JPH09219788A - 画像処理装置及びその方法、及び画像処理システム - Google Patents

画像処理装置及びその方法、及び画像処理システム

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JPH09219788A
JPH09219788A JP8026765A JP2676596A JPH09219788A JP H09219788 A JPH09219788 A JP H09219788A JP 8026765 A JP8026765 A JP 8026765A JP 2676596 A JP2676596 A JP 2676596A JP H09219788 A JPH09219788 A JP H09219788A
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JP
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JP8026765A
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Yoshinobu Sato
佳宣 佐藤
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理装置で読み取った画像をホストコン
ピュータにおいて処理する場合に、装置間における座標
軸方向を一致させるために、ホストコンピュータ側にお
いて画像の回転を行うとホストコンピュータにおける負
荷が大きく、また、画像処理装置において座標軸方向を
意識した原稿載置を行うことは、未熟な操作者には困難
であった。 【解決手段】 スキャナ制御部7によって読み込まれた
原稿画像データはビットマップメモリ5に格納され、画
像制御部10によって所定の回転処理が施された後、ホ
ストコンピュータ1へ転送される。即ち、画像処理装置
2側において画像の回転処理を行うことにより、ホスト
コンピュータ1の負荷が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及びそ
の方法、及び画像処理システムに関し、例えば、読み取
った原稿画像を他装置において処理する画像処理装置及
びその方法、及び画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿画像を読取り可能な画像処理
装置をホストコンピュータ等に接続したシステムにおい
ては、該画像処理装置で読み取った原稿画像をホストコ
ンピュータに転送し、ホストコンピュータ上で該原稿画
像に対して画像処理を行っていた。
【0003】このようなシステムにおいては、異なる機
器間において原稿画像の各画素毎の相対位置を確実に認
識するために、画像処理装置及びホストコンピュータ毎
に座標を用いて各画素位置を認識している。
【0004】従って、例えば、画像処理装置において読
み取った原稿画像をホストコンピュータ側においてディ
スプレイ等に表示し、該ディスプレイ上で操作者が所望
する画像範囲に所望する画像処理を施すことが可能とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のシステムにおいては、画像処理装置で読み込まれた画
像の座標軸方向と、ホストコンピュータにおいて処理さ
れるべき画像(例えばディスプレイ上に表示される画
像)の座標軸方向とは必ずしも一致しているわけではな
い。例えば、操作者が画像処理装置に原稿を載置する際
に、どのような方向で載置するかによっても、当然読み
込まれた画像を表現する座標軸方向は異なってしまう。
【0006】このように、画像処理装置とコンピュータ
間において座標軸方向が不一致である場合には、例えば
ホストコンピュータ側のディスプレイ上に、天地左右が
逆である画像が表示されてしまい、編集作業等が困難に
なってしまっていた。
【0007】従って、このような画像を表現する座標軸
方向の不一致を回避するために、従来のシステムにおい
てはホストコンピュータ上で、転送されてきた原稿画像
の座標軸方向がホストコンピュータのそれと異なってい
た場合、該原稿画像に対して画像の回転処理を行ってい
た。
【0008】この様に、ホストコンピュータ上で本来の
画像処理作業に先だって、転送されてきた原稿画像に対
して回転処理を施す場合には、その原稿画像サイズが大
きいほど回転処理に要する時間が膨大となり、ホストコ
ンピュータにおける作業効率が低下してしまっていた。
これは、特に1台のホストコンピュータに複数の画像処
理装置が接続されたシステムにおいては、ホストコンピ
ュータへの負荷がより大きくなってしまい、他の処理へ
の影響も含めて問題であった。
【0009】このような不具合を回避するためには、操
作者が画像処理装置における座標軸方向を正しく認識
し、ホストコンピュータ側における該座標軸方向を意識
した原稿載置を行えば良い。しかしながら、該画像処理
装置に熟練した操作者でない限り、常に望ましい向きに
原稿を載置することは困難であり、従ってこの方法によ
れば画像処理装置側における作業効率の低下を招いてし
まう。
【0010】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたものであり、画像処理装置側において載置された
原稿を読み取った後、その座標軸方向をホストコンピュ
ータ側の座標軸方向に応じて適切に回転させてからホス
トコンピュータ側に転送することにより、ホストコンピ
ュータ側、画像処理装置側のいずれにおいても作業効率
の低下を回避可能な画像処理装置及びその方法、及び画
像処理システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための一手段として、本発明に係る画像処理装置は以下
の構成を備える。
【0012】即ち、原稿画像データを読み取るスキャン
手段と、前記スキャン手段により読み取られた画像デー
タを回転する回転手段と、前記回転手段により回転され
た画像データを他装置へ転送する通信手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0013】例えば、前記画像データはビットマップデ
ータであることを特徴とする。
【0014】例えば、前記回転手段は、前記画像データ
を時計回り方向に90度回転することを特徴とする。
【0015】更に、前記回転手段における回転を設定す
る設定手段を有することを特徴とする。
【0016】例えば、前記設定手段は、前記回転手段に
おける回転を、時計回り方向に90度回転するか、回転
を行なわないかのいずれかに設定することを特徴とす
る。
【0017】例えば、前記設定手段は、前記回転手段に
おける回転を、時計回り方向に0度回転,90度回転,
180度回転,270度回転のいずれかに設定すること
を特徴とする。
【0018】更に、前記原稿画像の画像方向を設定する
設定手段を有することを特徴とする。
【0019】例えば、前記設定手段は、前記原稿画像が
ポートレート画像とランドスケープ画像のいずれである
かを設定することを特徴とする。
【0020】例えば、前記回転手段は、前記設定手段に
より前記原稿画像がポートレートであると設定された場
合、前記画像データを時計回り方向に90度回転するこ
とを特徴とする。
【0021】例えば、前記回転手段は、前記設定手段に
より前記原稿画像がランドスケープであると設定された
場合、前記画像データの回転を行なわないことを特徴と
する。
【0022】また、原稿画像データを読み取るスキャン
手段と、前記スキャン手段により読み取られた画像デー
タの向きを検出する検出手段と、前記検出結果に基づい
て、前記スキャン手段により読み取られた画像データを
回転する回転手段と、前記回転手段により回転された画
像データを他装置へ転送する通信手段とを有することを
特徴とする。
【0023】例えば、前記画像データはビットマップデ
ータであることを特徴とする。
【0024】例えば、前記検出手段は、前記原稿画像デ
ータがポートレート画像とランドスケープ画像のいずれ
であるかを検出することを特徴とする。
【0025】例えば、前記検出手段は、前記原稿画像の
天地方向を検出することを特徴とする。
【0026】例えば、前記回転手段は、前記検出手段に
よる検出結果に応じて、時計回り方向に0度回転,90
度回転,180度回転,270度回転のいずれかを行う
ことを特徴とする。
【0027】例えば、前記回転手段は、原稿検出手段に
よる検出結果が不定である場合に、回転を行なわないこ
とを特徴とする。
【0028】また、上述した目的を達成するための一手
法として、本発明に係る画像処理方法は以下の工程を備
える。
【0029】即ち、原稿画像データを読み取るスキャン
工程と、前記スキャン工程において読み取られた画像デ
ータを回転する回転工程と、前記回転工程において回転
された画像データを他装置へ転送する通信工程とを有す
ることを特徴とする。
【0030】また、原稿画像データを読み取るスキャン
工程と、前記スキャン工程において読み取られた画像デ
ータの向きを検出する検出工程と、前記検出結果に基づ
いて、前記スキャン手段により読み取られた画像データ
を回転する回転工程と、前記回転工程において回転され
た画像データを他装置へ転送する通信工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0031】また、上述した目的を達成するための一手
段として、本発明に係る画像処理システムは以下の構成
を備える。
【0032】即ち、原稿画像データを読み取る画像処理
装置と、該画像データに対して画像処理を施すホストコ
ンピュータとからなる画像処理システムであって、前記
画像処理装置においては、読み取られた画像データを回
転させ、前記ホストコンピュータにおいては、前記回転
された画像データに対して画像処理を施すことを特徴と
する。
【0033】また、原稿画像データを読み取る画像処理
装置と、該画像データに対して画像処理を施すホストコ
ンピュータとからなる画像処理システムであって、前記
画像処理装置においては、読み取られた画像データの向
きを検出し、該検出結果に基づいて、読み取られた画像
データを回転させ、前記ホストコンピュータにおいて
は、前記回転された画像データに対して画像処理を施す
ことを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0035】<第1実施形態>図1は、本実施形態の画
像処理装置であるディジタル複写機の制御構成を示すブ
ロック図である。
【0036】図1において、1は画像データに対して各
種画像処理が可能なホストコンピュータであり、2はデ
ィジタル複写機である。
【0037】そして、3はホストインタフェース(I/
F)、4はページメモリ、5はビットマップメモリ、6
は不図示の画像形成部を制御するプリンタ制御部、7は
不図示の画像読取り部を制御するスキャナ制御部、8は
操作者による指示入力が行われる操作部、9はCPUや
ROM及びRAM等を備える主制御部である。また、1
0は本実施形態における画像回転処理を制御する画像制
御部、12はシステムバス、13はホストコンピュータ
1とディジタル複写機2を接続するホストI/Fバスで
ある。上記各構成はシステムバス12によって主制御部
9に接続されており、データの授受が行われる。
【0038】この様に構成されたデジタル複写機2にお
いては、ホストコンピュータ1から受信したスキャンコ
マンドに応じて、スキャナ制御部7において原稿画像を
読取り、画像制御部10における回転制御機能によりホ
ストコンピュータ1に応じた最適な向きに回転させた
後、該原稿画像を高速にホストコンピュータ1に転送す
ることができる。
【0039】以下、本実施形態における画像回転処理に
ついて詳細に説明する。
【0040】ここで、原稿の書式としては、図2におい
て原稿20に示す様に、縦長の用紙に対して文書又はイ
メージ情報が記録されたポートレートタイプと、原稿3
0に示す様に、横長の用紙に対して文書又はイメージ情
報が記録されたランドスケープタイプとが存在する。し
かしながら一般的な原稿としては、ポートレートタイプ
が主であり、ランドスケープタイプのものは比較的少な
い。従って本実施形態においては、ホストコンピュータ
1に転送する原稿画像が基本的にポートレートタイプで
あることを前提とする。
【0041】図3に、本実施形態の画像処理システムと
して、デジタル複写機2と、デジタル複写機2に接続さ
れたホストコンピュータ1の外観図を示す。
【0042】図3に示す様に、ディジタル複写機2の原
稿台上においては、原稿台の左上を原点として、副走査
方向をX軸、主走査方向をY軸とする。そして原稿20
は、原稿台の左上(原点)を突き当て位置として、原稿
20’で示される様に、表面を下にして載置される。
【0043】そして、ホストコンピュータ1よりホスト
I/Fバス13を介してスキャンコマンドが送られてく
ると、ディジタル複写機2では、ホストI/F3,シス
テムバス12を介して、主制御部9において該スキャン
コマンドを受け取る。
【0044】主制御部9はスキャナ制御部7を制御し、
以下の様にして原稿を読み取る。
【0045】まず、原稿台ガラス(以下プラテン)上の
原稿20をハロゲンランプの光で照射し、原稿20から
の反射光はミラーに導かれてレンズにより3ラインセン
サ(以下CCD)上に像を結ぶ。CCDは原稿20から
の光情報を色分解して、フルカラー情報としてレッド
(R),グリーン(G),ブルー(B)成分を読み取
る。尚CCDは、その電気的走査方向(主走査方向)に
対して垂直方向(副走査方向)に機械的に移動すること
により、原稿20の全面を走査する。
【0046】このようにスキャナ制御部7により読み取
られた原稿画像は、システムバス12を介してビットマ
ップメモリ5に、図4に示す様なスキャン画像21とし
て逐次格納される。
【0047】原稿全面の走査後、主制御部9は、画像制
御部10においてビットマップメモリ5内のスキャン画
像21を時計回り方向に90度回転させることによっ
て、図4に示す画像22を得、該画像をシステムバス1
2,ホストI/F3を介してホストコンピュータ1に転
送する 従って、ホストコンピュータ1へ転送される画像22
は、原稿20と同じ向きの画像となり、例えば図3に示
す様に、ホストコンピュータ1側において原稿20と同
じイメージでディスプレイされる。
【0048】以上説明した様に本実施形態によれば、原
稿画像を読み取った際に該スキャン画像を回転してホス
トコンピュータに転送することにより、一般的なポート
レート原稿に対し、ホストコンピュータ側でのスキャン
画像の回転処理を省くことができ、負荷を軽減すること
ができる。
【0049】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。
【0050】第2実施形態における装置構成は、上述し
た第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0051】上述した第1実施形態においては、プラテ
ンに載置される原稿がポートレートであることを前提と
して処理を行っており、従ってホストコンピュータ1に
転送される画像もポートレートとして、即ち縦長な画像
として送られていた。これでは、その頻度は小さいとは
いえランドスケープの原稿を転送したい場合にも、ホス
トコンピュータ1側ではポートレートの画像しか受け取
れない。
【0052】従って第2実施形態においては、デジタル
複写機2において原稿画像の向きを予め指定することに
より、該向きに応じた適切な回転処理を施すことを特徴
とする。
【0053】第2実施形態のデジタル複写機2における
主制御部9は、操作部8を介して操作者から入力された
指示情報に基づき、スキャン画像の回転処理の切り換え
制御機能を備えていることを特徴とする。また操作部8
は、不図示の表示系や操作系等を備え、ホストコンピュ
ータ1にスキャン画像を転送する際の画像の向きを選択
する選択手段と、選択された画像の向きを絵表示等で表
示する表示機能を有する。操作部8における選択手段に
おいては、画像の向きとしてポートレートとランドスケ
ープのいずれかが選択可能である。
【0054】第2実施形態のデジタル複写機2において
は、ホストコンピュータ1からスキャンコマンドを受信
すると、デジタル複写機2は操作部8からの情報に基づ
いて画像制御部10における回転機能を制御し、読み取
った原稿画像をホストコンピュータ1での画像処理に最
適な向きにしてから、高速に転送する。
【0055】以下、第2実施形態における画像回転処理
について説明する。
【0056】図3に示す様に、ディジタル複写機2の原
稿台上においては、原稿台の左上を原点として、副走査
方向をX軸、主走査方向をY軸とする。そして原稿20
は、原稿台の左上(原点)を突き当て位置として、原稿
20’に示す向きに表面を下にして載置される。
【0057】次に、操作部8の不図示の表示系及び操作
系から、ホストコンピュータ1に原稿画像をスキャン転
送する際の原稿画像の向きを設定する。即ち、原稿画像
がポートレートとランドスケープのいずれであるかを設
定する。
【0058】そして、ホストコンピュータ1よりホスト
I/Fバス13を介してスキャンコマンドが送られてく
ると、ディジタル複写機2では、ホストI/F3,シス
テムバス12を介して、主制御部9において該スキャン
コマンドを受け取る。
【0059】主制御部9はスキャナ制御部7を制御し、
以下の様にして原稿を読み取る。
【0060】まず、原稿台ガラス(以下プラテン)上の
原稿20をハロゲンランプの光で照射し、原稿20から
の反射光はミラーに導かれてレンズにより3ラインセン
サ(以下CCD)上に像を結ぶ。CCDは原稿20から
の光情報を色分解して、フルカラー情報としてレッド
(R),グリーン(G),ブルー(B)成分を読み取
る。尚CCDは、その電気的走査方向(主走査方向)に
対して垂直方向(副走査方向)に機械的に移動すること
により、原稿20の全面を走査する。
【0061】このようにスキャナ制御部7により読み取
られた原稿画像は、システムバス12を介してビットマ
ップメモリ5にスキャン画像21として逐次格納され
る。
【0062】そして主制御部9は、操作部8で設定され
た画像の向き情報に基づいて、画像制御部10における
画像回転処理を制御する。
【0063】即ち、画像の向き情報がランドスーケプで
あれば、図5に示す様に、ビットマップメモリ5内の画
像31をシステムバス12、ホストI/F3を介し、そ
のままホストコンピュータ1に画像を転送する。従っ
て、転送される画像は図5に示す画像32となり、望ま
しい座標軸上で表現される。
【0064】一方、画像の向き情報がポートレートであ
れば、図4に示す様に、画像制御部10においてビット
マップメモリ5内のスキャン画像21を時計回り方向に
90度回転させることによって画像22を得、該画像を
システムバス12,ホストI/F3を介してホストコン
ピュータ1に転送する。これは第1実施形態と同様であ
る。
【0065】以上説明した様に第2実施形態によれば、
画像の向き情報を予め設定し、原稿画像を読み取った際
に該スキャン画像の回転を該向き情報に応じて制御する
ことにより、デジタル複写機側において原稿の向きに応
じた適切な回転処理を行うことが可能となる。
【0066】尚、第2実施形態においては、プラテン上
に載置された原稿画像の向き情報を予め設定する例につ
いて説明を行ったが、例えば、画像の回転方法を直接指
定するようにしても良い。この場合、回転を時計回り方
向に0度と90度のみでなく、180度,270度等に
設定することも可能である。
【0067】<第3実施形態>以下、本発明に係る第3
実施形態について説明する。
【0068】図6は、第3実施形態におけるディジタル
複写機の制御構成を示すブロック図である。図6におい
て、上述した第1実施形態に示した図1と同様の構成に
ついては同一番号を付し、説明を省略する。
【0069】図6において、11は不図示の画像読取り
部に載置された原稿の向きを検出する原稿検知部であ
り、即ち、スキャン後にビットマップメモリ5に格納さ
れた画像データにおける画像の向きを検出することを特
徴とする。そして、ホストコンピュータ1からスキャン
コマンドを受信すると、デジタル複写機2は原稿検知部
11からの情報に基づいて画像制御部10における回転
機能を制御し、読み取った原稿画像をホストコンピュー
タ1での画像処理に最適な向きになるように回転した
後、高速に転送する。
【0070】以下、第3実施形態における画像回転処理
について説明する。
【0071】ディジタル複写機2の原稿台上において
は、図3に示す様に原稿台の左上を原点として、副走査
方向をX軸、主走査方向をY軸とする。そして原稿20
は、原稿台の左上(原点)を突き当て位置として、原稿
20’に示す向きに表面を下にして載置される。
【0072】そして、ホストコンピュータ1よりホスト
I/Fバス13を介してスキャンコマンドが送られてく
ると、ディジタル複写機2では、ホストI/F3,シス
テムバス12を介して、主制御部9において該スキャン
コマンドを受け取る。
【0073】主制御部9はスキャナ制御部7を制御し、
以下の様にして原稿を読み取る。
【0074】まず、プラテン上の原稿20をハロゲンラ
ンプの光で照射し、原稿20からの反射光はミラーに導
かれてレンズによりCCD上に像を結ぶ。CCDは原稿
20からの光情報を色分解して、フルカラー情報として
レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)成分を読
み取る。尚CCDは、その電気的走査方向(主走査方
向)に対して垂直方向(副走査方向)に機械的に移動す
ることにより、原稿20の全面を走査する。
【0075】このようにスキャナ制御部7により読み取
られた原稿画像は、システムバス12を介してビットマ
ップメモリ5にスキャン画像21として逐次格納され
る。
【0076】すると原稿検知部11では、画像の向きを
検知する原稿向き検出機能により、スキャン画像21の
向きがポートレートまたはランドスケープのいずれであ
るか、及びその天地方向を検出する。尚、画像21の向
きは、その長辺方向を検知することによって判定可能で
あり、また、天地方向は、例えば周知の文字認識処理を
適用することによって、判定可能である。そして、検知
された画像21の向き情報は主制御部9に送られる。
【0077】そして主制御部9は、原稿全面を走査後、
原稿検知部11で検出された画像の向き情報に基づい
て、画像制御部10における画像回転処理を制御する。
以下にその具体例を示す。
【0078】原稿検知部11により検出された画像の向
き情報が、図4に示すポートレート20であれば、画像
制御部10においてビットマップメモリ5内の画像21
を時計回り方向に90度回転させることによって画像2
2を得、該画像をシステムバス12,ホストI/F3を
介してホストコンピュータ1に転送する。
【0079】また、原稿検知部11により検出された画
像の向き情報が、図5に示すランドスケープ30であれ
ば、ビットマップメモリ5内の画像をシステムバス1
2,ホストI/F3を介してホストコンピュータ1に転
送する。
【0080】また、原稿検知部11により検出された画
像の向き情報が、図7に示すポートレート40であれ
ば、画像制御部10においてビットマップメモリ5内の
画像41を時計回り方向に270度回転させることによ
って画像42を得、該画像をシステムバス12,ホスト
I/F3を介してホストコンピュータ1に転送する。
【0081】また、原稿検知部11により検出された画
像の向き情報が、図8に示すポートレート50であれ
ば、画像制御部10においてビットマップメモリ5内の
画像51を時計回り方向に180度回転させることによ
って画像52を得、該画像をシステムバス12,ホスト
I/F3を介してホストコンピュータ1に転送する。
【0082】尚、画像の向き情報が不定である場合に
は、画像制御部10における回転処理を行わず、ビット
マップメモリ5内の画像をそのままシステムバス12,
ホストI/F3を介してホストコンピュータ1に転送す
る。
【0083】以上説明した様に第3実施形態によれば、
スキャン画像の向きを検出し、該情報に応じてスキャン
画像の回転を制御することにより、デジタル複写機側に
おいて原稿の向きに応じた適切な回転処理を行うことが
できる。
【0084】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機
器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0085】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0086】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0087】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0088】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0089】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ホ
ストコンピュータから受信したスキャンコマンドに対し
て、原稿画像の向き情報に応じてスキャン画像を適切に
回転制御した後、ホストコンピュータに該スキャン画像
を転送することにより、ホストコンピュータ側において
回転処理を行う必要がなくなり、システムとして全体的
な画像処理に要する時間を短縮することができる。
【0091】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態における画像処理装置
の制御構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態において処理されるポートレート画
像及びランドスケープ画像を示す図である。
【図3】本実施形態における画像処理システム構成を示
すブロック図である。
【図4】本実施形態において処理されるポートレート画
像を示す図である。
【図5】本発明に係る第2,第3実施形態において処理
されるランドスケープ画像を示す図である。
【図6】本発明に係る第3実施形態における画像処理装
置の制御構成を示すブロック図である。
【図7】本発明に係る第3実施形態において処理される
ポートレート画像を示す図である。
【図8】第3実施形態において処理されるランドスケー
プ画像を示す図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 デジタル複写機 3 ホストI/F 4 ページメモリ 5 ビットマップメモリ 6 プリンタ制御部 7 スキャナ制御部 8 操作部 9 主制御部 10 画像制御部 11 原稿検知部 12 システムバス 13 ホストI/Fバス

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像データを読み取るスキャン手段
    と、 前記スキャン手段により読み取られた画像データを回転
    する回転手段と、 前記回転手段により回転された画像データを他装置へ転
    送する通信手段と、を有することを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データはビットマップデータで
    あることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記回転手段は、前記画像データを時計
    回り方向に90度回転することを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記回転手段における回転を設定
    する設定手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、前記回転手段における
    回転を、時計回り方向に90度回転するか、回転を行な
    わないかのいずれかに設定することを特徴とする請求項
    4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、前記回転手段における
    回転を、時計回り方向に0度回転,90度回転,180
    度回転,270度回転のいずれかに設定することを特徴
    とする請求項4記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 更に、前記原稿画像の画像方向を設定す
    る設定手段を有することを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記設定手段は、前記原稿画像がポート
    レート画像とランドスケープ画像のいずれであるかを設
    定することを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記回転手段は、前記設定手段により前
    記原稿画像がポートレートであると設定された場合、前
    記画像データを時計回り方向に90度回転することを特
    徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記回転手段は、前記設定手段により
    前記原稿画像がランドスケープであると設定された場
    合、前記画像データの回転を行なわないことを特徴とす
    る請求項9記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 原稿画像データを読み取るスキャン手
    段と、 前記スキャン手段により読み取られた画像データの向き
    を検出する検出手段と、 前記検出結果に基づいて、前記スキャン手段により読み
    取られた画像データを回転する回転手段と、 前記回転手段により回転された画像データを他装置へ転
    送する通信手段と、を有することを特徴とする画像処理
    装置。
  12. 【請求項12】 前記画像データはビットマップデータ
    であることを特徴とする請求項11記載の画像処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記検出手段は、前記原稿画像データ
    がポートレート画像とランドスケープ画像のいずれであ
    るかを検出することを特徴とする請求項12記載の画像
    処理装置。
  14. 【請求項14】 前記検出手段は、前記原稿画像の天地
    方向を検出することを特徴とする請求項13記載の画像
    処理装置。
  15. 【請求項15】 前記回転手段は、前記検出手段による
    検出結果に応じて、時計回り方向に0度回転,90度回
    転,180度回転,270度回転のいずれかを行うこと
    を特徴とする請求項14記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記回転手段は、原稿検出手段による
    検出結果が不定である場合に、回転を行なわないことを
    特徴とする請求項15記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 原稿画像データを読み取るスキャン工
    程と、 前記スキャン工程において読み取られた画像データを回
    転する回転工程と、 前記回転工程において回転された画像データを他装置へ
    転送する通信工程と、を有することを特徴とする画像処
    理方法。
  18. 【請求項18】 原稿画像データを読み取るスキャン工
    程と、 前記スキャン工程において読み取られた画像データの向
    きを検出する検出工程と、 前記検出結果に基づいて、前記スキャン手段により読み
    取られた画像データを回転する回転工程と、 前記回転工程において回転された画像データを他装置へ
    転送する通信工程と、を有することを特徴とする画像処
    理方法。
  19. 【請求項19】 原稿画像データを読み取る画像処理装
    置と、該画像データに対して画像処理を施すホストコン
    ピュータとからなる画像処理システムであって、 前記画像処理装置においては、読み取られた画像データ
    を回転させ、 前記ホストコンピュータにおいては、前記回転された画
    像データに対して画像処理を施すことを特徴とする画像
    処理システム。
  20. 【請求項20】 原稿画像データを読み取る画像処理装
    置と、該画像データに対して画像処理を施すホストコン
    ピュータとからなる画像処理システムであって、 前記画像処理装置においては、読み取られた画像データ
    の向きを検出し、該検出結果に基づいて、読み取られた
    画像データを回転させ、 前記ホストコンピュータにおいては、前記回転された画
    像データに対して画像処理を施すことを特徴とする画像
    処理システム。
JP8026765A 1996-02-14 1996-02-14 画像処理装置及びその方法、及び画像処理システム Pending JPH09219788A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7751070B2 (en) 2003-02-28 2010-07-06 Canon Kabushiki Kaisha Image input apparatus, image output apparatus, image forming system, control method of image input apparatus, control method of image output apparatus, programs for executing these methods, storage medium for storing programs, image processing system, control method of image processing system, and program for executing control method

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US7751070B2 (en) 2003-02-28 2010-07-06 Canon Kabushiki Kaisha Image input apparatus, image output apparatus, image forming system, control method of image input apparatus, control method of image output apparatus, programs for executing these methods, storage medium for storing programs, image processing system, control method of image processing system, and program for executing control method

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Effective date: 20030926