JP4156741B2 - 画像読み取り装置、画像読み取り方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像読み取り装置、画像読み取り方法及び記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像読み取り装置、画像読み取り方法及び記憶媒体に関し、特に、画像読み取り装置にホストコンピュータを外部接続した場合に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、フィルムに形成された画像をスクリーン上に投影し、上記投影した画像をスキャニングして画像データを生成してイメージメモリに取り込むようにした、マイクロフィルムスキャナと呼ばれる装置が実用化されている。
【0003】
上記マイクロフィルムスキャナにおいては、マイクロフィルムに形成した画像を所定位置に位置決めしておき、マイクロフィルムキャリア本体側に配置されている光源ランプ、球面ミラー、コンデンサレンズ等からなる照明手段により照明する。そして、その照明光のフィルム透過光を投影レンズ、プリズムレンズ、及び固定の複数のミラーリーダー部光学系によってリーダスクリーン(光学拡散板)の裏面に所定の倍率で拡大投影して、上記リーダスクリーンの表面側から拡大像として閲覧することができるようにしている(リーダモード)。
【0004】
上述のようなスキャナユニットには、イメージセンサが配置されており、リーダモード時には上記イメージセンサは上記リーダスクリーンの上部に配置され、上記光路から待避した状態位置に保持されている。
【0005】
そして、上記リーダスクリーンに拡大投影されたマイクロイメージのスキャニングを行う場合には、上記スキャナユニットが上記リーダスクリーン上の上記光路に進入する方向に移動されて画像光が走査されることによりスキャニングが実行される(スキャニングモード)。
【0006】
上述のようなマイクロフィルムスキャナにおいては、スキャン動作は外部接続されたホストコンピュータから入力される走査条件、または画像読み取り装置本体に配設された本体操作部から入力される走査条件に基づいて上記画像を走査する条件を設定するようにしている。
【0007】
ホストコンピュータによって走査条件が設定された後に、本体操作部によって走査条件の内容が変更されることがある。このような場合、上記本体操作部によって変更され走査条件に従って画像走査が行われると、ホストコンピュータの設定に違反した走査が行われてしまう。
【0008】
上述のような走査が行われると、例えば、スキャンサイズを間違えてしまうような不都合が発生して、最悪の場合には画像データがスクランブル状態になってしまうことがある。そこで、従来はホストコンピュータが外部接続された場合には、本体操作部の操作が全て無効になるようにしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ホストコンピュータが外部接続されると、画像読み取り装置に配設されている本体操作部の操作が全て無効になってしまうので、僅かな走査条件の変更であっても、ホストコンピュータの側まででかけて行って操作しなければならないので、画像を走査する条件を設定する際の作業性が著しく悪い問題があった。
【0010】
本発明は上述の問題点にかんがみ、ホストコンピュータから設定された走査条件に対する僅かな走査条件の変更の場合には画像読み取り装置に配設された本体操作部を操作して行うことができるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像読み取り装置は、記録媒体に形成されている複数の画像を所定位置に順次搬送し、上記所定位置に搬送された画像を走査して画像データを得る画像読み取り装置であって、上記画像読み取り装置に接続されたホストコンピュータから入力される走査条件、または画像読み取り装置本体に配設された本体操作部から入力される走査条件に基づいて上記画像を走査する条件を設定する走査条件設定手段を含む制御手段を具備し、上記制御手段は、上記ホストコンピュータからの指示により上記画像読み取り装置が画像走査動作を開始した後は、上記本体操作部から入力される走査条件に拘わらず、上記ホストコンピュータによって設定された走査条件に従って上記画像を走査し、画像走査動作を開始する前は上記ホストコンピュータによって設定された走査条件を上記本体操作部からの入力により変更可能とすることを特徴としている。
また、本発明の画像読み取り装置の他の特徴とするところは、記録媒体に形成されている画像を走査して画像データを得る画像読み取り装置であって、上記画像読み取り装置に接続されたホストコンピュータから入力される走査条件、または画像読み取り装置本体に配設された本体操作部から入力される走査条件に基づいて上記画像を走査する条件を設定する走査条件設定手段を含む制御手段を具備し、上記制御手段は、上記ホストコンピュータからの指示により上記画像読み取り装置が画像走査動作を開始した後は、上記本体操作部から入力される走査条件に拘わらず、上記ホストコンピュータによって設定された走査条件に従って上記画像を走査し、画像走査動作を開始する前は上記ホストコンピュータによって設定された走査条件を上記本体操作部からの入力により変更可能とすることを特徴としている。
【0012】
本発明の画像読み取り方法は、記録媒体に形成されている複数の画像を所定位置に順次搬送し、上記所定位置に搬送された画像を画像読み取り装置で走査して画像データを得る画像読み取り方法であって、上記画像読み取り装置に接続されたホストコンピュータから入力される走査条件、または画像読み取り装置本体に配設された本体操作部から入力される走査条件に基づいて上記画像を走査する条件を設定する走査条件設定工程を含む制御工程を有し、上記制御工程においては、上記ホストコンピュータからの指示により上記画像読み取り装置が画像走査動作を開始した後は、上記本体操作部から入力される走査条件に拘わらず、上記ホストコンピュータによって設定された走査条件に従って上記画像を走査し、画像走査動作を開始する前は上記ホストコンピュータによって設定された走査条件を上記本体操作部からの入力により変更可能とすることを特徴としている。
また、本発明の画像読み取り方法の他の特徴とするところは、記録媒体に形成されている画像を画像読み取り装置で走査して画像データを得る画像読み取り方法であって、上記画像読み取り装置に接続されたホストコンピュータから入力される走査条件、または画像読み取り装置本体に配設された本体操作部から入力される走査条件に基づいて上記画像を走査する条件を設定する走査条件設定工程を含む制御工程を有し、上記制御工程においては、上記ホストコンピュータからの指示により上記画像読み取り装置が画像走査動作を開始した後は、上記本体操作部から入力される走査条件に拘わらず、上記ホストコンピュータによって設定された走査条件に従って上記画像を走査し、画像走査動作を開始する前は上記ホストコンピュータによって設定された走査条件を上記本体操作部からの入力により変更可能とすることを特徴としている。
【0013】
本発明の記憶媒体は、上記画像読み取り装置を構成する手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを格納したことを特徴としている。
また、本発明の記憶媒体の他の特徴とするところは、上記画像読み取り方法の工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像読み取り装置、画像読み取り方法及び記憶媒体の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態を示し、マイクロフィルムスキャナの概略構成を示す正面図、図2は上記マイクロフィルムスキャナ内の光学系の構成を示す斜視図である。
【0015】
図1は、本発明の実施の形態を示し、マイクロフィルムスキャナの概略構成を示す正面図である。
図1において、600はマイクロフィルムスキャナ、610は上記マイクロフィルムスキャナに装着されたロールフィルムキャリア、180はリーダスクリーン、181は表示画面、16は投影レンズである。
【0016】
本実施の形態においては、後述するように、ロールフィルムキャリア610の画像コマ自動検索動作でロールマイクロフィルムFの所望の画像コマ部分が投影位置である投影ガラス部Aに検索される。
【0017】
そして、上記画像コマ部分が上記投影ガラス部Aの下側において上記マイクロフィルムキャリア本体側に配置されている光源ランプ14、球面ミラー14a、コンデンサレンズ15等からなる照明手段により下面より照明され、その照明光のフィルム透過光が投影レンズ16、プリズムレンズ18、及び固定の第1のミラー41〜第4のミラー44からなるリーダー部光学系によってリーダスクリーン(光学拡散板)180の裏面に所定の倍率で拡大投影される。これにより、上記リーダスクリーン180の表面側からマイクロイメージを拡大像として閲覧することができるようになる(リーダモード)。
【0018】
スキャナユニット80上には、イメージセンサ48が配置されており、リーダモード時にはリーダスクリーン180の上部に配置され、上記光路から待避した状態位置に保持されている。
【0019】
そして、上記リーダスクリーン180に拡大投影されたマイクロイメージのスキャニングを行いたい場合には、後述するホストコンピュータまたは本体操作部からスキャン指示が行われることで、スキャナユニット80がモータ81に接続されているベルト82によりリーダスクリーン180上の上記光路に進入する方向(図2中の矢印e−f)に移動されて、上記イメージセンサ48によって画像光が走査されてスキャニングが実行される(スキャニングモード)。
【0020】
図3は、本実施の形態の画像読み取り装置の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態においては、接続機器としてホストコンピュータ280やプリンタ290が接続されている。
この画像読み取り装置200は、上記ロールフィルムキャリア610にセットされたマイクロフィルムFをイメージセンサ211によってスキャンすることで原稿上の画像情報を取得するスキャナユニット210を有している。
【0021】
また、スキャナユニット210の駆動部260と、スキャナユニット210にて得られた画像情報に対して階調変換や画像合成等の画像処理を行う画像処理部220と、画像処理部220での画像処理後の画像情報を記憶するためのイメージメモリ230と、画像読み取り装置200本体に接続可能なホストコンピュータ(パソコン)280及びプリンタ290と通信するための通信部240と、画像情報読み取りのための様々な設定を行うための操作部(オペレーションパネル)270と、画像読み取り装置200全体の動作制御を司るCPU250とを含む構成となっている。そして、上記CPU250により、本実施の形態のスキャン条件設定部251がプログラム構成されている。
【0022】
上述のように構成された本実施の形態の画像読み取り装置200は、基本的にはホストコンピュータ280からの指示によって動作するものであるが、後述するように、指示内容によっては操作部270からの指示によって動作が可能なようになされている。
【0023】
本実施の形態の画像読み取り装置200が対象とするマイクロフィルムFは、図4(a)に示すようなネガフィルム、及び図4(b)に示すようなポジフィルムの両方を良好にスキャンして画像データを得ることができる。
【0024】
また、図5(a)に示すような左基準、図5(b)に示すような「センター」、図5(c)に示すような「連写」を任意に選択することができる。
【0025】
また、図6に示すように、操作部270にはフィルム指定部169、投影位置指定部167、サイズ指定部161等が設けられている。そして、上記フィルム指定部169には選択ボタン170、投影位置指定部167には選択ボタン168、サイズ指定部161には選択ボタン162が設けられている。
【0026】
そして、図6に示すように、フィルムとして「ポジフィルム」が選択され、投影基準位置として「センター」が選択され、スキャン領域サイズとして定型の「A3」が選択されると、図6(a)に示すように、フィルムの各画像コマがセンター(中央)基準でA3サイズでリーダスクリーン180に投影される。
【0027】
また、図7(a)及び(b)に示すように、フィルムとして「ネガフィルム」が選択され、投影基準位置として「左基準」が選択され、スキャン領域サイズとして定型の「A4」が選択されると、図7(a)に示すように、フィルムの各画像コマが「左基準」、サイズが「A4サイズ」の態様でリーダスクリーン180の表示面181に投影される。
【0028】
次に、本実施の形態の画像読み取り装置200の主要な特徴である画像操作方法を図8及び図9のフローチャートを参照しながら説明する。図8のフローチャートは、画像走査動作を開始した後は、上記オペレーションパネル270から入力される走査条件に拘わらず、上記ホストコンピュータ280によって設定された走査条件に従って上記画像を走査する場合の手順を示している。
【0029】
この場合、処理が開始されると、最初のステップS0において初期設定が行われる。次に、ステップS1に進み、ホストコンピュータ280からの指令があるか否かを判断する。
【0030】
そして、指令があった場合にはステップS2において、その指令がスキャン指令か否かを判断する。この判断の結果、上記指令がスキャン指令であった場合には、ステップS3に進み、第1のパラメータ群であるパラメータ群Aを用いてスキャン条件を設定してスキャン動作を開始する。ここで、上記パラメータ群Aは、ホストコンピュータ280から入力される走査パラメータによって構成されている。
【0031】
一方、上記ステップS1の判断の結果、ホストコンピュータ280からの指令でない場合にはステップS1からステップS4に進み、オペレーションパネル270が操作されたか否かを判断する。
【0032】
この判断の結果、オペレーションパネル270が操作されていない場合にはステップS1に戻る。また、オペレーションパネル270が操作された場合にはステップS5に進み、第2のパラメータ群であるパラメータ群Bを変更する。
【0033】
また、ステップS2の判断の結果、ホストコンピュータ280からの指令がスキャン指令ではなかった場合には、ステップS6に進んでパラメータ取得コマンドか否かを判断する。この判断の結果、上記指令がパラメータ取得コマンドであった場合には、ステップS7に進んで上記パラメータ群Bをホストコンピュータ280に送信し、その後ステップS8に進む。ステップS8では、上記パラメータ群Bを上記パラメータ群Aにコピーする。
【0034】
ステップS6の判断の結果、ホストコンピュータ280からの指令がパラメータ取得コマンドでなかった場合には、ステップS9に進み、パラメータ設定コマンドであるか否かを判断し、パラメータ設定コマンドであった場合にはステップS10に進んでホストコンピュータ280から上記パラメータ群Aを受信する。
【0035】
本実施の形態の画像読み取り装置200は、上述のようにして画像スキャンを行うので、スキャン動作を開始する前だけオペレーションパネル270を操作することで走査条件の変更が可能であり、走査条件が変更される場合にはパラメータ取得コマンドによりホストコンピュータ280にパラメータ群Bを送信するので、ホストコンピュータ280が認識していない走査条件でスキャンが行われるのを有効に防止することができる。
【0036】
これにより、例えば、ホストコンピュータ280がスキャンサイズを間違えて画像データを受信し、スキャンサイズが異なることによって画像データがスクランブル状態になってしまう不都合を防止することができる。
【0037】
次に、図9のフローチャートを参照しながら本発明の画像読み取り方法の第2の実施の形態を説明する。上記図8のフローチャートで示した画像スキャン方法は、スキャン動作を開始した後は、オペレーションパネル270の操作を無視し、スキャン動作を開始する前はオペレーションパネル270の操作によるスキャン条件の変更を許容するようにしたが、本実施の形態においては、スキャン動作を開始する前は、上記オペレーションパネル270の操作によるスキャン条件の変更を一部のみ許容するようにしている。
【0038】
本実施の形態の場合、処理が開始されると、最初のステップS20において初期設定が行われる。次に、ステップS21に進み、ホストコンピュータ280からの指令があるか否かを判断する。
【0039】
そして、指令があった場合にはステップS22において、その指令がスキャン指令か否かを判断する。この判断の結果、上記指令がスキャン指令であった場合には、ステップS23に進み、記憶されているパラメータ群に応じたスキャン条件を設定してスキャン動作を開始する。
【0040】
一方、上記ステップS21の判断の結果、ホストコンピュータ280からの指令でない場合にはステップS21からステップS24に進み、オペレーションパネル270が操作されたか否かを判断する。
【0041】
この判断の結果、オペレーションパネル270が操作されていない場合にはステップS21に戻る。また、オペレーションパネル270が操作された場合にはステップS25に進み、オペレーションパネル270から入力された指令に基づいて走査パラメータの変更が可能か否かを判断する。ここで、走査パラメータの変更が不可能であるのはスキャンサイズの変更であり、それ以外の変更の場合には、画像モードが多少変更されても変更可能と判断するようにしている。
【0042】
ステップS25の判断の結果、走査パラメータの変更が可能である場合にはステップS26に進み、パラメータ群に変更を加え、その後、ステップS21に戻る。
【0043】
また、ステップS22の判断の結果、ホストコンピュータ280からの指令がスキャン指令ではなかった場合には、ステップS27に進んでパラメータ取得コマンドか否かを判断する。この判断の結果、上記指令がパラメータ取得コマンドであった場合には、ステップS28に進んでパラメータ群をホストコンピュータ280に送信し、その後ステップS21に進む。
【0044】
ステップS27の判断の結果、ホストコンピュータ280からの指令がパラメータ取得コマンドでなかった場合には、ステップS29に進み、パラメータ設定コマンドであるか否かを判断し、パラメータ設定コマンドであった場合にはステップS30に進んでホストコンピュータ280から上記パラメータ群を受信する。
【0045】
本実施の形態の画像読み取り装置200は、上述のようにして画像スキャンを行うので、スキャン動作を開始する前は、オペレーションパネル270を操作して一部の走査条件のみ変更することができる。すなわち、ホストコンピュータ280が走査条件の変更を知らずに画像データを受け取ったときに画像データがスクランブル状態にならない走査条件の変更のみ許容される。これにより、画像データの乱れを起こすことなくリーダスクリーン180の近傍でスキャン設定を行うことが可能となり、許容される範囲内の変更については僅かな変更のためにホストコンピュータ280の側に出向く手間を省略して作業効率を向上させることができる。
【0046】
(本発明の他の実施形態)
本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0047】
また、上述した実施形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるように、上記各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0048】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0049】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0050】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】
本発明は上述したように、本発明によれば、画像走査動作を開始した後は、上記本体操作部から入力される走査条件に拘わらず、上記ホストコンピュータによって設定された走査条件に従って上記画像を走査するようにしたので、スキャン動作を開始した後で本体操作部が操作されて走査条件が変更されることがなく、ホストコンピュータが認識していないスキャンが行われるのを有効に防止することができる。また、画像走査動作の開始前に本体操作部を操作して、ホストコンピュータによって設定された走査条件を変更することができるので、画像読み取り装置の近傍でスキャン設定を行うことが可能となり、僅かな変更のためにホストコンピュータの側に出向く手間を省略して作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、画像読み取り装置の正面図である。
【図2】マイクロフィルムスキャナ内の光学系の構成を示す斜視図である。
【図3】画像読み取り装置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態の画像読み取り装置で取扱いが可能なフィルムの一例を示す図である。
【図5】リーダスクリーンに投影する際の基準を説明する図である。
【図6】リーダスクリーンに画像をA3サイズでセンター表示している様子を示す図である。
【図7】リーダスクリーンに画像をA4サイズで左基準で表示している様子を示す図である。
【図8】実施の形態のスキャン動作の第1の例を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態のスキャン動作の第2の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
200 画像読み取り装置
210 スキャナユニット
211 イメージセンサ
220 画像処理部
230 イメージメモリ
240 通信部
250 CPU
251 スキャン条件設定部
260 駆動部
270 操作部(オペレーションパネル)
280 ホストコンピュータ
290 プリンタ
610 ロールフィルムキャリア
F マイクロフィルム

Claims (16)

  1. 記録媒体に形成されている複数の画像を所定位置に順次搬送し、上記所定位置に搬送された画像を走査して画像データを得る画像読み取り装置であって、
    上記画像読み取り装置に接続されたホストコンピュータから入力される走査条件、または画像読み取り装置本体に配設された本体操作部から入力される走査条件に基づいて上記画像を走査する条件を設定する走査条件設定手段を含む制御手段を具備し、
    上記制御手段は、上記ホストコンピュータからの指示により上記画像読み取り装置が画像走査動作を開始した後は、上記本体操作部から入力される走査条件に拘わらず、上記ホストコンピュータによって設定された走査条件に従って上記画像を走査し、画像走査動作を開始する前は上記ホストコンピュータによって設定された走査条件を上記本体操作部からの入力により変更可能とすることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 上記制御手段は、画像走査動作を開始する前は上記ホストコンピュータによって設定された走査条件のうちの一部を、上記本体操作部からの入力により変更可能とすることを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 上記画像読み取り装置は、画像情報を画面表示する表示手段を備え、上記表示手段に投影された画像を走査手段により走査して画像データを得ることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読み取り装置。
  4. 上記記録媒体はマイクロフィルムであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像読み取り装置。
  5. 記録媒体に形成されている複数の画像を所定位置に順次搬送し、上記所定位置に搬送された画像を画像読み取り装置で走査して画像データを得る画像読み取り方法であって、
    上記画像読み取り装置に接続されたホストコンピュータから入力される走査条件、または画像読み取り装置本体に配設された本体操作部から入力される走査条件に基づいて上記画像を走査する条件を設定する走査条件設定工程を含む制御工程を有し、
    上記制御工程においては、上記ホストコンピュータからの指示により上記画像読み取り装置が画像走査動作を開始した後は、上記本体操作部から入力される走査条件に拘わらず、上記ホストコンピュータによって設定された走査条件に従って上記画像を走査し、画像走査動作を開始する前は上記ホストコンピュータによって設定された走査条件を上記本体操作部からの入力により変更可能とすることを特徴とする画像読み取り方法。
  6. 上記制御工程においては、画像走査動作を開始する前は上記ホストコンピュータによって設定された走査条件のうちの一部を、上記本体操作部からの入力により変更可能とすることを特徴とする請求項5に記載の画像読み取り方法。
  7. 上記画像読み取り装置は、画像情報を画面表示する表示手段を備え、上記表示手段に投影された画像を走査手段により走査して画像データを得ることを特徴と
    する請求項5又は6に記載の画像読み取り方法。
  8. 上記記録媒体はマイクロフィルムであることを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載の画像読み取り方法。
  9. 請求項1〜4の何れか1項に記載の画像読み取り装置を構成する手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  10. 請求項5〜8の何れか1項に記載の画像読み取り方法の工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  11. 記録媒体に形成されている画像を走査して画像データを得る画像読み取り装置であって、
    上記画像読み取り装置に接続されたホストコンピュータから入力される走査条件、または画像読み取り装置本体に配設された本体操作部から入力される走査条件に基づいて上記画像を走査する条件を設定する走査条件設定手段を含む制御手段を具備し、
    上記制御手段は、上記ホストコンピュータからの指示により上記画像読み取り装置が画像走査動作を開始した後は、上記本体操作部から入力される走査条件に拘わらず、上記ホストコンピュータによって設定された走査条件に従って上記画像を走査し、画像走査動作を開始する前は上記ホストコンピュータによって設定された走査条件を上記本体操作部からの入力により変更可能とすることを特徴とする画像読み取り装置。
  12. 上記制御手段は、画像走査動作を開始する前は上記ホストコンピュータによって設定された走査条件のうちの一部を、上記本体操作部からの入力により変更可能とすることを特徴とする請求項11に記載の画像読み取り装置。
  13. 記録媒体に形成されている画像を画像読み取り装置で走査して画像データを得る画像読み取り方法であって、
    上記画像読み取り装置に接続されたホストコンピュータから入力される走査条件、または画像読み取り装置本体に配設された本体操作部から入力される走査条件に基づいて上記画像を走査する条件を設定する走査条件設定工程を含む制御工程を有し、
    上記制御工程においては、上記ホストコンピュータからの指示により上記画像読み取り装置が画像走査動作を開始した後は、上記本体操作部から入力される走査条件に拘わらず、上記ホストコンピュータによって設定された走査条件に従って上記画像を走査し、画像走査動作を開始する前は上記ホストコンピュータによって設定された走査条件を上記本体操作部からの入力により変更可能とすることを特徴とする画像読み取り方法。
  14. 上記制御工程においては、画像走査動作を開始する前は上記ホストコンピュータによって設定された走査条件のうちの一部を、上記本体操作部からの入力により変更可能とすることを特徴とする請求項13に記載の画像読み取り方法。
  15. 請求項11又は12に記載の画像読み取り装置を構成する手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  16. 請求項13又は14に記載の画像読み取り方法の工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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