JP2000295883A - 回転速度制御装置 - Google Patents

回転速度制御装置

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JP2000295883A
JP2000295883A JP11099238A JP9923899A JP2000295883A JP 2000295883 A JP2000295883 A JP 2000295883A JP 11099238 A JP11099238 A JP 11099238A JP 9923899 A JP9923899 A JP 9923899A JP 2000295883 A JP2000295883 A JP 2000295883A
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speed
digital filter
motor
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Koji Chiba
孝二 千葉
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境の変化、メカニズムの経時変化に対して
も回転速度のオーバーシュートを最小限に抑え、短時間
で安定した起動動作が可能な回転速度制御装置を提供す
る。 【解決手段】 モータ1と、モータ1を回転させる駆動
回路9と、モータ1の回転速度を検出する速度検出手段
(RFアンプ)53と、速度検出手段53の出力する回
転速度とあらかじめ与えられた目標回転速度との誤差を
算出する誤差算出器3と、誤差算出器3の出力する速度
誤差をもとに駆動回路9へ速度指令を出力する少なくと
も1つの巡回部を持つデジタルフィルタ20と、デジタ
ルフィルタ20の巡回部の値を記憶するメモリ10と、
モータ1が定常状態で回転している時のデジタルフィル
タ20の巡回部の値をメモリ10へ記憶させるメモリ制
御回路5と、モータ1が起動して略目標速度に達したこ
とを検出しデジタルフィルタ20の巡回部の値をメモリ
10の値に置き換えるプリセット回路6を備えたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータ等の回転速度
を制御するあらゆる回転速度制御装置に関するものであ
り、特に光ディスクの回転速度を制御する装置に適用す
ることで有効である。
【0002】
【従来の技術】光ディスクを用いた再生装置または記録
再生装置において、光ディスクへの記録または再生時に
ディスクを線速度一定に回転させるために光ディスク上
の螺旋状のトラックに線速度一定で記録された有限周期
のデータにもとづき、ディスクの回転速度を線速度一定
に制御するモータ回転速度制御装置が用いられている。
従来のこの種光ディスクのモータ回転速度制御装置の一
例としては特開平9−282790号公報に記載された
「スピンドルモータ制御装置及び制御方法」が知られて
おり、以下、その構成について説明する。
【0003】光ディスクには螺旋状のトラックに線速度
一定でデータが記録されている。光学ヘッドは光ディス
クにレーザ光を照射し、その反射光を読み取って光ディ
スク上のデータを再生する。再生されたデータは微弱な
ため、RFアンプにより増幅、波形整形され、光学ヘッ
ドは光スポットのフォーカス及びトラッキングを制御す
るフォーカストラッキング制御回路によりデータが適切
に再生できるように位置制御される。
【0004】RFアンプから出力される再生データには
線速度一定にするためのクロック成分が含まれており、
クロック抽出回路はそのクロック成分を抽出し、別途設
けられた誤差算出回路は抽出されたクロック成分の周期
とあらかじめ与えられた目標周期との誤差を出力する。
【0005】誤差算出回路が出力する速度誤差は制御系
全体の制御特性を安定に保つためにデジタルフィルタを
介してモータを駆動する駆動回路に送られる。このデジ
タルフィルタは巡回部を持つ積分フィルタで構成されて
いる。フォーカス、トラッキング制御回路、誤差算出回
路はマイクロコンピュータにより構成されるシステムコ
ントローラがその動作を支配し、起動停止等もシステム
コントローラにより制御される構成になっている。
【0006】以上のように構成された回転速度制御装置
は次のように動作する。まず、モータが停止している状
態でシステムコントローラからモータ起動の指令が出さ
れると駆動回路は起動トルクをモータに与えモータが回
転を開始する。モータの回転により光ディスクが回転を
始めると同時にフォーカス、トラッキング制御回路は光
学ヘッドの位置を調整し再生データが最適となるように
制御され、クロック抽出回路は、再生データに含まれて
いるクロック成分を抽出する。抽出されたクロック成分
はその周期を算出され、基準信号発生器からあらかじめ
与えられた基準周期との誤差を算出する。モータの起動
時は抽出されたクロックの周期と基準周期との誤差が大
きく、デジタルフィルタに入力される値も大きく、それ
に比例してモータに与えられる速度指令も大きな値が与
えられる。モータの回転速度が目標の速度に達するまで
はデジタルフィルタ巡回部には誤差信号が積分されてい
くことになる。誤差算出器の出力する誤差が0となりモ
ータの回転速度が目標速度に達したときにデジタルフィ
ルタ巡回部にはそれまでに積分された値があるためモー
タの回転速度は目標速度を一旦超えたあと目標速度に引
き込むことになる。
【0007】また、回転速度に一旦引き込んだ後、一度
回転を停止させ再度起動させた場合にも同様の結果とな
りオーバーシュートした後に速度が安定する。さらに、
目標速度に達した時にデジタルフィルタ巡回部の値をあ
らかじめ設定した固定値にプリセット可能とすることで
オーバーシュ−トを低減することも可能ではあるが、環
境の変化、経時変化による駆動負荷の変動により常にオ
ーバーシュートなしで速度が安定するとは限らない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成では、モータを起動して光ディスクの回転速度が
目標とする速度に達した時にデジタルフィルタ巡回部の
値がそれまで積分された値となって定常動作状態の時の
値とずれるため、回転速度のオーバーシュートを引き起
こした後でなければ定常動作にならず、また、環境の変
化、メカニズムの経時変化による駆動負荷の変動に対し
て安定した起動動作ができないという問題点を有してい
た。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、環境の変化、メカニズムの経時変化に対しても
回転速度のオーバーシュートを最小限に抑え、短時間で
安定した起動動作が可能な回転速度制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の回転速度制御装
置は、モータと、モータを回転させる駆動手段と、モー
タの回転速度を検出する速度検出手段と、速度検出手段
の出力と目標速度との誤差を算出する誤差算出手段と、
誤差算出手段の出力する速度誤差をもとに駆動手段へ速
度指令を出力する少なくとも1つの巡回部を持つデジタ
ルフィルタと、デジタルフィルタの巡回部の値を記憶す
る記憶手段と、モータが定常状態で回転している時のデ
ジタルフィルタ巡回部の値を記憶手段へ記憶させる記憶
制御手段と、モータが起動しておおよそ目標速度に達し
たことを検出しデジタルフィルタの巡回部の値を記憶手
段の値に置き換えるプリセット手段を備えたものであ
る。
【0011】この発明によれば、モータの定常動作状態
におけるデジタルフィルタ巡回部の値を記憶手段に記憶
しておき、起動時におおよそ目標速度に達したことを検
出してデジタルフィルタ巡回部に記憶しておいた値をプ
リセットすることにより、環境の変化、メカニズムの経
時変化に対しても回転速度のオーバーシュートを最小限
に抑え、かつ短時間で安定した起動動作が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。なお、各実施の形態
間において同一部分については同一符号を用いるものと
する。
【0013】(実施の形態1)図1は本発明の回転速度制
御装置の実施の形態1における構成を示すブロック図で
あり、図中、1はモータ、3は誤差算出器、4は目標速
度設定器、5はメモリ制御回路、6はプリセット回路、
10はメモリ、9は駆動回路、20はデジタルフィル
タ、50は光ディスク、51は光学ヘッド、52は光学
ヘッドの位置検出器、53はRFアンプ、54はクロッ
ク抽出器、55はフォーカストラッキング制御回路であ
る。モータ1は駆動回路9からのトルク指令によって回
転動作を行う。モータ1の回転軸には光ディスク50を
取りつけるための機構部が取り付けられており、光ディ
スク50はその機構部に取り付けられている。モータ1
が回転するとその回転は光ディスク50の回転となる。
【0014】光ディスク50には螺旋状のトラックに線
速度が一定となるようなデジタル信号が記録されてお
り、光学ヘッド51は光ディスク50にレーザ光を照射
し、その反射光を読み取って光ディスク50上のデータ
を再生する。再生されたデータは微弱なため、RFアン
プ53により増幅、波形整形される。光学ヘッド51は
光スポットのフォーカス及びトラッキングを制御するフ
ォーカストラッキング制御回路55によりデータが適切
に再生できるように位置制御される。位置検出器52は
光ディスク50の最内周のデータが記録されているトラ
ックからトラック数をカウントするなどの方法により光
学ヘッド51の位置を検出する。
【0015】RFアンプ53から出力される再生データ
には線速度一定にするためのクロック成分が含まれてお
り、クロック抽出回路54はPLL回路等により構成さ
れ、RFアンプ53が出力する信号のクロック成分を抽
出する。誤差算出器3は抽出されたクロック成分の周期
とあらかじめ目標速度設定器4が設定した目標周期との
誤差を出力する。メモリ制御回路5はディスクの回転が
定常状態(たとえば抽出されたクロックと目標との誤差
が1秒間、±3%の範囲内にある時)とみなされた時
に、デジタルフィルタ20の巡回部Iの値を、その時の
目標速度Vと光学ヘッド51の位置Kに基づいて正規化
してメモリ10に記憶させる。
【0016】プリセット回路6はモータが起動し、誤差
算出器3の出力する目標周期との誤差が0を通過して回
転速度が目標に達したことを検出するとメモリ10に指
令を出しデジタルフィルタ20の巡回部Iの値をメモリ
10に記憶していた値に基づいてプリセットする。誤差
算出器3が出力する速度誤差は制御系全体の制御特性を
安定に保つためにデジタルフィルタ20を介してモータ
1を駆動する駆動回路9に送られモータ1を所定の速度
で回転させる。また、デジタルフィルタ20は巡回部を
持つ積分フィルタで構成されている。フォーカストラッ
キング制御回路55、誤差算出器3はマイクロコンピュ
ータにより構成されるシステムコントローラ100がそ
の動作を支配し、起動停止等もシステムコントローラに
より制御される構成になっている。
【0017】以下、その動作について説明する。図2は
図1に示した回転速度制御装置の動作を示すタイミング
チャートであリ、図2において、速度指令はシステムコ
ントローラ100が出力する停止、再生速度指令を示
し、検出クロック速度は実際に検出されたクロックの周
波数(つまり実際の再生速度)を示し、積分値はデジタ
ルフィルタ20の巡回部Iの値の時間的経過に伴う変化
を示している。図2において停止状態から初めて目標速
度1(V1)の速度指令がくるとモータ1が回転を開始
してディスク上のデータの再生を開始する。この時メモ
リ10には初期値I0が記憶されている。データ再生速
度が目標に到達するとプリセット回路6はメモリ10に
記憶されている初期値I0に対して(数1)に基づく演
算をおこなって、その演算結果をデジタルフィルタ20
の巡回部にプリセットする。
【0018】
【数1】UN=UI・VN・KN ここでUNはプリセット値、UIはメモリに記憶された
正規化された値、VNは再生速度、KNは光学ヘッドの
位置データである。
【0019】しかしながらプリセットされた値は初期値
でありその時の機構部の負荷変動等に対して最適でない
ため、ずれが生じ、その結果再生速度のオーバーシュー
トやアンダーシュートを伴い定常状態に移る。定常状態
では従来例と同様に抽出したクロックが一定となるよう
に制御が働き、再生速度は目標速度V1で再生される。
【0020】この状態でメモリ制御回路5は誤差算出器
3の出力が一定時間、一定範囲内にある定常状態である
と判断するので、その時のデジタルフィルタ20の巡回
部の値を(数2)に基づいて正規化してメモリ10に記
憶させる。
【0021】
【数2】UI=U/(V・K) ここでUIは正規化データ、Uはデジタルフィルタ巡回
部の値、Vは再生速度、Kは光学ヘッドの位置データで
ある。
【0022】また、図2において一旦停止状態を経て目
標速度2(V2)の指令により再度起動し、再生速度が
目標速度2(V2)に到達するとプリセット回路6はメ
モリ10に記憶されている最新の値に対して(数1)に
示す演算を行い、その演算結果をデジタルフィルタ20
にプリセットする。デジタルフィルタ20にプリセット
された値は負荷変動等も考慮された最新の値であり最適
値となっているためデータ再生速度に到達してからオー
バーシュートやアンダーシュートを起こすこと無くスム
ースに定常状態に移行することができる。そしてこの定
常状態でもデジタルフィルタ巡回部の値は正規化されメ
モリ10に記憶され、以降の起動処理ではデジタルフィ
ルタ20の巡回部の値が最適値にプリセットされること
になる。
【0023】以上のように本実施の形態によれば、回転
速度制御装置の定常状態において取り込んだデジタルフ
ィルタ巡回部の値を、その時の再生速度と光学ヘッドの
位置に基づいて正規化を行い、その値をメモリに記憶
し、停止後の再起動時に再生速度が目標に達したタイミ
ングでメモリに記憶されている値に基づいた値でデジタ
ルフィルタ巡回部の値をプリセットすることにより、目
標速度到達直後のオーバーシュートやアンダーシュート
のない短時間で安定した起動処理が実現できる。また、
目標再生速度や光学ヘッドの位置に応じて取り込んだ値
を補正することにより、再生速度の切り替えや、再生位
置が変わっても安定した起動動作が実現でき、さらに、
メモリに記憶している値は正規化することにより再生速
度や再生位置に無関係となり、最小の記憶容量で実現可
能である。
【0024】なお、本実施の形態では上記のプリセット
する最適値を演算により求めているが、光ディスクの再
生方法により内部にテーブルを持ってその中から最適な
数値を選択して用いるようにしてもよく、また、光学ヘ
ッドの位置検出や動作状態の判別方法は前記の方法に限
定されるものでないことは言うまでもない。
【0025】(実施の形態2)図3は本発明の回転速度制
御装置の実施の形態2における構成を示すブロック図で
あり、図中、1はモータ、2は速度検出器、3は誤差算
出器、4は目標速度設定器、5はメモリ制御回路、6は
プリセット回路、10はメモリ、9は駆動回路、20は
デジタルフィルタである。モータ1は駆動回路9からの
トルク指令によって回転動作を行う。モータ1にはその
回転速度に比例した周波数の信号を発生するFG信号発
生器が内蔵されており、たとえば1回転で6発のFGパ
ルスを発生することができる。
【0026】速度検出器2はモータ1の出力するFGパ
ルスの周期を検出する。目標速度設定器4はモータ1の
目標とする回転速度の時のFGパルス周期に相当する値
が設定され、誤差算出器3は速度検出器2が検出した周
期と目標速度設定器で設定されている目標周期との差を
算出する。メモリ制御回路5はモータ1が定常状態(一
定時間(たとえば3秒)、算出された周期誤差が±3%
の範囲内にある時)とみなされた時に、デジタルフィル
タ20の巡回部Iの値をメモリ10に記憶させる。プリ
セット回路6はモータ1が起動し、誤差算出器3の出力
する目標周期との誤差が0を通過して回転速度が目標に
達したことを検出するとメモリ10に指令を出しデジタ
ルフィルタ20の巡回部Iの値をメモリ10に記憶して
いた値にプリセットする。
【0027】以下、その動作について説明する。図4は
図3に示した回転速度制御装置の動作を示すタイミング
チャートであリ、モータ1の速度指令と実際のモータの
回転速度とデジタルフィルタ巡回部の値の時間的変化を
示している。
【0028】図4において、停止状態から初めてV1と
いう速度指令1がくるとモータ1が回転を開始する。こ
の時、メモリ10には初期値I0が記憶されている。回
転速度が目標に到達するとプリセット回路6はメモリ1
0に記憶されている初期値I0をデジタルフィルタ20
の巡回部にプリセットする。しかしながらプリセットさ
れた値は初期値でありその時の機構部の負荷変動等に対
して最適でないため、ずれが生じ、その結果再生速度の
オーバーシュートやアンダーシュートを伴い定常状態に
移る。メモリ制御回路5は誤差算出器3の出力が一定時
間、一定範囲にある定常状態であると判断すると、その
時のデジタルフィルタ20の巡回部の値をメモリ10に
記憶させる。
【0029】また、図4において一旦停止状態を経て目
標速度2(V2)の指令により再度起動し、再生速度が
目標速度2(V2)に到達するとプリセット回路6はメ
モリ10に記憶されている値をデジタルフィルタ20に
プリセットする。デジタルフィルタ20にプリセットさ
れた値は負荷変動等も考慮された最新の値であり最適値
となっているため目標回転速度に到達してからオーバー
シュートやアンダーシュートを起こすこと無くスムース
に定常状態に移行することができる。そしてこの定常状
態でもデジタルフィルタ巡回部の値はメモリ10に記憶
され、以降の起動処理ではデジタルフィルタ20の巡回
部の値が最適値にプリセットされることになる。
【0030】以上のように本実施の形態によれば回転速
度制御装置の定常状態において取り込んだデジタルフィ
ルタ巡回部の値をメモリに記憶し、停止後の再起動時に
再生速度が目標に達したタイミングでメモリに記憶され
ている値にデジタルフィルタ巡回部の値をプリセットす
ることにより、目標速度到達直後のオーバーシュートや
アンダーシュートのない短時間で安定した起動処理が実
現できる。なお、本実施の形態で行っている定常状態の
判別方法、モータの回転速度検出方法はほんの一例であ
りこの方法に限定されるものではない。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、環境変化
や装置の経時変化による負荷変動等に対しても起動時の
オーバーシュートを最小限に抑え、短時間で安定した起
動動作を実現できるという有利な効果が得られ、光ディ
スクを用いた記録再生装置などに適用すれば良い結果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転速度制御装置の実施の形態1にお
ける構成を示すブロック図
【図2】図1に示す装置の動作を示すタイミングチャー
【図3】本発明の回転速度制御装置の実施の形態2にお
ける構成を示すブロック図
【図4】図3に示す装置の動作を示すタイミングチャー
【符号の説明】
1 モータ 2 速度検出器 3 誤差算出器 4 目標速度設定器 5 メモリ制御回路 6 プリセット回路 9 駆動回路 10 メモリ 20 デジタルフィルタ 50 光ディスク 51 光学ヘッド 52 位置検出回路 53 RFアンプ 54 クロック抽出回路 55 フォーカストラッキング制御回路 100 システムコントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、前記モータを回転させる駆動
    手段と、前記モータの回転速度を検出する速度検出手段
    と、前記速度検出手段の出力する回転速度とあらかじめ
    与えられた目標回転速度との誤差を算出する誤差算出手
    段と、前記誤差算出手段の出力する速度誤差をもとに前
    記駆動手段へ速度指令を出力する少なくとも1つの巡回
    部を持つデジタルフィルタと、前記デジタルフィルタの
    巡回部の値を記憶する記憶手段と、前記モータが定常状
    態で回転している時の前記デジタルフィルタ巡回部の値
    を記憶手段へ記憶させる記憶制御手段と、前記モータが
    起動して略目標速度に達したことを検出し前記デジタル
    フィルタの巡回部の値を前記記憶手段の値に置き換える
    プリセット手段とを備えたことを特徴とする回転速度制
    御装置。
  2. 【請求項2】 記憶制御手段は、少なくとも速度誤差算
    出手段の出力からモータが定常動作状態であることを検
    出し、その時のデジタルフィルタ巡回部の値を記憶手段
    に記憶させるものであることを特徴とする請求項1記載
    の回転速度制御装置。
  3. 【請求項3】 プリセット手段は、モータが起動して略
    目標速度に達したことを検出し、少なくともその時の目
    標速度に応じて記憶手段の値を補正してフィルタの巡回
    部にプリセットするものであることを特徴とする請求項
    1記載の回転速度制御装置。
  4. 【請求項4】 螺旋状のトラックにデジタルデータが書
    き込まれた円盤状の光ディスクと、前記光ディスクを回
    転させるためのモータと、前記モータを駆動する駆動手
    段と、前記光ディスク上のデジタルデータを光学的に読
    み出すための光学ヘッドと、前記光学ヘッドが読み出し
    たデジタルデータに同期したクロック成分を抽出するク
    ロック抽出手段と、前記光学ヘッドの位置を検出する位
    置検出手段および前記クロック抽出手段が抽出したクロ
    ックの周期とあらかじめ与えられた目標周期との誤差を
    算出する誤差算出手段と、前記誤差算出手段の出力する
    速度誤差をもとに前記駆動手段へ速度指令を出力する少
    なくとも1つの巡回部を持つデジタルフィルタと、前記
    デジタルフィルタの巡回部の値に基づく値を記憶する記
    憶手段と、前記光ディスクの回転速度が定常状態である
    ことを検出しその時の前記デジタルフィルタ巡回部の値
    に基づく値を前記記憶手段に記憶させる記憶指令手段
    と、前記モータが停止状態から回転を開始して略目標速
    度に達したことを検出し前記記憶手段に記憶されている
    値から前記デジタルフィルタの巡回部にプリセットする
    値を算出し前記デジタルフィルタの巡回部の値をプリセ
    ットするプリセット手段を備えたことを特徴とする回転
    速度制御装置。
  5. 【請求項5】 記憶手段はデジタルフィルタ巡回部の値
    に基づくデータを記憶し、記憶指令手段は光学ヘッドの
    位置と目標速度に対応したデータを算出し前記記憶手段
    に記憶させ、プリセット手段はその時の光学ヘッドの位
    置と目標速度に応じて前記記憶手段のデータを補正して
    前記デジタルフィルタ巡回部にプリセットするものであ
    ることを特徴とする請求項4記載の回転速度制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7230785B2 (en) 2004-08-31 2007-06-12 Renesas Technology Corp. Drive control device of motor and disk rotation system

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