物を添加して重合
を完結させ、次いで最外層を形成する単量体混合物を添
加して重合させる事により容易にアクリル系多層構造ゴ
ム粒子を含むラテックスが得られる。本発明に使用され
るアクリル系多層構造ゴム粒子はラテックスから塩析、
噴霧乾燥、凍結乾燥等の公知の技術により粉体として回
収できる。
【0010】次に多層構造ゴム粒子の最内層のメタクリ
ル酸エチル又はメタクリル酸エチルと共重合されるその
他の共重合性単量体としては、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸n−ブチル等のアクリル酸エ
ステル及びアクリロニトリル、メタクリロニトリル、ア
クリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アミド、メタクリ
ル酸アミド、無水マレイン酸、スチレン、αーメチルス
チレン、メタクリル酸シクロヘキシル等が挙げられる。
これらの単量体は1種或いは2種以上を併用して用いら
れる。又、共重合性多官能単量体としては特に限定はさ
れないがエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,
3ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4
ブタンジオールジ(メタ)アクリレート,(メタ)アク
リル酸アリル、トリアリルイソシアヌレート、マレイン
酸ジアリル、ジビニルベンゼン等が使用され、1種或い
は2種以上を併用して用いられるが、これらの中では
(メタ)アクリル酸アリルが好ましい。
【0011】次にアクリル系多層構造ゴム粒子のゴム弾
性を有する中央層の重合に使用されるアクリル酸エステ
ルは特に限定はされないが、アクリル酸n−ブチル、ア
クリル酸2エチルヘキシル等が好ましい。その他の共重
合性単量体としては最内層でメタクリル酸メチル(エチ
ル)と共重合される共重合性単量体と同じものが使用で
きるが、好ましくは透明熱可塑性樹脂と屈折率を合わせ
る為に、スチレン、αメチルスチレン等が使用される。
また、共重合性多官能性単量体としては特に限定はされ
ないが最内層で用いられるものと同じものが使用でき、
1種あるいは2種以上を併用して用いられる。次に多層
構造ゴム粒子の最外層のメタクリル酸メチル或いはメタ
クリル酸エチルと共重合される他の共重合性単量体は最
内層でメタクリル酸メチル(エチル)と共重合される共
重合性単量体と同じものが使用できる。
【0012】次に本発明に用いられる熱可塑性樹脂との
屈折率の差の絶対値が0.05以上かつ重量平均粒径が
0.5〜20μmである光拡散剤は、目的とする光拡散
性能に応じて1種又は2種以上を併用して樹脂板の基盤
層に用いられる。光拡散剤の種類は特に限定はされない
が有機系の光拡散剤としてはポリスチレン系架橋粒子、
シリコーン系架橋粒子、MS系架橋粒子、フッ素系粒子
等が挙げられ、無機系光拡散剤としては硫酸バリウム、
炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、リン酸カルシウ
ム,シリカ等が挙げられる。これらの中ではシリコーン
系架橋粒子、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等が光拡散
性能、或いは製造コストの点で好ましい。光拡散剤の重
量平均粒径は0.5μm未満では光拡散性が低下し、2
0μmを超えても同様に光拡散性が低下する為、好まし
くは0.5〜10μmである。又、その屈折率は基盤層
に用いられる熱可塑性樹脂との屈折率の差の絶対値が
0.05以上である事が好ましい。0.05未満では光
拡散性が低下する傾向がみられる為、好ましくない。
又、その使用量は透明熱可塑性樹脂100重量部に対し
て0.5〜10重量部であり、0.5重量部未満では光
拡散性が低下し10重量部を超えると光透過性及び耐衝
撃性が低下する為、好ましくない。
【0013】次に本発明の被覆層に艶消し剤として用い
られる球状粒子としてはアクリル系架橋粒子、スチレン
系架橋粒子、シリコーン系架橋粒子等が挙げられ、これ
らの中ではアクリル系架橋粒子が樹脂板の耐光性或いは
製造コストの点で好ましい。この球状粒子の重量平均粒
径は5〜50μmであり、5μm未満では艶消し効果が
小さくなり、50μmを超えると荒い艶消し面となり風
合いに欠ける為、好ましくない。又、球状粒子の屈折率
は被覆層に用いられる透明熱可塑性樹脂との屈折率の差
の絶対値が0.05未満である事が好ましい。透明熱可
塑性樹脂との屈折率の差を小さくする事により、樹脂板
表面にほぼ透明な艶消し皮膜が形成される為と思われる
が、樹脂板表面の風合いが良くなる。更に好ましくは
0.03以下である。又、その使用量は透明熱可塑性樹
脂100重量部に5〜30重量部用いられるが5重量部
未満では艶消し効果が小さくなり、30重量部を超える
と耐衝撃性が大幅に低下する為、好ましくない。
【0014】本発明の耐衝撃性に優れた光拡散性樹脂板
を製造する方法としては、特に限定はされないが、例え
ば、上記の透明熱可塑性樹脂と光拡散剤とアクリル系多
層構造粒子と必要があれば本発明の目的を損なわない範
囲の任意の添加剤をヘンシェルミキサーやブレンダーで
混合した後、押出成形機等で加熱溶融して分散させて基
盤層用樹脂組成物として調整し、別に透明熱可塑性樹脂
と球状粒子とアクリル系多層構造粒子と必要があれば本
発明の目的を損なわない範囲の任意の添加剤を上記と同
様に処理して被覆層用樹脂組成物として調整する。次い
でこれらの樹脂組成物を公知の成形技術により本発明の
構造を有する積層板とする。例えば上記樹脂組成物から
プレス成形方法、押出成形方法などの成形方法により基
盤層となるシート状成形体及び被覆層となるフィルム状
成形体を別々に得、その後両者を張り合わせる方法の
他、共押出設備を有するシート成形押出機により、上記
の樹脂組成物を同時に押出して一体成形する方法等が用
いられる。製造コストの点から共押出し方法による成形
方法が好ましい。この時、被覆層は基盤層の片面、或い
は両面に積層されるがその厚みは目的とする樹脂板表面
の艶消し等の質感が得られる厚みに調整される。厚みが
薄いと均一な艶消し面が得られにくく、又、必要以上に
厚くすると樹脂板の耐衝撃性が大幅に低下する為、通常
100μm以下で積層され好ましくは5〜50μmであ
る。
【0015】この被覆層には本発明の目的を損なわない
範囲で艶消し機能の他に帯電防止性能、防曇性能、反射
防止等の機能を目的に応じて付与する事ができる。例え
ば帯電防止性能は帯電防止剤として、ポリエチレングリ
コール、アルキルモノグリセライド、アルキルスルフォ
ン酸ソーダ、アルキルベンゼンスルフォン酸ソーダ、ポ
リエーテルエステルアミド、ポリエーテルエステル、等
を皮膜層樹脂組成物中に含有させて積層することにより
発現する。又、本発明の樹脂板を形成する樹脂組成物中
には、着色剤、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤等を本発明の目的を損なわない範囲で任意に配合
することができる。
【0016】このようにして得られた本発明の耐衝撃性
に優れた光拡散性樹脂板から成形して得られる成形体は
薄肉部があっても衝撃に強くカバー、セード、グローブ
等の照明器具、照明看板、グレージング等に使用できる
が、その優れた光透過性、光拡散性、外観の意匠性から
照明器具への使用が特に適している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を詳細に
説明する。実施例中の部数は特に断らない限り重量部を
表す。
【0018】
【実施例1】(アクリル系多層構造ゴム粒子の製造)攪
拌機付き反応容器にイオン交換水300部を添加し、窒
素置換しながら70℃に昇温した後、ジヘキシルスルホ
コハク酸ナトリウムを0.3部と過硫酸カリウム0.3
部を添加した。続いてメタクリル酸メチル28部とアク
リル酸nブチル2部とメタクリル酸アリル0.03部か
らなる単量体混合物を添加した後、1時間保持して反応
を完結させた。次いでアクリル酸nブチル32部とスチ
レン8部とメタクリル酸アリル1.0部とからなる単量
体混合物を2時間かけて添加した後、2時間保持して反
応を完結させた。次いでメタクリル酸メチル27部とア
クリル酸nブチル3部とnーオクチルメルカプタン0.
05部からなる単量体混合物を1時間かけて添加した
後、1時間保持して反応を完結させた。得られたラテッ
クスを硫酸ナトリウムを塩析剤として用いて塩析した
後、脱水、水洗、脱水、乾燥を行い、粉体としてアクリ
ル系多層構造ゴム粒子(A)を回収した。得られたアク
リル系多層構造ゴム粒子(A)の平均粒径は0.25μ
mであった。又、得られたアクリル系多層構造ゴム粒子
をプレスを用いて厚さ0.2mmのフィルムに成形、ア
ッベ屈折計を用いて屈折率を測定した結果、1.49で
あった。
【0019】(基盤層用樹脂組成物の調整)透明熱可塑
性樹脂としてメタクリル樹脂(旭化成工業株式会社製の
デルペットLP−1:屈折率1.49)100部とアク
リル系多層構造ゴム粒子(A)10部と光拡散剤として
平均粒径6μmのシリコーン系架橋粒子(東芝シリコー
ン株式会社製、商品名トスパール2000B:屈折率
1.42)を4部とをタンブラーで混合した。次いでこ
の混合物を30mm2軸押出機を用いて250℃の温度
でペレット化し基盤層用樹脂組成物を得た。
【0020】(被覆層用樹脂組成物の調整)透明熱可塑
性樹脂としてメタクリル樹脂(旭化成工業株式会社製の
デルペットLP−1)100部と球状粒子として平均粒
径12μmのアクリル系架橋粒子(積水化成品工業株式
会社製、商品名テクポリマーMBX−12:屈折率1.
49)を20部とをタンブラーで混合した。次いでこの
混合物を30mm2軸押出機を用いて250℃の温度で
ペレット化し被覆層用樹脂組成物を得た。
【0021】(樹脂板の製造及び評価)得られたペレッ
トを350mm幅のマルチマニホールド型の積層用シー
ト用ダイスを有する250℃に温調された基盤層用樹脂
組成物を押し出す50mm単軸押出機、及び皮膜層用樹
脂組成物を押し出す25mm単軸押出機、及び80〜1
10℃に温調された3本のポリシングロールからなる共
押出シート成形設備を用いて300mm幅で厚み1.4
4mmの基盤層用樹脂からなる成形体の両面に厚み30
μmの被覆層用樹脂が積層された全体の厚みが1.5m
mであるシート状成形体を得た。次に得られたシート状
成形体から30cm角の板を切り出し、表面温度を18
0℃に加熱した後、真空成形機を用いて直径95mmで
高さが40mmの底が平らな円筒形の形状に成形した。
成形品の厚みは、円筒形の底の平らな部分で、ほぼ0.
7mmであった。次いで得られた成形品の落球衝撃強度
を測定した。その結果、衝撃強度は0.9kg−cmで
あった。次に得られたシート状成形体から試験片を切り
出し、曲げ弾性率、全光線透過率、光拡散率の測定、及
び目視によるシートの外観観察を実施した。その結果、
上記評価項目の値が順に2900MPa,70%,60
%の測定値を得、衝撃強度、剛性、光透過性、光拡散性
に優れ良好な艶消し表面を有する風合いに優れた樹脂板
である事が確認された。結果を表1に示した。尚、測定
にあたっては次に示す試験方法を用いて実施した。又、
実施例中に示した屈折率は25℃での値である。
【0022】落球衝撃強度 − 円筒形の成型品の底部
の平らな面をコンクリートの床面に置き、重さが66g
の鋼球を高さを変えて試験片に落とし50%の割れを示
す高さを求めエネルギーに換算した。 曲げ弾性率 − JISK7203に準じて測定し
た。
【0023】全光線透過率 − JISK7105に準
じて測定した。 光拡散率 − オプテック株式会社製ゴニオフォト
メーターを用いて、白色光の光源で試験片に直角方向に
入光させ試験片の反対側に透過した光を+70°〜ー7
0°の角度の範囲における輝度を測定し、下式により光
拡散率を算出した。
【0024】
【0025】
【比較例1】比較例1では、本発明で示した多層からな
る樹脂板と「単層板」の艶消し性と耐衝撃性を確認し
た。樹脂板の艶消し性能は、樹脂板表面の球状粒子の密
度で決定される為、樹脂板の表面を形成する樹脂組成物
中の球状粒子の濃度は板厚に関係なく同一にする必要が
ある。比較例1の単層板用の樹脂組成物中の球状粒子の
濃度は被覆層の球状粒子の濃度とほぼ同一とした。
【0026】(単層板用樹脂組成物の調整)透明熱可塑
性樹脂としてメタクリル樹脂(旭化成工業株式会社製の
デルペットLP−1)100部とアクリル系多層構造ゴ
ム粒子(A)10部と光拡散剤として平均粒径6μmの
シリコーン系架橋粒子(東芝シリコン株式会社製、商品
名トスパール2000B)を4部と球状粒子として平均
粒径12μmのアクリル系架橋粒子(積水化成品工業株
式会社製、商品名テクポリマーMBX−12)を20部
とをタンブラーで混合した。次いでこの混合物を30m
m2軸押出機を用いて250℃の温度でペレット化し単
層板用樹脂組成物を得た。
【0027】(単層板の製造及び評価)得られたペレッ
トを350mm幅のコートハンガー型の単層用シート用
ダイスを有する250℃に温調された50mm単軸押出
機、及び80〜110℃に温調された3本のポリシング
ロールからなる押出シート成形設備を用いて300mm
幅で厚み1.5mmのシート状成形体を得た。得られた
シート状成形体から試験片を切り出し実施例1と同様に
試験した。結果を表2に示す。単層板では本発明の多層
からなる樹脂板で得られる艶消し性(風合い)と光拡散
性を得ようとするとその耐衝撃性は大幅に低下する。
【0028】
【比較例2】比較例2では、実施例1で被覆層に添加し
た球状粒子の量を単層板用樹脂組成物に添加した。その
量を濃度(部数)に換算すると実施例1の被覆層では2
0部であるが単層用樹脂組成物では約0.69部とな
る。その他は比較例1と同様に実施した。結果を表2に
示した。球状粒子の絶対量は実施例1と比較例2は、ほ
ぼ同量であるが比較例2のように単層板では艶消し性が
殆どなく風合いの劣るものとなった。
【0029】
【実施例2〜4】基盤層のアクリル系多層構造ゴム粒子
(A)の量を実施例2では5部、実施例3では25部、
実施例4では40部に変えた他は実施例1と同様に実施
した。結果を表1に示した。実施例1と同様に、衝撃強
度、剛性、光透過性、光拡散性に優れ良好な艶消し表面
を有する風合いに優れた樹脂板であった。
【0030】
【実施例5〜7】被覆層の積層厚みを実施例5では10
μm、実施例6では45μm、実施例7では80μmに
変えた他は実施例1と同様に実施した。結果を表1に示
した。実施例1と同様に、衝撃強度、剛性、光透過性、
光拡散性に優れ良好な艶消し表面を有する風合いに優れ
た樹脂板であった。
【0031】
【実施例8〜9】被覆層の球状粒子の量を実施例8では
7部、実施例9では28部に変えた他は実施例1と同様
に実施した。結果を表1に示した。実施例1と同様に、
衝撃強度、剛性、光透過性、光拡散性に優れ良好な艶消
し表面を有する風合いに優れた樹脂板であった。
【0032】
【実施例10〜11】基盤層の光拡散剤の種類と量を実
施例10では平均粒径0.7μmの炭酸カルシウム(屈
折率1.66)を1部と平均粒径4μmの沈降性硫酸バ
リウム(屈折率1.64)を1部に変え、実施例11で
は平均粒径0.7μmの炭酸カルシウムを1部とトスパ
ール2000Bを3部に変えた他は実施例1と同様に実
施した。結果を表1に示した。実施例1と同様に、衝撃
強度、剛性、光透過性、光拡散性に優れ良好な艶消し表
面を有する風合いに優れた樹脂板であった。
【0033】
【実施例12〜13】被覆層の球状粒子の種類を実施例
12では平均粒径8μmのアクリル系架橋粒子(積水化
成品工業株式会社製、商品名テクポリマーMBX−8)
に、実施例13では平均粒径40μmのアクリル系架橋
粒子(積水化成品工業株式会社製、商品名テクポリマー
MBX−40)に変えた他は実施例1と同様に実施し
た。結果を表1に示した。実施例1と同様に、衝撃強
度、剛性、光透過性、光拡散性に優れ良好な艶消し表面
を有する風合いに優れた樹脂板である事が確認された。
【0034】
【実施例14】透明熱可塑性樹脂の種類を共重合体中に
占めるメタクリル酸メチル基の割合が80重量%である
MS樹脂(新日鐵化学株式会社製、商品名エスチレンM
Sー800)に替えた他は実施例1と同様に実施した。
結果を表1に示す。実施例1と同様に、衝撃強度、剛
性、光透過性、光拡散性に優れ良好な艶消し表面を有す
る風合いに優れた樹脂板である事が確認された。
【0035】
【実施例15】基盤層の厚みを1.47mmとし、その
片面に厚さ30μmの被覆層を積層した他は実施例1と
同様に実施した。尚、落球衝撃試験は樹脂板の被覆層側
に鋼球を落として試験した。又、樹脂板の外観は被覆層
側を観察した。結果を表1に示す。実施例1と同様に、
衝撃強度、剛性、光透過性、光拡散性に優れ良好な艶消
し表面を有する風合いに優れた樹脂板である事が確認さ
れた。
【0036】
【比較例3】基盤層にアクリル系多層構造粒子を添加し
ない他は実施例1と同様に実施した。結果を表3に示
す。アクリル系多層構造粒子が添加されない樹脂板は衝
撃強度が小さく本発明の目的を達成しない。
【0037】
【比較例4】被覆層の厚みを120μmとした他は実施
例1と同様に実施した結果を表3に示す。被覆層の厚み
が厚すぎると衝撃強度が小さく本発明の目的を達成しな
い。
【0038】
【比較例5】基盤層のアクリル系多層構造粒子の量を6
0部にした他は実施例1と同様に実施した。結果を表3
に示す。基盤層にアクリル系多層構造粒子を多量に含む
樹脂板は曲げ弾性率(剛性)が小さく本発明の目的を達
成しない。
【0039】
【比較例6】被覆層の球状粒子の量を3部にした他は実
施例1と同様に実施した。結果を表3に示す。被覆層の
球状粒子の量が少なすぎると殆ど艶消しされず風合いの
劣るものであり本発明の目的を達成しない。
【0040】
【比較例7】被覆層の球状粒子の量を38部にした他は
実施例1と同様に実施した。結果を表3に示す。被覆層
の球状粒子の量が多すぎると樹脂板の表面が荒れた状態
となり質感に欠け又、衝撃強度も小さくなり為、本発明
の目的を達成しない。
【0041】
【比較例8】被覆層の球状粒子の種類を平均粒径100
μmのアクリル系架橋粒子(積水化成品工業株式会社
製、商品名テクポリマーMBX−100)に変えた他は
実施例1と同様に実施した。結果を表3に示す。被覆層
の球状粒子の粒径が大きすぎると樹脂板の表面が荒れた
状態となり質感に欠け又、衝撃強度も小さくなり為、本
発明の目的を達成しない。
【0042】
【比較例9】被覆層の球状粒子を平均粒径6μmのシリ
コーン系架橋粒子(トスパール2000B)に変えた他
は実施例1と同様に実施した。被覆層に熱可塑性樹脂と
の屈折率の差の絶対値の大きな球状粒子を用いた為に、
実施例1に比較し風合いの劣る樹脂板であった。
【0043】
【比較例10】基盤層の光拡散剤をテクポリマーMBX
−8とし、熱可塑性樹脂をMS樹脂に変えた他は実施例
1と同様に実施した。熱可塑性樹脂との屈折率の差の絶
対値が小さな光拡散剤を用いた樹脂板は光拡散性の劣る
ものであった。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【発明の効果】本発明の耐衝撃性に優れた光拡散性樹脂
板は艶消し剤と樹脂からなる被覆層と光拡散剤とゴム成
分と樹脂からなる基盤層で構成される多層板である。同
様の耐衝撃性を有する単層板に比較して成型品の艶消し
性等の風合いや、剛性に優れ且つ、工業的に低コストで
製造できる。
【0048】耐衝撃性と共に光透過性、光拡散性、艶消
し性等の成形品表面の風合い、剛性等が優れている為、
特に薄肉成形される照明カバー用途に適している。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/00 C08K 5/00 C08L 101/12 C08L 101/12 //(C08L 101/12 51:00) Fターム(参考) 4F006 AA15 AA22 AA36 AA55 AB16 AB24 AB35 AB56 BA14 CA08 4F100 AK01A AK01B AK01C AK25A AK25B AK25C AN02A BA02 BA03 BA06 BA10B BA10C BA13 CA30A DE01A DE01H DE04B DE04C DE04H EH20A EH20B EH20C GB90 JA20A JA20B JA20C JA20H JB16A JB16B JB16C JK01 JK10 JN01 JN01A JN01B JN01C JN18A JN18B JN18C JN18H YY00A YY00H 4J002 AA011 BC031 BC033 BC061 BC071 BC073 BD123 BG043 BG051 BN122 BN141 BN151 CG001 CP033 DE146 DE236 DG046 DH046 DJ016 FA083 FD203 FD206 GQ00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明熱可塑性樹脂100重量部にアクリル
    系多層構造ゴム粒子3〜50重量部と透明熱可塑性樹脂
    との屈折率の差の絶対値が0.05以上かつ平均粒径が
    0.5〜20μmである光拡散剤0.5〜10重量部を
    分散させた樹脂組成物からなるシート状基板層の両面あ
    るいは片面に、透明熱可塑性樹脂100重量部に透明熱
    可塑性樹脂との屈折率との差の絶対値が0.05未満か
    つ重量平均粒径が5〜50μmである球状粒子5〜30
    重量部を分散させた樹脂組成物からなる被覆層が100
    μm以下の厚みで被覆された光拡散性樹脂板。
  2. 【請求項2】透明熱可塑性樹脂がメタクリル系樹脂ある
    いはMS樹脂であることを特徴とする請求項1記載の光
    拡散性樹脂板。
  3. 【請求項3】 被覆層の球状粒子がメタクリル系架橋粒
    子であることを特徴とする請求項1〜2記載の光拡散性
    樹脂板。
  4. 【請求項4】 被覆層の厚みが5〜50μmであること
    を特徴とする請求項1〜3記載の光拡散性樹脂板。
  5. 【請求項5】共押出成形方法によって製造される請求項
    1〜4に記載の光拡散性樹脂板。
  6. 【請求項6】 照明用途に使用される請求項1〜5に記
    載の光拡散性樹脂板。
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