JP2000284072A - 時計の風防ガラス固定構造 - Google Patents

時計の風防ガラス固定構造

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JP2000284072A
JP2000284072A JP11086878A JP8687899A JP2000284072A JP 2000284072 A JP2000284072 A JP 2000284072A JP 11086878 A JP11086878 A JP 11086878A JP 8687899 A JP8687899 A JP 8687899A JP 2000284072 A JP2000284072 A JP 2000284072A
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JP
Japan
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windshield
peripheral edge
fixing structure
watch
outer peripheral
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JP11086878A
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English (en)
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Yoshiaki Watanabe
義秋 渡辺
Kenzo Ikumi
健三 井汲
Terufumi Watanabe
照文 渡辺
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時計側と、これに位置決め固定される風防ガ
ラスとの境目を目立たなくして、時計の外観品質が損な
われないようにする。また、風防ガラスを超音波溶着す
る際に発生する振動によって風防ガラスが位置ずれを起
こさないように位置決めを確実に行う。 【解決手段】 時計側11の内周縁15と、この内周縁
15に嵌め入れる風防ガラス10の外周縁12のそれぞ
れに位置決め部を設け、この位置決め部に合わせて風防
ガラス10を嵌め入れた後、両者を固着してなる時計の
風防ガラス固定構造において、前記風防ガラス10の外
周縁12には周縁に沿って連続して長く延びる位置決め
用の凸部13a,13bを設ける一方、時計側11の内
周縁15には前記凸部13a,13bを嵌め入れる位置
決め用の凹溝16a,16bを周縁に沿って連続して設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は時計の風防ガラス固
定構造に係り、方向性のある丸形の風防ガラスを超音波
溶着によって時計側に固定する際の位置決め精度及び外
観品質の向上を図るようにした風防ガラス固定構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、時計側や風防ガラスがプラスチ
ックで作られている場合、時計側への風防ガラスの固定
には超音波溶着が用いられることが多い。この超音波溶
着は、時計側の内周縁と、この内周縁に嵌め入れた風防
ガラスの外周縁との間を超音波で溶着するものである
が、その際、風防ガラスに印刷された表示の方向性を正
確に位置合わせする必要がある。特に、時計側の内周縁
及び風防ガラスの外周縁が真円形状の場合には超音波溶
着する際の振動などによって風防ガラスが回転し、風防
ガラスに印刷された表示がずれてしまう等のおそれがあ
る。そのため、従来にあってはこの回転ずれを防止する
手段として、例えば風防ガラスを楕円形状に形成した
り、又は図5に示すように、時計側1の内周縁溝2に半
円形状の突起3を設ける一方、風防ガラス4の外周縁5
には前記突起3に対応した凹み6を設け、風防ガラス4
を嵌め入れる際に突起3と凹み6とで位置決めすること
で回転ずれを防止していた(実開平4−87498号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような風防ガラスの回転ずれ防止手段にあっては、前者
の場合には回転ずれを確実に防止するためには風防ガラ
スの楕円形を強くせざるを得ないことから外観品質の点
で問題があった。また、後者の場合には風防ガラス4を
真円で作ることができるものの、突起3が風防ガラス4
の内側に局部的に大きく張り出してしまうために凹み6
との境目が風防ガラス4の上方から目立ってしまい、前
者と同様に外観品質の点で問題があった。
【0004】そこで、本発明は、外観品質を損なうこと
なく位置決めを確実に行うことのできる時計の風防ガラ
ス固定構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る時計の風防ガラス固定構造
は、時計側の内周縁と、この内周縁に嵌め入れる風防ガ
ラスの外周縁のそれぞれに位置決め部を設け、この位置
決め部に合わせて風防ガラスを嵌め入れた後、両者を固
着してなる時計の風防ガラス固定構造において、前記時
計側の内周縁又は風防ガラスの外周縁の一方には周縁に
沿って連続して長く延びる位置決め用の凸部を設け、他
方には前記凸部を嵌め入れる位置決め用の凹溝を周縁に
沿って連続して設けたことを特徴とする。
【0006】また、本発明の請求項2に係る時計の風防
ガラス固定構造は、前記時計側の内周縁又は風防ガラス
の外周縁に沿って設けられた凸部の外周が、前記時計側
の内周縁又は風防ガラスの外周縁と同心円であることを
特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項3に係る時計の風防
ガラス固定構造は、前記時計側の内周縁又は風防ガラス
の外周縁に設けられた凸部が、該風防ガラスの中心点を
通る対角線上の二個所に設けられていることを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の請求項4に係る時計の風防
ガラス固定構造は、前記時計側の内周縁又は風防ガラス
の外周縁に設けられた凸部が、時計側の内周縁又は風防
ガラスの外周縁から50〜200μmの範囲で張り出し
ていることを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項5に係る時計の風防
ガラス固定構造は、前記凸部が風防ガラスの外周縁に設
けられていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
に係る風防ガラス固定構造の実施の形態を詳細に説明す
る。図1乃至図4は時計の風防ガラス固定構造の一実施
例を示したものであり、図1は風防ガラス10と時計側
11の位置決め部を示す斜視図、図2は風防ガラス10
の一部を破断した要部平面図である。また、図3は風防
ガラス10を時計側11に嵌め入れた時の平面図、図4
は前記図3においてA−Aに沿って切断した時の断面図
である。これらの図に示されるように、風防ガラス10
は真円形状に作られており、中央部の表示窓18を残し
て周囲が不透明色で印刷され、この表示窓18の周囲に
時計の機能表示等が印刷されている。また、風防ガラス
10の外周縁12の二個所には該外周縁12に沿って連
続して長く延びる位置決め用の凸部13a,13bが設
けられる。この実施例において、二箇所の凸部13a,
13bは、風防ガラス10の中心点Pを通る対角線上に
設けられている。また、凸部13a,13bは、円周方
向の長さLが風防ガラス10の円周長さの約1/6程度
に形成されており、この範囲全体で超音波溶着される。
また、図2にも示したように、これらの凸部13a,1
3bの外周は、風防ガラス10の外周縁12と同心円状
に形成されており、外周縁12から約100μm程度張
り出した状態で円弧を描くと共に、凸部13a,13b
の端部が風防ガラス10の外周縁12から緩やかな傾斜
面14で立ち上がっている。
【0011】一方、時計側11の中心部には、前記風防
ガラス10の表示窓18に対応した形状の矩形孔19が
形成され、この中に時計の機能部品が内包されている。
また、時計側11の内周縁15は、前記風防ガラス10
の外周縁12に対応した真円形状をしており、この内周
縁15の二箇所には前記凸部13a,13bを嵌め入れ
るための位置決め用の凹溝16a,16bが設けられ
る。この凹溝16a,16bは、前記凸部13a,13
bの形状に対応したものであり、凸部13a,13bの
円周方向の長さに対応した溝長さと、半径方向の張り出
し量に対応した溝深さが内周縁15に形成されている。
【0012】次に、上述した位置決め部を有する風防ガ
ラス10と時計側11との固定手段について説明する。
先ず、時計側11をホルダ等に固定しておき、その上か
ら自動アーム等を用いて風防ガラス10を真っ直ぐに降
ろしていく。その際、時計側11の凹溝16a,16b
と風防ガラス10の凸部13a,13bとを位置合わせ
しておき、風防ガラス10を真っ直ぐに降ろした時に両
側の凹溝16a,16bに一対の凸部13a,13bを
同時に嵌め入れる。このようにして時計側11に位置合
わせされた風防ガラス10は、一方の凸部13aの両端
の傾斜面14a,14bが位置決めされると共に、18
0度反対側でも凸部13bの傾斜面14a,14bが二
箇所で位置決めされるために、計4箇所で位置決めされ
ることになり、嵌め入れた後のガタ付きがほとんどな
い。その結果、凸部13a,13bと凹溝16a,16
bとの境目17a,17bを超音波溶着する際の振動な
どによっても、風防ガラス10が時計側11の内周縁1
5内で回転してしまうといったことがなく、位置決めさ
れた所定の位置で両者を溶着することができる。
【0013】また、この実施例では凸部13a,13b
が風防ガラス10の外周縁12に沿って連続して長く延
びると共に前記外周縁12からの張り出し量が100μ
mと小さく、その上に凸部13a,13bと凹溝16
a,16bとの境目17a,17bが風防ガラス10の
外周縁12と同心円上に形成されるために境目17a,
17bが目立ち難く、外観的にもすぐれたものである。
さらに、この実施例では風防ガラス10側に凸部13
a,13bを設けたことで、表示窓18の周囲に印刷し
た不透明色が風防ガラス10の外周縁12で欠けること
なく真円形に印刷されるので、外観品質がより一層向上
することになる。
【0014】なお、上記実施例では風防ガラス10側に
凸部13a,13bを設け、時計側11側に凹溝16
a,16bを設けた場合について説明したが、これらを
逆にして設けた場合にも適用される。また、上記実施例
では凸部13a,13bと凹溝16a,16bを円周上
の二箇所に設けた場合について説明したが、必ずしも二
箇所に設ける必要はない。また、凸部13a,13bの
円周方向の長さLも上記実施例のものに限定されないの
は勿論のこと、半径方向への張り出し量も上記の実施例
に限定されない。特に、張り出し量は少なくとも50μ
mあれば位置決めとしての役目をなし、また200μm
以下であれば外観品質面での問題は生じない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る時計
の風防ガラス固定構造によれば、時計側の内周縁又は風
防ガラスの外周縁の一方には周縁に沿って連続して長く
延びる位置決め用の凸部を設け、他方には前記凸部を嵌
め入れる位置決め用の凹溝を周縁に沿って連続して設け
たので、凸部と凹溝との境目が従来のような局部的に張
り出したものではなく、風防ガラスの外周縁に沿って形
成されるために殆ど目立たなくなり、時計全体の外観品
質が境目によって損なわれるといったことがない。ま
た、凸部の両端が風防ガラスの外周縁上の離れた位置で
凹溝と確実に位置決めされることから、超音波溶着時に
発生する振動によっても風防ガラスが位置ずれを起こす
ことがなく、真円形状の風防ガラスを位置決めする際に
も印刷の表示が時計側に対してずれてしまうといったこ
とがない。
【0016】また、本発明に係る時計の風防ガラス固定
構造によれば、凸部の外周を風防ガラスの外周縁と同心
円とし、且つその張り出し量を50〜200μmと小さ
いものとしたので、凸部と凹溝との境目が殆ど目立たな
くなり外観上の問題がなくなった。
【0017】また、本発明に係る時計の風防ガラス固定
構造によれば、凸部を風防ガラスの中心点を通る対角線
上の二個所に設けたので、位置決めがより一層確実なも
のとなった。
【0018】さらに、本発明に係る時計の風防ガラス固
定構造によれば、風防ガラス側に凸部を設けた場合に
は、風防ガラスに施した印刷が外周縁で欠けることがな
いので、外観品質がより一層向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る時計の風防ガラス固定構造におい
て、風防ガラスと時計側の位置決め部を示す斜視図であ
る。
【図2】風防ガラスの一部を破断した要部平面図であ
る。
【図3】風防ガラスを時計側に嵌め入れた時の平面図で
ある。
【図4】前記図3においてA−Aに沿って切断した時の
断面図である。
【図5】従来における時計の風防ガラス固定構造の一例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 風防ガラス 11 時計側 12 外周縁 13a,13b 凸部 15 内周縁 16a,16b 凹溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計側の内周縁と、この内周縁に嵌め入
    れる風防ガラスの外周縁のそれぞれに位置決め部を設
    け、この位置決め部に合わせて風防ガラスを嵌め入れた
    後、両者を固着してなる時計の風防ガラス固定構造にお
    いて、 前記時計側の内周縁又は風防ガラスの外周縁の一方には
    周縁に沿って連続して長く延びる位置決め用の凸部を設
    け、他方には前記凸部を嵌め入れる位置決め用の凹溝を
    周縁に沿って連続して設けたことを特徴とする時計の風
    防ガラス固定構造。
  2. 【請求項2】 前記時計側の内周縁又は風防ガラスの外
    周縁に沿って設けられた凸部の外周が、前記時計側の内
    周縁又は風防ガラスの外周縁と同心円であることを特徴
    とする請求項1記載の時計の風防ガラス固定構造。
  3. 【請求項3】 前記時計側の内周縁又は風防ガラスの外
    周縁に設けられた凸部が、該風防ガラスの中心点を通る
    対角線上の二個所に設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の時計の風防ガラス固定構造。
  4. 【請求項4】 前記時計側の内周縁又は風防ガラスの外
    周縁に設けられた凸部が、時計側の内周縁又は風防ガラ
    スの外周縁から50〜200μmの範囲で張り出してい
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の時
    計の風防ガラス固定構造。
  5. 【請求項5】 前記凸部が風防ガラスの外周縁に設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の時計の風防ガラス固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104007654A (zh) * 2013-02-26 2014-08-27 Eta瑞士钟表制造股份有限公司 用于相对于钟表的中间部件对齐表镜的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104007654A (zh) * 2013-02-26 2014-08-27 Eta瑞士钟表制造股份有限公司 用于相对于钟表的中间部件对齐表镜的方法
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