JPH04115897U - 作業機に使用される検出器の異常判別装置 - Google Patents

作業機に使用される検出器の異常判別装置

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JPH04115897U JP2656191U JP2656191U JPH04115897U JP H04115897 U JPH04115897 U JP H04115897U JP 2656191 U JP2656191 U JP 2656191U JP 2656191 U JP2656191 U JP 2656191U JP H04115897 U JPH04115897 U JP H04115897U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、作業器に使用される検出器の点検
を作業機を使用する過程の中で自動的に検出器の異常を
判別することを目的とする。 【構成】 ブーム格納検出手段13が伸縮ブーム3の格
納状態を検出すると、記憶手段14からの基準値15、
16と検出器7、6からの検出値を比較手段17、18
にて比較し、検出器7、6からの検出値が基準値15、
16に対して所定の範囲を越えていると、警報手段19
で作業者に検出器の異常を知らせるようにしたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、作業機に使用される検出器の異常判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の作業機として図3に図示するような高所作業車がある。この高所 作業車は、車両1上に旋回自在に旋回台2を配置するとともに、この旋回台2に その基端部を枢支し起伏自在に伸縮ブーム3を配置している。伸縮ブーム3は順 次伸縮自在に嵌挿した多段ブームで構成し、各ブーム間に適宜の油圧シリンダ等 で構成した伸縮装置を備えている。車両1と旋回台2間には油圧モータ、減速機 等で構成した旋回装置、伸縮ブーム3と旋回台2の適所間に油圧シリンダで構成 した起伏装置を配置している。
【0003】 そして伸縮ブーム3の先端部には作業者搭乗用バケット4を配置し、このバケ ット4を前記伸縮装置、旋回装置、起伏装置を適宜駆動することで目的の高所位 置に位置させ、バケット4に搭乗した作業者が高所での作業をすることができる ようにしてある。また車両1の前後両側にはそれぞれジャツキ5を備え高所作業 時にジャツキ5を伸長して地面に接地させ車両1を安定に支持するようになって いる。
【0004】 このような高所作業車にあっては、伸縮ブーム3の作業状態によつては、車両 1を転倒させる(例えば、伸縮ブーム3を全伸長させた後伸縮ブーム3を次第に 倒伏させていくと車両1を転倒させる作業状態になる場合がある。)ことがある ことから、このような作業状態になったことを作業者に知らせしめるために次の ような安全装置A(図4に図示)を備えている。
【0005】 すなわち、重錘とポテンショメータを備え大地角を検出する角度検出器を伸縮 ブーム3の基端部に取付けて伸縮ブーム3の起伏角を検出する起伏角検出器6と 、伸縮ブーム3の先端部と基端部間にコード巻取り器を配置し、伸縮ブーム3の 伸縮にともなつてこのコード巻取り器から繰り出しまたは繰り入れられるコード の長さをポテンショメータにて検出することにより伸縮ブーム3のブーム長さを 検出するブーム長さ検出器7備え、これらの検出器からの信号を受け、現在の伸 縮ブーム3の作業状態を作業状態算出手段8で算出する。
【0006】 予め伸縮ブーム3の作業状態で決定される高所作業車の限界状態を限界作業状 態記憶手段9で記憶しておき、前記作業状態算出手段8で算出された現在の作業 状態に基いて限界作業状態記憶手段9より現在の限界作業状態を求める。比較手 段10により作業状態算出手段8で算出した現在の作業状態と、限界作業状態記 憶手段9より求めた現在の限界作業状態を比較する。
【0007】 そして比較手段10が現在の作業状態が限界作業状態に達していると判別する と、この比較手段10より出力信号を警報手段11に出力し、この警報手段11 に備えた適宜の表示部や警音器等により作業者に伸縮ブーム3が危険な作業状態 になったことを知らせる。あるいは、前記出力信号を伸縮ブーム3の危険側への 操作を不能とするようにしている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記起伏角検出器6とブーム長さ検出器7は、長期使用していると その検出値にずれが生じ、伸縮ブーム3の正確な作業状態を検出できなくなるこ とがあった。すなわち、正確な作業状態を検出できないと、伸縮ブーム3が危険 な作業状態になったことを作業者が知ることができなくなり、作業機を転倒させ るなどの危険な高所作業となって折角の安全装置Aが活用されないこととなる。
【0009】 そこで前記各検出器が正確に検出されているどうかを把握するために、高所作 業をする前に必ず前記各検出器の点検が義務付けられていた。この点検は、伸縮 ブーム3を特定の状態(例えば、伸縮ブーム3を全縮小または全伸長、伸縮ブー ム3を最大に起仰または倒伏させる等の状態)にし、この時に各検出手段6、7 より検出される値が所定の範囲内にあるかどうかのチエックを行うものであった 。
【0010】 しかし、この点検を往々にして忘れたり、伸縮ブーム3を特定の状態にしなけ ればならず面倒なことから点検をせずに高所作業をすることがあつた。 本考案は、上記課題に鑑みて前記各検出器の点検を作業者に負担をかけないで 行い前記各検出器の異常を判別する作業機に使用される検出器の異常判別装置を 提供することを目的とすものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の作業機に使用される検出器の異常判別装 置は、車両上に旋回及び起伏自在な伸縮ブームを配置した作業機に、伸縮ブーム の起伏角検出器と伸縮ブームのブーム長さ検出器を備え、これらの検出器からの 信号を受け前記伸縮ブームの現在の作業状態を検出するとともに、予め伸縮ブー ムの作業状態で決定される作業機の限界作業状態を記憶しておき、現在の作業状 態が限界作業状態に達した時に警報する安全装置を備えた作業機において、 前記伸縮ブームが格納状態にあることを検出するブーム格納検出手段、前記ブ ーム格納検出手段が伸縮ブームの格納状態を検出した時にすくなくとも前記各検 出器の一方から検出されるべき信号を基準値として予め記憶させた記憶手段、前 記ブーム格納検出手段が伸縮ブームの格納状態を検出した時に前記記憶手段に記 憶させた基準値に対応する一方の検出器から検出される信号と前記記憶手段から の基準値とを比較し一方の検出器からの信号が前記基準値に対して所定の許容範 囲を越えていることを判別した時に出力信号を出力する比較手段、およびこの出 力信号を受けて警報する警報手段で構成したことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】
以上の如く構成した本考案の作業機に使用される検出器の異常判別装置は、ブ ーム格納検出手段が伸縮ブームの格納状態を検出すると、記憶手段からの基準値 と検出器からの検出値を比較手段にて比較し、検出器からの検出値が基準値に対 して所定の範囲を越えていると、警報手段で作業者に検出器の異常を知るせるこ とができる。
【0013】 しかも、ブーム格納状態は通常作業機を使用し作業を終える時などにこの状態 にされるものである。特に作業機を走行させる時には必ず伸縮ブームを格納状態 にする。したがつて、作業者が前記検出器を点検するためにわざわざ伸縮ブーム を特定の状態にするといったことをしなくても、作業機を使用する過程の中で伸 縮ブームを格納状態にすることが頻繁にあり、常に自動的に前記検出器の点検を することができ、作業者の負担をかけずに安全に作業機により作業をすることを 可能とすることができる。
【0014】
【実施例】
以下本考案の実施例を図1に図示し以下に説明する。なお、本実施例を説明す るにあたつて、従来の技術で図3に図示し説明した高所作業車に実施した場合を 説明する。従って、図3および図4に図示し従来の技術で説明した符号1〜符号 10は、以下の説明においても同じもであるので同符号を使用し説明を略する。 図1において、Bは、安全装置であって、従来の技術で説明した安全装置Aの他 に次のように構成されたブーム長さ検出器7と起伏角検出器6の各検出器の異常 判別装置を備えている。
【0015】 11は、伸縮ブーム全縮小検出器であって、伸縮ブーム3を全縮小した時に作 動するスイッチで構成している。伸縮ブーム3は、多段ブームで構成され各ブー ムは同時に同量だけ伸縮するようになっているので、基端側ブームに次段の中間 ブームが完全に縮小したことを検出すれば伸縮ブーム3が全縮小されたことを検 出できる。したがって、基端側ブームの先端部にスイッチを配置し、伸縮ブーム が全縮小してこのスイッチに次段の中間ブームの先端部が当接すると作動するよ うになっている。
【0016】 12は、伸縮ブーム倒伏検出器であって、図3に図示するように車両1上に突 出して配置したブーム振れ止め13に伸縮ブーム3を倒伏して格納した時に作動 するスイッチで構成している。すなわち、このスイッチをブーム振れ止め13に 、伸縮ブーム3を倒伏して格納した時に作動するよう伸縮ブーム3とブーム振れ 止め13間の適所に配置している。このように伸縮ブーム全縮小検出器11と伸 縮ブーム倒伏検出器12でもって伸縮ブーム3の格納状態を検出するブーム格納 検出手段13構成している。
【0017】 14は、記憶手段であって、ブーム長さ基準値15と起伏角基準値16を記憶 している。すなわち、ブーム長さ基準値15は、伸縮ブーム3を全縮小した時に 前記ブーム長検出器7より検出されるべき信号をブーム長さ基準値として記憶し ている。起伏角基準値16は、伸縮ブーム3を倒伏してブーム振れ止め13に格 納した時に前記起伏検出器6より検出されるべき信号を起伏角基準値として記憶 している。
【0018】 17は、ブーム長さ比較手段であって、伸縮ブーム3を全縮小して前記伸縮ブ ーム全縮小検出器11からの信号を受けた時に、前記ブーム長さ検出器7からの 信号と記憶手段14に記憶したブーム長さ基準値15を比較し、ブーム長さ検出 器7からの信号がブーム長さ基準値15に対して所定の許容範囲を越えているか どうかを判別し、越えている場合に出力信号を出力するようになっている。ここ で所定の許容範囲とは、実際の伸縮ブーム3の長さに対してブーム長さ検出器7 からの信号がずれて検出され、誤差が生じてもこの誤差により従来の安全装置A が正常に作動する範囲までの値を許容範囲として決定している。
【0019】 18は、起伏角比較手段であって、伸縮ブーム3を倒伏してブーム振れ止め1 3に格納した時に前記伸縮ブーム倒伏検出器12からの信号を受けた時に、起伏 角検出器6より検出されるべき信号と記憶手段14に記憶した起伏角基準値16 比較し、起伏角検出器6からの信号が起伏角基準値16に対して所定の許容範囲 を越えているかどうかを判別し、越えている場合に出力信号を出力するようにな っている。ここでの所定の許容範囲も、実際の伸縮ブーム3の起伏角に対して起 伏角検出器6からの信号がずれて検出され、誤差が生じてもこの誤差により従来 の安全装置Aが正常に作動する範囲までの値を許容範囲として決定している。
【0020】 19は、警報手段であって、前記比較手段10からの出力信号を受けて伸縮ブ ーム3の作業状態が危険な作業状態になったこと、ブーム長さ比較手段17から の出力信号を受けてブーム長さ検出器7により伸縮ブーム3のブーム長さが正常 に検出されなくなったこと、および起伏角比較手段18からの出力信号を受けて 起伏角検出器6により伸縮ブーム3の起伏角が正常に検出されなくなったことを ディスプレイ等で表示させるとともに警音器を鳴らすようになっている。
【0021】 このように構成した本考案の高所作業車に使用される検出器の異常判別装置は 、次のように作用する。 いま伸縮ブーム3を全縮小して前記伸縮ブーム全縮小検出器11から信号を発 生させると、ブーム長さ比較手段17が前記ブーム長さ検出器7からの信号と記 憶手段14に記憶したブーム長さ基準値15を比較し、ブーム長さ検出器7から の信号がブーム長さ基準値15に対して所定の許容範囲を越えているかどうかを 判別する。その結果越えていない場合は警報手段19より何も警報をしないので 作業者はそのまま作業を続行する。越えている場合は、警報手段19のディスプ レイ上にブーム長さ検出器7が異常である旨の表示をし警音器を鳴らして作業者 に知らせる。そして作業者は、ブーム長さ検出器7の異常を点検して不良個所を 直してから作業に移るものである。
【0022】 次に、伸縮ブーム3を倒伏してブーム振れ止め13に格納し、前記伸縮ブーム 倒伏検出器12から信号を発生させると、起伏角比較手段18が前記起伏角検出 器6からの信号と記憶手段14に記憶した起伏角基準値16を比較し、起伏角検 出器6からの信号が起伏角基準値16に対して所定の許容範囲を越えているかど うかを判別する。その結果越えていない場合は警報手段19より何も警報をしな いので作業者はそのまま作業を続行する。越えている場合は、警報手段19のデ ィスプレイ上に起伏角検出器6が異常である旨の表示をし警音器を鳴らして作業 者に知らせる。そして作業者は、起伏角検出器6の異常を点検して不良個所を直 してから作業に移るものである。
【0023】 なお、ブーム格納状態は通常高所作業車での作業を終えた時などには、伸縮ブ ーム3を全縮小するとともにブーム振れ止め13に格納され、ブーム格納手段1 3を作動させることになる。特に高所作業車を走行させる時には必ず伸縮ブーム 3を格納状態にする。したがつて、作業者が前記各検出器6、7を点検するため にわざわざ伸縮ブーム3を特定の状態にするといったことをしなくても、高所作 業車を使用する過程の中で伸縮ブーム3を格納状態にすることが頻繁にあり、常 に自動的に前記各検出器6、7の点検をすることができ、作業者の負担をかけず に安全に高所作業車により作業をすることを可能とすることができる。
【0024】 また、上記実施例では、安全装置Bに各手段を備えたものとして説明したが、 図2に図示するごとく、マイコン搭載の演算部20と記憶手段21を備えたもの であってもよい。この演算部20に、その制御プログラムに前記比較手段10、 17、18の機能をもたせるようにするとともに、記憶手段21に、限界作業状 態記憶手段9に記憶した記憶値、ブーム長さ基準値15、起伏角基準値16を記 憶するようにしてもよい。
【0025】 上記実施例では、伸縮ブーム3の旋回動を検出しないものについて説明したが 、こうした高所作業車には伸縮ブーム3を車両1の前方、側方、後方の各方向に 指向させることによってもその作業状態が変化する。よつて、このことを考慮す るために、前記安全装置には、限界作業状態記憶手段9に伸縮ブーム3の旋回方 向をも考慮した限界作業状態を記憶しておき、伸縮ブーム3の旋回方向を検出( 車両1と旋回台2間に旋回方向検出器を配置)し、この検出値と前記ブーム長さ 検出器7および前記起伏各検出器6の各検出値でもって確定される伸縮ブーム3 の作業状態が限界作業状態記憶手段9に記憶された限界作業状態になっていない かどうかを判別するようになっている。
【0026】 したがって、このように旋回方向検出器を配置した作業機であっても、同様に この旋回方向検出器の異常を判別できるようにすることができる。例えば図3に 図示する高所作業車の場合は、伸縮ブーム3をブーム振れ止め13に格納した時 には伸縮ブーム3を車両1の前方に指向させた特定の旋回位置とすることになる 。この時に旋回方向検出器から検出されるべき信号を予め基準値として記憶させ ておき、前記伸縮ブーム倒伏検出器12から信号が発生した時、旋回方向検出器 から検出される信号が予め記憶させた前記記憶値に対して所定の許容の範囲にあ るかどうかを判別するようにすれば良い。
【0027】 上記実施例では、従来の高所作業車に本考案の検出器の異常判別装置を配置す るに当たってブーム格納検出手段13を配置したが、このような高所作業車には ブームインタロック装置やブーム自動格納装置を備えているものがあり、このよ うな装置を備えた高所作業車には前記ブーム格納検出手段13の伸縮ブーム倒伏 検出器12および伸縮ブーム全縮小検出器11を備えているのでそれを利用して 実施できる。
【0028】 すなわち、ブームインタロック装置は、伸縮ブーム3を全縮小にし、ブーム振 れ止め13に格納しないと、ジャツキ5を縮小できなくしている。(伸縮ブーム 3を走行姿勢にしないとジャツキ5を縮小できなくして車両1を走行できなくす るもの。)ブーム自動格納装置は、伸縮ブーム3の適宜作業状態から自動的に伸 縮ブーム3を走行姿勢にするための装置であって、例えばこの自動格納装置によ り伸縮ブーム3を自動する場合は、まず伸縮ブーム3を全縮小させ、次に伸縮ブ ーム3を旋回させて車両1の前方方向に指向させ、最後に伸縮ブーム3を倒伏さ せてブーム振れ止め13に自動的に格納させるものである。(この場合伸縮ブー ム3が車両1の前方位置に指向させたことを前記伸縮ブーム倒伏検出器12では 検出できないので、車両1と旋回台2の適所間に検出スイッチを配置して検出す るようにすればよい。)このようにブームインタロック装置やブーム自動格納装 置を備えているものは、伸縮ブーム3の格納状態での制御をするようになってお り、伸縮ブーム3のブーム格納状態を検出する前記各検出器を備えているから、 このブーム格納状態検出手段を利用するようにすればよい。
【0029】 次に、上記実施例は、高所作業車に実施した場合を説明したが、クレーン車に も実施できる。クレーン車の場合、高所作業車の場合と違って伸縮ブームの作業 状態は、伸縮ブームの先端に吊り荷を吊持させるものであるから、ブーム長さと 起伏角だけでなく伸縮ブームに作用する負荷を検出しこの負荷検出値とともにそ の限界値を決定しているところが相違している。しかしながら、クレーン車にお いても前記ブーム長さ検出器7および前記起伏各検出器6等の各検出器を有し伸 縮ブームを格納状態にするものであるから、本考案を実施できることは言うまで もない。また、クレーン車だけでなく、掘削機、穴掘建柱車、等の作業機にも特 定の格納状態を検出するようにし、この時に使用された各検出器の異常を自動的 に点検するようにしてもよい。
【考案の効果】
以上の如く構成し作用する本考案の作業機に使用される検出器の異常判別装置 は、作業者が検出器を点検するためにわざわざ伸縮ブームを特定の状態にすると いったことをしなくても、作業機を使用する過程の中で伸縮ブームを格納状態に することが頻繁にあり、常に自動的に前記検出器の点検をすることができ、作業 者の負担をかけずに安全に作業機により作業をすることを可能とすることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の作業機に使用される検出器の異常判別
装置を説明する説明図である。
【図2】本考案の作業機に使用される検出器の異常判別
装置の他の実施例を説明する説明図である。
【図3】高所作業車を説明する説明図である。
【図4】従来の作業機に使用される安全装置の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 車両 3 伸縮ブーム 6 起伏角検出器 7 ブーム長さ検出器 13 ブーム格納検出手段 14 記憶手段 17 比較手段(ブーム長さ比較手段) 18 比較手段(起伏角比較手段) 19 警報手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66F 9/24 F 7637−3F 11/04

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両上に旋回及び起伏自在な伸縮ブーム
    を配置した作業機に、伸縮ブームの起伏角検出器と伸縮
    ブームのブーム長さ検出器を備え、これらの検出器から
    の信号を受け前記伸縮ブームの現在の作業状態を検出す
    るとともに、予め伸縮ブームの作業状態で決定される作
    業機の限界作業状態を記憶しておき、現在の作業状態が
    限界作業状態に達した時に警報する安全装置を備えた作
    業機において、前記伸縮ブームが格納状態にあることを
    検出するブーム格納検出手段、前記ブーム格納検出手段
    が伸縮ブームの格納状態を検出した時にすくなくとも前
    記各検出器の一方から検出されるべき信号を基準値とし
    て予め記憶させた記憶手段、前記ブーム格納検出手段が
    伸縮ブームの格納状態を検出した時に前記記憶手段に記
    憶させた基準値に対応する一方の検出器から検出される
    信号と前記記憶手段からの基準値とを比較し一方の検出
    器からの信号が前記基準値に対して所定の許容範囲を越
    えていることを判別した時に出力信号を出力する比較手
    段、およびこの出力信号を受けて警報する警報手段で構
    成したことを特徴とする作業機に使用される検出器の異
    常判別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000289998A (ja) * 1999-03-31 2000-10-17 Tadano Ltd ブーム式作業車の異常検出装置
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