JP2000289998A - ブーム式作業車の異常検出装置 - Google Patents

ブーム式作業車の異常検出装置

Info

Publication number
JP2000289998A
JP2000289998A JP11092742A JP9274299A JP2000289998A JP 2000289998 A JP2000289998 A JP 2000289998A JP 11092742 A JP11092742 A JP 11092742A JP 9274299 A JP9274299 A JP 9274299A JP 2000289998 A JP2000289998 A JP 2000289998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
state
telescopic boom
telescopic
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11092742A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Hirami
一彦 平見
Shuichi Masuda
修一 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tadano Ltd filed Critical Tadano Ltd
Priority to JP11092742A priority Critical patent/JP2000289998A/ja
Publication of JP2000289998A publication Critical patent/JP2000289998A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業点検を面倒な手順に煩わされることなく
かつ忘れることもなく確実に実行することのできるブー
ム式作業車の異常検出装置を提供する。 【解決手段】 本発明のブーム式作業車の異常検出装置
は、車体上に伸縮ブーム4と、伸縮ブーム4を駆動して
伸縮ブームの状態を変更するブーム駆動手段5と、伸縮
ブーム4の状態を検出するブーム状態検出手段9、1
0、11とを有するブーム式作業車において、作業開始
時にブーム駆動手段5により伸縮ブーム4を予め設定さ
れた二状態に駆動して、ブーム状態検出手段9、10、
11の検出値が所定範囲内にあるか否かを判断し、所定
範囲外のときにブーム状態検出手段9、10、11が異
常であると自動的に判断する異常判断手段12とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸縮ブームの状態
を検出するブーム状態検出手段の異常検出を自動的に実
行することのできるブーム式作業車の異常検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ブーム式作業車には、伸縮ブ
ームを駆動して伸縮ブームの状態を変更するブーム駆動
手段として、伸縮ブームを旋回させる旋回駆動装置、伸
縮ブームを起伏させる起伏シリンダ装置、伸縮ブームを
伸縮させる伸縮シリンダ装置が設けられ、このブーム駆
動手段により伸縮ブームを駆動して、伸縮ブームの状
態、すなわち、伸縮ブームの旋回角度、起伏角度、長さ
を変更するようになっている。
【0003】この従来のブーム式作業車には、そのブー
ム状態を検出するためにブーム状態検出手段として、伸
縮ブームの旋回角度を検出する旋回角度検出器、伸縮ブ
ームの起伏角度を検出する起伏角度検出器、伸縮ブーム
の長さを検出する長さ検出器が設けられ、その伸縮ブー
ムの旋回角度、起伏角度、長さ等の伸縮ブームの状態を
作業中に常時検出し、ブーム式作業車の転倒、損傷等の
事故を未然に防止することによって、作業時の安全が図
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
ブーム式作業車では、ブーム状態を把握する基礎として
のブーム状態検出手段そのものの検出値が狂っている
と、作業中の安全に重大な支障が生じることになるの
で、作業開始前にブーム状態検出手段そのものに異常が
あるか否かの点検を行っている。
【0005】従来、この作業開始前点検は、例えば、伸
縮ブームの旋回角度検出器に異常があるか否かの点検を
行うときには、伸縮ブームを表示器を見ながら格納位置
に向けて旋回させて停止させ、その格納位置で旋回駆動
装置の旋回台に印されている合照マークが車体に印され
ている0度位置マークに一致しているか否かを目視判断
すると共に、伸縮ブームを右方向に旋回させて、表示器
に表示されている数字が旋回角度10度を示す位置で停
止させ、その合照マークが車体に印されている10度位
置マークに一致するか否かを目視判断することにより行
っている。
【0006】また、伸縮ブームの起伏角検出器に異常が
あるか否かの点検を行うときには、伸縮ブームを表示器
を見ながら格納位置から起立させて、表示器に表示され
ている数字が起伏角度10度を示す位置で停止させ、伸
縮ブームに印されている合照マークが旋回台のフレーム
に印されている10度位置マークに一致しているか否か
を目視判断すると共に、伸縮ブームを更に起立させて表
示器に表示されている数字が起伏角度30度を示す位置
で停止させ、その合照マークが旋回台のフレームに印さ
れている30度位置マークに一致しているか否かを目視
判断することにより行っている。
【0007】更に、伸縮ブームの長さ検出器に異常があ
るか否かの点検を行うときには、伸縮ブームの全縮状態
で表示器に表示されている数字がブーム長さ7.0mを
表示しているか否かを目視確認すると共に、伸縮ブーム
を伸張方向に駆動して表示器に表示されている数字がブ
ーム長さ9.0mを示す位置で停止させ、セカンドブー
ムに印されている合照マークがベースブームの先端に一
致しているかを目視判断し、これらの確認すべき旋回角
度、起伏角度、ブーム長さが表示器に表示されている所
定範囲、例えば、旋回角度、起伏角度については±1
度、ブーム長さについては±0.3mに入っているかを
確認することにより行っている。
【0008】このように、この従来の作業開始前点検
は、点検すべき事項が多くかつ面倒であるので、作業開
始前に、点検すべき項目の一部を忘れたり、表示器の表
示を見ながらの確認作業であるので表示値を誤認する恐
れもある。また、点検作業が実施されない可能性も考え
られる。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、点検作業を面倒な手順に煩わされることなくかつ
忘れることもなく確実に実行することのできるブーム式
作業車の異常検出装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、車体上に伸縮ブームと、
該伸縮ブームを駆動して伸縮ブームの状態を変更するブ
ーム駆動手段と、前記伸縮ブームの状態を検出するブー
ム状態検出手段とを有するブーム式作業車において、前
記ブーム駆動手段により前記伸縮ブームを駆動した際、
前記ブーム状態検出手段が検出すべき複数の検出要素の
一要素について予め設定された少なくとも二状態に達し
たことを同一要素に関して前記ブーム状態検出手段とは
別のブーム状態検出手段が検出したとき、前記ブーム状
態検出手段の検出値が所定範囲内にあるか否かを判断
し、所定範囲外のときに該ブーム状態検出手段が異常で
あると自動的に判断する異常判断手段とを有することを
特徴とする。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、ブーム状
態が予め定められた二状態のときに自動的にブーム状態
検出手段の異常を検出する構成であるので、作業中にブ
ーム状態検出手段に異常が発生したときでもこれを検出
でき、従って、ブーム式作業車の安全性がより一層向上
する。
【0012】また、作業開始前点検を面倒な手順に煩わ
されることなくかつ忘れることなく確実に実行すること
ができる。
【0013】上記課題を解決するために、請求項2に記
載の発明は、前記伸縮ブームの二状態の一方が伸縮ブー
ムの格納状態であることを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、格納位置
から通常使用する使用域状態に伸縮ブームの状態が移行
する際に、作業開始前点検が実行されるので安全であ
る。
【0015】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、前記伸縮ブームの二状態が格納位置から
通常使用する使用域状態に至るまでの間のブーム状態で
あることを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、上記の各
効果に加えて、通常使用する使用域状態に伸縮ブームが
あるときには、ブーム状態検出手段の異常検出が行われ
ないので、頻繁にブーム状態検出手段の異常検出を行う
ことを防止でき、その分、異常検出装置の負担を軽くす
ることができる。
【0017】上記課題を解決するために、請求項4に記
載の発明は、前記異常判断手段が、前記ブーム状態検出
手段の異常検出を前記伸縮ブームの格納位置から通常使
用する使用域状態への変更方向と該使用域状態から前記
格納位置への変更方向とのいずれか一方の変更方向のと
きに実行することを特徴とする。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、ブーム状
態検出手段の異常検出を、一定方向へ伸縮ブームの状態
を変更するときにのみ行う構成であるので、伸縮ブーム
の状態変更のヒステリシスに左右されることなく異常検
出を行うことができることになり、ヒステリシスに基づ
く検出値のばらつきを低減できる。
【0019】なお、本発明に類似する技術として、特開
平5−294597号公報に開示のものがあるが、この
公報に開示の技術は、オフセット調整手段を手動操作し
て、ブームに加わる負荷モーメントを検出するモーメン
ト検出器のオフセット調整を作業開始前に自動的に行う
ものであって、ブーム状態検出手段そのものの異常検出
を自動的に行う構成を開示するものではない。
【0020】
【発明の実施の形態】図1、図2において、1はブーム
式作業車であり、2はこのブーム式作業車1の車体を示
す。この車体2には旋回台3、伸縮ブーム4、起伏シリ
ンダ装置5、ブームレスト6が設けられている。
【0021】旋回台3は旋回駆動装置3Aを有し、その
旋回台3は車体2の後部上面に設けられ、図示を略す旋
回モータにより旋回軸O1を中心として矢印A−A方向
に水平旋回される。伸縮ブーム4は起伏シリンダ装置5
と共に旋回台3に設けられ、起伏シリンダ装置5によっ
て回動軸O2を中心として矢印B−B方向に起伏駆動さ
れる。
【0022】伸縮ブーム4は、ここではベースブーム4
Aとセカンドブーム4Bとから構成され、図示を略す伸
縮シリンダ装置によりその長手方向に伸縮可能とされ、
伸縮ブーム4は車両走行時等の非使用状態のときには、
全縮状態かつ格納状態でブームレスト6に載置される。
ここで、その旋回モータ、起伏シリンダ装置5、伸縮シ
リンダ装置は伸縮ブーム4を駆動して伸縮ブーム4の状
態を変更するブーム駆動手段としての役割を果たす。
【0023】セカンドブーム4Bの先端部には高所作業
用のバケット7が設けられている。車体2の前後には作
業時に車幅方向に張り出して車体2をジャッキアップす
るアウトリガ装置8が設けられている。
【0024】旋回台3には伸縮ブーム4の旋回角度を検
出する公知の旋回角度検出器9が設けられ、ベースブー
ム4Aの後端部には伸縮ブーム4の起伏角度を検出する
公知の起伏角度検出器10が設けられ、セカンドブーム
4Bの後部には伸縮ブーム4の長さを検出する公知のコ
ードリール式の長さ検出器11が設けられている。
【0025】これらの旋回角度検出器9、起伏角度検出
器10、長さ検出器11は伸縮ブームの状態を検出する
ブーム状態検出手段としての役割を果たし、各ブーム状
態検出手段の検出値は検出値信号として図3に示す制御
装置12に入力される。
【0026】この制御装置12には旋回台操作部13、
バケット操作部14、アウトリガのジャッキアップの完
了を検出するジャッキアップ検出器15が電気的に接続
されている。ここでは、ブーム式作業車1はそのジャッ
キアップが完了しているものとして説明することとす
る。
【0027】その制御装置12は、旋回角度検出器9か
らの旋回角度検出値信号、起伏角度検出器10からの起
伏角度検出値信号、長さ検出器11からのブーム長さ検
出値信号に基づいて伸縮ブームの状態を総合的に判断
し、旋回台操作部13又はバケット操作部14からの操
作指令信号に基づいて、油圧回路16の旋回バルブ1
7、起伏バルブ18、ブーム伸縮バルブ19を適宜制御
することにより、ブーム駆動手段としての旋回モータ、
起伏シリンダ装置5、伸縮シリンダ装置を適宜駆動し
て、ブーム状態を変更し、ブーム状態を危険方向へ変更
する指令が出されたときにはその状態変更を停止する制
御を行う。
【0028】旋回台操作部13は電源投入スイッチを有
し、図4に示すように、制御装置12は電源が投入され
ると(S.1)、ジャッキアップが完了していることを
条件として異常検出を行うものである(S.2)。旋回
台3には第1起伏角度(第1起伏ブーム状態)位置に図
示を略すリミットスイッチ(別のブーム状態検出手段)
が設けられ、作業者が作業中に伸縮ブーム4を予め定め
られた第1起伏角度位置、例えば、10度位置に向けて
起伏シリンダ装置5を駆動させ(S.3)、伸縮ブーム
4のドグがリミットスイッチに係合すると、制御装置1
2はこの第1起伏角度位置で起伏角度検出器10の検出
値が所定範囲内にあるか否かを判断し(S.4)、その
検出値が所定範囲外のときには作業者に起伏角度検出器
10に異常があることをブザー等により報知する(S.
5)。
【0029】旋回台3には第2起伏角度位置(第2起伏
ブーム状態)にも図示を略すリミットスイッチ(別のブ
ーム状態検出手段)が設けられ、制御装置12はその検
出値が所定範囲内のときには、作業者が作業中に予め定
められた第2起伏角度位置、例えば、30度位置に向け
て起伏シリンダ装置5を駆動させて(S.6)、伸縮ブ
ーム4のドグがリミットスイッチに係合すると、制御装
置12はこの第2起伏角度位置で起伏角度検出器10の
検出値が所定範囲内にあるか否かを判断し(S.7)、
その検出値が所定範囲外のときには作業者に起伏角度検
出器10に異常があることを同様に報知する(S.
5)。
【0030】車体2にはその第1旋回角度位置(第1旋
回ブーム状態)にリミットスイッチが設けられ、制御装
置12はその第2起伏角度位置での検出値が所定範囲内
のときには、作業者が作業中に、伸縮ブーム4が予め定
められた第1旋回角度位置になるように旋回モータを駆
動させて(S.8)、旋回台3に設けられている図示を
略すドグがそのリミットスイッチに係合すると、制御装
置12はこの第1旋回角度位置で旋回角度検出器9の検
出値が所定範囲内にあるか否かを判断し(S.9)、そ
の検出値が所定範囲外のときには作業者に旋回角度検出
器9に異常があることをブザー等により報知する(S.
5)。
【0031】車体2にはその第2旋回角度位置(第2旋
回ブーム状態)にリミットスイッチが設けられ、制御装
置12はその第1旋回角度位置での旋回角度検出器9の
検出値が所定範囲内の時には、作業者が作業中に、伸縮
ブーム4が予め定められた第2旋回角度位置になるよう
に旋回モータを駆動させて(S.10)、ドグがそのリ
ミットスイッチに係合すると、制御装置12はこの第2
旋回角度位置で旋回角度検出器9の検出値が所定範囲内
にあるか否かを判断し(S.11)、その検出値が所定
範囲外のときには作業者に旋回角度検出器9に異常があ
ることを同様に報知する(S.5)。
【0032】セカンドブーム4Bには第1伸長位置(第
1伸長ブーム状態)に図示を略すリミットスイッチが設
けられ、ベースブーム4Aには図示を略すドグが設けら
れ、制御装置12はこの第2旋回角度位置で旋回角度検
出器9の検出値が所定範囲内のときには、作業者が作業
中に、伸縮ブーム4が予め定められた第1伸長位置なる
ように伸縮シリンダ装置を駆動させて(S.12)、そ
のドグがリミットスイッチに係合すると、制御装置12
はこの第1伸長位置で長さ検出器11の検出値が所定範
囲内にあるか否かを判断し(S.13)、その検出値が
所定範囲外のときには作業者に長さ検出器11に異常が
あることをブザー等により報知する(S.5)。
【0033】セカンドブーム4Bには第2伸張位置にも
図示を略すリミットスイッチが設けられ、制御装置12
はその第1伸長位置での長さ検出器11の検出値が所定
範囲内の時には、作業者が作業中に、伸縮ブーム4が予
め定められた第2伸長位置(第2伸長状態)になるよう
に伸縮シリンダ装置を駆動させて(S.14)、そのド
グがリミットスイッチに係合すると、制御装置12はこ
の第2伸長位置で長さ検出器11の検出値が所定範囲内
にあるか否かを判断し(S.15)、その検出値が所定
範囲外のときには作業者に長さ検出器11に異常がある
ことを同様に報知する(S.5)。制御装置12はその
第2伸長位置での長さ検出器11の検出値が所定範囲内
の時には、通常作動して高所作業を実行するが、伸縮ブ
ーム4を通常使用される使用状態に自動的に移行させて
も良い。
【0034】なお、ここでは、作業者が、作業中に、伸
縮ブーム4を起伏、旋回、伸縮の順に駆動させた場合の
異常検出について説明したが、これに限るものではな
い。
【0035】このように、制御装置12は、ブーム状態
検出すべき複数の検出要素(旋回角度、起伏角度、ブー
ム長さ)のうちの一要素について、作業開始時にブーム
駆動手段により伸縮ブーム4を予め設定された少なくと
も二状態に駆動して、ブーム状態検出手段の検出値が所
定範囲内にあるか否かを判断し、所定範囲外のときにブ
ーム状態検出手段を異常であると自動的に判断する異常
判断手段として機能する。ここで、伸縮ブーム4の第1
起伏ブーム状態、第1旋回ブーム状態、第1伸長ブーム
状態は格納状態であることが望ましくて、更に格納状態
から通常使用される使用域状態に移行する間に、ブーム
状態検出手段の異常検出を行うことにすると、格納位置
から通常使用する使用域状態に伸縮ブームの状態が移行
する際に、必ず、作業開始前点検が実行されるので安全
である。
【0036】また、伸縮ブームの二状態を格納位置から
通常使用する使用域状態に至るまでの間のブーム状態に
限定することにすると、通常使用する使用域状態に伸縮
ブームがあるときに、ブーム状態検出手段の異常検出が
行われないので、頻繁にブーム状態検出手段の異常検出
を行うことが防止でき、その分、異常検出装置の負担を
軽くすることができる。
【0037】更に、異常判断手段が、ブーム状態検出手
段の異常検出を伸縮ブームの格納位置から通常使用する
使用域状態への変更方向と使用域状態から格納位置への
変更方向とのいずれか一方の変更方向のときに実行する
ことにすれば、ブーム状態検出手段の異常検出を、一定
方向へ伸縮ブーム4の状態を変更するときにのみ行うこ
とになるので、伸縮ブームの状態変更のヒステリシスに
左右されることなく異常検出を行うことができ、状態変
更のヒステリシスに基づく検出値のばらつきを低減でき
る。
【0038】なお、予め設定された二状態に伸縮ブーム
4を駆動させたときに、その予め設定された二状態にお
いて、その伸縮ブーム4の駆動を一旦停止させる構成と
すれば、ブーム状態検出手段の異常をより一層精度良く
検出できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、ブーム状態が予め定め
られた二状態のときに自動的にブーム状態検出手段の異
常を検出する構成であるので、作業中にブーム状態検出
手段に異常が発生したときでもこれを検出でき、従っ
て、ブーム式作業車の安全性がより一層向上する。
【0040】また、作業開始前点検を面倒な手順に煩わ
されることなくかつ忘れることなく確実に実行すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるブーム式作業車の側面図であ
る。
【図2】 本発明に係わるブーム式作業車の平面図であ
る。
【図3】 本発明に係わるブーム式作業車の異常検出装
置のブロック図である。
【図4】 本発明に係わるブーム式作業車の異常検出装
置の異常検出のフロー図である。
【符号の説明】
4 伸縮ブーム 5 起伏シリンダ装置(ブーム駆動手段) 9 旋回角度検出器(ブーム状態検出手段) 10 起伏角度検出器(ブーム状態検出手段) 11 長さ検出器(ブーム状態検出手段) 12 制御装置(異常判断手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上に伸縮ブームと、該伸縮ブームを
    駆動して伸縮ブームの状態を変更するブーム駆動手段
    と、前記伸縮ブームの状態を検出するブーム状態検出手
    段とを有するブーム式作業車において、前記ブーム駆動
    手段により前記伸縮ブームを駆動した際、前記ブーム状
    態検出手段が検出すべき複数の検出要素の一要素につい
    て予め設定された少なくとも二状態に達したことを同一
    要素に関して前記ブーム状態検出手段とは別のブーム状
    態検出手段が検出したとき、前記ブーム状態検出手段の
    検出値が所定範囲内にあるか否かを判断し、所定範囲外
    のときに該ブーム状態検出手段が異常であると自動的に
    判断する異常判断手段とを有することを特徴とするブー
    ム式作業車の異常検出装置。
  2. 【請求項2】 前記伸縮ブームの二状態の一方が伸縮ブ
    ームの格納状態であることを特徴とする請求項1に記載
    のブーム式作業車の異常検出装置。
  3. 【請求項3】 前記伸縮ブームの二状態が格納位置から
    通常使用する使用域状態に至るまでの間のブーム状態で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のブ
    ーム式作業車の異常検出装置。
  4. 【請求項4】 前記異常判断手段は、前記ブーム状態検
    出手段の異常検出を前記伸縮ブームの格納位置から通常
    使用する使用域状態への変更方向と該使用域状態から前
    記格納位置への変更方向とのいずれか一方の変更方向の
    ときに実行することを特徴とする請求項1ないし請求項
    3のいずれか1項に記載のブーム式作業車の異常検出装
    置。
JP11092742A 1999-03-31 1999-03-31 ブーム式作業車の異常検出装置 Pending JP2000289998A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11092742A JP2000289998A (ja) 1999-03-31 1999-03-31 ブーム式作業車の異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11092742A JP2000289998A (ja) 1999-03-31 1999-03-31 ブーム式作業車の異常検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000289998A true JP2000289998A (ja) 2000-10-17

Family

ID=14062880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11092742A Pending JP2000289998A (ja) 1999-03-31 1999-03-31 ブーム式作業車の異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000289998A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114604762A (zh) * 2022-01-24 2022-06-10 杭州大杰智能传动科技有限公司 智能塔吊吊臂状况物联网传感监测系统及方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03105189U (ja) * 1990-02-17 1991-10-31
JPH041472U (ja) * 1990-04-18 1992-01-08
JPH04115897U (ja) * 1991-03-26 1992-10-15 株式会社タダノ 作業機に使用される検出器の異常判別装置
JPH05157584A (ja) * 1991-12-02 1993-06-22 Komatsu Ltd 回転位置検出装置および複合回転位置センサ
JPH0740699U (ja) * 1993-12-28 1995-07-21 株式会社アイチコーポレーション 作業手段の点検装置
JPH07187600A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Tadano Ltd 作業機の作動制御装置
JPH09192902A (ja) * 1996-01-17 1997-07-29 Ikura Seiki Seisakusho:Kk 自動棒材供給機
JPH09309607A (ja) * 1996-05-20 1997-12-02 Toyota Autom Loom Works Ltd 自動倉庫用スタッカクレーン
JPH1072193A (ja) * 1996-08-29 1998-03-17 Aichi Corp ブーム作業車の点検装置
JPH1179695A (ja) * 1997-09-09 1999-03-23 Shin Meiwa Ind Co Ltd ブームを備えた作業車における作業範囲規制装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03105189U (ja) * 1990-02-17 1991-10-31
JPH041472U (ja) * 1990-04-18 1992-01-08
JPH04115897U (ja) * 1991-03-26 1992-10-15 株式会社タダノ 作業機に使用される検出器の異常判別装置
JPH05157584A (ja) * 1991-12-02 1993-06-22 Komatsu Ltd 回転位置検出装置および複合回転位置センサ
JPH07187600A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Tadano Ltd 作業機の作動制御装置
JPH0740699U (ja) * 1993-12-28 1995-07-21 株式会社アイチコーポレーション 作業手段の点検装置
JPH09192902A (ja) * 1996-01-17 1997-07-29 Ikura Seiki Seisakusho:Kk 自動棒材供給機
JPH09309607A (ja) * 1996-05-20 1997-12-02 Toyota Autom Loom Works Ltd 自動倉庫用スタッカクレーン
JPH1072193A (ja) * 1996-08-29 1998-03-17 Aichi Corp ブーム作業車の点検装置
JPH1179695A (ja) * 1997-09-09 1999-03-23 Shin Meiwa Ind Co Ltd ブームを備えた作業車における作業範囲規制装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114604762A (zh) * 2022-01-24 2022-06-10 杭州大杰智能传动科技有限公司 智能塔吊吊臂状况物联网传感监测系统及方法
CN114604762B (zh) * 2022-01-24 2023-06-02 杭州大杰智能传动科技有限公司 智能塔吊吊臂状况物联网传感监测系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3581538B1 (en) Safety device for mobile crane
JPH08100411A (ja) 壁背面点検車
JP2000289998A (ja) ブーム式作業車の異常検出装置
JPS638200A (ja) 高所作業車のブ−ム格納制御装置
JP3964776B2 (ja) 高所作業車の点検装置
JP4364337B2 (ja) ブーム式作業車の過負荷防止装置
JP3189862B2 (ja) 作業装置の検出器診断装置
JP3703244B2 (ja) アウトリガを有する作業車の自動水平張り出し方法
JP2001097674A (ja) クレーンのジブ張出し・格納装置およびその方法
JP3964513B2 (ja) トラック搭載型クレーンの安定限界信号発生装置
JP3886093B2 (ja) ブーム作業車の安全装置
JP3658183B2 (ja) 高所作業車の規制制御装置
JP2004091142A (ja) クレーン
JP4988990B2 (ja) クレーンのジブ起伏制御装置
JP2003226492A (ja) 高所作業車における作業台の水平制御装置
JP2000063099A (ja) 高所作業車の制御装置
JPH10120394A (ja) 高所作業車の作動規制装置
JP4880280B2 (ja) 作業車両の安全装置
JP2606303Y2 (ja) 作業車のブーム旋回規制装置
JP2001063994A (ja) 垂直昇降式高所作業車の安全装置
JPH0740699U (ja) 作業手段の点検装置
JPH0348119B2 (ja)
JP2003238092A (ja) 高所作業車の作動制御装置
JP3117782B2 (ja) 移動式クレーンの安全装置
JP4071316B2 (ja) 伸縮ブーム式作業機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090331

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090507

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090626