JPH07187600A - 作業機の作動制御装置 - Google Patents

作業機の作動制御装置

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JPH07187600A
JPH07187600A JP33227593A JP33227593A JPH07187600A JP H07187600 A JPH07187600 A JP H07187600A JP 33227593 A JP33227593 A JP 33227593A JP 33227593 A JP33227593 A JP 33227593A JP H07187600 A JPH07187600 A JP H07187600A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作動状態検出手段の故障により作業機の制御
が停止されるのを防止することで作業上の信頼性を高め
る。 【構成】 各油圧アクチュエ−タA1,A2,・・毎に、
ポテンショメータでなる第1作動状態検出手段B1,B
2,・・とロータリエンコーダでなる第2作動状態検出
手段C1,C2,・・とを備え、故障判定手段D1,D2,
・・により該第2作動状態検出手段C1,C2,・・の故
障と判定されない場合には、該第2作動状態検出手段C
1,C2,・・の出力により、また故障と判定された場合
には第1作動状態検出手段B1,B2,・・の出力により
制御を行う如く構成する。かかる構成により、例え第2
作動状態検出手段C1,C2,・・が故障しても作業機の
制御そのものが停止するということはなく、相対的に制
御精度は劣るものの第1作動状態検出手段B1,B2,・
・の出力に基づいて作業機の制御が継続され、作業機の
作業上の信頼性が高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばブーム付きクレ
ーン車とかブーム付き高所作業車等の作業機における作
動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、伸縮式ブームを備えた高所作業
車等においては、ブームの旋回、起伏・伸縮の各ブーム
操作の他、該ブームの先端に備えられたバケットのスイ
ング操作(水平旋回操作)等をそれぞれ専用の油圧アクチ
ュエ−タによって行うようになっている。
【0003】ところで、これらブームの各操作がそれぞ
れ単独で操作される場合、及び複数操作が並行して行な
われる場合であってもこれらの複数の操作によって変化
するブームの状態が何等の制限を受けずオペレータの自
由意思によって行なわれる場合にはなんら問題は無い
が、例えば、上記バケットを一定の作業半径を維持しつ
つ上下方向に移動させるいわゆる垂直制御とか、該バケ
ットをその高さ位置を一定に維持したままこれを同一水
平面内で移動させるいわゆる水平制御とかが行なわれる
場合には、かかるバケットの作動条件に合致するように
その作動条件の変更要因となるブーム操作(例えば、垂
直制御の場合にあっては、ブームの起伏操作と伸縮操
作)を相互に関連させながら行うことが必要となる。
【0004】この場合、例えば、垂直制御においては、
オペレータは垂直操作用の操作レバーを操作することの
みによって自動的に設定条件(即ち、設定作業半径)に対
応してバケットが上下方向に移動するように上記各油圧
シリンダが作動制御されることが必要であって、そのた
めにはブームの起伏角度の変化とブーム長さの変化とを
常時監視してブーム起伏用及び伸縮用の油圧シリンダを
相互に関連させながらそれらの作動を制御することが必
要となる。この場合における、ブームの作動状態、即
ち、起伏角と長さとを検出する方法として、従来一般に
はブーム作動状態の変化を位置情報として検出するポテ
ンショメータを使用するのが通例であった。
【0005】ところが、高所作業車における垂直制御の
如く作動特性(特に速度特性)の異なる起伏用油圧シリン
ダと伸縮用油圧シリンダとを相互に関連させなが作動さ
せて所定の設定条件に合致した作動を行わせる場合に
は、ポテンショメータによる位置情報のみでは制御上の
誤差が大きくなり易く、制御精度という点において十分
とは言えない。従って、より精度の良い制御を実現する
ためには、速度情報を勘案することが必要となる。この
場合、ポテンショメータにより検出された位置情報を微
分処理して速度情報として取り込むことも考えられる
が、このポテンショメータにはその情報分解能が比較的
低いという機構上の特性があることから、十分とは言え
ない。
【0006】このような事情から、ブームの起伏角等の
検出手段として、上述のポテンショメータの他に、出力
パルス数によって起伏角等の変化を速度情報として検出
することができしかも情報の分解能が極めて高いロータ
リエンコーダを備え、ポテンショメータによる位置情報
とロータリエンコーダによる速度情報とに基づいて高精
度の制御を実現することが試みられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
作業機の状態検出手段としてポテンショメータとロータ
リエンコーダとを併置し、ポテンショメータによる位置
情報とロータリエンコーダによる速度情報とに基づいて
制御を行うようにした場合、ロータリエンコーダはその
情報分解能がポテンショメータに比べて極めて高いこと
からより高精度の制御が期待できるものの非常に敏感で
あって壊れ易いという側面をもっているためポテンショ
メータに比して故障し易く、従って、このロータリエン
コーダが故障した場合には例えポテンショメータが正常
に働いていたとしても、制御全体が停止してしまうとい
う問題があった。特に、クレーン車とか高所作業車のよ
うに作業振動が発生し易い建設機械にロータリエンコー
ダを搭載した場合には叙上の如き問題はより顕著なもの
となる。
【0008】そこで本発明は、ポテンショメータとロー
タリエンコーダとを併用して作業機の制御を行うように
したものにおいて、ロータリエンコーダの故障による制
御の停止を回避し得るようにしたブーム付き作業機の作
動制御装置を提案せんとしてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明ではかかる課題を
解決するための具体的手段として、図1に示すように、
複数の油圧アクチュエータA1,A2,・・によってそれ
ぞれ異なる形態の複数の作動が同時に関連してなされる
作業機を、作動条件設定手段Gにより設定された作動条
件に基づいて作動させるとともに、該作動条件に合致さ
せるべく上記各油圧アクチュエータA1,A2を制御す
るようにした作業機の作動制御装置において、各油圧ア
クチュエ−タA1,A2,・・毎に、該油圧アクチュエ−
タA1,A2,・・に対応した作業機の作動状態を検出す
るポテンショメータで構成された第1作動状態検出手段
B1,B2,・・とロータリエンコーダで構成された第2
作動状態検出手段C1,C2,・・と、上記第2作動状態
検出手段C1,C2,・・の故障を判定して故障判定信号
を出力する故障判定手段D1,D2,・・と、上記第1作
動状態検出手段B1,B2,・・と第2作動状態検出手段
C1,C2,・・と上記故障判定手段D1,D2,・・とか
らの出力信号を受け、上記故障判定信号が入力された時
には上記第1作動状態検出手段B1,B2,・・からの出
力信号を、また上記故障判定信号が入力されていない時
には上記第2作動状態検出手段C1,C2,・・からの出
力信号を、それぞれ選択してこれを出力する出力選択手
段E1,E2,・・とを備えるとともに、上記各油圧アク
チュエ−タA1,A2,・・にそれぞれ対応する上記出力
選択手段E1,E2,・・においてそれぞれ選択された複
数の作動状態検出手段(B1又はC1),(B2又はC2),
・・からの複数の出力信号を受けて現在の作業機の作動
状態と上記作動条件設定手段Gにより設定された作動条
件とを比較してその偏差を算出する作動状態偏差算出手
段Fと、上記作動状態偏差算出手段Fからの出力信号を
受けて上記各油圧アクチュエ−タA1,A2,・・の要求操
作量を算出する操作量算出手段Hと、該操作量算出手段
Hからの出力を受けて上記各油圧アクチュエ−タA1,
A2,・・を駆動させるアクチュエ−タ駆動手段Iとを
備えたことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明ではかかる構成とすることにより次のよ
うな作用が達成される。
【0011】即ち、作業機を作動条件設定手段Gにより
設定された作動条件に従って作動させるべく複数の油圧
アクチュエ−タA1,A2,・・により異なる形態の複数
の作動を行わせる場合、故障判定手段D1,D2,・・か
ら第2作動状態検出手段C1,C2,・・の故障を示す故
障判定信号が入力されていない場合(即ち、第2作動状
態検出手段C1,C2,・・が正常に作動している場合)
には、出力選択手段E1,E2,・・により第1作動状態
検出手段B1,B2,・・と第2作動状態検出手段C1,
C,・・のうち、情報分解能の高いロータリエンコーダ
で構成される上記第2作動状態検出手段C1,C2,・・
からの出力が選択される。従って、この場合には、該第
2作動状態検出手段C1,C2,・・の出力に基づき作動
状態偏差検出手段Fにおいて作動条件と実際の作動状態
との偏差が算出されるとともに、この偏差に基づいて操
作量算出手段Hにより上記各油圧アクチュエ−タA1,
A2,・・の要求操作量が算出され、この要求操作量に
基づいてアクチュエ−タ駆動手段Iにより各油圧アクチ
ュエ−タA1,A2,・・が駆動制御されることで、作業
機のより高精度の制御が実現されることになる。
【0012】これに対して、出力選択手段E1,E2,・
・に故障判定信号が入力された場合(即ち、第2作動状
態検出手段C1,C2,・・が故障し正常な作動が確保さ
れない場合)には、該第2作動状態検出手段C1,C2,
・・に代わって、ポテンショメータで構成されロータリ
エンコーダに比して情報分解能は低いものの安定した状
態検出が可能な第1作動状態検出手段B1,B2・・か
らの出力が選択され、該第1作動状態検出手段B1,B
2,・・からの出力に基づいて上記各油圧アクチュエ−
タが駆動制御されることで、上記第2作動状態検出手段
B1,B2,・・の出力に基づく制御に比して相対的に制
御精度は低くなるものの、該第2作動状態検出手段B
1,B2,・・の故障にもかかわらず作業機の作動継続が
可能ならしめられるものである。
【0013】
【発明の効果】従って、本発明の作業機の作動制御装置
によれば、情報分解能は低いものの安定した情報出力が
可能な信頼性の高いポテンショメータで構成される第1
作動状態検出手段と、ポテンショメータに比して情報分
解能が高く高精度の制御が可能なロータリエンコーダで
構成される第2作動状態検出手段とを並設し、該第2作
動状態検出手段が正常に作動している場合には該第2作
動状態検出手段の出力に基づいて高精度の制御を実現す
る一方、該第2作動上記検出手段が故障して正常な作動
の確保が困難となった場合にはこれに代わって第1作動
状態検出手段の出力に基づいて制御を行うようにしてい
ることから、例え第2作動状態検出手段が故障しても作
業機の制御そのものが停止するということはなく、相対
的に制御精度は劣るものの第1作動状態検出手段の出力
に基づいて作業機の制御が継続可能であり、それだけ作
業機の作業上の信頼性が高められるものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の作業機の作動制御装置を実施
例に基づいて具体的に説明すると、図2には、本発明の
作動制御装置を備えたブーム付き高所作業車1が示され
ている。この高所作業車1は、車体2上に旋回動可能に
搭載された旋回台3に伸縮ブーム4の基端部を枢支せし
めてこれを起伏動自在とするとともに、該伸縮ブーム4
の先端には作業者搭乗用のバケット5を上下方向へスイ
ング自在に取り付けて構成されている。そして、上記旋
回台3の旋回(即ち、上記伸縮ブーム4の旋回)は該旋回
台3側に設けた旋回用油圧モータ8によって行なわれ
る。さらに、伸縮ブーム4の伸縮はその内部に配置した
伸縮用油圧シリンダ7により、またその起伏は該伸縮ブ
ーム4と上記旋回台3との間に配置した起伏用油圧シリ
ンダ6によって行なわれる。また、上記バケット5のス
イングはバケットスイング用油圧モータ9によって行な
われる。
【0015】尚、上記起伏用油圧シリンダ6と伸縮用油
圧シリンダ7と旋回用油圧モータ8とバケットスイング
用油圧モータ9は、上記旋回台3側の操作盤11または
バケット5側での操作レバーの操作に対応して操作信号
出力ユニット12から出力される操作信号に基づき後述
のコントロールユニット13から出力される制御信号に
より油圧ユニット10内の各制御バルブを操作すること
でその作動が制御されるものであって、この実施例にお
いては、これら各油圧シリンダ等6〜9がそれぞれ特許
請求の範囲中の油圧アクチュエ−タに該当する。
【0016】また、この高所作業車1には、上記各油圧
シリンダ等6〜9の作動に関連して変化する高所作業車
1の状態を検出するために、上記旋回台3部分には旋回
位置検出用のポテンショメータ14とロータリエンコー
ダ18が、上記伸縮ブーム4には該伸縮ブーム4の起伏
角検出用のポテンショメータ15とポテンショメータ1
6及びブーム長さ検出用のポテンショメータ16とロー
タリエンコーダ20とが、さらに上記バケット5側には
該バケット5のスイング位置検出用のポテンショメータ
17とロータリエンコーダ21とが、それぞれ配置され
ている。尚、この実施例においては、上記各ポテンショ
メータ14〜17が特許請求の範囲中の第1の作動状態
検出手段(B1,B2)に、また上記各ロータリエンコー
ダ18〜21が特許請求の範囲中の第2作動状態検出手
段(C1,C2)にそれぞれ該当する。そして、これら各
ポテンショメータ14〜17、及び各ロータリエンコー
ダ18〜21によりそれぞれ検出されるブーム等の状態
に対応した情報は上記油圧シリンダ等6〜9の制御要素
として後述のコントロールユニット13に入力される。
【0017】ところで、この高所作業車1は、オペレー
タの操作によりそれぞれ個別に、あるいは同時に作動さ
れることは勿論であるが、この同時操作のうちでも、各
油圧シリンダ6,7及び油圧モータ8を何等の作動条件
に基づかずに自由に操作する場合と特定の作動条件の下
で操作する場合とがある。そして、この後者の操作が上
述した垂直制御操作とか水平制御操作である。
【0018】このような垂直あるいは水平制御操作を行
う場合には、複数の油圧アクチュエ−タを設定された特
定の作動条件に従って相互に関連させながら同時操作す
る必要があり、この場合の制御において上記各ポテンシ
ョメータ14〜17及び各ロータリエンコーダ18〜2
1の出力信号が利用される。
【0019】以下、この高所作業車1における垂直制御
及び水平制御を、垂直制御の場合を例にとって具体的に
説明するが、それに先立ってこの実施例の作動制御装置
の技術的背景を説明すると、この実施例の作動制御装置
は、より高精度の制御を実現すべく検出対象の状態変化
を速度情報として検出するとともにその情報分解能が極
めて高いロータリエンコーダ18〜21を設けたもので
あるが、それに加えて検出対象の状態変化を位置情報と
して検出するポテンショメータ14〜17を設けている
が、これは次のような理由によるものである。即ち、先
ず第1に、この実施例において使用されているロータリ
エンコーダ18〜21はインクリメント型ロータリエン
コーダであって、その速度情報から位置情報も得ること
はできるものの、絶対位置を得ることができないことか
ら、ポテンショメータ14〜17によって検出される位
置情報の絶対値を使用してロータリエンコーダ18〜2
1プリセットし、以って該ロータリエンコーダ18〜2
1から速度情報の他に位置情報をも得てより高精度の制
御を実現するためである。第2に、このロータリエンコ
ーダ18〜21は、その構造上、非常に敏感であり情報
分解能が高いという利点を有する反面、壊れ易いという
欠点があり、従って、このロータリエンコーダ18〜2
1のみによる制御とした場合、このロータリエンコーダ
18〜21が故障して正常な作動が確保できなくなった
場合には制御そのものが停止されることとなるため、そ
のような場合にはロータリエンコーダ18〜21に比し
て相対的に制御精度は劣るものの安定した作動で信頼性
の高いポテンショメータ14〜17の出力信号に基づい
て制御を行うことでロータリエンコーダ18〜21の故
障に伴う制御そのものの停止を回避するためである(か
かる点が本発明の本来的な目的である)。
【0020】続いて、この実施例の作動制御装置を垂直
制御の場合についてこれを具体的に説明する。図3には
垂直制御を行う場合の機能ブロック図を示している。こ
こで、高所作業車1の作動状態検出手段としては、バケ
ット5を一定の作業半径(これが作動条件となる)で垂直
方向に移動させる場合において作業半径の変動要因とな
るブーム長さを検出するポテンショメータ16とロータ
リエンコーダ20、及び起伏角を検出するポテンショメ
ータ15とロータリエンコーダ19とが該当する。ま
た、高所作業車1の作動条件設定手段としては上記操作
信号出力ユニット12が該当する。
【0021】尚、この操作信号出力ユニット12は、オ
ペレータにより操作される垂直操作レバー(図示省略)の
操作量及び操作方向に対応した信号を出力するものであ
って、これが操作されること自体が垂直制御の開始条件
となり、またその操作方向信号はバケット5を上下いず
れの方向へ移動させるのかの移動方向条件となり、さら
にその操作量信号はその移動速度条件となるものであ
る。そして、上記各ポテンショメータ15,16とロー
タリエンコーダ19,20及び上記操作信号出力ユニッ
ト12からの信号が後述のコントロールユニット13に
入力されることで垂直制御が行なわれるものである。
【0022】上記コントロールユニット13は、後述す
るように、A/D変換器31とブーム長さ出力選択回路
32と起伏角出力選択回路33とブーム長さ検出器故障
判定回路34と起伏角検出器故障判定回路35と方向制
御回路36と方向制御回路37とアップダウンカウンタ
38とアップダウンカウンタ39と作業半径演算回路4
0と偏差演算回路41とバルブ操作量演算回路42と記
憶回路43とA/D変換器44と中立判定回路45とD
/A変換器46とD/A変換器47と信号処理回路48
と信号処理回路49とを備えて構成される。
【0023】上記ポテンショメータ16からの絶対ブー
ム長さに関する情報は、A/D変換器31においてA/
D変換された後、次述の信号処理回路48とブーム長さ
検出器故障判定回路34とアップダウンカウンタ38に
それぞれ位置情報として入力される。上記信号処理回路
48においては、入力されたブーム長さの位置情報をそ
のまま後述のブーム長さ出力選択回路32に出力するの
と並行して、該位置情報を微分処理してこれをブーム長
さの変化速度に関する速度情報としてブーム長さ出力選
択回路32に出力する。従って、該ブーム長さ出力選択
回路32には、ポテンショメータ16側からブーム長さ
に関する位置情報と該位置情報に基づく速度情報の双方
が入力されることになる。
【0024】また、上記ポテンショメータ15からの絶
対起伏角に関する情報も、同様に、A/D変換器31に
おいてA/D変換された後、位置情報として、次述の信
号処理回路49と起伏角検出器故障判定回路35とアッ
プダウンカウンタ39にそれぞれ入力される。そして、
上記信号処理回路49においては、入力された位置情報
をそのまま後述の起伏角出力選択回路33に出力するの
と並行して、該位置情報を微分処理してこれを起伏角の
変化速度に関する速度情報として起伏角出力選択回路3
3に出力する。従って、該起伏角出力選択回路33に
は、ポテンショメータ15側から起伏角に関する位置情
報と該位置情報に基づく速度情報の双方が入力されるこ
とになる。
【0025】一方、上記各ロータリエンコーダ19,2
0からの信号(パルス信号)は、ブーム長さ及び起伏角に
関する速度情報として、それぞれ方向制御回路36及び
方向制御回路37に入力される。そして、該各方向制御
回路36.37においては、上記各入力信号が伸縮ブー
ム4の伸長あるいは縮小のいずれの方向への変化である
のか、さらに伸縮ブーム4の倒伏あるいは起仰のいずれ
の方向への変化であるのかがそれぞれ判断され、実際の
変化方向についての速度情報としてそれぞれ各アップダ
ウンカウンタ38,39に入力される。この各アップダ
ウンカウンタ38,39においては、入力パルスをその
ままカウントしたのでは単にブーム伸縮あるいは起伏の
速度情報しか得られないため、ここでは上記A/D変換
器31を介して入力される各ポテンショメータ15,1
6からの信号によってリセットしてその時のポテンショ
メータ信号により求められるブーム長さあるいは起伏角
を絶対ブーム長さあるいは絶対起伏角とし、この時点か
らカウントを開始して絶対ブーム長さあるいは絶対起伏
角を基点とした速度情報を得るとともに、この速度情報
とカウント時間とから演算により位置情報を得て、これ
らの位置情報と速度情報の双方をそれぞれ上記ブーム長
さ出力選択回路32とブーム長さ検出器故障判定回路3
4、及び上記起伏角出力選択回路33と起伏角検出器故
障判定回路35に出力する。
【0026】上記ブーム長さ検出器故障判定回路34及
び起伏角検出器故障判定回路35は、それぞれ特許請求
の範囲中の故障判定手段(D1,D2)に該当するもので
あって、それぞれブーム長さ検出器としての上記ロータ
リエンコーダ20と起伏角検出器としての上記ロータリ
エンコーダ19の故障判定を行うものであって、それぞ
れ上記ポテンショメータ16あるいはポテンショメータ
15から入力される位置情報と上記アップダウンカウン
タ38あるいはアップダウンカウンタ39から入力され
る二つの情報のうちの位置情報と比較し、これら比較さ
れる二つの位置情報の偏差が所定値以上である場合に初
めて故障判定信号を上記ブーム長さ出力選択回路32あ
るいは起伏角出力選択回路33にそれぞれ出力する。
【0027】上記ブーム長さ出力選択回路32及び起伏
角出力選択回路33は、それぞれ特許請求の範囲中の出
力選択手段(E1,E2)に該当するものである。そし
て、このブーム長さ出力選択回路32には、ポテンショ
メータ16からの位置情報と速度情報、及びロータリエ
ンコーダ20からの位置情報と速度情報が同時に入力さ
れている。また起伏角出力選択回路33には、ポテンシ
ョメータ15からの位置情報と速度情報、及びロータリ
エンコーダ19からの位置情報と速度情報が同時に入力
されている。ここで、これら各出力選択回路32,33
においては、それぞれ上記ブーム長さ検出器故障判定回
路34あるいは起伏角検出器故障判定回路35から故障
判定信号が入力されていない場合には、上記ロータリエ
ンコーダ20あるいはロータリエンコーダ19からの位
置情報と速度情報を出力する一方、故障判定信号が入力
されている場合にはポテンショメータ16あるいはポテ
ンショメータ15からの位置情報と速度情報を出力す
る。
【0028】上記ブーム長さ出力選択回路32及び起伏
角出力選択回路33においてそれぞれ選択された出力経
路からの位置情報と速度情報のうち、次述の作業半径演
算回路40には位置情報が、またバルブ操作量演算回路
42には位置情報と速度情報の双方がそれぞれ入力され
る。そして、作業半径演算回路40では、ブーム長さ出
力選択回路32からのブーム長さに関する位置情報と起
伏角出力選択回路33からの起伏角に関する位置情報と
に基づいて現在の作業半径を演算し、その作業半径情報
を後述の誤差演算回路41と記憶回路43にそれぞれ出
力する。
【0029】一方、上記操作信号出力ユニット12から
の出力信号は、A/D変換器44においてA/D変換さ
れた後、後述のバルブ操作量演算回路42と中立判定回
路45とに入力される。この中立判定回路45では、垂
直操作レバーが操作されてこれが中立位置以外の位置に
ある場合(即ち、垂直制御要求が出された場合)に初めて
垂直制御開始信号を後述の記憶回路43に出力する。こ
の記憶回路43においては、上記中立判定回路45から
垂直制御信号が入力された場合、上記作業半径演算回路
40から入力されるその時点における作業半径を目標制
御値として記憶する。即ち、この目標値は上記操作信号
出力ユニット12の操作信号によって設定されるもので
あり、この実施例においては該操作信号出力ユニット1
2と上記記憶回路43とで特許請求の範囲中の作動条件
設定手段(G)が構成される。
【0030】上記記憶回路43において記憶された目標
値(作業半径)は、後述の誤差演算回路41に入力され
る。この誤差演算回路41では、この目標値と上記作業
半径演算回路40から入力される現在の作業半径とに基
づいて両者の偏差を求めてこれを後述のバルブ操作量演
算回路42に出力する。尚、この実施例においては、上
記作業半径演算回路40と誤差演算回路41とで特許請
求の範囲中の作動状態偏差算出手段(F)が構成されてい
る。
【0031】バルブ操作量演算回路42においては、上
記ブーム長さ出力選択回路32から入力されるブーム長
さに関する位置情報と起伏角出力選択回路33から入力
される位置情報とから求められる現在の作業半径と、上
記誤差演算回路41から入力される作動状態の偏差に、
さらに上記ブーム長さ出力選択回路32からのブーム長
さに関する速度情報と起伏角出力選択回路33からの起
伏角に関する速度情報とを加味して、上記伸縮用油圧シ
リンダ7と起伏用油圧シリンダ6とを作動させて上記偏
差を零とするために必要な伸縮バルブ22及び起伏バル
ブ23の操作量を算出し、それぞれの操作量をD/A変
換器46及びD/A変換器47を介して伸縮バルブ22
及び起伏バルブ23に出力するものである。また、この
場合の操作方向は、上記操作信号出力ユニット12から
の入力情報により設定される。
【0032】尚、この実施例においては、上記バルブ操
作量演算回路42が特許請求の範囲中の操作量算出手段
(H)に、また伸縮バルブ22と起伏バルブ23とが特許
請求の範囲中のアクチュエ−タ駆動手段(I)に該当す
る。
【0033】以上がコントロールユニット13の具体的
構成である。
【0034】続いて、このコントロールユニット13に
よる垂直制御の実際を図4及び図5に示すフロ−チャ−
トに基づいて説明する。
【0035】垂直制御のスタート後(即ち、上記操作信
号出力ユニット12が操作された後)、先ず作動条件(即
ち、一定に維持されることが要求される作業半径)の設
定を示すフラグFをF=0にセットする(ステップS
1)。尚、このフラグFはF=0で作動条件の未設定
を、F=1で作動条件の既設定を、それぞれ示す。
【0036】次に、ステップS2においてブーム長さ検
出用のポテンショメータ16の出力(L1)と起伏角検出
用のポテンショメータ15の出力(θ1)とをそれぞれ読
み込むとともに、ステップS3においては上記各出力
(L1)及び(θ2)に基づいてブーム長さ検出用のロータリ
エンコーダ20と起伏角検出用のロータリエンコーダ1
9をそれぞれリセットして絶対ブーム長さ及び絶対起伏
角を得る。
【0037】さらに、ステップS4においては、ブーム
長さに関する上記ロータリエンコーダ20の出力(L2)
と起伏角に関するロータリエンコーダ20の出力(θ2)
とをそれぞれ読み込む。
【0038】次に、ステップS5〜ステップS10にお
いて、上記各出力の選択を行う。即ち、先ずステップS
5においてはブーム長さに関するポテンショメータ16
の出力(L1)とロータリエンコーダ20の出力(L2)の絶
対値が所定値Aより大きいか否かを判断する。ここで、
絶対値が所定値Aより大きい場合には、ポテンショメー
タ16に基づく位置情報(ブーム長さ情報)とロータリエ
ンコーダ20に基づくそれとの偏差が大きいことからポ
テンショメータ16とロータリエンコーダ20のうちい
ずれかが故障していると考えられるが、両者の構造上の
特性としてロータリエンコーダ20が故障する比率が圧
倒的に大きいため、ここではロータリエンコーダ20の
故障と判定し、制御用出力信号としてポテンショメータ
16の出力(L1)を選択する(ステップS6)。これに対
して、絶対値が所定値Aよりも小さ場合には、ポテンシ
ョメータ16とロータリエンコーダ20のいずれも正常
に作動していると判定し、この場合には情報分解能が大
きく高精度の制御が期待できるロータリエンコーダ20
の出力(L2)を選択する(ステップS7)。
【0039】さらに、ステップS8においては、起伏角
に関するポテンショメータ15の出力(θ1)とロータリ
エンコーダ19の出力(θ2)の絶対値が所定値Bより大
きいか否かを判断する。ここで、絶対値が所定値Bより
大きい場合には、ポテンショメータ15に基づく位置情
報(起伏角情報)とロータリエンコーダ19に基づくそれ
との偏差が大きいことからポテンショメータ15とロー
タリエンコーダ19のうちいずれかが故障していると考
えられるが、この場合も上記ブーム長さ出力の選択の場
合と同様に、ロータリエンコーダ19の故障と判定し、
制御用出力信号としてポテンショメータ15の出力
1)を選択する(ステップS9)。これに対して、絶対
値が所定値Bよりも小さ場合には、ポテンショメータ1
5とロータリエンコーダ19のいずれも正常に作動して
いると判定し、この場合にはロータリエンコーダ19の
出力(θ2)を選択する(ステップS10)。
【0040】続いて、上述の如くして選択されたブーム
長さに関する出力(L1又はL2)と起伏角に関する出力
1又はθ2)とに基づいて現在の作業半径(R)を演算す
る。さらに、ステップS12においてはフラグ判定を行
うが、最初はフラグF=0であるため、ステップS11
において算出された現在の作業半径(R)を制御の目標値
(R0)としてこれをメモリーする(ステップS13)とと
もに、フラグFをF=1にセット(ステップS14)した
後、ステップS2の出力読み込み制御にリターンする。
ステップS2へのリターン後は、上記と同様にして各出
力の読み込みと出力の選択とを行うとともにさらに現在
の作業半径(R)を算出し、ステップS15に至る。
【0041】ステップS15においては、垂直操作レバ
ーの操作量(即ち、要求作動速度)を読み込み、さらにス
テップS16においては該垂直操作レバーの操作方向
(即ち、バケット5の要求移動方向)とを読み込む。そし
て、ステップS17においては、作動速度と移動方向を
勘案した上で、現在の作業半径(R)が目標値(R0)とな
るように伸縮バルブ22と起伏バルブ23の操作量
(V1,V2)を算出し、これを出力する(ステップS1
8)。
【0042】伸縮バルブ22と起伏バルブ23の操作量
(V1,V2)を出力した後、垂直操作レバーが中立位置に
設定されたかどうか(即ち、垂直制御要求が解除された
かどうか)を判断し、中立位置でない場合には、さらに
ステップS2にリターンし、上記作業半径(R)と目標値
(R0)とを合致させる制御を繰り返す。これに対して、
垂直操作レバーが中立位置に設定された場合には、その
時点で制御を終了する。
【0043】叙上の如く制御が実行されることで、ロー
タリエンコーダ19,20が正常に作動している時には
これらからの位置情報と速度情報とに基づく高精度の制
御が実現され、またこれらロータリエンコーダ19,2
0が故障した場合にはポテンショメータ15,16から
の位置情報と速度情報とに基づいて制御が行なわれるも
のである。従って、ロータリエンコーダ19,20の故
障時にあっても、分解能の差から相対的に制御精度は劣
るもののポテンショメータ15,16の出力に基づく制
御が継続されることから、従来のようにロータリエンコ
ーダ19,20の故障によって制御そのものが停止され
るというようなことがなく、それだけ高所作業車1の作
業上の信頼性が高められるものである。
【0044】尚、ここでは垂直制御についてのみ説明し
たが、この他に水平制御等の他の制御にも本発明が適用
できることは勿論である。ここで、水平制御としては、
単にバケット5を一定高さで水平移動させる制御と、例
えば該バケット5が垂直壁面に対向している状態におい
て該壁面に対するバケット5の相対位置を一定に保持し
つつ該バケット5を水平移動させる制御とがあり、特に
後者の水平制御にあってはバケット5の位置制御に伸縮
ブーム4の伸縮と起伏と旋回及びバケット5のスイング
(いわゆる首振り動作)とが制御対象として関与するた
め、作動状態検出手段として、図2に示す各検出器、即
ち、旋回角検出用のポテンショメータ14とロータリエ
ンコーダ18、起伏角検出用のポテンショメータ15と
ロータリエンコーダ19、ブーム4長さ検出用のポテン
ショメータ16とロータリエンコーダ20、及びスイン
グ角検出用のポテンショメータ17とロータリエンコー
ダ21とが必要となる。従って、水平制御に際しては、
これら各検出器からの検出情報をそれぞれコントロール
ユニット13内に取り込み、上述の垂直制御の場合と同
様の制御を行うこととなる。この場合においても、各ロ
ータリエンコーダ18〜21の故障の有無によってポテ
ンショメータの出力とロータリエンコーダからの出力と
を選択することで、該ロータリエンコーダ18〜21が
正常に作動している場合には高精度の制御が実現され、
またこれらが故障している場合には相対的に制御精度は
劣るものの制御そのものは継続されることは勿論であ
る。
【0045】また、上記実施例においては、垂直制御あ
るいは水平制御用にそれ専用のポテンショメータ14〜
17を備えているが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、該各ポテンショメータ14〜17として、高所
作業車1に一般的に設けられている過負荷防止装置のポ
テンショメータを利用することもできる。
【0046】即ち、図6に示すように、過負荷防止装置
は、作業状態検出手段として、モーメントセンサ51と
ブーム長さ検出用のポテンショメータ52と起伏角検出
用のポテンショメータ53と旋回角検出用のポテンショ
メータ54とスイング角検出用のポテンショメータ55
とアウトリガの張り出し幅検出用のポテンショメータ5
6とを備えるとともに、オペレータにより任意に設定さ
れる作業制限設定スイッチ57を備えている。そして、
この各ポテンショメータ51〜56により検出される各
情報と上記作業制限スイッチ57により設定される設定
条件をコントロールユニット50に入力して制御を行
う。
【0047】このコントロールユニット50は、上記各
ポテンショメータ52〜56からの情報に基づいて現在
の作業状態下における定格モーメント(許容モーメント)
を算出する定格モーメント算出回路58と、同様に上記
各ポテンショメータ52〜26)からの情報に基づいて
実際の作業状態(例えば、作業半径とか作業揚程等)を算
出する実作業状態算出回路60とを備えている。そし
て、上記定格モーメント算出回路58において算出され
た定格モーメントは、比較回路59において上記モーメ
ントセンサ51により検出された実モーメントと比較さ
れ、実モーメントが定格モーメントを越えた時には該比
較回路59から作業停止判定回路63にモーメント超過
信号が出力される。
【0048】一方、上記実作業状態算出回路60におい
て算出された実作業状態と、上記作業制限スイッチ57
により設定された設定条件を記憶した制限値記憶回路6
2から出力される制限値とは、比較回路61において比
較され、実作業状態が制限値を越えた時には該比較回路
61から作業停止判定回路63に作業状態超過信号が出
力される。この作業停止判定回路63においては、上記
モーメント超過信号と作業状態超過信号の双方あるいは
いずれか一方が入力された場合には作業を停止すべきと
判断し、各油圧アクチュエ−タの駆動手段(即ち、制御
バルブ)に停止信号を出力し、作業をその時点で停止さ
せるようになっている。
【0049】以上が過負荷防止装置の概要である。ここ
で、上述の如くこの過負荷防止装置には作業状態検出用
の各ポテンショメータ52〜56が備えられているた
め、図6に示すようにこれら各ポテンショメータ52〜
56の出力を垂直・水平制御用の上記コントロールユニ
ット13ののA/D変換器31に取り込むことで該各ポ
テンショメータ52〜56を過負荷防止制御と垂直・水
平制御の双方に利用することができる。従って、このよ
うにした場合には、垂直・水平制御に専用のポテンショ
メータを設ける必要がなくなることから、構造の簡略化
あるいは低コスト化が図られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明の実施例にかかる作動制御装置を備えた
ブーム付き高所作業車の要部側面図である。
【図3】図2に示した作動制御装置の機能ブロック図で
ある。
【図4】図2に示した作動制御装置の制御フロ−チャ−
トである。
【図5】図2に示した作動制御装置の制御フロ−チャ−
トである。
【図6】過負荷防止装置の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1は高所作業車、2は車体、3は旋回台、4は伸縮ブー
ム、5はバケット、6は起伏用油圧シリンダ、7は伸縮
用油圧シリンダ、8は旋回用油圧モータ、9はバケット
スイング用油圧モータ、10は油圧ユニット、11は操
作盤、12は操作信号出力ユニット、13はコントロー
ルユニット、14〜17はポテンショメータ、18〜2
1はロータリエンコーダ、22は伸縮バルブ、23は起
伏バルブ、31はA/D変換器、32はブーム長さ出力
選択回路、33は起伏角出力選択回路、34はブーム長
さ検出器故障判定回路、35は起伏角検出器故障判定回
路、36は方向制御回路、37は方向制御回路、38及
び39はアップダウンカウンタ、40は作業半径演算回
路、41は偏差演算回路、42はバルブ操作量演算回
路、43は記憶回路、44はA/D変換器、45は中立
判定回路、46及び47はD/A変換器である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の油圧アクチュエータによってそれ
    ぞれ異なる形態の複数の作動が同時に関連してなされる
    作業機を、作動条件設定手段により設定された作動条件
    に基づいて作動させるとともに、該作動条件に合致させ
    るべく上記各油圧アクチュエータを制御するようにした
    作業機の作動制御装置であって、 各油圧アクチュエ−タ毎に、 該油圧アクチュエ−タに対応した作業機の作動状態を検
    出するポテンショメータで構成された第1作動状態検出
    手段とロータリエンコーダで構成された第2作動状態検
    出手段と、 上記第2作動状態検出手段の故障を判定して故障判定信
    号を出力する故障判定手段と、 上記第1作動状態検出手段と第2作動状態検出手段と上
    記故障判定手段とからの出力信号を受け、上記故障判定
    信号が入力された時には上記第1作動状態検出手段から
    の出力信号を、また上記故障判定信号が入力されていな
    い時には上記第2作動状態検出手段からの出力信号を、
    それぞれ選択してこれを出力する出力選択手段とを備え
    るとともに、 上記各油圧アクチュエ−タにそれぞれ対応する上記出力
    選択手段においてそれぞれ選択された複数の作動状態検
    出手段からの複数の出力信号を受けて現在の作業機の作
    動状態と上記作動条件設定手段により設定された作動条
    件とを比較してその偏差を算出する作動状態偏差算出手
    段と、 上記作動状態偏差算出手段からの出力信号を受けて上記
    各油圧アクチュエ−タの要求操作量を算出する操作量算
    出手段と、 該操作量算出手段からの出力を受けて上記各油圧アクチ
    ュエ−タを駆動させるアクチュエ−タ駆動手段とを備え
    たことを特徴とする作業機の作動制御装置。
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