JP2000283232A - 振動減衰装置 - Google Patents

振動減衰装置

Info

Publication number
JP2000283232A
JP2000283232A JP2000062568A JP2000062568A JP2000283232A JP 2000283232 A JP2000283232 A JP 2000283232A JP 2000062568 A JP2000062568 A JP 2000062568A JP 2000062568 A JP2000062568 A JP 2000062568A JP 2000283232 A JP2000283232 A JP 2000283232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
vibration damping
damping device
shaped
energy storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000062568A
Other languages
English (en)
Inventor
Dietmar Straus
シュトラウス ディートマー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Original Assignee
LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=7900324&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2000283232(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH filed Critical LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Publication of JP2000283232A publication Critical patent/JP2000283232A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/131Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
    • F16F15/139Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses characterised by friction-damping means
    • F16F15/1397Overload protection, i.e. means for limiting torque

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の振動減衰装置、特にその減衰作用、を
改良して、駆動機関とその後方に接続された駆動系との
間に生ずる振動の最適の濾過が、低回転数の場合にも、
また高回転数の場合にも、保証されているようにする。 【解決手段】 減衰手段がエネルギ貯蔵器13,46を
有している。このエネルギ貯蔵器は、入力部分3の構造
部分によって形成され粘性媒体を少なくとも部分的に満
たされかつ半径方向で外方に向かってシールされている
リング状の通路内に収容されている。出力部分4は駆動
系の軸上に取り付けられるボス6を有している。ボスと
駆動結合されているリング状のフランジ部材36は、エ
ネルギ貯蔵器を間挿して、入力部分と少なくとも一定限
度回動可能に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、機関とその
後方に接続された駆動系との間で使用するための振動減
衰装置であって、入力部分と、この入力部分に対して減
衰手段の作用に抗して回動可能な出力部分とを有してい
る形式のものに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、このような振動減衰装置、特に減衰作用、を改良
して、駆動機関とその後方に接続された駆動系との間に
生ずる振動の最適の濾過が、低回転数の場合にも、また
高回転数の場合にも、保証されているようにすることで
ある。更に本発明による振動減衰装置は簡単な形式で、
自動車の内燃機関と変速機、特にいわゆるCVT(無段
変速トランスミッション)、との間に取り付け可能であ
るようにする。また本発明による振動減衰装置は、その
減衰特性をその都度の用途に簡単に適合させ得るように
する。更に本発明の根底をなす課題は、安価でかつ同時
に耐用寿命が長い振動減衰装置を提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の構成では、減衰手段がエネルギ貯蔵器を有
しており、このエネルギ貯蔵器は、入力部分の構造部分
によって形成され粘性媒体又は潤滑剤を少なくとも部分
的に満たされかつ半径方向で外方に向かってシールされ
ているリング状の通路内に収容されており、その際出力
部分は駆動系の軸、特に変速機入力軸、上に取り付けら
れているボスを有しており、このボスは、このボスと駆
動結合されているリング状のフランジ部材によって、エ
ネルギ貯蔵器を間挿して、振動減衰装置の入力部分と少
なくとも一定限度回動可能に連結されているようにし
た。振動減衰装置のこのような構成は、リング状の通路
内に収容されているエネルギ貯蔵器の申し分のない案内
若しくは半径方向の支持を可能にする。このような案内
によって、入力部分と出力部分との間の大きな回動角度
を可能にする比較的に長いエネルギ貯蔵器を使用するこ
とができる。更に、例えばグリースのような潤滑剤を使
用することによって、エネルギ貯蔵器における、若しく
はエネルギ貯蔵器を遠心力作用に抗して半径方向で支え
る構造部分における、摩滅を減少させることができる。
摩滅を減少させるためには、リング状の通路に潤滑剤を
わずかに満たすだけで、若しくはリング状の通路を仕切
る面を潤滑剤でわずかに覆うだけで、充分である。付加
的になお、粘性媒体の渦流化若しくは押しのけによって
液力による減衰を生ぜしめる場合には、このことは、リ
ング状の通路に粘性媒体若しくは潤滑剤を相応して満た
すことによって行うことができる。また粉末状の潤滑
剤、例えば黒鉛をベースとする潤滑剤、を使用すること
もできる。
【0004】
【発明の実施の形態】振動減衰装置の特に有利な構造
は、入力部分が少なくとも2つのシャーレ状の構造部分
を有しており、これらの構造部分は半径方向で外方にお
いて互いに結合されていて、リング状の通路を形成して
いるようにすることによって、得ることができる。シャ
ーレ状の構造部分は2つのリング形の構造部分によって
形成することができ、これらのリング形の構造部分の少
なくとも一方は薄板成形部材によって形成しておくこと
ができる。リング状の通路を半径方向で外方に向かって
シールするために、両方のシャーレ状若しくはリング形
の構造部分は互いにぐるりと溶接しておくことができ
る。薄板成形部材の利点は、比較的にわずかな製作費で
製作することができることである。更に、打ち抜き、引
き抜き及び型押しによって製作される薄板部材において
は、スペースを節減する若しくは強度に関して有利な多
数の構成形状が可能である。
【0005】リング状の通路は有利な形式で、エネルギ
貯蔵器のための負荷範囲によって互いに分離されている
個々のセクタに分割しておき、これらのセクタがエネル
ギ貯蔵器を収容しているようにすることができる。薄板
部材を使用する場合には、これらのセクタ若しくは負荷
範囲は相応して構成された型押し部によって生ぜしめる
ことができる。例えば負荷範囲はポケット形の成形部に
よって形成することができる。しかしながらリング状の
通路内のエネルギ貯蔵器のための支持部若しくはストッ
パは、簡単な形式で、全周にわたって一貫して構成され
ているリング状の通路内に挿入されている個々のエレメ
ントによって形成することもできる。これらのエレメン
トはリング形の若しくはシャーレ状の構造部分と鋲止め
又は溶接しておくことができる。
【0006】振動減衰装置の入力部分と出力部分との間
の特に大きな角度ふれを可能にするために、リング状の
通路内に単に2つのエネルギ貯蔵器が同じ直径上で設け
られているようにすると、有利である。有利には、リン
グ状の通路内に最高で4つのエネルギ貯蔵器を同じ直径
上で収容し、その際個々のエネルギ貯蔵器が1つの角度
セクタの60〜95%にわたって延び、その際角度セク
タが360°を存在しているエネルギ貯蔵器の数で割っ
た値であるようにすることができる。
【0007】要するに振動減衰装置の本発明による構成
によって、比較的にわずかなばねこわさを有している
が、大きなばね距離を有していて、わずかな回動剛性を
可能にする長い一体のばねを使用することができる。可
能な回動角度が大きく、同時に回動剛性がわずかである
ことによって、大きな振幅若しくは大きな交番トルクピ
ークの振動も、また小さな振幅若しくは小さな交番トル
クの振動も減衰若しくは濾過することができる。
【0008】しかしながら有利な形式で、少なくとも若
干のエネルギ貯蔵器が、互いに前後に若しくは直列に配
置若しくは接続された複数のコイルばねによって形成さ
れており、これらのコイルばね自体は必要に応じて互い
に異なったばねこわさを有しているようにすることがで
きる。直列に設けられたばねの間には中間片を配置して
おくことができる。またエネルギ貯蔵器は、互いに差し
はめられたばねを有することもでき、その際これらの互
いに差しはめられたばねは互いに異なった長さを有して
いることができ、これによって更に少なくとも1つの付
加的なばね段を形成することができる。
【0009】長さ対外径比が大きなコイルばねを使用す
る場合には、エネルギ貯蔵器の組み立てを簡単にするた
めに、エネルギ貯蔵器が少なくともほぼリング状の通路
の曲率半径に合わせてあらかじめ湾曲せしめられている
ようにすると、有利である。このようなコイルばねは付
加的な補助手段なしに簡単な形式で組み立てることがで
きる。リング状の通路内に収容されているエネルギ貯蔵
器のばね率若しくはばねこわさを次のように、すなわち
エネルギ貯蔵器が振動減衰装置の入力部分と出力部分と
の間に、3〜15Nm/度、有利には4〜10Nm/度
の大きさの回動抵抗を生ぜしめるように、定めておく
と、特に有利である。この回動剛性が少なくとも30°
の回動角度にわたって引き方向及び又は押し方向に存在
しているようにすると、特に有利である。
【0010】振動減衰装置の入力部分がシャーレ状構造
部分を有しており、このシャーレ状構造部分が半径方向
で外方に、軸方向に延びる範囲を有し、かつ半径方向で
内方において機関の被駆動軸にねじ止めされており、そ
の際少なくともこのねじを操作するために、ボスと駆動
結合されているリング状のフランジ部材にねじ締め工具
のための貫通孔が存在しているようにすると、有利であ
る。リング状のフランジ部材は有利な形式で相対回動不
能にボスと結合しておくことができ、その際ボスとリン
グ状のフランジ部材とは一体に構成しておくこともでき
る。しかしながらフランジ部材は別個の部品として構成
しておき、ボスと形状結合部又は溶接によって相対回動
不能に結合しておくこともできる。
【0011】有利な形式で、振動減衰装置の入力部分は
始動歯環及び又は少なくとも機関マネージメントのため
のパルス発生リングを有することができる。入力部分
は、機関の被駆動軸を結合可能なシャーレ状構造部分
と、このシャーレ状構造部分に半径方向で外方の円周範
囲を介してシールされて結合されているリング形の構造
部分とを有しており、これらの構造部分は軸方向でそれ
らの間にリング状の通路を形成しており、その際リング
形の構造部分は始動歯環を有していることができる。要
するに始動歯環は入力部分の、機関とは逆の側に、設け
ておくことができる。リング形の構造部分には始動歯環
のための保持リングを固定しておくことができる。この
保持リングはこの場合、それが軸方向の付加部を形成
し、この付加部上に始動歯環が保持されるように、構成
することができる。有利な形式で、保持リングは少なく
ともほぼ、リング状の通路内に収容されているエネルギ
貯蔵器の半径方向の高さのところで、円周方向に延びて
いることができる。半径方向でコンパクトな構造形式を
可能にするために、始動歯環の歯先円直径が入力部分の
外径よりも小さいか、あるいは最高でも入力部分の外径
に等しいようにすると有利である。
【0012】エネルギ貯蔵器は、有利な形式で、少なく
とも遠心力の作用で間接的又は直接的に、エネルギ貯蔵
器に軸方向でかぶさる入力部分の範囲に支えられるよう
にすることができる。この場合、エネルギ貯蔵器に軸方
向でかぶさる入力部分の範囲は少なくとも局所的にエネ
ルギ貯蔵器の半径方向で外方の横断面範囲に適合させて
おくことができる。
【0013】リング状の通路を仕切る面の被駆動摩滅を
減少若しくは阻止するために、有利な形式で、少なくと
もエネルギ貯蔵器が遠心力の作用で支えられる範囲とエ
ネルギ貯蔵器との間に摩滅防止部を設けておくことがで
きる。この摩滅防止部は中間層あるいは被覆によって形
成することができる。特に有利には、摩滅防止部は少な
くとも1つの挿入体によって形成することができ、その
際この挿入体は大きな硬度を有する鋼バンドとして構成
することができる。この場合挿入体は−横断面で見て−
円弧形に構成しておくことができ、このことは特にコイ
ルばねを使用する場合に有利である。なぜならこれによ
って個々のばね巻き条のために大きな支持面を形成する
ことができるからである。この場合挿入体は横断面を、
45〜120°、有利には60〜90°の開き角度が形
成されるように、構成しておくことができる。
【0014】振動減衰装置の構造及び機能にとって、リ
ング状の通路内に収容されている特にコイルばねのよう
なエネルギ貯蔵器が、半径方向で外側のダンパの構成部
分であり、この半径方向で外側のダンパの半径方向で内
側には、やはりエネルギ貯蔵器を有している内側のダン
パが配置されているようにすると、特に有利である。こ
の場合これら両方のダンパは、有利な形式で、互いに直
列に接続しておくことができる。振動減衰装置をこのよ
うに構成する場合には、出力部分のボスが、ボスに対し
て相対回動不能なリング状のフランジ部材を有してお
り、このフランジ部材が内側のダンパのエネルギ貯蔵器
のための受容部若しくは切り欠きを有しており、その際
この内側のエネルギ貯蔵器は外側のダンパのエネルギ貯
蔵器と中間フランジを介して駆動連結されているように
すると、有利である。半径方向で内側のエネルギ貯蔵器
は、有利な形式で、リング状の通路を形成しているリン
グ形の構造部分の内縁輪郭の半径方向で内側に配置して
おくことができる。両方のダンパを直列に接続している
中間フランジは、有利な形式で、リング形の構造部分を
有しており、この構造部分は、半径方向で外側に、外側
のダンパのエネルギ貯蔵器を負荷するための突出部を有
しており、かつ半径方向で内側に、内側のダンパのエネ
ルギ貯蔵器のための負荷範囲を有しているようにするこ
とができる。この場合内側のダンパのエネルギ貯蔵器の
ための負荷範囲は2つのディスク形の構造部分によって
形成し、これらのディスク形の構造部分が中間フランジ
と相対回動不能に結合されているようにすることができ
る。この場合有利な形式で、中間フランジは両方のディ
スク形の構造部分の半径方向で外方の範囲の間に収容さ
れている。ディスク状の構造部分は半径方向で内方に向
かって延びて、ボスのリング状のフランジ部材も少なく
とも部分的にそれらの間で軸方向に挟み込んでいること
ができる。リング状のフランジ部材とリング形のディス
クとの半径方向で互いに重なる範囲は、有利な形式で、
内側のダンパのばねを収容する受容部若しくは切り欠き
を有していることができる。
【0015】多くの用途の場合、外側のダンパのばねに
よって生ぜしめられる回動抵抗が3Nm/度よりも小さ
いか、あるいは15Nm/度よりも大きいことも有利で
ある。半径方向で内側のダンパのエネルギ貯蔵器は有利
には次のように設計されている。すなわちこのエネルギ
貯蔵器が振動減衰装置の入力部分と出力部分との間に、
0.5〜6Nm/度の大きさ、有利には0.8〜3Nmの
大きさの回動抵抗を生ぜしめるように、設計されてい
る。内側のダンパを比較的に小さい作用半径上に配置す
ることは、極めて低い上昇若しくは極めてわずかな回動
抵抗率を可能にする。また、内側のダンパを小さな作用
半径上に配置することによって、ばねを形成するワイヤ
の直径が過度に小さくならず、コイルばねはある程度の
剛性を有している。
【0016】有利な形式で、中間フランジに所属するリ
ング形の構造部分は内周に成形部を有しており、この成
形部は、回動遊びをもって、リング状のフランジ部材の
外周に設けられている対向成形部の間に係合することが
できる。このような構成によって、成形部と対向成形部
との間に押しのけ室が形成され、この押しのけ室は粘性
媒体の押し出しによって付加的な減衰を可能にする。こ
の場合この押しのけ室は有利な形式で側方を、少なくと
も部分的に覆われ、若しくはシールされることができ
る。押しのけ室の覆い若しくはシールは簡単な形式でリ
ング形のディスクによって行うことができる。成形部及
び対向成形部が打ち当たることによって、必要に応じ
て、内側のダンパの減衰作用角度を制限することもでき
る。
【0017】
【実施例】以下においては、図1〜5によって、別の有
利な特徴、並びに機能及び製作に関する利点についてよ
り詳細に説明する。
【0018】図面に示した回転衝撃を補償するためのト
ルク伝達装置1は振動減衰装置2を形成しており、この
振動減衰装置は入力部分3と出力部分4とを有してい
る。はずみ車エレメントとして構成されている入力部分
3は図示していない内燃機関の被駆動軸上にねじ5によ
って固定可能である。出力部分はボス6を有しており、
このボスは内歯7を介して図示していない変速機の入力
軸に結合可能である。入力部分3と出力部分4との間に
は減衰装置8が設けられており、この減衰装置は両方の
部分3と4との間の相対回動を可能にする。図示の実施
例では、減衰装置8は半径方向で外側のダンパ9と半径
方向で内側のダンパ10とを有している。
【0019】入力部分3はケーシング11を形成してお
り、このケーシングはリング状の通路12を仕切ってお
り、この通路内に少なくとも外側のダンパ9のエネルギ
貯蔵器13が収容されている。
【0020】リング状の通路12を有している入力部分
3は大体において2つの、ここではシャーレ状に構成さ
れているケーシング部分14,15から成り、これらの
ケーシング部分は半径方向で外方において互いに結合さ
れている。この場合部分14,15の間の結合を行って
いる溶接部16は同時にケーシング11若しくはリング
状の通路12を半径方向で外方に向かってシールしてい
る。両方の薄板成形部分14,15を溶接するために、
有利にはレーザ光線溶接あるいは電子ビーム溶接又は、
2つの構造部分の互いに接触している溶接すべき範囲
に、大きな電流強さ及び低い電圧の交流を作用させて、
溶接温度に加熱し、加圧下で1つにする溶接が適してい
る。両方のケーシング部分14,15は半径方向で外方
にリング状の、若しくはこの場合円環体状の受容部12
を形成しており、この受容部は個々の円弧状の若しくは
セクタ形の受容部17,18に分割されており、これら
の受容部内には、この場合コイルばね19,20によっ
て形成されているエネルギ貯蔵器13が収容されてい
る。リング状の受容部12は大体において円周にわたっ
て延びているくぼみ若しくは型押し部27,28によっ
て形成されており、これららのくぼみ若しくは型押し部
は薄板から製作されているケーシング部分14,15に
形成されている。ダンパ9のフランジ状の出力部分21
の両側に突出しているばね19,20の範囲は少なくと
も部分的にくぼみ27,28内に軸方向に突入してい
る。
【0021】外側のダンパ9の出力部分21はここでは
リング形のフランジ状構造部分22から成り、この構造
部分22は、半径方向で更に内方に延びている2つの薄
板ディスク23,24と固く結合されている。両方の薄
板ディスク23,24はそれらの半径方向で外方の範囲
にわたって、構造部分22のリング形の基体25と、相
対回動不能に、ここではリベット結合部26によって、
連結されている。基体25はその外周に、半径方向で外
方に向いた突出部29を有している。これらの突出部2
9は−円周方向で見て−エネルギ貯蔵器13若しくはコ
イルばね19,20の隣接している端部の間を延びてお
り、これによりこれらのエネルギ貯蔵器のための負荷範
囲を形成している。図2から分かるように、突出部29
は基体25から出発して軸方向に機関に向かってクラン
ク状に曲げられている。このようにクランク状に曲げる
ことが必要なのは、図示の実施例では有利な形式でリン
グ形の通路若しくは円環体状の受容部12が内方の、大
体において平らなディスク状のケーシング部分14の範
囲に対して軸方向で機関の方向にずらされており、これ
によって機関と変速機との全装置に関してスペースを節
減する構造形式が与えられているからである。このずら
しは、図示の実施例では、エネルギ貯蔵器13若しくは
コイルばね19の外径のほぼ半分になる。
【0022】図2及び3から分かるように、図示の実施
例では、軸方向のくぼみ若しくは型押し部27,28は
横断面を次のように、すなわちその横断面が少なくとも
半径方向で外方においてほぼエネルギ貯蔵器13若しく
はコイルばね19の横断面の経過に沿うように、構成さ
れている。通路12の外方の範囲は、エネルギ貯蔵器1
3若しくはコイルばね19のために接触範囲若しくは案
内範囲を形成することができ、この接触範囲若しくは案
内範囲にエネルギ貯蔵器13を少なくとも遠心力の作用
で半径方向で支えることができる。リング状の受容部1
2の半径方向の支持範囲の摩滅を減少させるために、よ
り大きな硬度を有する摩滅防止部30が設けられてお
り、この摩滅防止部は少なくともばね19の範囲内でリ
ング状の受容部12の円周にわたって延びていて、ばね
19を部分的に取り囲んでいる。
【0023】エネルギ貯蔵器13,19,20を負荷す
るために、突出部29の軸方向で両側に円周ストッパ3
1,32が設けられている。図示の実施例では、円周ス
トッパ31,32は薄板成形部分に型押しされた成形部
によって形成されており、これらの成形部はリング状の
受容部12内で突起を形成している。
【0024】ケーシング11の外方の範囲を形成してい
るリング状の受容部12内には、例えばグリースのよう
なペースト状の媒体の形の潤滑剤のような粘性の媒体が
設けられている。この場合粘性媒体の量は、トルク伝達
装置1が回転している場合に、少なくともリング状の受
容部12が完全に粘性媒体で満たされるように、定めて
おくことができる。
【0025】特に図1から分かるように、ダンパ9の出
力部分21に所属しているフランジ状の構造部分22は
中央の切り欠き33を仕切っており、この切り欠きの輪
郭は半径方向の成形部34を形成しており、これらの成
形部は対向成形部35と係合しており、これらの対向成
形部はボス6と結合されているリング形若しくはディス
ク形のフランジ36の外周に設けられている。対向成形
部35は円周に沿って一様に分配されている複数の、例
えば6つの、半径方向の突起35によって形成されてお
り、これらの突起はここでは回動遊びをもって凹所37
内に係合しており、これらの凹所は構造部分22の互い
に隣り合う成形部34の間に設けられている。半径方向
の突起34の範囲内にはリベット結合部26も設けられ
ている。
【0026】構造部分22と固く結合されている薄板デ
ィスク23,24は、成形部34と対向成形部35との
間の回動遊びによって形成されている空所若しくは室3
8,39を側方から覆っている。ケーシング11が例え
ばグリースのような粘性媒体を充分に満たされている場
合には、室38,39によって、粘性媒体の押しのけに
より生ぜしめられる減衰を実現することができる。
【0027】リング状の通路12内のグリースがわずか
にしかない場合には、摩滅、騒音及び過度に大きな異物
摩擦を回避するために、互いに係合している成形部34
と対向成形部35との範囲内にグリースを満たすこと
も、有利である。このように成形部及び対向成形部の範
囲内に別個にグリースを満たすことは、特に図示の実施
例の場合に有利である。なぜなら、図示の実施例の場
合、薄板ディスク23,24はフランジ状の構造部分2
2のリング形の基体25に、これらの薄板ディスクが少
なくとも半径方向で外方に向かってシールされたリング
状の室を形成するように、結合されているからである。
このために成形部34及び対向成形部35は側方から薄
板ディスク23,24によって覆われており、これによ
って成形部若しくは対向成形部に関してリング状の室が
形成される。しかしながら、少なくとも薄板ディスク2
3,24の一方が成形部34若しくは対向成形部35の
半径方向高さのところで少なくとも小さな軸方向の切り
欠き74(図3)を有しており、これらの切り欠きがグ
リースの吸い込みによる成形部34及び対向成形部35
の後潤滑を保証するようにすることも、有利である。後
者の構成は、両方のケーシング部分14,15によって
仕切られている室内に充分に多くの粘性媒体が存在して
いて、粘性媒体の吸い込みが可能である場合に、特に有
利である。
【0028】薄板ディスク23,24の半径方向で内方
に延びている範囲40,41の間にはフランジ36のリ
ング形の区分42が収容されている。フランジ36及び
薄板ディスク23,24の半径方向で重なり合っている
範囲若しくは区分40,41,42には、受容部若しく
は窓43,44,45が設けられており、これらの受容
部若しくは窓内にはここではコイルばねの形のエネルギ
貯蔵器46が収容されている。エネルギ貯蔵器46は内
側のダンパ10の構成部分であり、この内側のダンパは
外側のダンパと直列に接続されている。
【0029】図示の実施例ではフランジ36はボス6と
一体に構成されている。フランジ36には軸方向の切り
欠き47が設けられており、これらの切り欠きを通して
ねじ5が工具によって少なくとも操作可能であり、した
がってトルク伝達装置1はユニットとして機関の被駆動
軸にねじ5によって取り付け若しくは機関の被駆動軸か
ら取り外すことができる。ケーシング部分14若しくは
リング形の区分14aは中央の切り欠き48を有してお
り、この切り欠きは心出し面49によって仕切られてお
り、この心出し面によってトルク伝達装置1を、機関の
被駆動軸と固くねじ結合する前に、被駆動軸上で心出し
することができる。このために機関の被駆動軸は相応し
て構成された軸方向の心出し付加部を有している。切り
欠き48の回りにはねじ5のための軸方向の貫通部50
が設けられている。ねじ5はトルク伝達装置の内部にお
いて安全に、つまり紛失しないように内蔵しておくこと
ができる。
【0030】半径方向で外方に向かってシールされてい
るケーシング11内に収容されている粘性媒体の粘性及
び耐熱性が充分である場合、このケーシング11は粘性
媒体の充てん水準の半径方向で内側で必ずしもシール若
しくは完全にシールしておく必要はない。それは、粘性
媒体はその粘稠度に基づいてケーシング11若しくはリ
ング形の通路12の円周にわたって分配された状態にと
どまるからである。
【0031】図示の実施例では、ケーシング部分15の
半径方向で内方の縁範囲51と出力部分21若しくはデ
ィスク41との間で軸方向に皿ばね状の構造部分52が
緊定されている。この場合皿ばね状の構造部分52によ
って生ぜしめられる力は、ダンパ9及び10に対して並
列に接続された規定された摩擦ヒステリシスが生ぜしめ
られるように、定められている。同時に皿ばね状の構造
部分52はこの範囲においてケーシング11のためのシ
ールとして役立つ。このシールによって、ケーシング部
分15とディスク41との間から汚物がケーシング11
内に侵入することを阻止することができる。更に皿ばね
状の構造部分52によって、粘性媒体がケーシング11
から出ることを阻止することができる。図示の実施例に
おいては、ばね46のための受容部45は軸方向で開い
ている。しかしながら、受容部45がディスク41に形
成された閉じた型押し部によって形成されていることも
有利であり、これによってその場合この範囲においても
ケーシング11のためのシールが形成される。皿ばね状
の構造部分によって構造部分21に及ぼされる軸方向力
は、構造部分21の他方の側に設けられている支持リン
グ53によって受け止められる。この支持リング53は
ねじ5の回りにあって、軸方向でケーシング部分14の
リング形の区分14aとディスク40との間に締め込ま
れている。ディスク40はその半径方向で内側の範囲4
0aにわたって支持リング53に支えられている。支持
リング53は摩擦材料あるいは滑り材料から製作し、デ
ィスク40と相対回動不能にすることができ、したがっ
てケーシング部分14のリング形の区分14aと摩擦を
する。
【0032】多くの用途の場合に、支持リング53が構
造部分21を入力部分3に対して心出しするのに役立つ
ようにすると、有利であるである。
【0033】このような構成においては、構造部分21
とフランジ36との間に少なくともわずかな半径方向の
ずれ可能性があって、機関被駆動軸と変速機入力軸との
間に万一軸線ずれがあった場合にこれを補償し得るよう
にすると、有利である。
【0034】しかしながら別の変化実施形では、構造部
分22も、例えば成形部34及び又は対向成形部35を
介して、フランジ36上で心出しすることができる。こ
の場合このような構成では、構造部分22も、またフラ
ンジ36を有している構造部分も、入力部分3に対して
わずかな半径方向のずれ可能性を有していて、既に述べ
た軸線ずれを補償するようにすると、有利である。
【0035】図示の実施例では、リング形の区分14a
は切り欠き54を有しており、この切り欠きによってケ
ーシング11に粘性媒体を満たすことができる。これら
の切り欠き54は、ケーシング11の充てん度に基づい
て必要である場合には、キャップ55によって閉じられ
る。
【0036】特に図2及び3から分かるように、内側の
ダンパ10はケーシング部分15の内方の範囲51より
も半径方向で内方に配置されている。
【0037】ケーシング部分15は始動歯環56を支持
している。この始動歯環56は中間部分57上に取り付
けられており、この中間部分は横断面がL形のリング5
8によって形成されている。軸方向に延びるリング形の
区分59上に始動歯環56が取り付けられている。この
場合リング58の半径方向で内方に向いている半径方向
の範囲60はケーシング部分15と結合されており、そ
れも図示の実施例ではリベット結合部61によって結合
されている。
【0038】始動歯環56の歯62は、入力部分3の外
径63よりも小さい歯先円直径を有している。図2から
分かるように、始動歯環56は、トルク伝達装置1の、
機関とは逆の側に配置されている。
【0039】有利にはボス6はCVT変速機(無段変速
トランスミッション)の入力軸と結合しておくことがで
きる。
【0040】外側のダンパ9のための出力部分及び同時
に内側のダンパ10のための入力部分を形成している構
造部分21は、別の変化実施形では、単に2つのディス
クによって形成しておくこともできる。このためには、
例えば薄板ディスク23,24は図示の状態よりも更に
半径方向で外方に向かって延びて、フランジ36の半径
方向で外方の範囲内で軸方向で合わされて、そこで突出
部29を形成することができる。
【0041】図示の実施例では、側方ディスク23,2
4はフランジ36を軸方向に案内するためにも役立つ。
図2及び3から分かるように、フランジ36はリング形
の基体25よりも幾分かわずかな厚さを有している。
【0042】構造部分36と22との間の相対回動を制
限するために、外側ダンパ9と内側ダンパ10との間に
半径方向で設けられているストッパ34,35によっ
て、側方ディスク23,24を介して、ばね46によっ
て生ぜしめられるトルクを伝達するだけでよい。側方デ
ィスク23,24はしたがって比較的に薄く構成するこ
とができる。
【0043】ケーシング11に粘性媒体を相応して満た
すことによって、成形部34,35の間に設けられてい
る空所38,39も少なくとも一時的に粘性媒体を満た
すことができ、したがって押しのけによる液力式減衰を
生ぜしめることができる。更に、粘性媒体がこの範囲内
に存在することによって、摩滅を最低限にすることがで
きる。
【0044】図示の実施例では、外側のダンパ9のエネ
ルギ貯蔵器13は2つの互いに差しはめられたコイルば
ねによって形成されており、その際内側のコイルばねは
外側のコイルばねよりも長さが短く、これによって外側
のダンパ9は2段階の特性曲線を有することができる。
エネルギ貯蔵器13は比較的に大きな長さ/外径比を有
している。図示の実施例では、トルク伝達装置1は単に
2つのエネルギ貯蔵器13を有しており、その際各エネ
ルギ貯蔵器は、図1から分かるように、円周方向でほぼ
170°にわたって延びている。大きな長さ/外径比を
有するこのようなエネルギ貯蔵器を使用することによっ
て、相応する構造部分の間に大きな相対回動を生ぜしめ
ることができ、これによって駆動機関と変速機との間に
極めて良好な振動遮断を生ぜしめることができる。この
ようなエネルギ貯蔵器の長さ/外径比は6よりも大き
く、有利には10よりも大きいようにする。このような
エネルギ貯蔵器を使用することによって、大きなトルク
を伝達すると同時に、ばね率を比較的にわずかにするこ
とが可能である。エネルギ貯蔵器13は有利には3〜1
5Nm/度の大きさの全ばね率若しくは回動剛性率を有
しており、その際6〜10Nm/度の大きさの全ばね率
が多くの用途において有利である。両方のダンパ9,1
0の直列接続によって、このばね率を更に減少させるこ
とができる。有利には、内側のダンパ10はばね46に
よって生ぜしめられるばね率が外側のダンパ9のばね率
よりも小さい。しかしながら多くの用途において、内側
のダンパ10がより高いばね率若しくは回動剛性率を有
していることも有利である。更に、図示の実施例では内
側のダンパ10は単段に構成されており、換言すればす
べてのばね46は同時に圧縮される。しかしながら、内
側のダンパ10のばね46が相応する構造部分(この場
合36,23,24)内で、多段階の特性曲線が生ずる
ように収容され若しくは支えられているようにすること
も、有利なことがある。更に、外側ダンパ9及び又は内
側ダンパ10の少なくとも若干のエネルギ貯蔵器13,
46が−トルク伝達装置1の休止状態において−既にあ
る程度の軸方向の予ばね力を有していることが有利なこ
とがあることがある。この場合予ばね力は次のように選
ぶことができる。すなわち、一方のダンパ(9又は1
0)の最初に作用する予緊縮されたエネルギ貯蔵器が、
他方のダンパ(10又は9)のエネルギ貯蔵器が橋絡さ
れる前に、つまりもはや圧縮し得なくなる前に、圧縮さ
れるようにするのである。要するに次のような特性曲
線、すなわちトルク伝達装置1がまずある程度の回動抵
抗率を有し、この回動抵抗率は次いで入力部分3と出力
部分4との間のある程度の回動角度の後に、両方のダン
パ9,10のエネルギ貯蔵器13,46が圧縮される直
列接続が行われることにより小さくなるような特性曲線
を実現することができる。一方のダンパが橋絡されて、
このダンパのエネルギ貯蔵器のそれ以上の圧縮が阻止さ
れると直ちに、入力部分3と出力部分4との間に再び急
傾斜の、若しくは大きな回動抵抗率が生ぜしめられる。
【0045】図示のトルク伝達装置1の作用形式は図4
によって詳細に説明する。
【0046】図4においては、横軸に入力部分3と出力
部分4との間の回動角度がプロットされており、縦軸に
ダンパ9及び10によって伝達されるトルクがプロット
されている。図4から分かるように、休止位置若しくは
理論的なゼロ位置64から出発して、引き方向の小さな
角度65若しくは押し方向の小さな角度66にわたっ
て、まず何らのばね作用も存在しておらず、このこと
は、図1の左側の部分から分かるように、突出部29が
エネルギ貯蔵器13の端面に対してわずかな回動遊びを
有していることに帰することができる。なお付言してお
くと、図4の線図においては個々のエネルギ貯蔵器に重
ねられる摩擦若しくはヒステリシスは図示されておら
ず、若しくは考慮されていない。自由角度65若しくは
66を越えると、両方のダンパ9,10のエネルギ貯蔵
器13及び46が圧縮される。この場合引き方向及び押
し方向で両方のダンパ9及び10の直列接続によって、
引き方向の回動角度67若しくは押し方向の回動角度6
8に達するまでまず極めて緩傾斜の特性曲線が生じ、要
するに入力部分3と出力部分4との間の極めて小さな回
動抵抗率が生じる。
【0047】回動角度67若しくは68に達すると、図
示の実施例では内側のダンパ10が、成形部34が対向
成形部35に打ち当たることによって、橋絡され、した
がって入力部分3と出力部分4との間の相対回動が続行
される際に、外側ダンパ9のエネルギ貯蔵器13だけが
圧縮される。図4から分かるように、これによって急傾
斜の特性曲線範囲69,70が生ずる。入力部分3と出
力部分4との間で、引き側の相対回動角度71若しくは
押し側の相対回動角度72が生ぜしめられると直ちに、
外側のダンパのエネルギ貯蔵器13も橋絡され、それも
図示の実施例では外側のばね19のばね巻き条がブロッ
クすることによって橋絡される。
【0048】図4に示されている線図の引き側には、な
お、入力部分3と出力部分4との間の回動剛性に対する
内側のばね20の作用が図示されている。すなわち回動
角度67aに達するまでは、まずエネルギ貯蔵器13の
外側のばね19だけが作用する。それは、図1の左側の
部分から分かるように、そのつど内側のばね20が外側
のばね19よりも短いからである。外側のばね19の圧
縮によって両方のばねが回動角度67aにおいて同じ長
さになると直ちに、両方のばね19,20が一緒に圧縮
され、したがって回動角度67aと回動角度67との間
では幾分か急傾斜の特性曲線区分73が生ぜしめられ
る。
【0049】図5に示した実施例では、側方ディスク1
23,124がフランジ状の構造部分122のリング形
の基体125に溶接されている。溶接部126は有利に
はレーザ光線溶接によって生ぜしめることができ、その
際溶接は側方ディスク123,124の薄板材料によっ
て行うことができる。有利には溶接部126若しくは溶
接継ぎ目はリング形の基体125の全周にわたって延び
ており、したがって側方ディスク123,124とフラ
ンジ状の構造部分122との間に半径方向でシールされ
た結合が存在している。溶接のためにフランジ状の構造
部分122に対して側方ディスク123,124を正確
に位置決めするために、図示の実施例におけるように、
側方ディスク123,124にこの場合突起175によ
って形成されている軸方向の突出部を設け、この突出部
をフランジ状の構造部分122の相応して適合せしめら
れた軸方向の切り欠き176内に係合させることができ
る。既に図1〜3に関連して説明したように、特に有利
な形式でこの実施例においても、粘性の媒体を側方ディ
スク123,124及びリング形のフランジ状構造部分
122によって仕切られたスペース内に満たすことがで
きる。これによってこの実施例においても、フランジ状
の構造部分122とフランジ136との間に設けられた
成形部及び対向成形部の範囲内で、液力式の減衰を行う
ことができる。
【0050】更に、図5に示すように、側方ディスク1
23,124の少なくとも一方とフランジ136との間
に、この場合皿ばね177の形の軸方向に緊定されたエ
ネルギ貯蔵器を設けると有利なことがある。このエネル
ギ貯蔵器177によって、フランジ136が軸方向で両
方の側方ディスク123,124の間に緊定され、した
がってフランジ136と側方ディスク123,124と
の間で相対回動が行われる場合に、半径方向で内側のば
ね146に対して並列に接続された摩擦ヒステリシスが
生ずる。エネルギ貯蔵器177とは逆の側において、フ
ランジ136と隣接する側方ディスク123との間に鋼
対鋼の摩擦を存在させておくことができる。しかしなが
ら、側方ディスク123とフランジ136との間に摩擦
リング又は滑りリングを間挿しておくことも、有利であ
る。
【0051】本発明は以上述べた実施例に限定されるも
のではなく、更に種々の構成要件の組み合わせで実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置を図2の矢印Iの方向で見た
部分的正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図2の上半部の拡大図である。
【図4】図1〜3に示した装置のための可能なねじり特
性曲線を示した図である。
【図5】別の実施例の細部を示した図である。
【符号の説明】
1 トルク伝達装置、 2 振動減衰装置、 3 入力
部分、 4 出力部分、 5 ねじ、 6 ボス、 7
内歯、 8 減衰装置、 9 ダンパ、 10 ダン
パ、 11 ケーシング、 12 通路(受容部)、
13 エネルギ貯蔵器、 14 ケーシング部分(薄板
成形部分)、 14a ディスク状の範囲(区分)、
15 ケーシング部分(薄板成形部分)、 16 溶接
部、 17 受容部、 18 受容部、 19 コイル
ばね、 20 コイルばね、 21 出力部分(構造部
分)、 22 構造部分、 23 薄板ディスク(側方
ディスク)、 24 薄板ディスク(側方ディスク)、
25 基体、 26 リベット結合部、 27 くぼ
み(型押し部)、 28 くぼみ(型押し部)、29
突出部、 30 摩滅防止部、 31 円周ストッパ、
32 円周ストッパ、 33 切り欠き、 34 成
形部(突起、ストッパ)、 35 対向成形部(突起、
ストッパ)、 36 フランジ(構造部分)、 37
凹所、 38 空所(室)、 39 空所(室)、 4
0 範囲(ディスク)、 40a内方範囲、 41 範
囲(ディスク)、 42 区分、 43 受容部
(窓)、44 受容部(窓)、 45 受容部(窓)、
46 エネルギ貯蔵器(ばね)、 47 切り欠き、
48 切り欠き、 49 心出し面、 50 貫通
部、 51 半径方向で内方の縁範囲、 52 皿ばね
状の構造部分、 53 支持リング、 54 切り欠
き、 55 キャップ、 56 始動歯環、 57中間
部分、 58 リング、 59 区分、 60 半径方
向の範囲、 61リベット結合部、 62 歯、 63
外径、 64 ゼロ位置、 65 角度(自由角
度)、 66 角度(自由角度)、 67 回動角度、
67a 回動角度、 68 回動角度、 69 急傾
斜の特性曲線範囲、 70 急傾斜の特性曲線範囲、
71 相対回動角度、 72 相対回動角度、 73
特性曲線区分、 74 切り欠き、 122 フランジ
状の構造部分、 123 側方ディスク、 124 側
方ディスク、 125 基体、 126 溶接部、 1
36 フランジ、 146 ばね、 175 突起、
176 切り欠き、 177 皿ばね
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 15/16 F16F 15/16 H 15/31 15/31 F (72)発明者 ディートマー シュトラウス ドイツ連邦共和国 ビュール イム ヴァ ッサーベット 9

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に、機関とその後方に接続された駆動
    系との間で使用するための振動減衰装置であって、入力
    部分と、この入力部分に対して減衰手段の作用に抗して
    回動可能な出力部分とを有している形式のものにおい
    て、減衰手段がエネルギ貯蔵器を有しており、このエネ
    ルギ貯蔵器は、入力部分の構造部分によって形成され粘
    性媒体又は潤滑剤を少なくとも部分的に満たされかつ半
    径方向で外方に向かってシールされているリング状の通
    路内に収容されており、その際出力部分は駆動系の軸上
    に取り付けられるボスを有しており、このボスは、この
    ボスと駆動結合されているリング状のフランジ部材によ
    って、エネルギ貯蔵器を間挿して、入力部分と少なくと
    も一定限度回動可能に連結されていることを特徴とす
    る、振動減衰装置。
  2. 【請求項2】 入力部分が2つのシャーレ状の構造部分
    を有しており、これらのシャーレ状の構造部分は半径方
    向で外方において互いに結合されていて、リング状の通
    路を形成していることを特徴とする、請求項1記載の振
    動減衰装置。
  3. 【請求項3】 リング状の通路が2つのリング形の構造
    部分によって形成されており、これらのリング形の構造
    部分の少なくとも一方はシャーレ状に構成されていて、
    両方のリング形の構造部分は、リング状の通路をシール
    するために、互いに半径方向で外方に向かってぐるりと
    溶接されていることを特徴とする、請求項1又は2記載
    の振動減衰装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも一方の構造部分が薄板成形部
    材であることを特徴とする、請求項2又は3記載の振動
    減衰装置。
  5. 【請求項5】 リング状の通路内に収容されている粘性
    媒体が、例えばグリースのような潤滑剤であることを特
    徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の振
    動減衰装置。
  6. 【請求項6】 リング状の通路が、エネルギ貯蔵器のた
    めの負荷範囲によって互いに分離されている個々のセク
    タに分割されており、これらのセクタはエネルギ貯蔵器
    を収容していることを特徴とする、請求項1から5まで
    のいずれか1項記載の振動減衰装置。
  7. 【請求項7】 リング状の通路内に、少なくとも2つの
    エネルギ貯蔵器が同じ直径上で収容されかつ支えられて
    いることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか
    1項記載の振動減衰装置。
  8. 【請求項8】 リング状の通路内に最高で4つのエネル
    ギ貯蔵器が収容されており、個々のエネルギ貯蔵器は1
    つの角度セクタの60〜96%にわたって延びており、
    その際角度セクタは360°を存在しているエネルギ貯
    蔵器の数で割った値であることを特徴とする、請求項6
    又は7記載の振動減衰装置。
  9. 【請求項9】 リング状の通路内に収容されているエネ
    ルギ貯蔵器が通路の角度円周の60〜95°にわたって
    延びていることを特徴とする、請求項1から8までのい
    ずれか1項記載の振動減衰装置。
  10. 【請求項10】 各エネルギ貯蔵器が少なくとも1つの
    コイルばねによって形成されていることを特徴とする、
    請求項1から9までのいずれか1項記載の振動減衰装
    置。
  11. 【請求項11】 エネルギ貯蔵器の少なくとも1つが、
    直列に配置若しくは接続された複数のコイルばねによっ
    て形成されていることを特徴とする、請求項1から10
    までのいずれか1項記載の振動減衰装置。
  12. 【請求項12】 直列に接続されているコイルばねの少
    なくとも2つが互いに異なったばねこわさを有している
    ことを特徴とする、請求項11記載の振動減衰装置。
  13. 【請求項13】 エネルギ貯蔵器の少なくとも1つが、
    互いに差しはめられた少なくとも2つのコイルばねによ
    って形成されていることを特徴とする、請求項1から1
    2までのいずれか1項記載の振動減衰装置。
  14. 【請求項14】 少なくとも2つのコイルばねが互いに
    異なった長さを有していることを特徴とする、請求項1
    3記載の振動減衰装置。
  15. 【請求項15】 エネルギ貯蔵器が少なくともほぼ、リ
    ング状の通路の曲率半径に合わせてあらかじめ湾曲せし
    められていることを特徴とする、請求項1から14まで
    のいずれか1項記載の振動減衰装置。
  16. 【請求項16】 入力部分がシャーレ状構造部分を有し
    ており、このシャーレ状構造部分は半径方向で外方に、
    軸方向に延びる範囲を有し、かつ半径方向で内方におい
    て機関の被駆動軸にねじを介して固定されており、その
    際少なくともこのねじを操作するために、リング状のフ
    ランジ部材にねじ締め工具のための貫通孔が設けられて
    いることを特徴とする、請求項1から15までのいずれ
    か1項記載の振動減衰装置。
  17. 【請求項17】 入力部分が始動歯環を有していること
    を特徴とする、請求項1から16までのいずれか1項記
    載の振動減衰装置。
  18. 【請求項18】 入力部分が少なくとも機関マネージメ
    ントのためのパルスリングを有していることを特徴とす
    る、請求項1から17までのいずれか1項記載の振動減
    衰装置。
  19. 【請求項19】 入力部分が、機関の被駆動軸と結合可
    能なディスク状の構造部分と、この構造部分に半径方向
    で外方の円周範囲を介してシールされて結合されている
    リング形の構造部分とを有しており、これらの構造部分
    は軸方向でそれらの間にリング状の通路を形成してお
    り、その際リング形の構造部分は始動歯環を有している
    ことを特徴とする、請求項1から18までのいずれか1
    項記載の振動減衰装置。
  20. 【請求項20】 リング形の構造部分に始動歯環のため
    の保持リングが固定されていることを特徴とする、請求
    項19記載の振動減衰装置。
  21. 【請求項21】 保持リングが軸方向の付加部を形成し
    ており、この付加部上に始動歯環が保持されていること
    を特徴とする、請求項20記載の振動減衰装置。
  22. 【請求項22】 保持リングが少なくともほぼ、エネル
    ギ貯蔵器の半径方向の高さのところで、リング形に延び
    ていることを特徴とする、請求項20又は21記載の振
    動減衰装置。
  23. 【請求項23】 始動歯環の歯先円直径が、入力部分の
    外径よりも小さいか、あるいは最高でも入力部分の外径
    に等しいことを特徴とする、請求項17から22までの
    いずれか1項記載の振動減衰装置。
  24. 【請求項24】 エネルギ貯蔵器が、少なくとも遠心力
    の作用で、エネルギ貯蔵器に軸方向でかぶさる入力部分
    の範囲に支えられていることを特徴とする、請求項1か
    ら23までのいずれか1項記載の振動減衰装置。
  25. 【請求項25】 エネルギ貯蔵器に軸方向でかぶさる入
    力部分の範囲が少なくとも局所的にエネルギ貯蔵器の半
    径方向で外方の横断面範囲に適合せしめられていること
    を特徴とする、請求項1から24までのいずれか1項記
    載の振動減衰装置。
  26. 【請求項26】 エネルギ貯蔵器と、エネルギ貯蔵器に
    軸方向でかぶさる入力部分の範囲との間に、摩滅防止部
    が設けられていることを特徴とする、請求項1から25
    までのいずれか1項記載の振動減衰装置。
  27. 【請求項27】 摩滅防止部が少なくとも1つの挿入体
    によって形成されていることを特徴とする、請求項26
    記載の振動減衰装置。
  28. 【請求項28】 挿入体が大きな硬度を有する鋼バンド
    であることを特徴とする、請求項26又は27記載の振
    動減衰装置。
  29. 【請求項29】 挿入体が−横断面で見て−円弧形に構
    成されていることを特徴とする、請求項26から28ま
    でのいずれか1項記載の振動減衰装置。
  30. 【請求項30】 横断面で見て円弧形に構成されている
    挿入体が45〜120°、有利には60〜90°の開き
    角度を有していることを特徴とする、請求項26から2
    9までのいずれか1項記載の振動減衰装置。
  31. 【請求項31】 摩滅防止部が挿入されたシャーレによ
    って形成されていることを特徴とする、請求項26から
    30までのいずれか1項記載の振動減衰装置。
  32. 【請求項32】 リング状の通路内に収容されているエ
    ネルギ貯蔵器が、半径方向で外側のダンパの構成部分で
    あり、この半径方向で外側のダンパの半径方向で内側に
    は、やはりエネルギ貯蔵器を有している内側のダンパが
    配置されていることを特徴とする、請求項1から31ま
    でのいずれか1項記載の振動減衰装置。
  33. 【請求項33】 外側及び内側のダンパが互いに直列に
    接続されていることを特徴とする、請求項32記載の振
    動減衰装置。
  34. 【請求項34】 出力部分のボスが、ボスに対して相対
    回転不能なリング状のフランジ部材を有しており、この
    フランジ部材は内側のダンパのエネルギ貯蔵器のための
    受容部を有しており、その際この内側のエネルギ貯蔵器
    は外側のダンパの外側のエネルギ貯蔵器と中間フランジ
    を介して駆動連結されていることを特徴とする、請求項
    32又は33記載の振動減衰装置。
  35. 【請求項35】 半径方向で内側のエネルギ貯蔵器が、
    半径方向で、リング状の通路を形成しているリング形の
    構造部分の内縁輪郭の内側に配置されていることを特徴
    とする、請求項32から34までのいずれか1項記載の
    振動減衰装置。
  36. 【請求項36】 中間フランジがリング形の構造部分を
    有しており、この構造部分は、半径方向で外側に、外側
    のエネルギ貯蔵器を負荷するための突出部を有してお
    り、かつ半径方向で内側に、内側のエネルギ貯蔵器のた
    めの負荷範囲を有していることを特徴とする、請求項3
    2から35までのいずれか1項記載の振動減衰装置。
  37. 【請求項37】 中間フランジが軸方向で2つのディス
    ク形の構造部分の間に収容されていて、これらのディス
    ク形の構造部分と相対回転不能に結合されており、その
    際ディスク形の構造部分は半径方向で内方に向かって延
    びていて、ボスのリング状のフランジ部材を少なくとも
    部分的にそれらの間で軸方向に挟み込んでいることを特
    徴とする、請求項32から36までのいずれか1項記載
    の振動減衰装置。
  38. 【請求項38】 リング形のディスク及びリング状のフ
    ランジ部材が、内側のエネルギ貯蔵器のための受容部を
    有していることを特徴とする、請求項37記載の振動減
    衰装置。
  39. 【請求項39】 リング形の構造部分が内周に成形部を
    有しており、この成形部は、回動遊びをもって、リング
    状のフランジ部材の外周に設けられている対向成形部の
    間に係合していることを特徴とする、請求項36から3
    8までのいずれか1項記載の振動減衰装置。
  40. 【請求項40】 成形部と対向成形部との間に、粘性媒
    体のための押しのけ室が形成されていることを特徴とす
    る、請求項39記載の振動減衰装置。
  41. 【請求項41】 成形部と対向成形部との間に形成され
    ている押しのけ室が側方を、少なくとも部分的に覆わ
    れ、若しくはシールされていることを特徴とする、請求
    項39又は40記載の振動減衰装置。
  42. 【請求項42】 押しのけ室の覆い若しくはシールがリ
    ング形のディスクによって行われていることを特徴とす
    る、請求項41記載の振動減衰装置。
  43. 【請求項43】 成形部及び対向成形部が打ち当たるこ
    とによって、内側のダンパの減衰作用角度が制限される
    ことを特徴とする、請求項39から42までのいずれか
    1項記載の振動減衰装置。
JP2000062568A 1999-03-10 2000-03-07 振動減衰装置 Withdrawn JP2000283232A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19910456.5 1999-03-10
DE19910456 1999-03-10

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000283232A true JP2000283232A (ja) 2000-10-13

Family

ID=7900324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000062568A Withdrawn JP2000283232A (ja) 1999-03-10 2000-03-07 振動減衰装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6524190B1 (ja)
JP (1) JP2000283232A (ja)
DE (1) DE10010953B4 (ja)
FR (1) FR2790808B1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003028205A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Nsk Warner Kk ラチェットワンウェイクラッチ及びラチェットワンウェイクラッチを用いたステータ
JP2011501066A (ja) * 2007-10-25 2011-01-06 ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト 一方のダンパにヒステリシスを備えた直列ダンパ
KR101079940B1 (ko) 2007-03-30 2011-11-04 주식회사평화발레오 진동 감쇠를 위한 삼중 질량 플라이휠
JP2016061405A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 本田技研工業株式会社 内燃機関用ダンパ装置
KR101867619B1 (ko) * 2010-12-22 2018-06-15 섀플러 테크놀로지스 아게 운트 코. 카게 일련 댐퍼에 대한 3단계 이력 현상
JP2020056493A (ja) * 2018-09-26 2020-04-09 株式会社エクセディ 動力伝達装置

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10312786B4 (de) * 2003-03-21 2007-01-04 Daimlerchrysler Ag Zweimassenschwungrad mit zwei in Reihe geschalteten Torsionsdämpfern
DE10312785A1 (de) 2003-03-21 2004-10-14 Daimlerchrysler Ag Zweimassenschwungrad mit zwei in Reihe geschalteten Torsionsdämpfern
DE102004016760A1 (de) 2004-04-01 2005-10-20 Zahnradfabrik Friedrichshafen Torsionsschwingungsdämpfer
DE102008057649A1 (de) * 2007-11-23 2009-06-04 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Schwungrad
US8057310B2 (en) * 2008-09-26 2011-11-15 GM Global Technology Operations LLC Integrated damper and starter ring gear for a hybrid vehicle
US8203316B2 (en) 2008-12-18 2012-06-19 Hamilton Sundstrand Corporation Eddy current torsional damper for generator
DE102010049554A1 (de) 2009-11-19 2011-05-26 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Drehschwingungsdämpfer
DE202010012227U1 (de) * 2010-09-06 2010-12-23 Hackforth Gmbh Drehelastische Wellenkupplung
JP5306433B2 (ja) * 2011-09-29 2013-10-02 アイシン精機株式会社 トルク変動吸収装置
US8636599B2 (en) * 2011-09-29 2014-01-28 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Torque fluctuation absorber
DE102012219671A1 (de) 2011-11-07 2013-05-08 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Drehmomentübertragungseinrichtung
US9145862B2 (en) * 2013-05-29 2015-09-29 Ford Global Technologies, Llc Hybrid electric vehicle engine starting with a preloaded damper spring
DE102014211719A1 (de) * 2014-06-18 2015-12-24 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Kupplungsscheibe und Reibungskupplungseinrichtung
DE102014222003A1 (de) 2014-10-29 2016-05-04 Voith Patent Gmbh Vorrichtung zur Dämpfung von Schwingungen
WO2016155728A1 (de) 2015-03-27 2016-10-06 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Nabenteil und drehschwingungsdämpfer
DE102015218310A1 (de) 2015-09-24 2017-03-30 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Drehschwingungsdämpfer
DE102016123937A1 (de) 2016-12-09 2018-06-14 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Drehschwingungsdämpfer mit nachgeschaltetem Zweimassenschwungrad
DE102020201916A1 (de) * 2019-02-20 2020-08-20 Zf Friedrichshafen Ag Drehschwingungsdämpfer

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2127996A (en) * 1937-03-19 1938-08-23 Eclipse Aviat Corp Coupling mechanism
US4347717A (en) * 1979-12-26 1982-09-07 Borg-Warner Corporation Two-stage torsional vibration damper
DE3447926C2 (de) 1983-11-15 1995-07-06 Luk Lamellen & Kupplungsbau Einrichtung zum Kompensieren von Drehstößen
US5273372A (en) * 1986-07-05 1993-12-28 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Gmbh Apparatus for damping vibrations
DE3807937C2 (de) * 1987-04-02 1997-03-13 Luk Lamellen & Kupplungsbau Einrichtung zum Dämpfen von Schwingungen
DE3937957A1 (de) * 1988-12-15 1990-06-21 Voith Gmbh J M Elastische kupplung
FR2648202B1 (fr) * 1989-06-12 1994-05-20 Valeo Dispositif amortisseur de torsion a moyens elastiques peripheriques disposes dans un boitier etanche notamment pour vehicule automobile
KR100219914B1 (ko) * 1990-05-31 1999-09-01 로테르 게르하르트 분리된 플라이 휘일
DE4225314B4 (de) * 1991-08-07 2004-08-05 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Triebscheibe
DE4128868A1 (de) * 1991-08-30 1993-03-04 Fichtel & Sachs Ag Zweimassenschwungrad mit gleitschuh
DE4239770C2 (de) * 1991-12-05 2003-06-18 Luk Lamellen & Kupplungsbau Zweimassenschwungrad
US5211489A (en) * 1992-10-07 1993-05-18 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Radial spline assembly for antifriction bearings
FR2724434B1 (fr) * 1994-09-09 1996-11-08 Valeo Volant amortisseur, notamment pour vehicule automobile
JP3961039B2 (ja) 1994-12-06 2007-08-15 ルーク ゲトリーベ−ジステーメ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング トルクセンサ及び円錐形プーリー巻掛け式伝動装置
JP3618158B2 (ja) * 1995-12-08 2005-02-09 Nskワーナー株式会社 トルクコンバータ用ロックアップクラッチのスプリングダンパー装置
DE19648342B4 (de) * 1995-12-14 2010-10-21 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Drehschwingungsdämpfer
FR2762058B1 (fr) * 1997-04-10 1999-05-14 Valeo Dispositif d'accouplement elastique entre deux arbres sensiblement alignes
DE19817014A1 (de) * 1998-04-17 1999-10-21 Mannesmann Sachs Ag Torsionsschwingungsdämpfer
JPH11303939A (ja) * 1998-04-17 1999-11-02 Exedy Corp ダンパーディスク組立体

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003028205A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Nsk Warner Kk ラチェットワンウェイクラッチ及びラチェットワンウェイクラッチを用いたステータ
KR101079940B1 (ko) 2007-03-30 2011-11-04 주식회사평화발레오 진동 감쇠를 위한 삼중 질량 플라이휠
JP2011501066A (ja) * 2007-10-25 2011-01-06 ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト 一方のダンパにヒステリシスを備えた直列ダンパ
KR101867619B1 (ko) * 2010-12-22 2018-06-15 섀플러 테크놀로지스 아게 운트 코. 카게 일련 댐퍼에 대한 3단계 이력 현상
JP2016061405A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 本田技研工業株式会社 内燃機関用ダンパ装置
JP2020056493A (ja) * 2018-09-26 2020-04-09 株式会社エクセディ 動力伝達装置
JP7198145B2 (ja) 2018-09-26 2022-12-28 株式会社エクセディ 動力伝達装置

Also Published As

Publication number Publication date
FR2790808A1 (fr) 2000-09-15
DE10010953A1 (de) 2000-09-14
FR2790808B1 (fr) 2006-06-09
US6524190B1 (en) 2003-02-25
DE10010953B4 (de) 2010-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000283232A (ja) 振動減衰装置
JP3338045B2 (ja) 振動減衰装置
JP3913277B2 (ja) 力伝達装置
JP3091002B2 (ja) 振動減衰装置
JP3219834B2 (ja) トルク伝達装置
JP4106106B2 (ja) ねじり振動減衰器
US9702431B2 (en) Damper
JP3457684B2 (ja) トルク伝達装置
JP3159994B2 (ja) ねじり振動を減衰するための装置
JPS6326425A (ja) 捩り振動減衰装置
JPH07113441A (ja) 捩り振動緩衝装置
US6910562B2 (en) Torsional-vibration damper
JPH11325183A (ja) 振動を減衰するための装置
JP2017075694A (ja) 自動車のトルク伝達装置
JP2017075694A5 (ja)
JP2017062029A (ja) 自動車の伝達システムのねじり振動減衰装置
JP2008215627A (ja) 動力伝達機構
JP4373502B2 (ja) 動力伝達機構
CN100489332C (zh) 具有预减振器的离合器从动盘
US20020010028A1 (en) Torsional vibration damper
JP4240147B2 (ja) 動力伝達機構
JP4270320B2 (ja) 動力伝達機構
JP6976775B2 (ja) トルクコンバータ
US6223625B1 (en) Torque transmitting and torsion damping apparatus for use in motor vehicles
KR101155608B1 (ko) 하이브리드 차량용 토션 댐퍼

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070208

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090424