JP2008106915A - パイプ継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2個の割り継手1が組み合わされて、直交する方向にパイプ材が挿入可能な芯筒部11及びこの芯筒部11から突出して形成された突設筒部12が形成されてなり、突設筒部12の芯筒部11寄りの箇所にボルト孔13が突設筒部12を貫通して形成され、ボルト孔13を介してボルト及びナットにより割り継手1をパイプ材に固定するようにされたパイプ継手において、芯筒部11の内周面にパイプ材に食い込ませるための突起14を、パイプ材の軸方向と直交する同一面内に2個の突起14が位置するように、かつ、これら2個の突起14を結んだ線L1がパイプ材の軸心Lを外れるように形成する。
【選択図】図1
Description
このパイプ継手A、B、・・・は、パイプ材Pとの接続を、簡便かつ高い寸法精度で行うことができ、これにより、強度の大きな組立体を得ることができるものであった。
このように、金属管をそのまま使用する場合には、金属管の表面に合成樹脂被膜を形成したものや合成樹脂管を使用する場合と異なり、パイプ継手によるパイプ材の保持力が得にくく、このため、固定部にすべりが発生すること等により、寸法精度が低下したり、強度の大きな組立体を得にくいという問題があった。
このパイプ継手は、図4に示した組立体Cのパイプ継手Aに対応するもので、同じ形状の2個の割り継手1が組み合わされて、直交する方向にパイプ材(図示省略)が挿入可能な、中心角が180度をなす円弧を有する1/2芯筒部11及びこの芯筒部11から90度をなす角度で突出した半管状の突設筒部12が形成されてなり、突設筒部12の芯筒部11寄りの箇所にボルト孔13が突設筒部12を貫通して形成され、ボルト孔13を介してボルト及びナット(図示省略)により割り継手1をパイプ材に固定するようにされている。
突起14を形成する位置は、2個の突起14を結んだ線L1がパイプ材の軸心Lを外れるように形成される限りにおいて、特に限定されるものではないが、好ましくは、突設筒部12側で、図1(b)及び(d)に示すように、パイプ材の軸心Lに対する角度θが20〜40°程度、好ましくは、25〜35°程度、より好ましくは、30°程度の位置に形成するようにする。
突起14の形状は、特に限定されるものでないが、例えば、頂角を40〜80°程度、好ましくは、50〜70°程度、より好ましくは、60°程度の円錐状で、高さを0.3〜1.0mm程度、好ましくは、0.4〜0.6mm程度、より好ましくは、0.5mm程度に、また、頂部の径をφ0.3〜1.0mm程度、好ましくは、0.5〜0.8mm程度、より好ましくは、0.7mm程度に形成するようにする。
このスリット孔16は、次の3つの機能を有している。
(1)芯筒部11に挿入されるパイプ材をパイプ継手に固定する際、パイプ材にマーキングを施し、そのマーキング箇所をスリット孔16に一致させることにより、正確な位置決めを簡単に行える。
(2)鋼製のメジャー(図示省略)の先端金具を、スリット孔16に引っ掛けた状態で、採寸することができる。
(3)スリット孔16を介して、固定ネジを螺着することにより、パイプ材とパイプ継手との固定を補強することができる。この場合、下地となるパイプ材に下孔を設け、タッピングネジを螺着する方法や先端が切削部加工されたセルフドリリングネジを用いて、下孔を開けることなく螺着する方法を採用することができる。
突起17の形状は、特に限定されるものでないが、上記突起14と同じ形状に形成するようにする。
このスリット孔19は、上記スリット孔16と同じ機能を有している。
これにより、突起14、17や補強溝(補強突条)18を、簡易に、かつ、コストをかけずに形成することができことに加え、特に、突起14、17を加工硬化によって硬度を強化することができ、突起14、17をパイプ材に食い込ませやすくすることができる。
このパイプ継手は、図4に示した組立体Cのパイプ継手Bに対応するもので、中心角が270度をなす円弧を有する3/4芯筒部21を有する割り継手2と、中心角が90度をなす円弧を有する1/4芯筒部31を有する割り継手3とが組み合わされて、直交する方向にパイプ材(図示省略)が挿入可能な、芯筒部21、31及びこの芯筒部21、31から2方向に90度をなす角度で突出した半管状の突設筒部22、32が形成されてなり、突設筒部22、32の芯筒部21、31寄りの箇所にボルト孔23、33が突設筒部22、32を貫通して形成され、ボルト孔23、33を介してボルト及びナット(図示省略)により割り継手2、3をパイプ材に固定するようにされている。
突起24を形成する位置は、2個の突起24を結んだ線L1がパイプ材の軸心Lを外れるように形成される限りにおいて、特に限定されるものではないが、好ましくは、パイプ材の軸心Lの外側で、図2(a)及び(c)に示すように、パイプ材の軸心Lに対する角度θが20〜40°程度、好ましくは、25〜35°程度、より好ましくは、30°程度の位置に形成するようにする。
突起24の形状は、特に限定されるものでないが、特に限定されるものでないが、例えば、頂角を40〜80°程度、好ましくは、50〜70°程度、より好ましくは、60°程度の円錐状で、高さを0.3〜1.0mm程度、好ましくは、0.4〜0.6mm程度、より好ましくは、0.5mm程度に、また、頂部の径をφ0.3〜1.0mm程度、好ましくは、0.5〜0.8mm程度、より好ましくは、0.7mm程度に形成するようにする。
このスリット孔26は、上記スリット孔16と同じ機能を有している。
突起27、37の形状は、特に限定されるものでないが、上記突起14と同じ形状に形成するようにする。
このスリット孔29、39は、上記スリット孔16と同じ機能を有している。
これにより、突起24、27、37や補強溝(補強突条)28、38を、簡易に、かつ、コストをかけずに形成することができことに加え、特に、突起24、27、37を加工硬化によって硬度を強化することができ、突起24、27、37をパイプ材に食い込ませやすくすることができる。
なお、パイプ材には、組立体Cの用途に応じて、鋼管、ステンレススチール管、アルミニウム管等の金属管を、表面に合成樹脂被膜を形成せずに、そのまま使用することができる。
11 芯筒部
12 突設筒部
13 ボルト孔
14 突起
15 嵌合爪部
16 スリット孔
17 突起
18 補強溝(補強突条)
19 スリット孔
2 割り継手
21 芯筒部
22 突設筒部
23 ボルト孔
24 突起
26 スリット孔
27 突起
28 補強溝(補強突条)
29 スリット孔
3 割り継手
31 芯筒部
32 突設筒部
33 ボルト孔
36 スリット孔
37 突起
38 補強溝(補強突条)
39 スリット孔
L パイプ材の軸心
L1 突起を結んだ線
Claims (1)
- 2個の割り継手が組み合わされて、直交する方向にパイプ材が挿入可能な芯筒部及び該芯筒部から突出して形成された突設筒部が形成されてなり、突設筒部の芯筒部寄りの箇所にボルト孔が突設筒部を貫通して形成され、ボルト孔を介してボルト及びナットにより割り継手をパイプ材に固定するようにしたパイプ継手において、前記芯筒部の内周面にパイプ材に食い込ませるための突起を、パイプ材の軸方向と直交する同一面内に2個の突起が位置するように、かつ、該2個の突起を結んだ線がパイプ材の軸心を外れるように形成したことを特徴とするパイプ継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006292832A JP2008106915A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | パイプ継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006292832A JP2008106915A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | パイプ継手 |
Publications (1)
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JP2008106915A true JP2008106915A (ja) | 2008-05-08 |
Family
ID=39440423
Family Applications (1)
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JP2006292832A Pending JP2008106915A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | パイプ継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008106915A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2006
- 2006-10-27 JP JP2006292832A patent/JP2008106915A/ja active Pending
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