JP3117782B2 - 移動式クレーンの安全装置 - Google Patents

移動式クレーンの安全装置

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JP3117782B2 JP04105784A JP10578492A JP3117782B2 JP 3117782 B2 JP3117782 B2 JP 3117782B2 JP 04105784 A JP04105784 A JP 04105784A JP 10578492 A JP10578492 A JP 10578492A JP 3117782 B2 JP3117782 B2 JP 3117782B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動式クレーンの安全
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の移動式クレーンの安全装置
は、図2に図示する如く、車両1上へ旋回および起伏自
在に伸縮ブーム2を取り付け、この伸縮ブーム2の先端
に巻き上げ巻き下げ自在に取り付けた吊具3を介して荷
4を吊下するようにしている。車両1には、当該車両1
の側方へ張り出して接地できるアウトリガ5a、5b、
5c、5dが取り付けられている。前記伸縮ブーム2の
車両1に対する旋回自在な取り付けは、車両1上へ旋回
自在に搭載した旋回台6を介してなされており、伸縮ブ
ーム2は、その基端部を旋回台6に起伏自在に取り付け
られている。旋回台6には運転室7が配置されている。
前記吊具3は、旋回台6又は伸縮ブーム2の基端部に配
置したウインチ8によって巻き上げ巻き下げ駆動される
ようになっている。旋回台6の旋回駆動、伸縮ブーム2
の起伏駆動およびウインチの巻き上げ巻き下げ駆動は、
それぞれ公知の駆動装置により行われるようになってい
る。そして、クレーン作業時には、アウトリガ5a、5
b、5c、5dを張り出し接地して車両1を安定させた
上で、伸縮ブーム2を伸縮、起伏、旋回駆動、およびウ
インチを駆動してクレーン作業をするものである。この
ような移動式クレーンは、トラッククレーン、ラフテレ
ーンクレーン、ホイールクレーン等で既に周知である。
【0003】ところでこの種の移動式クレーンは、クレ
ーン作業時の安全を図るための安全装置が取り付けられ
ている。この安全装置を図3に図示し以下に説明する。
図3において、この移動式クレーンの安全装置は、伸縮
ブーム2の伸縮位置を検出する伸縮位置検出器9aと、
伸縮ブーム2の起伏位置を検出する起伏位置検出器9b
と、伸縮ブーム2の旋回位置(車両1に対する旋回台6
の旋回位置)を検出する旋回位置検出器9cとから構成
しているブーム姿勢検出手段9を備えている。なお、ブ
ームが伸縮式の移動式クレーンの場合を例に説明するも
のであるから、前記ブーム姿勢検出手段9には伸縮ブー
ム2の伸縮位置を検出する伸縮位置検出器9aを備えて
いるが、ブームが伸縮しないものにあっては伸縮位置検
出器9aを備えていないことは言うまでもない。
【0004】また、アウトリガ5a、5b、5c、5d
の張り出し位置を検出する張り出し位置検出手段10を
備えている。この張り出し位置検出手段10には、各ア
ウトリガ5a、5b、5c、5d別に張り出し位置検出
手段10a、10b、10c10dを配置しており、対
応する各アウトリガの張り出し位置に関する信号を出力
するものである。各アウトリガの張り出し位置に関する
信号は、張り出し位置検出手段10が故障した場合にお
いてもオペレータが各アウトリガの張り出し位置を確認
して手動設定できるようになっている。すなわち、各ア
ウトリガ5a、5b、5c、5dに対応する張り出し位
置を手動で順次設定し、各アウトリガ5a、5b、5
c、5dに対応する張り出し位置に関する信号を出力す
る張り出し位置手動入力設定手段11を設けている。
【0005】そして、各アウトリガ5a、5b、5c、
5dの張り出し位置に関する信号を前記張り出し位置検
出手段10からの信号と前記張り出し位置手動入力設定
手段11からの信号の何れかの信号を使用するかオペレ
ータが手動選択するための手動選択手段12を設けてい
る。更に、ブームの起伏駆動装置に作用する負荷を検出
するブーム負荷検出手段13を備えている。そして各検
出手段ならびに選択、入力手段からの信号を受け取って
演算し、後述する規制手段19を作動させるための信号
を出力する演算部14を備えている。
【0006】張り出し位置手動入力設定手段11で各ア
ウトリガ5a、5b、5c、5dの張り出し位置に対応
して順次手動設定された設定信号は、入力切換手段15
で各アウトリガ5a、5b、5c、5dの張り出し位置
の設定信号として対比させて選択手段16に出力するよ
うになっている。選択手段16は、張り出し位置検出手
段10(10a、10b、10c、10d)からの信号
と入力切換手段12からの信号を、それぞれのアウトリ
ガ5a、5b、5c、5dの張り出し位置に対応した信
号として選択して限界値算出手段17に出力する。この
選択手段16は、前記手動選択手段12からの信号でど
ちらの信号を限界値算出手段14に出力するかを決定す
るようになっている。すなわち、手動選択手段12で選
択されると、選択された方の各アウトリガ5a、5b、
5c、5dの張り出し位置に関する信号が前記選択手段
16を介して限界値算出手段17に出力される。
【0007】選択手段16からの各アウトリガ5a、5
b、5c、5dの張り出し位置に関する信号とブーム姿
勢検出手段9からの信号に基づき、これらの信号に対応
するアウトリガの張り出し位置とブーム姿勢の下でブー
ムに作用可能な負荷の限界値を限界値算出手段17で算
出する。比較手段18で限界値算出手段17で算出した
限界値とブーム負荷検出手段13が検出した負荷を対比
し、後者の値が前者に達すると作業限界信号を規制手段
19に出力する。前記規制手段19は、比較手段18か
らの作業限界信号を受けてブーム関連動作を停止させる
もので、伸縮ブーム2の伸長動を停止させる伸長動作停
止手段19aと、伸縮ブーム2の倒伏動を停止させる倒
伏動作停止手段19bと、伸縮ブーム2の旋回動を停止
させる旋回動作停止手段19c、およびウインチ8の巻
き上げ動を停止するウインチ巻き上げ動作停止手段19
dを備えている。
【0008】この種の移動式クレーンにおいては、クレ
ーン作業時において伸縮ブーム2に作用可能な負荷の限
界値は、伸縮ブーム2のブーム姿勢(伸縮ブーム2の伸
縮位置、起伏位置、および旋回位置)およびアウトリガ
5a、5b、5c、5dの張り出し位置をパラメータと
して定まるものであるから、上述の如く構成した移動式
クレーンの安全装置は、移動式クレーンのクレーン作業
時の安全を図るために多用されており、それ自体周知の
ものとなっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の安
全装置においては、上述したように張り出し位置検出手
段10が断線等で故障した場合であっても、安全装置を
機能させることができるよう、オペレータが故障した張
り出し位置検出手段10a、10b、10c、10dに
対応するアウトリガ5a、5b、5c、5dの張り出し
位置を黙視確認し、張り出し位置手動入力手段11で設
定できるようになっている。しかしながら、上述のよう
に構成された安全装置は、張り出し位置検出手段10が
故障していないにも関わらず誤って手動選択手段12を
操作して、張り出し位置手動入力手段11からの信号に
よりこの安全装置を機能させることが可能となってい
る。そのために、張り出し位置手動入力手段11で設定
した設定信号が実際のアウトリガの張り出し位置よりも
大きな張り出し位置の信号を出力するように設定してい
ると、移動式クレーンが能力以上のクレーン作業をして
もこの安全装置が作動せず危険な状態になるという問題
を有していた。本発明は、上記問題に鑑みて、張り出し
位置検出手段10が故障していないときに張り出し位置
手動入力手段11で設定されるアウトリガの張り出し位
置は、実際のアウトリガの張り出し位置よりも大きな張
り出し位置を設定できないよう自動的に制限するように
して上記問題点を解決した安全装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の移動式クレーンの安全装置は、側方へ張り
出して接地可能なアウトリガを備えた車両上に旋回自在
に旋回台を搭載し、この旋回台にブームを起伏自在に取
り付けてなる移動式クレーンの安全装置、特に、前記ア
ウトリガの張り出し位置を検出しアウトリガの張り出し
位置に関する信号を出力する張り出し位置検出手段、前
記ブームの旋回位置および起伏位置を検出しブーム姿勢
に関する信号を出力するブーム姿勢検出手段、前記ブー
ムに作用する負荷を検出するブーム負荷検出手段、前記
張り出し位置検出手段とブーム姿勢検出手段からの信号
に基づき、これら信号に対応するブーム姿勢およびアウ
トリガ張り出し位置の下でブームに作用可能な負荷の限
界値を算出する限界値算出手段と、この限界値算出手段
で算出した限界値とブーム負荷検出手段が検出した負荷
を対比し、後者の値が前者に達すると作業限界信号を出
力する比較手段を備えた演算部、および、演算部からの
前記作業限界信号を受け取り前記ブームの関連動作を規
制する規制手段、とからなる移動式クレーンの安全装置
において、前記アウトリガの張り出し位置に関する信号
を手動入力する張り出し位置手動入力設定手段を設け、
この張り出し位置手動入力設定手段からのアウトリガの
張り出し位置に関する信号と前記張り出し位置検出手段
からのアウトリガの張り出し位置に関する信号のどちら
か一方の信号を選択し、選択された信号を前記限界値算
出手段に出力する選択手段と、張り出し位置手動入力設
定手段から手動入力設定されるアウトリガの張り出し位
置を張り出し位置検出手段で検出したアウトリガの張り
出し位置以下に制限する制限手段と、前記張り出し位置
検出手段からの信号が正常範囲以外になったことを検出
する異常検出手段、および、この異常検出手段が異常を
検出していない状態では前記制限手段を機能させ、異常
検出手段が異常を検出したときには前記制限手段による
制限を解除する解除手段を、前記演算部に備えたことを
特徴とするものである。
【0011】
【作用】以上の如く構成した本発明の移動式クレーンの
安全装置は、張り出し位置検出手段が故障していないに
も関わらず誤って張り出し位置手動入力設定手段から手
動入力設定した信号でもって前記安全装置を機能させて
しまっても、アウトリガの張り出し位置を張り出し位置
検出手段で検出したアウトリガの張り出し位置以下に制
限されるよう制限手段でもって制限しているものだか
ら、実際のアウトリガの張り出し位置よりも大きな張り
出し位置の信号を出力するように設定した張り出し位置
手動入力手段からの設定信号でもって安全装置を機能さ
せることを防止することができる。また、張り出し位置
検出手段が故障しているときには、異常検出手段と解除
手段でもって前記制限手段による制限を解除するように
したものであるから、張り出し位置手動入力設定手段か
ら手動入力設定した信号でもって前記安全装置を機能さ
せることができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の移動式クレーンについて図1に
基いて説明する。なお、従来の技術で説明し用いた符号
を、以下の説明においても同一のものとして使用し、詳
細な説明を略する。但し符号14の演算部だけは以下に
説明する演算部と構成が相違している。
【0013】図1において、20は、制限手段であっ
て、20a、20b、20c、20dで構成している。
20aは、アウトリガ5aに対応する制限手段であっ
て、張り出し位置検出手段10aで検出したアウトリガ
5aに対応する信号と、張り出し位置手動入力設定手段
11で設定されたアウトリガ5aに対応する信号を入力
手段15から受け、張り出し位置手動入力設定手段11
で手動設定されたアウトリガ5aに対応する張り出し位
置が、張り出し位置検出手段10aで検出したアウトリ
ガの張り出し位置より以下であれば、張り出し位置手動
入力設定手段11で手動設定された信号を出力する。ま
た、制限手段18aは、張り出し位置手動入力設定手段
11で手動設定されたアウトリガ5aに対応する張り出
し位置が張り出し位置検出手段10aで検出したアウト
リガの張り出し位置より以上または同じであれば、張り
出し位置検出手段10aで検出された信号を出力する。
20b、20c、20dは、それぞれ各アウトリガ5
b、5c、5dに対応して同様に機能する制限手段であ
る。
【0014】 21は、前記張り出し位置検出手段1
0が故障して、前記張り出し位置検出手段10(10
a、10b、10c、10d)からの信号が正常範囲以
外になったことを検出する異常検出手段である。22
は、前記異常検出手段21が異常を検出していない状態
では前記制限手段20を機能させ、異常検出手段21が
異常を検出したときには前記制限手段20による制限を
解除する解除手段であり、各アウトリガ5a、5b、5
c、5dに対応した解除手段22a、22b、22c、
22dで構成している。
【0015】 例えば、解除手段22aは、前記異常
検出手段21からの信号を受けると、制限手段20aか
らの信号を遮断して前記入力切換手段15からのアウト
リガ5aに対応する信号を選択手段16に出力するよう
になっている。すなわち、張り出し位置手動入力設定手
段11で手動設定されたアウトリガ5aに対応する張り
出し位置が、張り出し位置検出手段10aで検出したア
ウトリガの張り出し位置より以下であるかどうかの状態
を判別せずに直接前記入力切換手段15からの信号を選
択手段16に出力するようになっているものである。つ
まり、前記張り出し位置検出手段10が故障して制限手
段20aで上記状態を判別出来ない状態になっても、張
り出し位置手動入力設定手段11で手動設定された信号
を選択手段16に出力できるようにしたものである。解
除手段22b、22c、22dは、同様に機能するので
詳細な説明は省略する。
【0016】なお、入力切換手段15から直接に制御手
段16に至る回路は、張り出し位置手動入力設定手段1
1で手動設定した時に入力切換手段15から発生する信
号を受けて解除手段22からの信号を選択して限界値算
出手段17に出力するように前記制御手段16を制御す
る回路である。すなわち、従来の技術では、手動選択手
段12でもって前記制御手段16を手動選択するもので
あったが、ここでは張り出し位置手動入力設定手段11
で手動設定した時は優先的に張り出し位置手動入力設定
手段11からの信号が前記制御手段16に出力されるよ
うにしたもので、従来の技術での手動選択手段12を省
略した実施例の場合を示している。勿論、従来のように
手動選択手段12を配置して実施してもよい。23は、
演算部であって、従来の技術で説明した演算部14に前
記制限手段20と、異常検出手段21と、解除手段22
を追加させたものである。
【0017】このように構成した本発明の移動式クレー
ンの安全装置は、次のように作用するものである。すな
わち、いま各アウトリガ5a、5b、5c、5dの張り
出し位置を最小張り出し位置にしてクレーン作業をして
いるとする。この時に張り出し位置検出手段10が故障
していないにも関わらず誤って張り出し位置手動入力設
定手段11から、アウトリガの張り出し位置を最大張り
出し位置とするよう手動入力設定したとする。この張り
出し位置手動入力設定手段11から信号は、前記入力切
換手段15介して制限手段20(20a、20b、20
c、20d)に出力される。
【0018】制限手段20(20a、20b、20c、
20d)では、張り出し位置検出手段10(10a、1
0b、10c、10d)で検出した信号と前記制限手段
20(20a、20b、20c、20d)からの信号を
受けるものであるが、張り出し位置検出手段10(10
a、10b、10c、10d)で検出した信号は最小張
り出し位置の信号であり、前記入力切換手段15からの
信号は最大張り出し位置の信号であるものだから、上述
した制限により制限手段20(20a、20b、20
c、20d)からは張り出し位置検出手段10(10
a、10b、10c、10d)で検出した信号が出力さ
れる。
【0019】したがって、実際のアウトリガの張り出し
位置よりも大きな張り出し位置の信号を出力するように
張り出し位置手動入力手段11を設定しても、実際のア
ウトリガの張り出し位置の信号でもって演算部23は機
能するものであるから、移動式クレーンの能力以上のク
レーン作業しても安全装置が機能せず危険な作業となる
ことをなくすることができる。
【0020】また、張り出し位置検出手段10が故障し
ているときには、異常検出手段21で張り出し位置検出
手段10が故障していることを検出し、この異常検出手
段21からの信号を受けて解除手段22(22a、22
b、22c、22d)は、制限手段20からの信号を遮
断して前記入力切換手段15からの信号を選択手段16
に出力する。すなわち、前記張り出し位置検出手段10
が故障しているものだから制限手段20で前記状態を判
別出来ない状態になっているが、解除手段22により張
り出し位置手動入力設定手段11で手動設定された信号
を入力切換手段15を介して選択手段16に出力するも
のである。
【0021】したがって、張り出し位置検出手段10が
故障しているときには、張り出し位置手動入力設定手段
11から手動入力設定した信号でもって前記安全装置を
機能させることができる。なお、限界値算出手段17、
比較手段18、規制手段19については、従来の技術で
説明したものと同様に作用するので説明は略する。
【0022】また、上記実施例では、張り出し位置手動
入力手段11でアウトリガ5a、5b、5c、5dに対
応する各アウトリガの張り出し位置を手動設定する際
に、先ずアウトリガ5aに対応する張り出し位置を手動
設定し、次にアウトリガ5bに対応する張り出し位置を
手動設定した後、順次アウトリガ5c、アウトリガ5d
の設定を行う順次設定とし、入力切換手段17でそれぞ
れに対応したアウトリガの張り出し位置の信号として各
制限手段20a、20b、20c、20dに出力するよ
うにしたが、各アウトリガ5a、5b、5c、5dに対
応して張り出し位置手動入力設定手段11をそれぞれ個
別に配置して行うようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上の如く構成し作用する本発明の移動
式クレーンの安全装置は、実際のアウトリガの張り出し
位置よりも大きな張り出し位置の信号を出力するように
張り出し位置手動入力設定手段で設定しても、実際のア
ウトリガの張り出し位置以下でもって機能するようにし
たものであるから、移動式クレーンの能力以上のクレー
ン作業しても安全装置が作動せず危険な作業となること
を防止できる。また、張り出し位置検出手段が故障して
いるときには、異常検出手段と解除手段でもって前記制
限手段による制限を解除するようにしたものであるか
ら、張り出し位置手動入力設定手段から手動入力設定し
た信号でもって安全装置を機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動式クレーンの安全装置を説明する
説明図である。
【図2】移動式クレーンを説明する説明図である。
【図3】従来の移動式クレーンの安全装置を説明する説
明図である。
【符号の説明】
1 車両 2 伸縮ブーム 5a アウトリガ 5b アウトリガ 5c アウトリガ 5d アウトリガ 6 旋回台 9 ブーム姿勢検出手段 10 張り出し位置検出手段 11 張り出し位置手動入力設定手段 13 ブーム負荷検出手段 16 選択手段 17 限界値算出手段 18 比較手段 19 規制手段 20 制限手段 20a 制限手段 20b 制限手段 20c 制限手段 20d 制限手段 21 異常検出手段 22 解除手段 22a 解除手段 22b 解除手段 22c 解除手段 22d 解除手段 23 演算部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側方へ張り出して接地可能なアウトリガ
    を備えた車両上に旋回自在に旋回台を搭載し、この旋回
    台にブームを起伏自在に取り付けて、 前記 アウトリガの張り出し位置を検出しアウトリガの張
    り出し位置に関する信号を出力する張り出し位置検出手
    段、 前記ブームの旋回位置および起伏位置を検出しブーム姿
    勢に関する信号を出力するブーム姿勢検出手段、 前記ブームに作用する負荷を検出するブーム負荷検出手
    段、 前記張り出し位置検出手段とブーム姿勢検出手段からの
    信号に基づき、これら信号に対応するブーム姿勢および
    アウトリガ張り出し位置の下でブームに作用可能な負荷
    の限界値を算出する限界値算出手段と、この限界値算出
    手段で算出した限界値とブーム負荷検出手段が検出した
    負荷を対比し、後者の値が前者に達すると作業限界信号
    を出力する比較手段を備えた演算部、 および、演算部からの前記作業限界信号を受け取り前記
    ブームの関連動作を規制する規制手段、 とからなる移動式クレーンの安全装置において、 前記アウトリガの張り出し位置に関する信号を手動入力
    する張り出し位置手動入力設定手段を設け、 この張り出し位置手動入力設定手段からのアウトリガの
    張り出し位置に関する信号と前記張り出し位置検出手段
    からのアウトリガの張り出し位置に関する信号のどちら
    か一方の信号を選択し、選択された信号を前記限界値算
    出手段に出力する選択手段と、 張り出し位置手動入力設定手段から手動入力設定される
    アウトリガの張り出し位置を張り出し位置検出手段で検
    出したアウトリガの張り出し位置以下に制限する制限手
    段と、 前記張り出し位置検出手段からの信号が正常範囲以外に
    なったことを検出する異常検出手段、 および、この異常検出手段が異常を検出していない状態
    では前記制限手段を機能させ、異常検出手段が異常を検
    出したときには前記制限手段による制限を解除する解除
    手段を、 前記演算部に備えたことを特徴とする移動式クレーンの
    安全装置。
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