JP2000292215A - 指針計器用指針 - Google Patents
指針計器用指針Info
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- JP2000292215A JP2000292215A JP11336588A JP33658899A JP2000292215A JP 2000292215 A JP2000292215 A JP 2000292215A JP 11336588 A JP11336588 A JP 11336588A JP 33658899 A JP33658899 A JP 33658899A JP 2000292215 A JP2000292215 A JP 2000292215A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 指針計器用指針において、その構成に工夫を
凝らし、カバー部材への黒色塗料の塗布を廃止すること
を目的とする。 【解決手段】 指針計器の指針軸61の先端部に支持さ
れる回動基部64から指針部62を延出してなる指針本
体60と、指針本体60をその表面62a側から覆うよ
うに白色樹脂材料により形成されて指針本体60の表面
の長手方向に沿い形成されたスリット511を有するカ
バー内側部材51aと、このカバー内側部材を外側から
覆うように黒色樹脂材料により形成されてスリット51
1に対応するスリット511を有するカバー外側部材5
1bとを有するカバー5とを備える。
凝らし、カバー部材への黒色塗料の塗布を廃止すること
を目的とする。 【解決手段】 指針計器の指針軸61の先端部に支持さ
れる回動基部64から指針部62を延出してなる指針本
体60と、指針本体60をその表面62a側から覆うよ
うに白色樹脂材料により形成されて指針本体60の表面
の長手方向に沿い形成されたスリット511を有するカ
バー内側部材51aと、このカバー内側部材を外側から
覆うように黒色樹脂材料により形成されてスリット51
1に対応するスリット511を有するカバー外側部材5
1bとを有するカバー5とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は指針計器用指針に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車両に装備される指針計
器用指針でとしては、特開平10−38626号公報に
示すように、導光性指針本体と、この指針本体を覆うカ
バー部材とを備えたものがある。指針本体は、指針軸の
先端部に支持される回動基部から指針部を長手状に延出
して構成されている。また、カバー部材は、指針本体を
その底面以外の外面(即ち、表面及び外周面)から覆う
ように白色(明色)樹脂材料により形成されており、こ
のカバー部材は、指針部の表面の長手方向に沿い形成し
たスリットを通して、指針本体の回動基部から指針部に
入射する光を出射するようになっている。
器用指針でとしては、特開平10−38626号公報に
示すように、導光性指針本体と、この指針本体を覆うカ
バー部材とを備えたものがある。指針本体は、指針軸の
先端部に支持される回動基部から指針部を長手状に延出
して構成されている。また、カバー部材は、指針本体を
その底面以外の外面(即ち、表面及び外周面)から覆う
ように白色(明色)樹脂材料により形成されており、こ
のカバー部材は、指針部の表面の長手方向に沿い形成し
たスリットを通して、指針本体の回動基部から指針部に
入射する光を出射するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記指針に
おいては、黒色層が、カバー部材の表面及び外周面に形
成されて、指針の指示状態を、カバー部材のスリットか
らの出射光のもとに際立つようにしている。
おいては、黒色層が、カバー部材の表面及び外周面に形
成されて、指針の指示状態を、カバー部材のスリットか
らの出射光のもとに際立つようにしている。
【0004】しかし、上述のようなカバー部材に対する
黒色層の形成は、カバー部材の表面及び外周面への黒色
塗料の塗布でもって、行われている。このため、このよ
うな黒色塗料の塗布が、指針の製造工程において多大な
工数を必要とする。このことは、指針計器の製造工程に
おける製造工数の増加を招くことを意味する。
黒色層の形成は、カバー部材の表面及び外周面への黒色
塗料の塗布でもって、行われている。このため、このよ
うな黒色塗料の塗布が、指針の製造工程において多大な
工数を必要とする。このことは、指針計器の製造工程に
おける製造工数の増加を招くことを意味する。
【0005】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処するため、指針計器用指針において、その構成に工夫
を凝らし、カバー部材への黒色塗料の塗布を廃止するこ
とを目的とする。
処するため、指針計器用指針において、その構成に工夫
を凝らし、カバー部材への黒色塗料の塗布を廃止するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明では、指針計器の指針軸(6
1)の先端部に支持される回動基部(64)から指針部
(62)を延出してなる指針本体(60)と、指針本体
をその表面側から覆うように明色材料により形成されて
指針本体の表面の長手方向に沿い形成されたスリット
(511)を有する第1カバー部材(51a)と、この
第1カバー部材を覆うように暗色材料により形成されて
前記スリットに対応するスリット(511)を有する第
2カバー部材(51b)を有するカバー(5)とを備え
ている。
り、請求項1に記載の発明では、指針計器の指針軸(6
1)の先端部に支持される回動基部(64)から指針部
(62)を延出してなる指針本体(60)と、指針本体
をその表面側から覆うように明色材料により形成されて
指針本体の表面の長手方向に沿い形成されたスリット
(511)を有する第1カバー部材(51a)と、この
第1カバー部材を覆うように暗色材料により形成されて
前記スリットに対応するスリット(511)を有する第
2カバー部材(51b)を有するカバー(5)とを備え
ている。
【0007】このように、カバーは、明色材料からなる
第1カバー部材と、暗色材料からなる第2カバー部材と
から構成される。これにより、従来、行われていたカバ
ー部材への黒色塗料の塗布を廃止し得るので、指針の製
造工程の工数を低減し得る。
第1カバー部材と、暗色材料からなる第2カバー部材と
から構成される。これにより、従来、行われていたカバ
ー部材への黒色塗料の塗布を廃止し得るので、指針の製
造工程の工数を低減し得る。
【0008】さらに、請求項2に記載の発明の発明にお
いては、指針計器の指針軸(61)の先端部に支持され
る回動基部(64)から指針部(62)を延出してなる
指針本体(60)と、指針本体の回動基部側に配置され
て指針本体内にその回動基部側から光を入射する発光素
子(20)と、指針本体及び発光素子の双方を表面側か
ら覆うように明色材料により形成されて指針本体の表面
の長手方向に沿い形成されたスリット(511)を有す
る第1カバー部材(51a)と、この第1カバー部材を
覆うように暗色材料により形成されてスリットに対応す
るスリット(511)を有する第2カバー部材(51
b)とを有するカバー(5A)とを備えている。
いては、指針計器の指針軸(61)の先端部に支持され
る回動基部(64)から指針部(62)を延出してなる
指針本体(60)と、指針本体の回動基部側に配置され
て指針本体内にその回動基部側から光を入射する発光素
子(20)と、指針本体及び発光素子の双方を表面側か
ら覆うように明色材料により形成されて指針本体の表面
の長手方向に沿い形成されたスリット(511)を有す
る第1カバー部材(51a)と、この第1カバー部材を
覆うように暗色材料により形成されてスリットに対応す
るスリット(511)を有する第2カバー部材(51
b)とを有するカバー(5A)とを備えている。
【0009】このように、カバーは、上記請求項1に記
載の発明と同様に、明色材料からなる第1カバー部材
と、暗色材料からなる第2カバー部材とから構成され
る。このため、上記請求項1に記載の発明と同様の効果
が得られる。
載の発明と同様に、明色材料からなる第1カバー部材
と、暗色材料からなる第2カバー部材とから構成され
る。このため、上記請求項1に記載の発明と同様の効果
が得られる。
【0010】また、請求項3に記載の発明においては、
第1及び第2カバー部材は、樹脂材料でもって、一体成
形される。これにより、指針の製造工程の工数をより一
層低減し得る。
第1及び第2カバー部材は、樹脂材料でもって、一体成
形される。これにより、指針の製造工程の工数をより一
層低減し得る。
【0011】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づき説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明が適用された車両用指
針計器の第1実施形態を示す。この指針計器は当該車両
の車室内に設けたインストルメントパネルに配設されて
いる。
に基づき説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明が適用された車両用指
針計器の第1実施形態を示す。この指針計器は当該車両
の車室内に設けたインストルメントパネルに配設されて
いる。
【0013】指針装置は、図1に示すように、文字盤
1、冷陰極放電管ランプ2及び導光板3を備えている。
導光板3はアクリル樹脂等の透光性樹脂により形成され
ており、この導光板3はその表面3aにて文字盤1に沿
い配設されている。なお、文字盤1及び導光板3の双方
でもって計器板が構成されている。
1、冷陰極放電管ランプ2及び導光板3を備えている。
導光板3はアクリル樹脂等の透光性樹脂により形成され
ており、この導光板3はその表面3aにて文字盤1に沿
い配設されている。なお、文字盤1及び導光板3の双方
でもって計器板が構成されている。
【0014】冷陰極放電管ランプ2は文字盤1の裏面1
bの上端部1c側に位置している。冷陰極放電管ランプ
2は導光板3の入射端面3cに沿い配置されており、こ
の冷陰極放電管ランプ2は、導光板3にその入射端面3
cから光を入射する。なお、図1にて符号8はリフレク
タを示す。
bの上端部1c側に位置している。冷陰極放電管ランプ
2は導光板3の入射端面3cに沿い配置されており、こ
の冷陰極放電管ランプ2は、導光板3にその入射端面3
cから光を入射する。なお、図1にて符号8はリフレク
タを示す。
【0015】導光板3は、入射端面3cからの入射光を
導光し、その表面3aから面状光として文字盤1にその
裏面1b入射する。また、導光板3は、上述のように導
光した光を、断面テーパ状の環状反射面32にて反射
し、文字盤1を通して後述する指針6の指針本体60の
入射面621に入射する(図1にて二点鎖線矢印参
照)。なお、環状反射面32は、導光板3の貫通穴部3
の内周面を構成する。
導光し、その表面3aから面状光として文字盤1にその
裏面1b入射する。また、導光板3は、上述のように導
光した光を、断面テーパ状の環状反射面32にて反射
し、文字盤1を通して後述する指針6の指針本体60の
入射面621に入射する(図1にて二点鎖線矢印参
照)。なお、環状反射面32は、導光板3の貫通穴部3
の内周面を構成する。
【0016】指針装置は、図1及び図2(a)に示すよ
うに、指針6を備えており、この指針6は指針本体60
を備えている。指針本体60は透光性樹脂材料により形
成されている。指針本体60は、回動基部64と、この
回動基部から文字盤1に沿い延出する長手状指針部62
とを有している。
うに、指針6を備えており、この指針6は指針本体60
を備えている。指針本体60は透光性樹脂材料により形
成されている。指針本体60は、回動基部64と、この
回動基部から文字盤1に沿い延出する長手状指針部62
とを有している。
【0017】指針本体60は、図1に示すように、その
回動基部64の筒状ボス61にて、導光板3の貫通穴部
31を通り延出する指針軸71の先端部に同軸的に支持
されている。なお、指針軸71は駆動装置7の装置本体
72から回動可能に延出している。
回動基部64の筒状ボス61にて、導光板3の貫通穴部
31を通り延出する指針軸71の先端部に同軸的に支持
されている。なお、指針軸71は駆動装置7の装置本体
72から回動可能に延出している。
【0018】また、指針本体60は、回動基部64の裏
面に上記入射面621を有している。この指針本体60
は、入射面621から回動基部64に入射された光を、
この回動基部64の傾斜状反射面63にて指針部62内
に向け反射し、この反射光を、底壁側反射層8と後述す
るカバー内側部材51aとにより相互反射しつつ指針部
62の先端側に進行させる。なお、反射層8は指針部6
2の裏面62gにその長手方向に沿い形成されている
(図2(c)参照)。なお、ケース4は、図1にて示す
ごとく、駆動装置4、文字盤1、導光板3、冷陰極放電
管ランプ2及びリフレクタ8を収納するように形成され
ている。
面に上記入射面621を有している。この指針本体60
は、入射面621から回動基部64に入射された光を、
この回動基部64の傾斜状反射面63にて指針部62内
に向け反射し、この反射光を、底壁側反射層8と後述す
るカバー内側部材51aとにより相互反射しつつ指針部
62の先端側に進行させる。なお、反射層8は指針部6
2の裏面62gにその長手方向に沿い形成されている
(図2(c)参照)。なお、ケース4は、図1にて示す
ごとく、駆動装置4、文字盤1、導光板3、冷陰極放電
管ランプ2及びリフレクタ8を収納するように形成され
ている。
【0019】指針6は、図1及び図2(a)及び(b)
に示すように、カバー部材5を備えており、このカバー
部材5はカバー部材本体51及び断面コ字状バランサ収
納部52を有している。カバー部材本体51は指針本体
60を覆うように形成されており、バランサ収納部52
はカバー部材本体60の後端側(図1にて図示右側)に
て、バランサ9をその表面側から覆うように形成されて
いる。
に示すように、カバー部材5を備えており、このカバー
部材5はカバー部材本体51及び断面コ字状バランサ収
納部52を有している。カバー部材本体51は指針本体
60を覆うように形成されており、バランサ収納部52
はカバー部材本体60の後端側(図1にて図示右側)に
て、バランサ9をその表面側から覆うように形成されて
いる。
【0020】カバー部材本体51は、スリット511を
有しており、このスリット511はカバー部材本体51
の表面5aにて、その長手方向に沿い形成されている。
これにより、スリット511は、指針部62内の光をそ
の表面を通して出射する。このことは、指針6はスリッ
ト511から光出射した状態で指示することを意味す
る。
有しており、このスリット511はカバー部材本体51
の表面5aにて、その長手方向に沿い形成されている。
これにより、スリット511は、指針部62内の光をそ
の表面を通して出射する。このことは、指針6はスリッ
ト511から光出射した状態で指示することを意味す
る。
【0021】カバー部材5は、指針本体51を直接覆う
カバー内側部材51aと、このカバー内側部材を覆うカ
バー外側部材51bとを備えている。カバー内側部材5
1aは白色樹脂材料からなり、このカバー内側部材51
aは、指針本体60にその回動基部64側から入射され
て指針本体60の表面62a(指針部62の表面)から
出射する光を内側へ向け反射する。カバー外側部材51
bは黒色樹脂材料からなり、このカバー外側部材51b
はカバー内側部材51aを目立たぬようにする。これに
より、カバー部材5のスリット511から光が出射した
指示状態を際立たせる。なお、スリット511は、カバ
ー内側部材51aとカバー外側部材51bに共通に形成
されている。
カバー内側部材51aと、このカバー内側部材を覆うカ
バー外側部材51bとを備えている。カバー内側部材5
1aは白色樹脂材料からなり、このカバー内側部材51
aは、指針本体60にその回動基部64側から入射され
て指針本体60の表面62a(指針部62の表面)から
出射する光を内側へ向け反射する。カバー外側部材51
bは黒色樹脂材料からなり、このカバー外側部材51b
はカバー内側部材51aを目立たぬようにする。これに
より、カバー部材5のスリット511から光が出射した
指示状態を際立たせる。なお、スリット511は、カバ
ー内側部材51aとカバー外側部材51bに共通に形成
されている。
【0022】カバー内側部材51aはカバー外側部材5
1bとともに、二色成型処理によりカバー部材5として
一体成形されている。
1bとともに、二色成型処理によりカバー部材5として
一体成形されている。
【0023】以下、カバー部材5の当該二色成形方法に
つき説明する。先ず、カバー外側部材51bの為の樹脂
成形用凸状上金型及びその凹状下金型、カバー内側部材
51aの為の樹脂成形用凸状金型、可塑状態の白色樹脂
材料及び可塑状態の黒色樹脂材料を準備する。
つき説明する。先ず、カバー外側部材51bの為の樹脂
成形用凸状上金型及びその凹状下金型、カバー内側部材
51aの為の樹脂成形用凸状金型、可塑状態の白色樹脂
材料及び可塑状態の黒色樹脂材料を準備する。
【0024】そして、カバー外側部材51bの為の凸状
上金型及びその凹状下金型を組み合わせた状態で、当該
凸状上金型の樹脂注入口から、当該凸状上金型及び凹状
下金型の間に、可塑状態の黒色樹脂材料を注入する。こ
のように注入した黒色樹脂材料を、カバー外側部材51
bの為の凸状上金型及び凹状下金型凸状とともに冷却す
る。このような冷却に伴い、上述のように注入した黒色
樹脂材料が硬化し、カバー外側部材51b及びカバー内
側部材51aが上記凸状上金型及び凹状下金型の間に成
形される。
上金型及びその凹状下金型を組み合わせた状態で、当該
凸状上金型の樹脂注入口から、当該凸状上金型及び凹状
下金型の間に、可塑状態の黒色樹脂材料を注入する。こ
のように注入した黒色樹脂材料を、カバー外側部材51
bの為の凸状上金型及び凹状下金型凸状とともに冷却す
る。このような冷却に伴い、上述のように注入した黒色
樹脂材料が硬化し、カバー外側部材51b及びカバー内
側部材51aが上記凸状上金型及び凹状下金型の間に成
形される。
【0025】このような成形後、カバー外側部材51b
の為の凸状上金型を、カバー外側部材51bの為の凹状
下金型から分離する。これにより、カバー内側部材51
a及びカバー外側部材51bが一体化された状態でカバ
ー部材5として成形される。
の為の凸状上金型を、カバー外側部材51bの為の凹状
下金型から分離する。これにより、カバー内側部材51
a及びカバー外側部材51bが一体化された状態でカバ
ー部材5として成形される。
【0026】以上説明したように、本第1実施形態で
は、指針6のカバー部材5はカバー内側部材51a及び
カバー外側部材51bにより2色成形処理でもって成形
される。これにより、従来採用されていたカバー部材の
表面及び外周面への黒色塗料の塗布が廃止できる。その
結果、指針の製造工程数、ひいては指針計器の製造工程
数が減少されて、カバー部材の成型が容易になる。 (第2実施形態)図3は本発明の第2実施形態を示して
いる。この第2実施形態では、上記第1実施形態にて述
べた指針6は、カバー部材5に代えて、カバー部材5A
を備えた構成となっている。このカバー部材5Aは、指
針本体60及び発光ダイオード20を表面及び外周面側
から覆うように形成されている。カバー部材5Aは、上
記第1実施形態と実質的に同様に、カバー内側部材51
a及びカバー外側部材51bを用いて二色成形処理によ
り一体成形されている。
は、指針6のカバー部材5はカバー内側部材51a及び
カバー外側部材51bにより2色成形処理でもって成形
される。これにより、従来採用されていたカバー部材の
表面及び外周面への黒色塗料の塗布が廃止できる。その
結果、指針の製造工程数、ひいては指針計器の製造工程
数が減少されて、カバー部材の成型が容易になる。 (第2実施形態)図3は本発明の第2実施形態を示して
いる。この第2実施形態では、上記第1実施形態にて述
べた指針6は、カバー部材5に代えて、カバー部材5A
を備えた構成となっている。このカバー部材5Aは、指
針本体60及び発光ダイオード20を表面及び外周面側
から覆うように形成されている。カバー部材5Aは、上
記第1実施形態と実質的に同様に、カバー内側部材51
a及びカバー外側部材51bを用いて二色成形処理によ
り一体成形されている。
【0027】発光ダイオード20は、指針本体60の入
射端面621に対向して配設されており、この発光ダイ
オード20は、指針本体60内に入射端面621から光
を入射する(図3にて二点鎖点矢印参照)。なお、本第
2実施形態では、導光板3の環状反射面32は不要であ
り、上記第1実施形態にて述べた冷陰極放電管ランプ2
の光は導光板3による文字盤1の照明用としてのみ使用
される。その他の構成は上記実施形態と同様である。
射端面621に対向して配設されており、この発光ダイ
オード20は、指針本体60内に入射端面621から光
を入射する(図3にて二点鎖点矢印参照)。なお、本第
2実施形態では、導光板3の環状反射面32は不要であ
り、上記第1実施形態にて述べた冷陰極放電管ランプ2
の光は導光板3による文字盤1の照明用としてのみ使用
される。その他の構成は上記実施形態と同様である。
【0028】以上説明したように、本第2実施形態で
も、指針6のカバー部材5Aは、上記第1実施形態と同
様に、カバー内側部材51a及びカバー外側部材51b
により2色成形処理でもって成形される。このため、上
記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。 (第3実施形態)図4は本発明の第3実施形態を示して
いる。この第3実施形態では、上記第1実施形態にて述
べたカバー部材5において、外側カバー部材51bの開
口部両側には、盗み部53(図4では一方の盗み部53
のみを示す)がそれぞれ形成されている。
も、指針6のカバー部材5Aは、上記第1実施形態と同
様に、カバー内側部材51a及びカバー外側部材51b
により2色成形処理でもって成形される。このため、上
記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。 (第3実施形態)図4は本発明の第3実施形態を示して
いる。この第3実施形態では、上記第1実施形態にて述
べたカバー部材5において、外側カバー部材51bの開
口部両側には、盗み部53(図4では一方の盗み部53
のみを示す)がそれぞれ形成されている。
【0029】また、上記カバー部材5において、内側カ
バー部材51aは、その開口部両側にて、外側カバー部
材51bの各盗み部53から外方に露呈している。そし
て、内側カバー部材51aは各一対の係止孔部54(図
4では各一方の係止孔部54のみを示す)を備えてお
り、これら一対の係止孔部54は、内側カバー部材51
aの開口部両側端からその開口方向(図4にて図示下方
向)に向けて突出形成されている。これにより、各一対
の係止孔部54は、外側カバー部材51bの各盗み部5
3から外方に露呈している。
バー部材51aは、その開口部両側にて、外側カバー部
材51bの各盗み部53から外方に露呈している。そし
て、内側カバー部材51aは各一対の係止孔部54(図
4では各一方の係止孔部54のみを示す)を備えてお
り、これら一対の係止孔部54は、内側カバー部材51
aの開口部両側端からその開口方向(図4にて図示下方
向)に向けて突出形成されている。これにより、各一対
の係止孔部54は、外側カバー部材51bの各盗み部5
3から外方に露呈している。
【0030】また、上記カバー部材5は、図4にて示す
ごとく、底板51cを備えており、この底板51cは、
その両側端部にて、各一対の係止部55を突出形成させ
ている。そして、この底板51cは、内側カバー部材5
1aの開口面に沿いように位置されて、各一対の係止部
55を内側カバー部材51aの対応の各係止孔部54に
内側カバー部材51aの内側から挿通することで、係止
されている。但し、底板51cの内表面には白色の樹脂
材料の塗布により反射層が形成されており、一方、底板
51cの概評面は黒色の樹脂材料の塗布により黒色層が
形成されている。また、底板51cは、指針本体60の
底面からの外部への光漏れを防止可能とするため、内側
カバー部材51aの開口面全体を覆うように形成されて
いる。その他の構成は上記第1実施形態と同様である。
ごとく、底板51cを備えており、この底板51cは、
その両側端部にて、各一対の係止部55を突出形成させ
ている。そして、この底板51cは、内側カバー部材5
1aの開口面に沿いように位置されて、各一対の係止部
55を内側カバー部材51aの対応の各係止孔部54に
内側カバー部材51aの内側から挿通することで、係止
されている。但し、底板51cの内表面には白色の樹脂
材料の塗布により反射層が形成されており、一方、底板
51cの概評面は黒色の樹脂材料の塗布により黒色層が
形成されている。また、底板51cは、指針本体60の
底面からの外部への光漏れを防止可能とするため、内側
カバー部材51aの開口面全体を覆うように形成されて
いる。その他の構成は上記第1実施形態と同様である。
【0031】このように構成した本第3実施形態では、
カバー部材5が、内側カバー部材51aと底板51cと
の間に指針本体60を覆うように収容することとなる。
ここで、底板51cは、内側カバー部材51aの開口面
全体を覆うように形成されているので、指針本体60内
の光が内側カバー部材51aの開口側から外方へ漏洩す
ることがない。その結果、文字盤1の指針6の周囲の部
分が上記光の漏洩により部分的に明るくなるという不具
合を確実に解消しつつ、上記第1実施形態にて述べた作
用効果を達成し得る。
カバー部材5が、内側カバー部材51aと底板51cと
の間に指針本体60を覆うように収容することとなる。
ここで、底板51cは、内側カバー部材51aの開口面
全体を覆うように形成されているので、指針本体60内
の光が内側カバー部材51aの開口側から外方へ漏洩す
ることがない。その結果、文字盤1の指針6の周囲の部
分が上記光の漏洩により部分的に明るくなるという不具
合を確実に解消しつつ、上記第1実施形態にて述べた作
用効果を達成し得る。
【0032】なお、上述のように、底板51cの内表面
には白色層が形成されているので、この反射層がその反
射作用によりカバー部材5のスリット511からの出射
光量を増大させる。このため、スリット511の輝度を
より一層高めることができる。また、底板51cの外表
面には黒色層が形成されているから、当該底板51cの
外表面の周囲が明るくなるのをより一層効果的に防止で
きる。
には白色層が形成されているので、この反射層がその反
射作用によりカバー部材5のスリット511からの出射
光量を増大させる。このため、スリット511の輝度を
より一層高めることができる。また、底板51cの外表
面には黒色層が形成されているから、当該底板51cの
外表面の周囲が明るくなるのをより一層効果的に防止で
きる。
【0033】図5は上記第3実施形態の第1変形例を示
している。この第1変形例では、上記第3実施形態にて
述べたカバー部材5の底板51cにおいて、各スリット
56、57が形成されている。これにより、底板51c
の軽量化を確保しつつ上記第3実施形態にて述べたと同
様の作用効果を達成できる。
している。この第1変形例では、上記第3実施形態にて
述べたカバー部材5の底板51cにおいて、各スリット
56、57が形成されている。これにより、底板51c
の軽量化を確保しつつ上記第3実施形態にて述べたと同
様の作用効果を達成できる。
【0034】また、底板51cにおいては、各スリット
56、57が、図5にて示すごとく、互いに底板51c
の幅方向(図5にて紙面に交差する方向)にて対向する
各両係止部55を結ぶ部分を避けて形成されているか
ら、底板51cを内側カバー部材51aを上述のように
組み付ける際にたわまないような剛性が当該底板51c
に確保され得る。従って、底板51cが内側カバー部材
51aから外れることはない。
56、57が、図5にて示すごとく、互いに底板51c
の幅方向(図5にて紙面に交差する方向)にて対向する
各両係止部55を結ぶ部分を避けて形成されているか
ら、底板51cを内側カバー部材51aを上述のように
組み付ける際にたわまないような剛性が当該底板51c
に確保され得る。従って、底板51cが内側カバー部材
51aから外れることはない。
【0035】図6は、上記第3実施形態の第2変形例を
示している。この第2変形例では、底板51cが、上記
第3実施形態とは異なり、指針本体60の裏面に一体的
に形成されている。ここで、底板51cは、その表面の
反射層にて、指針本体60の裏面に一体化されている。
これによっても、上記第3実施形態と実質的に同様の作
用効果を達成できる。
示している。この第2変形例では、底板51cが、上記
第3実施形態とは異なり、指針本体60の裏面に一体的
に形成されている。ここで、底板51cは、その表面の
反射層にて、指針本体60の裏面に一体化されている。
これによっても、上記第3実施形態と実質的に同様の作
用効果を達成できる。
【0036】この場合、指針本体60と底板部材51c
を2色成形処理により一体成形してもよい。例えば、指
針本体60の形成材料を透明の樹脂材料とし、底板51
cの形成材料を白色の樹脂材料として、上記第1実施形
態にて述べたと実質的に同様に指針本体60及び底板5
1cを一体成形する。これにより、部品点数を増加させ
ることなく、底板51cの表面や指針本体60の裏面に
対する反射層の形成を不要にしつつ、上記第3実施形態
と同様の作用効果を達成できる。
を2色成形処理により一体成形してもよい。例えば、指
針本体60の形成材料を透明の樹脂材料とし、底板51
cの形成材料を白色の樹脂材料として、上記第1実施形
態にて述べたと実質的に同様に指針本体60及び底板5
1cを一体成形する。これにより、部品点数を増加させ
ることなく、底板51cの表面や指針本体60の裏面に
対する反射層の形成を不要にしつつ、上記第3実施形態
と同様の作用効果を達成できる。
【0037】なお、本発明の実施にあたり、カバー内側
部材51a及びカバー外側部材51bをカバー部材5と
して一体成形するのに代えて、カバー内側部材51a及
びカバー外側部材51bを各々別体に成形した後双方を
組み合わせて指針に採用するようにしてもよい。
部材51a及びカバー外側部材51bをカバー部材5と
して一体成形するのに代えて、カバー内側部材51a及
びカバー外側部材51bを各々別体に成形した後双方を
組み合わせて指針に採用するようにしてもよい。
【図1】本発明に係る発光指針装置の第1実施形態の断
面図である。
面図である。
【図2】(a)は指針およびキャップの分解斜視図、
(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB矢
視図である。
(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB矢
視図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す要部断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の第3実施形態を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図5】上記第3実施形態の第1変形例を示す要部斜視
図である。
図である。
【図6】上記第3実施形態の第2変形例を示す要部斜視
図である。
図である。
1…文字盤、2…冷陰極放電管ランプ、20…発光ダイ
オード、3…導光板、 5…カバー部材、51a…カバ
ー内側部材、51b…カバー外側部材、511…スリッ
ト、6…指針、60…指針本体、62…指針部、64…
回動基部。
オード、3…導光板、 5…カバー部材、51a…カバ
ー内側部材、51b…カバー外側部材、511…スリッ
ト、6…指針、60…指針本体、62…指針部、64…
回動基部。
Claims (3)
- 【請求項1】 指針計器の指針軸(61)の先端部に支
持される回動基部(64)から指針部(62)を延出し
てなる指針本体(60)と、 前記指針本体をその表面側から覆うように明色材料によ
り形成されて前記指針本体の表面の長手方向に沿い形成
されたスリット(511)を有する第1カバー部材(5
1a)と、この第1カバー部材を覆うように暗色材料に
より形成されて前記スリットに対応するスリット(51
1)を有する第2カバー部材(51b)とを有するカバ
ー(5)とを備えることを特徴とする指針計器用指針。 - 【請求項2】 指針計器の指針軸(61)の先端部に支
持される回動基部(64)から指針部(62)を延出し
てなる指針本体(60)と、 前記指針本体の前記回動基部側に配置されて前記指針本
体内にその前記回動基部側から光を入射する発光素子
(20)と、 前記指針本体及び前記発光素子の双方を表面側から覆う
ように明色材料により形成されて前記指針本体の表面の
長手方向に沿い形成されたスリット(511)を有する
第1カバー部材(51a)と、この第1カバー部材を覆
うように暗色材料により形成されて前記スリットに対応
するスリット(511)を有する第2カバー部材(51
b)とを有するカバー(5A)とを備えることを特徴と
する指針計器用指針。 - 【請求項3】 前記第1及び第2カバー部材は、樹脂材
料でもって、一体成形されていることを特徴とする請求
項1又は2に記載の指針計器用指針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11336588A JP2000292215A (ja) | 1999-02-05 | 1999-11-26 | 指針計器用指針 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-29043 | 1999-02-05 | ||
JP2904399 | 1999-02-05 | ||
JP11336588A JP2000292215A (ja) | 1999-02-05 | 1999-11-26 | 指針計器用指針 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000292215A true JP2000292215A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=26367189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11336588A Pending JP2000292215A (ja) | 1999-02-05 | 1999-11-26 | 指針計器用指針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000292215A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100740428B1 (ko) * | 2005-12-27 | 2007-07-16 | 덴소풍성전자(주) | 자동차 계기판용 지침구조 |
JP2010019619A (ja) * | 2008-07-09 | 2010-01-28 | Yazaki Corp | 表示装置 |
JP2015210089A (ja) * | 2014-04-23 | 2015-11-24 | セイコークロック株式会社 | 指針計器 |
DE102013224100B4 (de) * | 2012-11-26 | 2018-10-31 | Yazaki Corporation | Zeigerstruktur |
DE102013224155B4 (de) * | 2012-11-26 | 2019-05-16 | Yazaki Corporation | Zeiger-Struktur |
-
1999
- 1999-11-26 JP JP11336588A patent/JP2000292215A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100740428B1 (ko) * | 2005-12-27 | 2007-07-16 | 덴소풍성전자(주) | 자동차 계기판용 지침구조 |
JP2010019619A (ja) * | 2008-07-09 | 2010-01-28 | Yazaki Corp | 表示装置 |
DE102013224100B4 (de) * | 2012-11-26 | 2018-10-31 | Yazaki Corporation | Zeigerstruktur |
DE102013224155B4 (de) * | 2012-11-26 | 2019-05-16 | Yazaki Corporation | Zeiger-Struktur |
JP2015210089A (ja) * | 2014-04-23 | 2015-11-24 | セイコークロック株式会社 | 指針計器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040106 |