JP2000291041A - マンホール等の蓋板の脱着袋穴用栓 - Google Patents

マンホール等の蓋板の脱着袋穴用栓

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JP2000291041A
JP2000291041A JP11103452A JP10345299A JP2000291041A JP 2000291041 A JP2000291041 A JP 2000291041A JP 11103452 A JP11103452 A JP 11103452A JP 10345299 A JP10345299 A JP 10345299A JP 2000291041 A JP2000291041 A JP 2000291041A
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lid
bag hole
hole
side pieces
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JP11103452A
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English (en)
Inventor
Fumio Kondo
文雄 近藤
Shunei Morimoto
俊英 森本
Koichi Hashimoto
功一 橋元
Kengo Kito
賢吾 鬼頭
Yoshihisa Kamiya
善久 神谷
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KURODITE KK
Original Assignee
KURODITE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マンホール蓋板の開閉の都度、脱着袋穴に挿
着した栓の脱着を不要として蓋開閉作業の円滑性を図る
栓を提供する。 【解決手段】 脱着袋穴の内底面に着座する底片61の
前後端に、外向きの折溝62を介して内側に撓曲可能な
側片63,64を連設し、一方の側片64に外向きの折
溝65を介して蓋片66を連設した展開状態とし、該蓋
片66は、脱着袋穴Sの上端開口部10を閉塞できる閉
塞片部661の外周下部に、天井庇13に係止する係止
枠部662を連設して成り、蓋片66に他方の側片63
の開放端を係止する係止部663を設け、両側片63,
64の中央部に内向きの屈曲溝630,640を設け、
ロック解除用の昇降ピン3の挿通孔610を底片61に
透設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホール等の地
下構築体における蓋板に形成される有底袋状の脱着袋穴
を閉塞する栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マンホール等の地下構築体におけ
る蓋板には開蓋工具の先を挿入し蓋板を係止して持ち上
げる脱着孔が配置されており、その脱着孔にはプラスチ
ック製栓が被着してあった。このため、開蓋作業の都
度、その栓を外し、作業終了後に栓を被着する必要があ
って面倒であり、また栓を散逸させるおそれがあった。
【0003】また、本願発明者は、その脱着孔を有底袋
状とした脱着袋穴と成して、内部に砂が落下することを
防止できる構造とした発明を提供したが、その場合でも
栓を脱着させることが必要とされるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、開蓋
工具の先を差し込む脱着孔を脱着袋穴とした場合に、そ
の袋穴を利用することで蓋板の開閉の際における栓の脱
着を不要として作業の円滑性を図る栓を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、マン
ホール等の地下構築体における蓋板の一端に配置され、
取付枠体との間で上端面を開口して形成される有底袋状
の脱着袋穴に挿着することでその開口部を閉塞するもの
であり、脱着袋穴の上端開口部を閉塞できる閉塞片部の
外周下部に、脱着袋穴の天井庇の下に係止する係止枠部
を連設した蓋片と、脱着袋穴の内底面に着座する底片と
を、その前後において夫々内側に撓曲可能な側片とで連
設し、これら蓋片、底片及び両側片をゴム等の弾性材で
形成して成り、側片の屈曲によって蓋片が上方向に弾性
付勢される構成のマンホール等の蓋板の脱着袋穴用栓で
ある。なお、脱着袋穴の内底面に着座する底片の前後端
に、夫々内側に撓曲可能な側片を連設すると共に、一方
の側片に蓋片を連設した展開状態とし、該蓋片は、脱着
袋穴の上端開口部を閉塞できる閉塞片部の外周下部に、
脱着袋穴の天井庇の下に係止する係止枠部を連設して成
り、蓋片に他方の側片の開放端を係止する係止部を設け
てもよい。さらに、夫々の連接部に外向きの折溝を設け
ると共に、両側片の中央部に内向きの屈曲溝を設けても
よい。また、蓋板のロック解除用における昇降ピンの挿
通孔を底片に透設してもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示した形
態例で説明する。図面は、図1及び図2で示す一形態例
の栓Kを、図3及び図4で示すマンホール蓋部材の脱着
袋穴Sに装着した使用例を示すものである。
【0007】まず、図3で示す脱着袋穴Sは、図5のよ
うに、蓋板1の一端裏面に、縦壁11を外周端面を除い
た三方に突設すると共に、縦壁11の下端に底板12を
横に連設することで有底の袋状と成し、蓋板1を取付枠
体2に蓋着することで上面が開口した脱着袋穴Sとなる
のである。なお、その上端開口部10は、三方の縦壁1
1の上端に上面突部となる天井庇13を突出させること
で内部の袋穴より小さい面積で開口している。
【0008】また、その底板12に透設したピン孔12
0には、ロック解除用の昇降ピン3が挿通してあって、
その大径頭部を脱着袋穴S内に突設させると共に、ピン
3の下端を回動可能な錘フック4のピン係止部42上に
当接させている。この錘フック4は、その錘の自重作用
による垂下位置によって、下端に突設したストッパ係止
部43が取付枠体2のストッパ23の鉛直下に位置する
のであり、ストッパ係止部43がストッパ23に係止さ
れることで蓋板1の浮き上がりを防止できるロック機構
となっている。
【0009】なお、蓋板1を開ける場合は、先が屈曲し
たバールのような開蓋工具5を脱着袋穴Sに差し込んで
ピン3を押し下げた後、先端を天井庇13に引っ掛けて
蓋板1を持ち上げるのである。ピン3の押し下げによっ
てピン係止部42が押圧されて錘フック4が回動するた
め、ストッパ係止部43がストッパ23の鉛直下から外
れることから開蓋可能状態となるのである。
【0010】脱着袋穴Sをこのような有底袋状とするこ
とにより、マンホール内部への砂の落下を阻止できるの
であり、ピン3の押し下げで蓋板1のロック機構が簡単
に解除されて操作の簡単な扱い易い蓋部材となるのであ
る。
【0011】本例はこのような構造の脱着袋穴Sに好適
な栓Kであり、図1のように、脱着袋穴Sの内底面に着
座する底片61の前後端に外向きの折溝62を介して側
片63,64を連設すると共に、一方の側片64に外向
きの折溝65を介して蓋片66を連設した展開状態とし
ている。
【0012】該蓋片66は、脱着袋穴Sの上端開口部1
0を閉塞できる閉塞片部661の外周下部に、脱着袋穴
Sの天井庇13の下に係止する係止枠部662を連設し
て成り、その係止枠部662と一方の側片64とを外向
きの折溝65を介して連設している。また、蓋片66に
他方の側片63の開放端を係止する係止部663を下向
きに突設している。
【0013】さらに、両側片63,64の中央部には内
向きの屈曲溝630,640を折溝62と平行に欠設し
ている。また、底片61にはピン3の挿通孔610が透
設してある。これらはゴム製で一体に成形してある。
【0014】そして、各折溝62,65で折曲し、他方
の側片63の開放端を係止部663で係止して四角形状
とするのである。この状態では、蓋片66と底片61を
把持して加圧することで屈曲溝630が内側に圧迫され
て側片63,64が内側に撓んで屈曲状態となり、加圧
を解除すれば撓んだ側片63,64の弾性復元力で復位
するのである。
【0015】この組み立てた栓Kを、図1のように脱着
袋穴Sに挿着するのであり、挿通孔610に予めピン3
を挿通した状態で栓Kを脱着袋穴Sに挿着し、或いは栓
Kの挿着後に蓋片66を開いてピン3を挿通孔610に
挿通してもよい。この挿着状態では、側片63,64が
少し内側に撓んだ状態となって蓋片66が上に付勢され
ているが、天井庇13の下に係止枠部662が係止して
いるため蓋片66が外れることがない。このため脱着袋
穴Sの開口部10が閉塞片部661に閉塞された状態を
保持するのである。
【0016】そして、開蓋に際しては、図4のように、
開蓋工具5の先端部を栓Kの蓋片66の上から脱着袋穴
Sに押し込むのである。これにより、屈曲溝630,6
40が内側に圧迫されて両側片63,64が二つ折り状
態に収縮変位し、蓋片66が押し下げられてピン3を降
下させることで錘フック4を回動させて前記のように開
蓋可能状態となるのである。その後は、開蓋工具5の先
端部を天井庇13に引っ掛けて蓋板1を持ち上げればよ
い。
【0017】また、開蓋工具5を脱着袋穴Sから外し、
或いは蓋板1を閉蓋すれば、両側片63,64の弾性復
元力により蓋片66が上に付勢されて図1のように復位
し、閉塞片部661が脱着袋穴Sの開口部10を閉塞す
るのである。
【0018】このように本例によると、栓Kの挿着によ
り内部へ砂が落ちるのを阻止でき、開蓋作業時は栓Kが
弾性変形により脱着袋穴S内で収縮することで開蓋工具
5による蓋板1の持ち上げの邪魔とならず、作業終了で
弾性復帰して栓Kが復位するのであり、開蓋の都度栓K
を取り外し、閉蓋の都度栓Kを装着する必要がないので
ある。また、展開状態においては一連の連続形状である
ため成形が簡単であり、その折曲によって容易に組み立
てできるのである。さらに、両側片63,64の中央部
には内向きの屈曲溝630,640を設けたためその撓
曲が円滑にできて弾性付与が確実な状態に保持できるの
である。
【0019】本例は上記の構成としたが、本発明におい
てはこれに限定されない。例えば、閉塞片部と係止枠部
を連設した蓋片、脱着袋穴の内底面に着座する底片及び
両側片の形状は問わず、両側片の内側への可撓構成も適
宜である。また、それらの連接部に折溝を設ける場合は
その折溝の形状も限定されず、両側片の中央部に内向き
の屈曲溝を設ける場合はその屈曲溝の形状も問わない。
さらに、本例では折曲して組み立てたが、ゴム材等の弾
性材によって組み立て状態に一体成形した栓としてもよ
い。
【0020】なお、開蓋工具を差し込むための脱着袋穴
の形状や構成及び大きさは問わず、有底袋状であればよ
い。また、蓋板は、マンホールの他、消火栓鉄蓋等の地
下構築体における蓋板であればよい。さらに、昇降ピン
等のロック解除用の作動部材を備えた脱着袋穴でなく、
単に縁切り用の補助用脱着袋穴に挿着使用してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、開蓋作業時
は栓が弾性変形により脱着袋穴内で収縮することで開蓋
工具による蓋板の開閉の邪魔とならず、作業終了で弾性
復帰して栓が復位するのであり、蓋開閉の都度栓を脱着
する必要がなく、手間のかからない簡単迅速な蓋開閉作
業が図れるのである。請求項2では、一連の展開形状に
簡単に成形できると共に、その折曲によって容易に組み
立てできるのである。請求項3ではその折曲組み立てが
容易にできると共に、側片の撓曲が円滑にできて弾性付
与が確実な状態に保持できるのである。請求項4では、
蓋板のロック機構を有する脱着袋穴でも使用できるので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例を用いた要部の縦断側面図で
ある。
【図2】その開蓋操作を示す要部の縦断側面図である。
【図3】本発明の一形態例の展開状態を示す斜視図であ
る。
【図4】その組み立てた使用状態の斜視図である。
【図5】脱着袋穴を示す蓋板の要部を切欠した斜視図で
ある。
【符号の説明】
S 脱着袋穴 K 栓 61 底片 62,65 折溝 63,64 側片 66 蓋片 661 閉塞片部 662 係止枠部 663 係止部 1 蓋板 10 開口部 12 底板 120 ピン孔 13 天井庇 2 取付枠体 23 ストッパ 3 昇降ピン 4 錘フック 42 ピン係止部 43 ストッパ係止部 5 開蓋工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋元 功一 名古屋市瑞穂区田光町一丁目19番地 株式 会社クロダイト内 (72)発明者 鬼頭 賢吾 名古屋市瑞穂区田光町一丁目19番地 株式 会社クロダイト内 (72)発明者 神谷 善久 名古屋市瑞穂区田光町一丁目19番地 株式 会社クロダイト内 Fターム(参考) 2D047 BB02 BB06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホール等の地下構築体における蓋板
    の一端に配置され、取付枠体2との間で上端面を開口し
    て形成される有底袋状の脱着袋穴Sに挿着することでそ
    の開口部10を閉塞するものであり、脱着袋穴Sの上端
    開口部を閉塞できる閉塞片部661の外周下部に、脱着
    袋穴Sの天井庇13の下に係止する係止枠部662を連
    設した蓋片66と、脱着袋穴Sの内底面に着座する底片
    61とを、その前後において夫々内側に撓曲可能な側片
    63,64とで連設し、これら蓋片66、底片61及び
    両側片63,64をゴム等の弾性材で形成して成り、側
    片63,64の撓曲によって蓋片66が上方向に弾性付
    勢されることを特徴とするマンホール等の蓋板の脱着袋
    穴用栓。
  2. 【請求項2】 脱着袋穴の内底面に着座する底片61の
    前後端に、夫々内側に撓曲可能な側片63,64を連設
    すると共に、一方の側片64に蓋片66を連設した展開
    状態とし、該蓋片66は、脱着袋穴Sの上端開口部10
    を閉塞できる閉塞片部661の外周下部に、脱着袋穴S
    の天井庇13の下に係止する係止枠部662を連設して
    成り、蓋片66に他方の側片63の開放端を係止する係
    止部663を設けた請求項1の蓋板の脱着袋穴用栓。
  3. 【請求項3】 夫々の連接部に外向きの折溝62,65
    を設けると共に、両側片63,64の中央部に内向きの
    屈曲溝630,640を設けた請求項1又は請求項2の
    脱着袋穴用栓。
  4. 【請求項4】 蓋板のロック解除用における昇降ピン
    3の挿通孔610を底片61に透設した請求項1又は請
    求項2又は請求項3の脱着袋穴用栓。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2540249A (en) * 2015-05-07 2017-01-11 Wrekin Holdings Ltd Ground surface access assembly covers

Cited By (2)

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GB2540249A (en) * 2015-05-07 2017-01-11 Wrekin Holdings Ltd Ground surface access assembly covers
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