JP2015074884A - 組み付け部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で取り付け操作が容易な、梁と柱、あるいは、梁同士を面一な十字状に接合するための組み付け部材を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】第一の長尺部材の平行な第一及び第二の側面に、第二の長尺部材の端部および第三の長尺部材の端部をそれぞれ突き合わせて、第一の長尺部材と第二の長尺部材及び第三の長尺部材とが十字を成すように相互に組み付けるための組み付け部材であって、長方形状をした底板部と前記底板部の両長辺から立ち上がった第一側板部及び第二側板部とを有する、横断面がコの字状をした溝形アングル材の長さ方向における中央部に、前記第一側板部から前記底板部に渡って、前記第一の長尺部材が、前記溝形アングル材の長さ方向と交差し、かつ、当該第一の長尺部材の第三の側面の一部が前記第二側板部と対向する姿勢での進入を許容する幅のスリットが開設されてなる構成を有することを特徴とする組付け部材である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、梁や柱のような長尺部材同士を十字状に接合するための組み付け部材に関する。
梁と柱、あるいは、梁同士を十字状に接合する方法としては、A.十字形の組み付け部材を用いて、その組み付け部材の断面をコの字形状にすることにより十字形に交差する溝を形成し、その溝に4本の梁をそれぞれ嵌入して突き合わせる方法(例えば、特許文献1参照)、B.内向きのL型折曲げ端つきの溝型断面の梁を交差させて、片方の梁にコの字型金属板を外嵌しコの字型金属板の前後先端に当板を一体に成形し、当板の先端に他方の梁の溝の内側の内向きのL型折曲げ端にナット体を介して係合させ、片方の梁の溝の内側の内向きのL型折曲げ端にも他のナット体を介して係合させ、コの字型金属板をそれぞれの位置でボルト締めする方法、(例えば、特許文献2参照)などが開示されている。
A.は、組み付け部材の構造が複雑であり、また梁を挿入するスペースが梁を完全に包囲しておらず梁の固定にはさらなる部材の追加が必要となる場合がある。また、一方の梁を組み付け部材に嵌め込んだ後、その梁と交差させる他の梁をこの組み付け部材に嵌め込むには、他の梁を、一方の梁の長手方向の直交する方向に移動させて嵌め込まなければならず、嵌め込みの操作に制約がある。
B.は、特殊構造の梁や柱にしか適用されない。また、梁と柱が重なる構造となり、梁と柱が面一にならない。
[特許文献1]特公昭41−9228号公報
[特許文献2]実公昭39−16058号公報
本発明は、構造が簡単で取り付け操作が容易な、梁や柱のような長尺部材同士を重なることなく面一な十字状に接合するための組み付け部材を提供することを目的とする。
本発明は、第一の長尺部材の平行な第一及び第二の側面に、第二の長尺部材の端部および第三の長尺部材の端部をそれぞれ突き合わせて、第一の長尺部材と第二の長尺部材及び第三の長尺部材とが十字を成すように相互に組み付けるための組み付け部材であって、
長方形状をした底板部と前記底板部の両長辺から立ち上がった第一側板部及び第二側板部とを有する、横断面がコの字状をした溝形アングル材の長さ方向における中央部に、前記第一側板部から前記底板部に渡って、前記第一の長尺部材の、前記溝形アングル材の長さ方向と交差しかつ当該第一の長尺部材の第三の側面の一部が前記第二側板部と対向する姿勢での、進入を許容する幅のスリットが開設されてなる構成を有することを特徴とする組付け部材である。
本発明の組み付け部材は、スリット入りの板状物を溝形に折り曲げた形状をなしており構造が簡単である。また、本発明の組み付け部材は、第一の長尺部材の平行な第一及び第二の側面に、第二の長尺部材の端部および第三の長尺部材の端部をそれぞれ突き合わせて、第一の長尺部材と第二の長尺部材及び第三の長尺部材とが面一で十字を成すように相互に組み付けることができ、第一の長尺部材に取り付ける過程で第一の長尺部材の長手方向に沿ってスライドさせることができるので位置決めなどの取り付け操作が容易である。
従って、本発明によると、既設の骨組み構造について、その骨組み構造を構成する梁や柱にあらたな梁を追加してあらたな面一で十字状あるいはT字状に骨組みを行うことのできる、取り付け操作が容易な組み付け部材が提供される。
組み付け部材の構造を図1に示す斜視図。 第一の組み付け部材に第一の長尺部材を嵌める態様を示す斜視説明図。 図2(b)は図2(a)のA1−A1方向の拡大断面図、図2(c)は図2(a)のB1−B1方向の拡大断面図。 第二の長尺部材及び第三の長尺部材を第一の組み付け部材に嵌める態様を示す説明図。 第二の組み付け部材に第一の長尺部材を嵌める態様を示す説明図。 本発明の組み付け部材を用いた組み付け構造の態様を示す斜視図。 図5(b)は図5(a)のA2−A2方向の拡大断面図、図5(c)は図5(a)のB2−B2方向の拡大断面図。 図5(a)に示す組み付け構造における組み付け位置の変更の態様を示す斜視図。 図5(a)に示す組み付け構造における組み付け部材の固定の態様の一例を示す斜視図。 本発明の組み付け部材を用いた組み付け構造によるパネルの設置の態様の一例を示す正面図(図6(a))、及び図6(a)のC−C方向の断面図(図6(b))。 本発明の組み付け部材を用いて組み立てられた太陽電池パネル設置用の架台の態様の一例を示す側面図。 図7(a)のD−D方向にみた要部配置図。 図7(a)のE−E方向にみた要部配置図。
本発明の組み付け部材は、第一の長尺部材の平行な第一及び第二の側面に、第二の長尺部材の端部および第三の長尺部材の端部をそれぞれ突き合わせて、第一の長尺部材と第二の長尺部材及び第三の長尺部材とが面一な十字を成すように相互に組み付けるための組み付け部材である。
本発明において用いられる長尺部材としては、角材、溝形鋼材、H型鋼材、角形鋼管、リップみぞ鋼管が挙げられる。長尺部材の側面は長尺部材に外接する四角筒体の側面をいう。
本発明の組み付け部材の構造を図1に示す。図1において、組み付け部材1は、長方形状をした底板部2と底板部2の両長辺から立ち上がった第一側板部4及び第二側板部6とを有し、横断面がコの字状をした溝形アングル材の長さ方向における中央部に、第一側板部4から底板部2に渡って、スリット9が開設されてなる構成を有する。
スリット9を間にして、底板部2が一の部分底板部2aと他の部分底板部2bとに分画される。また、スリット9を間にして第一側板部4が一の部分底板部2aに連接する一の部分側板部4aと他の部分底板部2bに連接する他の部分側板部4bとに分画される。スリット9の幅ktは、第一の長尺部材の進入を許容する幅であるがこれについては後に詳述する。
スリット9は底板部2と第二側板部6との境界11に達するところまで、すなわち、他の辺5まで延出されていることが好ましい。また、スリット9により生じた一の部分側板部4aの辺13と、スリット9により生じた他の部分側板部4bの辺15とは平行であることが好ましい。スリット9により生じた一の部分底板部2aの辺17と、スリット9により生じた他の部分底板部2bの辺19とは平行であることが好ましい。辺17、辺19はいずれも側板部6に対して垂直であることが好ましい。辺13、辺15はいずれも底板部2に対して垂直であることが好ましい。
図1に示す組み付け部材1において、
第二側板部6の筒軸7方向(以下C方向ともいう)の長さ:tt
一の部分底板部2aのC方向の長さ:sa
他の部分底板部2bのC方向の長さ:sb
一の部分側板部4aのC方向の長さ:ta
他の部分側板部4bのC方向の長さ:tb
スリット9のC方向の幅:kt
第二側板部6の筒軸7方向と直交方向(以下D方向という)の板幅:th
底板部2のD方向の長さ:st
第一側板部4のD方向の長さ:g
とすると、
ktは長尺部材の幅と略等しくされる。tb、taはktより大であってもよいが一般にはktと同じであれば強度上問題ない。従って、tt≒3×taであることが一般的である。長尺部材の断面形状が正方形であれば、th=st=gであることが好ましい。さらに、ttは第一側板部4(スリット9形成前)のC方向の長さ及び底板部2(スリット9形成前)のC方向の長さと同じであることが好ましい。ただし、これらの諸寸法は組み付け部材1の肉厚を考慮して調整されることがある。
また、これらの寸法は、対象となる長尺部材のサイズに合わせて適宜最適化することが好ましい。スリット9の深さも対象となる長尺部材のサイズに合わせて適宜最適化することが好ましい。例えばスリットは、底板部2の一部が残された状態のスリットであってもよい。
本発明の組み付け部材1は方形の金属板を上面視コの字形に切り取ったのち、溝形に折り曲げることにより製作することができるので、製造方法が極めて容易である。
本発明の組み付け部材1を用いた梁と柱、あるいは、梁同士を十字状に接合する方法を説明する。本発明において用いられる梁や柱は前述の長尺部材であるが図2〜図6においては、長尺部材として角材が用いられている。
本発明においては、2個の組み付け部材1が一組として用いられる。以下の説明において、これを第一の組み付け部材1aと第二の組み付け部材1bとする。なお、本明細書においては、各図にわたって記される同じ符号は同一又は同様の部材やものを示す。
工程1(図2):第一の組み付け部材1aのスリット9aを第一の長尺部材20aの一の部分21に嵌め込む。第一の長尺部材20aは互いに平行な第一の側面31、第二の側面31cと、第一の側面31及び第二の側面31cに隣接の第三の側面23を有する。一の部分21は他の長尺部材が接合されることとなる位置であり、第一の長尺部材20aの長手方向中間部に位置する場合が多い。一の部分21が長手方向端部に近いところに位置する場合もある。第一の組み付け部材1aを矢印Hの方向に第一の長尺部材20aの第三の側面23側から進めて、第三の側面23が第一の組み付け部材1aの第二側板部6aの内側面35と対面する状態で、第一の組み付け部材1aのスリット9aに第一の長尺部材20aを嵌め込む。すなわち、第一の長尺部材20aが、溝形アングル材の長さ方向と交差し、かつ、第一の長尺部材20aの第三の側面23の一部が第二側板部6aと対向する姿勢で進入する。従って、スリット9aの幅はこの進入を許容する幅である。嵌め込むことにより、第三の側面23を内側面35に面接させる。符号4baは第一の組み付け部材1aの他の部分側板部、符号4aaは第一の組み付け部材1aの一の部分側板部、符号2baは第一の組み付け部材1aの他の部分底板部である。符号2aaは第一の組み付け部材1aの一の部分底板部である
工程2(図3):第一の組み付け部材1aの一の部分側板部4aaと、一の部分底板部2aaと、第二側板部6aとに囲まれた長方体形状(または立方体形状)の空間25に第二の長尺部材20bの端部27bを挿入する。この挿入は第二の長尺部材20bの端面29bが第一の長尺部材20aの第一の側面31と対面して面接する状態になるように行う。第一の側面31は第三の側面23と隣り合う図3における空間25側の面である。
また、第一の組み付け部材1aの他の部分側板部4baと、他の部分底板部2baと、第二側板部6aとに囲まれた長方体形状(または立方体形状)の空間25aに第三の長尺部材20cの端部27cを挿入する。この挿入は第三の長尺部材20cの端面29cが第一の長尺部材20aの第二の側面31cと対面して面接する状態になるように行う。第二の側面31cは第一の側面31と平行な、第一の側面31の反対側の面である。
工程3(図4):第一の長尺部材20aの他の部分21aに、第二の組み付け部材1bのスリット9bを嵌めこむ。第一の長尺部材20aの他の部分21aは一の部分21とは若干離れた位置にある。この嵌め込みは、第一の長尺部材20aの第四の側面23aが第二の組み付け部材1bの第二側板部6bの内側面35bと対面する状態で行う。すなわち、第二の組み付け部材1bを第一の長尺部材20aの第三の側面23と反対側の第四の側面23a側から第一の長尺部材20aに近づけて(矢印T方向)嵌め込みを行う。嵌め込むことにより、第四の側面23aを内側面35bに面接させる。この嵌め込みが可能な組み付け部材1bの向きは2通りであるが、この嵌め込みは、嵌め込み後に第一の組み付け部材1aの底板部2a(一の部分底板部2aaと他の部分底板部2ba)の内側面30aと第二の組み付け部材1bの底板部2b(一の部分底板部2abと他の部分底板部2bb)の内側面30bとが対面するように組み付け部材1bの向きを選択してなされる。
工程4:第二の組み付け部材1bを、第一の長尺部材20aの長手方向に第一の組み付け部材1aに向けて(矢印S方向)スライドさせて、第二の組み付け部材1bの一の部分側板部4abと、一の部分底板部2abと、第二側板部6bとに囲まれた長方体形状(または立方体形状)の空間25bに、すでに空間25に挿入されている他の長尺部材20bの端部27bを挿入する。この挿入により、空間25と空間25bとが同じ空間を共有することになる。同時に、空間25aと空間25cとが同じ空間を共有することになる。空間25cは第二の組み付け部材1bの他の部分側板部4bbと、第二の組み付け部材1bの他の部分底板部2bbと、第二の組み付け部材1bの第二側板部6bとに囲まれた長方体形状(または立方体形状)の空間である。
第二の長尺部材20bの嵌め込みや第三の長尺部材20cの嵌め込みは、第一の長尺部材20aの長手方向に平行する方向に第二の長尺部材20bや第三の長尺部材20cを移動させて行なってもよい。第一の長尺部材20aの長手方向に直交する方向に第二の長尺部材20bや第三の長尺部材20cを移動させて行なってもよい。
第二の長尺部材20bの端部27bの空間25への挿入は、空間25と空間25bとが同じ空間を共有した後に行われてもよい。第三の長尺部材20cの端部27cの空間25aへの挿入も、空間25aと空間25cとが同じ空間を共有した後に行われてもよい。
工程4が行われた段階で、図5(a)に示すように、第一の長尺部材20aから、第二の長尺部材20bが第一の長尺部材20aと直角に突設し、さらに、第一の長尺部材20aから第三の長尺部材20cが、第二の長尺部材20bと反対側に突設した組み付け構造33が得られる。第一の長尺部材20aは第一の組み付け部材1a、第二の組み付け部材1bのそれぞれのスリットを貫通している。
このとき、第一の組み付け部材1aと第二の組み付け部材1bとが互いに入り組んで複合組み付け部材32となる。複合組み付け部材32は自身の長手方向に貫通する貫通孔37と、自身の長手方向中央部において自身の長手方向と直交する方向に貫通する貫通孔41を有することになる。貫通孔41には第一の長尺部材20aが挿通し、貫通孔37には第二の長尺部材20bと第三の長尺部材20cがそれぞれ互いに反対側の開口から挿入されている。
空間25aと空間25cとが同じ空間を共有する態様として、図5(c)には、第二側板部6aの外側に他の部分側板部4bb、4abが位置し、第二側板部6bの外側に他の部分側板部4aa、4baが位置している態様が示されているが、第二側板部6aの内側に他の部分側板部4bb、4abが位置し、第二側板部6bの内側に他の部分側板部4aa、4baが位置する態様であってもよい。
このようにして得られた組み付け構造33は、第一の長尺部材20aの第三の側面23aaと、第二の長尺部材20bの第三の側面23baとが面一であり、第一の長尺部材20aの第三の面23aaと、第三の長尺部材20cの第三の側面23caとが面一であり、それぞれの面と反対側の面同士も面一である。
なお、図5(d)に示すように、組み付け構造33が得られたあと、長尺部材と組み付け部材とを固定する前に、組み上げられた複合組み付け部材32を第二の長尺部材20bや第三の長尺部材20cごと第一の長尺部材20aの長手方向に沿って矢印Mの方向に移動させて接合位置の微調整を行うことができる。
複合組み付け部材32の位置が定まったのちに、図5eに示すように、複合組み付け部材32と、第一の長尺部材20a、第二の長尺部材20b、第三の長尺部材20cが、それぞれ締結用ネジ46a、締結用ネジ46b、締結用ネジ46cにより複合組み付け部材32に固定される。締結用ネジに代えて締結用ボルトが用いられてもよい。締結用ネジや締結用ボルトを固定するためのネジ孔、挿通孔などは複合組み付け部材32の位置が定まったのちに、ドリル等により形成することができる。あるいは組み付け部材に予め形成されていてもよい。締結用ネジや締結用ボルトによる締結は複合組み付け部材32の図5eに示す個所のほかの1または複数個所になされてもよい。
組み付け構造33においては、第一の長尺部材20a、第二の長尺部材20b、第三の長尺部材20cを同一平面内の配置とすることができ、長尺部材の平面的な十字交差構造が得られる。この構造は、方形のパネルと組み合わせる場合、組み付け構造33により、与えられたパネル42に合わせて簡単な操作で枠体を作ることができる。すなわち、例えば、図6に示すように、柱50の間に長尺部材20p。20qを架け渡して、与えられたパネル54の寸法に合わせて方形の枠体52を作り、枠体52に、パネル54を嵌め込んで、パネル52が、そのパネルの寸法にあわせて枠体52に枠体52と面一に嵌めこまれた構造を得ることができる。
このように、本発明の組み付け部材を用いることにより、既設の柱間に任意の高さで面一な横梁を架け渡すことができる。
本発明においては、長尺部材と組み付け部材とを用いて組み付け構造33が得られたあと、長尺部材と組み付け部材とを溶接、ねじ止め、ボルトによる締結など公知の手法により固定することができる。ねじ止めやボルトによる締結などのためには、長尺部材や組み付け部材の所定の位置に予め穿孔が形成されていてもよい。組み付け構造33が得られたあとに、所定の位置に穿孔などの加工を施してもよい。
さらに、本発明の組み付け部材は長尺部材を面一なT字状に接合する部材としても使用可能である。長尺部材を面一なT字状に接合する場合には、図1において、例えば、他の部分底板部2bの筒軸7方向の長さsbを一の部分底板部2aの筒軸7方向の長さsaより短くし、他の部分側板部4bの筒軸7方向の長さtbを、一の部分側板部4aの筒軸7方向の長さtaより短くすることが好ましい。
本発明の組み付け部材は各種の架台の組み立てに好適に使用できる。図7に本発明の組み付け部材を用いて組み立てられた太陽電池パネル設置用の架台の態様を示す。図7(a)は複数の太陽電池パネル60を格子状に搭載した架台62であり、架台62はアンカーパイプ44に支えられ、設置面45に平行に配設された縦桟66を備える。縦桟66は図面の奥行方向を横方向とする架台62の縦方向(図面視左右方向)に延出する桟である。縦桟66からは支柱68、支柱70が立設され、支柱68、支柱70の上端に縦桟72が架け渡されている。支柱70は架台62の前端側(図面視右側)に設けられ、支柱68は、支柱70よりも架台62の奥側に設けられている。支柱68と支柱70は長さが異なり、これにより縦桟72は水平面に対して傾斜している。支柱68及び支柱70は、横方向に等間隔で複数個配設されている。従って、縦桟72も横方向に等間隔で複数個配設されている。縦桟72は長手方向中間部で支柱74により支えられる。支柱74は縦桟72との角度が略直角になるように縦桟66の長手方向中間部から斜めに立ちあげられている。
図7(b)は図7(a)のD−D方向にみた要部上面配置図であり、縦桟72と横桟36(36−1〜36−6、36−11〜36−16)が複合組み付け部材32(32−1〜32−6)を介してそれぞれ面一に十字形に連結されている。図7(c)は図7(a)の縦桟66に連結された横桟36(36−7〜36−9、36−17〜36−19)がそれぞれ複合組み付け部材32(32−7〜32−9)を介して縦桟66に面一に十字形に連結されている様子を示すE−E方向にみた要部上面配置図である。
太陽電池パネル60は横桟36(36−1〜36−6、36−11〜36−16)に載置されている。縦桟72が水平方向に対して傾斜していることにより、太陽電池パネル60の受光面が水平方向に対して傾斜している。
架台62においては、予め所定の間隔をおいて配置固定された縦桟66及び縦桟72について、隣り合う縦桟の間に横桟36を所定間隔で複合組み付け部材32を介して組み付けて面一な格子状の桟配置を形成する。複合組み付け部材32を用いることにより、横桟36の組み付け時に、複合組み付け部材32を縦桟66あるいは縦桟72の長手方向にスライドさせて横桟36の間隔を調節できるので、横桟36の組み付け操作が容易である。
本発明の組み付け部材は、長尺部材の枠組に広く適用できる。
1:組み付け部材
1a:第一の組み付け部材
1b:第二の組み付け部材
2、2a、2b:底板部
4:第一側板部
6、6a、6b:第二側板部
7:筒軸
9、9a、9b:スリット
20a:第一の長尺部材
20b:第二の長尺部材
20c:第三の長尺部材
23:第一の側面
31:第二の側面
31c:第三の側面

Claims (1)

  1. 第一の長尺部材の平行な第一及び第二の側面に、第二の長尺部材の端部および第三の長尺部材の端部をそれぞれ突き合わせて、第一の長尺部材と第二の長尺部材及び第三の長尺部材とが十字を成すように相互に組み付けるための組み付け部材であって、
    長方形状をした底板部と前記底板部の両長辺から立ち上がった第一側板部及び第二側板部とを有する、横断面がコの字状をした溝形アングル材の長さ方向における中央部に、前記第一側板部から前記底板部に渡って、前記第一の長尺部材の、前記溝形アングル材の長さ方向と交差しかつ当該第一の長尺部材の第三の側面の一部が前記第二側板部と対向する姿勢での、進入を許容する幅のスリットが開設されてなる構成を有することを特徴とする組付け部材。
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