JP2000295440A - 画像読取装置、画像処理システム、動作制御方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像読取装置、画像処理システム、動作制御方法、及び記憶媒体

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JP2000295440A
JP2000295440A JP11102658A JP10265899A JP2000295440A JP 2000295440 A JP2000295440 A JP 2000295440A JP 11102658 A JP11102658 A JP 11102658A JP 10265899 A JP10265899 A JP 10265899A JP 2000295440 A JP2000295440 A JP 2000295440A
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JP11102658A
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Taketo Ochiai
健人 落合
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Canon Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効果的な省エネを簡単な構成で実現した画像
読取装置を提供する。 【解決手段】 原稿から所定ライン毎(1ライン毎等)
に画像データを読み取って記憶手段に書き込むと共に、
イメージメモリから画像データを所定ライン毎に読み出
して接続機器(外部機器)に外部出力する際、イメージ
メモリの空き領域が次の画像データを書き込むのに要す
る領域に満たない場合、その領域を満たす空き領域が確
保される外部出力が終了するまでの間、制御手段151
は、搬送手段502が動作するための電源Vccの供給
を断つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、原稿の自
動搬送機能を有するスキャナに適用される画像読取装
置、画像処理システム、動作制御方法、及びそれを実施
するための処理ステップをコンピュータが読出可能に格
納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば、原稿台に置かれた原稿
をイメージセンサの位置まで搬送し、イメージセンサに
よる原稿の画像情報読取動作後に、原稿を排紙台まで搬
送するようになされたスキャナがある。このような、原
稿の自動搬送機能を有するスキャナ(以下、「シートス
ルー型スキャナ」とも言う)では、各種モータが駆動さ
れることにより搬送ローラ等が駆動され、原稿が所定位
置まで搬送されるようになされているのが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな画像読取装置にて得られた原稿上の画像情報は、接
続機器としてのパーソナルコンピュータ(パソコン)等
へと送出される。具体的には、イメージセンサにより読
み取られた原稿上の画像情報は、1ライン単位で順次イ
メージメモリ(ラインメモリ)へ格納され、そのイメー
ジメモリから接続機器へと送出される。このとき、次の
ラインの画像データを読み取るにあたって、イメージメ
モリの空き領域が不足していた場合、イメージメモリの
充分な空き領域が確保される分の接続機器への画像情報
の送出が終了するまで、次のラインの読み取り動作は開
始せずに、そのままの状態で待機しておく必要がある。
【0004】しかしながら、従来では、上述のような待
機状態であっても、原稿を搬送するための機構(モータ
等)や、特に多くの電力を要する画像読取回路等への電
力の供給がなされていたので、その分の電力が無駄に消
費されてしまっていた。
【0005】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、省エネを簡単な構成で実現した
画像読取装置、画像処理システム、動作制御方法、及び
それを実施するための処理ステップをコンピュータが読
出可能に格納した記憶媒体を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、画像読取対象の媒体を所定位置まで搬送
する搬送手段と、上記搬送手段での搬送動作に従って上
記媒体から画像情報を読み取る読取手段と、上記読取手
段により得られた画像情報が書き込まれる記憶手段と、
上記記憶手段から画像情報を読み出して外部出力する出
力手段と、上記記憶手段の空き領域に基づいて、上記搬
送手段及び上記読取手段の少なくなくとも何れかの手段
の動作を停止させる制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0007】第2の発明は、媒体上の画像を読み取る読
取手段と、上記画像と上記読取手段とを相対的に変位さ
せる変位手段と、上記読取手段により得られた画像情報
が書き込まれる記憶手段と、上記記憶手段から画像情報
を読み出して外部出力する出力手段と、上記記憶手段の
空き領域に基づいて、上記変位手段及び上記読取手段の
少なくなくとも何れかの手段の動作を停止させる制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0008】第3の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記制御手段は、上記記憶手段の空き領域が上記
読取手段にて得られた画像情報を書き込むのに要する領
域に満たない場合、該領域を満たす空き領域が確保され
る上記出力手段による外部出力が終了するまでの間、上
記搬送手段又は上記変位手段が動作するための電源の供
給を断つことを特徴とする。
【0009】第4の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記制御手段は、上記記憶手段の空き領域が上記
読取手段にて得られた画像情報を書き込むのに要する領
域に満たない場合、該領域を満たす空き領域が確保され
る上記出力手段による外部出力が終了するまでの間、上
記読取手段が動作するための基準クロックの供給を断つ
ことを特徴とする。
【0010】第5の発明は、上記第3又は4の発明にお
いて、上記制御手段は、上記記憶手段の空き領域が上記
読取手段にて得られた画像情報を書き込むのに要する領
域に満たない状態が所定時間継続した場合に、上記電源
又は上記基準クロックの供給を断つことを特徴とする。
【0011】第6の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記読取手段により得られた画像情報を画面表示
する表示手段を備えることを特徴とする。
【0012】第7の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記読取手段及び上記出力手段の少なくとも何れ
かの動作指示を与えるための操作手段を備えることを特
徴とする。
【0013】第8の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記画像読取対象の媒体は、原稿及びマイクロフ
ィルムの少なくとも何れかを含むことを特徴とする。
【0014】第9の発明は、複数の機器が通信可能に接
続されてなる画像処理システムであって、上記複数の機
器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜8の何れ
かに記載の画像読取装置の機能を有することを特徴とす
る。
【0015】第10の発明は、搬送手段により画像読取
対象の媒体を所定位置まで搬送する搬送ステップと、上
記搬送手段の搬送動作に従って、読取手段により上記媒
体から画像情報を読み取る読取ステップと、上記読取手
段により得られた画像情報を記憶手段に書き込む書込ス
テップと、上記記憶手段から画像情報を読み出して外部
出力する出力ステップと、上記記憶手段の空き領域に基
づいて、上記搬送手段及び上記読取手段の少なくなくと
も何れかの手段の動作を停止させる制御ステップとを含
むことを特徴とする。
【0016】第11の発明は、読取手段により媒体上の
画像を読み取る読取ステップと、変位手段により上記画
像と上記読取手段とを相対的に変位させる変位ステップ
と、上記読取手段により得られた画像情報を記憶手段に
書き込む書込ステップと、上記記憶手段から画像情報を
読み出して外部出力する出力ステップと、上記記憶手段
の空き領域に基づいて、上記変位手段及び上記読取手段
の少なくなくとも何れかの手段の動作を停止させる制御
ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】第12の発明は、上記第10又は11の発
明において、上記制御ステップは、上記記憶手段の空き
領域が上記読取手段にて得られた画像情報を書き込むの
に要する領域に満たない場合、該領域を満たす空き領域
が確保される上記出力ステップによる外部出力が終了す
るまでの間、上記搬送手段又は上記変位手段が動作する
ための電源の供給を断つ処理ステップを含むことを特徴
とする。
【0018】第13の発明は、上記第10又は11の発
明において、上記制御ステップは、上記記憶手段の空き
領域が上記読取手段にて得られた画像情報を書き込むの
に要する領域に満たない場合、該領域を満たす空き領域
が確保される上記出力ステップによる外部出力が終了す
るまでの間、上記読取手段が動作するための基準クロッ
クの供給を断つ処理ステップを含むことを特徴とする。
【0019】第14の発明は、上記第12又は13の発
明において、上記制御ステップは、上記記憶手段の空き
領域が上記読取手段にて得られた画像情報を書き込むの
に要する領域に満たない状態が所定時間継続した場合
に、上記電源又は上記基準クロックの供給を断つ処理ス
テップを含むことを特徴とする。
【0020】第15の発明は、上記第10又は11の発
明において、上記読取手段により得られた画像情報を、
上記各手段と共に設けられた表示手段に画面表示する表
示ステップを含むことを特徴とする。
【0021】第16の発明は、上記第10又は11の発
明において、上記制御ステップは、上記各手段と共に設
けられた、上記読取手段及び上記出力手段の少なくとも
何れかの動作指示を与えるための操作手段からの指示に
従った動作制御を行う処理ステップを含むことを特徴と
する。
【0022】第17の発明は、上記第10又は11の発
明において、上記画像読取対象の媒体は、原稿及びマイ
クロフィルムの少なくとも何れかを含むことを特徴とす
る。
【0023】第18の発明は、請求項10〜17の何れ
かに記載の動作制御方法の処理ステップを、コンピュー
タが読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0025】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すようなシートスルー型スキャナ(以下、単に
「スキャナ」と言う)100に適用される。上記図1
は、スキャナ100の斜視図であり、同図において、”
101”は給紙ローラ、”102”は送りローラ、”1
03”は搬送ローラ、”104”は表画像用読取イメー
ジセンサ、”105”は原稿台、”106”は原稿、”
107”は排紙ローラ、”109”は裏画像用読取イメ
ージセンサ、”110”は排紙台、”112”は搬送ロ
ーラ、”113”は分離ローラをそれぞれ示している。
【0026】[スキャナ100の原稿搬送動作]
【0027】上記図1に示したスキャナ100におい
て、先ず、後述する接続機器(外部機器)としてのパソ
コンや、操作パネル等から画像読取動作(スキャン動
作)開始の指示がなされると、図示していないが、原稿
検知センサ等による原稿106の有無チェックが行われ
る。このチェックの結果、原稿台105に原稿106が
セットされていると認識されると、その原稿台105に
セットされた原稿106は、給紙ローラ101によって
引き込まれ、送りローラ102、搬送ローラ103、及
び搬送ローラ112によって搬送され、分離ローラ11
3によって分離される。これにより、原稿106の先端
が、表画像用読取イメージセンサ104又は裏画像用読
取イメージセンサ109の位置まで到達すると、そのイ
メージセンサによって原稿106上がスキャンされ、1
ライン毎に画像情報が後述するイメージメモリへ格納さ
れる。
【0028】ここで、原稿106の先端の所定位置への
到達は、例えば、タイマ等による時間計測、或いは原稿
検知センサを用いて行われる。また、原稿106の先端
の到達位置を、表画像用読取イメージセンサ104の位
置とするか、裏画像用読取イメージセンサ109の位置
とするかは、スキャン動作開始前に予め設定された画像
読取面情報に基づいて行われる。 例えば、画像読取面
情報により、表面読取(表面スキャン)の設定がなされ
ているときには、表画像用読取イメージセンサ104の
位置まで原稿106の先端が到達したか否かが検知され
る。また、裏面読取(裏面スキャン)の設定がなされて
いるときには、裏画像用読取イメージセンサ109の位
置まで原稿106の先端が到達したか否かが検知され
る。また、両面読取(両面スキャン)の設定がなされて
いるときには、表画像用読取イメージセンサ104の位
置まで原稿106の先端が到達したか否かが検知される
と共に、裏画像用読取イメージセンサ109の位置まで
原稿106の先端が到達したか否かが検知される。そし
て、このような検知結果により、原稿106が目的の位
置まで到達したと認識されると、原稿106への表面、
又は裏面、又は両面のスキャン動作が開始される。原稿
106へのスキャン動作が終了すると、原稿106は、
排紙ローラ107によって排紙台110へと排紙され
る。
【0029】[スキャナ100の機能的構成]図2は、
スキャナ100が有する構成を機能的に示したものであ
る。
【0030】上記図2に示すように、スキャナ100
は、上述した表画像用読取イメージセンサ104又は裏
画像用読取イメージセンサ109によって得られた原稿
106の画像情報に対して所定の処理を行う処理部15
0と、処理部150での処理後の画像情報が格納される
イメージメモリ160と、スキャナ100に対する各種
指示を与えるための入力部(操作パネル等)170とを
備えている。処理部150は、表画像用読取イメージセ
ンサ104又は裏画像用読取イメージセンサ109によ
って得られた原稿106の画像情報に対して所定の画像
処理を行う画像処理部154と、画像処理部154での
処理後の画像情報が格納されるラインメモリ153と、
接続機器としてのホストコンピュータ(パソコン)20
0へ画像情報を送出するための送出部155と、スキャ
ナ100全体の動作制御を司るCPU151とを備えて
いる。特にここでは、CPU151は、後述する省エネ
モードを実現するための省エネ機能151aを有してい
る。
【0031】そこで、先ず、入力部170又はホストコ
ンピュータ200からスキャン動作開始の指示がなされ
ると、上述したような原稿106の有無チェックが行わ
れ、このチェックの結果、原稿台105に原稿106が
セットされていると認識されると、スキャナ100の動
作モードがスキャンモードに設定される。これにより、
表画像用読取イメージセンサ104又は裏画像用読取イ
メージセンサ109によって得られた原稿106の画像
情報が、1ライン毎に処理部150に取り込まれる。
【0032】処理部150において、表画像用読取イメ
ージセンサ104又は裏画像用読取イメージセンサ10
9から取り込まれた1ライン分の画像データは、画像処
理部154を介して、ラインメモリ153へ書き込まれ
る。ラインメモリ153に書き込まれた画像データは、
CPU151の制御により、イメージメモリ160の指
定された書き込み位置に書き込まれる。1ライン分のイ
メージメモリ160への書き込みが終了すると、次のラ
インの画像データが同様にしてイメージメモリ160へ
書き込まれる。以降のラインの画像データについても同
様にして、イメージメモリ160へ順次書き込まれる。
このとき、1ライン分の画像データは、所定のピッチで
所定の回数(n回)、表画像用読取イメージセンサ10
4又は裏画像用読取イメージセンサ109から送出され
ており、これに従ったCPU151の制御により、イメ
ージメモリ160の書き込み位置が次々と変えれる。こ
れにより、1ライン毎に1ライン分の画像データが、C
PU151により指定されたイメージメモリ160の書
き込み位置へと順次書き込まれる。そして、イメージメ
モリ160に書き込まれた画像データは、送出部155
を介してホストコンピュータ200へと送出される。
【0033】[イメージメモリ160への書き込み動
作]
【0034】スキャナ100では、上述したように、原
稿台105にセットされた原稿106が、給紙ローラ1
01によって引き込まれ、送りローラ102、搬送ロー
ラ103、及び搬送ローラ112によって搬送され、分
離ローラ113によって分離され、そして、スキャン動
作開始前に予め設定された画像読取面情報に基づいて、
原稿106の先端が表画像用読取イメージセンサ104
又は裏画像用読取イメージセンサ109の位置まで到達
すると、表面スキャン動作、又は裏面スキャン動作、又
は両面スキャン動作が開始されるようになされている。
【0035】そこで、例えば、表面スキャン動作の場
合、表画像用読取イメージセンサ104により、原稿1
06の画像の1ライン目の画像データが、画像処理部1
54を介してラインメモリ153に書き込まれる。この
とき、CPU151は、図3に示すように、イメージメ
モリ160の書き込み位置Xi(i=1,2,3,・・
・,n)を、イメージメモリ160の先頭Sの位置X1
(n=1)として指定する。これにより、ラインメモリ
153の1ライン目の画像データは、イメージメモリ1
60の書き込み位置X1へ書き込まれる。次の2ライン
目の画像データは、原稿106が搬送されることで、表
画像用読取イメージセンサ104から所定のピッチで出
力される。この2ライン目の画像データについても同様
に、画像処理部154を介してラインメモリ153に書
き込まれる。そして、CPU151により、イメージメ
モリ160の書き込み位置Xiが次の位置X2(n=
2)として指定されることで、この書き込み位置X2へ
2ライン目の画像データが書き込まれる。 以降のライ
ンの画像データ(3〜nライン目の画像データ)も同様
にして、順次イメージメモリ160の指定された書き込
み位置Xiへ書き込まれる。
【0036】上述のようにしてイメージメモリ160へ
1ライン毎に画像データが順次書き込まれると、その書
き込まれた画像データは、順次読み出され、ホストコン
ピュータ200へと送出される。このときのイメージメ
モリ160の読み出し位置の制御も、CPU151によ
って行われる。
【0037】具体的には、CPU151は、図4に示す
ように、イメージメモリ160の読み出し位置Xri
を、イメージメモリ160の先頭Sから順に指定する。
この指定に従って、イメージメモリ160に順次書き込
まれた画像データは、順次読み出され、ホストコンピュ
ータ200へと送出される。これと同時に、イメージメ
モリ160への書き込みは、CPU151からの上述し
たような指示に従って、イメージメモリ160の語尾E
へと向かって順次行われる。したがって、イメージメモ
リ160の書き込み可能領域は、図中の斜線で示す領域
となる。すなわち、読み出しが終了した領域、及び書き
込みが未だ行われていない領域は、書き込み可能領域と
なる。
【0038】そして、図5に示すように、イメージメモ
リ160への書き込みが、イメージメモリ160の語尾
Eまで到達すると、CPU151は、図6に示すよう
に、イメージメモリ160の書き込み位置Xwiとし
て、イメージメモリ160の先頭Sを指定する。これに
より、イメージメモリ160の先頭Sからの書き込みが
再び行われ、図7に示すように、イメージメモリ160
の語尾Eへと向かって順次行われる。これと同時に、イ
メージメモリ160からの読み出しは、CPU151か
らの指示に従って、イメージメモリ160の語尾Eへと
向かって順次行われる。
【0039】尚、裏面スキャン動作時のイメージメモリ
160への書き込み動作についても、上述した表面スキ
ャン動作時と同様であるため、ここではその詳細な説明
は省略する。また、両面スキャン動作時のイメージメモ
リ160への書き込み動作についても、上述した表面ス
キャン動作時と同様であるが、この動作時には、表面ス
キャン動作と裏面スキャン動作が同時に行われることに
より得られた表面の画像データと裏面の画像データがそ
れぞれ、上述した表面スキャン動作時と同様にして、イ
メージメモリ160へ順次書き込まれる。
【0040】[スキャナ100での省エネ処理]
【0041】上述したようなイメージメモリ160への
書き込み及び読み出しが行われるなかで、イメージメモ
リ160の空き領域(上記図4〜図7の斜線で示したよ
うな書き込み可能領域)が、次のラインの画像データを
取り込むには不足している場合、イメージメモリ160
の充分な空き領域が確保される分のホストコンピュータ
200への画像データの送出が終了するまで、次のライ
ンの読み取り動作は開始せずに、そのままの状態で待機
しておく必要がある。そこで、本実施の形態では、上記
の待機状態の間、原稿106を搬送させるためのモータ
への電力の供給を断つ省エネモードに入るようにする。
このような構成が、本実施の形態の最も特徴とする構成
としている。このため、CPU151は、例えば、図8
〜図10に示すフローチャートに従った処理プログラム
を実行することで、スキャナ100全体の動作制御を行
う。これにより、スキャナ100は、次のように動作す
る。
【0042】(1)メイン処理:図8参照
【0043】先ず、CPU151は、入力部170又は
ホストコンピュータ200からスキャン動作開始の指示
がなされたか否かを判別する(ステップS201)。こ
の判別の結果、スキャン動作開始の指示がなされていな
い場合は、待機状態となる。
【0044】一方、ステップS201の判別の結果、ス
キャン動作開始の指示がなされた場合、CPU151
は、上記図1に示したような各種ローラ101、10
2、103、107、112、113を駆動するための
モータを駆動させる(ステップS202)。
【0045】具体的には例えば、まず、図11に示すよ
うに、各種ローラ101、102、103、107、1
12、113は、モータ503がモータドライバ回路5
02により駆動されることで、原稿106が所定方向へ
搬送されるように動作する。モータドライバ回路502
は、CPU151からのスタートの指示(信号STAR
T)が与えられることで、モータ503を駆動するため
の動作を開始するようになされている。ここで、モータ
ドライバ回路501は、電源Vccの供給によって動作
可能となっているが、この電源Vccは、CPU151
からON/OFFされるスイッチ501を介して、モー
タドライバ回路501へと供給されるようになされてい
る。したがって、ステップS202では、CPU151
は、スイッチ501をON状態とすることでモータドラ
イバ回路502を動作可能な状態にすると共に、モータ
ドライバ回路502へ信号STARTを与える。これに
より、モータドライバ回路502は動作開始し、この結
果モータ503が駆動し、この駆動に従って各種ローラ
101、102、103、107、112、113が、
原稿106が所定方向へ搬送されるように動作すること
になる。
【0046】上述のようなステップS202によるモー
タ駆動によって、原稿106の搬送が開始されると(ス
テップS203)、次に、CPU151は、イメージメ
モリ160の空き領域を確認する(ステップS20
4)。
【0047】ステップS204での確認の結果、イメー
ジメモリ160の空き領域が、次の画像データの書き込
みに対して充分な領域である場合、CPU151は、現
在スキャナ100が省エネモード状態であるか否かを判
別する(ステップS205)。
【0048】ステップS205の判別の結果、省エネモ
ードである場合、CPU151は、省エネモードを解除
する(ステップS206)。すなわち、CPU151
は、スイッチ501をON状態とすることでモータドラ
イバ回路502を動作可能な状態にする(上記図11参
照)。その後、次のステップS207へと進む。
【0049】また、ステップS205の判別の結果、省
エネモードでない場合には、ステップS206の処理を
スキップして、そのまま次のステップS207へと進
む。
【0050】ステップS207では、後述するスキャン
処理が実行される。その後、CPU151は、原稿台1
05にセットされた原稿106全てに対するスキャン動
作を終了したか否かを判別する(ステップS210)。
この判別の結果、終了していない場合にはステップS2
02へと戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行す
る。また、終了している場合にはステップS201へと
戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行する。
【0051】一方、上述したステップS204の判別の
結果、イメージメモリ160の空き領域が、次の画像デ
ータの書き込みに対して充分な領域でない場合、CPU
151は、内部タイマ(図示せず)等により、一定時間
経過したか否かを判別する(ステップS208)。この
判別の結果、一定時間が経過していない場合には、ステ
ップS204へと戻り、再び空き領域のチェックを行
う。そして、イメージメモリ160の空き領域が、次の
画像データの書き込みに対して充分な領域でない状態が
一定時間続いた場合、CPU151は、スキャナ100
が省エネモード状態を開始する(ステップS209)。
すなわち、スイッチ501をOFF状態とすることで、
モータドライバ回路502への電源の供給を断つ(上記
図11参照)。その後、ステップS204へと戻り、再
び空き領域のチェックを行う。このように、イメージメ
モリ160の空き領域が、次の画像データの書き込みに
対して充分な領域でない状態が一定時間続いたときに、
原稿106を搬送するためのモータドライバ回路502
への電源を断つ省エネモードに入るようにする。ここで
の”一定時間”としては、例えば、モータドライバ回路
502を再起動するにあたって必要な電力量や時間を考
慮した上で、最も効果的な省エネが実現できるような時
間が設定されるものとする。
【0052】 (2)スキャン処理(ステップS207):図9参照 尚、表面スキャン動作、裏面スキャン動作、及び両面ス
キャン動作の個々の動作については、上述した通りであ
るので、ここでは、その詳細な説明は省略し、動作制御
の流れについてのみ説明する。
【0053】先ず、CPU151は、スキャン動作開始
前に予め設定された画像読取面情報により、表面又は裏
面の片面スキャンの設定がなされているか否かを判別す
る(ステップS301)。
【0054】ステップS301の判別の結果、片面スキ
ャンの設定がなされていた場合、CPU151は、表面
スキャンの設定であるか否かを判別する(ステップS3
02)。この判別の結果、表面スキャンの設定であった
場合、CPU151は表面スキャン動作のための制御を
行い(ステップS303)、表面スキャンの設定でなか
った場合、CPU151は裏面スキャン動作のための制
御を行う(ステップS304)。
【0055】また、ステップS301の判別の結果、片
面スキャンの設定でなかった場合、CPU151は、両
面スキャンの設定であると見なし、先ず、表面スキャン
動作のための制御を行い(ステップS305)、その
後、裏面スキャン動作のための制御を行い(ステップS
306)。
【0056】(3)画像送出処理:図10参照
【0057】上記図8及び図9の処理によって、イメー
ジメモリ160には、上記図3〜図7を用いて説明した
ように、画像データが順次書き込まれる。そこで、先
ず、CPU151は、送出部155とホストコンピュー
タ200との間の通信の初期化処理等を行うことで、ホ
ストコンピュータ200への画像データの送出が可能な
状態とする(ステップS401)。
【0058】そして、CPU151は、イメージメモリ
160に画像データが書き込まれているか否か、すなわ
ちホストコンピュータ200への送出未済の画像データ
があるか否かを判別する(ステップS402)。ステッ
プS402の判別の結果、送出未済の画像データがあっ
た場合、CPU151は、上述したような読み出し位置
の制御を行うことで、イメージメモリ160の所定位置
の画像データをホストコンピュータ200へと送出する
(ステップS403)。また、ステップS402の判別
の結果、送出未済の画像データがない場合には、ステッ
プS403の処理は行わずに、そのまま次の画像データ
がイメージメモリ160に書き込まれるまで待機する。
【0059】上述のように、本実施の形態では、イメー
ジメモリ160の空き領域が、次の画像データの書き込
みに対して充分な領域でない状態が一定時間続いたとき
に、原稿106を搬送するためのモータドライバ回路5
02への電源を断つ省エネモードに入るように構成した
ので、効果的な省エネを簡単な構成で実現することがで
きる。
【0060】(第2の実施の形態)上述した第1の実施
の形態での省エネモードでは、原稿106を搬送するた
めのモータドライバ回路502への電源を断つようにし
たが、本実施の形態での省エネモードでは、表画像用読
取イメージセンサ104及び裏画像用読取イメージセン
サ109にて得られる画像データを読み取る画像読取処
理回路への基準クロックの供給を断つようにする。
【0061】具体的には例えば、図12に示すように、
表画像用読取イメージセンサ104及び裏画像用読取イ
メージセンサ109にて得られる画像データは、画像読
取処理回路603により読み取られる。このとき、画像
読取処理回路603へは、基準クロック発生回路601
から発生される種々の基準クロックのうちの画像読取用
の基準クロックが与えられており、したがって、画像読
取処理回路603は、この画像読取用の基準クロックに
従って画像データの読み取りを行う。
【0062】そこで、画像読取処理回路603は、基準
クロック発生回路601からの基準クロックに従って画
像データの読み取りを行う、すなわち基準クロックが与
えられることで動作可能となっているが、このときの基
準クロックは、CPU151からON/OFFされるス
イッチ602を介して、画像読取処理回路603へと供
給されるようになされている。したがって、CPU15
1は、イメージメモリ160の空き領域が、次の画像デ
ータの書き込みに対して充分な領域でない状態が一定時
間続いたときに、スイッチ602をOFF状態とするこ
とで画像読取処理回路603への基準クロックの供給を
断つ。これにより、この間(省エネモード)は、画像読
取処理回路603へ基準クロックが与えられず、画像読
取処理回路603は動作しない。
【0063】上述のような構成によっても、効果的な省
エネを簡単な構成で実現することができる。特に、本実
施の形態では、多くの電力を要する画像読取処理回路6
03が基準クロックにより動作することに着目し、省エ
ネモード時には、スイッチ602のON/OFFによっ
て該基準クロックの供給を断つ構成としているため、簡
単な構成で、さらなる省エネを実現することができる。
【0064】(第3の実施の形態)本実施の形態では、
上述したスキャナ100での画像情報の読取対象となる
媒体を、例えば、マイクロフィルムとする。この場合、
例えば、スキャナ100本体に表示部としてのスクリー
ンを設け、このスクリーン上にマイクロフィルムの画像
を投影し、該投影画像をイメージセンサによってスキャ
ンすることで読み取るようにする。そして、省エネモー
ド時には、マイクロフィルムの搬送(次の画像コマ部分
を投影位置まで搬送)のためのモータ回路への電源を断
つ、或いは、イメージセンサから画像データを読み取る
回路への基準クロックの供給を断つようにする。このよ
うに、本発明は、マイクロフィルムスキャナに対しても
適用可能であり、有効である。
【0065】具体的には例えば、上述したスキャナ10
0の機能を、図13に示すような、スクリーン52を有
するマイクロフィルムFのスキャナ700に設ける。こ
のスキャナ700では、先ず、フィルムキャリア53の
画像コマ自動検索機能により、マイクロフィルム(ロー
ルマイクロフィルム)Fの所望の画像コマ部分(以下、
「対象画像コマ部分」と言う)が、投影位置である投影
ガラス部分Aに位置される。投影ガラス部分Aに位置さ
れた対象画像コマ部分は、投影ガラス部分Aの下側に設
けられた光源ランプ14、球面ミラー14a、及びコン
デンサレンズ15等を含む照明系によって、下面側から
照明される。対象画像コマ部分を透過した照明光は、投
影レンズ16、プリズムレンズ18、固定のミラー41
〜44を含むリーダ部光学系によって、リーダスクリー
ン(光拡散板)52の裏面に対して、所定の倍率で拡大
結像投影される。したがって、対象画像コマ部分の画像
(マイクロイメージ)を拡大画像として、スクリーン
(リーダスクリーン)52の表面側から閲覧することが
できる。
【0066】一方、スキャナユニット50上にはイメー
ジセンサ51が配置されており、このスキャナユニット
50は、ベルト82に装着されている。また、このベル
ト82は、モータ81の駆動に従って、e−f方向に移
動するようになされている。そして、上述のような対象
画像コマ部分のリーダスクリーン52への投影動作(リ
ーダモード)時には、スキャナユニット50は、ベルト
82及びモータ81により、リーダスクリーン52への
光路から待避した位置に保持されるようになされてい
る。そして、リーダスクリーン52に拡大投影されたマ
イクロイメージをスキャンする動作モード(スキャンモ
ード)時には、操作部等からのスキャン指示により、モ
ータ81が駆動され、モータ81に接続されているベル
ト82がe−f方向に移動する。これにより、スキャナ
ユニット51は、上記光路に進入するe−f方向に移動
され、画像光が走査されることになる。
【0067】ここで、スキャナ700にて使用可能なロ
ールマイクロフィルムFの一例を図14(a)〜(c)
に示す。これらの図から明らかなように、各ロールマイ
クロフィルムFの側部には基準マークmが形成されてお
り、この基準マークmをセンサ17a,17bで検知し
ながらカウントし、所望の画像コマ部分が投影位置であ
る投影ガラス部Aにくるように検索される。そして、所
望の画像コマ部分が投影ガラス部A上に来たら巻き取り
モータが停止される。
【0068】上記図14(a)に示した例は、ロールマ
イクロフィルムFの幅方向に2段の画像コマが互い違い
に形成されており、図中の下段の左側から右端「EN
D」に向けて「No1」、「No2」、「No3」、
「No4」、・・・・「No7000」の画像コマが形
成されている。
【0069】次いで、上段の右端から上段の左端に向け
て「No7001」から「No14000」の画像コマ
が形成されている。すなわち、上記図14(a)に示し
たロールマイクロフィルムFは、14,0000コマの
画像が形成されており、「No1」から「No1400
0」までのページ番号は付されている。したがって、操
作者は入力手段を介して所望のページ番号を入力すれ
ば、所望の画像コマを投影ガラス部A上に位置決めする
ことができ、これをリーダスクリーン52上に直ちに投
影することができる。
【0070】上記図14(b)に示した例は、ロールマ
イクロフィルムFの幅方向に1コマの画像を形成した例
を示している。この場合、左側のフィルム先頭から右端
のENDに向けて「No1」から「No3000」の画
像コマが形成されている。
【0071】上記図14(c)に示した例は、上記図1
4(a)に示した例を同様に、ロールマイクロフィルム
Fの幅方向に2段の画像コマを形成している。しかし、
この場合は「No1」から「No36000」のよう
に、上下の画像コマに同じページ番号を付している。し
たがって、これを検索する場合にはページ番号を入力す
るとともに上下位置を指示することにより、所望の画像
コマを投影ガラス部A上に搬送させるとともに、レンズ
16をロールマイクロフィルムFの幅方向に移動させ
て、入力指示された所定の画像コマをスキャンする。
【0072】したがって、上述のようなスキャナ700
においては、省エネモード時には、マイクロフィルムF
の搬送(次の画像コマ部分を投影位置まで搬送)のため
のモータ回路への電源を断つ、或いは、マイクロフィル
ムFの幅方向の移動のためのモータ回路への電源を断
つ、或いは、イメージセンサから画像データを読み取る
回路への基準クロックの供給を断つようにする。
【0073】尚、本発明は、上述したような各実施の形
態に限られることはなく、例えば、スキャナ100本体
(或いは、スキャナ700)に対して、スキャン動作に
より得られた画像情報を表示する表示部を設けるように
してもよい。また、スキャナ100本体(或いは、スキ
ャナ700)に設けられた入力部170により、スキャ
ン動作の指示やスキャン領域の指示等を行うための操作
部が可能なようにしてもよい。これにより、効果的な省
エネを実現できると共に、表示部で読取画像を確認しな
がら各種操作を行うことができる、スキャン動作の指示
等をスキャナの設置場所で行うことができる、などとい
う操作性の向上を図ることもできる。
【0074】また、上述した各実施の形態における省エ
ネモード時に駆動を停止する手段としては、例えば、原
稿を原稿台に固定した状態でラインセンサを移動するた
めの手段、ラインセンサを固定した状態で原稿を搬送す
るための手段、原稿を原稿台に固定すると共にラインセ
ンサをも固定した状態でミラーやレンズ等の光学系を移
動するための手段、及びマイクロフィルムの幅方向を移
動するための手段の少なくとも何れかを含む。
【0075】また、本発明の目的は、上述した各実施の
形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアの
プログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或い
は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュー
タ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読みだして実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。 この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が各実施の形態
の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを
記憶した記憶媒体は各発明を構成することとなる。プロ
グラムコードを供給するための記憶媒体としては、RO
M、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テ
ープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができ
る。また、コンピュータが読みだしたプログラムコード
を実行することにより、各実施の形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一
部又は全部を行い、その処理によって各実施の形態の機
能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコード
が、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピ
ュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに
書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づ
き、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるC
PUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理
によって各実施の形態の機能が実現される場合も含まれ
ることは言うまでもない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、画像読
取対象の媒体(原稿やマイクロフィルム等)から読み出
した画像情報を順次記憶手段に書き込むと共に、記憶手
段から画像情報を順次読み出して外部出力する際、記憶
手段の空き領域(書き込み可能領域)に基づいて、次の
画像情報を媒体から読み出すために該媒体を所定位置ま
で搬送するための搬送手段、画像と読取手段を相対的に
変位させる変位手段、及び媒体から画像情報を読み出す
ための読出手段の何れかの手段の動作を停止させる。
【0077】具体的には例えば、原稿から所定ライン毎
(1ライン毎等)に画像データを読み取ってイメージメ
モリ(記憶手段)に書き込むと共に、イメージメモリか
ら画像データを所定ライン毎に読み出して接続機器(外
部機器)に外部出力する際、イメージメモリの空き領域
が次の画像データを書き込むのに要する領域に満たない
場合、その領域を満たす空き領域が確保される外部出力
が終了するまでの間、搬送手段が動作するための電源の
供給を断つ、或いは、読取手段が動作するための基準ク
ロック(画像読取用の基準クロック)の供給を断つ(省
エネモード)。このとき、イメージメモリの空き領域が
次の画像データを書き込むのに要する領域に満たない状
態が所定時間続いたときに、省エネモードに入るように
してもよい。このような構成により、省エネモードで
は、搬送手段或いは読取手段は動作せず、その分の電力
を節約することができる。特に、画像情報を読み取るた
めの処理を行う手段(読取手段)は、一般に動作するの
に多くの電力を要するが、本発明での省エネモードで
は、画像読取用の基準クロックの供給を断つことで、読
取手段の動作を停止させるため、簡単な構成で、さらに
効果的な省エネを実現することができる。
【0078】よって、本発明によれば、効果的な省エネ
を簡単な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
スキャナの構成を説明するための断面図である。
【図2】上記スキャナの内部構成を示すブロック図であ
る。
【図3】上記スキャナのイメージメモリにおいて、書き
込み位置の指示を説明するための図である。
【図4】上記イメージメモリの書き込み位置及び読み出
し位置の指示を説明するための図である。
【図5】上記書き込み位置がメモリ後尾へ到達した状態
を説明するための図である。
【図6】上記書き込み位置がメモリ後尾へ到達し、再び
メモり先頭へ指示される状態を説明するための図であ
る。
【図7】上記書き込み位置が再びメモり先頭へ指示され
てからの状態を説明するための図である。
【図8】上記スキャナにて実行されるメイン処理を説明
するためのフローチャートである。
【図9】上記メイン処理のスキャン処理を説明するため
のフローチャートである。
【図10】上記スキャナにて実行される画像送出処理を
説明するためのフローチャートである。
【図11】上記スキャナでの省エネモードを説明するた
めの図である。
【図12】第2の実施の形態における上記スキャナでの
省エネモードを説明するための図である。
【図13】第3の実施の形態において、本発明を適用し
たスキャナの構成を説明するための図である。
【図14】上記スキャナで用いるマイクロフィルムの一
例を説明するための図である。
【符号の説明】
100 スキャナ 101 給紙ローラ 102 送りローラ 103 搬送ローラ 104 表画像用読取イメージセンサ 105 原稿台 106 原稿 107 排紙ローラ 109 裏画像用読取イメージセンサ 110 排紙台 112 搬送ローラ 113 分離ローラ 150 処理部 151 CPU 151a 省エネ機能 153 ラインメモリ 154 画像処理部 155 送出部 160 イメージメモリ 170 入力部 200 ホストコンピュータ 501 スイッチ 502 モータドライバ回路 503 モータ 601 基準クロック発生回路 602 スイッチ 603 画像読取処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA17 AB04 CC01 DD04 5C062 AB03 AB17 AB32 AB41 AB42 AB46 AB49 AC11 AC22 AD06 BA00 5C072 AA01 BA02 LA05 NA01 RA06 RA10 UA11 UA12 UA13 UA20 VA04 WA02 5C073 AA02 BA02 BB02 BC02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取対象の媒体を所定位置まで搬送
    する搬送手段と、 上記搬送手段での搬送動作に従って上記媒体から画像情
    報を読み取る読取手段と、 上記読取手段により得られた画像情報が書き込まれる記
    憶手段と、 上記記憶手段から画像情報を読み出して外部出力する出
    力手段と、 上記記憶手段の空き領域に基づいて、上記搬送手段及び
    上記読取手段の少なくなくとも何れかの手段の動作を停
    止させる制御手段とを備えることを特徴とする画像読取
    装置。
  2. 【請求項2】 媒体上の画像を読み取る読取手段と、 上記画像と上記読取手段とを相対的に変位させる変位手
    段と、 上記読取手段により得られた画像情報が書き込まれる記
    憶手段と、 上記記憶手段から画像情報を読み出して外部出力する出
    力手段と、 上記記憶手段の空き領域に基づいて、上記変位手段及び
    上記読取手段の少なくなくとも何れかの手段の動作を停
    止させる制御手段とを備えることを特徴とする画像読取
    装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記記憶手段の空き領
    域が上記読取手段にて得られた画像情報を書き込むのに
    要する領域に満たない場合、該領域を満たす空き領域が
    確保される上記出力手段による外部出力が終了するまで
    の間、上記搬送手段又は上記変位手段が動作するための
    電源の供給を断つことを特徴とする請求項1又は2記載
    の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記記憶手段の空き領
    域が上記読取手段にて得られた画像情報を書き込むのに
    要する領域に満たない場合、該領域を満たす空き領域が
    確保される上記出力手段による外部出力が終了するまで
    の間、上記読取手段が動作するための基準クロックの供
    給を断つことを特徴とする請求項1又は2記載の画像読
    取装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記記憶手段の空き領
    域が上記読取手段にて得られた画像情報を書き込むのに
    要する領域に満たない状態が所定時間継続した場合に、
    上記電源又は上記基準クロックの供給を断つことを特徴
    とする請求項3又は4記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 上記読取手段により得られた画像情報を
    画面表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 上記読取手段及び上記出力手段の少なく
    とも何れかの動作指示を与えるための操作手段を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 上記画像読取対象の媒体は、原稿及びマ
    イクロフィルムの少なくとも何れかを含むことを特徴と
    する請求項1又は2記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 複数の機器が通信可能に接続されてなる
    画像処理システムであって、 上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜8の何れかに記載の画像読取装置の機能を有するこ
    とを特徴とする画像処理システム。
  10. 【請求項10】 搬送手段により画像読取対象の媒体を
    所定位置まで搬送する搬送ステップと、 上記搬送手段の搬送動作に従って、読取手段により上記
    媒体から画像情報を読み取る読取ステップと、 上記読取手段により得られた画像情報を記憶手段に書き
    込む書込ステップと、 上記記憶手段から画像情報を読み出して外部出力する出
    力ステップと、 上記記憶手段の空き領域に基づいて、上記搬送手段及び
    上記読取手段の少なくなくとも何れかの手段の動作を停
    止させる制御ステップとを含むことを特徴とする動作制
    御方法。
  11. 【請求項11】 読取手段により媒体上の画像を読み取
    る読取ステップと、 変位手段により上記画像と上記読取手段とを相対的に変
    位させる変位ステップと、 上記読取手段により得られた画像情報を記憶手段に書き
    込む書込ステップと、 上記記憶手段から画像情報を読み出して外部出力する出
    力ステップと、 上記記憶手段の空き領域に基づいて、上記変位手段及び
    上記読取手段の少なくなくとも何れかの手段の動作を停
    止させる制御ステップとを含むことを特徴とする動作制
    御方法。
  12. 【請求項12】 上記制御ステップは、上記記憶手段の
    空き領域が上記読取手段にて得られた画像情報を書き込
    むのに要する領域に満たない場合、該領域を満たす空き
    領域が確保される上記出力ステップによる外部出力が終
    了するまでの間、上記搬送手段又は上記変位手段が動作
    するための電源の供給を断つ処理ステップを含むことを
    特徴とする請求項10又は11記載の動作制御方法。
  13. 【請求項13】 上記制御ステップは、上記記憶手段の
    空き領域が上記読取手段にて得られた画像情報を書き込
    むのに要する領域に満たない場合、該領域を満たす空き
    領域が確保される上記出力ステップによる外部出力が終
    了するまでの間、上記読取手段が動作するための基準ク
    ロックの供給を断つ処理ステップを含むことを特徴とす
    る請求項10又は11記載の動作制御方法。
  14. 【請求項14】 上記制御ステップは、上記記憶手段の
    空き領域が上記読取手段にて得られた画像情報を書き込
    むのに要する領域に満たない状態が所定時間継続した場
    合に、上記電源又は上記基準クロックの供給を断つ処理
    ステップを含むことを特徴とする請求項12又は13に
    記載の動作制御方法。
  15. 【請求項15】 上記読取手段により得られた画像情報
    を、上記各手段と共に設けられた表示手段に画面表示す
    る表示ステップを含むことを特徴とする請求項10又は
    11記載の動作制御方法。
  16. 【請求項16】 上記制御ステップは、上記各手段と共
    に設けられた、上記読取手段及び上記出力手段の少なく
    とも何れかの動作指示を与えるための操作手段からの指
    示に従った動作制御を行う処理ステップを含むことを特
    徴とする請求項10又は11記載の動作制御方法。
  17. 【請求項17】 上記画像読取対象の媒体は、原稿及び
    マイクロフィルムの少なくとも何れかを含むことを特徴
    とする請求項10又は11記載の動作制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項10〜17の何れかに記載の動
    作制御方法の処理ステップを、コンピュータが読出可能
    に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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