JP2003280110A - 画像読取装置および画像読取装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

画像読取装置および画像読取装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体

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JP2003280110A
JP2003280110A JP2002085206A JP2002085206A JP2003280110A JP 2003280110 A JP2003280110 A JP 2003280110A JP 2002085206 A JP2002085206 A JP 2002085206A JP 2002085206 A JP2002085206 A JP 2002085206A JP 2003280110 A JP2003280110 A JP 2003280110A
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JP2002085206A
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Takeshi Sekiya
武 関谷
Yoshinori Isobe
義紀 磯部
Masatoshi Yaginuma
雅利 柳沼
Takako Hanada
隆子 花田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取装置の電源OFF又はスタンバイ中
に、ADF原稿用プテンガラス上に堆積したゴミを、原
稿の画像読取動作の前に移動させ、画像読取動作に影響
を与えることなく、ゴミが読取画像に現れてしまうこと
を防止すること。 【解決手段】 CPU800による制御により電力増幅
器1500が、電源投入時,画像の読取動作直前,AD
Fの開閉時といった装置に対する所定の指示または所定
の動作(画像読取動作以外)に応じて、圧電振動子21
0を駆動させて、ADF用プラテンに振動を与える構成
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動原稿搬送装置
を備え、原稿を搬送中に読み取る方式が可能な画像読取
装置および画像読取装置の制御方法およびプログラムお
よび記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置は、自動原稿搬送装
置により搬送された原稿を原稿台ガラス上に載置して、
読取光学系を走査することで、原稿画像を読み取ってい
た。
【0003】また、読取光学系を固定し、自動原稿搬送
装置で、原稿を搬送中に読み取る方式が知られている。
【0004】さらに、ブック原稿のような自動原稿搬送
装置を利用することができない原稿に対しては原稿台ガ
ラス上に直接載せて画像を読み取ることも可能とした画
像読取装置が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来の画像読取装置においては、原稿を直接原稿台
ガラスに載せて画像を読み取る際には、原稿台ガラスの
上部に設けられた自動原稿搬送装置を開閉させる必要が
あるが、原稿を読み取った後、自動原稿読取装置が開状
態のまま(即ち、原稿台ガラスが露出したまま)、放置
される可能性がある。
【0006】このような場合、原稿台ガラス上に埃やゴ
ミが堆積する恐れがあり、原稿台ガラス上に埃やゴミが
堆積した状態で自動原稿読取装置を使用して原稿画像を
読み取ると、原稿台ガラス上のゴミが画像に影響を与え
てしまうという問題点があった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、画像読取装置に対す
る電源投入,コピー開始等の所定の指示または自動原稿
読取装置の開閉等の所定の動作に応じて、自動原稿読取
装置を使用して原稿画像を読み取るための原稿台ガラス
に振動を与えることにより、原稿を搬送中に読み取る方
式で使用される原稿台ガラス上に外部からゴミが進入し
た場合、光学系が固定であるために同じゴミを読み続け
てあたかも直線であるかのように、画像を読み取ってし
まい、読取画像の品位を極端に低下させることを防止す
ることができる画像読取装置および画像読取装置の制御
方法およびプログラムおよび記憶媒体を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、複数の原稿を順次搬送する自動原稿送り装置(図1
に示す原稿搬送装置(ADF)100)と、前記自動原
稿送り装置から搬送された原稿の画像を搬送中に読み取
る読取手段(図1に示すスキャナユニット209)と、
前記自動原稿送り装置の原稿搬送路と前記読取手段の間
にあり原稿の画像を透過するように配置された透過部材
(図1に示すADF原稿用プラテンガラス201)とを
備えた画像読取装置において、前記透過部材に振動を与
えるための振動発生手段(図11に示す圧電振動子21
0)と、前記振動発生手段を駆動するための駆動手段
(図12に示す電力増幅器1500)と、画像読取装置
に対する所定の指示または所定の動作に応じて前記振動
発生手段を駆動するように前記駆動手段(図12に示す
電力増幅器1500)を制御する制御手段(図2に示す
CPU800,ROM801,RAM802)とを有す
ることを特徴とする。
【0009】本発明に係る第2の発明は、前記制御手段
は、前記画像読取装置の電源投入直後に前記振動発生手
段を駆動するように前記駆動手段を制御する(図13の
ステップS1201,S1202)ことを特徴とする。
【0010】本発明に係る第3の発明は、前記制御手段
は、前記読取手段による画像読取り動作の開始直前に前
記振動発生手段を駆動するように前記駆動手段を制御す
る(図14のステップS1301,S1302)ことを
特徴とする。
【0011】本発明に係る第4の発明は、前記自動原稿
送り装置は、前記透明部材を被い原稿を搬送可能な閉状
態と、前記透明部材を露出させ前記透明部材上に原稿を
載置可能な開状態とを有するものであり、前記制御手段
は、自動原稿送り装置を開状態から閉状態に遷移させた
ときに前記振動発生手段を駆動するように前記駆動手段
を制御する(図15のステップS1401,S140
2)ことを特徴とする。
【0012】本発明に係る第5の発明は、前記振動発生
手段による振動は、超音波振動であることを特徴とす
る。
【0013】本発明に係る第6の発明は、複数の原稿を
順次搬送する自動原稿送り装置と、前記自動原稿送り装
置から搬送された原稿の画像を搬送中に読み取る読取手
段と、前記自動原稿送り装置の原稿搬送路と前記読取手
段の間にあり原稿の画像を透過するように配置された透
過部材と、前記透過部材に振動を与えるための振動発生
手段と、前記振動発生手段を駆動するための駆動手段と
を備えた画像読取装置の制御方法において、画像読取装
置に対する所定の指示または所定の動作に応じて、前記
振動発生手段を前記駆動手段により駆動させる駆動工程
(図13のステップS1201,S1202,図14の
ステップS1301,S1302,図15のステップS
1401,S1402)を有することを特徴とする。
【0014】本発明に係る第7の発明は、請求項6に記
載された画像読取装置の制御方法を実行させるためのプ
ログラムであることを特徴とする。
【0015】本発明に係る第8の発明は、請求項6に記
載された画像読取装置の制御方法を実行させるためのプ
ログラムを記憶媒体にコンピュータが読み取り可能に記
憶させたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
す画像読取装置の構成を示す断面図である。
【0017】図1(a),(b)において、100は原
稿搬送装置(ADF)で、原稿トレイ20上に表面を上
に向けてセットされた原稿束Sからピックアップローラ
1により、最上位の原稿から分離部2へと繰り出され
る。2は分離部で、上方に分離ローラ、下方に分離パッ
ドが配置されており、原稿束Sの最上紙より一枚ずつ分
離を行う。
【0018】以下、片面原稿を読み取る場合と両面原稿
を読み取る場合の動作について説明する。
【0019】まず、片面原稿で表面の画像を読み取る場
合は、分離された原稿は、第1レジストローラ3にて分
離搬送中の斜行補正を行った後、第1レジストローラ3
から第2レジストローラ4、大ローラ7、第1搬送ロー
ラ5により搬送され、読取位置Rを搬送されている間に
リーダ部200により表面の画像が読み取られる。そし
て、第2搬送ローラ6から排紙ローラ8により、排紙ト
レイ21上に原稿表面を下に向けて順番に排出される。
【0020】一方、両面原稿で表裏両面の画像を読み取
る場合は、分離された原稿は、第1レジストローラ3に
て分離搬送中の斜行補正を行った後、第2レジストロー
ラ4から第1搬送ローラ5、第2搬送ローラ6により搬
送され、読取位置Rを搬送されている間にリーダ部20
0により表面の画像が読み取られる。そして、第2搬送
ローラ6から排紙ローラ8により、一旦、原稿端部が排
紙トレイ21上に搬送され、読取後端側が排紙ローラ8
にニップされた状態で搬送が停止される。
【0021】その後、原稿をスイッチバック搬送し(反
転動作)、第2レジストローラ4にて、再度斜行補正を
行った後、第1搬送ローラ5、第2搬送ローラ6により
搬送され、読取位置Rを再度搬送されている間にリーダ
部200により裏面の画像が読み取られる。
【0022】しかし、このまま第2搬送ローラ6から排
紙ローラ8により、排紙トレイ21上に原稿表面を上に
向けて排出すると、原稿トレイ20上にセットされた面
順と異なってしまう。よって、裏面を読み取られた原稿
は、第2搬送ローラ6,排紙ローラ8により、再度原稿
端部が排紙トレイ21上に搬送され、読取後端側が排紙
ローラ8にニップされた状態で搬送が停止され、スイッ
チバック搬送し(反転動作)、第2レジストローラ4,
第1搬送ローラ5,第2搬送ローラ6により搬送された
後、排紙ローラ8により排紙トレイ21上に表面を下に
向けて順番に排出される。但し、読取位置Rを搬送され
ている間であっても、この間は、原稿画像の読み取りは
行われないものとする(空送り動作)。
【0023】ここで、図1(b)に示すように、ピック
アップローラ1,分離部2の分離ローラ,第1レジスト
ローラ3は、分離モータM1で駆動され、第2レジスト
ローラ4,第1搬送ローラ5,第2搬送ローラ6は、給
紙モータM2で駆動され、排紙ローラ8は、排紙モータ
M3で駆動される。
【0024】また、10は分離後センサで、分離部2に
より分離搬送される原稿を検知する。11はレジストセ
ンサで、第1レジストローラ3の手前で搬送される原稿
を検知する。12はリードセンサで、第1搬送ローラ5
の手前で搬送される原稿を検知する。13は排紙センサ
で、排紙ローラ8の手前で搬送される原稿を検知する。
14は原稿検知センサで、原稿トレイ20上に積載され
る原稿を検知する。15は原稿長検知センサで、原稿ト
レイ20上に積載される原稿の原稿長を検知する。
【0025】以下、リーダ部200の構成および動作に
ついて説明する。
【0026】リーダ部200は、原稿に記録された画像
情報を光学的に読み取り、光電変換して画像データとし
て入力するものであり、ADF原稿用プラテンガラス2
01(以下、ADF用プラテン),ブック原稿用プラテ
ンガラス202(以下、ブック用プラテン),ランプ2
03とミラー204を有するスキャナユニット209,
ミラー205及び206,レンズ207,CCDセンサ
208等を有している。
【0027】リーダ部200は、ADF100から搬送
されてくる原稿画像を読み取る場合は、スキャナユニッ
ト209をADF用プラテン201の下に移動して停止
させ、原稿が読取位置R上を搬送されている間に画像情
報を読み取る。
【0028】また、ブック用プラテン202上に載置さ
れた原稿の画像を読み取る場合は、スキャナユニット2
09を図示しない原稿セット基準から副走査方向に移動
させ、原稿の画像情報を読み取る。
【0029】なお、画像情報の読み取りは、ランプ20
3が点灯し原稿を照射して行う。原稿からの反射光は、
ミラー204、205、206、及びレンズ207を介
して、CCDセンサ208に入力される。そして、CC
Dセンサ208に入力された原稿からの反射光は、ここ
で光電変換等の電気処理が行われ、通常のデジタル処理
が施される。
【0030】また、210は圧電振動子で、ADF用プ
ラテン201の下面に取り付けられ、超音波振動を発生
する(詳細は語述する図11,図12に示す) なお、図1には、リーダ部200と原稿搬送装置100
が分離された装置(異なる2つの装置)である場合につ
いて示しているが、リーダ部200と原稿搬送装置10
0が一体化された読取装置であっても本発明は適用可能
である。
【0031】図2は、図1に示したADF100の制御
構成を示すブロック図であり、図1と同一のものには同
一の符号を付してある。
【0032】図において、800は中央演算処理装置で
ある制御手段(以下、CPU)で、リードオンリメモリ
(以下、ROM)801,ランダムアクセスメモリ(以
下、RAM)802と接続されており、その他、出力ポ
ート及び入力ポートも備えている。
【0033】ROM801には、制御用プログラムが格
納されており、RAM802には、入力データや作業用
データが格納されている。
【0034】また、CPU800の出力ポートには、分
離モータM1,給紙モータM2,排紙モータM3,離間
ソレノイドSL,給紙クラッチCLが接続されており、
入力ポートには、分離後センサ10,レジストセンサ1
1,リードセンサ12,排紙センサ13,原稿検知セン
サ14,原稿長検知センサ15、原稿幅検知センサ81
0(図1には示していない)がそれぞれ接続されてい
る。
【0035】CPU800は、ROM801に格納され
た制御プログラムにしたがって分離モータM1,給紙モ
ータM2,排紙モータM3,離間ソレノイドSL,給紙
クラッチCLを制御する。また、CPU800は、図示
しないリーダ部200の中央演算処理装置(CPU)と
シリアル通信を行い、リーダ部200との間で制御デー
タの授受を行うようになっている。
【0036】なお、本発明を、リーダ部200と原稿搬
送装置100が一体化された読み取り装置に適用する場
合は、通信を行うことなく、1つのCPUで構成しても
良い。
【0037】以下、図3〜図9を参照して、図2に示し
たADF100の動作について説明する。
【0038】〔メイン〕図3は、本発明の画像読取装置
におけるメイン動作の制御処理手順の一例を示すフロー
チャートであり、図2に示したADF100による制御
動作のメインフローチャートに対応する。なお、このフ
ローチャートの処理は、図2に示したCPU800によ
りROM801又はその他の記憶媒体に格納されたプロ
グラムに基づいて実行されるものとする。また、mai
n1〜main19は各ステップを示す。
【0039】まず、ADF100は、原稿トレイ20上
に原稿がセットされたか否か、更には、リーダ200本
体の図示しない操作部にあるスタートキーが押し下げら
れたか否かを繰り返し判定しつつ待機状態となっている
(main1)。なお、原稿がセットされたか否かの判
定は、図1に示した原稿検知センサ14の検出結果に基
づいてなされる。
【0040】ステップmain1で、判定の結果、原稿
が原稿トレイ20にセットされており、且つ、スタート
キーが押し下げられた場合には、片面モードであるか両
面モードであるかの判別を行う(main2)。
【0041】ステップmain2で、片面モードと判別
された場合には、原稿トレイ20より分離動作(mai
n3;詳細は図4に示す),給紙動作(main4;詳
細は図5に示す)を行い、読み取り開始前に原稿サイズ
を判別する(原稿サイズチェック)(main5;詳細
は図6に示す)。なお、この原稿サイズの判別(原稿サ
イズチェック)は、原稿トレイ20上の図示しない規制
ガイド板の幅情報と給紙動作完了時点での、分離センサ
10の状態により判別する。
【0042】そして、読取動作(詳細は図7に示す)
(main6),排紙動作(詳細は図8に示す)(ma
in7)を行い、排紙トレイ21へと原稿を順次排出
し、処理を終了する。
【0043】一方、ステップmain2で、両面モード
と判別された場合には、原稿トレイ20より分離動作
(main9),給紙動作(main10)を行い、片
面モードの場合と同様に原稿サイズを判別する(原稿サ
イズチェック)(main11)。
【0044】そして、始めに表面の読取動作を行い(m
ain12)、反転動作(詳細は図9に示す)(mai
n13),給紙動作(main14)の後、裏面の読取
動作を行い(main15)、さらに反転動作(mai
n16),給紙動作(main17),空送り動作(m
ain18),排紙動作(main19)を行い、排紙
トレイ21へと原稿を排出し、処理を終了する。
【0045】〔分離動作〕図4は、本発明の画像読取装
置における分離動作の制御処理手順の一例を示すフロー
チャートであり、図3に示したステップmain3,m
ain9に示した分離動作に対応する。なお、このフロ
ーチャートの処理は、図2に示したCPU800により
ROM801又はその他の記憶媒体に格納されたプログ
ラムに基づいて実行されるものとする。また、S301
〜S310は各ステップを示す。
【0046】まず、原稿検知センサ14の状態で、原稿
トレイ20上に原稿があると判断した場合、分離モータ
M1を正転駆動すると同時に給紙クラッチCLをONし
て、図1に示したピックアップローラ1を上下動させる
ピックアップアームを駆動し、原稿トレイ20上の原稿
束Sの最上紙にピックアップローラ1が接するまで降下
する。同時に、ピックアップローラ1と分離部2の分離
ローラが給紙方向に駆動され、最上紙のみが分離部2か
ら搬送パスへと分離される(S301)。
【0047】そして、分離後センサ10まで分離された
原稿の先端が達したことを検知(分離センサ10がO
N)するまで待機し(S302)、分離後センサ10が
ONとなったと判定した場合には、トレイ上の原稿束S
から原稿が分離された事を認識する。その後、レジスト
センサ11まで原稿の先端が達したことを検知(レジス
トセンサ11がON)するまで待機する(S303)。
【0048】そして、ステップS303で、レジストセ
ンサ11がONしたと判定した場合には、カウンタをセ
ットし(S304)、カウンタが所定量カウントアップ
するまで(原稿を所定量搬送するまで)待機し(S30
5)、カウンタが所定量カウントアップした(即ち、所
定量原稿を搬送した)と判定した場合には、分離モータ
M1を停止させる(S306)。この時、第1レジスト
ローラ3は、停止しており、分離された原稿の先端が第
1レジストローラ3にループ形成した状態で突き当てら
れ、分離搬送途中での斜行が補正される。
【0049】その後、給紙クラッチCLをOFFして、
分離モータM1を逆転駆動することで、給紙ローラ1、
及び分離ローラの駆動が切られ、第1レジストローラ3
が駆動されて、斜行補正された原稿が更に下流へと搬送
される(S307)。
【0050】そして、カウンタをセットし(S30
8)、カウンタが所定量カウントアップするまで(原稿
を第1レジストローラ3から所定量搬送するまで)待機
し(S309)、カウンタが所定量カウントアップした
(即ち、原稿を第1レジストローラ3から所定量搬送し
た)と判定した場合には、分離モータM1を停止(OF
F)させ処理を終了する(S310)。この時、原稿先
端部は、第2レジストローラ4より上流で停止してい
る。
【0051】〔給紙動作〕図5は、本発明の画像読取装
置における給紙動作の制御処理手順の一例を示すフロー
チャートであり、図3に示したステップmain4,m
ain10,main14,main17に示した給紙
動作に対応する。なお、このフローチャートの処理は、
図2に示したCPU800によりROM801又はその
他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行さ
れるものとする。また、S401〜S407は各ステッ
プを示す。
【0052】給紙動作は、分離パスからの給紙動作と反
転パスからの給紙動作があり、まず、分離動作後の給紙
か否かを判定し(S401)、分離パスからの給紙動作
と判定した場合には、分離モータM1を逆転駆動して、
第1レジストローラ3を駆動する(S402)と共に、
給紙モータM2を起動して、第2レジストローラ4と第
1搬送ローラ5と第2搬送ローラ6を駆動する(S40
3)。
【0053】一方、ステップS401で、分離パスから
の給紙動作でない(即ち、反転パスからの給紙動作であ
る)と判定した場合には、そのままステップS403に
進み、給紙モータM2のみを起動する。
【0054】そして、第2レジストローラ4の上流に位
置する原稿は、給紙モータM2によって駆動される第2
レジストローラ4へと搬送され、リードセンサ12まで
原稿先端が搬送されたことを検知(リードセンサ12が
ON)するまで待機し(S404)、リードセンサ12
がONしたと判定した場合には、カウンタをセットし
(S405)、カウンタが所定量カウントアップするま
で(原稿を所定量搬送するまで)待機し(S406)、
カウンタが所定量カウントアップした(即ち、原稿を所
定量搬送した)と判定した場合には、給紙モータM2を
停止させ(S407)、原稿先端を読み取り位置Rより
上流に停止させる。この時、分離パスからの給紙動作で
あった場合は、分離モータM1も停止させる。
【0055】〔原稿サイズチェック〕図6は、本発明の
画像読取装置における原稿サイズチェック動作の制御処
理手順の一例を示すフローチャートであり、図3に示し
たステップmain5,main11に示した原稿サイ
ズチェックに対応する。なお、このフローチャートの処
理は、図2に示したCPU800によりROM801又
はその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて
実行されるものとする。また、S901〜S919は各
ステップを示す。
【0056】まず、ステップS901において、原稿ト
レイ20上の図示しない規制ガイド板の幅情報に基づき
原稿の幅データが「A4」であるか否かを判定し、幅デ
ータが「A4」であると判定した場合には、所定の給紙
動作完了時点での分離後センサ10の状態(ONか否
か)を判定し(S902)、分離後センサ10がONで
ない(OFF)と判定した場合には、原稿サイズを「A
4」と判別し(S903)、処理を終了する。
【0057】一方、ステップS902で、分離後センサ
10がONであると判定した場合には、原稿サイズを
「A3R」と判別し(S904)、処理を終了する。
【0058】一方、ステップS901で、原稿トレイ2
0上の図示しない規制ガイド板の幅情報に基づき原稿の
幅データが「A4」でないと判定された場合には、原稿
の幅データが「B5」であるか否かを判定し(S90
5)、幅データが「B5」であると判定した場合には、
所定の給紙動作完了時点での分離後センサ10の状態
(ONか否か)を判定し(S906)、分離後センサ1
0がONでない(OFF)と判定した場合には、原稿サ
イズを「B5」と判別し(S907)、処理を終了す
る。
【0059】一方、ステップS906で、分離後センサ
10がONであると判定した場合には、原稿サイズを
「B4R」と判別し(S908)、処理を終了する。
【0060】一方、ステップS905で、原稿トレイ2
0上の図示しない規制ガイド板の幅情報に基づき原稿の
幅データが「B5」でないと判定された場合には、原稿
の幅データが「A5」であるか否かを判定し(S90
9)、幅データが「A5」であると判定した場合には、
所定の給紙動作完了時点での分離後センサ10の状態
(ONか否か)を判定し(S910)、分離後センサ1
0がONでない(OFF)と判定した場合には、原稿サ
イズを「A5」と判別し(S911)、処理を終了す
る。
【0061】一方、ステップS910で、分離後センサ
10がONであると判定した場合には、原稿サイズを
「A4R」と判別し(S912)、処理を終了する。
【0062】一方、ステップS909で、原稿トレイ2
0上の図示しない規制ガイド板の幅情報に基づき原稿の
幅データが「A5」でないと判定された場合には、原稿
の幅データが「B6」であるか否かを判定し(S91
3)、幅データが「B6」であると判定した場合には、
所定の給紙動作完了時点での分離後センサ10の状態
(ONか否か)を判定し(S914)、分離後センサ1
0がONでない(OFF)と判定した場合には、原稿サ
イズを「B6」と判別し(S915)、処理を終了す
る。
【0063】一方、ステップS914で、分離後センサ
10がONであると判定した場合には、原稿サイズを
「B5R」と判別し(S916)、処理を終了する。
【0064】一方、ステップS913で、原稿トレイ2
0上の図示しない規制ガイド板の幅情報に基づき原稿の
幅データが「B6」でないと判定された場合には、原稿
の幅データが「A6」であるか否かを判定し(S91
7)、幅データが「A6」であると判定した場合には、
原稿サイズを「A5R」と判別し(S919)、処理を
終了する。
【0065】一方、ステップS917で、原稿トレイ2
0上の図示しない規制ガイド板の幅情報に基づき原稿の
幅データが「A6」でないと判定された場合には、原稿
サイズを「不明」とし(S918)、処理を終了する。
【0066】以上により、原稿トレイ20上の図示しな
い規制ガイド板の幅情報と給紙動作完了時点での、分離
後センサ10の状態により原稿サイズの判別(原稿サイ
ズチェック)することができる。
【0067】〔読取動作〕図7は、本発明の画像読取装
置における読取動作の制御処理手順の一例を示すフロー
チャートであり、図3に示したステップmain6,m
ain12,main15に示した読取動作に対応す
る。なお、このフローチャートの処理は、図2に示した
CPU800によりROM801又はその他の記憶媒体
に格納されたプログラムに基づいて実行されるものとす
る。また、S501〜S513は各ステップを示す。
【0068】まず、給紙モータM2を駆動して、第2レ
ジストローラ4と第1搬送ローラ5と第2搬送ローラ6
を駆動し(S501)、リードセンサ12がONしたと
判定した場合には、カウンタをセットし(S502)、
カウンタが所定量カウントアップするまで(読取位置R
の上流に位置する原稿を所定量搬送するまで)待機し
(S503)、カウンタが所定量カウントアップした
(即ち、読取位置Rの上流に位置する原稿が所定量搬送
され、読取位置Rに達した)と判定した場合には、リー
ダ部200による原稿の画像読取が行われる(S50
4)。この画像の読取は、ADF100からリーダ部2
00に対して、読取開始を通知することで、リーダ部2
00が画像データの読み込みを開始する。
【0069】そして、カウンタをセットし(S50
5)、カウンタが所定量カウントアップするまで(原稿
を所定量搬送するまで)待機し(S506)、カウンタ
が所定量カウントアップした(即ち、原稿を所定量搬送
した)と判定した場合には、原稿検知センサ14が原稿
トレイ20上に次に読み取りを行うべく原稿がある(原
稿検知センサ4がON)か否かを判定し(S507)、
原稿検知センサ4がONでない(OFF)と判定した場
合には、そのままステップS509に進む。
【0070】一方、ステップS507で、原稿検知セン
サ4がONと判定した場合には、次原稿の分離開始を許
可し(S508)、ステップS509に進む。なお、実
際に分離が開始されるタイミングは、原稿サイズ及び原
稿搬送速度(読取速度)によって、可変である。
【0071】さらに、原稿画像の読み取りが行われ、リ
ードセンサ12に原稿後端が達したことを検知(リード
センサ12がOFF)するまで待機し(S509)、リ
ードセンサがOFFしたと判定した場合には、カウンタ
をセットし(S510)、カウンタが所定量カウントア
ップするまで(原稿を所定量搬送するまで)待機し(S
511)、カウンタが所定量カウントアップした(即
ち、原稿を所定量搬送した原稿後端が読取位置Rに達し
た)と判定した場合には、原稿読取を終了する(S51
2)。この原稿読取終了は、読取開始と同様に、ADF
100からリーダ部200に対して、読取終了を通知す
ることで、リーダ部200が画像データの読み取りを終
了する。
【0072】そして、給紙モータM2を停止(OFF)
し(S513)、処理を終了する。
【0073】〔排紙動作〕図8は、本発明の画像読取装
置における排紙動作の制御処理手順の一例を示すフロー
チャートであり、図3に示したステップmain7,m
ain19に示した排紙動作に対応する。なお、このフ
ローチャートの処理は、図2に示したCPU800によ
りROM801又はその他の記憶媒体に格納されたプロ
グラムに基づいて実行されるものとする。また、S60
1〜S607は各ステップを示す。
【0074】原稿画像の読み取りが終了し、原稿後端が
読取位置Rより下流に位置して停止している原稿は、給
紙モータM2が駆動され、同時に、排紙モータM3が正
転駆動されることで、第2搬送ローラと排紙ローラ8が
駆動され、搬送パス下流側へと搬送される(S60
1)。
【0075】そして、排紙センサ13に原稿後端が達し
たと検知する(排紙センサOFF)まで待機し(S60
2)、排紙センサOFFと判定した場合には、次原稿の
有無を判定し(603)、次原稿が無い場合には、読み
取られた原稿が給紙モータM2の駆動系から外れたとし
て、給紙モータM2を停止させ(S604)、ステップ
S605に進む。但し、ステップ603で次原稿が有る
と判定された場合、即ち、次原稿の給紙動作、又は読取
動作が同時に行われている場合には、給紙モータM2を
停止させることなく、ステップS605に進む。
【0076】その後、カウンタをセットし(S60
5)、カウンタが所定量カウントアップするまで(原稿
を所定量搬送するまで)待機し(S606)、カウンタ
が所定量カウントアップした(即ち、原稿を所定量搬送
し、原稿後端が排紙ローラ8を抜けて、排紙トレイ21
上に排出されたと判断されると)と判定した場合には、
排紙モータM3を停止し(S607)、排紙ローラ8の
駆動を停止し、処理を終了する。
【0077】〔反転動作〕図9は、本発明の画像読取装
置における反転動作の制御処理手順の一例を示すフロー
チャートであり、図3に示したステップmain13,
main16に示した反転動作に対応する。なお、この
フローチャートの処理は、図2に示したCPU800に
よりROM801又はその他の記憶媒体に格納されたプ
ログラムに基づいて実行されるものとする。また、S7
01〜S716は各ステップを示す。
【0078】原稿画像の読み取りが終了し、原稿後端が
読取位置Rより下流に位置して停止している原稿は、給
紙モータM2が駆動され、同時に、排紙モータM3が正
転駆動されることで、第2搬送ローラと排紙ローラ8が
駆動され、搬送パス下流側へと搬送される(S70
1)。
【0079】そして、排紙センサ13に原稿後端が達し
たと検知する(排紙センサOFF)まで待機し(S70
2)、排紙センサがOFFと判定した場合には、読み取
られた原稿が給紙モータM2の駆動系から外れたとし
て、給紙モータM2を停止させる(S703)。
【0080】その後、カウンタをセットし(S70
4)、カウンタが所定量カウントアップするまで(原稿
を所定量搬送するまで)待機し(S705)、カウンタ
が所定量カウントアップした(即ち、原稿を所定量搬送
した)と判定した場合には、排紙モータM3を停止する
(S706)。これにより、原稿先端は排紙トレイ21
上に排出され、原稿後端が排紙ローラ8にニップされた
位置で原稿を停止させる。
【0081】その後、排紙モータM3を逆転駆動する
(S707)。これにより、排紙ローラ8の搬送方向が
逆転される。排紙センサ13に原稿端部が達したことを
検知する(排紙センサON)まで待機し(S708)、
排紙センサONと判定した場合には、カウンタをセット
し(S709)、カウンタが所定量カウントアップする
まで(原稿を所定量搬送するまで)待機し(S71
0)、カウンタが所定量カウントアップした(即ち、原
稿を所定量搬送した)と判定した場合には、排紙モータ
M3を停止させる(S711)。この時、第2レジスト
ローラ4は、停止しており、スイッチバックされた原稿
の先端が第2レジストローラ4にループ形成した状態で
突き当てられ、反転搬送中での斜行が補正される。
【0082】その後、給紙モータM2を起動すると、第
2レジストローラ4と第1搬送ローラ5と第2搬送ロー
ラ6が駆動される(S712)。
【0083】第2レジストローラ4に突き当てられた原
稿は、搬送パスの下流側へと搬送され、リードセンサ1
2まで原稿先端が搬送されたことを検知する(リードセ
ンサON)まで待機し(S713)、リードセンサON
が検知されたと判定した場合には、カウンタをセットし
(S714)、カウンタが所定量カウントアップするま
で(原稿を所定量搬送するまで)待機し(S715)、
カウンタが所定量カウントアップした(即ち、原稿を所
定量搬送した)と判定した場合には、給紙モータM2を
停止させ(S716)、原稿先端を読み取り位置Rより
上流に停止させ処理終了する。
【0084】〔空送り動作〕図3のステップmain1
8に示した空送り動作は、図7に示した読取動作におけ
る、読取開始(S504)と読取終了(S512)のス
テップを行わず、給紙モータM2は同様の動作を行う。
【0085】以下、図10を参照して、図1に示したA
DF用プラテン201の読取部Rにゴミが堆積した場合
の読取画像について説明する。
【0086】図10は、図1に示したADF用プラテン
201の読取部Rにゴミが堆積した場合の読取画像の一
例を示す模式図である。
【0087】リーダ部200が、ADF100から搬送
されてくる原稿画像を読み取る場合は、スキャナユニッ
ト209がADF用プラテン201の下に移動して停止
し、原稿が読取位置R上を搬送されている間、画像情報
を読み取る。
【0088】また、原稿がブック原稿の場合には、AD
F100を可動部(図示せず)を中心に回動させて上方
に開いてADF用プラテン201を露出させADF用プ
ラテン201上に原稿を載置可能な開状態とし、ブック
用プラテン202上にブック原稿を載置して、リーダ部
200で画像情報を読み取る。なお、ADF100から
原稿を搬送させる場合、ADF100は、図示しない可
動部を中心に回動させて下方に閉じてADF用プラテン
201を被っている閉状態となっている。
【0089】しかしながら、ADF100を開いた状態
(開状態)で放置された場合、図10に示すように、露
出したADF用プラテン201の読取部Rに、ゴミGが
堆積してしまう可能性がある。その状態で、ADF10
0を用いて原稿画像Aの画像を読み込むと、読取画像
は、読取画像BのようにゴミGの位置に線Lが現れてし
まう。
【0090】図11は、図1に示したリーダ部200の
構成を示す斜視図であり、図1と同一のものには同一の
符号を付してある。
【0091】図において、圧電振動子210は、ADF
用プラテン201の下面に取り付けられ、スキャナユニ
ット209の画像読取に影響しない位置に設置されてい
る。この圧電振動子210は、電圧を印加すると変位を
発生し、周波数を与えることで振動を発生する。
【0092】図12は、図11に示した圧電振動子21
0の駆動回路を示すブロック図であり、図2と同一のも
のには同一の符号を付してある。
【0093】図において、1500は高速タイプの電力
増幅器で、CPU800より送られる駆動パルスと制御
信号に伴い圧電振動子210を駆動する。なお、圧電振
動子210は、超音波領域で駆動し、耳障りな音の発生
をさせないように駆動する。
【0094】また、圧電振動子210で発生した超音波
振動は、ADF用プラテン201に伝わり、ADF用プ
ラテン201も振動を発生することとなる。ADF用プ
ラテン201は、リーダ部200の筐体と図示しない緩
衝材等を介して取り付けられ、圧電振動子210の振動
が、読取手段による画像の読み取りに影響しないように
設置されている。
【0095】ここで、図10に示したようなゴミGが、
ADF用プラテン201に入り込んだ場合、ADF用プ
ラテン201の振動がゴミGに伝わり、ごみGは、その
場に滞留することが出来なくなる。その結果、ゴミG
が、読取部Rの幅を超えて移動して、読取画像に線とし
て現れないようになる。
【0096】以下、図13〜図15のフローチャートを
参照して、圧電振動子210の駆動処理手順について説
明する。
【0097】図13は、本発明の画像読取装置における
第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図10に示した圧電振動子210の第1の駆動処理
手順に対応する。なお、このフローチャートの処理は、
図2に示したCPU800によりROM801又はその
他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行さ
れるものとする。また、S1201〜S1206は各ス
テップを示す。
【0098】まず、画像読取装置の電源がONとなると
(S1201)、圧電振動子210を振動させ(振動O
N)、装置内各部のイニシャル動作を開始させる(S1
202)。そして、予め設定された一定時間が経過する
まで待機し(S1203)、一定時間が経過したと判定
した場合には、圧電振動子210の振動をOFFする
(S1204)。
【0099】そして、各部のイニシャル動作が完了する
まで待機し(S1205)、各部のイニシャル動作が完
了するまで待機したと判定した場合には、スタンバイ状
態となり(S1206)、処理を終了する。
【0100】図14は、本発明の画像読取装置における
第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図10に示した圧電振動子210の第2の駆動処理
手順に対応する。なお、このフローチャートの処理は、
図2に示したCPU800によりROM801又はその
他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行さ
れるものとする。また、S1301〜S1306は各ス
テップを示す。
【0101】まず、画像読取装置のスタートキーが押さ
れると(S1301)、圧電振動子210の振動を開始
する(振動ON)(S1302)。
【0102】続いて、原稿の分離動作及び給紙動作を行
い(S1303)、原稿がリードセンサ12に到達する
(リードセンサON)まで待機し(S1304)、そし
てリードセンサONと判定した場合には、振動をOFF
し(S1305)、読取動作及び排紙動作を行い(S1
306)、処理を終了する。
【0103】なお、このフローチャートでは、ステップ
S1301で画像読取装置のスタートキーが押される
と、必ずステップS1302で圧電振動子210の振動
を開始する場合について説明したが、ステップS130
1で画像読取装置のスタートキーが押され、かつ、AD
F100の原稿トレイ20上に原稿がある場合(原稿検
知センサ14がONの場合)のみ、ステップS1302
で圧電振動子210の振動を開始するように構成しても
よい。
【0104】図15は、本発明の画像読取装置における
第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図10に示した圧電振動子210の第3の駆動処理
手順に対応する。なお、このフローチャートの処理は、
図2に示したCPU800によりROM801又はその
他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行さ
れるものとする。また、S1401〜S1405は各ス
テップを示す。
【0105】ブック原稿の画像を読み取る為にADF1
00を開き(S1401)、その後、ADF100を閉
じると(S1402)、圧電振動子の振動を開始する
(S1403)。
【0106】そして、予め設定された一定時間が経過す
るまで待機し(S1404)、予め設定された一定時間
が経過したと判定した場合には、振動をOFFし(S1
405)、処理を終了する。
【0107】なお、上記圧電振動子210の第1,第
2,第3の駆動シーケンスは、個々に採用してもよい
し、複数組み合わせて採用してもよい。
【0108】また、本実施形態では、振動部材として、
圧電振動子により、直接プラテンガラスを振動させてい
るが、中間媒体を介して振動させても良いし、モータ等
の振動源からの振動を与えるように構成しても良い。
【0109】さらに、振動領域は、今回超音波領域を使
用しているが、通常の音波領域を使用しても、音の発生
を防ぐための手段を講じれば、同様の効果が得られる。
【0110】以上より、図11に示すように圧電振動子
210を、ADF用プラテン201の下面に取り付け、
電源投入時,画像読取動作直前,ADF開閉時に、圧電
振動子210に振動を与えることにより、図10に示し
たようなゴミGが、ADF用プラテン201に入り込ん
だ場合でも、ADF用プラテン201の振動がゴミGに
伝わり、ゴミGは、その場に滞留することが出来なくな
る。その結果、ゴミGが、読取部Rの幅を超えて移動し
て、読取画像に線として現れないようになる。従って、
画像読取装置の電源OFF又はスタンバイ中に読取ガラ
スに堆積したゴミを、原稿の画像読取動作の前に移動さ
せて、画像に現れないようにすることができる。
【0111】また、圧電振動子210を超音波領域で駆
動することで、耳障りな音の発生をさせないように駆動
できる。
【0112】さらに、圧電振動子210を電源投入時、
または画像の読取動作直前、およびADFの開閉時とい
った、画像読取動作以外で駆動させることにより、読取
画像に振動の影響を及ぼすことなく駆動することができ
る。
【0113】なお、本発明の画像読取装置を複写機等の
画像読取部に適用してもよい。
【0114】以下、図16に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像読取装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0115】図16は、本発明に係る画像読取装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する模式図である。
【0116】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0117】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、インスト
ールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、
解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0118】本実施形態における図3〜図9,図13,
図14,図15に示す機能が外部からインストールされ
るプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行
されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMや
フラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいは
ネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラム
を含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は
適用されるものである。
【0119】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0120】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0121】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,
不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリ
コンディスク等を用いることができる。
【0122】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0123】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0124】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0125】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第
1,6,7,8の発明によれば、画像読取装置に対する
所定の指示または所定の動作に応じて、ADF原稿用プ
ラテンガラス(自動原稿送り装置の原稿搬送路と読取手
段の間にあり原稿の画像を透過するように配置された透
過部材)に振動を与えための振動発生手段を駆動するよ
うに駆動手段を制御するので、ゴミが透明部材上に入り
込んだ場合でも、透明部材の振動をゴミに伝えて、透明
部材上のゴミを移動させて、ゴミを読み取ってしまい読
取画像に線として現れることを防止することができる。
【0127】第2の発明によれば、前記制御手段は、前
記画像読取装置の電源投入直後に前記振動発生手段を駆
動するように前記駆動手段を制御するので、電源投入時
という画像読取動作以外で振動を発生させることによ
り、読取画像に振動の影響を及ぼすことなく透明部材上
のゴミを排除することができる。
【0128】第3の発明によれば、前記制御手段は、前
記読取手段による画像読取り動作の開始直前に前記振動
発生手段を駆動するように前記駆動手段を制御するの
で、読取動作の直前という画像読取動作以外で振動を発
生させることにより、読取画像に振動の影響を及ぼすこ
となく透明部材上のゴミを排除することができる。
【0129】第4の発明によれば、前記自動原稿送り装
置は、前記透明部材を被い原稿を搬送可能な閉状態と、
前記透明部材を露出させ前記透明部材上に原稿を載置可
能な開状態とを有するものであり、前記制御手段は、自
動原稿送り装置を開状態から閉状態に遷移させたときに
前記振動発生手段を駆動するように前記駆動手段を制御
するので、自動原稿送り装置を開状態から閉状態に遷移
した時という画像読取動作以外で振動を発生させること
により、読取画像に振動の影響を及ぼすことなく透明部
材上のゴミを排除することができる。
【0130】第5の発明によれば、前記振動発生手段に
よる振動は、超音波振動であるので、耳障りな音を発生
させて操作者に不快な思いをさせることなしに振動を発
生させて、ゴミを排除することができる。
【0131】従って、画像読取装置の電源OFF又はス
タンバイ中に読取ガラス上に堆積したゴミを、原稿の画
像読取動作の前に移動させて、画像読取動作に影響を与
えることなく、ゴミが読取画像に現れてしまうことを防
止ことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像読取装置の構成
を示す断面図である。
【図2】図1に示したADFの制御構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明の画像読取装置におけるメイン動作の制
御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の画像読取装置における分離動作の制御
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の画像読取装置における給紙動作の制御
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の画像読取装置における原稿サイズチェ
ック動作の制御処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【図7】本発明の画像読取装置における読取動作の制御
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の画像読取装置における排紙動作の制御
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の画像読取装置における反転動作の制御
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】図1に示したADF用プラテンの読取部にゴ
ミが堆積した場合の読取画像の一例を示す模式図であ
る。
【図11】図1に示したリーダ部の構成を示す斜視図で
ある。
【図12】図11に示した圧電振動子の駆動回路を示す
ブロック図である。
【図13】本発明の画像読取装置における第1の制御処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の画像読取装置における第2の制御処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明の画像読取装置における第3の制御処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明に係る画像読取装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する模式図である。
【符号の説明】
100 自動原稿送り装置 200 リーダ部 201 ADF用プラテンガラス 210 圧電振動子 800 CPU 801 ROM 801 RAM 1500 電力増幅器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 H04N 1/12 Z (72)発明者 柳沼 雅利 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 花田 隆子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA25 DA32 DA35 DB04 DB05 DB09 DE04 DE07 DE09 EC06 EC18 EC20 ED04 ED12 EE01 EE07 EF01 FA12 JA03 JB30 JC04 ZA07 2H076 BA17 BA24 BA35 BA36 BA42 BA52 BA58 BA63 BA65 BA97 2H108 AA14 CB01 DA06 JA02 5C062 AA05 AB02 AB32 AB33 AC67 BA06 5C072 AA01 BA20 DA02 DA04 EA05 LA18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の原稿を順次搬送する自動原稿送り
    装置と、前記自動原稿送り装置から搬送された原稿の画
    像を搬送中に読み取る読取手段と、前記自動原稿送り装
    置の原稿搬送路と前記読取手段の間にあり原稿の画像を
    透過するように配置された透過部材とを備えた画像読取
    装置において、 前記透過部材に振動を与えるための振動発生手段と、 前記振動発生手段を駆動するための駆動手段と、 画像読取装置に対する所定の指示または所定の動作に応
    じて前記振動発生手段を駆動するように前記駆動手段を
    制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像読
    取装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記画像読取装置の電
    源投入直後に前記振動発生手段を駆動するように前記駆
    動手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像
    読取装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記読取手段による画
    像読取り動作の開始直前に前記振動発生手段を駆動する
    ように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項
    1記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記自動原稿送り装置は、前記透明部材
    を被い原稿を搬送可能な閉状態と、前記透明部材を露出
    させ前記透明部材上に原稿を載置可能な開状態とを有す
    るものであり、 前記制御手段は、前記自動原稿送り装置を開状態から閉
    状態に遷移させたときに前記振動発生手段を駆動するよ
    うに前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1
    記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記振動発生手段による振動は、超音波
    振動であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 複数の原稿を順次搬送する自動原稿送り
    装置と、前記自動原稿送り装置から搬送された原稿の画
    像を搬送中に読み取る読取手段と、前記自動原稿送り装
    置の原稿搬送路と前記読取手段の間にあり原稿の画像を
    透過するように配置された透過部材と、前記透過部材に
    振動を与えるための振動発生手段と、前記振動発生手段
    を駆動するための駆動手段とを備えた画像読取装置の制
    御方法において、 画像読取装置に対する所定の指示または所定の動作に応
    じて、前記振動発生手段を前記駆動手段により駆動させ
    る駆動工程を有することを特徴とする画像読取装置の制
    御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載された画像読取装置の制
    御方法を実行させるためのプログラム。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載された画像読取装置の制
    御方法を実行させるためのプログラムをコンピュータが
    読み取り可能に記憶した記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007264096A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Canon Inc 塵埃除去装置
US8256905B2 (en) 2007-02-02 2012-09-04 Canon Kabushiki Kaisha Foreign substance removing device and foreign substance removing method

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