JPH0622717Y2 - 高所作業車のレベリング装置 - Google Patents
高所作業車のレベリング装置Info
- Publication number
- JPH0622717Y2 JPH0622717Y2 JP12941988U JP12941988U JPH0622717Y2 JP H0622717 Y2 JPH0622717 Y2 JP H0622717Y2 JP 12941988 U JP12941988 U JP 12941988U JP 12941988 U JP12941988 U JP 12941988U JP H0622717 Y2 JPH0622717 Y2 JP H0622717Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boom
- cylinder
- aerial work
- leveling
- balance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高所作業車のブーム先端に装備するバケット
のバランスを高精度に制御するようにした高所作業車の
レベリング装置に関するものである。
のバランスを高精度に制御するようにした高所作業車の
レベリング装置に関するものである。
〔従来技術〕 従来の高所作業車２０に於けるバケット２１のレベリン
グ装置は、第３図に示す如く、ブーム１２の先端とバケ
ット２１間にレベリングシリンダ１３を配置すると共
に、該レベリングシリンダ１３と連動するバランスシリ
ンダ１４を、前記ブーム１２の起伏シリンダ１５に併設
し、かつ前記バランスシリンダ１４を、例えば前記ブー
ム１２の起伏角度を検出する検出器１６で検出した信号
に基づき作動する制御手段１７よりの制御信号によって
作動せしめ、バランスシリンダ１４と連結せしめた前記
レベリングシリンダ１３の伸縮状態を調整しているのが
実情である。
グ装置は、第３図に示す如く、ブーム１２の先端とバケ
ット２１間にレベリングシリンダ１３を配置すると共
に、該レベリングシリンダ１３と連動するバランスシリ
ンダ１４を、前記ブーム１２の起伏シリンダ１５に併設
し、かつ前記バランスシリンダ１４を、例えば前記ブー
ム１２の起伏角度を検出する検出器１６で検出した信号
に基づき作動する制御手段１７よりの制御信号によって
作動せしめ、バランスシリンダ１４と連結せしめた前記
レベリングシリンダ１３の伸縮状態を調整しているのが
実情である。
然るに、上記の様な構成を採用する従来の高所作業車２
０に於けるレベリング装置は、レベリングシリンダ１３
と、該レベリングシリンダ１３に連動するバランスシリ
ンダ１４が起伏シリンダ１５に併設して装備されている
ため、例えば前記バケット２１内の荷重位置が変化して
バケット２１のモーメントが変化し、レベリングシリン
ダ１３の内圧が変わり、バランスシリンダ１４の内圧に
変化を及ぼす様な場合、起伏シリンダ１５の補助として
も機能する前記バランスシリンダ１４の変化がブーム１
２の起伏状態にも影響するため結果的にブーム１２の起
伏角度検出器１６の検出信号に誤差が生じ、そのために
バケット２１を高精度に制御することが不可能となり、
バランスが十分に保持できず、従ってバケット２１に搭
乗して所定の高所作業車を行うオペレータに不安感や、
大きな危険を与え、かつ作業能率を悪化させてしまう等
の問題を有していた。
０に於けるレベリング装置は、レベリングシリンダ１３
と、該レベリングシリンダ１３に連動するバランスシリ
ンダ１４が起伏シリンダ１５に併設して装備されている
ため、例えば前記バケット２１内の荷重位置が変化して
バケット２１のモーメントが変化し、レベリングシリン
ダ１３の内圧が変わり、バランスシリンダ１４の内圧に
変化を及ぼす様な場合、起伏シリンダ１５の補助として
も機能する前記バランスシリンダ１４の変化がブーム１
２の起伏状態にも影響するため結果的にブーム１２の起
伏角度検出器１６の検出信号に誤差が生じ、そのために
バケット２１を高精度に制御することが不可能となり、
バランスが十分に保持できず、従ってバケット２１に搭
乗して所定の高所作業車を行うオペレータに不安感や、
大きな危険を与え、かつ作業能率を悪化させてしまう等
の問題を有していた。
本考案は、前述した問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、高所作業車のブーム先端
に装備するバケットのバランスを高精度に制御すること
が可能な高所作業車のレベリング装置を提供することに
あり、そのために高所作業車のブーム先端に装備したバ
ケットとブーム間に取り付けたレベリングシリンダと、
ブームの傾斜角度及び／又はブームの伸縮長を検出する
検出器と、前記高所作業車の車台上の適宜位置に装備さ
れ、かつ前記レベリングシリンダと連動して作動するバ
ランスシリンダと、前記検出器の検出信号により前記バ
ランスシリンダの作動を制御する制御手段とで構成す
る。
り、その目的とするところは、高所作業車のブーム先端
に装備するバケットのバランスを高精度に制御すること
が可能な高所作業車のレベリング装置を提供することに
あり、そのために高所作業車のブーム先端に装備したバ
ケットとブーム間に取り付けたレベリングシリンダと、
ブームの傾斜角度及び／又はブームの伸縮長を検出する
検出器と、前記高所作業車の車台上の適宜位置に装備さ
れ、かつ前記レベリングシリンダと連動して作動するバ
ランスシリンダと、前記検出器の検出信号により前記バ
ランスシリンダの作動を制御する制御手段とで構成す
る。
上記のような構成を採用したので、ブームの起伏角度等
の検出結果が常に正確、即ち車台が傾斜してブームの起
伏角度が変化するようなことが生じても、起伏角度検出
器による検出結果は正確であるから、該起伏角度検出器
の信号に基づき、バランスシリンダを制御するための所
定の制御信号は正確に抽出でき、そのためバランスシリ
ンダ等の制御手段は高精度にコントロールされるから、
バケットの平衡は非常に高精度に維持でき、かつまたブ
ームの伸縮長を検出してバランスシリンダ等を制御する
場合はブームの撓みを補正したレベリング制御が可能で
あり、より一層高精度なバランス制御が可能となる。
の検出結果が常に正確、即ち車台が傾斜してブームの起
伏角度が変化するようなことが生じても、起伏角度検出
器による検出結果は正確であるから、該起伏角度検出器
の信号に基づき、バランスシリンダを制御するための所
定の制御信号は正確に抽出でき、そのためバランスシリ
ンダ等の制御手段は高精度にコントロールされるから、
バケットの平衡は非常に高精度に維持でき、かつまたブ
ームの伸縮長を検出してバランスシリンダ等を制御する
場合はブームの撓みを補正したレベリング制御が可能で
あり、より一層高精度なバランス制御が可能となる。
以下、第１図、第２図に基づいて本考案に係る高所作業
車のレベリング装置の一実施例を詳細に説明する。
車のレベリング装置の一実施例を詳細に説明する。
同図中、１は本考案に係るレベリング装置を搭載した高
所作業車であり、２はターンテーブル、３はブーム、４
は起伏シリンダ、５は前記ブーム３の先端に装備した首
振・上下揺動可能な構造の作業機（本実施例ではバケッ
トにより説明する）、６はブーム３の先端部とバケット
５間に装備したレベリングシリンダ、７は前記レベリン
グシリンダ６と連結（第２図参照）したバランスシリン
ダであり、該バランスシリンダ７は第１図に示す如く、
ターンテーブル２の下部に装備され、ロッド先端に取り
付けたアクチュエータ８によって伸縮作動されるように
成っている。９は前記アクチュエータ８を制御するコン
トローラ（前記バランスシリンダ７の作動制御手段）で
ある。１０はブーム３の起伏角度検出器、１１はブーム
３の長さ検出器である。
所作業車であり、２はターンテーブル、３はブーム、４
は起伏シリンダ、５は前記ブーム３の先端に装備した首
振・上下揺動可能な構造の作業機（本実施例ではバケッ
トにより説明する）、６はブーム３の先端部とバケット
５間に装備したレベリングシリンダ、７は前記レベリン
グシリンダ６と連結（第２図参照）したバランスシリン
ダであり、該バランスシリンダ７は第１図に示す如く、
ターンテーブル２の下部に装備され、ロッド先端に取り
付けたアクチュエータ８によって伸縮作動されるように
成っている。９は前記アクチュエータ８を制御するコン
トローラ（前記バランスシリンダ７の作動制御手段）で
ある。１０はブーム３の起伏角度検出器、１１はブーム
３の長さ検出器である。
以下、上記の構成に基づいて本考案に係る高所作業車の
レベリング装置の作用を説明する。
レベリング装置の作用を説明する。
即ち、本考案に係る高所作業車のレベリング装置は、ブ
ーム３の先端部とバケット５間にレベリングシリンダ６
を装備し、該レベリングシリンダ６と連接するバランス
シリンダ７をターンテーブル２の下部（台車上）に装備
すると共に、前記バランスシリンダ７のロッド先端にア
クチュエータ８を取り付け、該アクチュエータ８の伸縮
作動（バランスシリンダ７のストローク位置の変化）を
ブーム３の起伏角度検出器１０及びブーム３の長さ検出
器１１の検出信号に基づいて作動するコントローラ９の
出力により作動するようにしたので、バケット５内の荷
重の変化乃至高所作業車１の傾斜によりブーム３の起伏
角度に変化が生じて起伏シリンダ４に作用する圧縮力が
変化し、又ブーム３の撓みによる長さに変化等が生じて
も、前記レベリングシリンダ６及びバランスシリンダ７
相互間の内圧は変動することなく、常にコントローラ９
から制御信号に従って作動するアクチュエータ８でもっ
てレベリングシリンダ６及びバランスシリンダ７相互間
の内圧はコントロールされているから、バケット５のバ
ランスは非常に安定したものとなり、高精度に行える。
ーム３の先端部とバケット５間にレベリングシリンダ６
を装備し、該レベリングシリンダ６と連接するバランス
シリンダ７をターンテーブル２の下部（台車上）に装備
すると共に、前記バランスシリンダ７のロッド先端にア
クチュエータ８を取り付け、該アクチュエータ８の伸縮
作動（バランスシリンダ７のストローク位置の変化）を
ブーム３の起伏角度検出器１０及びブーム３の長さ検出
器１１の検出信号に基づいて作動するコントローラ９の
出力により作動するようにしたので、バケット５内の荷
重の変化乃至高所作業車１の傾斜によりブーム３の起伏
角度に変化が生じて起伏シリンダ４に作用する圧縮力が
変化し、又ブーム３の撓みによる長さに変化等が生じて
も、前記レベリングシリンダ６及びバランスシリンダ７
相互間の内圧は変動することなく、常にコントローラ９
から制御信号に従って作動するアクチュエータ８でもっ
てレベリングシリンダ６及びバランスシリンダ７相互間
の内圧はコントロールされているから、バケット５のバ
ランスは非常に安定したものとなり、高精度に行える。
尚、上記の実施例ではブーム３の起伏角度とブーム３の
伸縮長の双方を同時に検出し、該検出信号をコントロー
ラ９に入力せしめてアクチュエータ８の作動を行うべく
説明したが、ブーム３の起伏角度のみを検出してアクチ
ュエータ８を伸縮作動させてレベリングシリンダ６及び
バランスシリンダ７相互間の内圧をコントロールするよ
うに構成してもよく、特に上記の実施例に限定するもの
ではない。
伸縮長の双方を同時に検出し、該検出信号をコントロー
ラ９に入力せしめてアクチュエータ８の作動を行うべく
説明したが、ブーム３の起伏角度のみを検出してアクチ
ュエータ８を伸縮作動させてレベリングシリンダ６及び
バランスシリンダ７相互間の内圧をコントロールするよ
うに構成してもよく、特に上記の実施例に限定するもの
ではない。
本考案は、以上詳細に説明した如く、高所作業車のブー
ム先端を装備したバケットとブーム間に取り付けたレベ
リングシリンダと、ブームの傾斜角度及び／又はブーム
の伸縮長を検出する検出器と、前記高所作業車の車台上
の適宜位置に装備され、かつ前記レベリングシリンダと
連動して作動するバランスシリンダと、前記検出器の検
出信号により前記バランスシリンダの作動を制御する制
御手段とで構成たので、ブームの起伏角度等の検出結果
が常に正確、即ち車台が傾斜してブームの起伏角度が変
化するようなことが生じても、起伏角度検出器による検
出結果は正確であるから、該起伏角度検出器の信号に基
づき、バランスシリンダを制御するための所定の制御信
号は正確に抽出でき、そのためバランスシリンダ等の制
御手段は高精度にコントロールされるから、バケットの
平衡は非常に高精度に維持でき、特にブームの伸縮長を
検出してバランスシリンダ等の制御する場合はブームの
撓みを補正したレベリング制御が可能であり、より一層
高精度なバランス制御が可能となる等種々の優れた効果
を有する。
ム先端を装備したバケットとブーム間に取り付けたレベ
リングシリンダと、ブームの傾斜角度及び／又はブーム
の伸縮長を検出する検出器と、前記高所作業車の車台上
の適宜位置に装備され、かつ前記レベリングシリンダと
連動して作動するバランスシリンダと、前記検出器の検
出信号により前記バランスシリンダの作動を制御する制
御手段とで構成たので、ブームの起伏角度等の検出結果
が常に正確、即ち車台が傾斜してブームの起伏角度が変
化するようなことが生じても、起伏角度検出器による検
出結果は正確であるから、該起伏角度検出器の信号に基
づき、バランスシリンダを制御するための所定の制御信
号は正確に抽出でき、そのためバランスシリンダ等の制
御手段は高精度にコントロールされるから、バケットの
平衡は非常に高精度に維持でき、特にブームの伸縮長を
検出してバランスシリンダ等の制御する場合はブームの
撓みを補正したレベリング制御が可能であり、より一層
高精度なバランス制御が可能となる等種々の優れた効果
を有する。
第１図は本考案に係る高所作業車のレベリング装置を装
備した高所作業車の一例を示す側面図、第２図は同上レ
ベリング装置の概略構成図、第３図は従来の高所作業車
のレベリング装置を装備した高所作業車の側面図であ
る。 １…高所作業車、２…ターンテーブル、３…ブーム、４
…起伏シリンダ、５…作業機（バケット）、６…レベリ
ングシリンダ、７…バランスシリンダ、８…アクチュエ
ータ、９…コントローラ、１０…ブーム起伏角度検出
機、１１…ブーム長さ検出器。
備した高所作業車の一例を示す側面図、第２図は同上レ
ベリング装置の概略構成図、第３図は従来の高所作業車
のレベリング装置を装備した高所作業車の側面図であ
る。 １…高所作業車、２…ターンテーブル、３…ブーム、４
…起伏シリンダ、５…作業機（バケット）、６…レベリ
ングシリンダ、７…バランスシリンダ、８…アクチュエ
ータ、９…コントローラ、１０…ブーム起伏角度検出
機、１１…ブーム長さ検出器。
Claims (1)
- 【請求項１】高所作業車のブーム先端に装備したバケッ
トとブーム間に取り付けたレベリングシリンダと、ブー
ムの傾斜角度及び／又はブームの伸縮長を検出する検出
器と、前記高所作業車の車台上の適宜位置に装備され、
かつ前記レベリングシリンダと連動して作動するバラン
スシリンダと、前記検出器の検出信号により前記バラン
スシリンダの作動を制御する制御手段とで構成したこと
を特徴とする高所作業車のレベリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12941988U JPH0622717Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 高所作業車のレベリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12941988U JPH0622717Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 高所作業車のレベリング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0249991U JPH0249991U (ja) | 1990-04-06 |
| JPH0622717Y2 true JPH0622717Y2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=31383678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12941988U Expired - Lifetime JPH0622717Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 高所作業車のレベリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622717Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103462413A (zh) * | 2012-05-09 | 2013-12-25 | 巧儿宜股份有限公司 | 幼儿学步车 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP12941988U patent/JPH0622717Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103462413A (zh) * | 2012-05-09 | 2013-12-25 | 巧儿宜股份有限公司 | 幼儿学步车 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0249991U (ja) | 1990-04-06 |
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