JP2000283123A - ジョイント - Google Patents

ジョイント

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JP2000283123A
JP2000283123A JP11092116A JP9211699A JP2000283123A JP 2000283123 A JP2000283123 A JP 2000283123A JP 11092116 A JP11092116 A JP 11092116A JP 9211699 A JP9211699 A JP 9211699A JP 2000283123 A JP2000283123 A JP 2000283123A
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JP
Japan
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joint
connection
pipe
support
inclined surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP11092116A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Hironaka
雅博 廣中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Gifu Plastic Industry Co Ltd filed Critical Gifu Plastic Industry Co Ltd
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で載置物を滑らかにスライドさせ
て移動作業を容易に行うことができるジョイントを提供
する。 【解決手段】 ジョイントは、金属板を打抜き成形によ
り切断した素材を折り曲げることによって形成された一
対のジョイント本体11により構成されている。このジ
ョイントは、一対のジョイント本体11を対向して配置
するとともに、両支持部22間に支持パイプ25を係合
保持し、両保持部23間に接続パイプ24を係合保持
し、さらに両連結孔18にボルト27を挿通してナット
で締付けることによって、支持パイプ25に接続パイプ
24を連結固定する。保持部23の先端側には、先端ほ
ど接続パイプ24の上面より低くなるように傾斜した傾
斜面21が形成されている。また、ボルト27の頭部及
びナットは、連結部26にプレス成形された連結凹部1
9内に収容されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ほぼ水平方向に
配設されるとともに、支持部材と交差するように配設さ
れる接続部材を、支持部材と連結固定するためのジョイ
ントに関するものである。より詳しくは、接続部材との
間に傾斜面を形成することによって、接続部材上に載置
されているコンテナ等の載置物を、接続部材上をスライ
ドさせて移動させる際に、載置物が滑らかにスライドす
ることができるように構成したジョイントに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のジョイントは、交差するように配
置されている2本以上の部材を、上下方向及び左右方向
から被覆して連結固定することができるように構成され
ている。この種のジョイントとしては、金属板を折り曲
げることによって形成されたものや、合成樹脂により一
体形成されたもの等が知られている。さらに、これらの
ジョイントは、交差するように配置されている各部材の
周面とジョイントとを係合させた状態で、ボルトやナッ
ト等の締付け部材でジョイント及び各部材を締付けるこ
とによって、各部材を連結して固定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
ジョイントは、ほぼ水平方向に配設されている接続部材
を、上下及び左右方向から被覆して係合させることによ
って使用されていた。このため、連結されている接続部
材及びジョイントを横方向から見た場合には、接続部材
の上面とジョイントの上面との間に、ジョイントの厚さ
に相当する段差が形成されていた。そして、接続部材上
に載置されているコンテナ等の載置物を、接続部材上を
スライドさせて移動させるような場合には、この段差と
載置物の底壁の一端縁とが当接して引掛かり、滑らかに
スライドさせることができなかった。
【0004】この問題を解決する方法として、水平方向
に配設されている複数の接続部材上に棚板を架設して使
用することが広く一般に行われていた。このとき、棚板
上に前記の載置物を載置することによって、前記段差が
棚板の下に隠蔽され、載置物がスライドする面を平坦化
させていた。ところが、この方法によれば、副部材とし
ての棚板が別途必要となることから構成が複雑化するう
え、接続部材上に架設されている棚板が載置物のスライ
ド時に接続部材からずれたり、落下したりしないように
安定に支持する必要があり、さらに構成が複雑化される
おそれがあった。
【0005】一方、載置物の底壁が前記段差に引掛かり
難くさせるために、段差の上端と下端との間を斜め方向
に傾斜して繋ぐように構成した傾斜部材を設けることも
行われていた。ところが、この構成によると、ジョイン
トとは別体で傾斜部材を製造する必要があるうえ、傾斜
部材をジョイントに取付けるための取付け手段を設ける
必要があった。さらに、傾斜部材をジョイントに取付け
る際の取付け作業に余分な手間がかかり、非常に面倒な
ものであった。
【0006】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、簡単な構成で載置物を滑らかにスライド
させて移動作業を容易に行うことができるジョイントを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明のジョイントは、上面が平
面である接続部材の上面及び両側面を保持するための保
持部と、その接続部材を連結固定するための支持部材を
支持するための支持部と、保持部及び支持部を連結する
ための連結部とを備え、接続部材と支持部材とを連結固
定するためのジョイントであって、前記保持部の少なく
とも片側面の先端側に、先端ほど接続部材の上面より低
くなるように傾斜する傾斜面を備えたものである。
【0008】請求項2に記載の発明のジョイントは、円
筒状又は円柱状の接続部材を保持するための、円弧状に
湾曲した保持部と、その接続部材を連結固定するための
支持部材を支持するための支持部と、保持部及び支持部
を連結するための連結部とを備え、接続部材と支持部材
とを連結固定するためのジョイントであって、前記保持
部の上端から少なくとも片側面の先端側に、先端ほど接
続部材の上面より低くなるように傾斜する傾斜面を備え
たものである。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
の第1実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】図2に示すように、第1実施形態のジョイ
ント本体11を構成する素材12は、鋼板材をプレス成
形法により打抜き成形して切断することによって、展開
状態でほぼ横Y字状に形成されている。ジョイント本体
11はこの素材12を折り曲げることによって形成され
ている。
【0011】素材12の長さ方向の一端部には、点線で
示される第1の谷折り目13が幅方向に形成されてい
る。さらに、素材12の長さ方向の一端部に形成されて
いる第1の谷折り目13より一端側は第1折曲片14と
なり、他端側は第2折曲片15となっている。この第2
折曲片15は、前記第1の谷折り目13と素材12の他
端縁とによって取り囲まれるとともに、素材12の他端
部において、第1折曲片14の両側縁の延長線上に形成
され、点線で示される2つの第2の谷折り目16によっ
て取り囲まれている。
【0012】この第2折曲片15の両側部には、それぞ
れ滑り止めのための4つの小突起17が、所定間隔をお
いてプレス成形により突設されている。さらに、第2折
曲片15の中央部には、円孔状の連結孔18が穿設され
ているとともに、その連結孔18の周囲において、連結
孔18と同心円上に円形状の連結凹部19が設けられて
いる。
【0013】前記第2の谷折り目16より両側方には、
一対の第3折曲片20がほぼ平行四辺形状に突設されて
いる。さらに、それら第3折曲片20の一端縁には、素
材12を斜め方向に延びる傾斜面21が形成されてい
る。
【0014】そして、図1(a)に示すように、ジョイ
ント本体11は、素材12を第1の谷折り目13及び第
2の谷折り目16に沿って90°折り曲げることによっ
て形成されている。
【0015】ジョイント本体11の支持部22は、第1
折曲片14及び第2折曲片15の長さ方向の一端部によ
って構成され、ジョイント本体11の保持部23は、第
2折曲片15の長さ方向の他端部及び左右一対の第3折
曲片20によって構成されている。さらに、一対のジョ
イント本体11を対向させて配置したとき、保持部23
は水平方向に配設されている四角筒状の接続パイプ24
を係合保持し、支持部22はこの接続パイプ24と直交
する方向に配設されている四角筒状の支持パイプ25を
係合保持している。また、ジョイント本体11の連結部
26は、第2折曲片15の中央部において、前記支持部
22と保持部23との間に形成され、支持部22及び保
持部23を連結している。
【0016】次に、上記第1実施形態のジョイントの作
用について説明する。図1(a)に示すように、ジョイ
ントは、上記のように構成されている2つのジョイント
本体11を対向させて配置するとともに、両支持部22
間に支持パイプ25を係合させ、両保持部23間に接続
パイプ24を係合させた後、両ジョイント本体11の連
結孔18にボルト27を挿通してナット28を螺着する
ことによって、支持パイプ25に接続パイプ24を連結
固定する。このとき、対向して配置されている両支持部
22は、支持パイプ25を上下方向から挟持することに
よってそれを係合保持し、対向して配置されている両保
持部23は、接続パイプ24を上下方向から挟持するこ
とによってそれを係合保持している。
【0017】また、図3に示すように、ボルト27の頭
部及びナット28は、いずれも連結凹部19内に収容さ
れており、ジョイントの上面及び下面に突出されていな
い。さらに、支持部22及び保持部23に突設されてい
る小突起17は、支持パイプ25及び接続パイプ24の
上下面を薄く被覆しているアクリロニトリル−スチレン
樹脂に食い込み、ジョイントが各パイプ24、25に対
して滑るのを防止している。
【0018】さて、一対のジョイント本体11により支
持パイプ25に接続パイプ24を連結固定したとき、接
続パイプ24の上面とジョイント本体11の上面との間
に、ジョイント本体11を構成する素材12の厚さに相
当する段差が形成されている。ところが、図3に示され
るように、この段差を横方向から見た場合には、ジョイ
ント本体11の両側面に形成されている第3折曲片20
の傾斜面21が、ジョイント本体11の上面と接続パイ
プ24の上面との間を斜め方向に傾斜して繋いでいる。
【0019】このため、図4(a)から図4(c)に示
すように、コンテナ等の載置物30を接続パイプ24の
上面に載置した状態でスライドさせて移動させる場合に
は、載置物30の底壁の一端縁がジョイント本体11の
傾斜面21上を摺接しながら斜め上方にスライドして段
差を滑らかに乗り越える。 (第2実施形態)以下、第2実施形態のジョイントにつ
いて図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】図5に示すように、第2実施形態のジョイ
ント本体11を構成する素材12は、鋼板材をプレス成
形法により打抜き成形して切断することによって、展開
状態でほぼ横Y字状に形成されている。ジョイント本体
11はこの素材12を折り曲げることによって形成され
ている。
【0021】素材12の長さ方向の一端縁には、係合突
部31が長方形状に突設されているとともに、係合凹部
32が長方形状に切欠き形成されている。さらに、一対
のジョイント本体11を対向させて配置したとき、この
係合突部31と係合凹部32とは、互いに凹凸関係によ
って係合されるように構成されている。
【0022】素材12の長さ方向の中央部から他端にか
けての両側端部には、一対の係合側部33がほぼ平行四
辺形状に突設されている。さらに、素材12の長さ方向
の他端縁には、素材12を円弧状に切欠くように延びる
傾斜面21が形成されている。
【0023】素材12の長さ方向の両端部には、それぞ
れ滑り止めのための4つの小突起17が所定間隔をおい
てプレス成形により突設されている。さらに、素材12
の長さ方向の中央部には、円孔状の連結孔18が穿設さ
れているとともに、その連結孔18の周囲において、連
結孔18と同心円上に円形状の連結凹部19が設けられ
ている。
【0024】そして、図1(b)に示すように、ジョイ
ント本体11は、素材12の長さ方向の一端部を長さ方
向に円弧状に湾曲させるとともに、素材12の長さ方向
の他端部を幅方向に円弧状に湾曲させることによって形
成されている。
【0025】ジョイント本体11の支持部22は、素材
12の長さ方向の一端部によって構成され、ジョイント
本体11の保持部23は、素材12の長さ方向の他端部
によって構成されている。さらに、一対のジョイント本
体11を対向させて配置したとき、支持部22は円筒状
の支持パイプ25を係合保持し、保持部23は円筒状の
接続パイプ24を係合保持している。また、ジョイント
本体11の連結部26は、素材12の長さ方向の中央部
において、前記支持部22と保持部23との間に形成さ
れ、支持部22及び保持部23を連結している。
【0026】次に、上記第2実施形態のジョイントの作
用について説明する。図1(b)に示すように、ジョイ
ントは、上記のように構成されている2つのジョイント
本体11を対向させて配置するとともに、両支持部22
間に支持パイプ25を係合させ、両保持部23間に接続
パイプ24を係合させた後、両ジョイント本体11の連
結孔18にボルト27を挿通してナット28を螺着する
ことによって、支持パイプ25に接続パイプ24を連結
固定する。このとき、対向して配置されている両支持部
22は、支持パイプ25をほぼ上下方向から挟持するこ
とによってそれを係合保持し、対向して配置されている
両保持部23は、接続パイプ24をほぼ上下方向から挟
持することによってそれを係合保持している。
【0027】また、図6に示すように、ボルト27の頭
部及びナット28は、連結凹部19内に収容されてお
り、ジョイントの上面及び下面に突出されていない。さ
らに、支持部22及び保持部23に突設されている小突
起17は、上記第1実施形態と同様に、支持パイプ25
及び接続パイプ24の周面に食い込み、ジョイントが各
パイプ24、25に対して滑るのを防止している。
【0028】さて、一対のジョイント本体11により支
持パイプ25に接続パイプ24を連結固定したとき、接
続パイプ24の上端とジョイント本体11の上端との間
に、ジョイント本体11を構成する素材12の厚さに相
当する段差が形成されている。ところが、図6に示され
るように、この段差を横方向から見た場合には、ジョイ
ント本体11の両側部に形成されている係合側部33の
傾斜面21が、ジョイント本体11の上端と接続パイプ
24の上端との間を斜め方向に傾斜して繋いでいる。
【0029】このため、載置物30を接続パイプ24の
上端に載置した状態でスライドさせて移動させる場合に
は、上記第1実施形態の場合とほぼ同様に、載置物30
の底壁の一端縁がジョイント本体11の傾斜面21上を
摺接しながら斜め上方にスライドして段差を滑らかに乗
り越える。
【0030】上記各実施形態のジョイントによって発揮
される効果を以下に記載する。 ・ 第1実施形態のジョイントは、ジョイント本体11
を構成する素材12の第3折曲片20に傾斜面21を形
成するとともに、一対のジョイント本体11により支持
パイプ25及び接続パイプ24を連結固定したとき、傾
斜面21が接続パイプ24の上面より低い位置まで傾斜
するように構成されている。
【0031】また、第2実施形態のジョイントは、ジョ
イント本体11を構成する素材12の長さ方向の他端縁
に傾斜面21を形成するとともに、一対のジョイント本
体11により支持パイプ25及び接続パイプ24を連結
固定したとき、傾斜面21が接続パイプ24の上端より
低い位置まで傾斜するように構成されている。
【0032】このため、載置物30を接続パイプ24の
上面又は上端に沿ってスライドさせて移動させるとき、
載置物30が接続パイプ24の上面又は上端と、ジョイ
ント本体11の上面又は上端との間の段差に引掛かり難
くして滑らかにスライドさせることができることから、
載置物30の移動作業を効率よく行うことができる。
【0033】また、載置物30及び載置物30内に収容
されている被収容物に振動や衝撃を与え難くすることが
できることから、それらが損傷を受けたり破壊されたり
するのを効果的に防止することが可能である。加えて、
ジョイント本体11、支持パイプ25及び接続パイプ2
4が振動や衝撃によって損傷を受けたり破壊されたりす
るのも防止することが可能である。
【0034】さらに、従来行われていたような棚板、傾
斜部材、その傾斜部材をジョイントに取付けるための取
付け手段等の副部材を設ける必要がないことから、ジョ
イントの構成は非常に簡略化されて、容易に製造するこ
とができるうえ、取り付け作業も容易に行うことができ
る。
【0035】・ 第1実施形態のジョイントを構成する
一方の傾斜面21は、他方の傾斜面21と平行に配設さ
れているうえ、両傾斜面21を延長した場合には、重な
り合って一致した面を形成するようになっている。この
ため、載置物30を接続パイプ24の上面をスライドさ
せて移動する場合には、載置物30の底壁の一端縁は、
両傾斜面21の幅方向全体に摺接しながらスライドする
ことができる。従って、載置物30を接続パイプ24の
上面から傾斜面21を経てジョイントの上面へと、滑ら
かにスライドしながら移動させることができる。さら
に、この場合には、載置物30の底壁下面に、傾斜面2
1の一側縁による引掻き傷等が形成され難くすることが
可能である。
【0036】・ 各実施形態のジョイント本体11は、
鋼板材より構成される素材12を折り曲げることによっ
て形成されていることから、構成を非常に簡単にするこ
とができるうえ、容易に製造することが可能である。ま
た、素材12の形成においても、構成が簡単であること
から、容易に打抜き成形することができる。さらに、同
じ形状のジョイント本体11を対向するようにして使用
することによって、ジョイント本体11は1種類のみ製
造すればよいことから、製造にかかる手間を大幅に低減
させることができる。加えて、締付け部材としてボルト
27とナット28を使用することによって、入手が容易
な市販品を使用することが可能であり、製造にかかる手
間を少なくすることができる。
【0037】なお、上記各実施形態は、次のように変更
して具体化することも可能である。 (1a) 第1実施形態のジョイント本体11を構成す
る素材12の形状を、図7(a)に示されるように、第
1実施形態のジョイント本体11の傾斜面21よりも傾
斜が緩くなるように形成すること。
【0038】このように構成した場合、一対のジョイン
ト本体11により支持パイプ25に接続パイプ24を連
結固定したとき、ジョイント本体11の上面と接続パイ
プ24の上面との間を緩い傾斜によって繋ぐことができ
ることから、載置物30をより一層滑らかにスライドさ
せることができる。
【0039】(1b) 第1実施形態のジョイント本体
11を構成する素材12の形状を、図7(b)、図7
(c)又は図7(d)に示されるような形状に形成する
こと。なお、図7(b)に示される素材12の傾斜面2
1は、その基端部から先端部にかけて、円弧状に突出す
るような形状に形成されている。図7(c)に示される
素材12の傾斜面21は、その基端部から先端部にかけ
て、円弧状に切欠いたような形状に形成されている。図
7(d)に示される素材12は、素材12の一端縁を円
弧状に切欠いたような形状に形成されている。
【0040】(1c) 第1実施形態のジョイント本体
11を構成する素材12の形状を、図7(e)に示され
るように、一方の第3折曲片20の先端部を取り除くと
ともに、対応する傾斜面21をなくすように形成するこ
と。或いは、前記(1a)及び前記(1b)に記載のジ
ョイント本体11を構成する素材12において、一方の
第3折曲片20の先端部を取り除くとともに、対応する
傾斜面21をなくすように形成すること。
【0041】このように構成した場合、素材12の構成
を簡略化することが可能である。 (1d) 第1実施形態及び前記(1a)から前記(1
c)に記載のジョイントにおいて、素材12を構成する
第1折曲片14の一端部に、上記第2実施形態と同様
に、係合突部31及び係合凹部32を形成すること。
【0042】このように構成した場合、ジョイント本体
11の支持部22同士がずれ難いことから、支持部22
によって支持パイプ25をより一層確実に係合すること
が可能である。
【0043】(2a) 第2実施形態のジョイント本体
11を構成する素材12の形状を、図8(a)に示され
るように、第2実施形態のジョイント本体11の傾斜面
21よりも、曲率が小さな円弧を切欠いたような形状に
形成すること。
【0044】このように構成した場合、一対のジョイン
ト本体11により支持パイプ25に接続パイプ24を連
結固定したとき、ジョイント本体11の上端と接続パイ
プ24の上端との間を緩い傾斜によって繋ぐことができ
ることから、載置物30をより一層滑らかにスライドさ
せることができる。
【0045】(2b) 第2実施形態のジョイント本体
11を構成する素材12の形状を、図8(b)又は図8
(c)に示されるような形状に形成すること。なお、図
8(b)に示される素材12の傾斜面21は、ほぼ横V
字状に形成されている。図8(c)に示される素材12
の傾斜面21は、素材12の一端縁の中央から両傾斜面
21の先端部にかけて、円弧状に突出するような形状に
形成されている。
【0046】(2c) 第2実施形態のジョイント本体
11を構成する素材12の形状を、図8(d)に示され
るように、一方の係合側部33の先端部を取り除くとと
もに、対応する傾斜面21をなくすように形成するこ
と。或いは、前記(2a)及び前記(2b)に記載のジ
ョイント本体11を構成する素材12において、一方の
係合側部33の先端部を取り除くとともに、対応する傾
斜面21をなくすように形成すること。
【0047】このように構成した場合、素材12の構成
を簡略化することが可能である。 (2d) 第2実施形態及び前記(2a)から前記(2
c)に記載のジョイントにおいて、係合突部31及び係
合凹部32を省略すること。
【0048】このように構成した場合、ジョイント本体
11の構成を簡略化することが可能である。 (3) 第1実施形態及び前記(1a)から前記(1
d)に記載のジョイントにおいて、例えば、図9(a)
に示すように、素材12の第1折曲片14を先端ほど拡
幅するように形成することによって、支持部22に傾斜
面21を形成すること。
【0049】また、第2実施形態及び前記(2a)から
前記(2d)に記載のジョイントにおいて、例えば、素
材12の一端部を先端ほど拡幅するように形成すること
によって、支持部22に傾斜面21を形成すること。
【0050】このように構成した場合、載置物30を支
持パイプ25に沿って滑らかにスライドさせて移動させ
ることが可能である。 (4) 各実施形態、前記(1a)から前記(1d)、
前記(2a)から前記(2d)、及び前記(3)に記載
のジョイントにおいて、一対のジョイント本体11を構
成する素材12の端部同士を繋ぐように形成して、一対
のジョイント本体11を一体的に形成すること。
【0051】このように構成した場合、ジョイントの構
成を簡略化することが可能である。 (5) 各実施形態、前記(1a)から前記(1d)、
前記(2a)から前記(2d)、前記(3)及び前記
(4)に記載のジョイントにおいて、素材12の連結凹
部19にナット28の周面と係合する垂直面を形成する
こと。
【0052】このように構成した場合、一対のジョイン
ト本体11の締付け作業において、垂直面によりナット
28の回動が規制されていることから、ボルト27とナ
ット28を締付ける作業及びゆるめる作業を容易に行う
ことが可能である。
【0053】(6) 第1実施形態、前記(1a)から
前記(1d)及び前記(3)から前記(5)に記載のジ
ョイントにおいて、接続パイプ24又は支持パイプ25
の形状を円筒状とすること。また、第2実施形態、前記
(2a)から前記(2d)及び前記(3)から前記
(5)に記載のジョイントにおいて、接続パイプ24又
は支持パイプ25の形状を四角筒状とすること。
【0054】或いは、各実施形態、前記(1a)から前
記(1d)、前記(2a)から前記(2d)、及び前記
(3)から前記(5)に記載のジョイントにおいて、支
持パイプ25及び接続パイプ24の少なくとも1種のパ
イプの形状を、例えば、三角筒状、六角筒状、八角筒
状、三角柱状、四角柱状、六角柱状、八角柱状、円柱状
とすること。なお、楕円筒状又は楕円柱状に形成しても
構わない。
【0055】さらに、上記のように構成した場合に、支
持部22及び保持部23は、対応する接続パイプ24及
び支持パイプ25と嵌合する形状に形成されるのが好ま
しい。
【0056】このように構成した場合、ジョイントの適
用範囲を拡大することができる。 (7) 各実施形態、前記(1a)から前記(1d)、
前記(2a)から前記(2d)、及び前記(3)から前
記(6)に記載のジョイントにおいて、合成樹脂により
ジョイントを形成するとともに、一対のジョイント本体
11を対向させて配置した形状に一体形成すること。
【0057】このように構成した場合、ジョイントの軽
量化を図ることが可能である。 (8) 各実施形態、前記(1a)から前記(1d)、
前記(2a)から前記(2d)、及び前記(3)から前
記(7)に記載のジョイントの形状は、上記の形状に限
定される必要はなく、例えば、支持パイプ25を鉛直方
向に配設し、その構造に合わせて、支持パイプ25の周
面を左右方向から支持部22によって係合保持すること
ができるように構成すること。また、2本以上の支持パ
イプ25を接続パイプ24と連結することができるよう
に構成すること。
【0058】或いは、図9(b)に示すように、ジョイ
ント本体11の両端部に一対の保持部23を設けるとと
もに、保持部23よりも中央寄りに一対の連結部26を
備え、両保持部23の先端側に傾斜面21を形成するよ
うに構成すること。なお、このジョイントは、任意の方
向に配設されている支持パイプ25に、2本の接続パイ
プ24をほぼ水平方向に連結する際に使用されるもので
ある。
【0059】このように構成した場合、ジョイントの適
用範囲をさらに拡大することが可能である。 (9) 各実施形態、前記(1a)から前記(1d)、
前記(2a)から前記(2d)、及び前記(3)から前
記(8)に記載のジョイントにおいて、支持パイプ25
に接続パイプ24を連結固定する際に、下方に配置され
ているジョイント本体11の傾斜面21、又はジョイン
トが一体形成されている場合には、ジョイントの下部に
設けられている傾斜面21を省略してもよい。
【0060】(10) 各実施形態、前記(1a)から
前記(1d)、前記(2a)から前記(2d)、及び前
記(3)から前記(9)に記載のジョイントにおいて、
接続パイプ24上に載置される載置物30として、コン
テナ等の運搬用容器の他に、例えば、段ボール箱、引出
し等とすること。
【0061】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 (a) 前記傾斜面を、ジョイントの保持部の端縁中央
部より先端側に延びるように形成した請求項1又は請求
項2に記載のジョイント。
【0062】このように構成した場合、簡単な構成で載
置物を滑らかにスライドさせて移動作業を容易に行うこ
とができる。 (b)前記ジョイントの上面又は上端部を平坦に形成し
た請求項1、請求項2及び前記(a)のいずれかに記載
のジョイント。
【0063】このように構成した場合、載置物を滑らか
にスライドさせて移動することができる。 (c) 前記傾斜面は、金属板をプレス成形により切断
することによって形成されたものである請求項1、請求
項2、前記(a)及び前記(b)のいずれかに記載のジ
ョイント。
【0064】このように構成した場合、ジョイントを容
易に製造することができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1及び請求項2に
記載の発明のジョイントによれば、簡単な構成で載置物
を滑らかにスライドさせて移動作業を容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第1実施形態のジョイントを使用し
ている状態を示す斜視図、(b)は第2実施形態のジョ
イントを使用している状態を示す斜視図。
【図2】 第1実施形態のジョイント本体を構成する素
材を示す展開図。
【図3】 第1実施形態の使用している状態のジョイン
トを示す正側面図。
【図4】 (a)から(c)は、いずれも第1実施形態
ジョイント及び横パイプ上をスライドしている状態の運
搬用容器を示す部分拡大図。
【図5】 第2実施形態のジョイント本体を構成する素
材を示す展開図。
【図6】 第2実施形態の使用している状態のジョイン
トを示す正側面図。
【図7】 (a)から(e)は、いずれも実施形態以外
のジョイント本体を構成する素材を示す展開図。
【図8】 (a)から(d)は、いずれも実施形態以外
のジョイント本体を構成する素材を示す展開図。
【図9】 (a)及び(b)は、いずれも実施形態以外
のジョイントを使用している状態を示す斜視図。
【符号の説明】
11…ジョイントを構成するジョイント本体、20…ジ
ョイントの側面としての第3折曲片、21…傾斜面、2
2…支持部、23…保持部、24…接続部材としての接
続パイプ、25…支持部材としての支持パイプ、26…
連結部、33…ジョイントの側面としての係合側部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が平面である接続部材の上面及び両
    側面を保持するための保持部と、その接続部材を連結固
    定するための支持部材を支持するための支持部と、保持
    部及び支持部を連結するための連結部とを備え、接続部
    材と支持部材とを連結固定するためのジョイントであっ
    て、 前記保持部の少なくとも片側面の先端側に、先端ほど接
    続部材の上面より低くなるように傾斜する傾斜面を備え
    たジョイント。
  2. 【請求項2】 円筒状又は円柱状の接続部材を保持する
    ための、円弧状に湾曲した保持部と、その接続部材を連
    結固定するための支持部材を支持するための支持部と、
    保持部及び支持部を連結するための連結部とを備え、接
    続部材と支持部材とを連結固定するためのジョイントで
    あって、 前記保持部の上端から少なくとも片側面の先端側に、先
    端ほど接続部材の上面より低くなるように傾斜する傾斜
    面を備えたジョイント。
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